JPH0543300A - セラミツクス素体の乾燥方法 - Google Patents
セラミツクス素体の乾燥方法Info
- Publication number
- JPH0543300A JPH0543300A JP22881991A JP22881991A JPH0543300A JP H0543300 A JPH0543300 A JP H0543300A JP 22881991 A JP22881991 A JP 22881991A JP 22881991 A JP22881991 A JP 22881991A JP H0543300 A JPH0543300 A JP H0543300A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramic body
- drying
- warm air
- water
- cloth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 肉厚のセラミックス素体を、亀裂や歪みを残
さず、しかも短期間で乾燥させることが可能な乾燥方法
を提供する。 【構成】 所定形状に成形されたセラミックス素体10
の内孔11中を、温風循環装置30の温風が通過するよ
うに温風循環パイプ31、32を設置する。さらにセラ
ミックス素体10を透湿性を有する布40で包囲する。
次いで温風循環装置を作動させて温風を循環させて乾燥
させる。
さず、しかも短期間で乾燥させることが可能な乾燥方法
を提供する。 【構成】 所定形状に成形されたセラミックス素体10
の内孔11中を、温風循環装置30の温風が通過するよ
うに温風循環パイプ31、32を設置する。さらにセラ
ミックス素体10を透湿性を有する布40で包囲する。
次いで温風循環装置を作動させて温風を循環させて乾燥
させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックス素体の乾
燥方法に関するものである。
燥方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、耐火物や陶磁器等のセラミッ
クス材料の成形方法として、スラリー状にした原料粉末
を成形型に流し込んで成形する、いわゆる鋳込み成形と
呼ばれる方法が広く用いられている。このような方法で
成形されたセラミックス素体は水分を多量に含んでいる
ため、焼成を行う前に一旦乾燥させて水分を少なくする
必要がある。
クス材料の成形方法として、スラリー状にした原料粉末
を成形型に流し込んで成形する、いわゆる鋳込み成形と
呼ばれる方法が広く用いられている。このような方法で
成形されたセラミックス素体は水分を多量に含んでいる
ため、焼成を行う前に一旦乾燥させて水分を少なくする
必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水分を含んだセラミッ
クス素体から水分が失われると、その部分で収縮が起こ
る。セラミックス素体の各部分から均一に水分が失われ
ると、収縮は等方向に起こり、素体に歪みが残らない。
ところがセラミックス素体の乾燥速度を速くすると、表
面部分において水分の蒸発が著しくなり、素体内部との
水分濃度に大きな差が生じる。その結果、素体内部に比
べて表面部分の収縮が早期に起こり、表面部分に歪みが
発生し、亀裂が生じ易くなる。また表面部分が乾燥して
固化した後も、内部に残った水分が乾燥する際に収縮が
起こり、素体内部に亀裂が生じることがある。
クス素体から水分が失われると、その部分で収縮が起こ
る。セラミックス素体の各部分から均一に水分が失われ
ると、収縮は等方向に起こり、素体に歪みが残らない。
ところがセラミックス素体の乾燥速度を速くすると、表
面部分において水分の蒸発が著しくなり、素体内部との
水分濃度に大きな差が生じる。その結果、素体内部に比
べて表面部分の収縮が早期に起こり、表面部分に歪みが
発生し、亀裂が生じ易くなる。また表面部分が乾燥して
固化した後も、内部に残った水分が乾燥する際に収縮が
起こり、素体内部に亀裂が生じることがある。
【0004】このためセラミックス素体、特に肉厚のセ
ラミックス素体の乾燥は、表面部分と内部の水分の濃度
差が大きくならないように、例えば自然乾燥のような、
非常に乾燥速度の遅い方法で行われている。しかしなが
らこのような方法では、素体の乾燥に長期間を費やさな
ければならず、効率良く乾燥させることが困難である。
ラミックス素体の乾燥は、表面部分と内部の水分の濃度
差が大きくならないように、例えば自然乾燥のような、
非常に乾燥速度の遅い方法で行われている。しかしなが
らこのような方法では、素体の乾燥に長期間を費やさな
ければならず、効率良く乾燥させることが困難である。
【0005】本発明の目的は、セラミックス素体に亀裂
や歪みを残さず、しかも短期間で乾燥させることが可能
なセラミックス素体の乾燥方法を提供することである。
や歪みを残さず、しかも短期間で乾燥させることが可能
なセラミックス素体の乾燥方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は種々の研究を
行った結果、セラミックス素体表面からの水分の蒸発量
を抑制し、且つ、素体内部における水分の拡散速度を速
めることにより、上記目的が達成できることを見いだ
し、本発明として提案するものである。
行った結果、セラミックス素体表面からの水分の蒸発量
を抑制し、且つ、素体内部における水分の拡散速度を速
めることにより、上記目的が達成できることを見いだ
し、本発明として提案するものである。
【0007】即ち、本発明のセラミックス素体の乾燥方
法は、所定形状に成形されたセラミックス素体を透湿性
を有する布で包囲した後、該セラミックス素体を加温し
て乾燥させることを特徴とする。
法は、所定形状に成形されたセラミックス素体を透湿性
を有する布で包囲した後、該セラミックス素体を加温し
て乾燥させることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明のセラミックス素体の乾燥方法は、セラ
ミックス素体を加温することによって、素体内部から表
面部分への水分の拡散速度が速くなり、表面からの水分
の蒸発速度が速くなる。このためセラミックス素体から
の水分の蒸発量が多くなるが、これが布全体の透湿量と
同等になると、即ち、布とセラミックス素体に囲まれる
空間が蒸気圧飽和の雰囲気になると、セラミックス素体
表面からの水分の蒸発が抑制される。この結果、素体内
部の各部分における水分濃度がほぼ均一になり、セラミ
ックス素体の収縮が等方向に進行する。なお、セラミッ
クス素体の乾燥が進み、水分の蒸発量が少なくなって布
全体の透湿量を下回るようになると、素体内部に比べて
表面部分の乾燥が進み、水分の濃度勾配が生じるが、こ
のときには素体の収縮がほぼ終わっており、水分濃度の
差による歪みが生じない。
ミックス素体を加温することによって、素体内部から表
面部分への水分の拡散速度が速くなり、表面からの水分
の蒸発速度が速くなる。このためセラミックス素体から
の水分の蒸発量が多くなるが、これが布全体の透湿量と
同等になると、即ち、布とセラミックス素体に囲まれる
空間が蒸気圧飽和の雰囲気になると、セラミックス素体
表面からの水分の蒸発が抑制される。この結果、素体内
部の各部分における水分濃度がほぼ均一になり、セラミ
ックス素体の収縮が等方向に進行する。なお、セラミッ
クス素体の乾燥が進み、水分の蒸発量が少なくなって布
全体の透湿量を下回るようになると、素体内部に比べて
表面部分の乾燥が進み、水分の濃度勾配が生じるが、こ
のときには素体の収縮がほぼ終わっており、水分濃度の
差による歪みが生じない。
【0009】本発明のセラミックス素体の乾燥方法にお
いて、使用する布は透湿性を有するものであれば、どの
ような材質のものでも使用できる。セラミックス素体表
面からの水分の蒸発速度は布の透湿能に制限されるが、
布の透湿能は、例えば布の一部分を非透湿性の布で覆う
ことにより調節することが可能である。
いて、使用する布は透湿性を有するものであれば、どの
ような材質のものでも使用できる。セラミックス素体表
面からの水分の蒸発速度は布の透湿能に制限されるが、
布の透湿能は、例えば布の一部分を非透湿性の布で覆う
ことにより調節することが可能である。
【0010】なお布のセラミックス素体を包囲する面
に、コーティング等によって遠赤外線を反射する層を形
成しておくと、セラミックス素体に与えられる加温エネ
ルギーが主として水分の蒸発に使用され、しかも水分の
蒸発によるセラミックス素体表面の温度低下を抑制する
ことができるため、効率良く乾燥を行うことができる。
に、コーティング等によって遠赤外線を反射する層を形
成しておくと、セラミックス素体に与えられる加温エネ
ルギーが主として水分の蒸発に使用され、しかも水分の
蒸発によるセラミックス素体表面の温度低下を抑制する
ことができるため、効率良く乾燥を行うことができる。
【0011】また本発明のセラミックス素体の乾燥方法
において、素体を加温する方法としては種々の方法が適
用できるが、例えば素体に通電して発熱させる方法や、
素体と布との間に湿潤な温風を循環させる方法がセラミ
ックス素体を効率良く加温することができるために好ま
しい。また中空部分を有する素体の場合には、中空部分
に湿潤な温風を循環させる方法が特に有効である。
において、素体を加温する方法としては種々の方法が適
用できるが、例えば素体に通電して発熱させる方法や、
素体と布との間に湿潤な温風を循環させる方法がセラミ
ックス素体を効率良く加温することができるために好ま
しい。また中空部分を有する素体の場合には、中空部分
に湿潤な温風を循環させる方法が特に有効である。
【0012】
【実施例】以下、本発明のセラミックス素体の乾燥方法
を図1を使用して説明する。図中、10はセラミックス
素体、20は載置台、30は温風循環装置、40は布を
示している。
を図1を使用して説明する。図中、10はセラミックス
素体、20は載置台、30は温風循環装置、40は布を
示している。
【0013】まず鋳込み成形により、肉厚50mm、長
さ2000mm、直径370mm、重量250kgの円
筒形のセラミックス素体10を作製した。このセラミッ
クス素体10の水分濃度は約13wt%であった。
さ2000mm、直径370mm、重量250kgの円
筒形のセラミックス素体10を作製した。このセラミッ
クス素体10の水分濃度は約13wt%であった。
【0014】次いでセラミックス素体10を載置台20
上に載置した後、温風循環装置30からの温風が、セラ
ミックス素体10の内孔11中を通過するように、温風
循環パイプ31、32を設置した。さらにセラミックス
素体10を、透湿能0.6gH2 O/min./m2 の
布40で包囲した。なお、セラミックス素体10と布4
0との間にスペーサー(図示せず)を介在させて、両者
の間に約20mmの間隔を設けた。
上に載置した後、温風循環装置30からの温風が、セラ
ミックス素体10の内孔11中を通過するように、温風
循環パイプ31、32を設置した。さらにセラミックス
素体10を、透湿能0.6gH2 O/min./m2 の
布40で包囲した。なお、セラミックス素体10と布4
0との間にスペーサー(図示せず)を介在させて、両者
の間に約20mmの間隔を設けた。
【0015】このような状態で温風循環装置を作動さ
せ、セラミックス素体10の乾燥を行ったところ、10
日間の乾燥でセラミックス素体10を焼成可能な状態
(水分濃度約4wt%)にすることができた。またセラ
ミックス素体10には全く亀裂が認められなかった。な
お、循環させる温風の温度は45〜50℃に保持し、ま
た飽和水蒸気圧を維持するように温風の循環回路を密閉
構造とした。
せ、セラミックス素体10の乾燥を行ったところ、10
日間の乾燥でセラミックス素体10を焼成可能な状態
(水分濃度約4wt%)にすることができた。またセラ
ミックス素体10には全く亀裂が認められなかった。な
お、循環させる温風の温度は45〜50℃に保持し、ま
た飽和水蒸気圧を維持するように温風の循環回路を密閉
構造とした。
【0016】また比較のために、上記と同じようにして
作製したセラミックス素体を自然乾燥させたところ、焼
成可能な状態になるまで約3か月を要した。
作製したセラミックス素体を自然乾燥させたところ、焼
成可能な状態になるまで約3か月を要した。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のセラミッ
クス素体の乾燥方法によれば、歪みや亀裂を残すことな
く、セラミックス素体を短期間で乾燥させることが可能
であるため、特に肉厚のセラミックス素体の乾燥に好適
である。
クス素体の乾燥方法によれば、歪みや亀裂を残すことな
く、セラミックス素体を短期間で乾燥させることが可能
であるため、特に肉厚のセラミックス素体の乾燥に好適
である。
【図1】本発明の実施例を示す説明図である。
10 セラミックス素体 30 温風循環装置 40 布
Claims (2)
- 【請求項1】 所定形状に成形されたセラミックス素体
を透湿性を有する布で包囲した後、該セラミックス素体
を加温して乾燥させることを特徴とするセラミックス素
体の乾燥方法。 - 【請求項2】 透湿性を有する布が、セラミックス素体
を包囲する面の少なくとも一部に遠赤外線を反射する層
を有してなることを特徴とする請求項1のセラミックス
素体の乾燥方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22881991A JPH0543300A (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | セラミツクス素体の乾燥方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22881991A JPH0543300A (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | セラミツクス素体の乾燥方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0543300A true JPH0543300A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16882361
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22881991A Pending JPH0543300A (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | セラミツクス素体の乾燥方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0543300A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002057075A3 (en) * | 2001-01-17 | 2003-02-27 | Ibm | Multi-level web structure in use for thin sheet processing |
| KR100408699B1 (ko) * | 2001-02-14 | 2003-12-06 | 연규석 | 폴리머 콘크리트 원심력관의 제조방법 |
-
1991
- 1991-08-14 JP JP22881991A patent/JPH0543300A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002057075A3 (en) * | 2001-01-17 | 2003-02-27 | Ibm | Multi-level web structure in use for thin sheet processing |
| KR100408699B1 (ko) * | 2001-02-14 | 2003-12-06 | 연규석 | 폴리머 콘크리트 원심력관의 제조방법 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2376256A1 (en) | Method for the production of slabs of ceramic material | |
| US4341724A (en) | Method for the manufacture of ceramic products | |
| SU620766A1 (ru) | Способ сушки древесины | |
| JP3986609B2 (ja) | 木材の乾燥装置 | |
| JPH0116788B2 (ja) | ||
| JPH0611482B2 (ja) | セラミック鋳込成形物の乾燥方法 | |
| JPS5841756A (ja) | 無機硬化体の製法 | |
| USRE28020E (en) | Kiln drying process | |
| JPH1143384A (ja) | 無機質板の製造方法 | |
| JPH07109166A (ja) | セラミックス成形体の乾燥方法 | |
| JPH081614A (ja) | 乾燥木材の製造方法 | |
| JP2005281094A (ja) | セラミックス成形体の乾燥方法 | |
| JP3530974B2 (ja) | 無機質板の製造方法 | |
| JPH06275162A (ja) | セラミック成形体の乾燥方法およびそれに用いる装置 | |
| JPH0524902A (ja) | 泥漿鋳込み成形体の乾燥方法 | |
| JPH0585884A (ja) | 単結晶引上装置のインナーシールド | |
| RU2115635C1 (ru) | Способ термовлажностной обработки известково-кремнеземистых строительных изделий автоклавного твердения | |
| JPH01153582A (ja) | コンクリートパネルの養生方法 | |
| JP3557456B2 (ja) | 中子・鋳型を使用した粉体の成形方法 | |
| JPS63180342A (ja) | 大型セラミツクモ−ルドの硬化方法 | |
| JPH0523926B2 (ja) | ||
| SU833901A1 (ru) | Способ тепловлажностной обработкибЕТОННыХ и жЕлЕзОбЕТОННыХ из-дЕлий | |
| JPH054882A (ja) | 養生用オートクレーブ装置 | |
| JPS60108046A (ja) | タンポンの製造方法 | |
| JPH0547511B2 (ja) |