JPH0539677U - 吸液型超音波霧化装置 - Google Patents

吸液型超音波霧化装置

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JPH0539677U
JPH0539677U JP9765791U JP9765791U JPH0539677U JP H0539677 U JPH0539677 U JP H0539677U JP 9765791 U JP9765791 U JP 9765791U JP 9765791 U JP9765791 U JP 9765791U JP H0539677 U JPH0539677 U JP H0539677U
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JP
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liquid
ultrasonic transducer
liquid absorption
hole
type ultrasonic
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高志 浦野
勉 小谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸液型超音波振動子の液体吸い上げ用貫通穴
の構造を工夫することによって液体の水位の変動に伴う
吸液量の変動を緩和し、安定した霧化動作を実現する。 【構成】 圧電素子4A,4Bを軸体33に締め付け一
体化してなる吸液型超音波振動子31の霧化端側に多数
の微小貫通穴を有する網目状板10を配し、前記吸液型
超音波振動子31の液体吸い上げ用貫通穴32の下端部
分を、大径開口穴部40と、これに続くテーパー穴部4
1とで構成したことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、吸入器用噴霧器、芳香剤霧化器、美顔器用噴霧器、燃料霧化器等の 各種霧化装置として使用可能な吸液型超音波霧化装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、実開昭64−28981号において、多数の微小貫通穴を有する網目状 板を吸液型超音波振動子の霧化端側に配設し、該吸液型超音波振動子で吸液した 液体を当該吸液型超音波振動子の上端面(霧化面)側にて霧化する構成が提案さ れている。
【0003】 図7は従来の超音波霧化装置の要部構成、すなわち吸液型超音波振動子及びそ の霧化端側の網目状板を示す(但し、該振動子及び網目状板の支持構造は省略し てある。)。この図において、吸液型超音波振動子1は、中心部に液体吸い上げ 用貫通穴2を形成しかつ中間部に雄螺子部を刻設した軸体3に、穴あき円板状圧 電素子4A,4Bを挿通し、ワッシャ5を介してナット6を前記雄螺子部に螺合 することにより締め付け一体化した構造を備えている。すなわち、圧電素子4A ,4Bと軸体3との関係はボルト締め振動子とほぼ同様な構造となっている。こ こで、図8のように軸体3は吸液機能のためのフランジ付き吸液用ホーン部7を 下部に持ち、軸体上部は霧化機能のための霧化用ホーン部8で、前記吸液用ホー ン部7のフランジ15の下端面中央に前記液体吸い上げ用貫通穴2の下端が開口 するとともに、霧化用ホーン部8の上端面(霧化面)中央に前記液体吸い上げ用 貫通穴2の上端が開口している。なお、液体吸い上げ用貫通穴2の内径は全長に わたり一様である。前記網目状板10は、10数μm乃至数10μm程度の微小貫 通穴を多数有するステンレス等の金属製薄板であり、前記吸液型超音波振動子1 の軸体3側又は当該超音波振動子1を支持するケース等の支持構造体側にて支え られている。このとき、網目状板10と霧化用ホーン部8の霧化面との位置関係 は、水等の液体70が吸い上げられたときに霧化用ホーン部上端面の全域に広が ることができるように微小間隙で対向するか軽く接触する程度とすることが望ま しい。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記図7の従来構成において、吸液型超音波振動子1は、図8の一 様な内径の液体吸い上げ用貫通穴2の下部開口である吸液口より液体を吸液し、 霧化用ホーン部8の上端面に達してさらに網目状板10の多数の微小貫通穴に入 った液体を超音波振動により微細粒子として空中に噴霧するのであるが、以下に 詳述するように液体の水位によって吸液力が大きく変動する問題がある。
【0005】 図9は吸液型超音波振動子1の吸液状態の変化を示すもので(但し、網目状板 10を除去した場合)、(A)は軸体3の上端面、すなわち霧化面における液体 吸い上げ用貫通穴2の上部開口より液体70が噴水状に飛び出す状態で、後述す るように吸液型超音波霧化装置の用途では吸液量が過大となった状態である。( B)は液体吸い上げ用貫通穴2の上部開口より液体70が水玉状に溢れ出て、軸 体3に沿って滴下する状態であり、後述するように吸液型超音波霧化装置の用途 では吸液量が適当であるといえる範囲である。(C)は液体吸い上げ用貫通穴2 の上部開口より溢れ出た液体70が軸体3の霧化面に水玉状となってとどまった 状態(軸体3に沿って滴下しない状態)、後述するように吸液型超音波霧化装置 の用途では吸液量が適当であるといえる範囲である。(D)は吸液型超音波振動 子による吸液が全く行われない吸液不能状態である。
【0006】 図10は吸液型超音波振動子1の吸液用ホーン部7とこれが浸っている液体7 0の水位(深さ)との関係を示し、は深い場合、は中間の深さ、は浅い場 合である。
【0007】 以下の表1及び表2は、従来の吸液型超音波振動子1における図10の水位と 図9の吸液状態との関係を示し、表1は吸液型超音波振動子1への入力電力が少 ない状態で、表2は吸液型超音波振動子1への入力電力が大きい状態である。 表1 水位 吸液状態 (B)又は(C) (D) (B)又は(C) 表2 水位 吸液状態 (A)又は(B) (C)又は(D) (A)又は(B)
【0008】 上記表1から明らかなように、吸液型超音波振動子1への入力電力が小さいと きは、図10の水位のとき、すなわち、中間の水位のときに図9の(D)の吸 液不能状態となり、霧化動作も不可能となってしまう不都合を生じる。また、表 2から明らかなように、吸液型超音波振動子1への入力電力が大きいときは、図 10の水位,、すなわち水位が深いときと浅いときに図9の(A)の噴水状 態となる。この図9(A)の噴水状態では吸液量が過大となり、図7の吸液型超 音波振動子1の霧化端に網目状板10を配設した場合、図7の仮想線Wのように 、霧化されない余分の液体70が次々と滴り落ちる現象が発生する。この現象は 、吸入器用噴霧器等のように高価な薬剤を霧化する場合には、薬剤を無駄にする ことになって問題となるし、芳香剤や燃料の霧化器の場合も余分に滴下した液体 70の処理が問題となる。なお、図9の(B),(C)状態では、図7の吸液型 超音波振動子1の霧化端に網目状板10を配設した構造としたときに吸液量と霧 化量がバランスし、前述の液体の滴下現象は発生しないことが判明した。
【0009】 上記したように、従来の一様な内径の液体吸い上げ用貫通穴2を持つ吸液型超 音波振動子1と網目状板10とを組み合わせ、一定の入力電力を該吸液型超音波 振動子1に与えた場合には、液体の水位変化に伴い吸液不能状態又は吸液量過大 で余分な液体の滴下現象が発生する問題がある。
【0010】 この問題を解決するために、本考案者は、図11のように、上部開口よりも下 部開口を広くしかつなだらかなテーパー状に内径を変化させた液体吸い上げ用貫 通穴22を有する吸液型超音波振動子21を用い(但し、貫通穴22以外は超音 波振動子1と同じ)、水位を図10の如く変化させて同様の実験を行った。しか し、実験結果は表1及び表2の通りとなり、特に改善効果は見られなかった。
【0011】 また、本考案者は、図12の如く、従来の吸液型超音波振動子1の一様な内径 の液体吸い上げ用貫通穴2の下端部にテーパー穴部23を形成し、吸液口となる 下部開口24を広げた構造としたものを用い、水位を図10の如く変化させて同 様の実験を行った。しかし、実験結果は表1及び表2の通りとなり、やはり改善 効果は見られなかった。また、仮想線23A,23Bの如くテーパー穴部径を増 大させても結果は同じであった。
【0012】 本考案は、上記の点に鑑み、吸液型超音波振動子の液体吸い上げ用貫通穴の構 造を工夫することによって液体の水位の変動に伴う吸液量の変動を緩和し、ひい ては安定した霧化動作の実現を図った吸液型超音波霧化装置を提供することを目 的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、多数の微小貫通穴を有する網目状板を 吸液型超音波振動子の霧化端側に配した吸液型超音波霧化装置において、前記吸 液型超音波振動子の液体吸い上げ用貫通穴の下端部分を、大径開口穴部と、これ に続くテーパー穴部とで構成している。
【0014】
【作用】 本考案の吸液型超音波霧化装置においては、吸液型超音波振動子の液体吸い上 げ用貫通穴の下端部分を、大径開口穴部と、これに続くテーパー穴部とで構成す ることによって、最も吸液作用が弱くなる中間の水位のときの吸液不能状態を解 消するとともに、水位が低いときと高いときに吸液量が過大となる現象を防止す ることができる。従って、吸液型超音波振動子の霧化端側に網目状板を配したと きに余分に吸い上げられた液体が霧化されないで滴下する現象の発生を防止する ことができる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案に係る吸液型超音波霧化装置の実施例を図面に従って説明する。
【0016】 図1で本考案の第1実施例を説明する。この図において、31は吸液型超音波 振動子であり、中心部に液体吸い上げ用貫通穴32を形成しかつ中間部に雄螺子 部を刻設した軸体33に穴あき円板状圧電素子4A,4Bを挿通しワッシャ5を 介してナット6を前記雄螺子部に螺合することにより締め付け一体化した構造を 備えている。ここで、液体吸い上げ用貫通穴32の下端部分は、図2にも示す如 く、フランジ付き吸液用ホーン部7の下端面(円形のフランジ15の下端面)に 開口した大径開口穴部40と、これに続くテーパー穴部41とで構成されている 。その大径開口穴部40は図2のように長さ寸法Lにわたって同一内径を保ち、 徐々に内径が狭くなったテーパー穴部41を介して液体吸い上げ用貫通穴32の 残りの部分を成す小径穴部42につながっている。なお、吸液型超音波振動子3 1は、液体吸い上げ用貫通穴の構造以外は図7の吸液型超音波振動子1と同様で あり、同一部分に同一符号を付した。
【0017】 上述の吸液型超音波振動子31の周囲には、圧電素子4A,4Bの外周を取り 囲む金属又は樹脂製の防水ケース50が配置されている。この防水ケース50は 半ケース50A,50Bをボルト51及びナット52で締め付け一体化したもの であり、半ケース50A,50B間はO−リング53で、半ケース50A,50 Bとワッシャ5間はO−リング54でそれぞれ水密に閉塞されている。
【0018】 10数μm乃至数10μm程度の微小貫通穴を多数有する網目状板10(例え ばステンレス等の金属製薄板)は、支持板55の透孔56の部分に張られて周囲 を接着剤等で固定され、支持板55は前記防水ケース50の締め付けに利用した ボルト51の延長部分(支柱として機能する)にナット57で固定される。この とき、網目状板10と吸液型超音波振動子31の霧化用ホーン部上端面との位置 関係は、水等の液体70が霧化用ホーン部上端面の全域に広がることができるよ うに微小間隙で対向するか軽く接触する程度とすることが望ましい。
【0019】 容器60には水等の液体70が満たされ、吸液用ホーン部7が液体70に浸る ように吸液型超音波振動子31が容器60上に支持される。ここでは、防水ケー ス50のフランジ部50Cが容器縁に係合することで吸液型超音波振動子31を 支えている。
【0020】 図3は、上記第1実施例で用いた吸液型超音波振動子31を示し、この吸液型 超音波振動子31の液体70に浸っている吸液用ホーン部7の水位を深い状態 、中間の深さ、及び浅い状態に設定しかつ一定入力電力を付与して吸液状態 を実験的に確認した所(但し網目状板10は無い状態)、水位変動にかかわらず いずれも図9の(B),(C)状態となり、液体が噴水状に飛び出す現象や吸液 不能状態の発生は見られなかった。また、入力電力をある程度増減しても図9の (B),(C)の状態を安定に維持することが判明した。このような吸液量の安 定化は、図2に示した如く、吸液用ホーン部7の下端面に開口した大径開口穴部 40と、これに続くテーパー穴部41とで液体吸い上げ用貫通穴32の下端部分 を構成したことに起因すると考えられる。従って、第1実施例の主要構成部分を 抽出した図4の構成のように、吸液型超音波振動子31の霧化用ホーン部の霧化 端側に網目状板10を配置することで、液体を霧化でき、しかも吸液量が適正で あるため、図7の仮想線Wの如く従来の吸液型超音波振動子1の場合に発生した 余分な液体70の滴下現象は発生しない。
【0021】 以上述べたように、第1実施例の構成によれば、吸液型超音波振動子31の吸 液用ホーン部7の超音波振動により液体吸い上げ用貫通穴32を上昇した水等の 液体70は、その上端開口より溢れ出て霧化用ホーン部8の霧化面と網目状板1 0との間に生じる微小間隙を通して霧化面の全域に広がり、網目状板10に形成 された各微小貫通穴の内側に入り、霧化用ホーン部8の超音波振動により、霧化 粒子となって空気中に噴霧、放出される。また、液体吸い上げ用貫通穴32の下 端部分の構造を工夫したことにより、液体吸い上げ量の変動を抑制でき、安定し た霧化動作が実現でき、霧化されない余分な液体が霧化用ホーン部8を伝わって 滴下する現象や吸液不能(霧化不能)状態の発生を防止できる。
【0022】 図5は本考案の第2実施例の要部構成を示す。この場合、吸液型超音波振動子 31Aは、液体吸い上げ用貫通穴32Aの下端部分を大径開口穴部40Aと、こ れに続くテーパー穴部41Aとで構成するとともに、液体吸い上げ用貫通穴32 Aの残りの部分を成す小径穴部42Aを下端が広く上端が狭くなった緩やかなテ ーパー穴部としている。その他の構造は、第1実施例と同様とすることができる 。この場合にも、前述の第1実施例と同様の効果を得ることができる。
【0023】 上記第1及び第2の実施例では、吸液型超音波振動子31,31Aは、円形の フランジ15を下端部に一体に形成してなるフランジ付き吸液用ホーン部7を有 するものであったが、図6に示す如くフランジを省略し、フランジ無しの吸液用 ホーン部80を用いることができる。なお、その他の部分は吸液型超音波振動子 31又は31Aと同様に構成する。
【0024】 なお、吸液型超音波振動子のケース構造や支持構造、並びに網目状板の支持構 造等は用途に応じて適宜変更可能である。また、圧電素子を軸体に締め付けるた めのワッシャ及びナットの組の上下いずれか一方を省略し、その代わりに軸体に ワッシャ及びナットに相当する圧電素子当接部材を一体品として形成するように しても良い。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の吸液型超音波霧化装置によれば、吸液型超音波 振動子の液体吸い上げ用貫通穴の下端部分の構造を工夫することによって液体の 水位の変動に伴う吸液量の変動を緩和し、ひいては安定した霧化動作の実現を図 ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る吸液型超音波霧化装置の第1実施
例を示す正断面図である。
【図2】第1実施例の要部拡大断面図である。
【図3】第1実施例で用いた吸液型超音波振動子を示す
一部を断面とした正面図である。
【図4】第1実施例の主要構成部分を示す一部を断面と
した正面図である。
【図5】本考案の第2実施例の要部構成を示す一部を断
面とした正面図である。
【図6】第1及び第2実施例における吸液型超音波振動
子の吸液用ホーン部の変形例を示す要部拡大断面図であ
る。
【図7】従来の吸液型超音波霧化装置の1例を示す一部
を断面とした正面図である。
【図8】従来の吸液型超音波霧化装置で用いた吸液型超
音波振動子の要部拡大断面図である。
【図9】吸液型超音波振動子の吸液状態を示す説明図で
ある。
【図10】吸液型超音波振動子の吸液用ホーン部が浸っ
た液体の水位を示す説明図である。
【図11】吸液型超音波振動子の比較例を示す一部を断
面とした正面図である。
【図12】従来の吸液型超音波振動子において液体吸い
上げ用貫通穴の下端部分にテーパー穴部のみを形成した
場合の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1,21,31,31A 吸液型超音波振動子 2,32,32A 液体吸い上げ用貫通穴 3,33 軸体 4A,4B 圧電素子 7 吸液用ホーン部 8 霧化用ホーン部 10 網目状板 40,40A 大径開口穴部 41,41A テーパー穴部 42,42A 小径穴部 50 防水ケース
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 27/08 B 7114−3G

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の微小貫通穴を有する網目状板を吸
    液型超音波振動子の霧化端側に配した吸液型超音波霧化
    装置において、前記吸液型超音波振動子の液体吸い上げ
    用貫通穴の下端部分を、大径開口穴部と、これに続くテ
    ーパー穴部とで構成したことを特徴とする吸液型超音波
    霧化装置。
JP9765791U 1991-11-02 1991-11-02 吸液型超音波霧化装置 Withdrawn JPH0539677U (ja)

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Effective date: 19960208