JPH0542376B2 - - Google Patents
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- JPH0542376B2 JPH0542376B2 JP61312078A JP31207886A JPH0542376B2 JP H0542376 B2 JPH0542376 B2 JP H0542376B2 JP 61312078 A JP61312078 A JP 61312078A JP 31207886 A JP31207886 A JP 31207886A JP H0542376 B2 JPH0542376 B2 JP H0542376B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- thin film
- optical glass
- alloy
- press
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B11/00—Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
- C03B11/06—Construction of plunger or mould
- C03B11/08—Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
- C03B11/084—Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses material composition or material properties of press dies therefor
- C03B11/086—Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses material composition or material properties of press dies therefor of coated dies
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2215/00—Press-moulding glass
- C03B2215/02—Press-mould materials
- C03B2215/08—Coated press-mould dies
- C03B2215/10—Die base materials
- C03B2215/12—Ceramics or cermets, e.g. cemented WC, Al2O3 or TiC
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2215/00—Press-moulding glass
- C03B2215/02—Press-mould materials
- C03B2215/08—Coated press-mould dies
- C03B2215/14—Die top coat materials, e.g. materials for the glass-contacting layers
- C03B2215/16—Metals or alloys, e.g. Ni-P, Ni-B, amorphous metals
- C03B2215/17—Metals or alloys, e.g. Ni-P, Ni-B, amorphous metals comprising one or more of the noble meals, i.e. Ag, Au, platinum group metals
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明はプレス成形後の研摩工程を必要としな
い高精度な光学ガラス素子をプレス成形によつて
大量に生産するための光学ガラス素子の製造方法
に関するものである。 従来の技術 高精度な光学ガラス素子を直接プレスして成形
するためには、型材料として高温でも安定で、耐
酸化性に優れ、ガラスに対して不活性であり、プ
レスした時に形状精度が崩れないように機械的強
度の優れたものが必要であるが、その反面、加工
性に優れ精密加工が容易にできなくてはならな
い。 以上のような光学ガラス素子のプレス成形用型
に必要な条件を、ある程度満足する型材料とし
て、特開昭52−45613号公報に記載のシリコンカ
ーバイド(SiC)、またはシリコンナイトライド
(Si3N4)が用いられ、さらに特開昭59−121126
号公報の記載のチタンカーバイド(TiC)および
金属の混合材料なども検討されている。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来の型材料では上記の条件を
全て満足するものは得られていない。例えば、型
材料としてSiCおよびSi3N4を用いた場合では、
非常に硬く機械的強度が優れているが、加工性に
劣り、さらには光学ガラス素子の構成成分である
鉛(Pb)やアルカリ元素と反応し易いという欠
点を有している。また、TiCおよび金属の混合材
料の場合も光学ガラス素子と反応し易く、型材料
としては不適当である。 以上のように、従来の型材料では前述の型材料
としての必要条件を全て満足するには至つていな
い。従つて、型寿命が短く、高精度な光学ガラス
素子をプレス成形によつて大量に生産することは
できない。 本発明では上記問題点に鑑み、直接プレス成形
法による光学性能の良い高精度な光学ガラス素子
を大量に成形することを可能にするためのプレス
成形用型を提供することを目的としている。 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明では加工
性が良く機械的強度が優れたWCを主成分とする
超硬合金あるいは各種サーメツトをプレス成形用
型の母材として、そのプレス面に2.0重量%−80
重量%のReを含有するPd−Re合金あるいは2.0
重量%−80重量%のReを有するPd−Re合金を主
成分とする薄膜、2.0重量%−75重量%のOsを含
有するPd−Os合金あるいは2.0重量%−75重量%
Osを含有するPd−Os合金を主成分とする薄膜、
2.0重量%−80重量%のRuを含有するPd−Ru合
金あるいは2.0重量%−80重量%のRuを含有する
Pd−Ru合金を主成分とする薄膜、2.0重量%−75
重量%のWを含有するPd−W合金あるいは2.0重
量%−75重量%のWを含有するPd−W合金を主
成分とする薄膜をコーテイングして構成される型
を作製し、この型を用いることによつて光学性能
の良い高精度な光学ガラス素子のプレス成形を可
能にしたものである。 作 用 本発明は上記した構成によつて、従来の型材料
では実現できなかつた前記の必要条件を全て満足
した型を得ることができ、この型を用いることに
よつて光学ガラス素子を直接プレスして成形する
ことが可能となる。 実施例 以下、本発明の光学ガラス素子の製造方法の一
実施例を図面を参照しながら説明する。 直径20mm、厚さ6mmのWCを主成分とする超硬
合金を曲率半径がそれぞれ46mmおよび200mmの凹
面形状のプレス面を有する上下の型からなる一対
の光学ガラス素子のプレス成形用型に加工した。
これらの型のプレス面を超微細なダイヤモンド砥
粒を用いて鏡面に研摩した。次に、この鏡面上に
スパツタ法により5μmの厚みで第1表に示した
組成のPd−Re系合金薄膜、Pd−Os系合金薄膜、
pd−Ru系合金薄膜あるいはPd−W系合金薄膜を
コーテイングしてプレス成形用型を作製した。 このようにして作製した型の断面図を第1図に
示す。第1図において、11は母材、12はプレ
ス面上にコーテイングしたPd−Re系合金薄膜、
Pd−Os系合金薄膜、Pd−Ru系合金薄膜あるいは
Pd−W系合金薄膜である。 この型を第2図に示したプレス成形機にセツト
する。第2図において、21は上型、22は下
型、23は上型用加熱ヒーター、24は下型用加
熱ヒーター、25は上型用ピストンシリンダー、
26は下型用ピストンシリンダー、27は供給ガ
ラス素子塊状物、28はガラス素子供給用治具、
29はプレス成形した光学ガラス素子の取り出し
口、210は供給ガラス素子塊状物の予備加熱
炉、211は覆いである。 次に、酸化鉛(PbO)70重量%、シリカ
(SiO)27重量%および残りが微量成分からなる
酸化鉛系光学ガラスを半径10mmの球状に加工した
塊状物27を予備加熱炉210で加熱した後、
520℃に保持されている上下の型21および22
の下型22の上に置き、窒素雰囲気で約40Kg/cm2
のプレス圧によりプレスして2分間保持し、その
後、そのままの状態で上下の型を300℃まで冷却
して、プレス成形された光学ガラス素子を取り出
し口29より取り出して、光学ガラス素子のプレ
ス成形の工程を完了する。 以上の工程を繰り返して1000回目のプレス終了
時に、上下の型21および22をプレス成形機よ
り取りはずして、プレス面の状態を光学顕微鏡で
観察し、その時のプレス面の表面粗さ(RMS値、
Å)を測定して、それぞれの型精度を評価した。
さらに、比較実験として、従来使用されていた炭
化ケイ素(SiC)焼結体の型を作製し、第2図に
示したプレス成形機にセツトし、上述の光学ガラ
ス素子のプレス成形の工程を1000回繰り返し行
い、同様の型精度の評価を行つた。 また、本発明の型に用いた各種合金スパツタ膜
の代わりに白金(Pt)スパツタ膜およびPdスパ
ツタ膜をコーテイングした型においても、上述の
プレス試験を行つた。 本発明の型を用いたプレス試験の結果を第1表
に示し、比較の為の型を用いたプレス試験の結果
を第2表に示した。
い高精度な光学ガラス素子をプレス成形によつて
大量に生産するための光学ガラス素子の製造方法
に関するものである。 従来の技術 高精度な光学ガラス素子を直接プレスして成形
するためには、型材料として高温でも安定で、耐
酸化性に優れ、ガラスに対して不活性であり、プ
レスした時に形状精度が崩れないように機械的強
度の優れたものが必要であるが、その反面、加工
性に優れ精密加工が容易にできなくてはならな
い。 以上のような光学ガラス素子のプレス成形用型
に必要な条件を、ある程度満足する型材料とし
て、特開昭52−45613号公報に記載のシリコンカ
ーバイド(SiC)、またはシリコンナイトライド
(Si3N4)が用いられ、さらに特開昭59−121126
号公報の記載のチタンカーバイド(TiC)および
金属の混合材料なども検討されている。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来の型材料では上記の条件を
全て満足するものは得られていない。例えば、型
材料としてSiCおよびSi3N4を用いた場合では、
非常に硬く機械的強度が優れているが、加工性に
劣り、さらには光学ガラス素子の構成成分である
鉛(Pb)やアルカリ元素と反応し易いという欠
点を有している。また、TiCおよび金属の混合材
料の場合も光学ガラス素子と反応し易く、型材料
としては不適当である。 以上のように、従来の型材料では前述の型材料
としての必要条件を全て満足するには至つていな
い。従つて、型寿命が短く、高精度な光学ガラス
素子をプレス成形によつて大量に生産することは
できない。 本発明では上記問題点に鑑み、直接プレス成形
法による光学性能の良い高精度な光学ガラス素子
を大量に成形することを可能にするためのプレス
成形用型を提供することを目的としている。 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明では加工
性が良く機械的強度が優れたWCを主成分とする
超硬合金あるいは各種サーメツトをプレス成形用
型の母材として、そのプレス面に2.0重量%−80
重量%のReを含有するPd−Re合金あるいは2.0
重量%−80重量%のReを有するPd−Re合金を主
成分とする薄膜、2.0重量%−75重量%のOsを含
有するPd−Os合金あるいは2.0重量%−75重量%
Osを含有するPd−Os合金を主成分とする薄膜、
2.0重量%−80重量%のRuを含有するPd−Ru合
金あるいは2.0重量%−80重量%のRuを含有する
Pd−Ru合金を主成分とする薄膜、2.0重量%−75
重量%のWを含有するPd−W合金あるいは2.0重
量%−75重量%のWを含有するPd−W合金を主
成分とする薄膜をコーテイングして構成される型
を作製し、この型を用いることによつて光学性能
の良い高精度な光学ガラス素子のプレス成形を可
能にしたものである。 作 用 本発明は上記した構成によつて、従来の型材料
では実現できなかつた前記の必要条件を全て満足
した型を得ることができ、この型を用いることに
よつて光学ガラス素子を直接プレスして成形する
ことが可能となる。 実施例 以下、本発明の光学ガラス素子の製造方法の一
実施例を図面を参照しながら説明する。 直径20mm、厚さ6mmのWCを主成分とする超硬
合金を曲率半径がそれぞれ46mmおよび200mmの凹
面形状のプレス面を有する上下の型からなる一対
の光学ガラス素子のプレス成形用型に加工した。
これらの型のプレス面を超微細なダイヤモンド砥
粒を用いて鏡面に研摩した。次に、この鏡面上に
スパツタ法により5μmの厚みで第1表に示した
組成のPd−Re系合金薄膜、Pd−Os系合金薄膜、
pd−Ru系合金薄膜あるいはPd−W系合金薄膜を
コーテイングしてプレス成形用型を作製した。 このようにして作製した型の断面図を第1図に
示す。第1図において、11は母材、12はプレ
ス面上にコーテイングしたPd−Re系合金薄膜、
Pd−Os系合金薄膜、Pd−Ru系合金薄膜あるいは
Pd−W系合金薄膜である。 この型を第2図に示したプレス成形機にセツト
する。第2図において、21は上型、22は下
型、23は上型用加熱ヒーター、24は下型用加
熱ヒーター、25は上型用ピストンシリンダー、
26は下型用ピストンシリンダー、27は供給ガ
ラス素子塊状物、28はガラス素子供給用治具、
29はプレス成形した光学ガラス素子の取り出し
口、210は供給ガラス素子塊状物の予備加熱
炉、211は覆いである。 次に、酸化鉛(PbO)70重量%、シリカ
(SiO)27重量%および残りが微量成分からなる
酸化鉛系光学ガラスを半径10mmの球状に加工した
塊状物27を予備加熱炉210で加熱した後、
520℃に保持されている上下の型21および22
の下型22の上に置き、窒素雰囲気で約40Kg/cm2
のプレス圧によりプレスして2分間保持し、その
後、そのままの状態で上下の型を300℃まで冷却
して、プレス成形された光学ガラス素子を取り出
し口29より取り出して、光学ガラス素子のプレ
ス成形の工程を完了する。 以上の工程を繰り返して1000回目のプレス終了
時に、上下の型21および22をプレス成形機よ
り取りはずして、プレス面の状態を光学顕微鏡で
観察し、その時のプレス面の表面粗さ(RMS値、
Å)を測定して、それぞれの型精度を評価した。
さらに、比較実験として、従来使用されていた炭
化ケイ素(SiC)焼結体の型を作製し、第2図に
示したプレス成形機にセツトし、上述の光学ガラ
ス素子のプレス成形の工程を1000回繰り返し行
い、同様の型精度の評価を行つた。 また、本発明の型に用いた各種合金スパツタ膜
の代わりに白金(Pt)スパツタ膜およびPdスパ
ツタ膜をコーテイングした型においても、上述の
プレス試験を行つた。 本発明の型を用いたプレス試験の結果を第1表
に示し、比較の為の型を用いたプレス試験の結果
を第2表に示した。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
第2表、試料No.116の従来使用されているSiC
焼結体を用いた型においては、数回ガラスをプレ
スしただけで型とガラスが反応し、プレス面にガ
ラスが付着し、全く使用することできなくなつ
た。 また、第2表、試料No.117および118のように
Pt或いはPdスパツタ膜でコーテイングした型で
は、ガラスの付着は起らないが、1000回プレス後
には、表面粗さ(RMS値)で、それぞれ、253.5
Åおよび192.5Åと非常に粗くなり、表面が白濁
し実用的ではないことがわかる。 以上の比較試料に対して、第1表から明らかな
ように、本発明の型、すなわち、WCを主成分と
した超硬合金を母材とし、そのプレス面に2.0重
量%−80重量%のReを含有するPd−Re合金ある
いは2.0重量%−80重量%のReを含有するPd−
Re合金を主成分とする薄膜、2.0重量%−75重量
%のOsを含有するPd−Os合金あるいは2.0重量%
−75重量%のOsを含有するPd−Os合金を主成分
とする薄膜、2.0重量%−80重量%のRuを含有す
るPd−Ru合金あるいは2.0重量%−80重量%の
Ruを含有するPd−Ru合金を主成分とする薄膜、
2.0重量%−75重量%のWを含有するPd−W合金
あるいは2.0重量%−75重量%のWを含有するPd
−W合金を主成分とする薄膜をコーテイングして
構成される型を用いると、1000回プレスした時で
も、表面粗さはほとんどプレス前と変化がなく、
型寿命が著しく伸び、高精度な光学ガラス素子を
大量にプレス成形することが可能となつた。 また、第1表から明らかなように、Pd−Re合
金薄膜に、OsあるいはTaの少なくとも一つの元
素を各10重量%まで添加してやると、1000回プレ
ス時の表面粗さは、OsあるいはTaの含有率の増
加に伴つて小さくなり、さらに型寿命が延びるこ
とがわかる。同様に、Pd−Os合金薄膜に、Reあ
るいはTaの少なくとも一つの元素を各10重量%
まで添加してやつても、1000回プレス時の表面粗
さは、ReあるいはTaの含有率の増加に伴つて小
さくなり、型寿命が延びることがわかる。さら
に、Pd−Ru合金薄膜あるいはPd−W合金薄膜
に、Re、OsあるいはTa少なくとも一つの元素を
各10重量%まで添加してやると、1000回プレス時
の表面粗さは、Re、OsあるいはTaの含有率の増
加に伴つて小さくなり、さらに型寿命が延びるこ
とがわかる。このように、本発明の型は前述した
高精度な光学ガラス素子を直接プレス成形するた
めの必要条件を全て満足したものが得られ、従来
のものに比べて、著しく型寿命が延び、高精度な
光学ガラス素子を大量にプレス成形することが可
能となつた。 なお、本発明を説明するために、実施例におい
てプレス成形用型の母材としWCを主成分とする
超硬合金を用いた型を例に挙げたが、TiN、
TiC、Cr3C2あるいはAl2O3を主成分とするサー
メツトを母材とし、そのプレス面に2.0重量%−
80重量%のReを含有するPd−Re合金あるいは
2.0重量%−80重量%のReを含有するPd−Re合
金を主成分とする薄膜、2.0重量%−75重量%の
Osを含有するPd−Os合金あるいは2.0重量%−75
重量%のOs含有するPd−Os合金を主成分とする
薄膜、2.0重量%−80重量%のRuを含有するpd−
Ru合金あるいは2.0重量%−80重量%のRuを含有
するPd−Ru合金を主成分とする薄膜、2.0重量%
−75重量%のWを含有するPd−W合金あるいは
2.0重量%−75重量%のWを含有するPd−W合金
を主成分とする薄膜をコーテイングして構成され
る型を用いても、同様に型寿命が延び、高精度な
光学ガラス素子の量産化が可能となつた。 発明の効果 以上のように、本発明の光学ガラス素子のプレ
ス成形用型を作製するにあたり、母材として超硬
合金およびサーメツトを用い、そのプレス面に
2.0重量%−80重量%のReを含有するPd−Re合
金あるいは2.0重量%−80重量%のReを含有する
Pd−Re合金を主成分とする薄膜、2.0重量%−75
重量%のOsを含有するPd−Os合金あるいは2.0重
量%−75重量%のOsを含有するPd−Os合金を主
成分とする薄膜、2.0重量%−80重量%のRuを含
有するpd−Ru合金あるいは2.0重量%−80重量%
のRuを含有するPd−Ru合金を主成分とする薄
膜、2.0重量%−75重量%のWを含有するPd−W
合金あるいは2.0重量%−75重量%のWを含有す
るPd−W合金を主成分とする薄膜をコーテイン
グすることによつて、前述した型材料としての必
要条件を全て満足した光学ガラス素子のプレス成
形用型を提供したものであり、高精度な光学ガラ
ス素子を安価に、かつ、大量に製造するために、
極めて有用な発明である。
焼結体を用いた型においては、数回ガラスをプレ
スしただけで型とガラスが反応し、プレス面にガ
ラスが付着し、全く使用することできなくなつ
た。 また、第2表、試料No.117および118のように
Pt或いはPdスパツタ膜でコーテイングした型で
は、ガラスの付着は起らないが、1000回プレス後
には、表面粗さ(RMS値)で、それぞれ、253.5
Åおよび192.5Åと非常に粗くなり、表面が白濁
し実用的ではないことがわかる。 以上の比較試料に対して、第1表から明らかな
ように、本発明の型、すなわち、WCを主成分と
した超硬合金を母材とし、そのプレス面に2.0重
量%−80重量%のReを含有するPd−Re合金ある
いは2.0重量%−80重量%のReを含有するPd−
Re合金を主成分とする薄膜、2.0重量%−75重量
%のOsを含有するPd−Os合金あるいは2.0重量%
−75重量%のOsを含有するPd−Os合金を主成分
とする薄膜、2.0重量%−80重量%のRuを含有す
るPd−Ru合金あるいは2.0重量%−80重量%の
Ruを含有するPd−Ru合金を主成分とする薄膜、
2.0重量%−75重量%のWを含有するPd−W合金
あるいは2.0重量%−75重量%のWを含有するPd
−W合金を主成分とする薄膜をコーテイングして
構成される型を用いると、1000回プレスした時で
も、表面粗さはほとんどプレス前と変化がなく、
型寿命が著しく伸び、高精度な光学ガラス素子を
大量にプレス成形することが可能となつた。 また、第1表から明らかなように、Pd−Re合
金薄膜に、OsあるいはTaの少なくとも一つの元
素を各10重量%まで添加してやると、1000回プレ
ス時の表面粗さは、OsあるいはTaの含有率の増
加に伴つて小さくなり、さらに型寿命が延びるこ
とがわかる。同様に、Pd−Os合金薄膜に、Reあ
るいはTaの少なくとも一つの元素を各10重量%
まで添加してやつても、1000回プレス時の表面粗
さは、ReあるいはTaの含有率の増加に伴つて小
さくなり、型寿命が延びることがわかる。さら
に、Pd−Ru合金薄膜あるいはPd−W合金薄膜
に、Re、OsあるいはTa少なくとも一つの元素を
各10重量%まで添加してやると、1000回プレス時
の表面粗さは、Re、OsあるいはTaの含有率の増
加に伴つて小さくなり、さらに型寿命が延びるこ
とがわかる。このように、本発明の型は前述した
高精度な光学ガラス素子を直接プレス成形するた
めの必要条件を全て満足したものが得られ、従来
のものに比べて、著しく型寿命が延び、高精度な
光学ガラス素子を大量にプレス成形することが可
能となつた。 なお、本発明を説明するために、実施例におい
てプレス成形用型の母材としWCを主成分とする
超硬合金を用いた型を例に挙げたが、TiN、
TiC、Cr3C2あるいはAl2O3を主成分とするサー
メツトを母材とし、そのプレス面に2.0重量%−
80重量%のReを含有するPd−Re合金あるいは
2.0重量%−80重量%のReを含有するPd−Re合
金を主成分とする薄膜、2.0重量%−75重量%の
Osを含有するPd−Os合金あるいは2.0重量%−75
重量%のOs含有するPd−Os合金を主成分とする
薄膜、2.0重量%−80重量%のRuを含有するpd−
Ru合金あるいは2.0重量%−80重量%のRuを含有
するPd−Ru合金を主成分とする薄膜、2.0重量%
−75重量%のWを含有するPd−W合金あるいは
2.0重量%−75重量%のWを含有するPd−W合金
を主成分とする薄膜をコーテイングして構成され
る型を用いても、同様に型寿命が延び、高精度な
光学ガラス素子の量産化が可能となつた。 発明の効果 以上のように、本発明の光学ガラス素子のプレ
ス成形用型を作製するにあたり、母材として超硬
合金およびサーメツトを用い、そのプレス面に
2.0重量%−80重量%のReを含有するPd−Re合
金あるいは2.0重量%−80重量%のReを含有する
Pd−Re合金を主成分とする薄膜、2.0重量%−75
重量%のOsを含有するPd−Os合金あるいは2.0重
量%−75重量%のOsを含有するPd−Os合金を主
成分とする薄膜、2.0重量%−80重量%のRuを含
有するpd−Ru合金あるいは2.0重量%−80重量%
のRuを含有するPd−Ru合金を主成分とする薄
膜、2.0重量%−75重量%のWを含有するPd−W
合金あるいは2.0重量%−75重量%のWを含有す
るPd−W合金を主成分とする薄膜をコーテイン
グすることによつて、前述した型材料としての必
要条件を全て満足した光学ガラス素子のプレス成
形用型を提供したものであり、高精度な光学ガラ
ス素子を安価に、かつ、大量に製造するために、
極めて有用な発明である。
第1図は本発明の光学ガラス素子のプレス成形
用型の断面の概略図、第2図は実施例における光
学ガラス素子のプレス成形用型を組み込んだプレ
ス成形機の概略図である。 11……母材、12……プレス面上にコーテイ
ングしたPd−Re系合金、Pd−Os系合金、Pd−
Ru系合金あるいはPd−W系合金スパツタ薄膜。
用型の断面の概略図、第2図は実施例における光
学ガラス素子のプレス成形用型を組み込んだプレ
ス成形機の概略図である。 11……母材、12……プレス面上にコーテイ
ングしたPd−Re系合金、Pd−Os系合金、Pd−
Ru系合金あるいはPd−W系合金スパツタ薄膜。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 耐熱性があり、加工性に優れた材料をプレス
成形用型の母材とし、そのプレス面に、2.0重量
%−80重量%のレニウム(Re)を含有するパラ
ジウム−レニウム(Pd−Re)合金薄膜、2.0重量
%−75重量%のオスミウム(Os)を含有するパ
ラジウム−オスミウム(Pd−Os)合金薄膜、2.0
重量%−80重量%のルテニウム(Ru)を含有す
るパラジウム−ルテニウム(Pd−Ru)合金薄膜
あるいは2.0重量%−75重量%のタングステン(w)
を含有するパラジウム−タングステン(Pd−W)
合金薄膜をコーテイングして構成される型でプレ
ス成形することを特徴とする光学ガラス素子の製
造方法。 2 プレス成形用型の母材としタングステンカー
バイド(WC)を主成分とする超硬合金、また
は、チタンナイトライド(TiN)、チタンカーバ
イド(TiC)、クロムカーバイド(Cr3C2)あるい
はアルミナ(Al2O3)を主成分とするサーメツト
を用いたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の光学ガラス素子の製造方法。 3 プレス成形用型にコーテイングするPd−Re
薄膜中に、Osあるいはタンタル(Ta)の少なく
とも一つの元素を各10重量%以内含有することを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光学ガラ
ス素子の製造方法。 4 プレス成形用型にコーテイングするPd−Os
薄膜中に、ReあるいはTaの少なくとも一つの元
素を各10重量%以内含有することを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の光学ガラス素子の製造
方法。 5 プレス成形用型にコーテイングするPd−Ru
薄膜中に、Re、OsあるいはTaの少なくとも一つ
の元素を各10重量%以内含有することを特徴とす
る特許請求の範囲第1項王記載の光学ガラス素子
の製造方法。 6 プレス成形用型にコーテイングするPd−W
薄膜中に、Re、OsあるいはTaの少なくとも一つ
の元素を各10重量%以内含有することを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の光学ガラス素子の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61312078A JPS63166729A (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | 光学ガラス素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61312078A JPS63166729A (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | 光学ガラス素子の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63166729A JPS63166729A (ja) | 1988-07-09 |
| JPH0542376B2 true JPH0542376B2 (ja) | 1993-06-28 |
Family
ID=18024970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61312078A Granted JPS63166729A (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | 光学ガラス素子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63166729A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0696458B2 (ja) * | 1989-01-13 | 1994-11-30 | 松下電器産業株式会社 | 光学ガラス成形体およびその成形方法 |
| JP3206845B2 (ja) * | 1993-01-07 | 2001-09-10 | 松下電器産業株式会社 | 光学ガラス素子の製造方法およびこれに用いる光学ガラス素子のプレス成形用型 |
| WO2020129582A1 (ja) | 2018-12-18 | 2020-06-25 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | パッドスプリングおよびディスクブレーキ |
-
1986
- 1986-12-26 JP JP61312078A patent/JPS63166729A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63166729A (ja) | 1988-07-09 |
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