JPH0534342Y2 - - Google Patents
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- JPH0534342Y2 JPH0534342Y2 JP11652888U JP11652888U JPH0534342Y2 JP H0534342 Y2 JPH0534342 Y2 JP H0534342Y2 JP 11652888 U JP11652888 U JP 11652888U JP 11652888 U JP11652888 U JP 11652888U JP H0534342 Y2 JPH0534342 Y2 JP H0534342Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- friction
- reinforcing ring
- friction material
- clutch facing
- metal reinforcing
- Prior art date
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は例えば自動車の摩擦クラツチに使用さ
れるクラツチフエーシングに関する。
れるクラツチフエーシングに関する。
(従来技術)
従来、クラツチデイスクのクラツチフエーシン
グが受ける回転破壊力によつて摩擦材がクラツチ
デイスクから剥離したり破損することを防止する
ため、第7図に示すようにフエーシング100の
回転破壊強度を向上させるために、摩擦材101
の一方の面に円環状の金属板102を接着したも
のが知られている。
グが受ける回転破壊力によつて摩擦材がクラツチ
デイスクから剥離したり破損することを防止する
ため、第7図に示すようにフエーシング100の
回転破壊強度を向上させるために、摩擦材101
の一方の面に円環状の金属板102を接着したも
のが知られている。
(考案が解決しようとする課題)
しかしそのような構造においては、フエーシン
グ100自体の質量が増加するため、クラツチデ
イスクの慣性トルクが増大してトランスミツシヨ
ンギヤの切換を円滑に行えなくなる等の不具合が
生じる。また2点鎖線103で示すように、摩擦
材101と金属板102の収縮率の差異のために
成型時において歪みが生じるという不具合もあつ
た。
グ100自体の質量が増加するため、クラツチデ
イスクの慣性トルクが増大してトランスミツシヨ
ンギヤの切換を円滑に行えなくなる等の不具合が
生じる。また2点鎖線103で示すように、摩擦
材101と金属板102の収縮率の差異のために
成型時において歪みが生じるという不具合もあつ
た。
そのような不具合を防止するため、第8図に示
すように摩擦材110の外周部に金属製補強リン
グ111を同心且つ一体的に設け、金属製補強リ
ング111の幅寸法Wrを上記摩擦材110の厚
さ寸法Tfよりも短く設定した構造が本件出願人
の1人により提案されている(実願昭62−
142259)。
すように摩擦材110の外周部に金属製補強リン
グ111を同心且つ一体的に設け、金属製補強リ
ング111の幅寸法Wrを上記摩擦材110の厚
さ寸法Tfよりも短く設定した構造が本件出願人
の1人により提案されている(実願昭62−
142259)。
上記構造を採用すると、イナーシヤもある程度
まで低下し、しかも回転破壊強度が高く、軽量な
クラツチフエーシングを提供することができる。
ところが金属製補強リング111が摩擦材110
の外周部に配置されるため、若干ではあるがイナ
ーシヤが増加する。
まで低下し、しかも回転破壊強度が高く、軽量な
クラツチフエーシングを提供することができる。
ところが金属製補強リング111が摩擦材110
の外周部に配置されるため、若干ではあるがイナ
ーシヤが増加する。
また第9図に示すように伝達トルクを大きくす
るためにプレツシヤプレート120の摩擦面12
1が外周側へ行くにつれて僅かに摩擦材110の
摩擦面112側に接近するテーパ形状に形成され
る場合がある。その場合にはプレツシヤプレート
120の摩擦面121が摩擦材110の摩擦面1
12の外周部へ片当たりするので、第9図の2点
鎖線122で示すように摩擦材110の外周部の
みが多く摩耗し、外周部に補強リング111を設
けると摩耗代が内周部よりも早く摩耗してしまう
だけクラツチフエーシングの寿命も短くなる。
るためにプレツシヤプレート120の摩擦面12
1が外周側へ行くにつれて僅かに摩擦材110の
摩擦面112側に接近するテーパ形状に形成され
る場合がある。その場合にはプレツシヤプレート
120の摩擦面121が摩擦材110の摩擦面1
12の外周部へ片当たりするので、第9図の2点
鎖線122で示すように摩擦材110の外周部の
みが多く摩耗し、外周部に補強リング111を設
けると摩耗代が内周部よりも早く摩耗してしまう
だけクラツチフエーシングの寿命も短くなる。
本考案は、上述したような条件下で使用される
クラツチフエーシングの改良に関する。
クラツチフエーシングの改良に関する。
(課題を解決するための手段)
上記課題を解決するために本件第1考案は、中
心に大径の孔を有する円環状の摩擦材の内周部に
金属製補強リングの少なくとも外周部を一体的に
鋳込み、上記金属製補強リングの幅寸法を上記摩
擦材の厚さ寸法よりも短く設定して上記摩擦材の
摩擦面側に摩擦代を設けたクラツチフエーシング
であつて、上記金属製補強リングは、クラツチ軸
方向に延びる横向きフランジと、横向きフランジ
の反摩擦面側端部から半径方向外方に張出す外向
きフランジと、両フランジの接合部から摩擦面に
向い斜めに張出す補強フランジからなることを特
徴としている。
心に大径の孔を有する円環状の摩擦材の内周部に
金属製補強リングの少なくとも外周部を一体的に
鋳込み、上記金属製補強リングの幅寸法を上記摩
擦材の厚さ寸法よりも短く設定して上記摩擦材の
摩擦面側に摩擦代を設けたクラツチフエーシング
であつて、上記金属製補強リングは、クラツチ軸
方向に延びる横向きフランジと、横向きフランジ
の反摩擦面側端部から半径方向外方に張出す外向
きフランジと、両フランジの接合部から摩擦面に
向い斜めに張出す補強フランジからなることを特
徴としている。
さらに本件第2考案は、中心に大径の孔を有す
る円環状の摩擦材の内周部に金属製補強リングの
少なくとも外周部を一体的に鋳込み、上記金属製
補強リングの幅寸法を上記摩擦材の厚さ寸法より
も短く設定して上記摩擦材の摩擦面側に摩擦代を
設けたクラツチフエーシングであつて、上記摩擦
材の反摩擦面側に上記金属製補強リングの移動代
を設け、上記摩耗代がなくなつて上記金属製補強
リングが摩擦材と摩擦する部材の回転力または押
圧力を直接受けた場合に上記補強リングの反摩擦
面側への移動を許容する凸部を上記金属製補強リ
ングの外周部に設けたことを特徴としている。
る円環状の摩擦材の内周部に金属製補強リングの
少なくとも外周部を一体的に鋳込み、上記金属製
補強リングの幅寸法を上記摩擦材の厚さ寸法より
も短く設定して上記摩擦材の摩擦面側に摩擦代を
設けたクラツチフエーシングであつて、上記摩擦
材の反摩擦面側に上記金属製補強リングの移動代
を設け、上記摩耗代がなくなつて上記金属製補強
リングが摩擦材と摩擦する部材の回転力または押
圧力を直接受けた場合に上記補強リングの反摩擦
面側への移動を許容する凸部を上記金属製補強リ
ングの外周部に設けたことを特徴としている。
(作用)
クラツチフエーシングの内周部は金属製補強リ
ングが鋳込まれることにより補強リングと一体的
に連結されるので、クラツチ接続時の衝撃やエン
ジン側の回転力の伝達による半径方向外方の遠心
力(回転破壊力)に対する耐性が向上する。
ングが鋳込まれることにより補強リングと一体的
に連結されるので、クラツチ接続時の衝撃やエン
ジン側の回転力の伝達による半径方向外方の遠心
力(回転破壊力)に対する耐性が向上する。
(第1実施例)
第1図は本考案のクラツチフエーシング20を
採用したクラツチデイスクの縦断面部分略図であ
り、第1図の左側を仮に前方としている。
採用したクラツチデイスクの縦断面部分略図であ
り、第1図の左側を仮に前方としている。
第1図に示すように、クラツチフエーシング2
0は中心に大径孔を備えた円環状の摩擦材21,
22を前方から順次備えている。摩擦材21,2
2は、例えばガラス繊維またはグラフアイト等の
基材に結合剤であるフエノールレジンを含浸させ
て成形される。
0は中心に大径孔を備えた円環状の摩擦材21,
22を前方から順次備えている。摩擦材21,2
2は、例えばガラス繊維またはグラフアイト等の
基材に結合剤であるフエノールレジンを含浸させ
て成形される。
30,31は金属製の補強リングで、それぞれ
摩擦材21,22の内周部に鋳込まれる環状の一
体成形品である。その材質としては鋼、ジユラル
ミン、ステンレススチールまたはアルミ合金等が
用いられる。
摩擦材21,22の内周部に鋳込まれる環状の一
体成形品である。その材質としては鋼、ジユラル
ミン、ステンレススチールまたはアルミ合金等が
用いられる。
32,33は各補強リング30,31の基とな
る横向きフランジで、クラツチ軸11(トランス
ミツシヨンの入力軸)の軸線C方向に延びてい
る。各横向きフランジ32,33の反摩擦面側
(各摩擦材21,22の取付面23,24側)の
端部からは、クラツチフエーシング20の半径方
向外方に張出す外向きフランジ34,35が一体
に延びている。そして各横向きフランジ32,3
3と外向きフランジ34,35の接合部からは、
補強フランジ36,37がそれぞれ摩擦面25,
26に向い、斜めに張出しており、補強リング3
0,31はこれらのフランジ32〜37により構
成される。なお第1実施例において、補強フラン
ジ36,37の横断面は先細りのテーパ形状に形
成されている。また第2図に示すように補強リン
グ30の各フランジ32,34,36に切欠き3
8〜40を設けて、モールド時の連結面をより多
く得られるようにしてもよい。
る横向きフランジで、クラツチ軸11(トランス
ミツシヨンの入力軸)の軸線C方向に延びてい
る。各横向きフランジ32,33の反摩擦面側
(各摩擦材21,22の取付面23,24側)の
端部からは、クラツチフエーシング20の半径方
向外方に張出す外向きフランジ34,35が一体
に延びている。そして各横向きフランジ32,3
3と外向きフランジ34,35の接合部からは、
補強フランジ36,37がそれぞれ摩擦面25,
26に向い、斜めに張出しており、補強リング3
0,31はこれらのフランジ32〜37により構
成される。なお第1実施例において、補強フラン
ジ36,37の横断面は先細りのテーパ形状に形
成されている。また第2図に示すように補強リン
グ30の各フランジ32,34,36に切欠き3
8〜40を設けて、モールド時の連結面をより多
く得られるようにしてもよい。
第1図の右側に示すように横向きフランジ33
の幅寸法Wr(以下の記載において添字rはリング
を、添字fは摩擦材を示す)は、摩擦材22の厚
さ寸法Tfよりも短く設定される。そして補強リ
ング31の各フランジ33,35,37を摩擦材
22に鋳込む際、摩擦材22は補強リング31の
両側(中心線C方向)に張出した状態で成形され
る。これにより摩擦材22の摩擦面26側には、
摩擦代Lfが形成される。なお補強リング31を摩
擦材22の取付面24の外周縁に寄せて配置して
もよい。これにより摩耗代Lfを大きく設定するこ
とができる。無論上記寸法設定は摩擦材21と補
強リング30との関係においても同様である。
の幅寸法Wr(以下の記載において添字rはリング
を、添字fは摩擦材を示す)は、摩擦材22の厚
さ寸法Tfよりも短く設定される。そして補強リ
ング31の各フランジ33,35,37を摩擦材
22に鋳込む際、摩擦材22は補強リング31の
両側(中心線C方向)に張出した状態で成形され
る。これにより摩擦材22の摩擦面26側には、
摩擦代Lfが形成される。なお補強リング31を摩
擦材22の取付面24の外周縁に寄せて配置して
もよい。これにより摩耗代Lfを大きく設定するこ
とができる。無論上記寸法設定は摩擦材21と補
強リング30との関係においても同様である。
補強リング30,31をそれぞれ摩擦材21,
22に鋳込むには、まず摩擦材成形用型(図示せ
ず)に補強リング鋳0または補強リング31を配
置し、その外周部に摩擦材21または摩擦材22
を加圧焼形する。これにより補強リング30,3
1はそれぞれ摩擦材21または摩擦材22の内周
部に一体的に鋳込まれる。本考案においては補強
リング30,31を、横向きフランジ32,33
と、外向きフランジ34,35と、補強フランジ
36,37により構成しているので、摩擦材2
1,22との連結面を多くとることができる。
22に鋳込むには、まず摩擦材成形用型(図示せ
ず)に補強リング鋳0または補強リング31を配
置し、その外周部に摩擦材21または摩擦材22
を加圧焼形する。これにより補強リング30,3
1はそれぞれ摩擦材21または摩擦材22の内周
部に一体的に鋳込まれる。本考案においては補強
リング30,31を、横向きフランジ32,33
と、外向きフランジ34,35と、補強フランジ
36,37により構成しているので、摩擦材2
1,22との連結面を多くとることができる。
なお第1図中、41はクラツチ軸11にスプラ
イン嵌合するハブ、42はハブ41の外周フラン
ジ、43,44は外周フランジ42の両側に配置
されるサイドプレートで、図示しないピンにより
一体的に固定され、ハブ41の外周部に外周フラ
ンジ42に対して相対的に回動可能に嵌合してい
る。45,46,47は外周フランジ42、サイ
ドプレート43,44のそれぞれ互いに対向する
位置に設けられる窓孔、48は各窓孔45〜47
内に配置されるトーシヨンスプリング、50はク
ツシヨニングプレート49をサイドプレート43
に固定するためのリベツト、51はエンジン側の
フライホイール、52はクラツチフエーシング2
0をフライホイール51へ押圧する環状のプレツ
シヤプレートである。第1実施例では、伝達トル
クを大きくするためにプレツシヤプレート52の
摩擦面53を外周側へ行くにつれて僅かに前方の
摩擦材22に接近するテーパ形状に形成してい
る。
イン嵌合するハブ、42はハブ41の外周フラン
ジ、43,44は外周フランジ42の両側に配置
されるサイドプレートで、図示しないピンにより
一体的に固定され、ハブ41の外周部に外周フラ
ンジ42に対して相対的に回動可能に嵌合してい
る。45,46,47は外周フランジ42、サイ
ドプレート43,44のそれぞれ互いに対向する
位置に設けられる窓孔、48は各窓孔45〜47
内に配置されるトーシヨンスプリング、50はク
ツシヨニングプレート49をサイドプレート43
に固定するためのリベツト、51はエンジン側の
フライホイール、52はクラツチフエーシング2
0をフライホイール51へ押圧する環状のプレツ
シヤプレートである。第1実施例では、伝達トル
クを大きくするためにプレツシヤプレート52の
摩擦面53を外周側へ行くにつれて僅かに前方の
摩擦材22に接近するテーパ形状に形成してい
る。
そして本考案のクラツチフエーシング20は、
リベツト60によりクツシヨニングプレート49
に固定される。
リベツト60によりクツシヨニングプレート49
に固定される。
上記構造によると具体的には図示しないクラツ
チ接続遮断機構を操作することにより、プレツシ
ヤプレート52はクラツチフエーシング20をフ
ライホイール51へ押圧する。するとフライホイ
ール51の回転力がクラツチフエーシング20に
伝達されて、クラツチフエーシング20からクツ
シヨニングプレート49、サイドプレート43,
44、トーシヨンスプリング48、外周フランジ
42、ハブ41を経てクラツチ軸11に伝達され
る。
チ接続遮断機構を操作することにより、プレツシ
ヤプレート52はクラツチフエーシング20をフ
ライホイール51へ押圧する。するとフライホイ
ール51の回転力がクラツチフエーシング20に
伝達されて、クラツチフエーシング20からクツ
シヨニングプレート49、サイドプレート43,
44、トーシヨンスプリング48、外周フランジ
42、ハブ41を経てクラツチ軸11に伝達され
る。
この時クラツチフエーシング20にクラツチ接
続時の衝撃やエンジン側の回転力の伝達による半
径方向外方の遠心力(回転破壊力)が加わるが、
補強リング30,31がクラツチフエーシング2
0の摩擦材21,22の内周部にそれぞれモール
ドされ、一体的に連結されているのでクラツチフ
エーシング20の回転破壊強度が向上し、摩擦材
21,22が剥離したり破損するという不具合は
生じない。しかも本考案においては補強リング3
0,31を、横向きフランジ32,33と、外向
きフランジ34,35と、補強フランジ36,3
7により構成しているので、より多くの連結面を
得ることができる。
続時の衝撃やエンジン側の回転力の伝達による半
径方向外方の遠心力(回転破壊力)が加わるが、
補強リング30,31がクラツチフエーシング2
0の摩擦材21,22の内周部にそれぞれモール
ドされ、一体的に連結されているのでクラツチフ
エーシング20の回転破壊強度が向上し、摩擦材
21,22が剥離したり破損するという不具合は
生じない。しかも本考案においては補強リング3
0,31を、横向きフランジ32,33と、外向
きフランジ34,35と、補強フランジ36,3
7により構成しているので、より多くの連結面を
得ることができる。
さらに補強リング30,31の少なくとも外周
部(フランジ32〜37)を摩擦材21,22の
内周部に鋳込むことにより、外周部に同一質量の
補強リングを鋳込む場合に比べてイナーシヤの増
加を効果的に防ぐことができる。従つて本考案の
クラツチフエーシング20を採用することによ
り、回転破壊強度を増すことができると共にイナ
ーシヤを低減してトランスミツシヨンギヤの切換
を円滑に行うことができる。
部(フランジ32〜37)を摩擦材21,22の
内周部に鋳込むことにより、外周部に同一質量の
補強リングを鋳込む場合に比べてイナーシヤの増
加を効果的に防ぐことができる。従つて本考案の
クラツチフエーシング20を採用することによ
り、回転破壊強度を増すことができると共にイナ
ーシヤを低減してトランスミツシヨンギヤの切換
を円滑に行うことができる。
さらに補強リング30,31の少なくとも外周
部を摩擦材21,22の内周部に鋳込むことによ
り、第1図のプレツシヤプレート52を採用した
場合でも、第1図右側の2点鎖線26aで示すよ
うに内周部の摩耗量は外周部よりも少ないので補
強リング31が長期間にわたつてプレツシヤプレ
ート52と当接することはなく、クラツチフエー
シング20が長持ちする。
部を摩擦材21,22の内周部に鋳込むことによ
り、第1図のプレツシヤプレート52を採用した
場合でも、第1図右側の2点鎖線26aで示すよ
うに内周部の摩耗量は外周部よりも少ないので補
強リング31が長期間にわたつてプレツシヤプレ
ート52と当接することはなく、クラツチフエー
シング20が長持ちする。
第1図のプレツシヤプレート52を使用した場
合、摩擦材22が摩耗して摩擦代Lfがなくなる
と、プレツシヤプレート52の摩擦面53が補強
フランジ37の先端部と摩擦することにより、補
強フランジ37が摩擦音を発し、摩擦材22の摩
耗を運転者に知らせる警報音となつて摩耗警報作
用を奏する。
合、摩擦材22が摩耗して摩擦代Lfがなくなる
と、プレツシヤプレート52の摩擦面53が補強
フランジ37の先端部と摩擦することにより、補
強フランジ37が摩擦音を発し、摩擦材22の摩
耗を運転者に知らせる警報音となつて摩耗警報作
用を奏する。
(第2実施例)
第3図または第4図に示す補強リング70,7
1は、摩擦材72,73の内周部の、それぞれク
ツシヨニングプレート74から移動代Mf(第3図
右側)だけ隔てたところに鋳込まれている。そし
て各補強リング70,71の外周面には雄ねじ7
5,76(凸部の一例)が設けられている。雄ね
じ75,76の巻き方向は、例えばフライホイー
ル77の回転方向がフライホイール77の背面で
見て左回りであるときは、フライホイール77側
の摩擦材72に鋳込まれる補強リング70が右ね
じ、プレツシヤプレート78側の摩擦材73に鋳
込まれる補強リング71が左ねじ(第4図の雄ね
じ76)であり、他方フライホイール77の回転
方向が背面で見て右回りであるときは、補強リン
グ70が左ねじ、補強リング71が右ねじであ
る。
1は、摩擦材72,73の内周部の、それぞれク
ツシヨニングプレート74から移動代Mf(第3図
右側)だけ隔てたところに鋳込まれている。そし
て各補強リング70,71の外周面には雄ねじ7
5,76(凸部の一例)が設けられている。雄ね
じ75,76の巻き方向は、例えばフライホイー
ル77の回転方向がフライホイール77の背面で
見て左回りであるときは、フライホイール77側
の摩擦材72に鋳込まれる補強リング70が右ね
じ、プレツシヤプレート78側の摩擦材73に鋳
込まれる補強リング71が左ねじ(第4図の雄ね
じ76)であり、他方フライホイール77の回転
方向が背面で見て右回りであるときは、補強リン
グ70が左ねじ、補強リング71が右ねじであ
る。
第3図、第4図の構造によると、摩擦材72,
73が摩耗して摩擦代LfがOになり、フライホイ
ール77と補強リング70(またはプレツシヤプ
レート78と補強リング71)が摩擦すると、そ
の回転力により補強リング70,71は摩擦音を
発しながらそれぞれのねじ方向、すなわちクツシ
ヨニングプレート74側へ移動する。従つてこの
摩擦音が摩擦材72,73の摩耗を運転者に知ら
せる警報音になる。そして補強リング70,71
は移動を続け、最後にクツシヨニングプレート7
4の内周部の側面に当接して停止する。従つて補
強リング70,71が警報音を発するようになつ
てからしばらくの間はフライホイール77が空回
りすることはなく、運転者はフライホイール77
が空回りする前にクラツチフエーシング80の交
換時を知ることができる。
73が摩耗して摩擦代LfがOになり、フライホイ
ール77と補強リング70(またはプレツシヤプ
レート78と補強リング71)が摩擦すると、そ
の回転力により補強リング70,71は摩擦音を
発しながらそれぞれのねじ方向、すなわちクツシ
ヨニングプレート74側へ移動する。従つてこの
摩擦音が摩擦材72,73の摩耗を運転者に知ら
せる警報音になる。そして補強リング70,71
は移動を続け、最後にクツシヨニングプレート7
4の内周部の側面に当接して停止する。従つて補
強リング70,71が警報音を発するようになつ
てからしばらくの間はフライホイール77が空回
りすることはなく、運転者はフライホイール77
が空回りする前にクラツチフエーシング80の交
換時を知ることができる。
(第3実施例)
第5図または第6図に示す補強リング90,9
1は、それぞれ外周面にそれらの円周方向に対し
て直角に延びる矩形横断面の突起92,93(凸
部の一例)を備えている。補強リング90,91
に突起92,93を設けると、摩擦材94,95
が摩耗して摩耗代Lfが0になつても補強リング9
0,91は第5図に示すフライホイール96また
はプレツシヤプレート97の押圧力により摩擦音
を発しながらそれぞれクツシヨニングプレート8
6側に移動代Mfだけ移動する。従つて第5図、
第6図の構造によつても第3図、第4図の補強リ
ング70,71と同様なフライホイール空回り防
止作用を奏すると共に、上記摩擦音が摩擦材9
4,95の摩耗を運転者に知らせる警報音となつ
てクラツチフエーシング96の摩耗警報作用を奏
することができる。
1は、それぞれ外周面にそれらの円周方向に対し
て直角に延びる矩形横断面の突起92,93(凸
部の一例)を備えている。補強リング90,91
に突起92,93を設けると、摩擦材94,95
が摩耗して摩耗代Lfが0になつても補強リング9
0,91は第5図に示すフライホイール96また
はプレツシヤプレート97の押圧力により摩擦音
を発しながらそれぞれクツシヨニングプレート8
6側に移動代Mfだけ移動する。従つて第5図、
第6図の構造によつても第3図、第4図の補強リ
ング70,71と同様なフライホイール空回り防
止作用を奏すると共に、上記摩擦音が摩擦材9
4,95の摩耗を運転者に知らせる警報音となつ
てクラツチフエーシング96の摩耗警報作用を奏
することができる。
(考案の効果)
以上説明したように本考案によると、クラツチ
フエーシングの内周部は金属製補強リングが鋳込
まれることにより補強リングと一体的に連結され
るので、上記衝撃や回転破壊力に対する耐性が向
上する。
フエーシングの内周部は金属製補強リングが鋳込
まれることにより補強リングと一体的に連結され
るので、上記衝撃や回転破壊力に対する耐性が向
上する。
さらに補強リングの少なくとも外周部を摩擦材
の内周部に鋳込むことにより、外周部に同一質量
の補強リングを鋳込む場合に比べてイナーシヤの
増加を効果的に防ぐことができる。従つて本考案
のクラツチフエーシングを採用することにより、
回転破壊強度を増すことができると共にイナーシ
ヤを低減してトランスミツシヨンギヤの切換を円
滑に行うことができる。しかも本考案の補強リン
グは、少なくとも外周部が摩擦材の内周部にモー
ルドされているので、第1図に示すようにプレツ
シヤプレート52の摩擦面53を外周側へ行くに
つれて前方の摩擦材22側へ接近するテーパ形状
に形成している場合でも、摩擦材22の内周部の
摩耗量は外周部よりも少ないので、クラツチフエ
ーシング20を長期間にわたつて使用することが
できる。
の内周部に鋳込むことにより、外周部に同一質量
の補強リングを鋳込む場合に比べてイナーシヤの
増加を効果的に防ぐことができる。従つて本考案
のクラツチフエーシングを採用することにより、
回転破壊強度を増すことができると共にイナーシ
ヤを低減してトランスミツシヨンギヤの切換を円
滑に行うことができる。しかも本考案の補強リン
グは、少なくとも外周部が摩擦材の内周部にモー
ルドされているので、第1図に示すようにプレツ
シヤプレート52の摩擦面53を外周側へ行くに
つれて前方の摩擦材22側へ接近するテーパ形状
に形成している場合でも、摩擦材22の内周部の
摩耗量は外周部よりも少ないので、クラツチフエ
ーシング20を長期間にわたつて使用することが
できる。
しかも本件第1考案によれば、第1図に示すよ
うに補強リング30,31を、横向きフランジ3
2,33と、外向きフランジ34,35と、補強
フランジ36,37により構成しているので、よ
り多くの連結面を得ることができる。
うに補強リング30,31を、横向きフランジ3
2,33と、外向きフランジ34,35と、補強
フランジ36,37により構成しているので、よ
り多くの連結面を得ることができる。
さらに本件第2考案によれば、第3図〜第6図
で説明したように、金属製の補強リング70,7
1または90,91の凸部(雄ねじ74,75ま
たは突起92,93)が補強リング70,71ま
たは90,91の反摩擦面側(リテイニングプレ
ート74、または86側)への移動を許容するの
で、フライホイール77,96の空回り防止作用
を奏すると共に、摩擦材72,73、または摩擦
材94,95の摩耗を運転者に知らせる摩耗警報
作用を奏することができる。
で説明したように、金属製の補強リング70,7
1または90,91の凸部(雄ねじ74,75ま
たは突起92,93)が補強リング70,71ま
たは90,91の反摩擦面側(リテイニングプレ
ート74、または86側)への移動を許容するの
で、フライホイール77,96の空回り防止作用
を奏すると共に、摩擦材72,73、または摩擦
材94,95の摩耗を運転者に知らせる摩耗警報
作用を奏することができる。
第1図は本考案の第1実施例を示す縦断面部分
略図、第2図は第1図の矢視部分略図、第3図
は本考案の第2実施例を示す縦断面部分略図、第
4図は第3図の矢視部分略図、第5図は本考案
の第3実施例を示す縦断面部分略図、第6図は第
5図の矢視図、第7図は従来のクラツチフエー
シングの縦断面部分略図、第8図及び第9図は本
考案の完成過程を示すクラツチフエーシングの縦
断面部分略図である。20,80,96……クラ
ツチフエーシング、21,22,72,73,9
4,95……摩擦材、30,31,70,71,
90,91……金属製補強リング、32,33…
…横向きフランジ、34,35……外向きフラン
ジ、36,37……補強フランジ、75,76…
…雄ねじ(凸部の一例)、92,93……突起
(凸部の一例)、Wr……補強リングの幅寸法、Tf
……摩擦材の厚さ寸法、Lf……摩擦代、Mf……
補強リングの移動代。
略図、第2図は第1図の矢視部分略図、第3図
は本考案の第2実施例を示す縦断面部分略図、第
4図は第3図の矢視部分略図、第5図は本考案
の第3実施例を示す縦断面部分略図、第6図は第
5図の矢視図、第7図は従来のクラツチフエー
シングの縦断面部分略図、第8図及び第9図は本
考案の完成過程を示すクラツチフエーシングの縦
断面部分略図である。20,80,96……クラ
ツチフエーシング、21,22,72,73,9
4,95……摩擦材、30,31,70,71,
90,91……金属製補強リング、32,33…
…横向きフランジ、34,35……外向きフラン
ジ、36,37……補強フランジ、75,76…
…雄ねじ(凸部の一例)、92,93……突起
(凸部の一例)、Wr……補強リングの幅寸法、Tf
……摩擦材の厚さ寸法、Lf……摩擦代、Mf……
補強リングの移動代。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 中心に大径の孔を有する円環状の摩擦材の内
周部に金属製補強リングの少なくとも外周部を
一体的に鋳込み、上記金属製補強リングの幅寸
法を上記摩擦材の厚さ寸法よりも短く設定して
上記摩擦材の摩擦面側に摩擦代を設けたクラツ
チフエーシングであつて、上記金属製補強リン
グは、クラツチ軸方向に延びる横向きフランジ
と、横向きフランジの反摩擦面側端部から半径
方向外方に張出す外向きフランジと、両フラン
ジの接合部から摩擦面に向い斜めに張出す補強
フランジからなることを特徴とするクラツチフ
エーシング。 (2) 中心に大径の孔を有する円環状の摩擦材の内
周部に金属製補強リングの少なくとも外周部を
一体的に鋳込み、上記金属製補強リングの幅寸
法を上記摩擦材の厚さ寸法よりも短く設定して
上記摩擦材の摩擦面側に摩擦代を設けたクラツ
チフエーシングであつて、上記摩擦材の反摩擦
面側に上記金属製補強リングの移動代を設け、
上記摩耗代がなくなつて上記金属製補強リング
が摩擦材と摩擦する部材の回転力または押圧力
を直接受けた場合に上記補強リングの反摩擦面
側への移動を許容する凸部を上記金属製補強リ
ングの外周部に設けたことを特徴とするクラツ
チフエーシング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11652888U JPH0534342Y2 (ja) | 1988-09-05 | 1988-09-05 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11652888U JPH0534342Y2 (ja) | 1988-09-05 | 1988-09-05 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0238527U JPH0238527U (ja) | 1990-03-14 |
| JPH0534342Y2 true JPH0534342Y2 (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=31359144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11652888U Expired - Lifetime JPH0534342Y2 (ja) | 1988-09-05 | 1988-09-05 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0534342Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-09-05 JP JP11652888U patent/JPH0534342Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0238527U (ja) | 1990-03-14 |
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