JPH0541629B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0541629B2
JPH0541629B2 JP63277633A JP27763388A JPH0541629B2 JP H0541629 B2 JPH0541629 B2 JP H0541629B2 JP 63277633 A JP63277633 A JP 63277633A JP 27763388 A JP27763388 A JP 27763388A JP H0541629 B2 JPH0541629 B2 JP H0541629B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arene
water
silver
tetrahydrofuran
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63277633A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02124863A (ja
Inventor
Eisaku Nomura
Hisaji Taniguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wakayama Prefecture
Original Assignee
Wakayama Prefecture
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wakayama Prefecture filed Critical Wakayama Prefecture
Priority to JP27763388A priority Critical patent/JPH02124863A/ja
Publication of JPH02124863A publication Critical patent/JPH02124863A/ja
Publication of JPH0541629B2 publication Critical patent/JPH0541629B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、銀イオン抽出法に関する。
〔従来の技術〕
地球環境の保護、資源の効率的利用のため、重
金属イオン類の回収が急務となつている。
従来の金属イオン抽出剤としては、四級アンモ
ニウム塩、クラウンエーテル類が公知である。
しかし、四級アンモニウム塩は、高価であると
ともに選択性がない。一方、クラウンエーテル類
は高価であるとともに毒性が強い等の欠点があ
る。
その他金属イオン吸着剤として、イオン交換樹
脂、キレート樹脂等もあるが、選択性に劣るとと
もに高価である。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、このような事情に鑑みて、安価で銀
イオンを選択的に回収できる新規な銀イオン抽出
法を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
カリツクスアレーンは、杯(カリツクス)に似
た構造の芳香族炭化水素(アレーン)であること
から、Gutscheによつて命名された化合物で、骨
格をなす芳香環の数(n)によつてカリツクス[n]
アレーンと呼ばれ、パラ置換フエノールとホルマ
リンの縮合によつて得られる化合物で原料が安価
で反応も一段階で環サイズの異なるものが得られ
る。
これらカリツクスアレーン類は、シクロデキス
トリンやクラウンエーテルにまさる環状ホスト分
子として注目され、人工酵素としての可能性が示
唆されている(C.D.Gutsche,Top.Curr.Chem.,
123,1(1984))。また、水溶性を付与したカリツ
クスアレーン−P−スルホン酸の水溶性ホスト化
合物の合成がある(特開昭61−83156)。さらに、
耐熱性に優れた重金属イオンの選択的吸着剤とし
て有効なP−フエニルカリツクスアレーン類の合
成がある(特開昭59−104331、特開昭59−
104332、特開昭59−104333)。
本発明の発明者等は、カリツクスアレーンとア
ゾ化合物の重金属イオンに対する鎖体形成能力に
着目し、アゾ基を有するカリツクスアレーンを重
金属イオンの選択的抽出剤として用いることがで
きないかと考え、鋭意検討を行つた結果この発明
を完成するに到つた。
したがつて、本発明にかかる銀イオン抽出法
は、水溶液中から銀イオンを抽出するにあたり、
下記式 の化合物を抽出剤として用いることを特徴として
いる。
〔作用〕
本発明にかかる銀イオン抽出法は、P−フエニ
ルアゾカリツクス[6]アレーンが分子中に銀イ
オンを選択的に配位させて銀イオンのみを抽出す
ることができる。
〔実施例〕
以下に、本発明を、その実施例を参照しつつ詳
しく説明する。
本発明に用いる原料のカリツク[6]アレーン
は文献記載の方法により得ることができる。
すなわち、P−tert−ブチルフエノールとホル
ムアルデヒドのアルカリ金属塩存在下での縮合に
より得られるP−tert−ブチルカリツクス[n]
アレーン(nは3以上の整数)をトルエン内で塩
化アルミニウムを使用させ脱ブチル化することに
よつて得ることができる。
上記によつて得たカリツクス[n]アレーン
(nは3以上の整数)を水に分散させるか、又は
有機溶媒に溶解させ、アルカリ存在下、所定温度
で、下記一般式、 (式中Xはハロゲン)で示されるベンゼンジア
ゾニウム塩を反応させることにより目的物を得る
ことができる。なお、ベンゼンジアゾニウム塩
は、たとえば、文献記載の常法により合成したも
のを用いることができる。反応に用いる溶媒は、
水あるいはクロロホルム、ベンゼン、N,N−ジ
メチルホルムアミドなどの有機溶媒が使用できる
が、溶解性が比較的よく、反応後の生成物の分離
のしやすさを考慮すればテトラヒドロフランの使
用が特に好ましい。すなわち、原料のカリツクス
[n]アレーン(nは3以上の整数)は比較的少
量のテトラヒドロフラン溶解し、反応終了後、水
を加えることによつて生成物が沈澱し、ろ別する
ことにより極めて簡単に生成物を取り出すことが
できる。
上記反応は1時間程度の非常に短時間で済ませ
ることができる。
実施例 1 カリツクス[6]アレーン300mg(0.0028mol)
を10mlのテトラヒドロフランに溶解し、2mlの水
に溶解した0.1gの水酸化ナトリウムとともに100
mlの撹拌器付三ツ口フラスコに入れ、0℃に保ち
つつ撹拌した。さらに、別途調整したベンゼンジ
アゾニウムクロリド水溶液(0.0034molのベンゼ
ンジアゾニウムクロリドを含む)5mlを滴下ロー
トから徐々に滴下し、0℃で3時間撹拌を続け
た。その後、生成物が沈澱するまで水を加え、ロ
過、水洗、乾燥し、590mgの固体を得た(収率96
%)。さらに、テトラヒドロフラン−水、テトラ
ヒドロフラン−n−ヘキサンによつて再沈澱によ
る精製を繰り返し、150℃で24時間以上真空乾燥
を行つた。この物質の分析結果は次のとおりであ
つた。
融点 300℃以上(融解せず) 赤外吸収スペクトル(KBr錠剤法) 690cm-1 770cm-1(モノ置換ベンゼン) 1520cm-1(アゾ基) 核磁気共鳴スペクトル(D6−DMSO,TMS基
準) 1H δ4付近 (ブロードな単一ピーク、−CH2-
およびH2O) δ7.5〜7.9 (シヤープな多重ピーク、芳香環
H) 13C δ32.2 (−CH2−) δ121.9,124.1,128.9,129.2,130.5,
144.5,152.1,158.4(芳香環) 元素分析 炭素72.15%、水素4.83%、窒素12.5
% 〔予想組成式(C78H60O6N12)(2H2O) 計算値:炭素72.14%、水素5.14%、窒素
12.96%〕 以上より得たれた物質は、下記の構造式を有し
ていることが分かつた。
実施例 2 溶媒としてのテトラヒドロフランに代え、N,
N−ジメチルホルムアルドを100mlを用い、実施
例1と同様な操作を行い、実施例1で記載した構
造式を有する化合物を収率71%で得た。
実施例 3 硝酸銀(10-2M)をピクリン酸(2×10-5M)
水溶液中に溶解し、この水溶液に実施例1で得た
P−フエニルアゾカリツクス[6]アレーン
(10-3M)のクロロホルム溶液を添加し、25℃で
24時間振とうさせた後、水相中のピリクン酸の濃
度を吸光度の減少から測定し、銀イオンの抽出率
を測定したところ、22%であつた。
(比較例) ナトリウム、カリウム、銅、亜鉛、カドミウ
ム、バリウム、鉛、アルミニウムの各金属塩につ
いて実施例3と同様にして各金属イオンの抽出率
を測定したところ、抽出率はすべて0%であつ
た。
(発明の効果) 本発明にかかる銀イオン抽出法は、以上のよう
に、安価に得ることができるP−フエニルアゾカ
リツクス[6]アレーンを用いるようにしたの
で、銀イオンを高選択的にかつ安価に抽出するこ
とができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水溶液中から銀イオンを抽出するにあたり、
    下記式 の化合物を抽出剤として用いることを特徴とする
    銀イオンの抽出法。
JP27763388A 1988-11-01 1988-11-01 銀イオン抽出法 Granted JPH02124863A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27763388A JPH02124863A (ja) 1988-11-01 1988-11-01 銀イオン抽出法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27763388A JPH02124863A (ja) 1988-11-01 1988-11-01 銀イオン抽出法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02124863A JPH02124863A (ja) 1990-05-14
JPH0541629B2 true JPH0541629B2 (ja) 1993-06-24

Family

ID=17586147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27763388A Granted JPH02124863A (ja) 1988-11-01 1988-11-01 銀イオン抽出法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02124863A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07314368A (ja) * 1994-05-23 1995-12-05 Ondo Kosakusho:Kk ツール着脱用連結装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5434208A (en) * 1992-07-10 1995-07-18 Akzo Nobel N.V. Optically non-linear active waveguiding material comprising a dopant having multiple donor-n-acceptor systems
CN103242193B (zh) * 2013-05-17 2015-04-01 南华大学 一种羟肟化杯[6]芳烃高效铀萃取剂的制备及其用途

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0822827B2 (ja) * 1988-07-01 1996-03-06 豊 森田 カリックスアレン誘導体およびそれを製造する方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07314368A (ja) * 1994-05-23 1995-12-05 Ondo Kosakusho:Kk ツール着脱用連結装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02124863A (ja) 1990-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Chang et al. New metal cation-selective ionophores derived from calixarenes: their syntheses and ion-binding properties
Barker et al. Reactions of Metal Chelates. VII. Dimethylaminomethylation and Chloromethylation of Metal Acetylacetonates1
JPH0278663A (ja) 2,6―エチリデンニトリロフェニルピリジン、その製造法ならびに金属塩錯体
US4174319A (en) 12-Alkyl-1,4,7,10-tetraazacyclotridecane
JP5504575B2 (ja) ホスフィン酸を配位子とするキレート抽出剤
US4168265A (en) Alkyl substituted cyclams
US4285883A (en) Process for producing 2-chloro-6-nitrobenzonitrile
JPH0541629B2 (ja)
EP0183083A1 (en) Process for the preparation of (2,2)-paracyclophane
JP4906726B2 (ja) 特定のカリックスアレーン、その製造方法およびその使用
JP2003507359A (ja) カリックスアレーンのアセトアミド誘導体、それらの調製方法、及びストロンチウム抽出のための使用
JPH04107223A (ja) 金属の溶解方法
EP0448899B1 (en) Preparation of a para-aminodiphenylamine
JP4102052B2 (ja) チオアニリン誘導体から成る貴金属抽出剤およびそれを用いる貴金属の分離方法
JPH0675673B2 (ja) ウラン吸着剤
JPH0372051B2 (ja)
Szell et al. Two new thia chalcones
JPH05500797A (ja) ケトン化合物の調製についての改良された方法
CN111057056B (zh) 一类有机-水相重金属螯合剂及其制备方法
JP2004285476A (ja) パラジウムの凝集・沈澱剤、およびこれを用いるパラジウムの分離・回収方法
US2947768A (en) New condensation products, their metal salts and their metal compounds, and process for their production
JP2001115216A (ja) 銅、銀およびパラジウムの選択的抽出剤、およびこれを用いた銅、銀およびパラジウムの選択的抽出・回収方法
CN107151197B (zh) 一种9-溴菲的制备方法
JPH0211572A (ja) ヒドロキシキノリンカルボン酸の精製方法
JPS5834180B2 (ja) 重金属捕促剤およびその製造方法