JPH0535185B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0535185B2 JPH0535185B2 JP22537384A JP22537384A JPH0535185B2 JP H0535185 B2 JPH0535185 B2 JP H0535185B2 JP 22537384 A JP22537384 A JP 22537384A JP 22537384 A JP22537384 A JP 22537384A JP H0535185 B2 JPH0535185 B2 JP H0535185B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- vulcanization
- acid
- parts
- acrylate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、加硫可能なアクリルゴム組成物に関
する。更に詳しくは、特に極めて良好な圧縮永久
歪を有する加硫物を与える可硫可能なアクリルゴ
ム組成物に関する。 〔従来の技術〕 従来から、ハロゲンを架橋サイトとするアクリ
ルゴムの加硫系として種々のものが知られている
が、それらはそれぞれ解決されなければならない
問題点を有している。即ち、ヘキサメチレンジア
ミンカーバメート、ヘキサメチレンテトラミンの
ような多価アミン類と受酸剤としての二塩基性亜
リン酸鉛または金属酸化物との組合せに係る加硫
系の場合には、2−クロルエチルビニルエーテル
が架橋サイトのときは加硫速度が遅く、圧縮永久
歪の点で劣つており、ビニルクロルアセテートが
架橋サイトのときは逆に加硫速度が早すぎて実用
的ではない。 また、脂肪酸金属石けんとイオウまたはイオウ
供与体との組合せに係る加硫系の場合には、2−
クロルエチルビニルエーテルが架橋サイトのとき
はやはり加硫速度および圧縮永久歪の点で劣つて
おり、ビニルクロルアセテートが架橋サイトのと
きは加硫速度は早いものの、圧縮永久歪の点で劣
つている。 更に、トリアジン誘導体と金属酸化物との組合
せに係る加硫系(特公昭50−15815号公報および
特開昭51−58451号公報)の場合には、2−クロ
ルエチルビニルエーテルを架橋サイトとするアク
リルゴムに関しては、加硫速度が遅い上にム−ニ
−スコーチタイムが短かくて実用的ではなく、ま
たビニルクロルアセテートを架橋サイトとするア
クリルゴムに関しては、逆に加硫速度が早すぎて
実用的ではない。 これら以外に、トリチオシアヌール酸とジチオ
カルバミン酸亜鉛誘導体との組合せに係る加硫系
なども知られており(特公昭49−13215号公報)、
これは従来提案されていた石けんとイオウとの加
硫系が多くの目的には適するものの、迅速な硬化
により最高の硬化状態を得んとする場合には不利
であるという欠点を改善し、一層迅速な硬化速度
を有しかつ硬化状態の高度な組成物が得られ、更
に加硫物は改善された貯蔵性を有するとされてい
る。しかしながら、かかる特性は、ハロゲン含有
アクリルゴム全般に共通してみられるものではな
く、例えば2−クロルエチルビニルエーテルを架
橋サイトとするアクリルゴムに関しては加硫速度
が遅く、またビニルクロルアセテートを架橋サイ
トとするアクリルゴムに関しては加硫物の伸びが
小さいという欠点がみられる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、従来のハロゲン含有アクリルゴム加
硫系にみられる欠点を解消し、加硫速度、スコー
チ性および加硫物の耐熱性、圧縮永久歪などにす
ぐれ、しかもこのような性質が架橋サイトとなる
ハロゲン含有単量体の種類によつても殆んど左右
されず、多くの場合に一定に発揮される加硫系を
提供することを目的とするものであり、本発明の
かかる目的は、トリチオシアヌール酸およびジシ
アンジアミドなどを含有してなる加硫系を選択す
ることにより、効果的に達成されることが見出さ
れた。 〔問題点を解決するための手段〕および〔作用〕 従つて、本発明は加硫可能なアクリルゴム組成
物に係り、このアクリルゴム組成物は、ハロゲン
含有アクリルゴム、トリチオシアヌール酸、ジシ
アンジアミドおよび有機カルボン酸のアルカリ土
類金属塩または亜鉛塩を含有してなる。 加硫さるべきハロゲン含有アクリルゴムは、ア
ルキルアクリレート単量体約60〜99.9重量%、ハ
ロゲン含有単量体約10〜0.1重量%およびこれら
の各単量体と共重合可能な少くとも一種の他の単
量体約30〜0重量%を共重合させて得られるエラ
ストマー状共重合体である。 アルキルアクリレート単量体としては、例えば
アルキルアクリレート、アルコキシアルキルアク
リレート、アルキルチオアルキルアクリレート、
シアノアルキルアクリレートなどが挙げられる。 ハロゲン含有単量体としては、次のようなもの
が例示される。 (1) 2−クロルエチルビニルエーテル、2−クロ
ルエチルアクリレート、ビニルベンジルクロラ
イドなど (2) ビニルクロルアセテート、アリルクロルアセ
テートなど (3) グリシジルアクリレート、グリシジルメタク
リレート、アリルグリシジルエステルなどのグ
リシジル化合物とモノクロル酢酸との付加反応
生成物 (4) α−またはβ−ハロゲン置換脂肪族モノカル
ボン酸のアルケニルエステル、アクリル酸また
はメタクリル酸のハロアルキルエステル、ハロ
アルキルアルケニルエステル、ハロアルキルア
ルケニルケトン、アクリル酸またはメタクリル
酸のハロアセトキシアルキルエステル、ハロア
セチル基含有不飽和化合物など また、共重合させ得る他の単量体としては、ア
クリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、クロト
ン酸、ビニル酢酸、マレイン酸、フマル酸、イタ
コン酸、けい皮酸、マレイン酸モノメチル、マレ
イン酸モノエチル、マレイン酸モノブチル、スチ
レン、α−メチルスチレン、ハロゲン化スチレ
ン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ア
クリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロー
ルアクリルアミド、ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキ
シエチルメタクリレート、酢酸ビニル、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、メチルメタクリレート、エ
チルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、ベンジルアクリレート、フルフリルアクリレ
ートなどのモノビニル系またはモノビニリデン系
不飽和化合物、更にはジビニルベンゼン、アリル
アクリレート、アリルメタクリレート、アルキレ
ングリコールジアクリレート、アルキレングリコ
ールジメタクリレート、ポリアルキレングリコー
ルジアクリレート、ポリアルキレングリコールジ
メタクリレート、トリメチロールプロパントリア
クリレートなどの架橋性ポリエン化合物などが例
示される。 有機カルボン酸のアルカリ土類金属塩として
は、炭素数1〜18の飽和脂肪酸、炭素数3〜18の
不飽和脂肪酸、脂肪族ジカルボン酸および芳香族
カルボン酸などの有機カルボン酸のマグネシウム
塩、カルシウム塩、バリウム塩などが用いられ
る。同様に、これらの有機カルボン酸の亜鉛塩も
用いられる。具体的には、例えばステアリン酸マ
グネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリ
ン酸亜鉛、オレイン酸バリウム、オレイン酸亜
鉛、酒石酸マグネシウム、プロピオン酸カルシウ
ムなどが挙げられ、特に好ましいものとして、炭
素数8〜18の脂肪酸のカルシウム塩、マグネシウ
ム塩および亜鉛塩を挙げることができる。 これらの加硫系の必須成分は、ハロゲン含有ア
クリルゴム100重量部当り、トリチオシアヌール
酸が約0.1〜10重量部、好ましくは約0.3〜1重量
部、ジシアンジアミドは約0.1〜10重量部、好ま
しくは約0.2〜1重量部、また有機カルボン酸塩
は約0.5〜10重量部、好ましくは約1〜5重量部
の割合でそれぞれ用いられる。 これらの配合割合は、加硫速度、貯蔵安定性、
加工安全性、加硫物の機械的物性、耐熱性、圧縮
永久歪などの諸性質、諸特性の値から、それぞれ
好ましい範囲として特定されたものである。これ
以下の配合割合で各加硫系成分が用いられると、
加硫速度がかなり低下し、また加硫物の一般物性
の点でも満足されるものが得られず、他方これ以
上の配合割合で用いると、加硫速度は一般に大き
くなるものの、貯蔵安定性、加工安全性、加硫物
の一般物性などが損われるようになるので好まし
くない。 加硫は、これらの加硫系成分を、他の添加剤、
例えば補強剤、充填剤、老化防止剤、安定剤、可
塑剤、滑剤などと共に、ロール混合、バンバリー
混合、溶液混合など一般に用いられている方法に
よつて行われる。加硫温度は通常150℃以上であ
り、この温度でのプレス加硫および後加硫あるい
は蒸気加硫などによつて加硫が行われる。 〔発明の効果〕 本発明に係る加硫系を用いると、加硫時の加硫
速度およびムーニースコーチタイムは良好であ
り、また得られた加硫物は、特に圧縮永久歪の点
において著しくすぐれており、耐熱性や常態物性
も良好であるという効果を奏する。しかも、この
ような効果は、架橋サイトとなるハロゲン含有単
量体の種類によつても殆んど左右されずに、多く
の場合に一定に発揮される。 〔実施例〕 次に、実施例について本発明を説明する。 実施例1〜3、比較例1 エチルアクリレート48.5%(重量、以下同じ)、
n−ブチルアクリレート25%、2−メトキシエチ
ルアクリレート24%およびビニルクロルアセテー
ト2.5%の共重合体よりなるハロゲン含有アクリ
ルゴムに、下記第1表記載の各種配合剤の所定量
(重量部)を添加し、8インチオープンロールを
用いて、30〜40℃の温度で約30分間混練した。な
お、併記された比較例1は、従来から一般に用い
られている加硫系である。
する。更に詳しくは、特に極めて良好な圧縮永久
歪を有する加硫物を与える可硫可能なアクリルゴ
ム組成物に関する。 〔従来の技術〕 従来から、ハロゲンを架橋サイトとするアクリ
ルゴムの加硫系として種々のものが知られている
が、それらはそれぞれ解決されなければならない
問題点を有している。即ち、ヘキサメチレンジア
ミンカーバメート、ヘキサメチレンテトラミンの
ような多価アミン類と受酸剤としての二塩基性亜
リン酸鉛または金属酸化物との組合せに係る加硫
系の場合には、2−クロルエチルビニルエーテル
が架橋サイトのときは加硫速度が遅く、圧縮永久
歪の点で劣つており、ビニルクロルアセテートが
架橋サイトのときは逆に加硫速度が早すぎて実用
的ではない。 また、脂肪酸金属石けんとイオウまたはイオウ
供与体との組合せに係る加硫系の場合には、2−
クロルエチルビニルエーテルが架橋サイトのとき
はやはり加硫速度および圧縮永久歪の点で劣つて
おり、ビニルクロルアセテートが架橋サイトのと
きは加硫速度は早いものの、圧縮永久歪の点で劣
つている。 更に、トリアジン誘導体と金属酸化物との組合
せに係る加硫系(特公昭50−15815号公報および
特開昭51−58451号公報)の場合には、2−クロ
ルエチルビニルエーテルを架橋サイトとするアク
リルゴムに関しては、加硫速度が遅い上にム−ニ
−スコーチタイムが短かくて実用的ではなく、ま
たビニルクロルアセテートを架橋サイトとするア
クリルゴムに関しては、逆に加硫速度が早すぎて
実用的ではない。 これら以外に、トリチオシアヌール酸とジチオ
カルバミン酸亜鉛誘導体との組合せに係る加硫系
なども知られており(特公昭49−13215号公報)、
これは従来提案されていた石けんとイオウとの加
硫系が多くの目的には適するものの、迅速な硬化
により最高の硬化状態を得んとする場合には不利
であるという欠点を改善し、一層迅速な硬化速度
を有しかつ硬化状態の高度な組成物が得られ、更
に加硫物は改善された貯蔵性を有するとされてい
る。しかしながら、かかる特性は、ハロゲン含有
アクリルゴム全般に共通してみられるものではな
く、例えば2−クロルエチルビニルエーテルを架
橋サイトとするアクリルゴムに関しては加硫速度
が遅く、またビニルクロルアセテートを架橋サイ
トとするアクリルゴムに関しては加硫物の伸びが
小さいという欠点がみられる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、従来のハロゲン含有アクリルゴム加
硫系にみられる欠点を解消し、加硫速度、スコー
チ性および加硫物の耐熱性、圧縮永久歪などにす
ぐれ、しかもこのような性質が架橋サイトとなる
ハロゲン含有単量体の種類によつても殆んど左右
されず、多くの場合に一定に発揮される加硫系を
提供することを目的とするものであり、本発明の
かかる目的は、トリチオシアヌール酸およびジシ
アンジアミドなどを含有してなる加硫系を選択す
ることにより、効果的に達成されることが見出さ
れた。 〔問題点を解決するための手段〕および〔作用〕 従つて、本発明は加硫可能なアクリルゴム組成
物に係り、このアクリルゴム組成物は、ハロゲン
含有アクリルゴム、トリチオシアヌール酸、ジシ
アンジアミドおよび有機カルボン酸のアルカリ土
類金属塩または亜鉛塩を含有してなる。 加硫さるべきハロゲン含有アクリルゴムは、ア
ルキルアクリレート単量体約60〜99.9重量%、ハ
ロゲン含有単量体約10〜0.1重量%およびこれら
の各単量体と共重合可能な少くとも一種の他の単
量体約30〜0重量%を共重合させて得られるエラ
ストマー状共重合体である。 アルキルアクリレート単量体としては、例えば
アルキルアクリレート、アルコキシアルキルアク
リレート、アルキルチオアルキルアクリレート、
シアノアルキルアクリレートなどが挙げられる。 ハロゲン含有単量体としては、次のようなもの
が例示される。 (1) 2−クロルエチルビニルエーテル、2−クロ
ルエチルアクリレート、ビニルベンジルクロラ
イドなど (2) ビニルクロルアセテート、アリルクロルアセ
テートなど (3) グリシジルアクリレート、グリシジルメタク
リレート、アリルグリシジルエステルなどのグ
リシジル化合物とモノクロル酢酸との付加反応
生成物 (4) α−またはβ−ハロゲン置換脂肪族モノカル
ボン酸のアルケニルエステル、アクリル酸また
はメタクリル酸のハロアルキルエステル、ハロ
アルキルアルケニルエステル、ハロアルキルア
ルケニルケトン、アクリル酸またはメタクリル
酸のハロアセトキシアルキルエステル、ハロア
セチル基含有不飽和化合物など また、共重合させ得る他の単量体としては、ア
クリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、クロト
ン酸、ビニル酢酸、マレイン酸、フマル酸、イタ
コン酸、けい皮酸、マレイン酸モノメチル、マレ
イン酸モノエチル、マレイン酸モノブチル、スチ
レン、α−メチルスチレン、ハロゲン化スチレ
ン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ア
クリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロー
ルアクリルアミド、ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキ
シエチルメタクリレート、酢酸ビニル、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、メチルメタクリレート、エ
チルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、ベンジルアクリレート、フルフリルアクリレ
ートなどのモノビニル系またはモノビニリデン系
不飽和化合物、更にはジビニルベンゼン、アリル
アクリレート、アリルメタクリレート、アルキレ
ングリコールジアクリレート、アルキレングリコ
ールジメタクリレート、ポリアルキレングリコー
ルジアクリレート、ポリアルキレングリコールジ
メタクリレート、トリメチロールプロパントリア
クリレートなどの架橋性ポリエン化合物などが例
示される。 有機カルボン酸のアルカリ土類金属塩として
は、炭素数1〜18の飽和脂肪酸、炭素数3〜18の
不飽和脂肪酸、脂肪族ジカルボン酸および芳香族
カルボン酸などの有機カルボン酸のマグネシウム
塩、カルシウム塩、バリウム塩などが用いられ
る。同様に、これらの有機カルボン酸の亜鉛塩も
用いられる。具体的には、例えばステアリン酸マ
グネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリ
ン酸亜鉛、オレイン酸バリウム、オレイン酸亜
鉛、酒石酸マグネシウム、プロピオン酸カルシウ
ムなどが挙げられ、特に好ましいものとして、炭
素数8〜18の脂肪酸のカルシウム塩、マグネシウ
ム塩および亜鉛塩を挙げることができる。 これらの加硫系の必須成分は、ハロゲン含有ア
クリルゴム100重量部当り、トリチオシアヌール
酸が約0.1〜10重量部、好ましくは約0.3〜1重量
部、ジシアンジアミドは約0.1〜10重量部、好ま
しくは約0.2〜1重量部、また有機カルボン酸塩
は約0.5〜10重量部、好ましくは約1〜5重量部
の割合でそれぞれ用いられる。 これらの配合割合は、加硫速度、貯蔵安定性、
加工安全性、加硫物の機械的物性、耐熱性、圧縮
永久歪などの諸性質、諸特性の値から、それぞれ
好ましい範囲として特定されたものである。これ
以下の配合割合で各加硫系成分が用いられると、
加硫速度がかなり低下し、また加硫物の一般物性
の点でも満足されるものが得られず、他方これ以
上の配合割合で用いると、加硫速度は一般に大き
くなるものの、貯蔵安定性、加工安全性、加硫物
の一般物性などが損われるようになるので好まし
くない。 加硫は、これらの加硫系成分を、他の添加剤、
例えば補強剤、充填剤、老化防止剤、安定剤、可
塑剤、滑剤などと共に、ロール混合、バンバリー
混合、溶液混合など一般に用いられている方法に
よつて行われる。加硫温度は通常150℃以上であ
り、この温度でのプレス加硫および後加硫あるい
は蒸気加硫などによつて加硫が行われる。 〔発明の効果〕 本発明に係る加硫系を用いると、加硫時の加硫
速度およびムーニースコーチタイムは良好であ
り、また得られた加硫物は、特に圧縮永久歪の点
において著しくすぐれており、耐熱性や常態物性
も良好であるという効果を奏する。しかも、この
ような効果は、架橋サイトとなるハロゲン含有単
量体の種類によつても殆んど左右されずに、多く
の場合に一定に発揮される。 〔実施例〕 次に、実施例について本発明を説明する。 実施例1〜3、比較例1 エチルアクリレート48.5%(重量、以下同じ)、
n−ブチルアクリレート25%、2−メトキシエチ
ルアクリレート24%およびビニルクロルアセテー
ト2.5%の共重合体よりなるハロゲン含有アクリ
ルゴムに、下記第1表記載の各種配合剤の所定量
(重量部)を添加し、8インチオープンロールを
用いて、30〜40℃の温度で約30分間混練した。な
お、併記された比較例1は、従来から一般に用い
られている加硫系である。
【表】
得られた混練物のムーニースコーチタイム(5
点上昇時間)およびこの混練物を180℃で8分間
プレス加硫し、その後150℃で15時間後加硫させ
て得られた加硫物についての物性値をそれぞれ測
定した。得られた結果は、次の第2表に示され
る。
点上昇時間)およびこの混練物を180℃で8分間
プレス加硫し、その後150℃で15時間後加硫させ
て得られた加硫物についての物性値をそれぞれ測
定した。得られた結果は、次の第2表に示され
る。
【表】
【表】
この結果から、本発明に係る加硫系によつて加
硫された加硫物は、圧縮永久歪の点で非常にすぐ
れており、また耐熱性も良好であることが分る。 実施例4、比較例2 実施例3または比較例1において、ハロゲン含
有アクリルゴムとしてエチルアクリレート97.5%
およびビニルクロルアセテート2.5%の共重合体
を用い、また実施例3に準じた実施例4では
HAFカーボンブラツクが50重量部に変更され、
比較例1に準じた比較例2ではステアリン酸カリ
ウムが用いられなかつた。 得られた混練物のムーニースコーチタイムおよ
び加硫物の物性値が同様に測定された。得られた
結果は、次の第3表に示される。
硫された加硫物は、圧縮永久歪の点で非常にすぐ
れており、また耐熱性も良好であることが分る。 実施例4、比較例2 実施例3または比較例1において、ハロゲン含
有アクリルゴムとしてエチルアクリレート97.5%
およびビニルクロルアセテート2.5%の共重合体
を用い、また実施例3に準じた実施例4では
HAFカーボンブラツクが50重量部に変更され、
比較例1に準じた比較例2ではステアリン酸カリ
ウムが用いられなかつた。 得られた混練物のムーニースコーチタイムおよ
び加硫物の物性値が同様に測定された。得られた
結果は、次の第3表に示される。
【表】
この結果から、このハロゲン含有アクリルエラ
ストマーを用いた場合にも、常態物性および耐熱
性が良好で、また圧縮永久歪の点において非常に
すぐれた加硫物が得られることが分る。 実施例 5 実施例3において、HAFカーボンブラツクを
15重量部に、またトリチオシアヌール酸を0.7重
量部にそれぞれ変更し、更に無水シリカ(日本ア
エロジル製品アエロジル200)20重量部およびセ
ライト(マンビル社製品セライト219)25重量部
を新たに加えた。 実施例 6 実施例5において、ハロゲン含有アクリルゴム
として、エチルアクリレート45%、2−メトキシ
エチルアクリレート30%、n−ブチルアクリレー
ト20%および2−クロルエチルビニルエーテル5
%の共重合体が用いられた。 比較例 3 実施例5において、トリチオシアヌール酸、ジ
シアンジアミドおよびステアリン酸亜鉛よりなる
加硫系の代りに、ステアリン酸ナトリウム3重量
部にステアリン酸カリウム0.5重量部およびイオ
ウ0.3重量部よりなる加硫系が用いられた。 比較例 4 実施例5において、ジシアンジアミドおよびス
テアリン酸亜鉛の代りに、ジチオカルバミン酸亜
鉛1.5重量部が用いられた。 実施例5〜6および比較例3〜4の場合につい
て、同様に加硫物の物性値が測定された。得られ
た結果は、次の第4表に示される。
ストマーを用いた場合にも、常態物性および耐熱
性が良好で、また圧縮永久歪の点において非常に
すぐれた加硫物が得られることが分る。 実施例 5 実施例3において、HAFカーボンブラツクを
15重量部に、またトリチオシアヌール酸を0.7重
量部にそれぞれ変更し、更に無水シリカ(日本ア
エロジル製品アエロジル200)20重量部およびセ
ライト(マンビル社製品セライト219)25重量部
を新たに加えた。 実施例 6 実施例5において、ハロゲン含有アクリルゴム
として、エチルアクリレート45%、2−メトキシ
エチルアクリレート30%、n−ブチルアクリレー
ト20%および2−クロルエチルビニルエーテル5
%の共重合体が用いられた。 比較例 3 実施例5において、トリチオシアヌール酸、ジ
シアンジアミドおよびステアリン酸亜鉛よりなる
加硫系の代りに、ステアリン酸ナトリウム3重量
部にステアリン酸カリウム0.5重量部およびイオ
ウ0.3重量部よりなる加硫系が用いられた。 比較例 4 実施例5において、ジシアンジアミドおよびス
テアリン酸亜鉛の代りに、ジチオカルバミン酸亜
鉛1.5重量部が用いられた。 実施例5〜6および比較例3〜4の場合につい
て、同様に加硫物の物性値が測定された。得られ
た結果は、次の第4表に示される。
【表】
以上の結果から、耐熱性が良好なため一般によ
く用いられているシリカ系充填剤を配合した場合
にも、加硫物は伸び、圧縮永久歪などに良好な値
を示し、即ち本発明に係る加硫系は、用いられた
ハロゲン含有アクリルゴムおよび配合された充填
剤の種類に関係なく、良好な物性を示す加硫物を
与えることが分る。
く用いられているシリカ系充填剤を配合した場合
にも、加硫物は伸び、圧縮永久歪などに良好な値
を示し、即ち本発明に係る加硫系は、用いられた
ハロゲン含有アクリルゴムおよび配合された充填
剤の種類に関係なく、良好な物性を示す加硫物を
与えることが分る。
Claims (1)
- 1 ハロゲン含有アクリルゴム100重量部に対し、
0.1〜10重量部のトリチオシアヌール酸、0.1〜10
重量部のジシアンジアミドおよび0.5〜10重量部
の有機カルボン酸のアルカリ土類金属塩または亜
鉛塩を含有してなる加硫可能なアクリルゴム組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22537384A JPS61103957A (ja) | 1984-10-26 | 1984-10-26 | 加硫可能なアクリルゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22537384A JPS61103957A (ja) | 1984-10-26 | 1984-10-26 | 加硫可能なアクリルゴム組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61103957A JPS61103957A (ja) | 1986-05-22 |
| JPH0535185B2 true JPH0535185B2 (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=16828330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22537384A Granted JPS61103957A (ja) | 1984-10-26 | 1984-10-26 | 加硫可能なアクリルゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61103957A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001046333A1 (en) | 1999-12-20 | 2001-06-28 | 3M Innovative Properties Company | Acidic polymer-based thermosettable psas, methods of their use, and thermoset adhesives therefrom |
-
1984
- 1984-10-26 JP JP22537384A patent/JPS61103957A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61103957A (ja) | 1986-05-22 |
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