JPH0536085U - 密閉型圧縮機の油ポンプ - Google Patents
密閉型圧縮機の油ポンプInfo
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 密閉型圧縮機の油ポンプにおいて、ブレード
108 の一端を嵌挿するために旋回リング104 に形成され
たスロット107 の摩耗及び旋回リング104 の亀裂、損傷
を防止する。 【構成】 旋回リング104 のスロット107 を廃止して突
起部114 を旋回リング104 と一体に形成し、その先端を
シリンダ102 のスロット106 に嵌挿する。
108 の一端を嵌挿するために旋回リング104 に形成され
たスロット107 の摩耗及び旋回リング104 の亀裂、損傷
を防止する。 【構成】 旋回リング104 のスロット107 を廃止して突
起部114 を旋回リング104 と一体に形成し、その先端を
シリンダ102 のスロット106 に嵌挿する。
Description
【0001】
本考案はスクロール圧縮機構、ロータリ圧縮機構等を内蔵する密閉型圧縮機の 油ポンプに関する。
【0002】
従来の密閉型スクロール圧縮機の1例が図2及び図3に示されている。 図3に示すように、密閉ハウジング8の内部にはその上部にスクロール圧縮機 構Cが、その下部に電動機Mが収納設置され、これらは回転シャフト5を介して 互いに連結されている。 スクロール圧縮機構Cは固定スクロール1、旋回スクロール2、旋回スクロー ル2の公転旋回運動を許容するが、その自転を阻止するオルダムリンク等の自転 阻止機構3、固定スクロール1及び電動機Mが固着されるフレーム6、回転シャ フト5を支持する上部軸受71及び下部軸受72、旋回スクロール2を支持する旋回 軸受73及びスラスト軸受74等からなる。
【0003】 固定スクロール1は端板11とその内面に立設されたうず巻状ラップ12とを備え 、この端板11には吐出ポート13及びこれを開閉する吐出弁17が設けられている。 旋回スクロール2は端板12とその内面に立設されたうず巻状ラップ22とを備え 、この端板21の外面に立設されたボス23内にドライブブッシュ25が旋回軸受73を 介して回転自在に嵌挿され、このドライブブッシュ25にはバランスウエイト84が 取り付けられている。そして、ドライブブッシュ25に穿設された孔内には回転シ ャフト5の上端から突出する偏心ピン53が回転自在に嵌合されている。固定スク ロール1と旋回スクロール2とを相互に所定距離だけ偏心させ、かつ、 180°だ け角度をずらせて噛み合わせることによって複数個の密閉空間24が形成されてい る。
【0004】 電動機Mを駆動することによって回転シャフト5、偏心ピン53、ドライブブッ シュ25、ボス23等からなる公転旋回機構を介して旋回スクロール2が駆動され、 旋回スクロール2は自転阻止機構3によって自転を阻止されながら公転旋回半径 の円軌道上を公転旋回運動する。 すると、ガスが吸入管82、ガス通路85を通り、吸入通路15から吸入室16を経て 密閉空間24内に吸入される。そして、旋回スクロール2の公転旋回運動により密 閉空間24の容積が減少するのに伴って圧縮されながら中央部に至り、吐出ポート 13より吐出弁17を押し開いて吐出キャビティ14に入り、ここから吐出管83を経て 外部に吐出される。
【0005】 回転シャフト5の下端部には圧縮機構Cの摺動部等に潤滑油を給油するための 油ポンプ100 が設置され、この油ポンプ100 の詳細が図2に示されている。 回転シャフト5の下端にはこれと偏心して下方に伸びる偏心軸101 が突設され 、この偏心軸101 はシリンダ102 によって囲まれている。シリンダ102 はステイ 116 を介して密閉ハウジング8に支持され、このステイ116 に設けた補助軸受10 3 によって回転シャフト5の下部が軸承されている。シリンダ102 の下端はカバ ー111 によって閉塞され、このカバー111 の上面は偏心軸101 の下端面と摺接す る。偏心軸101 のまわりにはこの偏心軸101 に押推されてその外周がシリンダ10 2 の内周面と当接して三日月形のシリンダ室105 を限界する円環状の旋回リング 104 が遊嵌されている。
【0006】 シリンダ102 の内周面に穿設されたスロット106 及び旋回リング104 の外周面 に穿設されたスロット107 にブレード108 の両端が遊嵌され、このブレード108 によって旋回リング104 が自転を阻止されるとともにシリンダ室105 が吸油室10 9 と排油室110 とに仕切られている。カバー111 には吸油室109 を密閉ハウジン グ8内底部に貯溜された潤滑油81に連通する吸油通路112 と排油室110 を回転シ ャフト5の内部に穿設された給油孔52に連通する吐出通路113 が穿設されている 。
【0007】 電動機Mにより回転シャフト5が駆動されると、偏心軸101 が図に示す矢印方 向に偏心回転運動する。すると、この偏心軸101 に押推されて旋回リング104 の 外周面がシリンダ102 の内周面と一線で当接しながら公転旋回運動をする。 すると、吸油室109 の容積が増加するのに伴って密閉ハウジング8内底部の潤 滑油81が吸油通路112 を通って吸油室109 内に導びかれ、他方、排油室110 の容 積が減少するのに伴いこの排油室110 内の潤滑油が加圧され、吐出通路113 を通 って給油孔52へ吐出される。次いで、潤滑油は給油孔52を通り下部軸受72、偏心 ピン53、上部軸受71、自転阻止機構3、旋回軸受73、スラスト軸受74等の圧縮機 構の摺動部を潤滑した後、室61、排油孔62を経て密閉ハウジング8内底部に落下 してここに貯溜される。
【0008】
上記油ポンプにおいては、旋回リング104 の公転旋回運動に伴い旋回リング10 4 のスロット107 内をブレード108 が摺動するため、スロット107 が摩耗し易い とともるこのスロット107 の付近において旋回リング104 に亀裂等を生じ、トラ ブルを招くおそれがあった。また、ブレード108 を要するため、部品点数が多く 、また、ブレード108 を組み立てる工数を要するのでコストが嵩むという問題が あった。
【0009】
本考案は上記課題を解決するために提案されたものであって、その要旨とする ところは、密閉ハウジング内に収容された圧縮機構を駆動するための回転軸の下 端部に組み込まれ、上記密閉ハウジング内底部に貯溜された潤滑油を吸い込んで これを上記回転シャフトに穿設された給油孔を経て上記圧縮機構の摺動部に給油 する密閉型圧縮機の油ポンプにおいて、上記回転軸の下端に偏心軸を突設すると ともにこの偏心軸を囲むシリンダを設け、上記偏心軸に遊嵌されてこの偏心軸に 押推されることにより外周が上記シリンダの内周面と当接してシリンダ室を限界 する旋回リングの外周に上記シリンダ室を吸油室と排油室とに仕切る突起を一体 形成し、この突起の先端部を上記シリンダの内周面に穿設されたスロット内に摺 動自在に嵌挿したことを特徴とする密閉型圧縮機の油ポンプにある。
【0010】
本考案においては、上記構成を具えているため、回転軸が回転すると、偏心軸 に押推されることにより旋回リングが公転旋回運動し、これに伴って突起の先端 部がスロット内を摺動する。そして、旋回リングには従来のようにブレードを嵌 挿するためスロットを設ける必要がなくなるので、スロットの摩耗、損傷及びこ れに基づく旋回リングの亀裂を防止できる。
【0011】
本考案の1実施例が図1に示されている。 図1に示すように、旋回リング104 の外周面には放射方向に伸びる突起114 が 一体形成され、この突起114 の先端部はスロット106 内に摺動自在に嵌挿されて いる。この突起114 の長さはスロット106 の長さより若干短くされている。この 旋回リング104 はステンレス等の金属材料や耐熱性を有するPPS(ポリフェニレン サルファイド) 、PEEK( ポリエーテルエーテルケトン) 等の樹脂材料等を用いて 製作される。 他の構成は図2及び図3に示す従来のものと同様であり、対応する部材には同 じ符号が付されている。
【0012】 しかして、回転軸5が回転すると、偏心軸101 が回転し、この偏心軸101 に押 推されることにより旋回リング104 の外周面はシリンダ102 の内周面と当接しな がらシリンダ室105 内を公転旋回運動し、これに伴って突起114 がスロット106 内を摺動する。そして、突起114 は旋回リング104 に一体形成されているので、 旋回リング104 にスロットを形成する必要がなくなり、従って、その損傷及び亀 裂等を防止しうる。
【0013】
本考案においては、旋回リングにこれと一体に突起を形成したため、旋回リン グの損傷、亀裂等を防止できるとともに油ポンプの部品点数が減少し、かつ、組 立工数が低減するので、生産コストを低減できる。
【図1】本考案の1実施例を示す要部断面図である。
【図2】図3のX−X線に沿う拡大断面図である。
【図3】従来の密閉型圧縮機を示す縦断面図である。
52 給油孔 101 偏心軸 102 シリンダ 104 旋回リング 106 スロット 105 シリンダ室 109 吸油室 110 排油室 114 突起
Claims (1)
- 【請求項1】 密閉ハウジング内に収容された圧縮機構
を駆動するための回転軸の下端部に組み込まれ、上記密
閉ハウジング内底部に貯溜された潤滑油を吸い込んでこ
れを上記回転シャフトに穿設された給油孔を経て上記圧
縮機構の摺動部に給油する密閉型圧縮機の油ポンプにお
いて、上記回転軸の下端に偏心軸を突設するとともにこ
の偏心軸を囲むシリンダを設け、上記偏心軸に遊嵌され
てこの偏心軸に押推されることにより外周が上記シリン
ダの内周面と当接してシリンダ室を限界する旋回リング
の外周に上記シリンダ室を吸油室と排油室とに仕切る突
起を一体形成し、この突起の先端部を上記シリンダの内
周面に穿設されたスロット内に摺動自在に嵌挿したこと
を特徴とする密閉型圧縮機の油ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991092129U JP2537544Y2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 密閉型圧縮機の油ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991092129U JP2537544Y2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 密閉型圧縮機の油ポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0536085U true JPH0536085U (ja) | 1993-05-18 |
| JP2537544Y2 JP2537544Y2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=14045830
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991092129U Expired - Lifetime JP2537544Y2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 密閉型圧縮機の油ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2537544Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4948207U (ja) * | 1972-08-01 | 1974-04-26 | ||
| JPS643280A (en) * | 1987-06-25 | 1989-01-09 | Daikin Ind Ltd | Pump device for feeding oil to compressor |
-
1991
- 1991-10-16 JP JP1991092129U patent/JP2537544Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4948207U (ja) * | 1972-08-01 | 1974-04-26 | ||
| JPS643280A (en) * | 1987-06-25 | 1989-01-09 | Daikin Ind Ltd | Pump device for feeding oil to compressor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2537544Y2 (ja) | 1997-06-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970114 |