JPH0537992U - 布帛等の液流処理装置における洗浄装置 - Google Patents

布帛等の液流処理装置における洗浄装置

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JPH0537992U
JPH0537992U JP9450191U JP9450191U JPH0537992U JP H0537992 U JPH0537992 U JP H0537992U JP 9450191 U JP9450191 U JP 9450191U JP 9450191 U JP9450191 U JP 9450191U JP H0537992 U JPH0537992 U JP H0537992U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 滞留槽側方の、処理液の液面が波打つ部分
や、内槽と外槽の隙間が狭くなつている下流側の部分を
集中的に洗浄して滞留槽内の残渣を効果的に除去する。 【構成】 布帛等の液流処理装置において、一端が処理
液循環路8のポンプ6吐出側に接続され他端が滞留槽1
の外槽1bと内槽1aとの間に水平に延びる洗浄用水平
配管21,21′を付設し、上記洗浄用水平配管21,
21′に、滞留槽1の外槽1b内壁および内槽1a外壁
の液面近傍位置に向かつて洗浄液を噴射する洗浄ノズル
23,24を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、布帛等の繊維製品を処理液の液流によつて循環させながら染色その 他の処理を行う液流処理装置における洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
布帛等の繊維製品を処理液の液流によつて循環させながら染色その他の処理を 行う液流処理装置において、処理液には、被処理物の種類や処理手段に応じて各 種の染料その他の薬品,助剤等が使用される。また、被処理物自身から、オリゴ マ,毛羽,スケール等が離脱して処理液中を浮遊する。これらの薬品や浮遊物は 、装置の滞留槽内壁に付着して処理液を排出したのちも残留するため、繰り返し 使用により堆積して滞留槽缶体内壁に堆積層を形成する。内壁に堆積層が形成さ れると、上記堆積層から溶出・剥離する不純成分が処理液中に混入して被処理物 を汚染するため、処理品の品質が低下するという問題を生じる。また、上記堆積 層で、ステンレス製の缶体の内表面が覆われると、この部分が酸素と接触できな いためステンレスの腐食を招き、装置寿命を縮めるという問題を生じる。
【0003】 そこで、最近、処理液の滞留槽内壁に薬品等の残渣物が付着・堆積しないよう に、処理工程が終了するごとに流路内を洗浄できるようにしたものが提案され、 実用化されている。この洗浄装置は、図6に示すように、布帛等の滞留槽1と、 この滞留槽1と布帛の移送通路2とを接続した環状処理経路と、上記滞留槽の底 部の吸い込み部5(この図では4個所)から処理液を吸い込み、ポンプ6,熱交 換器7を介して、上記移送通路2に一端に付設された液噴射部4に循環させる処 理液循環路8とを有する液流処理装置において、上記処理液循環路8のポンプ6 吐出側に一端を接続し、他端を滞留槽1の外槽1bと内槽1aの間に導入した洗 浄用配管9が、洗浄液供給配管10を介して設けられている。上記洗浄用配管9 は、滞留槽1の上流側の内槽1aと外槽1bとの間の天井側に、滞留槽1の傾斜 に沿つて斜めに延びており、その周面には、外槽1bの内壁に向かつて洗浄液を 噴射するノズル孔が所定間隔で設けられている。なお、11は仕切り弁,12は 給水弁,13は排液弁,14はノズル弁である。したがつて、この装置によれば 、液流処理工程の終了後に処理液または新しく給水された水を洗浄用配管9に導 入することによつて滞留槽1の外槽1bと内槽1aに洗浄液をかけて直ちに付着 残渣を洗浄することができる。
【0004】
【考案が解決すべき課題】
しかしながら、上記洗浄用配管9による洗浄では、長手方向に延びる滞留槽1 の内槽1a,外槽1bの側方から完全に付着残渣を除去できず、特に、内槽1a の外壁と外槽1bの内壁において処理液の液面が波打つ気液境界部分や、内槽1 aと外槽1bとの隙間が狭くなつている下流側部分において、付着残渣による堆 積層が厚く形成されやすいことがわかつた。すなわち、内槽1aの内壁について は、処理中に布帛等が内壁に摺接して移送されるため残渣は付着しにくいが、内 槽1aの外壁および外槽1bの内壁の、処理液の液面が波打つ気液境界部分では 、液面が下がると同時に壁面に付着した処理液が熱(処理液は通常、高温に加熱 されているため滞留槽1の壁面も熱く熱せられている)によつて蒸発し、処理液 中の溶解成分・浮遊成分が壁面に固着し、これが繰り返されて極めて取れにくい 固着層が形成される。また、内槽1aと外槽1bとの隙間が狭くなつている下流 側部分では、処理液の流れ抵抗が大きく残渣が動きにくいため、集中的に残渣が 溜まりやすい。
【0005】 このように、滞留槽1内に残渣付着物が堆積すると、前記のように、被処理物 が汚染されたりステンレスが腐食したりするので、これを回避するために、処理 工程終了後、洗浄液を滞留槽1の天井まで張つて液を循環させることが行われて いるが、洗浄液および動力エネルギーの消費コストを要するわりに効果があがつ ていない。そこで、強力な薬剤を使用して堆積層を化学的に分解除去することも 考えられるが、薬剤の使用によつて缶体自身が侵されるおそれもあり、薬剤の使 用は好ましくない。このため、結局は、滞留槽1を分解し、内部に生じた堆積層 を手作業で削り取る作業を行わざるを得ず、多大な手間を要しているのが実情で ある。
【0006】 本考案は、このような事情に鑑みなされたもので、滞留槽側方の、処理液の液 面が波打つ部分や、内槽と外槽の隙間が狭くなつている下流側の部分を集中的に 洗浄することができる洗浄装置の提供をその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案は、布帛等の進行方向に向かつて傾斜した 滞留槽と、この滞留槽の一端から他端に接続された移送通路とで構成された環状 処理通路と、上記滞留槽底部の吸い込み部からポンプ,熱交換器を介して上記移 送通路の一端に付設された処理液噴射部に循環させる処理液循環路とを備え、上 記環状処理通路内で布帛等を処理液とともに移送しながら処理するようにした液 流処理装置において、一端が上記処理液循環路のポンプ吐出側に接続され他端が 上記滞留槽の外槽と内槽との間に水平に延びる洗浄用水平配管を付設し、上記洗 浄用水平配管に、滞留槽の外槽内壁および内槽外壁の液面近傍位置に向かつて洗 浄液を噴射する洗浄ノズルを設けた布帛等の液流処理装置における洗浄装置を第 1の要旨とし、上記と同様の洗浄装置であつて、上記滞留槽の外槽と内槽との間 の下流側に、外槽の長手方向に沿つて傾斜した洗浄用傾斜配管を所定間隔で複数 平行に設け、上記各洗浄用傾斜配管に、上記滞留槽の外槽内壁および内槽外壁に 向かつて洗浄液を噴射する洗浄ノズルを設けた布帛等の液流処理装置における洗 浄装置を第2の要旨とする。
【0008】
【作用】
すなわち、本考案は、滞留槽の外槽と内槽との間に水平に延びる洗浄用水平配 管を設け、この洗浄用水平配管に、滞留槽の外槽内壁および内槽外壁の液面近傍 位置に向かつて洗浄液を噴射する洗浄ノズルを設けたものである。これにより、 従来、その除去が困難であつた液面近傍の付着残渣を、上記洗浄ノズルからの噴 射洗浄液によつて集中的に洗浄除去することができ、滞留槽内を清浄に保つこと ができる。また、上記洗浄用水平配管とともに、滞留槽の外槽と内槽との間の下 流側に、外槽の長手方向に沿う洗浄用傾斜配管を所定間隔で複数平行に設けて滞 留槽の外槽内壁および内槽外壁に向かつて洗浄液を噴射させることにより、液面 近傍の付着残渣のみならず、外槽内壁と内槽との間の、隙間が狭い部分の側面の 付着残渣も充分に洗浄除去することができる。したがつて、本考案によれば、滞 留槽の分解清掃や強力な薬剤による循環清浄等を行うことが不要で、循環処理工 程終了ごとに上記洗浄用配管から洗浄液を噴射させるだけで、外槽内壁および内 槽外壁に付着した残渣を除去することができ、滞留槽内を清浄な状態に維持する ことができる。
【0009】 つぎに、本考案を実施例にもとづいて詳細に説明する。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の一実施例の構成図、図2は図1のA−A′断面図である。この 液流処理装置における洗浄装置には、図6に示す洗浄液供給配管10から分岐す る第2の洗浄液供給配管20が設けられており、その先端側が滞留槽1の上部で 下向き半円状に分岐してヘツダー部20aを形成している。そして、このヘツダ ー部20aの各先端に、滞留槽1の外槽1bと内槽1aとの間に水平に延びる洗 浄用水平配管21,21′が、分岐細管22を介してそれぞれ接続されている。 なお、上記洗浄用水平配管21,21′の高さは、処理液の液面Xの高さに一致 するよう設定されている。そして、これらの洗浄用水平配管21,21′には、 図2の鎖線Yで囲まれた部分の拡大図(断面位置を、分岐細管22を通らない断 面にずらしてある)に示すように、外槽1bの内壁に向かつて洗浄液を噴射する ノズル孔23と、内槽1aの外壁に向かつて洗浄液を噴射するノズル孔24とが 、パイプ長手方向に沿つて所定間隔で穿設されている。それ以外の部分は、図6 と同様であり、同一部分に同一番号を付している。
【0010】 この洗浄装置によれば、液流処理装置による布帛3の処理終了後に、ノズル弁 14を閉じ仕切り弁30を開くことにより、処理液または新たな給水による新鮮 な水(洗浄液)を、洗浄用水平配管21,21′のノズル孔23,24から、図 3(a)に矢印で示すように噴射させることができる。したがつて、上記噴射洗 浄液によつて、滞留槽1の外槽1b内壁および内槽1a外壁の液面X近傍部分を 集中的に洗浄することができ、これらの部分の付着残渣を清浄に除去することが できる。なお、洗浄後の汚水は、ポンプ6吸い込み側に設けられる排液弁13か ら外部に排出される。
【0011】 このように、この洗浄装置によれば、従来、残渣が、熱によつて強固に固着し ていた液面近傍を、一回の循環処理工程終了ごとに上記洗浄用水平配管21,2 1′からの噴射洗浄液で洗い流すことができ、付着残渣が残留することがないた め、滞留槽1内を常時清浄に保つことができる。したがつて、被処理物汚染やス テンレス腐食の問題を生じることがなく、長期にわたつて高品質の処理を行うこ とができる。
【0012】 なお、上記仕切り弁30を開くと同時に、従来からの洗浄装置である洗浄配管 9に接続する仕切り弁31を開き、洗浄配管9と洗浄用水平配管21,21′の 双方から同時に洗浄液を噴射させることができる。また、片方の仕切り弁30( 31)を閉じて一方からのみ洗浄液を噴射させることによりその噴射圧を高くし て集中的に片方の部位の洗浄を行うことができる。逆に、双方の仕切り弁30, 31を開き、その上で互いの弁の開度を調整することにより、双方の配管9,2 1,21′からバランスのとれた状態で滞留槽1内を洗浄することもできる。
【0012】 また、上記洗浄装置では、洗浄用水平配管21,21′のノズル孔23,24 が、水平方向にのみ設けられているが、図3(b)に示すように、ある程度角度 をつけてノズル孔25を設け、外槽1bの内壁と内槽1aの外壁に洗浄液を当て て反射させるようにしても差し支えはない。また、各ノズル孔23〜25は、周 方向において同一円周上に並ぶようにしてもよいし、互い違いになるような配列 にしてもよい。
【0013】 図4は本考案の他の実施例の構成図、図5は図4のB−B′断面図である。こ の液流処理装置における洗浄装置には、図6に示す洗浄液供給用配管10から分 岐する第2の洗浄液供給配管20の先端側が滞留槽1の周囲を環状に取り巻いて ヘツダー部20bを形成している。そして、このヘツダー部20bの内周側が、 滞留槽1の外槽1bと内槽1aとの間の下流側に、外槽1bの長手方向に沿つて 傾斜して設けられた洗浄用傾斜配管35に、分岐細管22を介してそれぞれ接続 されている。なお、上記洗浄用傾斜配管35は、外槽1bの天井側に3本、底部 側に2本設けられており、前記2本の洗浄用水平配管21,21′と合わせて、 それぞれが略等間隔となるように同一円周上に配置されている。ただし、図5に おいてSで示す部分には、洗浄用傾斜配管35を設けていない。これは、これら 洗浄用傾斜配管35が設けられた部分の底部には、吸い込み口5(図4参照)の うちの2個が配置しており、これらの吸い込み口5に流入する処理液の強い流れ によつて残渣の付着を殆ど生じないからである。そして、各洗浄用傾斜配管35 には、上記洗浄用水平配管21,21′と同様のノズル孔23〜25(図3《a 》参照)が穿設されており、外槽1bの内壁および内槽1aの外壁に向かつて洗 浄液が噴射されるようになつている。それ以外の部分は、図1と同様であり、同 一部分に同一番号を付している。
【0014】 この洗浄装置によれば、洗浄用水平配管21,21′によつて液面X近傍の付 着残渣を洗浄することができるだけでなく、従来、汚れやすかつた、滞留槽1の 外槽1bと内槽1aの隙間の下流側の狭い部分においても、外槽1bの内壁と内 槽1aの外壁とを集中的に洗浄することができるため、この部分をも常時清浄に 保つことができる。したがつて、上記実施例のものよりも、一層滞留槽1内を、 清浄に保つことができる。
【0015】
【考案の効果】
以上のように、本考案は、液流処理装置による処理終了後に、洗浄液が、滞留 槽の内外槽の液面に沿つて水平に噴射されるようになつている。したがつて、従 来、処理液が繰り返し蒸発されて薬品等が濃縮固着しやすかつた気液境界部分を 、集中的に洗浄することができるため、滞留槽内を常時清浄に保つことができる 。また、上記水平噴射ととともに、滞留槽下流側の、外槽内壁と内槽との間の隙 間が狭い部分にも、滞留槽の傾斜に沿う傾斜した配置で洗浄液を噴射することで 、滞留槽内の洗浄を一層効果的に行うことができる。しかも、本考案では、洗浄 液として処理液を用い、液流処理装置に備えられた処理液循環用のポンプをその まま利用して液の加圧を行うことができるようにしているため、極めて安価な経 費で効果的な洗浄を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1のA−A′断面図である。
【図3】上記実施例のノズル孔の配置の説明図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す構成図である。
【図5】図4のB−B′断面図である。
【図6】従来の洗浄装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 滞留槽 1a 内槽 1b 外槽 2 移送通路 3 布帛 4 噴射部 5 吸い込み部 6 ポンプ 7 熱交換器 8 処理液循環路 10,20 洗浄液供給配管 21,21′ 洗浄用水平配管 22 分岐細管 23〜25 ノズル孔 35 洗浄用傾斜配管 X 液面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布帛等の進行方向に向かつて傾斜した滞
    留槽と、この滞留槽の一端から他端に接続された移送通
    路とで構成された環状処理通路と、上記滞留槽底部の吸
    い込み部からポンプ,熱交換器を介して上記移送通路の
    一端に付設された処理液噴射部に循環させる処理液循環
    路とを備え、上記環状処理通路内で布帛等を処理液とと
    もに移送しながら処理するようにした液流処理装置にお
    いて、一端が上記処理液循環路のポンプ吐出側に接続さ
    れ他端が上記滞留槽の外槽と内槽との間に水平に延びる
    洗浄用水平配管を付設し、上記洗浄用水平配管に、滞留
    槽の外槽内壁および内槽外壁の液面近傍位置に向かつて
    洗浄液を噴射する洗浄ノズルを設けたことを特徴とする
    布帛等の液流処理装置における洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の洗浄装置であつて、上記
    滞留槽の外槽と内槽との間の下流側に、外槽の長手方向
    に沿つて傾斜した洗浄用傾斜配管を所定間隔で複数平行
    に設け、上記各洗浄用傾斜配管に、上記滞留槽の外槽内
    壁および内槽外壁に向かつて洗浄液を噴射する洗浄ノズ
    ルを設けたことを特徴とする布帛等の液流処理装置にお
    ける洗浄装置。
JP9450191U 1991-10-21 1991-10-21 布帛等の液流処理装置における洗浄装置 Expired - Lifetime JPH0627678Y2 (ja)

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JPH0627678Y2 JPH0627678Y2 (ja) 1994-07-27

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101304383B1 (ko) * 2013-04-18 2013-09-06 권중형 레피드 염색기
JP2017014631A (ja) * 2015-06-26 2017-01-19 株式会社日阪製作所 液流式布帛処理装置用の処理剤投入装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101304383B1 (ko) * 2013-04-18 2013-09-06 권중형 레피드 염색기
JP2017014631A (ja) * 2015-06-26 2017-01-19 株式会社日阪製作所 液流式布帛処理装置用の処理剤投入装置

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