JPH05345263A - スリッタ刃の研摩装置 - Google Patents

スリッタ刃の研摩装置

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Publication number
JPH05345263A
JPH05345263A JP17929992A JP17929992A JPH05345263A JP H05345263 A JPH05345263 A JP H05345263A JP 17929992 A JP17929992 A JP 17929992A JP 17929992 A JP17929992 A JP 17929992A JP H05345263 A JPH05345263 A JP H05345263A
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JP
Japan
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blade
slitter
slitter blade
polishing
grindstone
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Application number
JP17929992A
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English (en)
Inventor
Kazuo Mukoyama
和男 向山
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Isowa Corp
Original Assignee
Isowa Industry Co Ltd
Isowa Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Isowa Industry Co Ltd, Isowa Corp filed Critical Isowa Industry Co Ltd
Priority to JP17929992A priority Critical patent/JPH05345263A/ja
Publication of JPH05345263A publication Critical patent/JPH05345263A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スリッタ刃を、正確かつ短時間で自動研摩す
る。 【構成】 薄形のスリッタ刃10には、表刃10bと裏
刃10cとが切込み角θで夫々形成される。研摩装置4
の保持体18に、上下の関係で支持体20,22が軸方
向に摺動自在に配設される。各支持体20,22は、前
記切込み角θと同一角度で傾斜するよう保持体18に配
設される。上部支持体20に支持軸を介して回転自在に
配設された砥石26は、スリッタ刃10の表刃10bと
平行に臨む。また下部支持体22に支持軸を介して回転
自在に配設された砥石28は、スリッタ刃10の裏刃1
0cと平行に臨む。両砥石26,28を対応する刃10
b,10cに当接することにより、スリッタ刃10は正
確に研摩される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スリッタ刃の研摩装
置に関し、更に詳細には、一枚の薄形のスリッタ刃を高
速で回転させることにより、例えば連続する段ボールシ
ートをその給送方向に沿って切断するスリッタにおい
て、前記スリッタ刃を自動的に研摩することのできる研
摩装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】連続給送される段ボールシートを、その給
送方向に沿って切断(截断)するスリッタは、段ボールシ
ートの給送ラインを挟む上下の関係で一対のスリッタ刃
を備え、両スリッタ刃は相互に反対方向に回転されるよ
うになっている。両スリッタ刃は、その刃先を所定長さ
だけ重なるように位置決めされ、両スリッタ刃の間に段
ボールシートを水平に供給することにより、該シートは
給送方向に沿って切断される。
【0003】前記スリッタ刃は肉厚が大きいため、上下
の刃の重なり部の長さ寸法が段ボールシートの厚み寸法
に対して最適に設定されていないと、段ボールシートを
切断する際に、当該スリッタ刃によりシートの切口を押
し潰ぶしてしまい、切口が鋭利さを欠いて汚なくなり、
品質低下を来たす難点があった。すなわち、段ボールシ
ートの切口を鮮鋭にして良好な切断を行なうには、シー
トの厚み寸法に合わせて上下のスリッタ刃の重なり部の
長さ寸法の調節を精度良く行なう必要があるが、この作
業は熟練を要する極めて煩雑な作業であった。また両ス
リッタ刃の重なり部における間隔は、段ボールシートの
切口の良否に大きな影響を与えるため、極めて厳密に設
定する必要があり、この調節作業に時間が掛かる難点も
指摘される。
【0004】そこで、前述した問題に対処するものとし
て、肉厚の極めて薄い(2mm以下)一枚の円盤状スリッ
タ刃を、段ボールシートの給送速度の1.5〜2倍程度
の高速で回転させることにより、段ボールシートの切断
を行なうスリッタが提案されている。このスリッタで
は、一枚のスリッタ刃を使用するので、段ボールシート
に対するスリッタ刃の調節作業を簡略化することができ
る。またスリッタ刃は極めて薄いため、段ボールシート
の切口が潰れるのを防止し得るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記薄形のスリッタ刃
により段ボールシートを切断する構造では、刃自体が極
めて薄いため、短期間で刃先が摩耗してしまう欠点があ
る。この場合には、段ボールシートの切口は鋭利さを欠
いて汚なくなり、品質低下を生ずる難点が指摘される。
【0006】そのため、定期的な刃先の研摩が必要とな
るが、前記スリッタ刃が配設される部位は狭いため、作
業者が手作業により研摩するのは困難で危険を伴う作業
となっていた。しかも薄い刃先を正確に研摩するのに
は、経験や熟練を要し、その人手による研摩作業に多く
の時間が必要となる問題があった。すなわち、前述した
薄形のスリッタ刃を使用する業界では、スリッタ刃の正
確な研摩を人手を要することなく自動的に行ない得る装
置が希求されている。
【0007】
【発明の目的】この発明は、前述した薄形のスリッタ刃
を使用するスリッタに内在する諸種の欠点に鑑み、これ
を好適に解決するべく提案されたものであって、スリッ
タ刃を正確かつ短時間で自動研摩し得る研摩装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を好適に達成するため本発明は、円盤状に形
成されて、その外周に沿う表面と裏面とに所要の切込み
角で表刃と裏刃とが形成された薄形のスリッタ刃によ
り、連続または板状のシート状材を切断するよう構成し
たスリッタにおいて、前記スリッタ刃の厚み方向両側に
臨み、前記表刃または裏刃と平行に臨む姿勢のまま、該
スリッタ刃に近接・離間自在に配設された一対の砥石
と、前記一対の砥石を、対応の表刃または裏刃に当接す
る研摩位置と、表刃または裏刃から離間する待機位置と
の間を移動させる作動手段とからなり、前記一対の砥石
を作動手段を介して研摩位置に移動させることにより、
砥石を表刃または裏刃に同時に当接させて両刃を研摩す
るよう構成したことを特徴とする。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係るスリッタ刃の研摩装置に
つき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら
以下説明する。
【0010】(第1実施例について)図1は、本発明の第
1実施例に係る研摩装置を備えたスリッタを、そのスリ
ッタ刃を非加工位置で示す正面図、図2は、研摩装置を
備えたスリッタを、そのスリッタ刃を加工位置で示す正
面図、図3は、図1に示す状態での研摩装置の側面図で
ある。図に示すように、スリッタの機枠1に回動自在に
枢支されたアーム2の延出端側に、薄形の円盤状スリッ
タ刃10が回転自在に枢支され、該スリッタ刃10は図
示しない駆動手段により高速で回転されるようになって
いる。またアーム2における機枠1の枢支端側には、突
片2aが一体的に形成され、該突片2aに、機枠1に倒
立状態で揺動可能に支持されたシリンダ3のピストンロ
ッド3aが枢支されている。すなわち、シリンダ3を正
逆方向に付勢することにより、スリッタ刃10は、図1
に示す非加工位置と、図2に示す加工位置との間を移動
する。そして、スリッ刃10を非加工位置に位置決めし
た際に、該刃10は研摩装置4の砥石26,28(後述)
の間に臨んで研摩可能となるよう構成してある。
【0011】前記スリッタ刃10の表面および裏面に
は、その外周に形成される刃先10aに沿って厚み方向
の中心線Pに対して同一の切込み角θで表刃10bおよ
び裏刃10cが形成されている(図8参照)。そしてこの
スリッタ刃10を、図2に示す如く、段ボールシート1
2の加工位置に位置決めした際に高速で回転させること
により、図示左方から水平に供給される段ボールシート
12を給送方向に沿って切断するようになっている。
【0012】前記機枠1に配設されてスリッタ刃10の
上方に張出す延出部14に、該スリッタ刃10の表刃1
0bおよび裏刃10cを同時に研摩する研摩装置4が配
設される。すなわち、延出部14におけるスリッタ刃1
0より段ボールシート12の給送方向下流側に臨む位置
に取付台16が垂設され、該取付台16に保持体18が
着脱自在に配設される。この保持体18には、図4に示
す如く、上下の関係で一対の円筒状支持体20,22が
軸方向に摺動自在に支持され、両支持体20,22は、
後述する作動機構24を介してスリッタ刃10に対して
近接・離間移動するよう構成されている。
【0013】前記支持体20,22は、図5に示す如
く、夫々の軸心が前記スリッタ刃10の中心線Pと直交
する線Sを挟んで、前記切込み角θと同一角度で水平方
向に夫々傾斜した状態で保持体18に配設される。これ
により、該支持体20,22に配設される砥石26,28
(後述)を、スリッタ刃10の表刃10bまたは裏刃10
cに平行に当接させることができるようになっている
(図8参照)。
【0014】前記上部支持体20には、図4に示す如
く、その軸中心に沿って通孔20aが穿設され、該通孔
20aに支持軸30が自由回転自在で、かつ軸方向に摺
動可能に嵌挿されている。この支持軸30の通孔20a
から突出する前面側(スロッタ刃10を指向する側)の端
部には、所要直径の円盤状砥石26が着脱自在に固定さ
れ、該砥石26は、支持軸30と一体的に回転するよう
構成されている。そしてこの砥石26は、図5に示す如
く、前記スリッタ刃10の表刃10bに後端面を当接し
て、これを研摩するべく機能する。また上部支持体20
は、保持体18に対して角度θをもって傾斜配置されて
いるので、砥石26の後面端は、図8に示す如く、スリ
ッタ刃10の直径が変化しても常に表刃10bに平行に
当接する。
【0015】前記上部支持体20における通孔20aの
後端部側には、図4に示す如く、内径が大きくなる大径
部20bが所定長さだけ形成されると共に、該大径部2
0bの段部20cと支持軸30の後端部に螺挿したボル
ト40の頭部との間に圧縮ばね34が弾力的に介装され
る。そして支持軸30は、常には圧縮ばね34の弾力に
より支持体20に引き込まれる方向に付勢されるように
なっている。
【0016】前記下部支持体22には、図4に示す如
く、その軸中心に沿って前面側に開口する有底穴22a
が穿設され、該有底穴22aに支持軸38が自由回転自
在で、かつ軸方向に摺動可能に嵌挿されている。この支
持軸38の有底穴22aから突出する前端部には、所要
直径の円盤状砥石28が着脱自在に固定され、該砥石2
8は支持軸38と一体的に回転するよう構成されてい
る。そしてこの砥石28は、図5に示す如く、前記スリ
ッタ刃10の裏刃10cに前端面を当接して、これを研
摩するべく機能する。また下部支持体22は、保持体1
8に対して角度θをもって傾斜配置されているので、砥
石28の前面端は、図8に示す如く、スリッタ刃10の
直径が変化しても常に裏刃10cに平行に当接する。
【0017】前記支持軸38には、後端部で開口する有
底穴38aが穿設され、この有底穴38aに、下部支持
体22の有底穴22aに内装した案内軸32が摺動可能
に嵌挿されている。また、案内軸32の端部と有底穴3
8aの底部との間に圧縮ばね42が弾力的に介装してあ
る。すなわち支持軸38は、常には圧縮ばね42の弾力
により支持体22の前面側に突出する方向に付勢される
ようになっている。なお支持軸38の外周には、軸方向
に所定長さの環状溝38bが形成され、支持体22に螺
挿したねじ36を環状溝38b内に臨ませることによ
り、支持軸38の抜け止めがなされている。
【0018】前記保持体18には、前記両支持体20,
22を、砥石26,28がスリッタ刃10の表刃10b
または裏刃10cに当接する研摩位置と、砥石26,2
8がスリッタ刃10から離間する待機位置とに移動させ
る作動機構24が配設されている。すなわち保持体18
の内部には、図4に示す如く、両支持体20,22の間
に臨む位置に長尺なピニオン44が、その軸46をスリ
ッタ刃10の回転軸と直交する状態で回転自在に収納さ
れる。また上下の支持体20,22の外周には、ピニオ
ン44と噛合するラック歯48,50が形成され、ピニ
オン44が正逆方向に回動することにより、該ピニオン
44とラック歯48,50との噛合作用下に、支持体2
0,22が相互に反対方向に移動するよう構成される。
【0019】図3および図5に示す如く、ピニオン44
の軸46には、保持体18の一端に回転自在に枢支され
たレバー52がナット54を介して固定され、ピニオン
44とレバー52とは一体的に回転するようになってい
る。前記取付台16の裏面側に、ブラケット56が延出
され、該ブラケット56に保持部材58を介してシリン
ダ60の後端部が揺動可能に配設される。そして該シリ
ンダ60のピストンロッド60aに配設した連結具62
に、前記レバー52の開放端がピン接続されている。す
なわち、シリンダ60を正逆付勢することにより、レバ
ー52を介してピニオン44が正逆方向に所要角度で回
動し、これにより両支持体20,22は相互に反対方向
に移動する。実施例では、図3においてピニオン44が
時計方向(正転方向)に回動した際には、上部支持体20
が保持体18に引込むと共に、下部支持体22が保持体
18から突出し(研摩位置)、また逆にピニオン44が反
時計方向(逆転方向)に回動した際には、上部支持体20
が保持体18から突出すると共に、下部支持体22が保
持体18に引込む(待機位置)よう設定されている。なお
保持体18に対する支持体20,22の突出方向および
引込み方向は、該保持体18のスリッタ刃10を指向す
る前面に対して指称する。
【0020】ここで、前記スリッタ刃10は、砥石2
6,28による研摩を繰返すと、図8(a),(b)に示す如
く、その直径が経時的に小さくなる。また段ボールシー
ト12を切断し得るスリッタ刃10の最小直径は限られ
ているので、前記シリンダ60は、砥石26,28を、
未使用のスリッタ刃10と干渉しない待機位置から、最
小直径(図8(b))にまで小さくなたスリッタ刃10に当
接可能な位置まで移動させ得るストロークに設定されて
いる。なおこの場合において、未使用の直径の大きなス
リッタ刃10(図8(a))に対し、前記ストロークでシリ
ンダ60を作動させると、砥石26,28は必要以上の
力でスリッタ刃10に当接されることとなるが、このと
きには、支持体20,22に対して支持軸30,38が軸
方向に移動し、スリッタ刃10に対して砥石26,28
が必要以上の力で当接されるのが防止される。
【0021】前記取付台16には、スリッタ刃10が非
加工位置に位置決めされた際に、該スリッタ刃10の刃
先10aの摩耗状態を検出する検出手段5が配設されて
いる。そして、スリッタ刃10の刃先10aが摩耗して
良好な切断をなし得なくなったことを検出手段5が検出
した際に、前記研摩装置4を作動してスリッタ刃10の
研摩を行なわせるよう構成してある。なお検出手段5と
しては、例えばイメージセンサや距離センサ等が好適に
使用される。
【0022】(第1実施例の作用について)次に、第1実
施例に係る研摩装置の作用につき説明する。図2に示す
如く、前記スリッタ刃10を加工位置に位置決めした状
態で、該スリッタ刃10を高速で回転させると共に、段
ボールシート12を水平に供給することにより、該シー
ト12は給送方向に沿って切断される。所要オーダの段
ボールシート12の切断を終了し、該シート12の供給
が停止されると、前記シリンダ3が付勢され、スリッタ
刃10を加工位置から非加工位置に移動される。このと
き研摩装置4の砥石26,28は、図6に示す如く、ス
リッタ刃10に当接しない待機位置に臨んでいる。
【0023】図1に示す非加工位置に位置決めされたス
リッタ刃10は、前記取付台16に配設した検出手段5
によりその刃先10aの摩耗状態が検出され、良好な切
断を行ない得る状態であれば、研摩装置4を作動させる
ことなく、次回オーダの段ボールシート12の切断を行
なうために、スリッタ刃10はシリンダ3の付勢により
加工位置に移動する。しかるに、検出手段5が、スリッ
タ刃10による段ボールシート12の切断が良好に行な
い得なくなったのを検出した場合は、研摩装置4を作動
してスリッタ刃10の研摩を行なう。
【0024】すなわち、前記シリンダ60を、そのピス
トンロッド60aをバレル内に引き込む方向に付勢し、
前記レバー52を時計方向に揺動させることにより、ピ
ニオン44を時計方向に所要角度だけ回動させる。この
ピニオン44と、ラック歯48を介して噛合する上部支
持体20は、保持体18に引込む方向に移動し、図7お
よび図8(a)に示す如く、前記砥石26の後端面はスリ
ッタ刃10の表刃10bに平行に当接する。またピニオ
ン44と、ラック歯50を介して噛合する下部支持体2
2は、保持体18から突出する方向に移動し、前記砥石
28の前端面はスリッタ刃10の裏刃10cに平行に当
接する。
【0025】前記両砥石26,28が対応の表刃10b
または裏刃10cに当接することにより、スリッタ刃1
0の回転に伴って砥石26,28が追従的に回転しつつ
両刃10b,10cの研摩がなされる。両砥石26,28
は、表刃10bまたは裏刃10cと平行に当接するの
で、該スリッタ刃10の正確な研摩が達成される。また
前述した如く、図8(a)に示すような直径の大きなスリ
ッタ刃10の研摩に際しては、両砥石26,28がスリ
ッタ刃10に当接した以後は、シリンダ60の付勢下に
移動される支持体20,22に対して支持軸30,38が
スリッタ刃10から離間する方向に逃げることにより、
砥石26,28が必要以上の力でスリッタ刃10に当接
されて該スリッタ刃10を研摩し過ぎるのを防止し得
る。
【0026】前記砥石26,28を研摩位置に保持した
状態で所定時間が経過した後、前記シリンダ60を逆付
勢し、レバー52を介してピニオン44を反時計方向に
回動させることにより、上下の支持体20,22をスリ
ッタ刃10から離間させる。これにより砥石26,28
は表刃10bまたは裏刃10cから離間して研摩作業が
完了する。そして研摩が完了したスリッタ刃10は、図
2に示す如く、前記シリンダ3の付勢により非加工位置
から加工位置に移動される。
【0027】前記スリッタ刃10の研摩を繰り返して行
なうと、該スリッタ刃10の直径は経時的に小さくな
る。しかるに、前記支持体20,22は、スリッタ刃1
0における表刃10bおよび裏刃10cの切込み角θと
同一の角度で傾斜した状態で保持体18に配設されてい
るので、スリッタ刃10の直径が小さくなっても、該支
持体20,22に配設される砥石26,28を、図8(b)
に示す如く、表刃10bまたは裏刃10cに対して常に
平行に当接することができる。この結果として、スリッ
タ刃10の直径が小さくなっても、常に同一の切込み角
θで表刃10bおよび裏刃10cを研摩することがで
き、段ボールシート12の先鋭な切口を得られる。
【0028】また図8(a),(b)に示す如く、スリッタ
刃10の直径寸法が変化すると、これに伴って表刃10
bおよび裏刃10cに対する砥石26,28の当接位置
が変化するので、該砥石26,28の所定位置のみが偏
って減るのを防止し得る。
【0029】このように第1実施例に係る研摩装置で
は、前記シリンダ60を正逆付勢するだけで、スリッタ
刃10の正確な研摩を短時間で行ない得る。しかもこの
研摩作業は、自動的に行ない得るので、作業者を危険の
伴う作業から解放することができる。
【0030】(変形例について)図9は、本発明の第1実
施例に係る研摩装置を備えた別のスリッタの正面図であ
る。このスリッタにおいては、前記スリッタ刃は段ボー
ルシートの加工位置に固定的に位置決めされている。す
なわち、段ボールシート12を切断可能な位置(加工位
置)に位置決めされたスリッタ刃10は、図示しない駆
動手段により高速で回転される。そしてこのスリッタ刃
10の下流側に、前記延出部14に垂設された研摩装置
4が臨んでいる。
【0031】研摩装置4の砥石26,28は、スリッタ
刃10を挟んで位置し、作動機構24を介して研摩位置
と待機位置との間を移動される。そして、両砥石26,
28を待機位置に位置決めした状態で、スリッタ刃10
を高速で回転させると共に、段ボールシート12を水平
に供給することにより、該シート12は給送方向に沿っ
て切断される。
【0032】次いで、前記検出手段5がスリッタ刃10
の刃先10aが摩耗したことを検出したときには、スリ
ッタ刃10を回転した状態で、前記作動機構24により
砥石26,28を研摩位置に移動させる。これにより、
スリッタ刃10の表刃10bに砥石26が平行に当接
し、また裏刃10cに砥石28が平行に当接し、両刃1
0b,10cの正確な研摩が達成される。なおこの研摩
作業は、スリッタ刃10による段ボールシート12の切
断作業中に行なってもよく、また段ボールシート12の
供給を停止している状態で行なってもよい。
【0033】(第2実施例について)図10は、本発明の
第2実施例に係る研摩装置を備えたスリッタの正面図で
ある。この第2実施例では、前述した変形例と同様にス
リッタ刃10を加工位置に固定的に配置したスリッタに
おいて、スリッタ刃10における表刃10bまたは裏刃
10cの切込み角θと平行となる状態で交差させた砥石
26,28を、スリッタ刃10の中心に対して近接・離
間移動可能に構成したものである。
【0034】前記延出部14の下面には、ガイドレール
64がスリッタ刃10の軸心と交差する方向に所定長さ
で延在するよう配設され、該ガイドレール64に取付台
16が摺動自在に配設されている。この取付台16に
は、上下で対をなす支持体20,22を配設した保持体
18が配設される。保持体18に配設される支持体2
0,22は、前記支持軸30,38を介して配設される砥
石26,28が、図11に示す如く、スリッタ刃10に
おける対応の表刃10bまたは裏刃10cと平行となる
状態で位置決めされている。また両砥石26,28の交
点が、スリッタ刃10の厚み方向中心線Pと一致するよ
う設定してある。
【0035】前記延出部14の取付台16を挟んでスリ
ッタ刃10と反対側には、シリンダ66がブラケット6
8を介して配設され、該シリンダ66のピストンロッド
66aを取付台16に連結してある。そして該シリンダ
66を正逆付勢することにより、取付台16がガイドレ
ール64に沿って往復移動し、前記砥石26,28がス
リッタ刃10に対して近接・離間する。なおシリンダ6
6には、トルクリミッタが配設され、研摩作業に際して
砥石26,28をスリッタ刃10に近接移動し、該砥石
26,28がスリッタ刃10に所定圧力で当接したとき
にシリンダ66による付勢を停止するよう設定される。
これにより、スリッタ刃10に対して砥石26,28を
常に一定圧力で当接することができる。
【0036】(第2実施例の作用について)次に、第2実
施例に係る研摩装置の作用につき説明する。前記スリッ
タ刃10による段ボールシート12の切断が良好になし
得なくなったときには、スリッタ刃10から離間する待
機位置に臨む砥石26,28を、該スリッタ刃10に近
接移動させる。すなわち、前記シリンダ66を、そのピ
ストンロッド66aを突出する方向に付勢し、前記取付
台16をガイドレール64に沿って移動させる。そし
て、取付台16に支持体20,22を介して配設される
砥石26,28がスリッタ刃10に当接したことをリミ
ットスイッチが検出すると、シリンダ66により付勢が
停止する。このとき両砥石26,28は、図12に示す
如く、スリッタ刃10における対応の表刃10bまたは
裏刃10cに平行に当接する。従って、スリッタ刃10
の回転に伴って砥石26,28が追従的に回転しつつ両
刃10b,10cの正確な研摩がなされる。
【0037】そして所定の研摩時間が経過した後、前記
シリンダ66を逆付勢して取付台16をガイドレール6
4に沿って移動し、両砥石26,28を表刃10bまた
は裏刃10cから離間することにより研摩作業が完了す
る。なお、前記保持体18に配設された支持体20,2
2を、その軸方向に移動調節自在に配設し、砥石26,
28とスリッタ刃10との当接位置を可変し得るよう構
成することにより、該砥石26,28の一部のみが偏っ
て減るのを防止し得る。
【0038】なお、実施例ではスリッタ刃における刃先
の摩耗状態を、イメージセンサや距離センサ等の非接触
式の検出手段により検出して、研摩作業を行なうか否か
を判断しているが、本願はこれに限定されるものでな
く、例えば図13に示す接触式の検出手段70も採用可
能である。この検出手段70は、スリッタ刃10の刃先
10aに対して近接・離間自在な検出体72に、表刃1
0bと裏刃10cとに密着可能なV字状の溝部74が形
成されている。また検出体72には、溝部74における
表刃10bに当接する面74aと裏刃10cに当接する
面74bとに開口する通路76が夫々形成されている。
そして両通路76,76には、図示しない供給源からエ
アーが供給されるようになっている。すなわち、図13
(b)に示す如く、スリッタ刃10の刃先10aが摩耗し
ていない場合は、検出体72の溝部74にスリッタ10
を嵌合すると、前記通路76,76は閉塞され、エアー
が外部にもれることはない。しかるに、図13(c)に示
す如く、スリッタ刃10の刃先10aが摩耗している場
合は、検出体72の溝部74にスリッタ10を嵌合して
も、前記通路76,76は閉塞されないので、エアーが
外部にもれてしまう。従って、このときのエアーの供給
圧の低下を検出することにより、刃先10aの摩耗を検
出することができる。
【0039】また接触式の検出手段として、一対の電極
をスリッタ刃における刃先近傍の両側に臨ませた際に、
通電するか否かにより判断させるようにすることも可能
である。
【0040】その他の検出手段としては、スリッタ刃の
刃先が摩耗して良好な切断をなし得なくなる(切れ味が
悪くなる)と、段ボールシートの切断時にスリッタ刃の
回転軸に加わる回転トルクが増大するため、このときに
生ずる過負荷電流を検出して研摩装置を自動的に作動さ
せることも可能である。更に、検出手段を使用すること
なく、予め設定したスリッタの稼動時間や段ボールシー
トの切断長さ、または切断枚数毎に定期的に研摩作業を
行なうようにしてもよい。なお、作業者が段ボールシー
トの切断状態を確認し、該作業者の判断により研摩装置
を手動で作動させるようにすることも可能である。更に
また、スリッタ刃の刃先の摩耗状態により研摩作業の時
期を判断するのではなく、前述した非接触式のセンサや
適宜の接触式センサにより段ボールシートの切断状態を
監視して、該センサの研摩指令により自動的に研摩装置
を作動させるようにしてもよい。
【0041】また砥石をスリッタ刃に対して近接・離間
移動させる作動手段としては、実施例に示すラックとピ
ニオンおよびシリンダの組合わせ、またはシリンダのみ
による機構に限定されるものでなく、例えばボールねじ
とモータとの組合わせによる機構等も適宜採用可能であ
る。
【0042】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係るスリ
ッタ刃の研摩装置によれば、スリッタ刃によるシート状
材の切断が良好に行ない得なくなった際には、一対の砥
石をスリッタ刃に対して近接させるだけで、表刃および
裏刃の研摩を正確に行なうことができる。しかも、この
作業は装置の外部から行なうことができるので、作業者
を危険を伴う煩雑な作業から解放すると共に、作業時間
の大幅な短縮を達成し得る。また、砥石は表刃または裏
刃と平行な姿勢のままスリッタ刃に近接・離間移動する
ので、スリッタ刃の直径が変化しても、常に両刃の正確
な研摩を達成し得る。更に、支持体に対して砥石を配設
した支持軸を移動自在に配設したことにより、砥石がス
リッタ刃に必要以上の力で当接した際には、支持軸が支
持体に対して移動することにより、スリッタ刃に砥石が
強力に当接するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る研摩装置を備えたス
リッタにおいて、スリッタ刃を非加工位置に位置決めし
た状態で示す正面図である。
【図2】第1実施例に係る研摩装置を備えたスリッタに
おいて、スリッタ刃を加工位置に位置決めした状態で示
す正面図である。
【図3】研摩装置の側面図である。
【図4】研摩装置の要部縦断側面図である。
【図5】研摩装置を一部横断して示す要部底面図であ
る。
【図6】研摩装置によるスリッタ刃の研摩前の状態を示
す底面図である。
【図7】研摩装置によるスリッタ刃の研摩状態を示す底
面図である。
【図8】スリッタ刃の直径が変化しても、表刃または裏
刃に対して砥石が常に平行に当接する状態を示す説明図
である。
【図9】本発明の第1実施例に係る研摩装置を備えた別
のスリッタを示す正面図である。
【図10】本発明の第2実施例に係る研摩装置を備えた
スリッタの正面図である。
【図11】図10に示す研摩装置によるスリッタ刃の研
摩前の状態を示す底面図である。
【図12】図10に示す研摩装置によるスリッタ刃の研
摩状態を示す底面図である。
【図13】スリッタ刃における刃先の摩耗状態を検出す
る手段の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 スリッタ刃 10b 表刃 10c 裏刃 12 段ボールシート 18 保持体 20 上部支持体 22 下部支持体 24 作動機構 26 砥石 28 砥石 30 支持軸 34 圧縮ばね 38 支持軸 42 圧縮ばね 44 ピニオン 48 ラック歯 50 ラック歯 60 シリンダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状に形成されて、その外周に沿う表
    面と裏面とに所要の切込み角(θ)で表刃(10b)と裏刃(10
    c)とが形成された薄形のスリッタ刃(10)により、連続ま
    たは板状のシート状材(12)を切断するよう構成したスリ
    ッタにおいて、 前記スリッタ刃(10)の厚み方向両側に臨み、前記表刃(1
    0b)または裏刃(10c)と平行に臨む姿勢のまま、該スリッ
    タ刃(10)に近接・離間自在に配設された一対の砥石(26,
    28)と、 前記一対の砥石(26,28)を、対応の表刃(10b)または裏刃
    (10c)に当接する研摩位置と、表刃(10b)または裏刃(10
    c)から離間する待機位置との間を移動させる作動手段(2
    4)とからなり、 前記一対の砥石(26,28)を作動手段(24)を介して研摩位
    置に移動させることにより、砥石(26,28)を表刃(10b)ま
    たは裏刃(10c)に同時に当接させて両刃(10b,10c)を研摩
    するよう構成したことを特徴とするスリッタ刃の研摩装
    置。
  2. 【請求項2】 前記作動手段(24)は、 前記スリッタ刃(10)に近接配置した保持体(18)に配設さ
    れ、前記表刃(10b)または裏刃(10c)と交差する方向に夫
    々移動自在で、その一端に砥石(26,28)を配設した一対
    の支持体(20,22)と、 前記保持体(18)における両支持体(20,22)の間に回動自
    在に配設され、その軸心をスリッタ刃(10)の軸心と交差
    するよう設定されたピニオン(44)と、 前記支持体(20,22)に形成されてピニオン(44)と噛合す
    るラック歯(48,50)と、 前記ピニオン(44)を正逆方向に回動する駆動手段(60)と
    からなり、 前記ピニオン(44)を駆動手段(60)を介して正逆方向に回
    動することにより、両支持体(20,22)を相互に反対方向
    に移動して、砥石(26,28)を表刃(10b)または裏刃(10c)
    に対して近接・離間させるよう構成した請求項1記載の
    スリッタ刃の研摩装置。
  3. 【請求項3】 前記支持体(20,22)に、砥石(26,28)を備
    えた支持軸(30,38)を該支持体(20,22)の移動方向と平行
    に摺動自在に配設すると共に、この支持体(20,22)に配
    設した弾性部材(34,42)により、支持軸(30,38)を砥石(2
    6,28)がスリッタ刃(10)に近接する方向に付勢するよう
    構成した請求項1または2記載のスリッタ刃の研摩装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003528742A (ja) * 2000-03-28 2003-09-30 フアビオ・ペリニ・ソシエタ・ペル・アチオーニ 切断区域から分離された刃のための研磨区域を有するウェブ状材料の小製品のための多重切断機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003528742A (ja) * 2000-03-28 2003-09-30 フアビオ・ペリニ・ソシエタ・ペル・アチオーニ 切断区域から分離された刃のための研磨区域を有するウェブ状材料の小製品のための多重切断機

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