JPH0542776A - 感熱転写記録体の製造方法 - Google Patents

感熱転写記録体の製造方法

Info

Publication number
JPH0542776A
JPH0542776A JP3223458A JP22345891A JPH0542776A JP H0542776 A JPH0542776 A JP H0542776A JP 3223458 A JP3223458 A JP 3223458A JP 22345891 A JP22345891 A JP 22345891A JP H0542776 A JPH0542776 A JP H0542776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
layer
heat
thermal transfer
image receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3223458A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiro Koshizuka
国博 腰塚
Atsushi Nakajima
厚志 仲島
Shigehiro Kitamura
繁寛 北村
Tomonori Kawamura
朋紀 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP3223458A priority Critical patent/JPH0542776A/ja
Publication of JPH0542776A publication Critical patent/JPH0542776A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、特殊な印字装置を必要とせ
ず、定着性、光安定性などの画像保存性が著しく改善さ
れた感熱転写記録体の製造方法を提供することにある。 【構成】本発明に係る感熱転写記録体の製造方法は、支
持体上に剥離層を設け、その上に少なくとも受像層を有
する感熱転写記録用受像シートに、支持体上に昇華性染
料を有する樹脂層を設けたインクシートを対面させて、
前記受像シートの背面からサーマルヘッドを用いて像様
に加熱することによって前記受像層に画像を形成した
後、この受像シートを他の接着性表面を有するカード基
材上に対面させ前記受像層を熱転写することを特徴とす
る。前記剥離層および/または受像層に紫外線吸収剤を
0.05〜5.0g/m 含有することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱転写記録体の製造方
法に関し、詳しくは定着性、光安定性などの画像保存性
が著しく改善された写真画像入りカードの如き感熱転写
記録体の製造方法に関する。
【0002】
【発明の背景】近年、カラーハードコピーを得る方式と
して、インクジェット、電子写真、感熱転写等によるカ
ラー記録技術が検討されている。これらのうち、特に感
熱転写方式は、操作や保守が容易であること、装置を小
型にすることができること、低コスト化が可能なこと等
の数々の利点を有している。この感熱転写方式には、支
持体上に溶融性インク層を有する転写シートを、レーザ
ーあるいは感熱ヘッドによりイメージワイズに加熱する
ことにより、前記溶融性インク層を被転写シート上に溶
融転写する方式と、熱拡散性色素(たとえば昇華性色
素)を含有するインク層を支持体上に有する転写シート
を用いて被転写シートに前記熱拡散性色素のみを拡散転
写する熱拡散転写方式(昇華転写方式)との2種類があ
る。
【0003】後者の熱拡散転写方式は、感熱ヘッドの熱
的エネルギーの変化に応じて、熱拡散性色素の転写量を
変化させることにより、画像の階調をコントロールする
ことができる。
【0004】したがって、シアン、マゼンタ、イエロー
の重ね記録を行うことにより、色の濃淡に連続的な変化
を有するカラー画像を転写記録することができる方式と
して、この熱拡散転写方式が近年注目されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、昇華性色素で
記録された熱転写画像は、受像層の表面近傍に局在して
いるため定着性に問題があった。
【0006】また、一般的には染料は紫外光(UV光)
に対する耐性が弱く、このため画像保存性を向上させる
ために紫外線吸収剤(UV吸収剤)を含有させた保護層
を設ける必要があった。
【0007】さらに、この熱転写方式を利用して、写真
画像入りカードを作るためには、剛性の高いカード支持
体上の受像層に直接印字するために端面ヘッドなどの特
殊な印字装置を必要としていた。
【0008】そこで、本発明の目的は、特殊な印字装置
を必要とせず、定着性、光安定性などの画像保存性が著
しく改善された感熱転写記録体の製造方法を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記目的を達
成すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明に至ったもので
あり、本発明に係る感熱転写記録体の製造方法は、支持
体上に剥離層を設け、その上に少なくとも受像層を有す
る感熱転写記録用受像シートに、支持体上に昇華性染料
を有する樹脂層を設けたインクシートを対面させて、前
記受像シートの背面からサーマルヘッドを用いて像様に
加熱することによって前記受像層に画像を形成した後、
この受像シートを他の接着性表面を有するカード基材上
に対面させ前記受像層を熱転写することを特徴とする。
【0010】また本発明の好ましい態様としては、前記
剥離層および/または受像層に紫外線吸収剤を0.05
〜5.0g/m 含有することである。
【0011】更に、本発明の他の好ましい態様として
は、昇華型熱転写方式による階調情報含有画像と、溶融
型熱転写方式または昇華型熱転写方式による非階調情報
含有画像とを共に形成することである。
【0012】
【発明の具体的構成】
(感熱転写記録用受像シート)本発明に用いられる感熱
転写記録用受像シートは、支持体上に剥離層を設け、そ
の上に少なくとも受像層を有するものである。
【0013】支持体としては、たとえば紙、コート紙、
および合成紙(ポリプロピレン、ポリスチレンもしく
は、それらを紙とはり合せた複合材料)等の各種紙類、
白色の塩化ビニル系樹脂シート、白色のポリエチレンテ
レフタレートベースフィルム、透明のポリエチレンテレ
フタレートベースフィルム、ポリエチレンナフタレー
ト、ABSベースフィルム、ASベースフィルム、ポリ
プロピレンベースフィルム、ポリスチレンベースフィル
ム等の各種プラスチックフィルムないしシート、各種の
金属で形成されたフィルムないしシート、各種のセラミ
ックス類で形成されたフィルムないしシート等を挙げる
ことができる。
【0014】厚さは、2〜20μmが好ましく、より好
ましくは、3〜10μmである。
【0015】本発明の受像シートを構成する剥離層に
は、ワックス類またはシリコン系化合物を含有すること
が好ましい。ワックス類としては、カルナバワックス、
モンタンワックス、蜜ろう、ライスワックス、キャンデ
リラワックス、ラノリンワックス、パラフィンワック
ス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワッ
クス、サゾールワックス、酸化ワックス、アミドワック
ス、シリコンワックス等が挙げられる。シリコン系化合
物としては、シリコン樹脂、変性シリコン樹脂、シリコ
ンオイル等が用いられる。また剥離層にはワックス類ま
たはシリコン系化合物以外に熱可塑性樹脂や添加剤を含
有することができる。
【0016】熱可塑性樹脂としては、例えば、線状飽和
ポリエステルなどのポリエステル、ポリ塩化ビニルや塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂などの塩化ビニル系樹
脂、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸−2−メトキシエ
チル、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸−2−ナ
フチル、ポリアクリル酸イソボルニル、ポリメタクリロ
メチル、ポリアクリロニトリル、ポリメチルクロロアク
リレート、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸
エチル、ポリメタクリル酸−tert−ブチル、ポリメ
タクリル酸イソブチル、ポリメタクリル酸フェニル、メ
タクリル酸メチルとメタクリル酸アルキル(ただしアル
キル基の炭素数は2〜6)の共重合樹脂などのアクリル
系樹脂、ポリスチレン、ポリジビニルベンゼン、ポリビ
ニルベンゼン、スチレン−ブタジエン共重合樹脂、スチ
レンとメタクリル酸アルキル(ただしアルキル基の炭素
数1〜6)の共重合樹脂などのビニル系樹脂などであ
る。
【0017】この剥離層の厚みは、0.03〜2.0μ
mの範囲が好ましい。
【0018】受像層と支持体の接着強度は、昇華性染料
を有するインクシートを重ねあわせて画像を形成する際
にインクシート側に受像層が熱融着して転写されない程
度に強く、かつ受像シートをカード基材に熱圧着して受
像層を転写したのち、支持体を剥離するときに、受像層
が容易に剥離する程度の剥離性がすくなくとも要求され
る。
【0019】剥離層は、いうまでもなく転写される受像
層と、支持体との接着力を調整する層であり受像層と支
持体との接着性が強い場合、剥離性を高める組成にし、
逆に接着性が弱い場合には、接着性を高める組成にす
る。
【0020】剥離層上に設けられる受像層は、バインダ
ーと必要に応じて添加される各種の添加剤と金属イオン
含有化合物とで形成することができる。また、場合によ
っては受像層をバインダーのみから形成することもでき
る。
【0021】受像層のバインダーとしては、通常に知ら
れている昇華型感熱転写記録用のバインダーを適宜に用
いることができる。主なバインダーとしては、塩化ビニ
ル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹
脂、アクリル系樹脂、各種の耐熱性樹脂などさまざまの
バインダーを使用することができる。
【0022】ただし、本発明によって形成される画像に
つき、実際的要求(たとえば発行されるIDカードに所
定の耐熱性が要求されるなど)が存在するのであれば、
そのような要求項目を満たすようにバインダーの種類あ
るいは組み合わせを考慮することが必要になる。画像の
耐熱性を例にすると、60℃以上の耐熱性が要求される
のであれば、熱拡散性色素のにじみを考慮して、Tgが
60℃以上であるバインダーを使用するのが好ましい。
【0023】バインダーの種類の選択は任意であるが、
画像保存性などの点において、塩化ビニル系樹脂が好ま
しい。
【0024】また前記塩化ビニル系樹脂としては、ポリ
塩化ビニル樹脂のほかに塩化ビニル共重合体を挙げるこ
とができる。この塩化ビニル共重合体としては、塩化ビ
ニルをモノマーユニットとして50モル%以上の割合で
含有する塩化ビニルと他のコモノマーとの共重合体を挙
げることができる。
【0025】前記他のコモノマーとしては、たとえば酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニルや酢酸ビニル、牛脂酸ビ
ニルなどの脂肪酸のビニルエステル類、アクリル酸、メ
タクリル酸、アクリル酸メチル、メタアクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチル、メタアクリル酸−2−ヒドロキ
シエチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル等のアクリ
ル酸もしくはメタアクリル酸およびそのアルキルエステ
ル類、マレイン酸、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジ
ブチル、マレイン酸ジオクチルなどのマレイン酸および
そのアルキルアルキルエステル類、メチルビニルエーテ
ル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、ラウリルビニ
ルエーテル、パルミチルビニルエーテル、ステアリルビ
ニルエーテルなどのアルキルビニルエーテル等を挙げる
ことができる。さらに、前記コモノマーとして、エチレ
ン、プロピレン、アクリロニトリル、メタアクリロニト
リル、スチレン、クロロスチレン、イタコン酸およびそ
のアルキルエステル類、クロトン酸およびそのアルキル
エステル類、ジクロロエチレン、トリフロロエチレンな
どの他、ハロゲン化オレフィン類、シクロペンテン等の
シクロオレフィン類、アコニット酸エステル類、ビニル
ベンゾエート、ベンゾイルビニルエーテル等を挙げるこ
とができる。
【0026】塩化ビニル共重合体は、ブロック共重合
体、グラフト共重合体、交互共重合体、ランダム共重合
体の何れであっても良い。また、場合によっては、シリ
コン化合物などの剥離機能を有するものとの共重合体で
あっても良い。
【0027】前記塩化ビニル系樹脂の他に、ポリエステ
ル系樹脂も昇華型感熱転写用の受像層として好適に用い
ることができる。
【0028】本発明に使用することのできるポリエステ
ル系樹脂としては、特開昭58−188695号公報、
特開昭62−244696号公報に記載されている化合
物を挙げることができる。また、ポリカーボネート系樹
脂もバインダーとして使用することができ、たとえば、
特開昭62−169694号公報に記載の各種の化合物
を使用することができる。
【0029】受像層には、剥離剤、酸化防止剤、UV吸
収剤、光安定剤、フィラー(無機微粒子、有機樹脂粒
子)、顔料を添加しても良い。また増感剤として可塑
剤、熱溶剤などを添加しても良い。
【0030】剥離剤は、後述する感熱転写用インクシー
トと受像層との剥離性を向上させることができる。
【0031】このような剥離剤としては、シリコーンオ
イル(シリコーン樹脂と称されるものも含む。);ポリ
エチレンワックス、アミドワックス、テフロンパウダー
等の固型ワックス類;弗素系、燐酸エステル系の界面活
性剤等が挙げられ、中でも変性シリコーンポリマーが好
ましい。
【0032】変性シリコーンポリマーとしては、ポリエ
ステル変性シリコン樹脂(もしくは、シリコン変性ポリ
エステル樹脂)、アクリル変性シリコン樹脂(もしく
は、シリコン変性アクリル樹脂)、ウレタン変性シリコ
ン樹脂(もしくは、シリコン変性ウレタン樹脂)、セル
ロース変性シリコン樹脂(もしくは、シリコン変性セル
ロース樹脂)、アルキッド変性シリコン樹脂(もしく
は、シリコン変性アルキッド樹脂)、エポキシ変性シリ
コン樹脂(もしくは、シリコン変性エポキシ樹脂)など
を挙げることができる。
【0033】また、受像層の表面の一部に、上記剥離剤
を適当な溶媒に溶解あるいは分散させて塗布した後、乾
燥させる等によって剥離剤層を設けることもできる。
【0034】なお、シリコーンなどの剥離剤は保護層と
の接着性を考慮し、全然使用しないかあるいはできるだ
け少量添加することが好ましい。
【0035】次に前記酸化防止剤としては、特開昭59
−182785号、同60−130735号、特開平1
−127387号公報等に記載の酸化防止剤、および写
真その他の画像記録材料における画像耐久性を改善する
ものとして公知の化合物を挙げることができる。
【0036】前記UV吸収剤および光安定剤としては、
特開昭59−158287号、同63−74686号、
同63−145089号、同59−196292号、同
62−229594号、同63−122596号、同6
1−283595号、特開平1−204788号などの
公報に記載の化合物、および写真その他の画像記録材料
における画像耐久性を改善するものとして公知の化合物
を挙げることができる。
【0037】前記フィラーとしては、無機微粒子や有機
樹脂粒子を挙げることができる。この無機微粒子として
はシリカゲル、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸性白
土、活性白土、アルミナ等を挙げることができ、有機樹
脂粒子としてはフッ素樹脂粒子、グアナミン樹脂粒子、
アクリル樹脂粒子、シリコン樹脂粒子等の樹脂粒子を挙
げることができる。これらの無機・有機樹脂粒子は比重
により異なるが、0.1〜70重量%の添加が好まし
い。
【0038】前記顔料としては、代表例としてチタンホ
ワイト、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、シ
リカ、タルク、クレー、カオリン、活性白土、酸性白土
などを挙げることができる。
【0039】前記可塑剤としてはフタル酸エステル類
(例えばフタル酸ジメチル、フタル酸ジブチル、フタル
酸ジオクチル、フタル酸ジデシルなど)、トリメリット
酸エステル類(例えばトリメリット酸オクチルエステ
ル、トリメリット酸イソノニルエステル、トリメリット
酸イソデソルエステルなど)、ピロメリット酸オクチル
エステルなどのピロメリット酸エステル類、アジピン酸
エステル類(アジピン酸ジオクチル、アジピン酸メチル
ラウリル、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、アジピ
ン酸エチルラウリルなど)、その他オレイン酸エステル
類、コハク酸エステル類、マレイン酸エステル類、セバ
チン酸エステル類、クエン酸エステル類、エポキシ化大
豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシステアリン酸エポ
キシ類、さらには、リン酸トリフェニル、リン酸トリク
レジルなどの正リン酸エステル類、トリフェニルホスフ
ァイト、トリス・トリデシルホスファイト、ジブチル・
ハイドロジエン・ホスファイトなどの亜燐酸エステル
類、エチルフタリルエチルグリコレート、ブチルフタリ
ルブチルグリコレートなどのグリコールエステル類など
が挙げられる。なお、可塑剤の過度の添加は画像の保存
性を劣化させるので、可塑剤の添加量は、通常、受像層
におけるバインダーに対して0.1〜30重量%の範囲
である。
【0040】また、受像層を形成するに際して、必要に
応じて、例えば金属イオン含有化合物を含有させてもよ
い。
【0041】前記金属イオン含有化合物を構成する金属
イオンとしては、例えば周期律表の第I〜第VIII族
に属する2価および多価の金属が挙げられるが、中でも
Al、Co、Cr、Cu、Fe、Mg、Mn、Mo、N
i、Sn、Ti、Zn等が好ましく、特にNi、Cu、
Co、Cr、Zn等が好ましい。
【0042】これらの金属イオンを含有する化合物とし
ては、該金属の無機または有機の塩および該金属の錯体
が好ましい。具体例を挙げると、Ni2+、Cu2+、Co
2+、Cr2+およびZn2+を含有した下記一般式で表され
る錯体が好ましく用いられる。
【0043】
【化1】
【0044】式中、Mは金属イオンを表し、Q1 、Q
2 、Q3 は各々Mで表される金属イオンと配位結合可能
な配位化合物を表し、これらの配位化合物としては例え
ば「キレート化学(5)(南江堂)」に記載されている
配位化合物から選択することができる。特に好ましく
は、金属と配位結合する少なくとも一個のアミノ基を有
する配位化合物を挙げることができ、更に具体的には、
エチレジアミンおよびその誘導体、グリシンアミドおよ
びその誘導体、ピコリンアミドおよびその誘導体が挙げ
られる。
【0045】L- は錯体を形成しうる対アニオンであ
り、Cl- 、SO4 2- 、ClO4 -等の無機化合物アニオ
ンやベンゼンスルホン酸誘導体、アルキルスルホン酸誘
導体等の有機化合物アニオンが挙げられるが、特に好ま
しくはテトラフェニルホウ素アニオンおよびその誘導
体、ならびにアルキルベンゼンスルホン酸アニオンおよ
びその誘導体である。
【0046】kは1、2または3の整数を表し、mは
1、2または0を表し、nは1または0を表すが、これ
らは前記一般式で表される錯体が4座配位か、6座配位
かによって決定されるか、あるいはQ1 、Q2 、Q3
配位子の数によって決定される。pは1、2または3を
表す。
【0047】この種の金属イオン含有化合物としては、
米国特許第4,987,049号明細書に例示されたも
のを挙げることができる。
【0048】前記金属イオン含有化合物を添加する場
合、その添加量は受像層に対して、0.5〜20g/m
2 が好ましく、1〜15g/m2 がより好ましい。
【0049】本発明における受像層は、その形成成分を
溶媒に分散あるいは溶解してなる受像層用塗工液を調製
し、その受像層用塗工液を前記支持体の表面に塗布し、
乾燥する塗工法によって製造することができる。
【0050】また、前記受像層を形成する成分を有する
混合物を溶融押出し、支持体の表面にラミネートするラ
ミネート法等によっても製造することができる。
【0051】支持体の表面に形成される受像層の厚み
は、一般に2〜50μm、好ましくは3〜20μm程度
である。
【0052】一方、受像層が自己支持性であるが故に受
像層そのものが支持体である場合には、受像層の厚みは
60〜200μm、好ましくは90〜150μm程度で
ある。
【0053】また、本発明においては、剥離層のほかに
支持体と受像層との間にクッション層あるいはバリヤー
層などの中間層を設けることもできる。
【0054】クッション層を設けると、ノイズが少なく
て、画像情報に対応した画像を再現性良く転写記録する
ことができる。
【0055】クッション層を構成する材質としては例え
ばウレタン樹脂、アクリル樹脂、エチレン樹脂、ブタジ
エンラバー、エポキシ樹脂等が挙げられる。
【0056】クッション層の厚さは通常、1〜50μ
m、好ましくは3〜30μmである。
【0057】本発明に用いられる受像シートの受像層、
剥離層、その他の中間層には画像保存性の点から紫外線
吸収剤を含有することが好ましい。
【0058】代表的なものを例示すると、特願平3−1
42288号、3頁記載のサリチル酸系紫外線吸収剤、
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系
紫外線吸収剤、シアノアクリレート系紫外線吸収剤をは
じめ、商品名NBC(住友化学社製)、Irgasta
b−2002、Tinuvin120(チバガイギー社
製)、AM−101、AM−105(日産フェロ有機化
学社製)などの紫外線安定剤、商品名Sanal LS
−770(三共株式会社製)、Tinuvin622L
D、Tinuvin144、Chimassorb94
4LD(チバガイギー社製)、MARK LA−57、
MARK LA−77、MARK LA−62、MAR
K LA−67、MARK LA−63、MARK L
A−68、MARK LA−82、MARK LA−8
7(アデカ・アーガス化学社製)などのヒンダードアミ
ン系安定剤(HALS)があげられ、これらを、単独も
しくは2種以上を併用しても良い。
【0059】添加量は、0.05〜5.0g/m2 であ
り、好ましくは0.1〜4.0g/m2 である。添加量
が0.05g/m未満であるときは褪色防止効果が少
なく、5.0g/mを越えて添加してもさらなる効果
はみられず、不必要なコスト高を招くだけである。
【0060】支持体の裏面(受像層の反対側)には、サ
ーマルヘッドが支持体に融着したりやスティッキングし
たり、あるいはシワが発生するのを防止する目的でステ
ィッキング防止層を設けても良い。このスティッキング
防止層の厚みは通常0.1〜1.0μmである。
【0061】スティッキング防止層は公知のものを使用
することができる。
【0062】(階調情報含有画像および文字情報含有画
像の形成)階調情報含有画像は、本発明の熱拡散性色素
を有する昇華型熱転写記録用インクシートを用いて昇華
型熱転写方式により前記受像層に形成することができ
る。また、非階調情報、例えば文字情報含有画像は、前
記受像層における階調情報含有画像の形成されていない
領域に、熱溶融型感熱転写記録用インクシートまたは昇
華型熱転写記録用インクシートを使用することにより鏡
像で形成するか、あるいは、接着層を設けた、カード支
持体に直接正像で形成することができる。
【0063】昇華型熱転写記録用インクシートは、公知
の構成により形成することができる。
【0064】すなわち、昇華型熱転写記録用インクシー
トは、通常、熱拡散性色素を含有する樹脂層(インク
層)を支持体上に形成してなる。
【0065】上記熱拡散性色素含有インク層は、基本的
に熱拡散性色素とバインダーとを含有する。
【0066】熱拡散性色素としてはシアン色素、マゼン
タ色素、イエロー色素を挙げることができる。
【0067】前記シアン色素としては、特開昭59−7
8896号、同59−227948号、同60−249
66号、同60−53563号、同60−130735
号、同60−131292号、同60−239289
号、同61−19396号、同61−22993号、同
61−31292号、同61−31467号、同61−
35994号、同61−49893号、同61−148
269号、同62−191191号、同63−9128
8号、同63−91287号、同63−290793号
等の各公報に記載されているナフトキノン系色素、アン
トラキノン系色素、アゾメチン系色素等が挙げられる。
【0068】マゼンタ色素としては、特開昭59−78
896号、同60−30392号、同60−30394
号、同60−253595号、同61−262190
号、同63−5992号、同63−205288号、同
64−159号、同64−63194号等の各公報に記
載されているアントラキノン系色素、アゾ色素、アゾメ
チン系色素等が挙げられる。
【0069】イエロー色素としては、特開昭59−78
896号、同60−27594号、同60−31560
号、同60−53565号、同61−12394号、同
63−122594号等の各公報に記載されているメチ
ン系色素、アゾ系色素、キノフタロン系色素、アントラ
イソチアゾール系色素等が挙げられる。
【0070】また、熱拡散性色素として特に好ましいの
は、開鎖型または閉鎖型の活性メチレン基を有する化合
物をp−フェニレンジアミン誘導体の酸化体またはp−
アミノフェノール誘導体の酸化体とのカップリング反応
により得られるアゾメチン色素およびフェノールまたは
ナフトール誘導体またはp−フェニレンジアミン誘導体
の酸化体またはp−アミノフェノール誘導体の酸化体と
のカップリング反応により得られるインドアニリン色素
である。
【0071】インク層に含有される熱拡散性色素は、形
成しようとする画像が単色であるならば、イエロー色
素、マゼンタ色素、およびシアン色素の何れであっても
よい。
【0072】感熱転写記録用受像シートにおける受像層
中に金属イオン含有化合物が含まれているときには、昇
華性色素としては、前記金属イオン含有化合物とキレー
トを形成することのできる色素化合物が好ましい。
【0073】金属イオン含有化合物とキレートを形成す
る色素化合物としては、公知の各種の化合物を適宜に選
定して使用することができる。具体的には例えば、特開
昭59−78893号、同59−109349号、特願
平2−213303号、同2−214719号、同2−
203742号に記載されているシアン画像形成色素
(以下シアン色素と称す)、マゼンタ画像形成色素(以
下マゼンタ色素と称す)、イエロー画像形成色素(以下
イエロー色素と称す)などを挙げることができる。
【0074】上記の色素の中でも、少なくとも前記記載
の金属イオン含有化合物と2座のキレートを形成するこ
とができる色素化合物を使用するのが好ましい。そのよ
うな色素として、例えば、下記一般式で表される色素な
どを挙げることができる。
【0075】X1 −N=N−X2 −G ただし、式中X1 は、少なくとも一つの環が5〜7個の
原子から構成される芳香族の炭素環、または複素環を完
成するのに必要な原子の集まりを表し、アゾ結合に結合
する炭素原子の隣接位の少なくとも一つが、窒素原子ま
たはキレート化基で置換された炭素原子である。X2
は、少なくとも一つの環が5〜7個の原子から構成され
る芳香族複素環または、芳香族炭素環を表す。Gはキレ
ート化基を表す。
【0076】いずれの色素化合物を採用するにしても、
形成しようとする画像の色調によっては、前記三種の色
素のいずれか二種以上もしくは他の昇華性色素を含んで
いても良い。
【0077】前記熱拡散性色素の使用量は、支持体1m
2 当り0.2〜10gが好ましく、より好ましくは0.
3〜3gの範囲である。
【0078】バインダーとしてはエチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセル
ロース、酢酸セルロース、酪酸セルロース等のセルロー
ス系樹脂;ポリビニルアルコール、ポリビニルホルマー
ル、ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、ポ
リエステル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルアミド、ポ
リビニルアセトアセタール、スチレン樹脂、スチレン共
重合体樹脂、ポリアクリル酸エステル、ポリアクリル
酸、アクリル酸共重合体などのビニル系樹脂、ゴム系樹
脂、アイオノマー樹脂、オレフィン系樹脂等が挙げられ
る。これらの樹脂のうちでも耐酸性の優れたポリビニル
ブチラール、ポリビニルアセトアセタールあるいはセル
ロース系樹脂が好ましい。前記各種のバインダーは、そ
の一種を単独で使用することもできるし、またその二種
以上を併用することもできる。
【0079】バインダーと熱拡散性色素との重量比は、
1:10〜10:1が好ましく、2:8〜8:2の範囲
が特に好ましい。
【0080】さらに前記インク層には、本発明の目的を
阻害しない範囲で、各種の添加剤を添加することができ
る。その添加剤としては、シリコン樹脂、シリコンオイ
ル(反応硬化タイプも可)、シリコン変性樹脂、フッ素
樹脂、界面活性剤、およびワックス類等の剥離性化合
物、金属微粉末、シリカゲル、金属酸化物、カーボンブ
ラック、および樹脂微粉末等のフィラー、バインダー成
分と反応可能な硬化剤(たとえばイソシアネート類やア
クリル類やエポキシ類等の放射線活性化合物)などを挙
げることができる。さらにまた、添加剤として転写を促
進するための熱溶融性物質、たとえばワックスや高級脂
肪酸エステルなどの、特開昭59−106997号記載
の化合物を挙げることができる。
【0081】なお、昇華型感熱転写記録用インクシート
は、支持体とインク層とからなる二層構成に限らず、そ
の他の層が形成されていてもよい。
【0082】例えば、前記基材における受像層との融着
や熱拡散性色素の裏移り(ブロッキング)を防止する目
的で、インク層の表面にオーバーコート層を設けてもよ
い。
【0083】また支持体にはバインダーとの接着性の改
良や熱拡散性色素の支持体側への転写、染着を防止する
目的で下引層を設けてもよい。
【0084】さらに支持体の裏面(インク層とは反対
側)には、インクシートの保存中に色素が裏移りしない
ように裏移り防止層を設けてもよい。
【0085】上記のオーバーコート層、裏移り防止層の
厚みは通常、0.1〜2μmである。
【0086】昇華型熱転写記録用インクシートの支持体
としては、寸法安定性がよく、加熱圧着での転写の際の
熱に耐えるものならば、何でもよく、具体的には、特開
昭63−193886号公報の第2頁左下欄第12行か
ら18行に記載のフィルムないしシートを使用すること
ができる。
【0087】支持体の厚さは、2〜40μmが好まし
く、また支持体にはバインダーとの接着性の改良や色素
の支持体側への転写、染着を防止する目的で下引層を有
していてもよい。
【0088】昇華型熱転写記録用インクシートは、イン
ク層を形成する前記各種の成分を溶媒に分散ないし溶解
してインク層形成用塗工液を調製し、これを支持体の表
面に塗工し、乾燥することにより製造することができ
る。
【0089】文字情報含有画像形成に用いられる熱溶融
型感熱転写記録用インクシートは、支持体上に熱溶融性
インク層を積層することにより形成することができる。
なお、この熱溶融型感熱転写記録用インクシートは、そ
の特性を損なわない範囲内で他の層を有していても良
い。たとえば、前記熱溶融性インク層と支持体との間に
剥離層が設けられていても良く、またこの剥離層と支持
体との間に中間層などが積層されていてもよく、また、
最外層にインク保護層を設けるなど前記熱溶融性インク
層の上に他の層が積層されていても良い。さらに、前記
剥離層や熱溶融性インク層は、必要に応じて、多層構造
にされていてもよい。
【0090】熱溶融型感熱転写記録用インクシートにお
ける支持体は、良好な耐熱強度を有するとともに寸法安
定性の高いことが望ましい。
【0091】その材料としては、たとえば、特開昭63
−193886号公報の第2頁左下欄第12行から18
行に記載のフィルムないしシートを使用することができ
る。
【0092】支持体の厚みは、通常、30μm以下、好
ましくは2〜30μmの範囲内である。支持体の厚みが
30μmを超えると、熱伝導性が劣化して、印字品質の
低下を招くことがある。
【0093】なお、この熱溶融型感熱転写記録用インク
シートにおいて、支持体の裏面側の構成については任意
であり、たとえば走行安定性、帯電防止、耐熱性等の目
的のためのバッキング層を設けても良い。
【0094】熱溶融性インク層は、熱溶融性化合物、熱
可塑性樹脂および着色剤等から構成される。
【0095】前記熱溶融性化合物としては、通常この種
の熱溶融型感熱転写記録用インクシートの熱溶融性イン
ク層に使用されるものを任意に使用することができ、具
体的には、たとえば、ポリスチレン樹脂、アクリル樹
脂、スチレン−アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂等の熱可塑性樹脂の低分子量物、特開昭6
3−193886号公報の第4頁左上欄第8行から同頁
右上欄第12行までに例示の物質を挙げることができ、
さらにこれらの他に、ロジン、水添ロジン、重合ロジ
ン、ロジン変性グリセリン、ロジン変性マレイン酸樹
脂、ロジン変性ポリエステル樹脂、ロジン変性フェノー
ル樹脂およびエステルガム等のロジン誘導体、ならびに
フェノール樹脂、テルペン樹脂、ケトン樹脂、シクロペ
ンタジエン樹脂および芳香族炭化水素樹脂などを挙げる
ことができる。
【0096】なお、これらの熱溶融性化合物は、分子量
が通常、10,000以下、特に、5,000以下で、
融点もしくは軟化点が50〜150℃の範囲にあるもの
が好ましい。
【0097】前記熱溶融性化合物は、一種単独で使用し
てもよいし、二種以上を組合せて用いてもよい。
【0098】前記熱溶融性インク層の成分として使用さ
れる前記熱可塑性樹脂としては、通常この種の熱溶融型
感熱転写記録用インクシートの熱溶融性インク層に使用
されるものなど各種のものが使用可能であり、たとえ
ば、特開昭63−193886号公報の第4頁右上欄か
ら第5頁左上欄第18行に例示の物質を挙げることがで
きる。
【0099】前記熱溶融性インク層の成分として使用さ
れる前記着色剤としては、通常この種の熱溶融型感熱転
写記録用インクシートの熱溶融性インク層に使用される
ものを制限なく使用することができ、たとえば、特開昭
63−193886号公報第5頁右上欄第3行から第1
5行に記載の無機顔料、有機顔料等の顔料、ならびに有
機染料等の染料を挙げることができる。
【0100】これら各種の着色剤は、一種単独で使用し
てもよいし、必要に応じて、二種以上を併用してもよ
い。
【0101】前記熱溶融性インク層には、必要に応じて
この発明の目的を阻害しない範囲で、上記以外の他の添
加成分を適宜添加することができる。
【0102】たとえば、この熱溶融性インク層には、フ
ッ素系界面活性剤を含有させても良い。フッ素系界面活
性剤の含有により、前記熱溶融性インク層のブロッキン
グ現象を防止することができる。
【0103】また、転写した文字情報含有画像の鮮鋭性
すなわち、文字境界部の切れを良くするために有機微粒
子、無機微粒子、非相溶性樹脂を添加するのも効果的で
ある。
【0104】前記熱溶融性インク層の膜厚は、通常、
0.6〜5.0μmであり、特に1.0〜4.0μmで
あるのが好ましい。
【0105】この熱溶融性インク層は、形成成分を有機
溶媒に分散あるいは溶解して塗布する方法(有機溶剤
法)、加熱により熱可塑性樹脂などを軟化あるいは溶融
状態にして塗布する方法(ホットメルト塗布法)などを
採用して塗設されていても良いが、形成成分を水や有機
溶媒に分散もしくは溶解させたエマルジョン、もしくは
溶液などを用いて塗工されてなるのが好ましい。
【0106】前記熱溶融性インク層の塗設に用いる塗工
液中の層形成成分の合計の含有率は、通常は、5〜50
重量%の範囲内に設定される。
【0107】塗布方法は、通常の方法を利用して行うこ
とができる。塗布方法の例としては、ワイヤーバーを用
いた方法、スクイズコート法およびグラビアコート法な
どを挙げることができる。
【0108】また、熱溶融性インク層は、少なくとも一
層で設けられていることが必要であるが、たとえば着色
剤の種類および含有率、あるいは熱可塑性樹脂と熱溶融
性化合物との配合比率などの異なる二層以上の熱溶融性
インク層を積層して構成してもよい。
【0109】前記剥離層は、画像形成時にサーマルヘッ
ド等の画像転写のための加熱機構によって加熱された際
に、少なくとも該剥離層の上に設けられている層[この
層のうち少なくとも1層には着色剤が含有されてい
る。]を十分に速やかに剥離・転写することを主たる目
的として設けられているものであり、この目的の達成に
ふさわしい熱溶融性化合物を含有させて熱溶融性化合物
の属性が支配的な層、特に剥離性に優れた層として構成
される。
【0110】該剥離層は、前記熱溶融性化合物それ自体
で構成することもできるが、通常は、その熱溶融性化合
物および/または熱可塑性樹脂等のバインダー樹脂など
から構成することが好ましい。
【0111】前記剥離層の主成分として使用する前記熱
溶融性化合物は、公知のものなど各種のものを適宜に選
択して使用すればよく、その具体例としては、たとえ
ば、特開昭63−193886号公報の第4頁左上欄第
8行から同頁右上欄第12行までに例示の物質を使用す
ることができる。
【0112】前記熱可塑性樹脂の具体例としては、たと
えば、エチレン−酢酸ビニル系樹脂等のエチレン系共重
合体、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウ
レタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂
およびセルロース系樹脂などを挙げることができる。こ
のほか、たとえば、塩化ビニル系樹脂、ロジン系樹脂、
石油系樹脂およびアイオノマー樹脂などの樹脂、天然ゴ
ム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴムおよびク
ロロプレンゴムなどのエラストマー類、エステルガム、
ロジンマレイン酸樹脂、ロジンフェノール樹脂および水
添ロジン等のロジン誘導体、ならびにフェノール樹脂、
テルペン樹脂、シクロペンタジエン樹脂および芳香族系
樹脂等も場合に応じて使用可能である。
【0113】本発明において、前記剥離層の成分として
使用する熱可塑性樹脂は、前記例示の各種の熱可塑性樹
脂の中でも、その融点もしくは軟化点が、通常、50〜
150℃、特に60〜120℃の範囲にあるもの、ある
いは二種以上の混合によってその範囲になるものが好適
に使用される。
【0114】前記剥離層には、場合により適宜、着色剤
を含有させてもよい。
【0115】前記剥離層に着色剤を含有させる場合、そ
の含量は、その剥離層を構成する全成分に対して、通
常、30重量%以下、好ましくは、20重量%以下の割
合に設定するのが適当である。
【0116】前記剥離層の層厚は、通常は、0.2〜4
μmの範囲、好ましくは0.5〜2.5μmの範囲にす
るのが適当である。
【0117】熱溶融型感熱転写記録用インクシートは基
本的にはインクシート用支持体の表面に、熱溶融性イン
ク層を形成する各成分を分散ないし溶解した熱溶融性イ
ンク層形成用塗工液を塗布し、乾燥することにより形成
することができる。
【0118】(画像の形成)階調情報含有画像を形成す
るには、昇華型感熱転写記録用インクシートの熱拡散性
色素含有インク層と基材における受像層とを重ね合わ
せ、熱拡散性色素含有インク層と受像層とにイメージワ
イズに熱エネルギーを与える。
【0119】すると、熱拡散性色素含有インク層中の熱
拡散性色素は、この画像形成時に加えられた熱エネルギ
ーに応じた量だけ気化あるいは昇華し、受像層側に移行
し、受容される結果、受像層に階調情報含有画像が形成
される。
【0120】熱エネルギーを与える熱源としては、サー
マルヘッドが一般的であるが、このほかにレーザー光、
赤外線フラッシュ、熱ペンなどの公知のものを使用でき
る。
【0121】熱エネルギーを与える熱源としてサーマル
ヘッドを用いるときは、サーマルヘッドに印加する電圧
あるいはパルス巾を変調することにより、与える熱エネ
ルギーを連続的にあるいは多段階に変化させることがで
きる。
【0122】熱エネルギーを与える熱源としてレーザー
光を用いるときは、レーザー光の光量や照射面積を変化
させることにより与える熱エネルギーを変化させられ
る。
【0123】この場合、レーザー光を吸収し易くするた
め、レーザー光吸収材料(例えば、半導体レーザーの場
合、カーボンブラックや近赤外線吸収物質など)をイン
ク層中、もしくはインク層近傍に存在せしめるとよい。
【0124】なお、レーザー光を用いるときは昇華型感
熱転写記録用インクシートと基材における受像層とを充
分に密着させて行うとよい。
【0125】音響光学素子を内蔵したドットジェネレー
ターを用いれば網点の大小に応じた熱エネルギーを与え
ることもできる。
【0126】熱エネルギーを与える熱源として赤外線フ
ラッシュランプを用いるときは、レーザー光を用いる場
合と同様に、加熱を黒色などの着色層を介して行うとよ
い。
【0127】あるいは黒色などの、画像の濃淡を連続的
に表現したパターンあるいは網点パターンを介して加熱
を行ってもよいし、また一面の黒色などの着色層と前記
のパターンのネガに相当するネガパターンを組み合わせ
て加熱を行ってもよい。
【0128】本発明においては熱エネルギーの与え方と
しては感熱転写記録用受像シート側から行うことが重要
である。熱エネルギーの有効利用を優先させるなら、昇
華型感熱転写記録用インクシート側からも行うのが望ま
しいが装置的に複雑化し製造コストも上がるので好まし
くない。
【0129】本発明者らが鋭意検討した結果、本発明の
ように感熱転写記録用受像シート側から加熱を行うと、
感熱転写記録用インクシート側から加熱を行ったときと
比較して受像層中の色素の分布状態が異なるためか、光
に対する画像保存性が向上することが判明した。
【0130】以上の熱転写記録により、感熱転写記録用
受像シートの受像層に一色の画像を記録することができ
るが、下記の方法によると、各色の掛け合せからなるカ
ラー写真調のカラー画像を得ることもできる。
【0131】たとえばイエロー、マゼンタ、シアンおよ
び必要に応じて黒色の感熱転写記録用感熱シートを順次
取り換えて、各色に応じた熱転写を行うと、各色のかけ
あわせからなるカラー写真調のカラー画像を得ることも
できる。
【0132】それから、次の方法も有効である。
【0133】すなわち、上記のように各色の昇華型感熱
転写記録用インクシートを用いるかわりに、予め各色に
塗り分けて形成した区域を有する昇華型感熱転写記録用
インクシートを用いるのである。
【0134】そして、まずイエローの区域を用いてイエ
ローの分色画像を熱転写し、次にマゼンタの区域を用い
てマゼンタの分色画像を熱転写し、以下、順次に繰り返
すことによりイエロー、マゼンタ、シアン、及び必要に
より黒色の分色画像と順に熱転写する方法を採る。
【0135】さらに上記記載の方法で画像を形成した後
に、画像保存性の向上の目的で、上記記載の方法で加熱
処理を施してもよい。たとえば、画像形成面全面にわた
って、サーマルヘッドで昇華型感熱転写記録用インクシ
ートの熱拡散性色素含有インク層を設けていない部分を
用いて、加熱処理したり、あるいは新たにヒートロール
等の加熱処理を行ってもよい。また、近赤外線吸収剤を
含有している場合には、赤外線フラッシュランプを用い
て画像形成面を露光させてもよい。
【0136】いずれの場合も、加熱手段は問わないが、
受像層内部に色素をさらに拡散させるのが目的であるの
で、加熱方向は受像層の支持体側から加熱するのが効果
的で好ましい。
【0137】一方、文字情報含有画像を形成するには、
前記熱溶融型感熱転写記録用インクシートを用いる。か
かるインクシートを用いる熱溶融型転写方法は、通常の
感熱転写記録方法と異なるものではないが、熱源として
最も典型的な熱ヘッドを使用する場合を例にして説明す
る。
【0138】まず、熱溶融型感熱転写記録用インクシー
トの熱溶融性インク層と基材の受像層面とを密着させ、
必要に応じてさらに熱溶融性インク層にサーマルヘッド
によって熱パルスを与え、所望の印字ないし転写パター
ンに対応する熱溶融性インク層を局部的に加熱する。
【0139】熱溶融性インク層の被加熱部は、その温度
が上昇し、速やかに軟化して基材の受像面に転写され
る。
【0140】なお、この文字、図形、記号あるいは罫線
等の階調性を必要としない非階調情報含有画像の形成
は、前記した階調情報含有画像の形成に先立って行われ
ても良く、また、階調情報含有画像が形成されてからこ
の非階調情報含有画像の形成が行われてもよい。
【0141】また、この文字情報含有画像は、前記昇華
型感熱転写記録用インクシートを使用することによって
も形成することができる。
【0142】(カード基材)本発明におけるカード基材
としては、画像記録体を製造するに際して、少なくとも
昇華型熱転写方式による階調情報含有画像と、溶融型熱
転写方式または昇華型熱転写方式による非階調情報含有
画像(文字情報含有画像)とを共に形成することがで
き、そしてたとえばカードとして使用するに耐える一定
の強度を有する限り、特に制限はない。
【0143】カードとして使用する場合、その機械的強
度を維持するために同種あるいは異種の素材で形成され
たシートを積層してなる基材を使用することもできる。
さらには、視認可能な層に、同種の他のカードに共通の
情報を印刷してなる基材を使用することもでき、また、
カードそのものの偽造・変造を防止する対策として、透
かしを入れるなどの、物理的手段による確認可能な偽造
防止用特殊加工を施してなる基材を使用することもでき
る。
【0144】基材の一般的な構成としては、支持体上に
接着層を積層してなる基材を挙げることができる。この
場合、接着層を支持体の全面に設けてもよく、あるいは
所望の部分のみに設けてもよい。
【0145】また、受像シートより転写される受像層を
含む転写層と、カード支持体との接着性が十分なとき
は、特に接着層を必要としない。
【0146】なお、前記基材には、必要に応じて、エン
ボス、サイン、ICメモリー、光メモリー、磁気記録
層、他の印刷等が設けられていてもよい。これらは、本
発明の画像記録体の製造工程のいずれかの時点(たとえ
ば、前記透明保護層を形成後など)において、さらには
製造後に設けることが可能である。
【0147】前記基材の支持体としては、たとえば紙、
コート紙、および合成紙(ポリプロピレン、ポリスチレ
ンもしくは、それらを紙とはり合せた複合材料)等の各
種紙類、白色の塩化ビニル系樹脂シート、白色のポリエ
チレンテレフタレートベースフィルム、透明のポリエチ
レンテレフタレートベースフィルム、ポリエチレンナフ
タレート、ABSベースフィルム、ASベースフィル
ム、ポリプロピレンベースフィルム、ポリスチレンベー
スフィルム等の各種プラスチックフィルムないしシー
ト、各種の金属で形成されたフィルムないしシート、各
種のセラミックス類で形成されたフィルムないしシート
等を挙げることができる。
【0148】支持体中には、後の工程で形成される画像
の鮮明性を高めるために、白色顔料たとえばチタンホワ
イト、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、シ
リカ、タルク、クレー、炭酸カルシウム等が添加されて
いるのが好ましい。
【0149】さらにまた、画像記録体を自動車免許証等
のIDカードとするのであれば、支持体を、前記白色顔
料とする塩化ビニル系樹脂やポリエステル樹脂、ポリオ
レフィン樹脂との組成物からなるシートもしくはフィル
ムで構成するのが一般的である。
【0150】支持体の厚みは通常100〜1,000μ
mが好ましく、より好ましくは200〜800μmであ
る。
【0151】(受像層の転写)本発明では、前記受像層
を前記接着層を形成したカード支持体の全表面に熱転写
により形成する。
【0152】本発明における受像層の転写方法は、本発
明の受像シートとカード基材を加熱されたゴムローラー
や、平板などで加熱圧着し、その後受像シートの基材を
剥離することで行われる。
【0153】本発明の画像記録装置には、画像記録体の
品質を落とさないようにするため、埃除去機構を備える
ことが望ましい。例えば、感熱転写記録用受像シート、
感熱転写記録用インクシート、保護層用感熱転写シート
などの各シートの表面等に付着した埃を粘着ローラで除
去したり、あるいは装置内に空気やイオン含有気体を送
気口から送り込み、装置内に浮遊する埃や上記各シート
に付着した埃を排気口から除去することが望ましい。
【0154】
【実施例】次に本発明の実施例について具体的に詳述す
る。なお、以下において「部」とあるのは「重量部」を
示す。
【0155】実施例1 (1)次のようにしてカードサイズの感熱転写記録用カ
ード基材を製造した。
【0156】まず、厚みが500μm、長さおよび幅が
200mmのポリエチレンテレフタレート(ダイアホイ
ル社製U−100)の両面に白色顔料(TiO2 )を1
2%含有した低密度ポリエチレンを50μmの厚みにエ
クストルージョンコートした支持体の両面をコロナ放電
処理したのち裏面に下記の組成を有する筆記層用塗工液
を塗布し、乾燥することにより、厚み20μmの筆記層
を形成した。
【0157】 <筆記層用塗工液> コロイダルシリカ 2.5部 ゼラチン 7.0部 硬膜剤(下記化2) 0.5部
【0158】
【化2】
【0159】 水 90.0部 次に、前記白色ポリエチレンコートされたシートの全表
面(筆記層とは反対側の面)に下記組成の接着層塗工液
をワイヤーバーコーティング法により塗布、乾燥し、厚
み5μmの接着層を形成した。
【0160】こうして得られたシートを縦54.0mm
×横85.5mmのカードサイズにしたものをカード基
材として用いた。
【0161】 <接着層塗工液> 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(ビニライトVYHH(ユニオンカーバイド )) 20部 溶剤:トルエン/メチルエチルケトン(1:1) 80部
【0162】(2)受像シートの作製 厚さ6μmの透明ポリエチレンテレフタレートフィルム
に下記の剥離層および受像層形成用塗工液をワイヤーバ
ーコーティング法により塗布、乾燥して乾燥膜厚2μm
の剥離層及び乾燥膜厚5μmの受像層を形成した。次い
で、反対面のコロナ処理されていない裏面にシリコーン
オイル(X−41,403A,信越化学(株)社製)を
スポイトで2滴たらして全面に広げ、背面処理コートを
行って10μmの受像シートを形成した。
【0163】 <剥離層用塗工液> アクリル樹脂(三菱レーヨン(株)ダイヤナールBR−85) 8.0部 ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(Tinuvin320 Ciba Ge igy社製) 2.0部 溶剤(トルエン/n−ブタノール=1:1) 90.0部 <受像層用塗工液> 塩化ビニル樹脂(信越化学工業(株)製、TK−300) 9.5部 溶剤(メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=8/2) 90.0部 シリコン樹脂(離型剤)(信越化学工業(株)製、X−24−8300) 0.5部
【0164】(3)昇華型熱転写記録用インクシートを
次のようにして製造した。
【0165】支持体として厚み6.0μmのポリエチレ
ンテレフタレートシートのコロナ放電処理された表面
に、下記組成の三種のインク層形成用塗工液をワイヤー
バーコーティング法により、乾燥後の厚みが1μmにな
るように、ポリエチレンテレフタレートシートの長手方
向に沿ってイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)に塗り分けられるように塗布し、その後に乾燥す
ることによってY,M,C3色の感熱転写記録用インク
シートを得た。
【0166】 <イエローインク層形成用塗工液> イエロー分散染料(三井東圧染料(株)製、MS Yellow) 3.0部 ポリビニルブチラール(重合度1700、Tg85.5℃、アセタール化度6 4モル%、アセチル基3モル%以下、積水化学工業(株)製、BX−1) 0.4部 ポリエステル変性シリコーン(信越化学工業(株)製、X−24−8310) 0.4部 トルエン 40.0部 メチルエチルケトン 40.0部 ジオキサン 10.0部
【0167】 <マゼンタインク層形成用塗工液> マゼンタ分散染料(三井東圧染料(株)製、MS Magenta) 5.0部 ポリビニルブチラール(重合度1700、Tg85.5℃、アセタール化度6 4モル%、アセチル基3モル%以下、積水化学工業(株)製、BX−1) 5.0部 ポリエステル変性シリコーン(信越化学工業(株)製、X−24−8310) 0.4部 トルエン 40.0部 メチルエチルケトン 40.0部 ジオキサン 10.0部
【0168】 <シアンインク層形成用塗工液> シアン分散染料(日本化薬(株)、カヤセットブルー136) 4.0部 ポリビニルブチラール(重合度1700、Tg85.5℃、アセタール化度6 4モル%、アセチル基3モル%以下、積水化学工業(株)製、BX−1) 0.4部 ポリエステル変性シリコーン(信越化学工業(株)製、X−24−8310) 0.4部 トルエン 40.0部 メチルエチルケトン 40.0部 ジオキサン 10.0部
【0169】(4)熱溶融性インク層を有する転写シー
トを次のようにして製造した。
【0170】すなわち、厚み4.5μmのポリエチレン
テレフタレートシートの表面に下記の組成を有する剥離
層用と色材層用からなる熱溶融性インク層用塗工液をワ
イヤーバー法により塗工し、乾燥することにより、各々
0.4μm、1.2μmになるようにし、全体として厚
み1.6μmの熱溶融性インク層を形成した。
【0171】 <熱溶融性インク層用塗工液> −剥離層用塗工液− エチレン−酢酸ビニル共重合体(三井デュポンケミカル社製、EV−210) 0.3部 カルナバワックス 9.7部 溶剤(メチルエチルケトン/メチルイソブチルケトン=1:1) 90.0部 −色材層用塗工液− エチレン−酢酸ビニル共重合体(三井デュポンケミカル社製、EV−40Y) 1.0部 カーボンブラック 6.0部 フェノール樹脂(荒川化学社製、タマノル526) 12.0部 メチルエチルケトン 80.0部
【0172】(5)次のようにして画像記録体を製造し
た。
【0173】まず、感熱転写記録用受像シートの受像層
と昇華型熱転写記録用インクシートのインク層とを重ね
合わせ、感熱転写記録用受像シート側からサーマルヘッ
ドを用いて出力0.23W/ドット、パルス幅0.3〜
4.5msec、ドット密度16ドット/mmの条件で
加熱することにより、受像層に階調性のある人物顔画像
を形成した。
【0174】次いで、この人物顔画像を有する受像層の
表面に、前記転写シートの熱溶融性インク層を重ね、サ
ーマルヘッドを用いて出力0.5W/ドット、パルス幅
1.0msec、ドット密度16ドット/mmの条件で
加熱することにより、文字情報を鏡像で受像層に転写し
た。
【0175】つぎに、受像層の表面に前記カード基材を
重ね、受像層の背面から直径が35mm、長さが70m
mのシリコーンゴム(ゴム強度80)製ヒートローラー
を用いて、温度210℃、圧力15kg/cm2 、転写
速度2.5cm/秒の条件で加圧加熱することにより、
カード基材の全面に前記受像層を転写し、転写後、受像
層用感熱転写シートの支持体を剥離した。
【0176】実施例2 実施例1の受像シートにおいて、剥離層に添加した紫外
線吸収剤を取り除き、代わりに受像層中にシアノアクリ
レート系紫外線吸収剤UVINUL N−35(BAS
Fジャパン株式会社)を0.5g/m2 となるように添
加した他は実施例1と同様にしてカードサンプルを作製
した。
【0177】実施例3 実施例2の受像シートにおいて、受像層に添加した紫外
線吸収剤の添加量を0.05g/m2 としたほかは実施
例2と同様にしてカードサンプルを作製した。
【0178】実施例4 実施例2の受像シートにおいて、受像層に添加した紫外
線吸収剤の添加量を0.03g/m2 としたほかは実施
例2と同様にしてカードサンプルを作製した。
【0179】実施例5 実施例1の受像シートにおいて、剥離層に添加した紫外
線吸収剤を取り除いた他は実施例1と同様にしてカード
サンプルを作製した。
【0180】比較例1 実施例1の受像シートの受像層を直接、前記カード基材
にワイヤーバーコーティング法で乾燥後の受像層膜厚が
10μmとなるように塗工したカード基材を受像シート
とし、このカード基材に直接前記昇華型熱転写記録用イ
ンクシートを用いて人物画像を、前記熱溶融性インクシ
ートを用いて文字画像を形成した。
【0181】比較例2 比較例1のカードサンプルを作製後、乾燥器内で110
℃、30分間熱処理したカードサンプルを比較例2とし
た。
【0182】比較例3 実施例1の前記昇華型熱転写記録用インクシートを用い
て人物画像を形成する工程でインクシートの裏面よりサ
ーマルヘッドで加熱したほかは実施例1と同様にしてカ
ードサンプルを作製した。
【0183】(評価)このようにして、実施例1〜5、
比較例1〜3で作製したカードサンプルを以下のような
評価方法で性能比較した。なお、比較例3については、
反射濃度と画像保存性について実施例1と比較した。
【0184】[定着性]カードの画像記録面に合成紙
(製品名「ユポ」王子油化製)を対面させ、40g/c
2 、60℃の条件下48時間保存した後の合成紙上の
色素の転写状態をみた。
【0185】[画像保存性]作製したカードサンプルを
キセノンウェザーメータ(70,000ルクス)中に7
2時間保存後の画像の反射濃度の減少をコニカ(株)社
製PDA−65を用いて測定した。
【0186】[耐溶剤性]作製したカードサンプルの人
物画像表面を、エタノールを浸した綿棒で10回擦過し
たときの画像の状態を観察した。
【0187】結果を表1、表2に示した。
【0188】
【表1】
【0189】
【表2】
【0190】上記表から明らかなように、本発明では色
素の定着性や、溶剤などに対する耐久性を向上させるこ
とができ、IDカードに求められる偽変造防止性を著し
く改善することができる。さらに、光に対する画像耐久
性をも向上させた画像記録体を提供することができる。
【0191】
【発明の効果】本発明によると、定着性、光安定性など
の画像保存性が著しく改善された画像記録体の製造方法
を提供することができる。
フロントページの続き (72)発明者 河村 朋紀 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に剥離層を設け、その上に少なく
    とも受像層を有する感熱転写記録用受像シートに、支持
    体上に昇華性染料を有する樹脂層を設けたインクシート
    を対面させて、前記受像シートの背面からサーマルヘッ
    ドを用いて像様に加熱することによって前記受像層に画
    像を形成した後、この受像シートを他の接着性表面を有
    するカード基材上に対面させ前記受像層を熱転写するこ
    とを特徴とする感熱転写記録体の製造方法。
  2. 【請求項2】前記剥離層および/または受像層に紫外線
    吸収剤を0.05〜5.0g/m2 含有することを特徴
    とする請求項1記載の感熱転写記録体の製造方法。
  3. 【請求項3】昇華型熱転写方式による階調情報含有画像
    と、溶融型熱転写方式または昇華型熱転写方式による非
    階調情報含有画像とを共に形成することを特徴とする請
    求項1又は2記載の感熱転写記録体の製造方法。
JP3223458A 1991-08-08 1991-08-08 感熱転写記録体の製造方法 Pending JPH0542776A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3223458A JPH0542776A (ja) 1991-08-08 1991-08-08 感熱転写記録体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3223458A JPH0542776A (ja) 1991-08-08 1991-08-08 感熱転写記録体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0542776A true JPH0542776A (ja) 1993-02-23

Family

ID=16798468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3223458A Pending JPH0542776A (ja) 1991-08-08 1991-08-08 感熱転写記録体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0542776A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5677398A (en) * 1995-04-13 1997-10-14 Mitsui Toatsu Chemicals, Inc. Epoxy acrylate resins and their uses

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5677398A (en) * 1995-04-13 1997-10-14 Mitsui Toatsu Chemicals, Inc. Epoxy acrylate resins and their uses

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3004104B2 (ja) 画像記録方法および画像記録装置
CN108602368B (zh) 印刷物的形成方法
JP3040716B2 (ja) 画像記録体およびその製造方法
US5254525A (en) Thermal transfer image recording material and method of its production
JP3800568B2 (ja) 保護層転写シート
US5358582A (en) ID card and method of its production
JPH054459A (ja) 感熱転写記録用受像シート
JP3183533B2 (ja) 感熱転写画像記録体およびその製造方法
JPH04344289A (ja) 画像記録体および画像記録体作成方法並びに画像記録体作成装置
JPH0542776A (ja) 感熱転写記録体の製造方法
JP3205017B2 (ja) 画像記録体の製造方法
JP3544683B2 (ja) 受像シートおよび受像シートの製造方法
JP3100616B2 (ja) 感熱転写記録用インクシート
JPH0542773A (ja) 感熱転写記録用受像シートの製造方法
JP3056237B2 (ja) 感熱転写記録用インクシート
JPH05595A (ja) 画像記録体
JPH0632076A (ja) Idカード、その製造方法及び熱溶融型感熱転写インクシート
JPH04338593A (ja) 画像記録体
JPH07205560A (ja) 受容層転写シート
JPH058559A (ja) 感熱転写記録用受像シートおよび感熱転写記録用インクシート
JPH04338595A (ja) 溶融型感熱転写記録用インクシ−トおよび画像記録体
JPH11277899A (ja) 保護層転写シート
JPH05221160A (ja) 感熱転写記録用インクシートおよび画像記録方法
JPH1134512A (ja) 画像形成方法
JPH07228062A (ja) 感熱転写画像形成方法及びそれに用いる感熱転写画像形成材料、中間転写媒体