JPH053724Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH053724Y2 JPH053724Y2 JP1985054784U JP5478485U JPH053724Y2 JP H053724 Y2 JPH053724 Y2 JP H053724Y2 JP 1985054784 U JP1985054784 U JP 1985054784U JP 5478485 U JP5478485 U JP 5478485U JP H053724 Y2 JPH053724 Y2 JP H053724Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- liner
- cylinder block
- wall thickness
- internal combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、内燃機関のシリンダブロツクに関
し、特に直列多気筒内燃機関におけるライナ型の
シリンダブロツクに関する。
し、特に直列多気筒内燃機関におけるライナ型の
シリンダブロツクに関する。
鋳鉄等の鉄系の材料からなるシリンダライナを
鋳込んだ直列多気筒内燃機関のアルミ合金製シリ
ンダブロツクであつて、各気筒間に冷却水通路を
有しない所謂サイアミーズ構造のシリンダブロツ
クに関しては、例えば実公昭59−13319号公報に
記載されたようなものがある。
鋳込んだ直列多気筒内燃機関のアルミ合金製シリ
ンダブロツクであつて、各気筒間に冷却水通路を
有しない所謂サイアミーズ構造のシリンダブロツ
クに関しては、例えば実公昭59−13319号公報に
記載されたようなものがある。
このようなシリンダブロツクの構造を第2図及
び第3図を参照して簡単に説明すると、直列多気
筒内燃機関(第2図は4気筒の場合を示してい
る)のアルミ合金製シリンダブロツク1には、各
気筒毎に鋳鉄製のライナ2が鋳込まれ、シリンダ
ブロツク1の各気筒外周部には気筒間部5を除い
て冷却水通路3が設けられていて、各気筒は、内
筒を形成する鋳鉄製のシリンダライナ2とこのシ
リンダライナ2の外周部を囲繞するシリンダブロ
ツク1の外筒4とからなる二重構造を有し、外筒
4の肉厚tは気筒間部を除いて全周に亘り均一と
なつている。
び第3図を参照して簡単に説明すると、直列多気
筒内燃機関(第2図は4気筒の場合を示してい
る)のアルミ合金製シリンダブロツク1には、各
気筒毎に鋳鉄製のライナ2が鋳込まれ、シリンダ
ブロツク1の各気筒外周部には気筒間部5を除い
て冷却水通路3が設けられていて、各気筒は、内
筒を形成する鋳鉄製のシリンダライナ2とこのシ
リンダライナ2の外周部を囲繞するシリンダブロ
ツク1の外筒4とからなる二重構造を有し、外筒
4の肉厚tは気筒間部を除いて全周に亘り均一と
なつている。
そして、シリンダブロツク鋳造時の注湯,凝
固,収縮の過程で、シリンダブロツク1の気筒間
部5は絶対寸法が小さいので、この部分の収縮が
シリンダブロツク1全体の収縮に追従できないた
め、シリンダライナ2を押し潰しながら収縮す
る。
固,収縮の過程で、シリンダブロツク1の気筒間
部5は絶対寸法が小さいので、この部分の収縮が
シリンダブロツク1全体の収縮に追従できないた
め、シリンダライナ2を押し潰しながら収縮す
る。
その結果、シリンダライナ2は、第4図aに示
す溶湯注入時の真円状態から、気筒列方向に押し
潰されて同図bに示すような若干楕円形状に変化
する。
す溶湯注入時の真円状態から、気筒列方向に押し
潰されて同図bに示すような若干楕円形状に変化
する。
この収縮過程において、シリンダブロツク1を
構成するアルミ合金の熱膨張率がシリンダライナ
2を構成する鋳鉄の熱膨張率より大きいので、外
筒4には引張り応力が生ずる。
構成するアルミ合金の熱膨張率がシリンダライナ
2を構成する鋳鉄の熱膨張率より大きいので、外
筒4には引張り応力が生ずる。
シリンダブロツクの鋳造後、楕円状に変形さた
シリンダライナ2の内面は機械加工により真円状
に仕上げられて同図cに示す状態となる。
シリンダライナ2の内面は機械加工により真円状
に仕上げられて同図cに示す状態となる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来に内燃機関のシ
リンダブロツクにあつては、シリンダライナ2の
外周部を囲繞するシリンダブロツクの外筒4の肉
厚t(第2図)が気筒間部5を除いてすべて均一
になつているので、楕円変形したシリンダライナ
2の内面を真円加工することにより、第4図cに
示したようにシリンダライナ2の気筒列方向の肉
厚が薄くなり、シリンダライナ2や外筒4の変形
が残留応力により促進されて外筒4にさらに大き
い引張り応力が発生し、機関の高温運転により、
外筒4の拘束されていない気筒列に直交する部分
がエンジングによりその応力が緩和されて伸長
し、真円に仕上げられたシリンダライナ2の内面
が楕円変形をする恐れがあるという問題点があつ
た。
リンダブロツクにあつては、シリンダライナ2の
外周部を囲繞するシリンダブロツクの外筒4の肉
厚t(第2図)が気筒間部5を除いてすべて均一
になつているので、楕円変形したシリンダライナ
2の内面を真円加工することにより、第4図cに
示したようにシリンダライナ2の気筒列方向の肉
厚が薄くなり、シリンダライナ2や外筒4の変形
が残留応力により促進されて外筒4にさらに大き
い引張り応力が発生し、機関の高温運転により、
外筒4の拘束されていない気筒列に直交する部分
がエンジングによりその応力が緩和されて伸長
し、真円に仕上げられたシリンダライナ2の内面
が楕円変形をする恐れがあるという問題点があつ
た。
第5図はシリンダライナを除去した場合、シリ
ンダブロツクの外筒に作用する応力の状態を示す
ものであり、第6図は機関の高温運転後に外筒に
作用する応力の状態を示すものである。
ンダブロツクの外筒に作用する応力の状態を示す
ものであり、第6図は機関の高温運転後に外筒に
作用する応力の状態を示すものである。
この考案は、前述のような従来の内燃機関のシ
リンダブロツクにおける問題点を解決することを
目的とする。
リンダブロツクにおける問題点を解決することを
目的とする。
そのため、この考案による内燃機関のシリンダ
ブロツクは、シリンダライナの外周部を囲繞する
シリンダブロツクの外筒の気筒列方向に直交する
位置の肉厚を高温時においてエンジングの影響を
受けない程度の最大肉厚にすると共に、気筒間部
近傍部分へ向けて肉厚を漸次薄くすることによつ
て従来の問題点を解決するようにしたものであ
る。
ブロツクは、シリンダライナの外周部を囲繞する
シリンダブロツクの外筒の気筒列方向に直交する
位置の肉厚を高温時においてエンジングの影響を
受けない程度の最大肉厚にすると共に、気筒間部
近傍部分へ向けて肉厚を漸次薄くすることによつ
て従来の問題点を解決するようにしたものであ
る。
上記のように構成することにより、機関の高温
運転時に、エイジングによつて引張り応力を最も
多く受ける気筒列方向に直交する外筒部分の応力
を低下させ、この部分の変形量を小さくすること
ができる。
運転時に、エイジングによつて引張り応力を最も
多く受ける気筒列方向に直交する外筒部分の応力
を低下させ、この部分の変形量を小さくすること
ができる。
以下、添付図面の第1図を参照してこの考案の
実施例を説明するが、第2図及び第3図と対応す
る部分に同一符号を付してある。
実施例を説明するが、第2図及び第3図と対応す
る部分に同一符号を付してある。
この実施例は、前述に従来例と同様に、直列多
気筒内燃機関のアルミ合金製シリンダブロツク1
の各気筒毎に鉄系材料からなるシリンダライナ2
を鋳込んで一体となし、このシリンダライナ2の
外周部をシリンダブロツク1の外筒4で囲繞して
構成しているが、外筒4の気筒列方向X−Xに直
交する部分4aの肉厚t1を気筒間部5の近傍部分
bの肉厚t2よりも厚く(t1>t2)している。
気筒内燃機関のアルミ合金製シリンダブロツク1
の各気筒毎に鉄系材料からなるシリンダライナ2
を鋳込んで一体となし、このシリンダライナ2の
外周部をシリンダブロツク1の外筒4で囲繞して
構成しているが、外筒4の気筒列方向X−Xに直
交する部分4aの肉厚t1を気筒間部5の近傍部分
bの肉厚t2よりも厚く(t1>t2)している。
言い換えれば、外筒4の気筒列方向X−Xに直
交する部分4aの肉厚t1を高温時においてエイジ
ングの影響を受けない程度の最大肉厚にすると共
に、気筒間部5の近傍部分4bへ向けて肉厚を漸
次薄くしている。
交する部分4aの肉厚t1を高温時においてエイジ
ングの影響を受けない程度の最大肉厚にすると共
に、気筒間部5の近傍部分4bへ向けて肉厚を漸
次薄くしている。
なお、この実施例における第2図のA−A線断
面に相当する断面は、外筒4の肉厚以外は第3図
に示した従来例と同様である。
面に相当する断面は、外筒4の肉厚以外は第3図
に示した従来例と同様である。
上記のような構成からなるこの考案の実施例に
おいて、シリンダブロツク1の鋳造時に、すでに
述べたように溶湯の凝固,収縮が生じ、さらに冷
却後のシリンダライナ2の機械加工によつて、外
筒4の気筒列方向X−Xに直交する部分4aに大
きい引張り応力と曲げ応力が生じ、機関の組立て
完成後、高温運転をすると、気筒間部5と違つて
拘束されていない外筒4の前記部分4aがエイジ
ングにより伸びを生じようとするが、この部分4
aの肉厚t1が外筒4の気筒間部5の近傍部分4b
の肉厚t2より厚くなつていて機械的強度が高いの
で、その伸びは小さく押えられ、シリンダライナ
2の楕円変形量も実用上無視できる程度に留めら
れる。
おいて、シリンダブロツク1の鋳造時に、すでに
述べたように溶湯の凝固,収縮が生じ、さらに冷
却後のシリンダライナ2の機械加工によつて、外
筒4の気筒列方向X−Xに直交する部分4aに大
きい引張り応力と曲げ応力が生じ、機関の組立て
完成後、高温運転をすると、気筒間部5と違つて
拘束されていない外筒4の前記部分4aがエイジ
ングにより伸びを生じようとするが、この部分4
aの肉厚t1が外筒4の気筒間部5の近傍部分4b
の肉厚t2より厚くなつていて機械的強度が高いの
で、その伸びは小さく押えられ、シリンダライナ
2の楕円変形量も実用上無視できる程度に留めら
れる。
以上述べたように、この考案による内燃機関の
シリンダブロツクは、シリンダライナの外周部を
囲繞するシリンダブロツクの外筒のうち、気筒列
に直交する位置の肉厚を高温時おいてエイジング
の影響を受けない程度の最大肉厚にすると共に、
気筒間部近傍部分へ向けて肉厚を漸次薄くしたの
で、シリンダブロツクの鋳造及び加工時に生ずる
応力が最も高くなる外筒の気筒列方向に直交する
部分の強度が増大し、機関の高温運転に基づくエ
イジングによつて前記気筒列に直交する部分に発
生する伸びを極めて小さくして、この伸びによつ
て生ずるシリンダライナの楕円変形をほとんど無
くすことができる。
シリンダブロツクは、シリンダライナの外周部を
囲繞するシリンダブロツクの外筒のうち、気筒列
に直交する位置の肉厚を高温時おいてエイジング
の影響を受けない程度の最大肉厚にすると共に、
気筒間部近傍部分へ向けて肉厚を漸次薄くしたの
で、シリンダブロツクの鋳造及び加工時に生ずる
応力が最も高くなる外筒の気筒列方向に直交する
部分の強度が増大し、機関の高温運転に基づくエ
イジングによつて前記気筒列に直交する部分に発
生する伸びを極めて小さくして、この伸びによつ
て生ずるシリンダライナの楕円変形をほとんど無
くすことができる。
第1図はこの考案の一実施例を示す平面図、第
2図は従来の内燃機関のシリンダブロツクを示す
平面図、第3図は第2図のA−A線に沿う断面
図、第4図a,b,cは従来のシリンダブロツク
の各製造工程におけるシリンダライナと外筒との
変形過程を示す説明図、第5図は第4図cに示し
た最終加工状態でシリンダライナを除去したと仮
定した場合にシリンダブロツクに外筒に作用する
応力の状態を示す説明図、第6図は高温運転後の
外筒及びシリンダライナの変形状態を示す説明図
でる。 1……シリンダブロツク、2……シリンダライ
ナ、4……外筒、5……気筒間部、X−X……気
筒列方向。
2図は従来の内燃機関のシリンダブロツクを示す
平面図、第3図は第2図のA−A線に沿う断面
図、第4図a,b,cは従来のシリンダブロツク
の各製造工程におけるシリンダライナと外筒との
変形過程を示す説明図、第5図は第4図cに示し
た最終加工状態でシリンダライナを除去したと仮
定した場合にシリンダブロツクに外筒に作用する
応力の状態を示す説明図、第6図は高温運転後の
外筒及びシリンダライナの変形状態を示す説明図
でる。 1……シリンダブロツク、2……シリンダライ
ナ、4……外筒、5……気筒間部、X−X……気
筒列方向。
Claims (1)
- 各気筒毎に鋳込まれた鉄製のシリンダライナの
外周部を囲繞する外筒を備え、気筒間部に冷却水
路をもたない直列多気筒内燃機関のアルミ合金製
のシリンダブロツクであつて、前記外筒の気筒列
方向に直交する位置の肉厚を高温時においてエイ
ジングの影響を受けない程度の最大肉厚にすると
共に、前記気筒間部近傍部分へ向けて肉厚を漸次
薄くしたことを特徴とする内燃機関のシリンダブ
ロツク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985054784U JPH053724Y2 (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985054784U JPH053724Y2 (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61171853U JPS61171853U (ja) | 1986-10-25 |
| JPH053724Y2 true JPH053724Y2 (ja) | 1993-01-28 |
Family
ID=30576852
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985054784U Expired - Lifetime JPH053724Y2 (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH053724Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9255243B2 (en) | 2003-10-08 | 2016-02-09 | Wilson Wolf Manufacturing Corporation | Cell culture methods and devices utilizing gas permeable materials |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH037557Y2 (ja) * | 1985-09-25 | 1991-02-25 | ||
| JP5343626B2 (ja) * | 2009-03-02 | 2013-11-13 | 日産自動車株式会社 | 直列式多気筒内燃機関のシリンダブロック |
| JP7280073B2 (ja) * | 2019-03-19 | 2023-05-23 | ダイハツ工業株式会社 | 多気筒内燃機関用シリンダブロック及びその製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55180954U (ja) * | 1979-06-13 | 1980-12-26 |
-
1985
- 1985-04-15 JP JP1985054784U patent/JPH053724Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9255243B2 (en) | 2003-10-08 | 2016-02-09 | Wilson Wolf Manufacturing Corporation | Cell culture methods and devices utilizing gas permeable materials |
| US9441192B2 (en) | 2003-10-08 | 2016-09-13 | Wilson Wolf Manufacturing | Cell culture methods and devices utilizing gas permeable materials |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61171853U (ja) | 1986-10-25 |
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