JPH0538232A - 育苗マツト充填方法及び装置 - Google Patents

育苗マツト充填方法及び装置

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JPH0538232A
JPH0538232A JP22216691A JP22216691A JPH0538232A JP H0538232 A JPH0538232 A JP H0538232A JP 22216691 A JP22216691 A JP 22216691A JP 22216691 A JP22216691 A JP 22216691A JP H0538232 A JPH0538232 A JP H0538232A
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JP
Japan
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mat
box
seedling raising
nursery
mats
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Application number
JP22216691A
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English (en)
Inventor
Harumichi Okutsume
治道 奥詰
Shunji Mishima
俊二 三嶋
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Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送されている育苗箱の後側内壁面でマット
の端面を押しながら育苗箱にマットを落とし込むことに
より、育苗箱の内部に姿勢良くロックウール等のマット
を充填する。 【構成】 ベルトコンベア40で送られる複数の育苗箱
51,52,53・・の搬送路の上方に、複数の繊維質
マット21,22,23・・・を積み重ねたマット収容
箱30を配置する。マット収容箱30の下部には、複数
枚のマット22,23,24・・・を支持し、育苗箱5
1,52,53・・・の進行に合わせて1枚づつ仮保持
機構70に送る保持・移送機構60が設けられている。
仮保持機構70で保持されている最下段のマット21
は、育苗箱55の後側壁部55aがセンサー64で検出
されたとき、仮保持機構70から解放されて育苗箱55
上に移行する。最下段のマット21は、育苗箱55の進
行に伴い後側壁部55aで押され、マット収容箱30か
ら引き出される。次いで、マット押え装置80で育苗箱
53内に押し込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、田植え機用苗等の床土
として使用されるロックウール等のマットを育苗箱に充
填する方法及び充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】田植え機の普及に伴って、育苗箱を使用
した育苗が採用されるようになってきている。育苗箱で
苗を育成するためには、育苗箱に充填した土を均した
後、灌水,播種及び覆土をして、苗を育成環境に保持す
る。
【0003】この土詰めから覆土までの工程を自動化・
省力化するため、これまで種々の装置が提案されてい
る。たとえば、実公昭60−38333号公報では、図
1に示すように、育苗箱を一方から他方に送るコンベア
1a〜1cの搬送ラインに沿って土詰め装置2,均平装
置3,灌水装置4,播種装置5及び覆土装置6を配列し
た播種プラントにおいて、育苗箱載置枠7をガイドレー
ル7aに沿って出入れ自在に設けたものが紹介されてい
る。均平装置3としては、土詰め装置2と同一の枠体で
回転自在に支持された均平ロールブラシが採用され、下
側に設けられているモータ3aで駆動される。
【0004】ガイドレール7aから引き出した育苗箱載
置枠7の上に複数の育苗箱を載置して、コンベア1a上
に一個づつ送り出す。コンベア1a〜1cで搬送される
間にそれぞれの育苗箱が土詰めされ、均平,灌水,播種
及び覆土が行われる。播種作業が終了した育苗箱は、コ
ロコンベア1dで装置外に送り出され、所定の育成環境
に搬送される。
【0005】また、育苗箱の搬送を自動化した播種プラ
ントが実開平1−98550号公報で紹介されている。
この播種プラントは、搬送ラインに育苗箱を一個づつ送
り込む自動供給装置及び播種作業が終わった育苗箱を積
み重ねる積上げ装置を着脱自在に備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の播種プラント
は、天然土を床土として充填することを前提として開発
されたものである。ところで、ロックウール等の繊維質
を絡め合わせたマットを、天然土に代えて床土に使用す
ることが一部で検討されている。ロックウールは、高炉
スラグ等の原料を製綿した一定品質の素材であり、作業
環境を汚すことがない。また、土詰め工程,均平工程等
が省略され、播種プラント自体も簡略化できる可能性を
もっている。
【0007】しかし、粒子がばらばらになる天然土と異
なり、繊維が絡み合ったロックウールを育苗箱に均等に
自動充填することは困難である。たとえば、育苗箱の内
部空間にロックウールが正しく送り込まれないと、一辺
側に隙間ができ、他辺側でロックウールが盛り上がる。
そのため、育苗箱内でのロックウールの姿勢を修正する
手作業が必要とされ、播種作業全体の作業効率が低下す
る。
【0008】本発明は、このような問題を解消すべく案
出されたものであり、育苗箱を搬送させる力を利用して
マットの一辺を育苗箱の一辺側内壁に突き押し当てるこ
とにより、マット収容箱からマットの1枚づつの取出し
を容易にすると共に、育苗箱の内部に姿勢良くロックウ
ール等のマットを自動的に充填することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の育苗マット充填
方法は、その目的を達成するため、育苗箱の進行方向の
上部に配置されたマット収容箱の下端から最下段の繊維
質マットの側部を突出させ、該最下段の繊維質マットの
端面に前記育苗箱の後端側内壁面を押し当て、前記育苗
箱の進行に伴って前記マット収容箱から前記繊維質マッ
トを1枚づつ取り出し、次いで前記育苗箱の前側で浮き
上がっている前記繊維質マットを前記育苗箱に押し込む
ことを特徴とする。
【0010】また、本発明の育苗マット充填装置は、複
数の育苗箱を順次搬送する搬送手段と、前記育苗箱の進
行方向の上部に配置され、複数枚の繊維質マットを積み
重ねて収容するマット収容箱と、該マット収容箱の下端
に設けられ、前記マット収容箱の下端に最下段の繊維質
マットを暫定的に保持する仮保持機構と、複数の繊維質
マットを保持し、下から1枚づつ前記仮保持機構に送る
保持・移送機構とを備えており、進行する前記育苗箱の
後端側内壁面の位置に応じて前記仮保持機構による前記
最下段のマットの保持状態が解放されることを特徴とす
る。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら、実施例によって
本発明を具体的に説明する。育苗箱に充填されるマット
として、高炉スラグから製綿された充填密度65kg/
2 ,平均繊維長80mm,平均繊維径0.04mmの
ロックウールを縦580mm,横280mm,厚み18
mmに裁断したものを使用した。
【0012】実施例1:ロックウール製のマット21,
22,23・・・を30枚重ね合わせ、図2に示すよう
に、マット収容箱30に収容している。マット収容箱3
0は、ベルトコンベア40等の搬送手段によって連続的
或いは間欠的に搬送される育苗箱51,52,53・・
・の進行方向に関して前向きに傾斜配置されている。マ
ット収容箱30の下部には、複数枚のマット22,2
3,24・・・の重量に耐えて、マット収容箱30内の
所定位置に複数枚のマット22,23,24・・・を保
持する保持・移送機構60が設けられている。この保持
・移送機構60は、マット収容箱30の相対する側面に
対として設けることが好ましい。
【0013】保持・移送機構60としては、たとえば図
3に示すように2〜4枚のブレード61a,61b,6
1cを回転軸62に取り付け、マット収容箱30の下部
に設けた水平スリット31を介して一つのブレード61
aをマット収容箱30の内部に臨ませたものが使用され
る。回転軸62は、ステップモータ63の出力軸に取り
付けられ、ブレード61a,61b,61cの枚数に対
応したステップで1回転する。図示の例では、3枚のブ
レード61a,61b,61cが設けられているので、
回転軸62は、120度づつ回転し、ブレード61a,
61b,61cを順次マット収容箱30の内部に送り込
む。なお、回転軸62の端部は、マット収容箱30の側
壁に固定された軸受け具65で軸支されている。
【0014】マット収容箱30内に送り込まれたブレー
ド61aは、マット収容箱30に収容されている複数枚
のマット21,22,23・・・を支持し所定の位置に
保持する。図2に示すように育苗箱55の後端側壁55
aがセンサー64で検出されると、その検出信号がステ
ップモータ63に入力され、回転軸62を120度回転
させる。この回転によってブレード61aがマット収容
箱30の内部から水平スリット31を経て外部に送り出
される。
【0015】ブレード61aが外部に出され、ブレード
61bが内部に送り込まれる若干の間、マット収容箱3
0の内部には、ブレード61a,61b,61cが突出
していない状態になる。そのため、マット収容箱30に
収容されているマット21,22,23・・・は、マッ
ト収容箱30の内部を重力落下する。そこで、次のブレ
ード61bが送り込まれるまでの時間をマット1枚分の
落下時間に対応させておくと、マット収容箱30内の最
下段のマット21が落下するが、次段のマット22の落
下がブレード61bで止められる。
【0016】保持・移送機構60の下方には、仮保持機
構70が設けられている。仮保持機構70としては、育
苗箱55の後端側壁55aを検出したセンサー64の検
出信号に基づいて駆動される適宜の駆動モータで、マッ
ト収容箱30の側壁に形成した後部から内部のマットに
差し込まれる或いはマット収容箱30から抜き出される
係止針74を備えたものが使用される。この駆動モータ
は、保持・移送機構60の駆動モータと別個のものを使
用することができる。
【0017】また、育苗箱51,52,53・・・の進
行方向に関して上流側にあたるマット収容箱30の側壁
には、一定値以上の力が加わったとき側壁下端部を起点
として回動又は変形する保持具79が取り付けられてい
る。保持具79としては、蝶番式の金具或いはL型に成
形した弾力性部材を使用することができる。
【0018】係止針74や保持具79等は、上段側にあ
るマット22,23,24・・・の重量を受けずに、最
下段のマット21をマット収容箱30の下端に短時間保
持しておくものであるため、大きな構造強度をもつもの
を必要としない。また、係止針74及び保持具79は、
それで仮保持されるマット21と上段側のマット22,
23,24・・・との間に若干の隙間が確保されるよう
に、保持・移送機構60から所定の距離を保ってマット
収容箱30の側壁に取り付けられている。
【0019】或いは、図3に示すように、ステップモー
タ63から延出した出力軸71から歯車72a,ラック
72b等の動力伝達機構72を介して伝達された動力で
押しピン73を動かし、係止針74をマット収容箱30
から抜き取る方式を採用することも可能である。係止針
74の頭部74aとケーシング75の内壁面との間に
は,図4に示すように圧縮スプリング76が介在されて
おり、係止針74をマット収容箱30の内側に常時付勢
する力が働いている。
【0020】係止針74の頭部74aには、ケーシング
75のスリット75aから突出する係合突起74bが設
けられている。係合突起74bに押しピン73が係合し
た状態でステップモータ63からの動力を伝達すると、
係止針74の尖鋭端部74cがマット21から抜き取ら
れる方向に、圧縮ばね76の弾撥力に抗して係止針74
が移動する。なお、押しピン73は、適宜のバネ機構
(図示せず)により、図4において紙面と直角な方向に
前後進可能となっている。
【0021】マット収容箱30に収容されている全ての
マット21,22,23・・・がブレード61a,61
b或いは61cで保持されて保持・移送機構60よりも
上方にあるとき、係止針74は、押しピン73で押され
て抜取り位置にある。このとき、圧縮スプリング76
は、最も圧縮された状態となっている。
【0022】センサー64からの検出信号によってステ
ップモータ63が駆動すると、押しピン73が後退し係
合突起74bとの係合状態が解除される。その結果、圧
縮スプリング76が伸長し、その弾撥力で係止針74が
マット収容箱30の内部に差し込まれる。そこで、たと
えばブレード61cから解放されて落下している最下段
のマット21の落下状態に係止針74の差込み動作のタ
イミングを合わせておくと、圧縮スプリング76で付勢
された係止針74は、落下しているマット21に突き刺
さる。その結果、マット21は、図4に示すように、そ
の下端面がマット収容箱30の下端から若干突出した状
態で仮保持される。また、上段側のマット22,23,
24・・・は、ブレード61aで支持され、その重力が
最下段のマット21に加わらない。このとき、係合突起
74bとの係合状態から解放された押しピン73は、動
力伝達機構72で図4に示した位置に戻されている。
【0023】この状態で、マット収容箱30の下端から
突出したマット21の端面部分に、コンベア40によっ
て搬送されている育苗箱55の後側壁部55aが当接す
る。育苗箱55の進行に伴って、マット21に対する育
苗箱55の押圧力が大きくなる。この押圧力が設定値を
超えたとき、保持具79が回動し、マット21の先方端
部も拘束状態から解放される。その結果、最下段のマッ
ト21は、符番29で示すように育苗箱55に落とし込
まれる。
【0024】次いで、センサー64から後続する育苗箱
56の後側壁部を検出した信号がステップモータ63に
入力されると、ステップモータ63が駆動され、ブレー
ド61aが水平スリット31から出る方向に回転すると
同時に、押しピン73が図4の矢印方向に移動し最大抜
取り位置に至る。そして、ブレード61aによる支持が
なくなった次段のマット22が落下することに合わせ
て、押しピン73と係合突起74bとの係合状態が解除
される。その結果、次のマット22がマット収容箱30
の下端から若干突出し、上段側のマット23,24,2
5・・・がブレード61bで支持される。
【0025】このようにして、マット収容箱30の下側
からマット21,22,23・・・が1枚づつ育苗箱5
1,52,53・・・で持ち去られる。このとき、育苗
箱51,52,53・・・の後側壁部でマット21,2
2,23・・・がマット収容箱30から押し出されるの
で、個々のマット21,22,23・・・の上流側縁と
対応する育苗箱51,52,53・・・の後側内壁面と
が位置合せされている。しかし、マット21,22,2
3・・・の上流側部分は、育苗箱51,52,53・・
・の左右や前方の壁部等に引っ掛かり、育苗箱51,5
2,53・・・の内部空間に収まっていないことがあ
る。そこで、浮き上がったマット29を押さえるため、
マット収容箱30よりも下流側にマット押え装置70を
配置している。
【0026】マット押え装置80は、周面に多数のブラ
シ毛が植設されたブラシベルト81を駆動プーリ82と
従動プーリ83との間に掛け渡している。ここで、若干
の押圧力でマット28にブラシベルト81が押し付けら
れるように、駆動プーリ82及び従動プーリ83を配置
している。或いは、駆動プーリ82と従動プーリ83と
の間に、ブラシベルト81の走行軌跡を規定するガイド
84を配置しても良い。
【0027】駆動プーリ82は、ベルトコンベア40の
搬送ロール41に同軸状に取り付けた駆動歯車42から
チェーン,ベルト等の動力伝達具85を介し回転力を得
る。このとき、ベルトコンベア40の走行方向とは逆方
向に駆動プーリ82が回転するように、搬送ロール41
の駆動歯車42と駆動プーリ82の従動歯車との間に動
力伝達具85を張設する。したがって、ブラシベルト8
1は、ベルトコンベア40と逆方向に走行する。
【0028】ベルトコンベア40によって育苗箱53が
図2右方向に送られているとき、ブラシベルト81は、
育苗箱28に送入されているマット28の表面に押しつ
けられた状態でベルトコンベア40と逆方向に走行す
る。そのため、マット28は、その後端縁が育苗箱53
の後端側内壁面に押しつけられながら、育苗箱53に押
し込まれる。すなわち、マット28は、後端縁を育苗箱
53に位置合わせした後、育苗箱53の内部空間に充填
される。したがって、育苗箱53に対するマット28の
位置関係は、規則性よく維持される。
【0029】なお、マット28の後端縁が育苗箱53の
後端側内壁面に押しつけられながらマット28が育苗箱
53に押し込まれる限り、ブラシベルト81の走行方向
をベルトコンベア40とは逆方向にすることに拘束され
るものではない。たとえば、ベルトコンベア40と同一
方向にブラシベルト81を走行させながらも、両者の間
に十分な走行速度差を保っておくとき、マット28の後
端縁を育苗箱53の後端側内壁面に押し付ける力が得ら
れる。或いは、ベルトに代え、固定式のマット押え具を
ベルトコンベア40の走行路に沿って設けることもでき
る。また、専用のモータで駆動プーリ82を回転させて
も良い。
【0030】マット押え装置80より下流側に、均し装
置90が設けられている。均し装置90は、支点91か
らばね92によって吊り下げられたゴムロール等の弾力
性ロール93を備えている。弾力性ロール93は、ある
程度の重量をもっており、育苗箱52に充填されている
マット27の表面に当接する。マット27が盛り上がっ
ている部分は、弾力性ロール93から大きな押圧力を受
け、他の部分と同じ状態に均される。
【0031】このようにして、ベルトコンベア40から
送り出された育苗箱51に所期の位置関係を保ってマッ
ト26が充填される。したがって、マット26が充填さ
れた育苗箱51を、図1の場合と同様に灌水,播種,覆
土等の下工程に送ることができる。すなわち、ロックウ
ール等の繊維質マットを床土とする場合にあっても、全
工程を自動化,省力化することが可能となる。
【0032】実施例2:本実施例は、図5に示すよう
に、ベルトコンベア40の進行方向に関して後向きにマ
ット収納箱30を傾斜配置している。育苗箱55の後端
側壁55aをセンサー64で検出して、保持・移送機構
60を駆動させる方式は実施例1と同様である。或い
は、後述するレバー70aの回転軌跡中にコンタクトス
イッチ等を配置し、レバー70aの回転動作から育苗箱
55の後端側壁55aを検出することも可能である。
【0033】仮保持機構70は、所定期間にわたり最下
段のマット21をマット収容箱30の下端部に仮保持し
ておけばよく、マット21に係止針を突き刺す必要はな
い。そのため、マット21を下面側から支える保持具
を、センサー64からの制御信号に基づいて開閉される
ようにマット収容箱30の下端に取り付けている。
【0034】センサー64で育苗箱55の後端側壁55
aが検出されたとき、その検出信号に基づいて仮保持機
構70が解放される。これにより、仮保持機構70側で
マット21の支えがなくなり、マット21は、反対側の
保持具79を中心として旋回しながら、育苗箱55上に
落下する。落下したマット21の先端縁が育苗箱55の
後端側壁55aで押され、マット21に押圧力が作用す
る。押圧力が一定値を超えたところで、保持具79が回
転或いは変形しマット21全体が育苗箱55に落とし込
まれ、符番29で示した状態になる。
【0035】挿入されたマット29が、マット押え装置
80及び均し装置90によって姿勢よく育苗箱51,5
2,53・・・内に充填されることは、実施例1と同様
である。
【0036】この場合、仮保持機構70としては、図6
に示すように育苗箱55の後端側壁55aと連動して揺
動するレバー70aを備えたものを使用することができ
る。レバー70aは、中央からやや下端側を枢支点70
bとしてマット収容箱30の下端から突出した突起30
aに枢支されている。レバー70aの下端部には、育苗
箱55の後端内壁面に沿って転動するコロ70cが設け
られている。
【0037】レバー70aの上端部には長孔70dが穿
設されており、長孔70dにストッパー70eの係合突
起70fが嵌め合わされている。ストッパー70eは、
マット収容箱30の側壁に形成した孔部30bに挿入さ
れており、頭部70gがマット収容箱30の側壁外面に
当接する。
【0038】レバー70aの重心は、枢支点70bから
長孔70d側にある。そのため、定常状態では、枢支点
70bを中心として時計方向の回転モーメントがレバー
70aに与えられている。ストッパー70eは、長孔7
0dに嵌り込んでいる係合突起70fを介して図6の右
方向に動かされ、頭部70gがマット収容箱30の側壁
外面に接触した状態でマット収容箱30の内方に突出し
ている。なお、レバー70aに時計方向の回転力を与え
るため、レバー70aと突起30aとの間にスプリング
70hを介在させても良い。
【0039】ベルトコンベア40によって育苗箱55が
搬送され、後端側壁55aがコロ70cに接触すると、
レバー70aは、育苗箱55の前進に伴って矢印aで示
す方向に回転する。その結果、長孔70dと係合突起7
0fとの嵌り合いによって、ストッパー70eが矢印b
で示す方向、すなわちマット収容箱30から抜き出され
る方向に移動する。したがって、ストッパー70e上に
乗っていたマット21が育苗箱55に向けて落下する。
【0040】コロ70cが後端側壁55aの頂部を乗り
越えたとき、レバー70aは、スプリング70h及びレ
バー70a自体の回転モーメントによって、図6で示し
た状態へ瞬時に復帰する。そして、ストッパー70eが
マット収容箱30の内方に突出し、保持・移送機構60
から送られてきた上段のマット22を支持する。このよ
うにして、育苗箱51,52,53・・・の後端側壁が
通過するたびにレバー70aの回転でストッパー70e
を前後進させ、マット21,22,23・・・を1枚づ
つ育苗箱51,52,53・・・上に落下させる。
【0041】実施例3:本実施例は、マット収容箱30
を垂直に保持した例である。また、機械的に連動制御さ
れる保持・移送機構及び仮保持機構を採用した。
【0042】すなわち、マット収容箱30の下部に、図
7に示すように、クランクシャフト100を後部側壁3
0cの幅方向にわたって設けている。クランクシャフト
100の中間部は屈曲されており、それぞれ育苗箱当接
部101,保持針装着部102及び係止針装着部103
がクランクシャフト100の長手方向に関して任意の個
数で形成されている。保持針装着部102は、育苗箱当
接部101と同じ方向に回転するように、下向きに突出
した屈曲部となっている。他方、係止針装着部103
は、育苗箱当接部101と逆方向に回転するように、上
向きに突出した屈曲部となっている。なお、育苗箱当接
部101には、育苗箱の内壁面に対する当りをよくする
ため、コロ109が回転自在に嵌められている。
【0043】クランクシャフト100の両端部近傍は、
後部側壁30cの下端左右両側に固定された枢支金具1
10及び111で枢支されている。枢支金具110,1
11から更に延びたクランクシャフト100の先端部を
下向きに屈曲させ、バランスウェイト104,105を
取り付けている。また、クランクシャフト100の途中
から、定常状態では後部側壁30cの外面に当接するス
トッパー107を分岐させている。なお、符番108
は、ストッパー107が後部側壁30cの外面に接触す
るときの衝撃を緩和させるため、後部側壁30c或いは
ストッパー107側に設けた緩衝スプリングを示す。
【0044】保持針装着部101には、保持針120が
揺動可能に取り付けられている。保持針120は、後部
側壁30cに形成されている孔部30dからマット収容
箱30の内部に臨む。同様に係止針装着部102に揺動
可能に取り付けられた係止針130は、後部側壁30c
の孔部30eからマット収容箱30の内部に臨む。保持
針120及び係止針130の本数及び長さは、後述する
マットの保持,係止或いはそれらの解除のタイミングを
考慮して適宜設定される。
【0045】マット収容箱30の前部側壁30fには、
図8に示すように、保持針120の動きに連動してマッ
ト収容箱30内部に差し込まれ、或いはマット収容箱3
0から抜き出される保持針121が設けられている。保
持針120及び121の連動は、既存の連動機構を組み
込むことによって行うことができるので、ここではその
説明を省略する。
【0046】前部側壁30fの下端には、バネ131に
よって付勢され、定常状態では垂直下方に延びているヒ
ンジ132が枢軸133で取り付けられている。バネ1
31の弾撥力は、最下段のマット21に所定の押圧力が
加わったとき、ヒンジ132が図8で反時計方向に回転
するように、比較的弱い値に設定されている。ヒンジ1
32の下端は、L字型に折り曲げられて暫定保持部13
4となっている。暫定保持部134の水平方向長さは、
最下段のマット21の後部側が育苗箱55上に落下した
状態でマット21の前部側が暫定保持部134で支えら
れる長さに選定されている。また、後部側が育苗箱55
に落下しているマット21を傾斜状態で暫定支持するた
め、暫定保持部134は若干の傾斜角度をもってヒンジ
132の垂直部135から屈曲されている。垂直部13
5の長さは、マット1枚の厚みよりも若干大きく取られ
ている。
【0047】定常状態では、図8に示すように、クラン
クシャフト100は、バランスウェイト104,105
を下にした姿勢をとっている。このとき、保持針120
は、図8に示すように2段目のマット22に若干突き刺
さっている。他方、係止針130は、保持針120より
も若干深く最下段のマット21に突き刺さっている。ま
た、最下段のマット21は、ヒンジ132の暫定保持部
134で前側端部が支持されている。ヒンジ132は、
バネ131によって時計方向に付勢されており、垂直方
向の力Pに対しては強い抵抗を示す。そのため、マット
収容箱30内で積み重ねられているマット21,22,
23・・・は、自重によってマット収容箱30から落下
することがない。
【0048】ベルトコンベア40で育苗箱55が搬送さ
れると、後側壁部55aがコロ109に接触する。育苗
箱55が更に進行すると、図9に示すように後側壁部5
5aの表面をコロ109が転がりながら、育苗箱当接部
101が反時計方向に傾斜する。育苗箱当接部101の
傾斜は、クランクシャフト100の回転となって保持針
装着部102及び係止針装着部103に伝えられる。
【0049】保持針装着部102は、クランクシャフト
100の回転中心から育苗箱当接部101と同じ側に設
けられているので、反時計方向に回転する。したがっ
て、保持針120は、マット収容箱30の内部に送り込
まれ、2段目のマット22に深く突き刺さる。他方、係
止針装着部103は、クランクシャフト100の回転中
心から育苗箱当接部101と反対側に設けられているの
で、後側側壁30cから離間する方向に回転する。した
がって、係止針130は、最下段のマット21から抜き
出される方向に移動する。
【0050】クランクシャフト100は、コロ109が
後側壁部55aの上を転がるとき、最大回転角度で回転
している。このとき、図10に示すように、係止針13
0の先端がマット収容箱30の後部側壁30aの内面か
ら後退している。そのため、マット21の後側部分は、
係止針130が障害とならず、自重によって育苗箱55
上に落下する。しかし、マット21の前側部分はヒンジ
132の暫定保持部134で支持されているため、図1
0に示した傾斜状態でマット21が育苗箱55に落とし
込まれる。他方、上段側のマット21には、保持針12
0が最も深く突き刺さっている。したがって、多数枚の
マット22,23,24・・・の重量に抗して、マット
収容箱30内でマット22,23,24・・・を宙吊り
状態に保持する力が得られる。
【0051】コロ109が育苗箱55の後側壁部55a
及び後続する育苗箱56の前側壁部56aを乗り越えた
とき、クランクシャフト100は、バランスウェイト1
04,105の重力によって急激に時計方向に回転す
る。このとき、コロ109は、図11に示すように、バ
ランスウェイト104,105の慣性によって無負荷状
態の中立点を超えて時計方向に振られる。そして、保持
針120,121の先端がマット収容箱30の側壁30
c,30fの内面から引っ込められ、係止針130が側
壁30c,30fの内面から突出する方向に移動する。
【0052】図11で示した位置のコロ109は、瞬時
にしてバランスウェイト104,105の揺り戻しによ
り、図12の無負荷状態における中立点に移行する。こ
の間に育苗箱55が更に進行しているので、マット21
の後側縁に後側壁部55aが当り、マット21をベルト
コンベア40の走行方向に押し進める。これにより、マ
ット21に押圧力が作用する。押圧力が設定値を超える
と、バネ131の弾撥力に抗してヒンジ132が反時計
方向に回転する。その結果、図12に示すようにマット
21の前側部分を支持する暫定保持部134がマット2
1の前側底面から退避し、マット21の前側部分が育苗
箱55上に落下する。また、マット21の押圧力から解
放されたヒンジ132は、バネ131の弾撥力によって
当初の位置に復帰する。
【0053】保持針120が退避し係止針130が差し
込まれる瞬間に、上段側のマット22,23,24・・
・は、最下段のマット21が落下してできたスペース分
だけ自由落下する。そして、バランスウェイト104,
105によって勢いよくクランクシャフト100が回転
するため、落下してきた2段目のマット22に係止針1
30が突き刺さる。このようにして、図8に示した状態
に復帰する。
【0054】以下、後続する育苗箱56の後側壁部にコ
ロ109が当接してクランクシャフト100が回転する
ことによって、マット収容箱30の下部からマット2
2,23,24・・・が一枚づつ育苗箱56,57,5
8・・・に取り出される。
【0055】本実施例においては、最下段のマット21
を支持する手段として、マット21に突き刺さる係止針
130を採用している。そのため、上段側マット22の
落下位置にタイミングをとって係止針130を繰り出す
ことが必要である。しかし、これに拘束されることなく
マット22を下面から支えるサポートを、係止針130
と同様に出入れ可能に設けることもできる。この場合、
サポート上に落下してきたマット22をサポートで受け
止め載置するだけで、上段側23,24,25・・・の
重力を受けずに、2段目のマット22を保持することが
できるので、設計の自由度が向上する。
【0056】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、マットの後側縁を育苗箱の後側壁部で押しながら、
マット収容箱から育苗箱にマットを1枚づつ落とし込ん
でいる。そのため、マットの後側縁が育苗箱の後側内壁
面に位置合わせされる。その後でマットの他部を育苗箱
の内部空間に収納させるとき、位置関係良くマットを育
苗箱に充填することが自動的に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 天然土を使用した従来の播種プラントを示
す。
【図2】 本発明の実施例1において繊維質のマットを
育苗箱に充填する装置の要部を示す。
【図3】 同じく保持・移送機構及び仮保持機構の一例
を示す。
【図4】 同じく仮保持機構の要部を示す。
【図5】 実施例2において繊維質のマットを育苗箱に
充填する装置の要部を示す。
【図6】 同じく仮保持機構の要部を示す。
【図7】 実施例3の保持・移送機構及び仮保持機構の
一例を示す。
【図8】 同じくコロが育苗箱の後側壁部に接触する直
前の保持・移送機構及び仮保持機構の位置関係を示す。
【図9】 同じくコロが育苗箱の後側壁部に接触してク
ランクシャフトが回転しているときの保持・移送機構及
び仮保持機構の位置関係を示す。
【図10】 同じくコロが育苗箱の壁部頂面を回転して
いるときの保持・移送機構及び仮保持機構の位置関係を
示す。
【図11】 同じくコロが育苗箱の壁部を乗り越えクラ
ンクシャフトが逆方向に回転しているときの保持・移送
機構及び仮保持機構の位置関係を示す。
【図12】 同じくヒンジ132が開き、マットが完全
に育苗箱に落とし込まれた状態を示す。
【符号の説明】
21,22,23・・・ マット 30 マット収
容箱 40 ベルトコンベア(搬送手段) 51,52,5
3・・・ 育苗箱 55a 育苗箱55の後側壁部 60 保持・移
送機構 61a,61b,61c ブレード 64 センサー 70 仮保持機構 74 係止針

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 育苗箱の進行方向の上部に配置されたマ
    ット収容箱の下端から最下段の繊維質マットの側部を突
    出させ、該最下段の繊維質マットの端面に前記育苗箱の
    後端側内壁面を押し当て、前記育苗箱の進行に伴って前
    記マット収容箱から前記繊維質マットを1枚づつ取り出
    し、次いで前記育苗箱の前側で浮き上がっている前記繊
    維質マットに前記育苗箱に押し込むことを特徴とする育
    苗マット充填方法。
  2. 【請求項2】 複数の育苗箱を順次搬送する搬送手段
    と、前記育苗箱の進行方向の上部に配置され、複数枚の
    繊維質マットを積み重ねて収容するマット収容箱と、該
    マット収容箱の下端に設けられ、前記マット収容箱の下
    端に最下段の繊維質マットを暫定的に保持する仮保持機
    構と、複数の繊維質マットを保持し、下から1枚づつ前
    記仮保持機構に送る保持・移送機構とを備えており、進
    行する前記育苗箱の後端側内壁面の位置に応じて前記仮
    保持機構による前記最下段のマットの保持状態が解放さ
    れることを特徴とする育苗マット充填装置。
JP22216691A 1991-08-07 1991-08-07 育苗マツト充填方法及び装置 Pending JPH0538232A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8373514B2 (en) 2007-10-11 2013-02-12 Qualcomm Incorporated Wireless power transfer using magneto mechanical systems
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