JPH0543541Y2 - - Google Patents

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JPH0543541Y2
JPH0543541Y2 JP1988073620U JP7362088U JPH0543541Y2 JP H0543541 Y2 JPH0543541 Y2 JP H0543541Y2 JP 1988073620 U JP1988073620 U JP 1988073620U JP 7362088 U JP7362088 U JP 7362088U JP H0543541 Y2 JPH0543541 Y2 JP H0543541Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、選択度特性と群遅延時間特性の向
上を両立させた高周波バンドパスフイルタ回路に
関し、例えばFMチユーナのIF(中間周波増幅)
段に用いた場合に混信およびひずみの少ない再生
出力が得られるものである。
〔従来の技術〕
FMチユーナのIF段は、10.7MHzを中心として
周波数変調された中間周波数信号を増幅する回路
で、バンドパス・フイルタと増幅器の組合せで構
成されている。バンドパス・フイルタには従来よ
りセラミツクフイルタやSAWフイルタ(表面弾
性波フイルタ)等が用いられてきた。
IF段における重要な特性としてバンドパス・
フイルタの選択度特性と群遅延時間特性がある。
選択度特性は所要帯域(例えば約10.7MHz±
200KHz)のみを通過させて他を除去する特性で
ある。選択度特性が悪いと混信の原因となる。群
遅延時間特性は入出力の位相変化の特性で、所要
帯域内においてできるだけフラツトであることが
望ましい。群遅延時間特性が悪いと再生出力のひ
ずみの原因となる。
〔考案が解決しようとする課題〕
セラミツクフイルタに限らず従来のバンドパ
ス・フイルタは選択度特性と群遅延時間特性が両
立しなかつた。すなわち、第2図に示すように、
振幅特性が単峰特性でかつ群遅延時間特性が双峰
特性の高周波バンドパスフイルタにおいては選択
度が高い(振幅特性の変化が急峻すなわち帯域外
での減衰率が大きい)と群遅延時間特性が悪くな
り(フラツトでなくなる)、群遅延時間特性が良
いと選択度が低くなつていた。
この考案は、前記従来の技術における欠点を解
決して、振幅特性が単峰特性でかつ群遅延時間特
性が双峰特性の高周波バンドパスフイルタにおい
て、選択度特性の向上と群遅延時間特性の向上を
両立させようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕 この考案は、単体での特性は、振幅特性が単峰
特性でかつ群遅延時間特性が双峰特性であつて、
かつ選択度を高めると群遅延特性の非平坦度が増
強される特性を有する種類の高周波バンドパスフ
イルタ手段と、この高周波バンドパスフイルタ手
段の出力の一部をその入力へ帰還する帰還手段と
を具備してなり、前記帰還手段の帰還量が、当該
帰還手段が無い場合に比べて群遅延時間特性が平
坦化する値に設定されていることを特徴とするも
のである。
〔作用〕
この考案によれば、高周波バンドパスフイルタ
手段の出力の一部をその入力へ帰還するようにし
たので、帰還量に応じて選択度特性および群遅延
時間特性を変化させることができ、例えば帰還量
を大きくすれば、いずれの特性もより単峰特性に
近づいていくのでその過程において、選択度特性
を良好に保ちつつ群遅延時間特性を平坦化するこ
とができ、例えばFMチユーナのIF段に使用した
場合、混信を防止しかつひずみの少ない再生出力
を得ることができる。
〔実施例〕
この考案をFMチユーナのIF段に適用した一実
施例を以下説明する。
第1図は、この考案を適用したFMチユーナIF
段の概要を示したものである。入力端子10には
フロントエンド部の出力として10.7MHzを中心と
して周波数変調された中間周波数信号が入力され
る。この信号はバツフアアンプ12を介してセラ
ミツクフイルタ14に入力される。セラミツクフ
イルタ14は単体での特性は、振幅特性が単峰特
性でかつ群遅延時間特性が双峰特性の高周波バン
ドパス・フイルタを構成し、入力信号を中心周波
数(約10.7MHz)の前後(約±200KHz)に亘る
所要帯域でのみ通過させる。セラミツクフイルタ
14の出力はアンプ16で増幅され、出力バツフ
ア18を介して出力端子20に導かれる。出力端
子20に導かれた中間周波数信号は後段のFM検
波回路に入力される。また、バツフアアンプ18
の出力は一部が半固定抵抗22を介して入力に負
帰還される。
セラミツクフイルタ14は単体では前記第2図
に示したように帯域を狭めて選択度を上げると群
遅延時間特性が悪化する。ところが、第1図のよ
うに帰還をかけると選択度特性および群遅延時間
特性の双方を見掛け上変化させることができる。
この理由は以下のとおりである。中心周波数よ
りずれた周波数の入力信号に対する出力信号の位
相は本来素子が有している群遅延時間特性に相当
する分だけずれて入力へ戻される。入力で加算さ
れるとずれ分だけ入力信号のレベルが低下する。
この結果回路としての動作振幅特性は中心周波数
をピークとする単峰特性を呈することになり、全
体としての選択度特性は見掛け上尖鋭化され向上
する。また群遅延時間特性についても回路として
の単峰振幅特性により位相変化分も中心周波数か
ら離れるにつれて抑制される。この様子を第3図
に示す。
第3図によれば帰還のかけ方により選択度を確
保しつつ群遅延時間特性を平坦化することができ
る。すなわち、帰還をかけない場合に比べて、群
遅延時間特性が平坦化する値に帰還量を設定す
る。なお、帰還量の変化は第1図中の半固定抵抗
22により行なう。
第1図の回路の具体例を第4図に示す。入力端
子10から入力された中間周波数信号は、帰還量
調整用半固定抵抗22、コレクタ接地形入力バツ
フア回路12、インピーダンスマツチング用抵抗
24を介してセラミツクフイルタ14に入力され
る。セラミツクフイルタ14は薄いセラミツク基
板26上に入力側電極28と出力側電極30と共
通電極32を設けて構成されている。セラミツク
フイルタ14の出力はインピーダンスマツチング
用抵抗32を介してベース接地形アンプ16で増
幅され(ゲインは抵抗36,38の比で決ま
る。)、コレクタ接地形出力バツフア回路18、コ
ンデンサ34を介して出力端子20に導かれる。
この出力は帰還量調整用半固定抵抗22を介して
コレクタ接地形バツフア12に帰還される。
〔変更例〕
前記実施例ではセラミツクフイルタを用いた場
合について示したが、この考案は単体での特性
は、振幅特性が単峰特性でかつ群遅延時間特性が
双峰特性であつて、かつ選択度を高めると群遅延
特性の非平坦度が増強される特性を有する種類の
SAWフイルタその他各種の高周波バンドパス・
フイルタに適用することができる。
また、前記実施例ではこの考案をFMチユーナ
のIF段に適用した場合について示したが各種装
置の高周波バンドパス・フイルタに適用すること
ができる。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、高周波
バンドパスフイルタ手段の出力の一部をその入力
へ帰還するようにしたので、帰還量に応じて見掛
け上の選択度特性および群遅延時間特性を変化さ
せることができる。そして、この帰還量を、帰還
が無い場合に比べて群遅延時間特性が平坦化する
値に設定するようにしたので、選択度特性を良好
に保ちつつ群遅延時間特性を平坦化することがで
き、例えばFMチユーナのIF段に使用した場合、
混信を防止しかつひずみの少ない再生出力を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案をFMチユーナのIF段に適
用した一実施例を示す回路図である。第2図は、
セラミツクフイルタの振幅特性および群遅延時間
特性を示す図である。第3図は、第1図の回路に
よる振幅特性および群遅延時間特性を示す図であ
る。第4図は、第1図の回路の具体例を示す回路
図である。 14……セラミツクフイルタ、22……帰還量
調整用半固定抵抗。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 単体での特性は、振幅特性が単峰特性でかつ群
    遅延時間特性が双峰特性であつて、かつ選択度を
    高めると群遅延特性の非平坦度が増強される特性
    を有する種類の高周波バンドパスフイルタ手段
    と、 この高周波バンドパスフイルタ手段の出力の一
    部をその入力へ帰還する帰還手段と を具備してなり、 前記帰還手段の帰還量が、当該帰還手段が無い
    場合に比べて群遅延時間特性が平坦化する値に設
    定されていることを特徴とする高周波バンドパス
    フイルタ回路。
JP1988073620U 1988-06-02 1988-06-02 Expired - Lifetime JPH0543541Y2 (ja)

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JP1988073620U JPH0543541Y2 (ja) 1988-06-02 1988-06-02

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Publication Number Publication Date
JPH01177610U JPH01177610U (ja) 1989-12-19
JPH0543541Y2 true JPH0543541Y2 (ja) 1993-11-02

Family

ID=31298757

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS606134B2 (ja) * 1975-06-24 1985-02-15 松下電器産業株式会社 Rc アクテイブバンドリ ジエクトフイルタ
JPS56103523A (en) * 1980-01-22 1981-08-18 Fujitsu Ltd Active filter circuit
GB2136235B (en) * 1983-02-22 1986-07-09 Philips Electronic Associated Rc active filter device

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Publication number Publication date
JPH01177610U (ja) 1989-12-19

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