JPH0535760B2 - - Google Patents
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- JPH0535760B2 JPH0535760B2 JP14976586A JP14976586A JPH0535760B2 JP H0535760 B2 JPH0535760 B2 JP H0535760B2 JP 14976586 A JP14976586 A JP 14976586A JP 14976586 A JP14976586 A JP 14976586A JP H0535760 B2 JPH0535760 B2 JP H0535760B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chromium
- tanning
- aluminum
- weight
- agent
- Prior art date
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- Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本発明はなめし方法に関し、更に言えば、前な
めしおよび全なめし工程の2段の工程を有するな
めし方法に関するものである。
めしおよび全なめし工程の2段の工程を有するな
めし方法に関するものである。
<従来の技術>
現在周知のように、なめし剤としては色々と提
案され、かつ使用されているが、主としてクロム
なめし剤とタンニンなめし剤が汎用されている。
クロムなめし剤は古くよりそのなめし効果が著し
く優れていることにより使用されてきたものであ
り、種々の塩基度およびクロム含有量の差異に基
づく各種の塩基性硫酸クロムが知られ、皮革産業
の発展に大きく貢献してきた。
案され、かつ使用されているが、主としてクロム
なめし剤とタンニンなめし剤が汎用されている。
クロムなめし剤は古くよりそのなめし効果が著し
く優れていることにより使用されてきたものであ
り、種々の塩基度およびクロム含有量の差異に基
づく各種の塩基性硫酸クロムが知られ、皮革産業
の発展に大きく貢献してきた。
しかし、かかる効果的なクロムなめし剤におい
ても幾つかの欠点が時代の要請と共に指摘されて
きている。この最大のものは、クロム化合物の環
境汚染問題であり、なめし排水中のクロム、皮革
スラツジ中のクロムの処理対策が要求され種々の
研究が行なわれ、実用化も推進されている。
ても幾つかの欠点が時代の要請と共に指摘されて
きている。この最大のものは、クロム化合物の環
境汚染問題であり、なめし排水中のクロム、皮革
スラツジ中のクロムの処理対策が要求され種々の
研究が行なわれ、実用化も推進されている。
この対策の1つとして、
浸酸した生皮を少なくとも1種のクロム()
塩で前なめしし、続いてギ酸塩および/またはギ
酸と硫酸クロム()との反応生成物から成るク
ロム()なめし剤を用いて少なくとも1種の酸
結合剤の存在下で前なめしを行なうクロムなめし
方法(特公昭61−2120号公報)などが報告されて
いる。
塩で前なめしし、続いてギ酸塩および/またはギ
酸と硫酸クロム()との反応生成物から成るク
ロム()なめし剤を用いて少なくとも1種の酸
結合剤の存在下で前なめしを行なうクロムなめし
方法(特公昭61−2120号公報)などが報告されて
いる。
他方、本発明者は、重量比0.7≦Cr2O3/Al2O3
≦3の範囲内にある硫酸クロム含有物、アルミニ
ウム塩およびカルボン酸化合物からなる酸性混合
水溶液をアルカリ剤で中和して高塩基化すること
を特徴とするクロム−アルミニウム系なめし剤の
製法を開発している(特公昭60−40478号公報)。
≦3の範囲内にある硫酸クロム含有物、アルミニ
ウム塩およびカルボン酸化合物からなる酸性混合
水溶液をアルカリ剤で中和して高塩基化すること
を特徴とするクロム−アルミニウム系なめし剤の
製法を開発している(特公昭60−40478号公報)。
<発明が解決しようとする問題点>
しかしながら、特公昭61−2120号公報の発明
は、なめし革の柔軟性に問題があること、環境汚
染を防止するために排水中のクロム(Cr)量を
低減しなければならない等の問題点があつた。
は、なめし革の柔軟性に問題があること、環境汚
染を防止するために排水中のクロム(Cr)量を
低減しなければならない等の問題点があつた。
他方、特公昭60−40478号公報の発明は、アル
ミニウムなめし剤単独のなめし皮の耐熱性をクロ
ムで改善し、しかも排水中のクロムを従来のクロ
ムなめし方式により大幅に減少し、クロム汚染負
荷減少に寄与するものではあるが、次のような改
良すべき点があることが分つた。
ミニウムなめし剤単独のなめし皮の耐熱性をクロ
ムで改善し、しかも排水中のクロムを従来のクロ
ムなめし方式により大幅に減少し、クロム汚染負
荷減少に寄与するものではあるが、次のような改
良すべき点があることが分つた。
動物の皮をなめす場合、クロムおよびアルミニ
ウムが皮に吸着されるにつれ液中に酸が放出さ
れ、液のPHが適正ななめし作業に必要な好適範囲
から外れる傾向があり、従つて、なめし工程中に
何らかの酸結合剤を作用させて、液のPHを常にあ
る適正値付近に保つ必要が生ずるが、このなめし
液のPH調整はなめし作業を行なうに当つて、極め
て重要なものであり、PH値が低く過ぎると皮への
クロムおよびアルミニウムの結合が不十分とな
り、その結果なめし効果が不十分なものとなり、
一方PH値が高過ぎると水酸化クロムおよび水酸化
アルミニウムの沈澱を生成し良質ななめし皮が得
られなくなるという危険を伴う。
ウムが皮に吸着されるにつれ液中に酸が放出さ
れ、液のPHが適正ななめし作業に必要な好適範囲
から外れる傾向があり、従つて、なめし工程中に
何らかの酸結合剤を作用させて、液のPHを常にあ
る適正値付近に保つ必要が生ずるが、このなめし
液のPH調整はなめし作業を行なうに当つて、極め
て重要なものであり、PH値が低く過ぎると皮への
クロムおよびアルミニウムの結合が不十分とな
り、その結果なめし効果が不十分なものとなり、
一方PH値が高過ぎると水酸化クロムおよび水酸化
アルミニウムの沈澱を生成し良質ななめし皮が得
られなくなるという危険を伴う。
そこで、従来は、PH調整を行なうためなめし作
業中になめし液に炭酸ソーダや重炭酸ソーダのご
ときアルカリ剤を数段階に分けて添加していた
が、この方法では、長時間に亘るなめし工程の途
中で各段階ごとに計量された上記アルカリ剤の添
加量、添加方法、添加速度などの工程管理を慎重
深く行なわれないと最終的に得られるなめし皮の
外観、品質を損うというトラブルを生じやすい欠
点があつた。
業中になめし液に炭酸ソーダや重炭酸ソーダのご
ときアルカリ剤を数段階に分けて添加していた
が、この方法では、長時間に亘るなめし工程の途
中で各段階ごとに計量された上記アルカリ剤の添
加量、添加方法、添加速度などの工程管理を慎重
深く行なわれないと最終的に得られるなめし皮の
外観、品質を損うというトラブルを生じやすい欠
点があつた。
本発明者は、上記の問題点を解決すべく研究を
行なつた結果本発明を得た。
行なつた結果本発明を得た。
<問題点を解決するための手段>
即ち、本発明は、浸酸した生皮をクロム()
塩で前なめしし、続いてクロム−アルミニウム系
なめし剤で全なめしを行なうことを特徴とするな
めし方法である。
塩で前なめしし、続いてクロム−アルミニウム系
なめし剤で全なめしを行なうことを特徴とするな
めし方法である。
<作用>
本発明は、前なめしに続いて全なめしをする2
つのなめし工程を有するなめし方法である。
つのなめし工程を有するなめし方法である。
前なめしにおいて使用するクロム()塩のな
めし剤は、硫酸クロム、塩基性硫酸クロムあるい
はそれらの芒硝含有物をいうが、工業的には、重
クロム酸ソーダ水溶液をカルボン酸の存在下又は
不存在の下に有機又は無機還元剤で還元反応させ
て生成した塩基性硫酸クロムが好適である。
めし剤は、硫酸クロム、塩基性硫酸クロムあるい
はそれらの芒硝含有物をいうが、工業的には、重
クロム酸ソーダ水溶液をカルボン酸の存在下又は
不存在の下に有機又は無機還元剤で還元反応させ
て生成した塩基性硫酸クロムが好適である。
前なめしは、通常行なわれている石灰漬、脱
毛、脱灰等を施された生皮を硫酸等の酸類及び食
塩等の酸膨潤防止剤を含有するPH2〜4の水溶液
に浸酸した後、水溶液にクロム()塩を投入す
る。
毛、脱灰等を施された生皮を硫酸等の酸類及び食
塩等の酸膨潤防止剤を含有するPH2〜4の水溶液
に浸酸した後、水溶液にクロム()塩を投入す
る。
この時のクロム()塩の投入量は生皮の重量
を基準にしてCr2O3として最大1%であることが
必要である。投入量が1%以上では皮コラーゲン
とクロムの結合反応に預るクロム量以上のものが
排水に移行し、排水中のクロム(Cr)が増大す
るからであり、好ましくは0.5%以下(クロム含
有量(Cr2O3)25%のクロムなめし剤では2%)
が望ましい。
を基準にしてCr2O3として最大1%であることが
必要である。投入量が1%以上では皮コラーゲン
とクロムの結合反応に預るクロム量以上のものが
排水に移行し、排水中のクロム(Cr)が増大す
るからであり、好ましくは0.5%以下(クロム含
有量(Cr2O3)25%のクロムなめし剤では2%)
が望ましい。
クロム()塩を投入後、約1〜4時間ドラミ
ングして前なめしを充分に行なわせる。
ングして前なめしを充分に行なわせる。
上記の前なめし収量後、続いて、クロム−アル
ミニウム系なめし剤を使用して全なめしを行な
う。
ミニウム系なめし剤を使用して全なめしを行な
う。
本発明において、全なめしに使用するクロム−
アルミニウム系なめし剤は、Cr2O3 2〜25重量
%、Al2O3 2〜25重量%、カルボン酸化合物1
〜15重量%を少なくとも含有し、重量比で
Cr2O3/Al2O3が0.7〜3かつ塩基度が20〜55%で
あるクロム−アルミニウム系なめし剤または該ク
ロム−アルミニウム系なめし剤100重量部に対し
て、酸結合剤を0.2〜50重量部を混合して自動塩
基度調整能をもつクロム−アルミニウム系なめし
剤であり、通常は後者の方が好ましい。
アルミニウム系なめし剤は、Cr2O3 2〜25重量
%、Al2O3 2〜25重量%、カルボン酸化合物1
〜15重量%を少なくとも含有し、重量比で
Cr2O3/Al2O3が0.7〜3かつ塩基度が20〜55%で
あるクロム−アルミニウム系なめし剤または該ク
ロム−アルミニウム系なめし剤100重量部に対し
て、酸結合剤を0.2〜50重量部を混合して自動塩
基度調整能をもつクロム−アルミニウム系なめし
剤であり、通常は後者の方が好ましい。
上記のクロム−アルミニウム系なめし剤は、硫
酸クロム含有物、アルミニウム塩およびカルボン
酸化合物からなる酸性混合水溶液をアルカリ剤で
中和して高塩基化したものを噴霧乾燥して粒状化
したものである。
酸クロム含有物、アルミニウム塩およびカルボン
酸化合物からなる酸性混合水溶液をアルカリ剤で
中和して高塩基化したものを噴霧乾燥して粒状化
したものである。
ここで、硫酸クロム含有物というのは、前記の
ように前なめしで用いるクロム()塩と組成成
分としては同様である。
ように前なめしで用いるクロム()塩と組成成
分としては同様である。
次に、アルミニウム塩というのは、主として硫
酸アルミニウムであるが、その他の塩基性硫酸ア
ルミニウム、塩化アルミニウム、塩基性塩化アル
ミニウムなども必要に応じて用いられる。
酸アルミニウムであるが、その他の塩基性硫酸ア
ルミニウム、塩化アルミニウム、塩基性塩化アル
ミニウムなども必要に応じて用いられる。
又、カルボン酸化合物というのは、周知のよう
に高塩基化する際のOH基のマスキング剤として
用いるものであり、例えば、蟻酸、酢酸、蓚酸、
こはく酸、グルタン酸、アジピン酸、フタル酸、
酒石酸、クエン酸又は乳酸等が挙げられ、又、そ
れらはアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩又は
アンモニア塩であつてもよく、少なくとも1種又
は2種以上適宜選択使用する。
に高塩基化する際のOH基のマスキング剤として
用いるものであり、例えば、蟻酸、酢酸、蓚酸、
こはく酸、グルタン酸、アジピン酸、フタル酸、
酒石酸、クエン酸又は乳酸等が挙げられ、又、そ
れらはアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩又は
アンモニア塩であつてもよく、少なくとも1種又
は2種以上適宜選択使用する。
更に、アルカリ剤は前記各薬剤を中和して高塩
基化させるものであれば、特に限定はないが、例
えは、苛性アルカリ、炭酸アルカリ、重炭酸アル
カリ、あるいはアルミン酸ソーダ等が使用でき
る。これらのうち、できるだけ穏やかなアルカリ
剤が操業上好ましいことから重炭酸ソーダが特に
好ましい。
基化させるものであれば、特に限定はないが、例
えは、苛性アルカリ、炭酸アルカリ、重炭酸アル
カリ、あるいはアルミン酸ソーダ等が使用でき
る。これらのうち、できるだけ穏やかなアルカリ
剤が操業上好ましいことから重炭酸ソーダが特に
好ましい。
上記の硫酸クロム含有物、アルミニウム塩、お
よびカルボン酸化合物を混合水溶液として、次い
で、アルカリ剤で常温ないし80℃の温度条件下に
混合攪拌し徐々に中和させて高塩基化させる。
よびカルボン酸化合物を混合水溶液として、次い
で、アルカリ剤で常温ないし80℃の温度条件下に
混合攪拌し徐々に中和させて高塩基化させる。
次いで、アルカリ剤添加終了後は暫時熟成を続
け、要すれば、濾過した後、常法により噴霧乾燥
して粒状に製品化する。製品粒度は冷水に溶解し
得る40メツシユ通過程度が好適であるがこれに限
定されない。
け、要すれば、濾過した後、常法により噴霧乾燥
して粒状に製品化する。製品粒度は冷水に溶解し
得る40メツシユ通過程度が好適であるがこれに限
定されない。
上記の方法によつて得られるクロム−アルミニ
ウム系なめし剤の組成は下記の割合(重量%)に
するのが良い。
ウム系なめし剤の組成は下記の割合(重量%)に
するのが良い。
Cr2O3 2〜25重量%
(好ましくは8〜20重量%)
Al2O3 2〜25重量%
(好ましくは5〜16重量%)
カルボン酸化合物 1〜15重量%
(好ましくは6〜15重量%)
Cr203/Al203(重量比) 07〜3
(好ましくは0.8〜2)
塩基度 20〜55%
(好ましくは28〜50%)
その理由は、Cr203/Al203(重量比)が0.7未
満になると、液中のアルミニウム量が多くなつ
て、塩基化する際にカルボン酸化合物のマスキン
グ作用に依存しても操業中に水酸化アルミニウム
の生成が起り易く高塩基化が得られなくなると同
時に製造上の作業が極めて慎重を要し、しかも得
られた製品になめし性能はクロムの欠点を補う以
上になめし効果が低下するという傾向が避けられ
ぬからであり、他方、3を越えるとアルミニウム
の添加に基づく利点が余り得られず、従来のクロ
ムなめし剤と実質的に異ならなくなるからであ
る。
満になると、液中のアルミニウム量が多くなつ
て、塩基化する際にカルボン酸化合物のマスキン
グ作用に依存しても操業中に水酸化アルミニウム
の生成が起り易く高塩基化が得られなくなると同
時に製造上の作業が極めて慎重を要し、しかも得
られた製品になめし性能はクロムの欠点を補う以
上になめし効果が低下するという傾向が避けられ
ぬからであり、他方、3を越えるとアルミニウム
の添加に基づく利点が余り得られず、従来のクロ
ムなめし剤と実質的に異ならなくなるからであ
る。
又、マスキング剤として使用するカルボン酸化
合物の含有量は、目的とする設定塩基度に依存す
るが、その他にその種類やアルミニウムとクロム
の量的関係にも影響されるものであり、1%未満
ではマスキング剤の硬化が認められず、他方15%
を越えてもマスキング作用の著しい効果は認めら
れないばかりか、コスト的にも不利になるからで
ある。
合物の含有量は、目的とする設定塩基度に依存す
るが、その他にその種類やアルミニウムとクロム
の量的関係にも影響されるものであり、1%未満
ではマスキング剤の硬化が認められず、他方15%
を越えてもマスキング作用の著しい効果は認めら
れないばかりか、コスト的にも不利になるからで
ある。
尚は、Cr2O3及びAl2O3の含有量はCr2O3/
Al2O3(重量比)に依存する。かかるクロム−ア
ルミニウム系なめし剤は、本発明においては自動
塩基度調整能を有することが望ましい。
Al2O3(重量比)に依存する。かかるクロム−ア
ルミニウム系なめし剤は、本発明においては自動
塩基度調整能を有することが望ましい。
この機能というのは、皮なめしに従い浴中のPH
が酸性化するが、このPH変化に自動的に追従して
所定のPHを維持する能力をいい、これは、酸結合
剤を配合することによつて達成できる。
が酸性化するが、このPH変化に自動的に追従して
所定のPHを維持する能力をいい、これは、酸結合
剤を配合することによつて達成できる。
このような酸結合剤としては、焼成酸化マグネ
シウムが好適であり、天然の酸化マグネシウム鉱
石、海水やドロマイトから分離採取した水酸化マ
グネシウムや炭酸マグネシウムの焼成物、マグネ
サイトの焼成物、マグネシアクリンカー等の焼成
酸化マグネシウムを主成分とするものを挙げるこ
とができる。
シウムが好適であり、天然の酸化マグネシウム鉱
石、海水やドロマイトから分離採取した水酸化マ
グネシウムや炭酸マグネシウムの焼成物、マグネ
サイトの焼成物、マグネシアクリンカー等の焼成
酸化マグネシウムを主成分とするものを挙げるこ
とができる。
なお、焼成酸化マグネシウムは例えば、ドロマ
イト、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ重炭酸塩、
亜硫酸ナトリウムなどと一緒に使用することもで
きる。
イト、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ重炭酸塩、
亜硫酸ナトリウムなどと一緒に使用することもで
きる。
これらの酸結合剤は通常粉末品で使用するが、
なめし液中の遊離酸との反応は粒度に特に影響さ
れ、多くの場合100メツシユ通過品が好ましい。
この理由は、100メツシユより粒度の大きいもの
は、なめし操作中に不溶分として残存し、これが
なめし皮の表面に沈積し斑点を生ずることもある
からである。
なめし液中の遊離酸との反応は粒度に特に影響さ
れ、多くの場合100メツシユ通過品が好ましい。
この理由は、100メツシユより粒度の大きいもの
は、なめし操作中に不溶分として残存し、これが
なめし皮の表面に沈積し斑点を生ずることもある
からである。
酸結合剤は、酸結合剤を混合させる前のクロム
−アルミニウム系なめし剤100重量部に対して0.2
〜50重量部混合するのが好ましい。
−アルミニウム系なめし剤100重量部に対して0.2
〜50重量部混合するのが好ましい。
全なめしにおけるクロム−アルミニウム系なめ
し剤の使用量は、なめし革の柔軟性、排水中のク
ロム量に応じクロム−アルミニウム系なめし剤の
組成により適宜決定すれば良い。
し剤の使用量は、なめし革の柔軟性、排水中のク
ロム量に応じクロム−アルミニウム系なめし剤の
組成により適宜決定すれば良い。
全なめしは、約4〜8時間行なわれるが、特に
限定されるものではない。
限定されるものではない。
以下に実施例等を挙げて本発明を具体的に説明
する。
する。
<実施例>
実施例 1
通常の方法で石灰漬、脱毛、脱灰した牛皮
(100重量部)を食塩、硫酸および水60部を用いて
浸酸した。この時のPHは2.6であつた。これにク
ロム()塩(日本化学工業(製)ネオクロー
ム)Cr2O325%、塩基度33.3%)を2部加え、2
時間ドラミングした。次いで、下記に示すクロム
−アルミニウム系なめし剤5部加え、6時間ドラ
ミングした。クロム−アルミニウム系なめし剤添
加2時間後から重炭酸ソーダを30分毎に4回に分
け添加し、最終PHを4.1にした。この時の温度は
38℃であつた。得られたなめし革はCr2O31.96%、
Al2O31.24%で、熱収縮温度は112℃であり、なめ
し排水中のクロム(Cr)は102ppmであつた。通
常の方法の仕上げにより柔軟性のある、柔かい感
触を有する革が得られた。
(100重量部)を食塩、硫酸および水60部を用いて
浸酸した。この時のPHは2.6であつた。これにク
ロム()塩(日本化学工業(製)ネオクロー
ム)Cr2O325%、塩基度33.3%)を2部加え、2
時間ドラミングした。次いで、下記に示すクロム
−アルミニウム系なめし剤5部加え、6時間ドラ
ミングした。クロム−アルミニウム系なめし剤添
加2時間後から重炭酸ソーダを30分毎に4回に分
け添加し、最終PHを4.1にした。この時の温度は
38℃であつた。得られたなめし革はCr2O31.96%、
Al2O31.24%で、熱収縮温度は112℃であり、なめ
し排水中のクロム(Cr)は102ppmであつた。通
常の方法の仕上げにより柔軟性のある、柔かい感
触を有する革が得られた。
<クロム−アルミニウム系なめし剤の調製>
温度計、攪拌機を備え付けたガラスライニング
製反応器に 水 4655Kg 塩基性硫酸クロム(日本化学工業(製)ネオク
ローム) 1000Kg 硫酸アルミニウム(Al2(SO4)357%) 2138Kg ギ酸ソーダ(HCOONa95%) 376Kg を取り、60℃に加温し、60分間攪拌混合した。こ
の混合液に重炭酸ソーダ599Kgを180分間で徐々に
添加して高塩基化した。添加後の常法に従つて濾
過した後、噴霧乾燥して粒状乾燥物3172Kgを得
た。この粒状乾燥物の組成は次の通りであつた。
製反応器に 水 4655Kg 塩基性硫酸クロム(日本化学工業(製)ネオク
ローム) 1000Kg 硫酸アルミニウム(Al2(SO4)357%) 2138Kg ギ酸ソーダ(HCOONa95%) 376Kg を取り、60℃に加温し、60分間攪拌混合した。こ
の混合液に重炭酸ソーダ599Kgを180分間で徐々に
添加して高塩基化した。添加後の常法に従つて濾
過した後、噴霧乾燥して粒状乾燥物3172Kgを得
た。この粒状乾燥物の組成は次の通りであつた。
Cr2O3 8.0重量%
Al2O3 11.4重量%
HCOONa 11.2重量%
Cr203/Al203(重量比) 0.7
塩基度 33.3%
実施例 2
通常の方法で石灰漬、脱毛、脱灰した牛皮
(100重量部)を食塩、硫酸および水60部を用いて
浸酸した。この時のPHは2.6であつた。これにク
ロム()塩(日本化学工業(製)ネオクロー
ム)Cr2O325%、塩基度33.3%)を2部加え、2
時間ドラミングした。次いで、下記に示すクロム
−アルミニウム系なめし剤5部加え、6時間ドラ
ミングした。クロム−アルミニウム系なめし剤添
加2時間後から重炭酸ソーダを30分毎に4回に分
け添加し、最終PHを4.1にした。この時の温度は
38℃であつた。得られたなめし革はCr2O31.42%、
Al2O31.06%で、熱収縮温度は108℃であり、なめ
し排水中のクロム(Cr)は93ppmであつた。通
常の方法の仕上げにより柔軟性のある、柔かい感
触を有する革が得られた。
(100重量部)を食塩、硫酸および水60部を用いて
浸酸した。この時のPHは2.6であつた。これにク
ロム()塩(日本化学工業(製)ネオクロー
ム)Cr2O325%、塩基度33.3%)を2部加え、2
時間ドラミングした。次いで、下記に示すクロム
−アルミニウム系なめし剤5部加え、6時間ドラ
ミングした。クロム−アルミニウム系なめし剤添
加2時間後から重炭酸ソーダを30分毎に4回に分
け添加し、最終PHを4.1にした。この時の温度は
38℃であつた。得られたなめし革はCr2O31.42%、
Al2O31.06%で、熱収縮温度は108℃であり、なめ
し排水中のクロム(Cr)は93ppmであつた。通
常の方法の仕上げにより柔軟性のある、柔かい感
触を有する革が得られた。
<クロム−アルミニウム系なめし剤の調製>
温度計、攪拌機を備え付けたガラスライニング
製反応器に 水 2461Kg 塩基性硫酸クロム(日本化学工業(製)ネオク
ローム) 1000Kg 硫酸アルミニウム(Al2(SO4)357%) 952Kg ギ酸ソーダ(HCOONa95%) 254Kg を取り、60℃に加温し、60分間攪拌混合した。こ
の混合液に重炭酸ソーダ267Kgを180分間で徐々に
添加して高塩基化した。添加後の常法に従つて濾
過した後、噴霧乾燥して粒状乾燥物2014Kgを得
た。この粒状乾燥物の組成は次の通りであつた。
製反応器に 水 2461Kg 塩基性硫酸クロム(日本化学工業(製)ネオク
ローム) 1000Kg 硫酸アルミニウム(Al2(SO4)357%) 952Kg ギ酸ソーダ(HCOONa95%) 254Kg を取り、60℃に加温し、60分間攪拌混合した。こ
の混合液に重炭酸ソーダ267Kgを180分間で徐々に
添加して高塩基化した。添加後の常法に従つて濾
過した後、噴霧乾燥して粒状乾燥物2014Kgを得
た。この粒状乾燥物の組成は次の通りであつた。
Cr2O3 12.6重量%
Al2O3 8.0重量%
HCOONa 11.9重量%
Cr203/Al203(重量比) 1.58
塩基度 33.3%
この粒状乾燥物2014Kgに焼成酸化マグネシウム
(MgO95.0%)1217Kgを加え、均一になるまで、
混合しクロム−アルミニウム系なめし剤2135Kgを
得た。
(MgO95.0%)1217Kgを加え、均一になるまで、
混合しクロム−アルミニウム系なめし剤2135Kgを
得た。
このクロム−アルミニウム系なめし剤の組成は
次の通りであつた。
次の通りであつた。
Cr2O3 11.9重量%
Al2O3 7.5重量%
HCOONa 11.2重量%
MgO 5.4重量%
塩基度 61.8%
<発明の効果>
本発明の方法によれば、なめし剤がなめし革の
内部までよく浸透してクロム及びアルミニウムの
分布が均一となり、柔軟性のある銀面のしまりの
良い品質良好な仕上革が得られる。
内部までよく浸透してクロム及びアルミニウムの
分布が均一となり、柔軟性のある銀面のしまりの
良い品質良好な仕上革が得られる。
更に、クロムの使用量が低減でき、排水中のク
ロムを少なくとも従来法の1/5以下にして、クロ
ム汚染量を大幅に改善することができるので排水
の環境対策が容易になる。
ロムを少なくとも従来法の1/5以下にして、クロ
ム汚染量を大幅に改善することができるので排水
の環境対策が容易になる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 浸酸した生皮をクロム()塩で前なめし
し、続いてクロム−アルミニウム系なめし剤で全
なめしを行なうことを特徴とするなめし方法。 2 クロム−アルミニウム系なめし剤は、自動塩
基度調整能を有することを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載のなめし方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14976586A JPS638499A (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 | なめし方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14976586A JPS638499A (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 | なめし方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS638499A JPS638499A (ja) | 1988-01-14 |
| JPH0535760B2 true JPH0535760B2 (ja) | 1993-05-27 |
Family
ID=15482245
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14976586A Granted JPS638499A (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 | なめし方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS638499A (ja) |
-
1986
- 1986-06-27 JP JP14976586A patent/JPS638499A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS638499A (ja) | 1988-01-14 |
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