JPH0541604B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0541604B2 JPH0541604B2 JP30359789A JP30359789A JPH0541604B2 JP H0541604 B2 JPH0541604 B2 JP H0541604B2 JP 30359789 A JP30359789 A JP 30359789A JP 30359789 A JP30359789 A JP 30359789A JP H0541604 B2 JPH0541604 B2 JP H0541604B2
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- Japan
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- acid
- sodium salt
- chenodeoxycholic
- glycocholic
- deoxycholic
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
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Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、デオキシコール酸、ケノデオキシ
コール酸、グリココール酸、あるいは、これ等の
ナトリウム塩を主成分とする強心剤に関する。 〔従来の技術〕 コール酸類は胆汁に含まれている。デオキシコ
ール酸、ケノデオキシコール酸、グリココール酸
等のコール酸類は、動物の胆汁から製造されて、
胆石溶解剤や消化促進剤として使用されている。
例えば、特公昭58−26360号公報にはケノデオキ
シコール酸が消化促進剤に使用することが示され
ている。また、特公昭63−12478号公報には、ケ
ノデオキシコール酸が胃腸管運動の正常化剤に使
用されることが示されている。さらに、特開昭52
−96747号公報、特開昭55−22602号公報、特開昭
55−136300号公報等には胆石治療剤に使用される
ことが開示されている。 〔発明が解決しようとする課題〕 この発明は、優れた血管拡張作用のある強心剤
を提供することを目的とする。 〔従来の課題を解決する為の手段〕 前述の目的を達成するために、胆汁から得られ
たコール酸類について、心臓の冠状動脈拡張作用
を試験した結果、下記の()〜()の式で示
されるコール酸類が優れた効果を示すことを見い
だした。 () デオキシコール酸 () デオキシコール酸のナトリウム塩 () ケノデオキシコール酸 () ケノデオキシコール酸のナトリウム塩 () グリココール酸 () グリココール酸のナトリウム塩 ()()()で示されるコール酸類は、
()()()で示されるコール酸類のナトリ
ウム塩である。 コール酸類のナトリウム塩は、コール酸を水酸
化ナトリウム水溶液に溶解した後、真空凍結乾
燥、または、濃縮乾固して水分を除去して得るこ
とができる。 デオキシコール酸、ケノデオキシコール酸、グ
リココール酸等のコール酸は、例えば、特開昭55
−22602号公報に開示されるように、豚や牛の胆
汁から分離して精製したものが使用できる。 〔実施例〕 デオキシコール酸とケノデオキシコール酸とグ
リココール酸とは、すでに市販されているものを
使用できる。これ等のコール酸類は、ナトリウム
塩とすることによつて水に溶け易くすることがで
きる。 デオキシコール酸は、下記の工程でナトリウム
塩にできる。 容器に1リツトルの蒸留水を入れる。 水酸化ナトリウム4〜40gを入れて撹拌し、
0.1〜1Nの水酸化ナトリウム水溶液とする。 水酸化ナトリウム水溶液に、デオキシコール
酸10g添加し、1時間撹拌して、溶解する。 この工程で、デオキシコール酸のカルボキシ
ル基の水素はナトリウムに置換され、デオキシ
コール酸のナトリウム塩となる。 真空凍結乾燥、または、濃縮乾固して、水分
を除去する。 以上の工程は、デオキシコール酸をナトリウム
塩とするものであるが、ケノデオキシコール酸お
よびグリココール酸も同様にしてナトリウム塩と
することができる。 水に溶け難いコール酸類をナトリウム塩とする
ことによつて水に溶け易くできるので、ナトリウ
ム塩は、注射剤として使用する時に、多量のコー
ル酸類を溶解できる特長がある。 ただ、錠剤や坐剤の場合、多少水に溶け難くて
も、体内で経時的に溶解して薬効を生ずる。 次に、この発明の強心剤の急性毒性試験と、冠
状動脈の拡張作用を記述する。 (急性毒性試験) add形雄性マウス(体重20g±1g)を1群15
匹として実験を行つた。この発明のコール酸をマ
ウスに経口(po:2000mg/Kg)、または、腹腔内
(ip:750mg/Kg)投与した。投与7日後にマウス
の死亡状況を観察し、MLD値(最小死亡量)を
求めた。この発明のコール酸のMLD量を第1表
に示している。
コール酸、グリココール酸、あるいは、これ等の
ナトリウム塩を主成分とする強心剤に関する。 〔従来の技術〕 コール酸類は胆汁に含まれている。デオキシコ
ール酸、ケノデオキシコール酸、グリココール酸
等のコール酸類は、動物の胆汁から製造されて、
胆石溶解剤や消化促進剤として使用されている。
例えば、特公昭58−26360号公報にはケノデオキ
シコール酸が消化促進剤に使用することが示され
ている。また、特公昭63−12478号公報には、ケ
ノデオキシコール酸が胃腸管運動の正常化剤に使
用されることが示されている。さらに、特開昭52
−96747号公報、特開昭55−22602号公報、特開昭
55−136300号公報等には胆石治療剤に使用される
ことが開示されている。 〔発明が解決しようとする課題〕 この発明は、優れた血管拡張作用のある強心剤
を提供することを目的とする。 〔従来の課題を解決する為の手段〕 前述の目的を達成するために、胆汁から得られ
たコール酸類について、心臓の冠状動脈拡張作用
を試験した結果、下記の()〜()の式で示
されるコール酸類が優れた効果を示すことを見い
だした。 () デオキシコール酸 () デオキシコール酸のナトリウム塩 () ケノデオキシコール酸 () ケノデオキシコール酸のナトリウム塩 () グリココール酸 () グリココール酸のナトリウム塩 ()()()で示されるコール酸類は、
()()()で示されるコール酸類のナトリ
ウム塩である。 コール酸類のナトリウム塩は、コール酸を水酸
化ナトリウム水溶液に溶解した後、真空凍結乾
燥、または、濃縮乾固して水分を除去して得るこ
とができる。 デオキシコール酸、ケノデオキシコール酸、グ
リココール酸等のコール酸は、例えば、特開昭55
−22602号公報に開示されるように、豚や牛の胆
汁から分離して精製したものが使用できる。 〔実施例〕 デオキシコール酸とケノデオキシコール酸とグ
リココール酸とは、すでに市販されているものを
使用できる。これ等のコール酸類は、ナトリウム
塩とすることによつて水に溶け易くすることがで
きる。 デオキシコール酸は、下記の工程でナトリウム
塩にできる。 容器に1リツトルの蒸留水を入れる。 水酸化ナトリウム4〜40gを入れて撹拌し、
0.1〜1Nの水酸化ナトリウム水溶液とする。 水酸化ナトリウム水溶液に、デオキシコール
酸10g添加し、1時間撹拌して、溶解する。 この工程で、デオキシコール酸のカルボキシ
ル基の水素はナトリウムに置換され、デオキシ
コール酸のナトリウム塩となる。 真空凍結乾燥、または、濃縮乾固して、水分
を除去する。 以上の工程は、デオキシコール酸をナトリウム
塩とするものであるが、ケノデオキシコール酸お
よびグリココール酸も同様にしてナトリウム塩と
することができる。 水に溶け難いコール酸類をナトリウム塩とする
ことによつて水に溶け易くできるので、ナトリウ
ム塩は、注射剤として使用する時に、多量のコー
ル酸類を溶解できる特長がある。 ただ、錠剤や坐剤の場合、多少水に溶け難くて
も、体内で経時的に溶解して薬効を生ずる。 次に、この発明の強心剤の急性毒性試験と、冠
状動脈の拡張作用を記述する。 (急性毒性試験) add形雄性マウス(体重20g±1g)を1群15
匹として実験を行つた。この発明のコール酸をマ
ウスに経口(po:2000mg/Kg)、または、腹腔内
(ip:750mg/Kg)投与した。投与7日後にマウス
の死亡状況を観察し、MLD値(最小死亡量)を
求めた。この発明のコール酸のMLD量を第1表
に示している。
【表】
(血管拡張作用試験)
下記の工程で試験した。
モルモツトの下行大動脈を摘出する。
下行大動脈から結合組織等を取り除く。
血管を幅が約2mmの螺旋状に切断して長い紐
状の血管筋標本とする。この状態で血管を切断
するのは、血管に接線方向に延長して設けられ
ている平滑筋をなるべく切断しないように標本
を作成するためである。 紐状の血管標本の両端をセルフインで挟み、
一方は、空気導入管と兼用してつくられている
固定棒に結び付け、他端はヘーベルに付けてタ
イロツド(Tyrode)液を満たしたマグナス
(Magnus)装置に固定する。 血管標本の収縮物質としてヒスタミン
(Histamine)を10-7g/ml使用した。 液中にヒスタミンを添加することによつて血管
標本は収縮して全長が短くなる。ヒスタミンは平
滑筋を収縮させる作用があるからである。ヒスタ
ミンを添加して収縮したときの全長収縮量を100
として、ヒスタミンに加えて、グリココール酸、
デオキシコール酸、ケノデオキシコール酸を添加
した場合、収縮量は第2表のように少なくなつ
た。 ただし、ヒスタミンに添加するグリココール酸
と、デオキシコール酸、ケノデオキシコール酸の
添加量は、10-4mg/mlとした。コール酸の添加量
をこの範囲としたのは、10-6mg/mlとすると収縮
抑制作用が少なくなり、10-3mg/mlとすれば添加
量が多すぎるからである。
状の血管筋標本とする。この状態で血管を切断
するのは、血管に接線方向に延長して設けられ
ている平滑筋をなるべく切断しないように標本
を作成するためである。 紐状の血管標本の両端をセルフインで挟み、
一方は、空気導入管と兼用してつくられている
固定棒に結び付け、他端はヘーベルに付けてタ
イロツド(Tyrode)液を満たしたマグナス
(Magnus)装置に固定する。 血管標本の収縮物質としてヒスタミン
(Histamine)を10-7g/ml使用した。 液中にヒスタミンを添加することによつて血管
標本は収縮して全長が短くなる。ヒスタミンは平
滑筋を収縮させる作用があるからである。ヒスタ
ミンを添加して収縮したときの全長収縮量を100
として、ヒスタミンに加えて、グリココール酸、
デオキシコール酸、ケノデオキシコール酸を添加
した場合、収縮量は第2表のように少なくなつ
た。 ただし、ヒスタミンに添加するグリココール酸
と、デオキシコール酸、ケノデオキシコール酸の
添加量は、10-4mg/mlとした。コール酸の添加量
をこの範囲としたのは、10-6mg/mlとすると収縮
抑制作用が少なくなり、10-3mg/mlとすれば添加
量が多すぎるからである。
この発明のデオキシコール酸、ケノデオキシコ
ール酸、グリココール酸、およびこれらのナトリ
ウム塩を有効成分とする強心剤は、優れた心臓動
脈拡張作用を有する。とくに、ナトリウム塩は水
に溶け易くて優れた薬効を実現する。
ール酸、グリココール酸、およびこれらのナトリ
ウム塩を有効成分とする強心剤は、優れた心臓動
脈拡張作用を有する。とくに、ナトリウム塩は水
に溶け易くて優れた薬効を実現する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 で表されるデオキシコール酸からなる強心剤。 2 式 で表されるデオキシコール酸のナトリウム塩から
なる強心剤。 3 式 で表されるケノデオキシコール酸からなる強心
剤。 4 式 で表されるケノデオキシコール酸のナトリウム塩
からなる強心剤。 5 式 で表されるグリココール酸からなる強心剤。 6 式 で表されるグリココール酸のナトリウム塩からな
る強心剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30359789A JPH03161443A (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | コール酸又はそのナトリウム塩からなる強心剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30359789A JPH03161443A (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | コール酸又はそのナトリウム塩からなる強心剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03161443A JPH03161443A (ja) | 1991-07-11 |
| JPH0541604B2 true JPH0541604B2 (ja) | 1993-06-24 |
Family
ID=17922917
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30359789A Granted JPH03161443A (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | コール酸又はそのナトリウム塩からなる強心剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03161443A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109248152B (zh) * | 2018-11-02 | 2021-01-12 | 河北医科大学第二医院 | 一种治疗肝胆疾病的药物制剂及其制备方法 |
-
1989
- 1989-11-21 JP JP30359789A patent/JPH03161443A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03161443A (ja) | 1991-07-11 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |