JPH0534725B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0534725B2
JPH0534725B2 JP63233095A JP23309588A JPH0534725B2 JP H0534725 B2 JPH0534725 B2 JP H0534725B2 JP 63233095 A JP63233095 A JP 63233095A JP 23309588 A JP23309588 A JP 23309588A JP H0534725 B2 JPH0534725 B2 JP H0534725B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
general formula
amount
content
group
magnetic powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63233095A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0281318A (ja
Inventor
Tomofumi Kaneko
Hitoshi Ogawa
Hidenori Oikawa
Kazutaka Hayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to JP23309588A priority Critical patent/JPH0281318A/ja
Publication of JPH0281318A publication Critical patent/JPH0281318A/ja
Publication of JPH0534725B2 publication Critical patent/JPH0534725B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は磁気記録媒体に関し、より具体的には
ヘツド表面に非磁性層の付着を形成せず、かつ摺
動ノイズが低いという点において特に優れた特性
を示すVTR用磁気テープ等の改良された磁気記
録媒体を提供することに関する。 [従来の技術] 磁気テープ等の磁気記録媒体は、通常、ヘツド
と強い接触圧力で高速摺動し、時にはスチルモー
ドで同一個所を数千回もこするといつた過酷な条
件の下で使用される。たとえば塗布型のVTR用
テープは家庭用VTRの場合でさえも、テープ・
ヘツド間の相対速度は5.8m/secにも達し、この
ためテープには高い耐久性が要求される。特に前
記スチルモードでの使用等においては高度な連続
耐久性が要求されることに加えて、種々の環境条
件下での使用におけるテープ走行の安定性が求め
られている。したがつて従来、これらの要望に応
えるため種々の潤滑剤の使用が試みられてきた。
たとえば公知のものとして、シリコーンオイル、
スクアラン、パラフイン等の使用があり、また、
特公昭51−39081号や特公昭59−39810号に開示さ
れているような、脂肪酸−脂肪酸エステル、脂肪
酸−脂肪酸エステル−脂肪酸アミドといつた2種
以上の異なるタイプの潤滑剤の複合的使用や、各
種脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、高級
アルコール等の単独使用も試みられてきた。 [発明が解決しようとする課題] 上述のごとく、VTRテープ等の磁気記録媒体
の改良開発研究において、各種の脂肪酸、長鎖ア
ルコール、脂肪酸アミド等から選ばれた化合物
を、単独あるいは組合せて潤滑剤として用いるこ
とが研究され、相当の効果をあげている。しかし
ながら、それらの化合物の使用によつて決してす
べての問題が解決されたわけではなく、未だ多く
の難問が未解決のまゝ残されている。たとえば、
これらの化合物を潤滑剤として用いた種々のテー
プについて数多くの走行試験を行なつた結果、あ
る種の潤滑剤はヘツドのテープ接触面上において
結晶化して付着物をつくり、またある種の潤滑剤
はヘツドの材質中の金属と反応して非磁性層を形
成する等の現象が起り得ることが判明している。
このように、ヘツド面に非磁性層が形成される
と、摺動ノイズの増加、特に高周波域における摺
動ノイズの増加が著しくなり、別の大きな問題を
生じる。ハイバンド化志向の進んでいる今日の
VTR技術分野において、高周波域のノイズ低減
は急務であるが、上記のような非磁性層の付着物
の形成はノイズを増加させる原因となるからであ
る。したがつて、上記の各種化合物の潤滑剤とし
ての使用の適否について、改めて別の角度から慎
重に再検討する必要が生じている。 本発明者等は、上述の各種潤滑剤の構造的特徴
とそれらが持つ潤滑剤としての長所短所との関係
を考察しながら、磁気記録媒体用として最も適し
た潤滑剤を見出すための研究を行ない、次のよう
な、少なくとも2種または3種の異なるタイプの
化合物の組合せからなる潤滑剤がVTR用テープ
等の磁気記録媒体用の潤滑剤として極めて有効な
ものであることを見出し本発明を達成した。 [課題を解決するための手段] すなわち、本発明者等は、高周波域での摺動ノ
イズの低いVTRテープを開発するための研究の
途次、摺動ノイズ増加の原因となるヘツド表面に
おける非磁性層の形成が磁気テープに用いる潤滑
剤の種類の何らかの関係を持つことに気付き、さ
らに追求した結果、脂肪酸、長鎖アルコール、脂
肪酸アミド等の潤滑剤を用いた場合に非磁性層が
形成されやすいことを知つた。そこで、そのよう
なタイプの潤滑剤を用いてヘツド表面に故意に非
磁性層の形成付着させる実験を行なつて成功し、
さらに、付着物の電子顕微鏡写真撮影にも成功し
た。そして、これら一連の研究によつて得られた
各種資料を種々の角度から詳細に分析検討した結
果、脂肪酸、長鎖アルコール、脂肪酸アミド等の
潤滑剤中に含まれる−COOH、−OH、−NHなど
の極性基が原因となつて、これらの潤滑剤がヘツ
ドのテープ接触面上において結晶化したり、ヘツ
ドの材質中の金属と反応して非磁性層を形成した
りするのであるとの確信を得た。 一方、これに対し、シリコーンオイル、スクア
ラン等の炭化水素を潤滑剤として用いた場合に
は、ヘツド面における上記結晶化や反応は少な
く、したがつて非磁性層は形成されにくいことも
確認された。しかしながら、これらシリコーンオ
イル、スクアラン等の潤滑剤はバインダーとの相
溶性が不良であり、テープ面上に十分な潤滑膜を
形成させることが困難であるという欠点を有して
いる。また、これらは高温時にブリードを生じや
すく、シリンダーへのはりつきが心配される。 そこで発明者等は、それら各種の公知の潤滑剤
の長所を生かし、かつ欠点をなくした新しいタイ
プの潤滑剤を見出すために鋭意研究を行ない遂に
下記の新しいタイプの潤滑剤を開発したのであ
る。 すなわち、下記(A)の一般式で表わされる有機珪
素化合物の群から選ばれた少なくとも1種のほか
に、下記(B)の一般式で表わされるエステルの群か
ら選ばれた少なくとも1種あるいは(B)のエステル
の少なくとも1種と下記(C)の一般式で表わされる
エステルの群から選ばれた少なくとも1種との組
合せ、または下記(D)の式で表わされるグリセリン
エステルの群から選ばれる少なくとも1種のいず
れかを前記(A)と共に磁気テープ用の潤滑剤として
用いることにより、バインダーとの相溶性も良好
であり、かつヘツドへの付着物の形成も少ない良
好な磁気記録媒体が得られることを確認した。す
なわち本発明は下記の磁気記録媒体を提供するも
のである。 (第群)一般式(A): 〔ただし、式中R1は炭素数11〜17のアルキルを
表わし、R2およびR3はそれぞれ独立に、メチル
基または式−C2H4(CF2kCF3で表わされるフツ
化アルキル基を表わし、kは0〜7の整数を、l
は0〜7の整数を、それぞれ表わし、m=0〜18
であり、n=0〜5であつて、かつ0≦m+n≦
18であり、n=0のときはR2およびR3の少なく
とも1つは−C2H4(CF2lCF3である。〕で表わさ
れる有機珪素化合物の群から選ばれる少なくとも
1種;並びに (第群)下記(イ)、(ロ)および(ハ)からなる群より
選ばれる少なくとも1員: (イ) 一般式(B): R4COOR5 〔ただしR4は炭素数13〜17のアルキルまたは
アルケニルを表わし、R5は炭素数1〜8のア
ルキルまたは炭素数4〜12の、側鎖をもつアル
キルを表わす〕で表わされるエステルの群から
選ばれる少なくとも1種; (ロ) 一般式(B) R4COOR5 〔ただしR4は炭素数13〜17のアルキルまたは
アルケニルを表わし、R5は炭素数1〜8のア
ルキルまたは炭素数4〜12の、側鎖をもつアル
キルを表わす〕で表わされるエステルの群から
選ばれる少なくとも1種;と、 一般式(C): R6COOR7 〔ただしR6およびR7は、それぞれ独立に、炭
素数13〜22のアルキルを表わす〕で表わされる
エステルの群から選ばれる少なくとも1種との
組合せ;および (ハ) 一般式(D): 〔ただし、式中R8、R9およびR10は、それぞれ
独立に、炭素数1〜21のアルキルまたは炭素数
11〜21のアルケニル、アルカジエニルもしくは
側鎖を持つアルキルを表わす。〕で表わされる
グリセリンエステル(ただし、R8、R9および
R10の炭素数の合計が13以上であつて、R8、R9
およびR10がいずれもアルキルであるときは、
式(D)のグリセリンエステルに含まれる全炭素数
は24以下であるものとする。)の群から選ばれ
る少なくとも1種; を、第群のものと第群のものとの合計量が磁
性粉の量に対して0.1〜10重量%となる量で、同
時に含有した磁性層を有してなることを特徴とす
る磁気記録媒体。の各群から選ばれた潤滑剤を同
時に含有する磁性層を有してなることを特徴とす
る磁気記録媒体。 ここに、上記(A)で示される有機珪素化合物の好
適使用量は磁性粉の量に対して0.1〜10重量%、
より好ましくは0.5〜5重量%であり、上記(B)で
示されるエステルまたは上記(D)で示されるグリセ
リンエステルの好適使用量も同様に、磁性粉の量
に対して0.1〜10重量%、より好ましくは0.5〜5
重量%であり、 前記(C)で示されるエステルの好適使用量は磁性
粉の量に対して0.05〜3重量%、好ましくは0.1
〜1重量%である。 [作用] 上記(A)の一般式で表わされる有機珪素化合物は
潤滑性に優れ、かつヘツド面への付着物の形成、
ヘツド面との反応などを起すことの少ない好まし
い潤滑剤であることが確認されたが、単独で用い
た場合はヘツドによる高速走行時の衝撃により潤
滑層の破壊が起り、ヘツドへの磁性層の付着が生
じる恐れがある。しかし、この問題は(B)の式で表
わされるエステル、または(B)および(C)の式でそれ
ぞれ表わされる2種のエステルの組合せ、または
(D)の式で表わされるグリセリンエステルを上記(A)
の有機珪素化合物と併用することにより解決する
ことができた。R1を炭素数11〜17のアルキルと
定めたのは、R1を一般式CoH2o+1で表わすとき、
n=11〜17のときの一般式(A)の有機珪素化合物が
20〜50℃の融点をもつ化合物となり最も良好な潤
滑性を示すからである。n=9に対応する(A)の化
合物は融点が5〜10℃の化合物であつて磁性塗料
に添加しても摩擦を下げる効果が十分に得られな
い。さらにnが増加してn=13になると摩擦が
やゝ上昇傾向となりn=17で許容できる限界とな
る。したがつて式(A)の化合物としてはn=11〜17
のものが好ましくn=11または12のものが特に好
ましいと言える。 −C2H4(CF2lCF3で表わしたフツ化アルキルの
lを0〜7と定めたのは、lが7を越えるとバイ
ンダーとの相溶性が著しく悪くなるからである。
同様にm>18、n>5、m+n>18の場合もバイ
ンダーとの相溶性が悪くなるので好ましくない。 一般式(B)で表わされるエステル、または一般式
(B)で表わされるエステルと一般式(C)で表わされる
エステルとの組合せ、または一般式(D)で表わされ
るグリセリンエステル、のいずれかを一般式(A)で
表わされる有機珪素化合物と併用すると、上述の
(A)単独使用の場合の欠点を補うことができること
がわかつた。 式(B)のエステル、または式(B)および(C)のエステ
ルの組合せ、または式(D)のグリセリンエステル
は、磁性表面においてバインダーとの均質混合物
をつくつて耐衝撃性に優れた保護膜を形成し、有
機珪素化合物の欠点を補うと共に、さらにその効
果を高める働きをしているものと推定される。 一般式(B)で表わされるエステルのR4をC=13
〜17のアルキルまたはアルケニルとしたのはCが
13より小さいと十分な耐久性が得られず、一方C
が17より大きいとバインダーとの相溶性が著しく
悪くなるからである。またR5がアルキルを表わ
すときC=1〜8のものとしたのはOH基を残さ
ないようにするため下限を1としたのであり、ま
たCの数が8を越えると所期の潤滑効果が得られ
ないので上限を8とした。R5が側鎖をもつアル
キルであるときは上記の下限を4、上限を12とす
べきであることが認められたのでC=4〜12のも
のとした。 一般式(C)で表わされるエステルのR6およびR7
をC=13〜22のアルキルとした理由は上記R4
ついての理由とほゞ同じである。 一般式(D)におけるR8、R9、R10をC=1〜21の
アルキルとしたのは、OH基が1つでも残つてい
るモノエステルあるいはジエステルは耐湿性が悪
く、かつ極性の基であるOHが残つているために
先に述べたような不都合が生じる恐れがあるが、
たとえR8、R9またはR10がC=1のメチル(CH3
−)であつても、グリセリンのOHのHがその
まゝ残つている代りにこれによつて置換されてい
れば潤滑剤としての上述の好ましい使用効果の得
られることが確認されたからである。ただし、
R8、R9、R10がアルケニルやアルカジエニルのよ
うな不都合結合を含む基や側鎖を有するアルキル
基である場合は炭素数がもつと多いものでないと
所期の効果の得られないことが認められたのでC
=11を下限とした。一方、Cの数があまり多くな
ると所期の潤滑効果が得られず、その上限はC=
21であると認められたのでR8、R9、R10について
の炭素数をアルキルについては1〜21とし、アル
ケニル、アルカジエニルおよび側鎖をもつアルキ
ルについてはC=11〜21とした。また、R8、R9
R10の炭素数の合計が13以上で、R8、R9、R10
アルキルより選ばれる場合はグリセリンエステル
中に含まれる全部のCの数が24を超えるとバイン
ダーとの相溶性が著しく悪くなるので、炭素数の
合計を24とする限定を加えた。 以上述べたように、2つの群(A)と(B)からそれぞ
れ少なくとも1つ選んだ少なくとも2つの化合物
を組合せて、または3つの群(A)、(B)および(C)から
それぞれ少なくとも1つ選んだ少なくとも3つの
化合物を組合せ、または2つの群(A)および(D)から
それぞれ少なくとも1つ選んだ少なくとも2つの
化合物を組合せて磁性塗料中に使用することによ
つて、苛酷な条件の下で使用されてもヘツドへの
付着物を形成せず、したがつて高周波域での摺動
ノイズの低い優れた性能のVTRテープを製造す
ることができることが確認された。 本発明は潤滑剤に起因するヘツドへの反応や付
着物の形成の問題を解決する目的で研究開発され
たもので、フエライト材料、金属材料等あらゆる
種類のヘツドに対して効果を持つものである。 本発明の実施に使用される一般式(A)で表わされ
る有機珪素化合物は、次の一般式(E) 〔ただし、式中R2、R3、l、m、nは前記と同
じ意味である〕 で表わされるSi−Cl含有有機珪素化合物と
R1COOH(R1は炭素数11〜17のアルキル)で表わ
される脂肪酸とを、ピリジン、トリエチルアミン
等の塩酸捕捉剤の存在下に脱塩酸反応させること
によつて容易に合成できる。ただしこれは単なる
例示であつて、一般式(A)の化合物の合成法を測定
するものではない。 以下に幾つかの合成例を示す。 合成例 温度計、撹拌装置、冷却器の付いた反応器に、
ラウリン酸400gおよびトルエン800gを仕込み、
80℃に昇温し、撹拌下に下記式 で表わされるSi−Cl含有有機珪素化合物を441g
滴下した。滴下終了後さらに昇温し、トルエンの
還流下に5時間脱塩酸反応させた。つぎに、冷却
後トリエチルアミン101gを加えて中和し、生成
するアミン塩酸塩を別し、液を減圧蒸留して
トルエンおよびトリエチルアミンその他の低沸点
物質を留去したところ融点30℃の淡黄色固体727
gが得られた。このものは赤外線吸収スペクトル
分析、核磁気共鳴スペクトル分析、質量分析によ
り調べたところ、下記式で表わされる有機珪素化
合物であつた。 上記方法に準じて以下の有機珪素化合物を合成
した。 以下、実施例により説明する。 実施例 1 針状Co含有γFe2O3磁性粉(BET40m2/g、
Hc760Oe) 100重量部 α−アルミナ(平均粒径0.3μm) 5重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 13重量部 ポリウレタン樹脂 8.7重量部 MEK:TL:ANON(5:3:2の混合物)(溶
剤) 260重量部 上記組成の混合物をサンドミル中で20時間混合
して均一に分散させた後、下記(i)、(ii)および(iii)の
式でそれぞれ表わされる化合物の各指定量を潤滑
剤として添加し、さらに30分間混合分散させた。 (i) 〔合成例[a]の化合物〕 (ii) CH3(CH216COOC4H9 1重量部 〔n−ブチルステアレートすなわち、一般式(B)の
R3がC=17のアルキルであり、R4がC=4のア
ルキルである化合物〕 (iii) CH3(CH212COOC14H29 0.5重量部 〔ミリスチルミリステートすわなち一般式(C)の
R5がC=13のアルキルであり、R6がC=14のア
ルキルである化合物〕 次いで、イソシアネート架橋剤、3.4重量部を
加えて30分間混合分散し、磁性塗料をつくつた。 得られた磁性塗料を厚さ14μmのポリエチレン
テレフタレート(PET)フイルム上に乾燥厚み
が5μmとなるように塗布した後、スムージング
処理、配向処理および乾燥を行ない、さらにスー
パーカレンダーによる鏡面仕上げとキユア処理を
行なつた後、1/2インチ幅に裁断してビデオテー
プをつくつた。 得られたテープについて、所定の摺動ノイズ測
定システムにより、下記の条件で、2時間走行後
の摺動ノイズの測定を行なつた。 測定条件 温度、湿度 23℃、10%RH プレイ・モード SP インプツト 1MΩ 解像帯域幅 10kHz ビデオ帯域幅 100Hz 掃引時間 65秒 VHS VTR(日本ビクター株式会社製BR−
S711)、スペクトルアナライザー(横川ヒユート
レツト・パツカード株式会社HP−3585A)を用
いてシステムノイズを求め、ついで消磁済みの各
試料テープ再生時のノイズを求め、このときの再
生時のノイズとシステムノイズの差を摺動ノイズ
とした。 さらに、摺動ノイズ測定後の磁気ヘツド表面の
顕微鏡観察を行なつて付着物の有無を調べ、ヘツ
ドのテープ接触面上に付着物が全く見られなかつ
たものを“無”、付着物の認められたものを“有”
と記録した。これらの試験結果は、他の実施例お
よび比較例の結果と合わせて第1表に示した。 実施例 2 有機珪素化合物として実施例1で用いた(i)の代
りに、下記の式(vi)で表わされる化合物3重量部を
用い: (vi) 〔合成例[d]の化合物〕; エステルとして実施例1で用いた式(ii)の化合物
の代りに下記の式(v)で表わされる化合物0.5重量
部を行い: (v) CH3(CH214COOCH2CH(C2H5)(CH23CH3 〔2−エチルヘキシルパルミテートすなわち一般
式(B)のR3がC=15のアルキルでありR4がC=7
の、側鎖を有するアルキルである化合物〕; さらに、もう一つのエステルとして実施例1で
用いた式(iii)の化合物の代りに下記の式(iv)で表わさ
れる化合物0.1重量部を用いた: (vi) CH3(CH220COOC22H45 〔ベヘニルベヘネートすなわち一般式(C)のR5
C=21のアルキルでありR6がC=22のアルキル
である化合物〕; 上記のこと以外は実施例1と同じことをくり返
した。結果は第1表にまとめて示した。 実施例 3 有機珪素化合物として実施例1で用いた(i)の代
りに、下記の式(vii)で表わされる化合物(合成例
[h]の化合物)1重量部を用い: (vii) 〔すなわち、一般式(A)のR1がC=15のアルキル
であり、R2およびR3はそれぞれメチルであり、
l、m、nはそれぞれ5、5、2である化合物; エステルとして実施例1で用いた(ii)の代りに、
下記の式(viii)で表わされる化合物1重量部を用い: (viii) CH3(CH27CH=CH(CH27COOC18H35 〔オレイルオレエートすなわち一般式(B)のR4
C=17のアルケニルであり、R5がC=18のアル
ケニルである化合物〕; さらにもう一つのエステルとして実施例1で用
いた式(iii)の化合物の代りに、下記の式(ix)で表わさ
れる化合物1重量部を用いた: (ix) CH3(CH216COOC16H37 〔ステアリルステアレートすなわち一般式(C)の
R6がC=17のアルキルでありR7がC=18のアル
キルである化合物〕; 上記のこと以外は実施例1と同じことをくり返
した。結果は第1表にまとめて示した。 実施例 4 有機珪素化合物として実施例1で用いた(i)の代
りに下記の式(x)で表わされる化合物(合成例
[e]の化合物)1.5重量部を用い: (x) 〔すなわち、一般式(A)のR1がC=13のアルキル
であり、R2、R3はk=0のフツ化アルキルであ
り、l、m、nはそれぞれ0、0、2である化合
物〕; エステルとして実施例1で用いた(ii)の代りに、
下記の式(xi)で表わされる化合物0.5重量部を
用い: (xi) CH3(CH216COOCH3 〔メチルステアレートすなわち、一般式(B)のR4
がC=17のアルキルであり、R5がC=1のアル
キルである化合物〕; さらにもう一つのエステルとして、実施例1で
用いた(iii)の代りに下記の式(xii)で表わされる化
合物0.8重量部を用いた: (xii) CH3(CH212COOC14H29 〔ミリスチルミリステートすなわち一般式(C)の
R6がC=13のアルキルであり、R7がC=14のア
ルキルである化合物〕; 上記のこと以外は実施例1と同じことをくり返
した。結果は第1表にまとめて示した。 実施例 5 有機珪素化合物として、実施例1で用いた(i)の
代りに、下記の式()で表わされる化合物
(合成例[n]の化合物)2重量部を用い: () 〔すなわち、一般式(A)のR1がC=17のアルキル
基であり、R2、R3がメチル基であり、l、m、
nがそれぞれ0、14、4である化合物〕; それ以外は実施例1と同じことをくり返した。
結果は第1表に示す通りであつた。 実施例 6 有機珪素化合物として、実施例1で用いた(i)の
代りに、下記の式()で表わされる化合物
(合成例[l]の化合物)1.5重量部を用い: () 〔すなわち、一般式(A)のR1がC=13のアルキル
であり、R2がメチルであり、R3がk=0のフツ
化アルキルであり、l、m、nがそれぞれ0、
5、0である化合物〕; さらに、実施例1で用いた式(ii)および(iii)のエス
テルの代りに下記の式()で表わされるグリ
セリンエステル1重量部を用い: () 〔すなわち、一般式(D)のR8がC=17のアルケニ
ルであり、R9およびR10のそれぞれがC=1のア
ルキルである化合物〕; それ以外は実施例1と同じことをくり返した。
結果は第1表に示す通りであつた。 実施例 7 有機珪素化合物として、実施例6で用いた(
)の代りに、下記の式()で表わされる化
合物(合成例[k]の化合物)0.7重量部を用
い: () 〔すなわち、一般式(A)のR1がC=17のアルキル基
であり、R2およびR3がメチル基であり、l、m、
nがそれぞれ7、6、2の化合物〕; グリセリンエステルとして実施例6で用いた
()の代りに、下記の式()で表わされ
る化合物0.7重量部を用いた: () 〔すなわち、一般式(B)のR8、R9、R10がそれぞれ
C=8のアルキルである化合物〕; 上記のこと以外は実施例6と同じことをくり返
した。結果を第1表にまとめて示した。 実施例 8 有機珪素化合物として実施例6で用いた(
)の代りに、下記の式()で表わされせる
化合物(合成例[d]の化合物)3重量部を用
い: () 〔すなわち、一般式(A)のR1がC=13のアルキル
であり、R2およびR3がメチルであり、l、m、
nがそれぞれ0、1、0である化合物〕; グリセリンエステルとして実施例6で用いた
()の代りに、下記の式()で表わされ
る化合物0.5重量部を用いた: () 〔すなわち、一般式(D)のR8がC=21のアルキル
であり、R9およびR10がそれぞれC=1のアルキ
ルである化合物〕; 上記のことを除き、実施例6と同じことをくり
返した。結果は第1表に示す通りであつた。 実施例 9 潤滑剤として、下記の式をもつ有機珪素化合物
2重量部: 〔合成例[a]の化合物〕;および n−ブチルステアレート CH3(CH216COOC4H9 〔すなわち、一般式(B)のR4がC=17のアルキル
であり、R5がC=4のアルキルである化合物〕;
1重量部の組合せを用いたこと以外は実施例1と
同じことをくり返した。結果は第1表にまとめて
示した。 比較例 1 潤滑剤として、ミリスチン酸〔CH3
(CH212COOH〕2重量部と n−ブチルステアレート〔CH3
(CH216COOC4H9〕1重量部 の組合せを用いたこと以外は、実施例1と同じこ
とをくり返した。結果は第1表にまとめて示し
た。 比較例 2 潤滑剤として、下記の式をもつ有機珪素化合物
1.5重量部: 〔合成例[k]の化合物〕 および ミリスチルミリステート〔CH3
(CH212COOC14H29〕0.5重量部を用いたこと以
外は、実施例1と同じことをくり返した。結果は
第1表にまとめて示した。
【表】
【表】 [発明の効果] 本発明の磁気記録媒体は、以上説明したような
少なくとも2種の選ばれた特定の化合物を添加剤
として加えられている結果、第1表に示すところ
から明らかであるように、厳しい条件の下で長時
間使用してもヘツド表面に付着物を形成すること
がなく、また、10MHzという高周波域における摺
動ノイズも著しく低いという優れた特性を持つ記
録媒体であることが確認された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (第群)一般式(A) [ただし、式中R1は炭素数11〜17のアルキル基
    を表わし、R2およびR3はそれぞれ独立に、メチ
    ル基または式−C2H4(CF2kCF3で表わされるフ
    ツ化アルキル基を表わし、kは0〜7の整数を、
    lは0〜7の整数を、それぞれ表わし、m=0〜
    18であり、n=0〜5であつて、かつ0≦m+n
    ≦18であり、n=0のときはR2およびR3の少な
    くとも1つは−C2C4(CF2lCF3である。]で表わ
    される有機珪素化合物の群から選ばれる少なくと
    も1種;並びに(第群)下記(イ)、(ロ)および(ハ)か
    らなる群より選ばれる少なくとも1員: (イ) 一般式(B): R4COOR5 [ただしR4は炭素数13〜17のアルキル基また
    はアルケニル基を表わし、R5は炭素数1〜8
    のアルキル基または炭素数4〜12の、側鎖をも
    つアルキル基を表わす]で表わされるエステル
    の群から選ばれる少なくとも1種; (ロ) 一般式(B): R4COOR5 [ただしR4は炭素数13〜17のアルキル基また
    はアルケニル基を表わし、R5は炭素数1〜8
    のアルキル基または炭素数4〜12の、側鎖をも
    つアルキル基を表わす]で表わされるエステル
    の群から選ばれる少なくとも1種;と、 一般式(C): R6COOR7 [ただしR6およびR7は、それぞれ独立に、炭
    素数13〜22のアルキル基を表わす]で表わされ
    るエステルの群から選ばれる少なくとも1種と
    の組合わせ;および (ハ) 一般式(D): [ただし、式中R8、R9およびR10は、それぞれ
    独立に、炭素数1〜21のアルキル基または炭素
    数11〜21のアルケニル基、アルカジエニル基も
    しくは側鎖をもつアルキル基を表わす。]で表
    わされるグリセリンエステル(ただし、R8
    R9およびR10の炭素数の合計が13以上であつ
    て、R8、R9およびR10がいずれもアルキルであ
    るときは、式(D)のグリセリンエステルに含まれ
    る全炭素数は24以下であるものとする。); を、第群のものと第群のものとの合計量が磁
    性粉の量に対し0.1〜10重量%となる量で、同時
    に含有した磁性層を有してなることを特徴とする
    磁気記録媒体。 2 前記(A)の一般式をもつ有機珪素化合物の含有
    量が磁性粉の量に対して0.1〜10重量%であり、
    かつ前記(B)の一般式をもつエステルの含有量が磁
    性粉の量に対して0.1〜10重量%である請求項1
    記載の磁気記録媒体。 3 前記(A)の一般式をもつ有機珪素化合物の含有
    量が磁性粉の量に対して0.5〜5重量%であり、
    かつ前記(B)の一般式を持つエステルの含有量が磁
    性粉の量に対して0.5〜5重量%である請求項2
    記載の磁気記録媒体。 4 前記(A)の一般式をもつ有機珪素化合物の含有
    量が磁性粉の量に対して0.1〜10重量%であり、
    前記(B)の一般式をもつエステルの含有量が磁性粉
    の量に対して0.1〜10重量%であり、前記(C)の一
    般式をもつエステルの含有量が磁性粉の量に対し
    て0.05〜3重量%である請求項1記載の磁気記録
    媒体。 5 前記(A)の一般式をもつ有機珪素化合物の含有
    量が磁性粉の量に対して0.5〜5重量%であり、
    前記(B)の一般式をもつエステルの含有量が磁性粉
    の量に対して0.5〜5重量%であり、前記(C)の一
    般式をもつエステルの含有量が磁性粉の量に対し
    て0.1〜1重量%である請求項4記載の磁気記録
    媒体。 6 前記(A)の一般式をもつ有機珪素化合物の含有
    量が磁性粉の量に対して0.1〜10重量%であり、
    かつ前記(D)の一般式をもつグリセリンエステルの
    含有量が磁性粉の量に対して0.1〜10重量%であ
    る請求項1記載の磁気記録媒体。 7 前記(A)の一般式をもつ有機珪素化合物の含有
    量が磁性粉の量に対して0.5〜5重量%であり、
    かつ前記(D)の一般式をもつグリセリンエステルの
    含有量が磁性粉の量に対して0.5〜5重量%であ
    る請求項6記載の磁気記録媒体。
JP23309588A 1988-09-17 1988-09-17 磁気記録媒体 Granted JPH0281318A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23309588A JPH0281318A (ja) 1988-09-17 1988-09-17 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23309588A JPH0281318A (ja) 1988-09-17 1988-09-17 磁気記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0281318A JPH0281318A (ja) 1990-03-22
JPH0534725B2 true JPH0534725B2 (ja) 1993-05-24

Family

ID=16949702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23309588A Granted JPH0281318A (ja) 1988-09-17 1988-09-17 磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0281318A (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5740752A (en) * 1980-08-20 1982-03-06 Hitachi Maxell Ltd Magnetic recording medium
JPS5922228A (ja) * 1982-07-29 1984-02-04 Victor Co Of Japan Ltd 磁気記録媒体
JPS601623A (ja) * 1983-06-20 1985-01-07 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0281318A (ja) 1990-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4007313A (en) Magnetic recording medium
JPH02227821A (ja) 磁気記録媒体
EP0462570A2 (en) Magnetic recording medium
US4469750A (en) Magnetic recording media comprising fluorinated organosilicones in a magnetic layer thereof
JPS6222174B2 (ja)
JPH0534725B2 (ja)
JPS63281221A (ja) 磁気記録媒体
DE69323128T2 (de) Magnetischer Aufzeichnungsträger
KR920004246B1 (ko) 자기기록매체
JPS6265235A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP2024121601A (ja) パーフルオロポリエーテル誘導体、潤滑剤及び磁気記録媒体
JP2024157980A (ja) パーフルオロポリエーテル誘導体、潤滑剤及び磁気記録媒体
JPH03702B2 (ja)
JPH04159248A (ja) 脂肪酸エステルおよびこの脂肪酸エステルを用いた磁気記録媒体
JPH0263253B2 (ja)
JP2003012627A (ja) パーフルオロポリアルキルエーテル系化合物、該化合物からなる潤滑剤および該潤滑剤を用いた記録媒体
JPH03286419A (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法
JPS62125529A (ja) 磁気記録媒体
JPS60256919A (ja) 磁気記録材料用潤滑剤
JPH01162219A (ja) 磁気記録媒体
JPS5922228A (ja) 磁気記録媒体
JPS63306519A (ja) 磁気記録媒体
JPH0464915A (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法
JPS6070528A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPS6080127A (ja) 磁気記録媒体