JPH0536147U - 周波数感応型緩衝器 - Google Patents
周波数感応型緩衝器Info
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- JPH0536147U JPH0536147U JP5052991U JP5052991U JPH0536147U JP H0536147 U JPH0536147 U JP H0536147U JP 5052991 U JP5052991 U JP 5052991U JP 5052991 U JP5052991 U JP 5052991U JP H0536147 U JPH0536147 U JP H0536147U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 緩衝器の基本長を短くすることができる周波
数感応型緩衝器の提供。 【構成】 上部室A(下部室B)の流体圧力を受けるこ
とで伸側可変絞り34(圧側可変絞り35)による減衰
力特性を変更可能なスプール31,該スプール31の伸
側受圧面31a(圧側受圧面31b)に前記室A(B)
に連通されて形成されスプール31の移動方向に流体圧
を与える伸側受圧室D1 (圧側受圧室D2),前記スプ
ール31を各受圧方向とは逆方向に付勢するセンタリン
グスプリング32(33)及び前記受圧室D1 (D2)
と室A(B)とを連通する流路の途中に形成された絞り
b1 (b2 )がそれぞれ設けられた周波数感応部Pを、
ピストンロッド3内に形成した大径穴3a内に組み込ん
だ。
数感応型緩衝器の提供。 【構成】 上部室A(下部室B)の流体圧力を受けるこ
とで伸側可変絞り34(圧側可変絞り35)による減衰
力特性を変更可能なスプール31,該スプール31の伸
側受圧面31a(圧側受圧面31b)に前記室A(B)
に連通されて形成されスプール31の移動方向に流体圧
を与える伸側受圧室D1 (圧側受圧室D2),前記スプ
ール31を各受圧方向とは逆方向に付勢するセンタリン
グスプリング32(33)及び前記受圧室D1 (D2)
と室A(B)とを連通する流路の途中に形成された絞り
b1 (b2 )がそれぞれ設けられた周波数感応部Pを、
ピストンロッド3内に形成した大径穴3a内に組み込ん
だ。
Description
【0001】
本考案は、振動周波数に感応して減衰力特性を自動的に変化させる流体圧緩衝 器に関する。
【0002】
従来の周波数感応型緩衝器としては、例えば、特開昭61−109933号公 報に記載されているようなものが知られている。
【0003】 この従来の周波数感応型緩衝器は、ピストンを締結するナット内に、ピストン で画成された2室間を連通する伸側連通路と、該伸側連通路に形成された伸側減 衰バルブと、該伸側減衰バルブの撓み特性を変化させるべく摺動穴内に摺動自在 に設けられたプッシュバルブと、摺動穴内の上部にプッシュバルブとの間にスプ リングを介して摺動自在に設けられたスプールと、該スプールの上端面側に形成 されチェック弁及び絞りを介して伸側連通路と連通する伸側受圧室とが設けられ ている。
【0004】 即ち、この従来の周波数感応型緩衝器は、ピストンを締結するナット内に振動 周波数に感応して伸側の減衰力を変更する周波数感応部が設けられたもので、ピ ストンの伸行程において、その振動周波数が一定値以下(低周波)である時は、 伸側受圧室の流体圧が上昇してスプールを下方へ摺動させ、この摺動で、プッシ ュバルブを押圧するスプリングのセット荷重を増加させ、これにより、伸側減衰 バルブの撓み強度を増大させて高い減衰力を発生させると共に、その振動周波数 が一定値以上(高周波)である時は、絞りによる高周波カット作用で伸側受圧室 の流体圧上昇を阻止し、これにより、伸側減衰バルブの撓み強度を低い状態に保 持させて低い減衰力を発生させるようにしたものであった。
【0005】 また、ベース側にも前記圧側と同様の減衰力感応部が設けられ、これにより、 振動周波数に感応して圧側の減衰力が変更されるようになっている。
【0006】
しかしながら、このような従来の周波数感応型緩衝器にあっては、伸側の周波 数感応部がピストンの下方に設置され、しかも、ベースの上部には圧側の周波数 感応部が設けられた構成となっているため、一定のストローク量を確保するため に緩衝器の基本長が長くなってしまうという問題があった。
【0007】 本考案は、上述の従来の問題に着目して成されたもので、緩衝器の基本長を短 くすることができる周波数感応型緩衝器を提供することを目的としている。
【0008】
上述のような目的を達成するために、本考案の周波数感応型緩衝器では、流体 が充填されたシリンダ内を2室に画成してピストンロッドの移動に伴ってシリン ダ内を摺動するピストンと、画成された2室間における流体の流通を制限するこ とで減衰力を発生する減衰力発生手段と、一方の室の流体圧力を受けることで減 衰力発生手段による減衰力特性を変更可能な可動部材,該可動部材の各端面側に 前記各室に連通されて形成され可動部材の移動方向に流体圧を与える受圧室,前 記可動部材を受圧方向とは逆方向に付勢する付勢手段及び前記受圧室と一方の室 とを連通する流路の途中に形成された絞りがそれぞれ設けられた周波数感応部と 、を備えた周波数感応型緩衝器において、前記周波数感応部をピストンロッド内 に形成した中空部内に配置させた手段とした。
【0009】
ピストンの行程時には、減衰力発生手段により2室間における流体の流通を制 限することで減衰力が発生し、この発生減衰力は可動部材の移動で変化する。
【0010】 そして、この可動部材の移動は、該可動部材が一方の室の流体圧を受圧するこ とによって成されるが、絞りの介装により、流体圧の伝達量は流体圧の振動周波 数によって変動する。
【0011】 即ち、一方の室の流体圧振動周波数が一定値以上(高周波)である時は、絞り による高周波カット作用で、流体圧伝達量が少ないため可動部材の移動はなく、 従って、減衰力特性は変動しない。
【0012】 一方、一方の室の流体圧振動周波数が一定値未満(低周波)である時は、一方 の室の流体が絞りを円滑に流通して受圧室に流入し、このため、可動部材がこの 流体圧を受圧して減衰力発生手段の発生減衰力特性を変化させる。
【0013】 ところで、本考案の周波数感応型緩衝器では、振動周波数に感応して減衰力を 変更する周波数感応部が、ピストンロッド内に形成された中空部内に配置されて いることから、周波数感応部がピストンより下部に配置される場合に比べ、緩衝 器の基本長を短くすることができる。
【0014】
以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
【0015】 まず、実施例の構成について説明する。
【0016】 図1は、本考案実施例の周波数感応型緩衝器の主要部を示す断面図であって、 シリンダ1にピストンロッド3が挿入され、このピストンロッド3の先端部に設 けられたピストン2により、シリンダ1の内部が上部室Aと下部室Bとに画成さ れている。
【0017】 前記ピストン2はピストンロッド3の先端に取り付けられたスタッド4の先端 小径部4aに装着され、ナット5で締結して取り付けられている。
【0018】 即ち、前記ピストンロッド3の先端軸心部には、下面を開口した大径穴(中空 部)3aが形成され、この大径穴3aによりピストンロッド3の下端に円筒状の ハウジング部3bが形成されている。そして、前記スタッド4は、この大径穴3 aに対しその上端部を嵌装すると共に、ピストンロッド3の先端外周に螺合させ たスタッド締結ナット4bで締結することにより取り付けられている。尚、スタ ッド4の軸心部には、大径穴3aと下部室B間を連通する流路4cが形成されて いる。
【0019】 前記ピストン2は、その上面に、圧行程時に上部室Aと下部室B間を連通する 圧側連通路2dの流路を絞ることによって減衰力を発生させる減衰力発生手段と しての圧側減衰バルブ6が設けられ、一方、下面には、伸行程時に上部室Aと下 部室B間を連通する伸側連通路2cの流路を絞ることによって減衰力を発生させ る減衰力発生手段としての伸側減衰バルブ7が設けられている。尚、この伸側の 減衰バルブ7はスプリング8により開弁を阻止する方向に付勢されている。
【0020】 図2は、図1のF部拡大図(左半断面図は高周波入力時の状態・右半断面図は 低周波入力時の状態)であって、この図に示すように、円筒状のハウジング部3 bが設けられており、このハウジング部3bの大径穴3a内には、振動周波数に 感応して伸側及び圧側の減衰力を変更する周波数感応部Pが組み込まれている。 即ち、ハウジング部3bの大径穴3a内には、上方から順に、上蓋部材11,リ テーナ12,ワッシャ13,伸側チェックプレート14,伸側オリフィスプレー ト15,伸側シートプレート16,スプールボディ17,圧側シートプレート1 8,圧側オリフィスプレート19,圧側チェックプレート20,ワッシャ30, リテーナ21が装着されている。
【0021】 さらに詳述すると、前記上蓋部材11は、下面が開口した円筒状に形成されて いて、該円筒部と前記ハウジング部3bを貫通して上部室Aと大径穴3a間を連 通するポート11aが形成されている。
【0022】 前記スプールボディ17は、その軸心部にスプール穴17aが形成された円筒 状に形成され、また、外周面中途部には、大径穴3aとの間をシールするシール リング29を装着した環状突出部17bが形成されている。
【0023】 前記リテーナ12は、薄手の板素材の中央部に中央孔12aが形成されると共 に、外周部には、周方向等間隔のもとに形成された切欠き部12bによってその 中途部からそれぞれ下向きに折曲された複数本の脚片部12cが形成された構造 となっている。
【0024】 前記伸側チェックプレート14は、可撓性を有する薄手の板素材にその一部を 残した切欠環状孔14aを形成することによって、環状の外周固定部14bと、 中央の円形弁部14cと、両者間を連通する連結部14dとが形成された構造と なっている(図3,図4参照)。
【0025】 前記伸側オリフィスプレート15は、薄手の板素材の中央部に、前記圧側チェ ックプレート14の弁部14cより小径の中央孔15aが形成され、該中央孔1 5aの外周で前記圧側チェックプレート14の切欠環状孔14aと対向する位置 にはその周方向に沿って円弧状の長穴15bが形成され、さらに、該長穴15b の中間部と中央孔15a間が細幅の切欠き部15cで連結された構造となってい る(図3,図5参照)。
【0026】 前記伸側シートプレート16は、厚手の板素材の中央部に、前記圧側オリフィ スプレート15の中央孔15aよりは小径の中央孔16aが形成された構造とな っている。
【0027】 また、前記ワッシャ13と伸側チェックプレート14と伸側オリフィスプレー ト15と伸側シートプレート16は、スプールボディ17と同径に形成されると 共に、リテーナ12とスプールボディ17の上部開口端面との間でその外周部を 挟持固定した状態で設けられている。そして、リテーナ12は、その脚片部12 cの先端部がハウジング部3bとスプールボディ17との間に形成された上部環 状空間17c内に挿入した状態で設けられている。
【0028】 以上のように、伸側オリフィスプレート15における中央孔15aの開口縁上 面で、弁部14cが当接するシート面a1 を形成すると共に、細幅の切欠き部1 5cで、伸側絞りb1 を形成している。従って、伸側オリフィスプレート15の 厚みhと切欠き部15cの幅wとにより絞り断面積が決定されるようになってい る(図3,図5参照)。
【0029】 尚、前記リテーナ21,圧側シートプレート18,圧側オリフィスプレート1 9,及び、圧側チェックプレート20は、上述のリテーナ12、伸側シートプレ ート16、伸側オリフィスプレート15、及び、伸側チェックプレート14とそ れぞれ同一形状であり、リテーナ21だけは、リテーナ12と表裏逆方向に組み 付けられている。即ち、図中18aは中央孔、19aは中央孔、19bは長穴、 19cは切欠き部、20aは切欠環状溝、20bは外周固定部、20cは弁部、 21aは中央孔、21bは切欠き部、21cは脚片部、a2 はシート面、b2 は 圧側絞りを示す。
【0030】 そして、上述の圧側シートプレート18,圧側オリフィスプレート19,及び 圧側チェックプレート20が、前記スプールボディ17の下部開口端面とリテー ナ21との間でその外周部を挟持した状態で設けられている。
【0031】 尚、前記リテーナ21は、その脚片部12cの先端部をハウジング部3bとス プールボディ17との間に形成された下部環状空間17d内に挿入した状態で設 けられている。
【0032】 前記スプールボディ17には、環状突出部17bを挟んで上下に上部環状空間 17cとスプール穴17a間を連通する複数の伸側ポート17e及び下部環状空 間17dとスプール穴17a間を連通する複数の圧側ポート17fが形成されて いる。
【0033】 前記スプール穴17a内には、その上下両面側に伸側受圧室D1 及び圧側受圧 室D2 を画成して可動部材としてのスプール31が上下方向摺動可能に設けられ ている。このスプール31は、断面が略H字状に形成され、上端の伸側受圧面3 1aと伸側シートプレート16間及び下端の圧側受圧面31bと圧側シートプレ ート18間に付勢部材としてのセンタリングスプリング32,33が介装され、 この両センタリングスプリング32,33によりスプール31が中立位置に保持 されるように付勢されている。
【0034】 また、スプール31の外周面には、スプール31の中立位置で前記伸側ポート 17eと圧側ポート17fを連通する環状溝31cが形成されており、この環状 溝31cの上縁側と伸側ポート17eとで減衰力発生手段としての伸側可変絞り 34が形成され、また、環状溝31cの下縁側と圧側ポート17fとで減衰力発 生手段としての圧側可変絞り35が形成されている。
【0035】 以上のように、伸側受圧室D1 には、ポート11a,大径穴3a,中央孔12 a,切欠環状孔14a,伸側絞りb1 ,中央孔15a,中央孔16aを経由して 上部室A側の流体圧が伝達可能となっており、また、圧側受圧室D2 には、流路 4c,中央孔21a,切欠環状孔20a,圧側絞りb2 ,中央孔19a,中央孔 18aを経由して下部室B側の流体圧が伝達可能となっている。
【0036】 また、ポート11aと大径穴3aと切欠き部12bと上部環状空間17cと伸 側ポート17eと環状溝31cと圧側ポート17fと下部環状空間17dと切欠 き部21bと流路4cとで、バイパス流路Gを構成している。
【0037】 次に、実施例の作用について説明する。
【0038】 (イ)伸行程時 ピストン2の伸行程が成されると、上部室A内の流体は伸側減衰バルブ7を開 弁して伸側連通路2cを流通する経路と、バイパス流路Gを流通する経路の2つ の経路を通って下部室B内に流通可能である。
【0039】 この時、伸側可変絞り34が開かれてバイパス流路Gが流通可能な場合には、 流体がバイパス流路Gを流通し、また、伸側可変絞り34が閉じられてバイパス 流路Gの流通が不可能な場合には、流体は伸側連通路2cを通り、伸側減衰バル ブ7を開弁して下部室Bに流通する。
【0040】 尚、以上2つの経路の内、バイパス流路G側は、スプール31の摺動によって 伸側可変絞り34の開度を変化させることができ、これにより、減衰力レンジを 低減衰力から高減衰力まで連続的に無段階に変化させることができる。
【0041】 尚、前記スプール31の摺動は、ピストン2の伸行程で上昇した上部室A側の 流体圧が伸側受圧室D1 に伝達され、この流体圧を伸側受圧面31aで受圧する ことによって成されるが、上部室Aと受圧室D1 間には伸側絞りb1 が設けられ ているため、流体圧の伝達量は流体圧の振動周波数によって変動する。
【0042】 即ち、上部流体室A側の流体圧の振動周波数が一定値以上(高周波)である時 は、伸側絞りb1 の絞り作用による高周波カット作用で、伸側受圧室D1 側への 流体圧の伝達量が少ないため、両受圧室D1 ,D2 間に流体圧の差が生じ難く、 このため、図2の左半断面図に示すように、スプール31は、センタリングスプ リング32,33の付勢力で中立位置に保持されたままで、バイパス流路Gが流 通可能となっており、これにより、低減衰力レンジとなる。
【0043】 また、上部流体室A側の流体圧の振動周波数が一定値未満(低周波)である時 には、伸側絞りb1 を円滑に通過して伸側受圧室D1 側へ流体圧が伝達されるの で、伸側受圧室D1 の流体圧が上昇して両受圧室D1 ,D2 間に流体圧の差が生 じ、これにより、図2の右半断面図に示すように、スプール31を下方へ摺動さ せるので、伸側可変絞り34が次第に閉じられてバイパス流路Gの流通が制限さ れ、これにより、高減衰力レンジとなる。
【0044】 (ロ)圧行程時 ピストン2の圧行程が成されると、下部室B内の流体は圧側減衰バルブ6を開 弁して圧側連通路2dを流通する経路と、バイパス流路Gを流通する経路の2つ の経路を通って上部室A内に流通可能である。
【0045】 この場合、圧側可変絞り35が開かれてバイパス流路Gの流路断面積が大きな 場合には、流体がバイパス流路Gを流通し、また、圧側可変絞り35が閉じられ てバイパス流路Gの流通が不可能な場合には、流体は圧側連通路2dを通り、圧 側減衰バルブ6を開弁して上部室Aに流通する。
【0046】 尚、以上2つの経路の内、バイパス流路G側は、スプール31の摺動によって 圧側可変絞り35の開度を変化させることができ、これにより、減衰力レンジを 低減衰力から高減衰力まで連続的に無段階に変化させることができる。
【0047】 尚、前記スプール31の摺動は、ピストン2の圧行程で上昇した下部室B側の 流体圧が圧側受圧室D2 に伝達され、この流体圧を圧側受圧面31bで受圧する ことによって成されるが、下部室Bと受圧室D2 間には圧側絞りb2 が設けられ ているため、流体圧の伝達量は流体圧の振動周波数によって変動する。
【0048】 即ち、下部室B側の流体圧の振動周波数が一定値以上(高周波)である時は、 圧側絞りb2 の絞り作用による高周波カット作用で、圧側受圧室D2 側への流体 圧の伝達量が少ないため、両受圧室D1 ,D2 間に流体圧の差が生じ難く、この ため、スプール31は、センタリングスプリング32,33の付勢力で中立位置 に保持されたままで、バイパス流路Gの開度が大きく、これのより低減衰力レン ジとなる。
【0049】 また、下部流体室B側の流体圧の振動周波数が一定値未満(低周波)である時 には、圧側絞りb2 を円滑に通過して圧側受圧室D2 側へ流体圧が伝達されるの で、圧側受圧室D2 の流体圧が上昇して両受圧室D1 ,D2 間に流体圧の差が生 じ、これにより、スプール31を上方へ摺動させるので、圧側可変絞り35が次 第に閉じられてバイパス流路Gの流通が制限され、これにより、高減衰力レンジ となる。
【0050】 以上説明してきたように、実施例の周波数感応型緩衝器では、ピストンロッド 3の下端ハウジング部3bの大径穴3a内に、振動周波数に感応して伸側及び圧 側の減衰力を変更する周波数感応部Pが組み込まれている構成としたことで、周 波数感応部がピストン2より下部に位置するナット内に設けられる場合、さらに は伸側と圧側の周波数感応部とがナットとベースとに分割して設けられる場合に 比べ、緩衝器の基本長を短くすることができるという特徴を有している。
【0051】 また、1つのバイパス流路Gを伸側と圧側とで共用することによって構造が簡 略化され、これにより、装置をコンパクト化できるという特徴を有している。
【0052】 以上、本考案の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成は、この実 施例に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計変更 等があっても本考案に含まれる。
【0053】 例えば、実施例では、可動部材として、スプールを用いたが、ダイヤフラムや ベローズ等であってもよい。
【0054】 また、実施例では、減衰バルブが設けられた連通路に対し、該減衰バルブをバ イパスするバイパス流路の断面積側を可変絞りで変化させることで発生減衰力を 変化させるようにした場合を示したが、減衰力発生手段及び発生減衰力の具体的 変更手段は任意であり、その他に、例えば、減衰バルブの撓み特性を変化させる ことで減衰力特性を変化させるようにしてもよい。
【0055】
以上説明してきたように、本考案の周波数感応型緩衝器にあっては、周波数感 応部をピストンロッド内に形成した中空部内に配置させた構成としたことで、周 波数感応部がピストンより下部に配置される場合に比べ、緩衝器の基本長を短く することができるという効果が得られる。
【図1】本考案実施例の周波数感応型緩衝器の要部であ
るピストン部分を示す断面図である。
るピストン部分を示す断面図である。
【図2】図1F部の拡大図である。
【図3】図2のE部拡大図である。
【図4】チェックプレートの平面図である。
【図5】オリフィスプレートの平面図である。
A 上部室 B 下部室 b1 伸側絞り b2 圧側絞り D1 伸側受圧室 D2 圧側受圧室 P 周波数感応部 1 シリンダ 2 ピストン 3 ピストンロッド 3a 大径穴(中空部) 6 圧側減衰バルブ(減衰力発生手段) 7 伸側減衰バルブ(減衰力発生手段) 31 スプール(可動部材) 32 センタリングスプリング(付勢手段) 33 センタリングスプリング(付勢手段) 34 伸側可変絞り(減衰力発生手段) 35 圧側可変絞り(減衰力発生手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 流体が充填されたシリンダ内を2室に画
成してピストンロッドの移動に伴ってシリンダ内を摺動
するピストンと、画成された2室間における流体の流通
を制限することで減衰力を発生する減衰力発生手段と、
一方の室の流体圧力を受けることで減衰力発生手段によ
る減衰力特性を変更可能な可動部材,該可動部材の各端
面側に前記各室に連通されて形成され可動部材の移動方
向に流体圧を与える受圧室,前記可動部材を受圧方向と
は逆方向に付勢する付勢手段及び前記受圧室と一方の室
とを連通する流路の途中に形成された絞りがそれぞれ設
けられた周波数感応部と、を備えた周波数感応型緩衝器
において、 前記周波数感応部をピストンロッド内に形成した中空部
内に配置させたことを特徴とする周波数感応型緩衝器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991050529U JP2586605Y2 (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 周波数感応型緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991050529U JP2586605Y2 (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 周波数感応型緩衝器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0536147U true JPH0536147U (ja) | 1993-05-18 |
| JP2586605Y2 JP2586605Y2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=12861520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991050529U Expired - Lifetime JP2586605Y2 (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 周波数感応型緩衝器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2586605Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20150112465A (ko) * | 2014-03-28 | 2015-10-07 | 주식회사 만도 | 쇽업소버 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6124847A (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-03 | Komatsuzaki Kenkiyuushitsu:Kk | 油圧緩衝器 |
| JPS6225346U (ja) * | 1985-07-31 | 1987-02-16 |
-
1991
- 1991-07-01 JP JP1991050529U patent/JP2586605Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6124847A (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-03 | Komatsuzaki Kenkiyuushitsu:Kk | 油圧緩衝器 |
| JPS6225346U (ja) * | 1985-07-31 | 1987-02-16 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20150112465A (ko) * | 2014-03-28 | 2015-10-07 | 주식회사 만도 | 쇽업소버 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2586605Y2 (ja) | 1998-12-09 |
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