JPH0536732A - 液相エピタキシヤル結晶成長用治具及び該治具を用いた多元半導体結晶の製造方法 - Google Patents
液相エピタキシヤル結晶成長用治具及び該治具を用いた多元半導体結晶の製造方法Info
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- JPH0536732A JPH0536732A JP18772991A JP18772991A JPH0536732A JP H0536732 A JPH0536732 A JP H0536732A JP 18772991 A JP18772991 A JP 18772991A JP 18772991 A JP18772991 A JP 18772991A JP H0536732 A JPH0536732 A JP H0536732A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は液相エピタキシャル結晶成長用治具及
び該治具を用いた多元半導体結晶の製造方法に関し、結
晶表面で組成が均一な多元半導体結晶の提供を可能にす
ることを目的とする。 【構成】例えば、円柱の外周部中央の一部を該円柱の中
心軸方向に切り欠いた切り欠き凹部3を有し、該切り欠
き凹部内に結晶成長用基板4を保持してメルト材料5と
共に石英アンプル2内に封入する治具であって、上記切
り欠き凹部3に対応する部分の少なくとも一部の外径を
他の部分の外径よりも小径にし、この小径部8に上記結
晶成長用基板4の側から上記石英アンプル2の側に貫通
する貫通孔9を設けて構成する。
び該治具を用いた多元半導体結晶の製造方法に関し、結
晶表面で組成が均一な多元半導体結晶の提供を可能にす
ることを目的とする。 【構成】例えば、円柱の外周部中央の一部を該円柱の中
心軸方向に切り欠いた切り欠き凹部3を有し、該切り欠
き凹部内に結晶成長用基板4を保持してメルト材料5と
共に石英アンプル2内に封入する治具であって、上記切
り欠き凹部3に対応する部分の少なくとも一部の外径を
他の部分の外径よりも小径にし、この小径部8に上記結
晶成長用基板4の側から上記石英アンプル2の側に貫通
する貫通孔9を設けて構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液相エピタキシャル結晶
成長用治具及び該治具を用いた多元半導体結晶の製造方
法に関する。
成長用治具及び該治具を用いた多元半導体結晶の製造方
法に関する。
【0002】複数の組成元素からなる多元半導体結晶、
例えばガリウム・砒素、ガリウム・アルミニウム・砒素
等の化合物半導体結晶を結晶基板上に成長させる方法の
一つに、これらの半導体を溶質とした溶液を高温で結晶
基板に接触させた後、次第に温度を下げ半導体結晶を基
板上に析出成長させるようにした方法がある。
例えばガリウム・砒素、ガリウム・アルミニウム・砒素
等の化合物半導体結晶を結晶基板上に成長させる方法の
一つに、これらの半導体を溶質とした溶液を高温で結晶
基板に接触させた後、次第に温度を下げ半導体結晶を基
板上に析出成長させるようにした方法がある。
【0003】この方法は一般に液相エピタキシャル結晶
成長法と称され、高純度で結晶性の良好な単結晶を成長
させる方法として、特に半導体工業の分野で広く採用さ
れている。また、近年においては、鉛・錫・テルルや易
蒸発性の成分元素を含む水銀・カドミウム・テルル等の
化合物半導体結晶を構成材料として、赤外線検知素子や
赤外線半導体レーザ素子等の光電変換素子を製造するの
に上記方法は用いられている。
成長法と称され、高純度で結晶性の良好な単結晶を成長
させる方法として、特に半導体工業の分野で広く採用さ
れている。また、近年においては、鉛・錫・テルルや易
蒸発性の成分元素を含む水銀・カドミウム・テルル等の
化合物半導体結晶を構成材料として、赤外線検知素子や
赤外線半導体レーザ素子等の光電変換素子を製造するの
に上記方法は用いられている。
【0004】特に易蒸発性の成分元素を含む多元半導体
結晶を液相エピタキシャル成長により製造する場合に
は、蒸発により溶液濃度が変化することを防止するため
に、石英アンプル等の密閉容器内で結晶成長させる必要
があり、その方法の最適化が模索されている。
結晶を液相エピタキシャル成長により製造する場合に
は、蒸発により溶液濃度が変化することを防止するため
に、石英アンプル等の密閉容器内で結晶成長させる必要
があり、その方法の最適化が模索されている。
【0005】
【従来の技術】図3により、液相エピタキシャル結晶成
長による従来の多元半導体結晶の製造方法の例を説明す
る。1は液相エピタキシャル結晶成長用治具であり、こ
の治具は、石英アンプル2内に内接する外径と所定長さ
の例えば石英ガラス或いはカーボン材からなる円柱の外
周部中央の一部を切り欠いた切り欠き凹部3を有し、こ
の切り欠き凹部3内の対向壁面に結晶成長用基板4を横
架する形に水平に保持する構成からなっている。
長による従来の多元半導体結晶の製造方法の例を説明す
る。1は液相エピタキシャル結晶成長用治具であり、こ
の治具は、石英アンプル2内に内接する外径と所定長さ
の例えば石英ガラス或いはカーボン材からなる円柱の外
周部中央の一部を切り欠いた切り欠き凹部3を有し、こ
の切り欠き凹部3内の対向壁面に結晶成長用基板4を横
架する形に水平に保持する構成からなっている。
【0006】そして液相エピタキシャル結晶成長に際し
ては、切り欠き凹部3内にCdTeからなる結晶成長用
基板4を水平に架け渡した形に保持し、この治具1と、
予め所定組成比に秤量されたHg,Cd,Teからなる
結晶成長用のメルト材料5とを図示のように石英アンプ
ル2内に配設し、アンプル内部を排気した後この石英ア
ンプルを気密に封止する。
ては、切り欠き凹部3内にCdTeからなる結晶成長用
基板4を水平に架け渡した形に保持し、この治具1と、
予め所定組成比に秤量されたHg,Cd,Teからなる
結晶成長用のメルト材料5とを図示のように石英アンプ
ル2内に配設し、アンプル内部を排気した後この石英ア
ンプルを気密に封止する。
【0007】しかる後、石英アンプル2を図示しない電
気炉内に配置し、結晶成長温度よりも高い所定温度に加
熱して石英アンプル2内のメルト材料5を溶融させ、石
英アンプル2を180°回転して、結晶成長用基板4の
表面に溶融したメルト材料を接触させるとともに、加熱
温度を所定結晶成長温度に低下させて結晶成長用基板4
上にHg1-x Cdx Teからなる単結晶層を成長させ
る。
気炉内に配置し、結晶成長温度よりも高い所定温度に加
熱して石英アンプル2内のメルト材料5を溶融させ、石
英アンプル2を180°回転して、結晶成長用基板4の
表面に溶融したメルト材料を接触させるとともに、加熱
温度を所定結晶成長温度に低下させて結晶成長用基板4
上にHg1-x Cdx Teからなる単結晶層を成長させ
る。
【0008】次に、所定厚みの単結晶層が形成された時
点で石英アンプル2を再び180°回転することによ
り、結晶成長用基板4上のメルト材料を除去して結晶成
長を停止させ、その後炉内より石英アンプル2を徐冷し
ながら引出し、石英アンプル2を開封して、単結晶層が
形成された基板4を取り出している。
点で石英アンプル2を再び180°回転することによ
り、結晶成長用基板4上のメルト材料を除去して結晶成
長を停止させ、その後炉内より石英アンプル2を徐冷し
ながら引出し、石英アンプル2を開封して、単結晶層が
形成された基板4を取り出している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図4により従来方法に
おける問題点を説明する。図4は結晶成長用基板4上に
成長した結晶層20の厚み及び組成の分布を示す図であ
り、この図は石英アンプルの軸方向から結晶層を見たと
きのものである。
おける問題点を説明する。図4は結晶成長用基板4上に
成長した結晶層20の厚み及び組成の分布を示す図であ
り、この図は石英アンプルの軸方向から結晶層を見たと
きのものである。
【0010】結晶層20は中央部で薄く結晶成長用基板
4の縁部で厚くなっており、このような曲面表面形状に
対応して破線で示される等組成面も湾曲している。具体
的には、結晶層の厚みが約30μmまでは等組成面はヘ
テロ界面(結晶成長用基板との接合面、即ち平面)に対
してほぼ平行であるが、結晶層の厚みがそれ以上になる
と、等組成面が湾曲するものである。
4の縁部で厚くなっており、このような曲面表面形状に
対応して破線で示される等組成面も湾曲している。具体
的には、結晶層の厚みが約30μmまでは等組成面はヘ
テロ界面(結晶成長用基板との接合面、即ち平面)に対
してほぼ平行であるが、結晶層の厚みがそれ以上になる
と、等組成面が湾曲するものである。
【0011】水銀・カドミウム・テルル結晶を用いて赤
外線検知素子を構成する場合、結晶の厚みは40μm以
上で且つ厚みが均一であることが要求される。このた
め、上述のように結晶成長面が湾曲した場合、湾曲面を
研磨等により矯正して厚みを均一にする必要がある。し
かしながら、結晶成長面が湾曲した結晶の厚みが均一に
なるように研磨を行うと、多数の等組成面が結晶表面に
表出して結晶表面上で組成勾配が生じてしまう。結晶表
面上に組成勾配が生じると、赤外線検知素子を構成する
場合に、均一な特性を得ることができない。
外線検知素子を構成する場合、結晶の厚みは40μm以
上で且つ厚みが均一であることが要求される。このた
め、上述のように結晶成長面が湾曲した場合、湾曲面を
研磨等により矯正して厚みを均一にする必要がある。し
かしながら、結晶成長面が湾曲した結晶の厚みが均一に
なるように研磨を行うと、多数の等組成面が結晶表面に
表出して結晶表面上で組成勾配が生じてしまう。結晶表
面上に組成勾配が生じると、赤外線検知素子を構成する
場合に、均一な特性を得ることができない。
【0012】本発明はこのような事情に鑑みて創作され
たもので、結晶表面で組成が均一な多元半導体結晶の提
供を可能にすることを目的としている。
たもので、結晶表面で組成が均一な多元半導体結晶の提
供を可能にすることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の液相エピタキシ
ャル結晶成長用治具は、円柱の外周部中央の一部を該円
柱の中心軸方向に切り欠いた切り欠き凹部を有し、該切
り欠き凹部内に結晶成長用基板を保持してメルト材料と
共に石英アンプル内に封入する治具であって、上記切り
欠き凹部に対応する部分の少なくとも一部の外径を他の
部分の外径よりも小径にし、この小径部に上記結晶成長
用基板の側から上記石英アンプルの側に貫通する貫通孔
を設けて構成される。
ャル結晶成長用治具は、円柱の外周部中央の一部を該円
柱の中心軸方向に切り欠いた切り欠き凹部を有し、該切
り欠き凹部内に結晶成長用基板を保持してメルト材料と
共に石英アンプル内に封入する治具であって、上記切り
欠き凹部に対応する部分の少なくとも一部の外径を他の
部分の外径よりも小径にし、この小径部に上記結晶成長
用基板の側から上記石英アンプルの側に貫通する貫通孔
を設けて構成される。
【0014】この液相エピタキシャル結晶成長用治具を
用いた本発明の多元半導体結晶の製造方法は、上記治具
を上記結晶成長用基板及び上記メルト材料と共に上記石
英アンプル内に真空封入するステップと、上記切り欠き
凹部が下方を向くように上記石英アンプルを水平に支持
して加熱により上記メルト材料を溶融させるステップ
と、上記石英アンプルを180°回転させ、溶融メルト
材料を上記結晶成長用基板に接触させて結晶成長を行う
ステップと、上記石英アンプルを再び180°回転させ
て上記溶融メルト材料が上記結晶成長用基板に接触しな
いようにするステップとを含んで構成される。
用いた本発明の多元半導体結晶の製造方法は、上記治具
を上記結晶成長用基板及び上記メルト材料と共に上記石
英アンプル内に真空封入するステップと、上記切り欠き
凹部が下方を向くように上記石英アンプルを水平に支持
して加熱により上記メルト材料を溶融させるステップ
と、上記石英アンプルを180°回転させ、溶融メルト
材料を上記結晶成長用基板に接触させて結晶成長を行う
ステップと、上記石英アンプルを再び180°回転させ
て上記溶融メルト材料が上記結晶成長用基板に接触しな
いようにするステップとを含んで構成される。
【0015】
【作用】発明者が鋭意実験及び考察を繰り返した結果、
従来方法による場合に結晶層の厚みが不均一になる原因
は、次のようなものによるものと推定されるに至った。
従来方法による場合に結晶層の厚みが不均一になる原因
は、次のようなものによるものと推定されるに至った。
【0016】即ち、基板中央部で単位量の結晶を成長さ
せるのに関与する溶融メルト材料の量と基板縁部で単位
量の結晶を成長させるのに関与する溶融メルト材料の量
を比較すると後者の方が大であり、しかも、溶融メルト
材料の量は有限であるから、基板中央部の結晶層の厚み
が相対的に小さくなるものである。
せるのに関与する溶融メルト材料の量と基板縁部で単位
量の結晶を成長させるのに関与する溶融メルト材料の量
を比較すると後者の方が大であり、しかも、溶融メルト
材料の量は有限であるから、基板中央部の結晶層の厚み
が相対的に小さくなるものである。
【0017】石英アンプル内における溶融メルト材料の
対流により、基板中央部と縁部での溶融メルト材料の溶
質濃度の不均一が解消させることが期待されるが、従来
方法における治具では、結晶成長に際しての溶融メルト
材料の深さが浅いので、上記問題が解決されるには至っ
ていない。
対流により、基板中央部と縁部での溶融メルト材料の溶
質濃度の不均一が解消させることが期待されるが、従来
方法における治具では、結晶成長に際しての溶融メルト
材料の深さが浅いので、上記問題が解決されるには至っ
ていない。
【0018】本発明では、結晶成長に際して溶融メルト
材料が積極的に対流するような治具の構成が採用されて
いる。本発明の液相エピタキシャル結晶成長用治具にあ
っては、その切り欠き凹部に対応する部分の少なくとも
一部の外径を他の部分の外径よりも小径にし、この小径
部に貫通孔を設けているので、溶融メルト材料を結晶成
長用基板に接触させて結晶成長を行うに際して、溶融メ
ルト材料が石英アンプル内で小径部の外周及び貫通孔を
介して対流しやすくなり、結晶成長用基板に対する溶融
メルト材料の有効体積が増大する。その結果、結晶層の
厚みが不均一になることが防止され、結晶表面で組成が
均一な多元半導体結晶の提供が可能になる。
材料が積極的に対流するような治具の構成が採用されて
いる。本発明の液相エピタキシャル結晶成長用治具にあ
っては、その切り欠き凹部に対応する部分の少なくとも
一部の外径を他の部分の外径よりも小径にし、この小径
部に貫通孔を設けているので、溶融メルト材料を結晶成
長用基板に接触させて結晶成長を行うに際して、溶融メ
ルト材料が石英アンプル内で小径部の外周及び貫通孔を
介して対流しやすくなり、結晶成長用基板に対する溶融
メルト材料の有効体積が増大する。その結果、結晶層の
厚みが不均一になることが防止され、結晶表面で組成が
均一な多元半導体結晶の提供が可能になる。
【0019】
【実施例】以下本発明の望ましい実施例を図面に基づい
て説明する。図1は本発明の望ましい実施例を示す液相
エピタキシャル結晶成長用治具等の分解斜視図であり、
この治具1は、石英ガラスからなる円柱の外周部中央の
一部を該円柱の中心軸方向に切り欠いた切り欠き凹部3
を有している。
て説明する。図1は本発明の望ましい実施例を示す液相
エピタキシャル結晶成長用治具等の分解斜視図であり、
この治具1は、石英ガラスからなる円柱の外周部中央の
一部を該円柱の中心軸方向に切り欠いた切り欠き凹部3
を有している。
【0020】CdTeからなる結晶成長用基板4は、こ
の実施例では、石英ガラスからなる基板ホルダ6により
支持されて、この基板ホルダ6を切り欠き凹部3の対向
壁面に形成された溝7,7に嵌合することによって、基
板は切り欠き凹部3内に横架される。
の実施例では、石英ガラスからなる基板ホルダ6により
支持されて、この基板ホルダ6を切り欠き凹部3の対向
壁面に形成された溝7,7に嵌合することによって、基
板は切り欠き凹部3内に横架される。
【0021】治具1における切り欠き凹部3に対応する
部分の少なくとも一部(この例では全部)の外径は、他
の部分の外径よりも小径である。以下の説明では、この
小径の半柱の部位を小径部8とする。小径部8には、そ
の外側から内側に貫通する貫通孔9が一つ以上設けらて
れいる。
部分の少なくとも一部(この例では全部)の外径は、他
の部分の外径よりも小径である。以下の説明では、この
小径の半柱の部位を小径部8とする。小径部8には、そ
の外側から内側に貫通する貫通孔9が一つ以上設けらて
れいる。
【0022】治具1は、上述のように結晶成長用基板4
及び基板ホルダ6をセットされた状態で、治具1の外径
よりもわずかに大きい内径を有する石英アンプル2内に
挿入される。このとき、治具1と共にメルト材料5もこ
のメルト材料が切り欠き凹部3内に位置するように石英
アンプル2内に挿入される。メルト材料5の成分元素は
Hg,Cd,Teであり、その組成比は製造すべき多元
半導体結晶の組成比に応じて設定される。
及び基板ホルダ6をセットされた状態で、治具1の外径
よりもわずかに大きい内径を有する石英アンプル2内に
挿入される。このとき、治具1と共にメルト材料5もこ
のメルト材料が切り欠き凹部3内に位置するように石英
アンプル2内に挿入される。メルト材料5の成分元素は
Hg,Cd,Teであり、その組成比は製造すべき多元
半導体結晶の組成比に応じて設定される。
【0023】10は石英アンプル2を封止するための蓋
部材であり、この蓋部材10は排気管11と一体に石英
から形成されている。蓋部材10を石英アンプル2の端
部に溶接した後に、排気管11を介して石英アンプル2
内を真空に吸引する。その後、排気管11を例えばその
途中部分で封止することによって、石英アンプルを気密
に封止することができる。
部材であり、この蓋部材10は排気管11と一体に石英
から形成されている。蓋部材10を石英アンプル2の端
部に溶接した後に、排気管11を介して石英アンプル2
内を真空に吸引する。その後、排気管11を例えばその
途中部分で封止することによって、石英アンプルを気密
に封止することができる。
【0024】図2により本実施例における液相エピタキ
シャル結晶成長のプロセスを説明する。まず、結晶成長
用基板4及びメルト材料5を治具1と共に封入してなる
石英アンプル2を電気炉内で結晶成長温度よりも高い所
定の温度に加熱して、図2(A)に示すように、石英ア
ンプル2内のメルト材料5を溶融させ、溶融メルト材料
5′とする。尚、このとき、結晶成長用基板4の露出面
が水平面上で上方に向くように石英アンプル2の角度を
調整しておく。
シャル結晶成長のプロセスを説明する。まず、結晶成長
用基板4及びメルト材料5を治具1と共に封入してなる
石英アンプル2を電気炉内で結晶成長温度よりも高い所
定の温度に加熱して、図2(A)に示すように、石英ア
ンプル2内のメルト材料5を溶融させ、溶融メルト材料
5′とする。尚、このとき、結晶成長用基板4の露出面
が水平面上で上方に向くように石英アンプル2の角度を
調整しておく。
【0025】次いで、石英アンプル2を180°回転さ
せると、治具1も石英アンプル2とともに180°回転
する。溶融メルト材料5′の液面は水平面を維持してい
るので、石英アンプル2の回転により、小径部8は溶融
メルト材料5′に埋没して、溶融メルト材料5′の液面
が上昇し、下向きになった結晶成長用基板4は溶融メル
ト材料5′に接触する。
せると、治具1も石英アンプル2とともに180°回転
する。溶融メルト材料5′の液面は水平面を維持してい
るので、石英アンプル2の回転により、小径部8は溶融
メルト材料5′に埋没して、溶融メルト材料5′の液面
が上昇し、下向きになった結晶成長用基板4は溶融メル
ト材料5′に接触する。
【0026】この状態で炉内温度を所定の結晶成長温度
に低下させると、図2(B)に示すように、結晶成長用
基板4の表面には、Hg1-x Cdx Teからなる結晶層
12が成長する。このとき、溶融メルト材料5′は、炉
内温度の低下に伴って生じる温度勾配等により対流する
が、この溶融メルト材料の対流は、小径部8の上方の部
分においてのみならず、小径部の外側及び貫通孔9を介
しても行われるので、溶融メルト材料5′の有効体積が
増大し、溶融メルト材料における溶質濃度の不均一性が
解消される。その結果、結晶成長用基板4上で均一な厚
みの結晶層12を得ることができ、しかもその表面組成
は均一である。
に低下させると、図2(B)に示すように、結晶成長用
基板4の表面には、Hg1-x Cdx Teからなる結晶層
12が成長する。このとき、溶融メルト材料5′は、炉
内温度の低下に伴って生じる温度勾配等により対流する
が、この溶融メルト材料の対流は、小径部8の上方の部
分においてのみならず、小径部の外側及び貫通孔9を介
しても行われるので、溶融メルト材料5′の有効体積が
増大し、溶融メルト材料における溶質濃度の不均一性が
解消される。その結果、結晶成長用基板4上で均一な厚
みの結晶層12を得ることができ、しかもその表面組成
は均一である。
【0027】その後、所定厚みの結晶層12が形成され
た時点で、図2(C)に示すように、石英アンプル2を
再び180°回転させることにより、溶融メルト材料
5′が結晶成長用基板4に接触しないようにして、結晶
成長を停止させる。
た時点で、図2(C)に示すように、石英アンプル2を
再び180°回転させることにより、溶融メルト材料
5′が結晶成長用基板4に接触しないようにして、結晶
成長を停止させる。
【0028】そして最後に、図示はしないが、炉内から
石英アンプル2を徐冷しながら引出し、石英アンプル2
を開封し、結晶層12が形成された結晶成長用基板4を
基板ホルダ6から取り外す。
石英アンプル2を徐冷しながら引出し、石英アンプル2
を開封し、結晶層12が形成された結晶成長用基板4を
基板ホルダ6から取り外す。
【0029】この実施例では、石英アンプルの軸方向に
長い貫通孔9を小径部8に一つ設けているが、これより
も小さい貫通孔を石英アンプルの軸方向に複数個並べて
設けてもよい。
長い貫通孔9を小径部8に一つ設けているが、これより
も小さい貫通孔を石英アンプルの軸方向に複数個並べて
設けてもよい。
【0030】また、この実施例では、治具の切り欠き凹
部に対応する部分の全部を小径部としているが、部分的
に複数箇所に小径部を形成しそれぞれの小径部に貫通孔
を設けてもよい。
部に対応する部分の全部を小径部としているが、部分的
に複数箇所に小径部を形成しそれぞれの小径部に貫通孔
を設けてもよい。
【0031】Hg,Cd,Teを構成材料とする多元半
導体結晶を用いて赤外線検知素子を製造する場合、十分
な厚みの結晶が要求されるので、結晶表面の組成を均一
にして均一な感度特性の検知素子を実現する上で、本実
施例は極めて有効である。
導体結晶を用いて赤外線検知素子を製造する場合、十分
な厚みの結晶が要求されるので、結晶表面の組成を均一
にして均一な感度特性の検知素子を実現する上で、本実
施例は極めて有効である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
結晶表面で組成が均一な多元半導体結晶の提供が可能に
なるという効果を奏する。
結晶表面で組成が均一な多元半導体結晶の提供が可能に
なるという効果を奏する。
【図1】本発明の望ましい実施例を示す液相エピタキシ
ャル結晶成長用治具等の分解斜視図である。
ャル結晶成長用治具等の分解斜視図である。
【図2】液相エピタキシャル結晶成長のプロセス説明図
である。
である。
【図3】従来技術の説明図である。
【図4】従来技術における問題点の説明図である。
1 液相エピタキシャル結晶成長用治具
2 石英アンプル
3 切り欠き凹部
4 結晶成長用基板
5 メルト材料
5′ 溶融メルト材料
8 小径部
9 貫通孔
Claims (3)
- 【請求項1】 円柱の外周部中央の一部を該円柱の中心
軸方向に切り欠いた切り欠き凹部(3) を有し、該切り欠
き凹部内に結晶成長用基板(4) を保持してメルト材料
(5) と共に石英アンプル(2) 内に封入する治具であっ
て、 上記切り欠き凹部(3) に対応する部分の少なくとも一部
の外径を他の部分の外径よりも小径にし、 この小径部(8) に上記結晶成長用基板(4) の側から上記
石英アンプル(2) の側に貫通する貫通孔(9) を設けたこ
とを特徴とする液相エピタキシャル結晶成長用治具。 - 【請求項2】 請求項1に記載の液相エピタキシャル結
晶成長用治具を用いた多元半導体結晶の製造方法であっ
て、 上記治具(1) を上記結晶成長用基板(4) 及び上記メルト
材料(5) と共に上記石英アンプル(2) 内に真空封入する
ステップと、 上記切り欠き凹部(3) が下方を向くように上記石英アン
プル(2) を水平に支持して加熱により上記メルト材料
(5) を溶融させるステップと、 上記石英アンプル(2) を180°回転させ、溶融メルト
材料(5′) を上記結晶成長用基板(4) に接触させて結晶
成長を行うステップと、 上記石英アンプル(2) を再び180°回転させて上記溶
融メルト材料(5′) が上記結晶成長用基板(4) に接触し
ないようにするステップとを含むことを特徴とする多元
半導体結晶の製造方法。 - 【請求項3】 上記結晶成長用基板(4) はCdTeから
なり、上記メルト材料(5) の成分元素はHg,Cd,T
eであることを特徴とする請求項2に記載の多元半導体
結晶の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18772991A JPH0536732A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 液相エピタキシヤル結晶成長用治具及び該治具を用いた多元半導体結晶の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18772991A JPH0536732A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 液相エピタキシヤル結晶成長用治具及び該治具を用いた多元半導体結晶の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0536732A true JPH0536732A (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=16211161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18772991A Withdrawn JPH0536732A (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 液相エピタキシヤル結晶成長用治具及び該治具を用いた多元半導体結晶の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0536732A (ja) |
-
1991
- 1991-07-26 JP JP18772991A patent/JPH0536732A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981008 |