JPH0543543B2 - - Google Patents

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JPH0543543B2
JPH0543543B2 JP2219570A JP21957090A JPH0543543B2 JP H0543543 B2 JPH0543543 B2 JP H0543543B2 JP 2219570 A JP2219570 A JP 2219570A JP 21957090 A JP21957090 A JP 21957090A JP H0543543 B2 JPH0543543 B2 JP H0543543B2
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JP
Japan
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piston
booster
negative pressure
boss
sleeve
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JP2219570A
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Takayoshi Shinohara
Toshuki Suwa
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Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP2219570A priority Critical patent/JPH04103455A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 A 発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、ブースタシエルに、その内部を前部
シエル室と後部シエル室とに仕切る隔壁板を固設
し、前部シエル室を前側の前負圧室と後側の前部
作動室とに区画する前部ブースタピストン及びそ
の後面に重合される前部ダイヤフラムと、後部シ
エル室を前側の後部負圧室と後側の後部作動室と
に区画する後部ブースタピストン及びその後面に
重合される後部ダイヤフラムとを、前記隔壁板を
貫通して出力杆に連なるピストンボスの前部及び
後部に気密に固定し、前記ピストンボスの後端に
連設されてブースタシエルの後壁に摺動自在に支
承される弁筒内に、前後動可能の入力杆と、この
入力杆の前後動に応じて両作動室を大気と両負圧
室とに連通切換えする制御弁とを配設したタンデ
ム型負圧ブースタに関する。
(2) 従来の技術 かかるタンデム型負圧ブースタは、既に本出願
人により提案されており、例えば特開平1−
122766号公報により公知である。
上記タンデム型負圧ブースタは、ピストンボス
に前、後部ブースタピストンと前、後ダイヤフラ
ムを結着する手段として、ピストンボス、前部ブ
ースタピストンに連設されてピストンボスの前端
部に重合される連結筒の隔壁板、およびピストン
ボスの後端部に重合される押え板の3つの部材を
複数本の通しボルトで結合しており、これにより
隔壁板とピストンボスの前端部間に前部ブースタ
ピストンと前部ダイヤフラムを固定し、且つ押え
板とピストンボスの後端部間に後部ブースタピス
トンと後部ダイヤフラムを固定している。
(3) 発明が解決しようとする課題 ところで、上記従来のタンデム型負圧ブースタ
は、複数本の通りボルトをピストンボス、隔壁
板、および押え板を貫通させて締め付ける必要が
あるため、部品点数が増加するだけでなく、その
組立作業に多くの手間と時間を要するという問題
がある。
上記問題を解決するために、ピストンボスの外
周にスリーブを嵌合させてセツトリングで係止
し、前記スリーブを介して前、後部ブースタピス
トン及び前、後部ダイヤフラムをそれぞれピスト
ンボスの前部及び後部に気密に固定し、これによ
り従来の通しボルトを廃止して組付け性の向上を
図ることが考えられる。しかしながら、上述のよ
うにすると、万一セツトリングが脱落した場合に
スリーブが軸方向に移動してしまい、その結果
前、後部ブースタピストン及び前、後部ダイヤフ
ラムがピストンボスから分離して負圧ブースタの
機能が損なわれる虞れがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、ピス
トンボスに前、後部ブースタピストンと前、後部
ダイヤフラムを結着するスリーブを係止するため
のセツトリングが万一脱落しても、その機能を保
持し得るタンデム型負圧ブースタを提供すること
を目的とする。
B 発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明のタンデム
型負圧ブースタは、前部ブースタピストンの内周
端に形成した爪とピストンボスの前端に形成した
切欠きとにより前記ブースタピストンとピストン
ボスをバヨネツト結合すると共に、スリーブを前
記ブースタピストンとピストンボスの双方に相対
回転不能に凹凸係合させ、そのスリーブの前端と
前部ブースタピストンで前部ダイヤフラムの内周
ビードを挟圧してピストンボスの前部に固定し、
且つ前記ストツパ部材とスリーブの後端で後部ブ
ースタピストンの内周端と後部ダイヤフラムの内
周ビードを挟圧してピストンボスの後部に固定し
たことを特徴とする。
(2) 作 用 上記構成によれば、先ずピストンボスの前端に
形成した切欠きに前部ブースタピストンの内周端
に形成した爪を嵌合させた後、両者を相対回転さ
せることにより該ピストンボスと前部ブースタピ
ストンを一体にバヨネツト結合させる。次にピス
トンボスの外周にスリーブを嵌合させ、このスリ
ーブをピストンボスと前部ブースタピストンの両
者に凹凸係合させることにより、ピストンボスと
前部ブースタピストンの相対回転を規制して前記
バヨネツト結合が外れることを防止する。このと
き、スリーブの前端と前部ブースタピストンとの
間に前部ダイヤフラムの内周ビードが挟圧固定さ
れる。次にピストンボスにストツパ部材を装着す
ることにより、このストツパ部材とスリーブの後
端の間に後部ブースタピストンの内周端と後部ダ
イヤフラムの内周ビードが挟圧固定され、同時に
ピストンボスに嵌合したスリーブの脱落が防止さ
れる。
さて、ストツパ部材が何らかの理由でピストン
ボスから脱落すると、後部ブースタピストンと後
部ダイヤフラムがピストンボスから分離して後部
負圧室及び後部作動室は相互に連通し、その部分
のブースタ機能は失われる。しかしながら、前部
ブースタピストンと前部ダイヤフラムがバヨネツ
ト結合されており、しかも両者の相対回転がスリ
ーブとの凹凸係合により規制されているため、前
部ブースタピストンと前部ダイヤフラムがピスト
ンボスから直ちに脱落することが防止され、その
結果前部負圧室と前部作動室によるブースタ機能
が残存してブレーキの効力が保持される。
(3) 実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説
明する。
第1図において、タンデム型負圧ブースタBの
ブースタシエル1の前面には、該ブースタBによ
り作動されるブレーキマスタシリンダMが取付け
られる。
ブースタシエル1は、対向端を相互に結合する
前後一対のシエル半体1a,1bと、両シエル半
体1a,1b間に挟止されてブースタシエル1内
部を前部シエル室2と後部シエル室3とに仕切る
隔壁板1cとから構成され、後部シエル半体1b
が図示しない車体に支持される。
前部シエル室2は、それに前後往復動可能に収
容される前部ブースタピストン4と、その後面に
重合結着されると共に前部シエル半体1aと隔壁
板1c間に挟着される前部ダイヤフラム5とによ
り、前側の前部負圧室2aと後側の前部作動室2
bとに区画される。また後部シエル室3は、それ
に前後往復動可能に収容される後部ブースタピス
トン6と、その後面に重合結着され、且つ隔壁板
1cと共に両シエル半体1a,1b間に固着され
る後部ダイヤフラム7とにより、前側の後部負圧
室3aと後側の後部作動室3bとに区画される。
鋼板により環状に成形された前、後部ブースタ
ピストン4,6は合成樹脂製のピストンボス10
の前端および後端にそれぞれ結着され、両ブース
タピストン4,6の間に位置するように、ピスト
ンボス10の外周に嵌合するスリーブ12が隔壁
板1cにブツシユ8及びシール部材9を介して摺
動自在に支承される。
即ち、第3図及び第4図を併せて参照すると明
らかなように、ピストンボス10には、深さが該
ボス10の長さの略半分に達する円形凹部11が
前端面に形成され、その円形凹部11の開口部周
縁にはフランジ10aが突設される。フランジ1
0aには円周方向に等間隔に4個の切欠き10b
が形成されると共に、そのフランジ10aの前面
には1個のストツパ10cが突設される。一方、
前記ピストンボス10に固着される前部ブースタ
ピストン4の内周端には、ピストンボス10のフ
ランジ10aの後面に当接するフランジ4aが形
成され、このフランジ4aの前方位置には前記ピ
ストンボス10の切欠き10bと略同形の4個の
爪4bが切起しにより形成される。而して、前部
ブースタピストン4がピストンボス10の前端に
固定された状態では、後から詳述するように、そ
のピストンボス10のフランジ10aが前部ブー
スタピストン4のフランジ4aと爪4bにより前
後から挟持されてバヨネツト結合される。
ピストンボス10の外周に嵌合するスリーブ1
2の前端の内周には溝12aが軸方向に形成さ
れ、この溝12aに係合可能な突起4cが前部ブ
ースタピストン4の内周端に軸方向に形成される
(第1図及び第3図参照)。また、スリーブ12の
内周に軸方向に形成した他の溝12bには、ピス
トンボス10の外周に軸方向に形成した突起10
dが係合する(第1図及び第2図参照)。従つて、
スリーブ12がピストンボス10の外周に嵌合し
た状態では、溝12aと突起4cの係合、及び溝
12bと突起10dの係合により、前部ブースタ
ピストン4とピストンボス10は共にスリーブ1
2に対して相対回転不能に結合され、その結果前
部ブースタピストン4とピストンボス10同士も
相対回転不能に結合される。
このようにして、ピストンボス10の外周にス
リーブ12が嵌合すると、そのスリーブ12の前
端と前部ブースタピストン4の内周端との間に前
部ダイヤフラム5の内周ビード5aが挟圧されて
ピストンボス10の前部に強固に固着される。ま
たスリーブ12の後端には、後部ブースタピスト
ン6の内周端と後部ダイヤフラム7の内周ビード
7aが重合した状態で係合し、その内周ビード7
aの後面がストツパ部材としてのセツトリング1
3により係止される。即ち、セツトリング13
は、その内周に突設した多数の爪13aでピスト
ンボス10の後端に形成した環状溝10eに係止
され、このセツトリング13により後部ブースタ
ピストン6と後部ダイヤフラム7がピストンボス
10の後部に強固に固着されると共に、ピストン
ボス10に嵌合するスリーブ12の軸方向の移動
が規制される。
尚、後部作動室2b,3bを後述の制御弁32
を介して大気に連通させるべく、ピストンボス1
0に第1ポート14が形成される。第2図および
第3図を併せて参照すると明らかなように、第1
ポート14はピストンボス10の後端部を半径方
向に貫通して後部作動室3bと制御弁32とを連
通する通路14a、ピストンボス10の内部に軸
方向に形成された断面円弧状の通路14b、この
通路14bの前端からスリーブ12の内部まで半
径方向外側に立ち上がる通路14c、およびスリ
ーブ12の内部に軸方向に形成されて前部作動室
2bに連通する通路14dより構成される。ま
た、前、後部作動室2b,3bを前記第1ポート
14および制御弁32を介して前、後部負圧室2
a,2bに連通させる第2ポート15は、ピスト
ンボス10の内部を軸方向に貫通して制御弁32
と前部負圧室2aを接続する断面円弧状の通路1
5a、この通路15aの中間からスリーブ12の
内部まで半径方向外側に立ち上がる通路15b、
および前記通路15bから軸方向後方に延びて後
部負圧室3aの最後部に連通する通路15cより
構成される。その際、ピストンボス10とスリー
ブ12に亘つて形成された通路14c,15bの
位置合わせをすべく、前記突起10dと溝12b
によりピストンボス10とスリーブ12の回転方
向の位置決めが行われる。そして、前記通路14
cの前後に位置するようにピストンボス10の外
周に形成した2本のシール溝10eに装着された
Oリング16により、ピストンボス10の外周と
スリーブ12の内周の接触面がシールされる。而
して、前部作動室2bに連通する第1ポート14
はOリング16により前部負圧室2aと後部負圧
室3aとの連通を阻止されると共に、両負圧室2
a,3aに連通する第2ポート15は後部ダイヤ
フラム7の内周ビード7aとOリング16により
後部作動室3bと前部作動室2bとの連通を阻止
される。
ピストンボス10の前端に形成した円形凹部1
1の外周と前部シエル半体1aとの間には戻しば
ね23が縮設され、この戻しばね23のばね力に
よりピストンボス10、即ち両ブースタピストン
4,6は常に後退方向へ付勢される。両ブースタ
ピストン4,6の後退限は、後部ダイヤフラム6
の後面に多数隆起した突起24がブースタシエル
1の後壁に当接することにより規制される。
前部負圧室2aは、負圧導入管29を介して図
示しない負圧源(例えば内燃機関の吸気マニホー
ルド内部)と接続されると共に、ピストンボス1
0に形成された第2ポート15を介して後部負圧
室3aと連通される。また前、後部作動室2b,
3bはピストンボス10に形成された第1ポート
14を介して相互に連通されると共に制御弁32
により前、後部負圧室2a,3aと、ブースタシ
エル1の後端に連なる後方延長筒26の端壁26
aに開口する大気導入口33とに交互に連通切換
えされる。
ピストンボス10の後部に連設した弁筒25内
には、ブレーキペダル34に連なる入力杆35
と、これにより制御される前記制御弁32が次の
ように設けられる。即ち、弁筒25内の前部には
弁ピストン38が摺合され、この弁ピストン38
には、前記大気導入口33を貫通した入力杆35
の前端が首振り可能に結合される。また弁筒25
の内周面には環状の第1弁座39が突設され、こ
れに囲繞される環状の第2弁座40が弁ピストン
38の後端面に形成され、これら弁座39,40
と協働する弁体41が弁筒25内に配設される。
弁体41はゴム製であつて、前後両端を開放した
筒状をなしており、その後端部即ち基端部41a
は、弁筒25の内周面に嵌着された保持筒42に
より、弁筒25内周面との密着状態に保持され
る。この弁体41は、上記基端部41aから半径
方向内方へ屈曲した薄肉の可撓部41b、及びこ
の可撓部41bの前端に連なる肉厚の弁部41c
を備えており、その弁部41cは前記第1及び第
2弁座39,40に対向して配置される。而し
て、弁部41cは可撓部41bの変形により前後
移動が可能であつて、前進時には第1及び第2弁
座39,40に着座し、後退時には保持筒42の
前端で受止められる。
弁部41cには環状の補強板43が埋設され、
これと入力杆35との間には、弁部41cを両弁
座39,40に向つて付勢する弁ばね44が縮設
される。弁筒25の内面には、第1弁座39の外
側で前記第2ポート15の一端が、また同弁座3
9の内側で前記第1ポート14の一端がそれぞれ
開口する。また第2弁座40の内側は弁体41及
び保持筒42の中空部を通して大気導入口33と
連通する。而して、弁体41、弁ばね44、第1
弁座39及び第2弁座40により制御弁32が構
成される。
入力杆35及び保持筒42間には、入力杆35
をその後退限に向つて付勢する戻しばね45が縮
設される。入力杆35の後退限は、入力杆35に
進退調節可能に螺合したストツパ板46が後方延
長筒26の端壁26a内面にワツシヤ48を介し
て当接することにより規制される。したがつて、
ストツパ板46を回せば、ストツパ板46と入力
杆35との螺合位置が変わるので、入力杆35の
後退限を前後に調節することができる。この調節
後のストツパ板46の固定は、同じく入力杆35
に螺合したロツクナツト47の緊締により行われ
る。上記ワツシヤ48には、これが大気導入口3
3を閉塞しないように通気孔48aが穿設されて
いる。
弁筒25には、大気導入口33から弁筒25内
に取入れる空気を濾過するためのエアフイルタ4
9が入力杆35を取巻いて装着される。このエア
フイルタ49は入力杆35と弁筒25との相対変
位を妨げないように適度な柔軟性を有する。
ピストンボス10には、その前面中心部に突設
されたピストン部37と、このピストン部37の
前面及び弁筒25内に両端が開口するシリンダ孔
36とが設けられる。そしてシリンダ孔36に
は、前記弁ピストン38と一体または弁ピストン
38に当接する反力ピストン52が摺合され、ピ
ストン部37には、反力ピストン52に対向する
弾性ピストン50を内部に保持する出力シリンダ
51が摺合される。出力シリンダ51の前面には
出力杆53が突設され、この出力杆53は前記ブ
レーキマスタシリンダMのピストン55に連接さ
れる。
次にこの実施例の作用を説明する。先ず負圧ブ
ースタBの休止状態では、第1図に示すように、
入力杆35は後退限に位置し、制御弁32は、弁
部41cを第1及び第2弁座39,40に着座さ
せて前、後部両作動室2b,3bを両負圧室2
a,3a及び大気導入口33のいずれとも不通に
した中立状態にあり、このような制御弁32によ
り、両負圧室2a,3aには、負圧導入管29を
通して供給される負圧源の負圧が蓄えられ、両作
動室2b,3bには、大気により適当に希釈され
た負圧が保持される。こうして前、後部ブースタ
ピストン4,6には、前部の負圧室2aと作動室
2b、後部の負圧室3aと作動室3bの各間に生
じる気圧差により僅かな前進力が与えられるが、
これらの前進力と戻しばね23の弾発力とが釣合
つて、両ブースタピストン4,6は後退限から僅
かに前進したところで停止している。
いま、車両を制動すべくブレーキペダル34を
踏込み、入力杆35及び弁ピストン38を前進さ
せれば、当初、両ブースタピストン4,6は不動
であるから、第2弁座40が弁部41cから直ち
に離れて両作動室2b,3bを大気導入口33に
連通させる。その結果、大気が大気導入口33か
ら第2弁座40及び第1ポート14を通して両作
動室2b,3bに素早く導入され、該室2b,3
bを両負圧室2a,3aより高圧にするので、第
5図に示すように、それらの気圧差に基づく大き
な前進力を得て両ブースタピストン4,6は戻し
ばね23の力に抗して応答良く前進し、出力杆5
3を介してブレーキマスタシリンダMのピストン
55を前方へ駆動する。こうして、ブレーキマス
タシリンダMをブレーキペダル34の踏込みに遅
れなく作動させ、車両に制動をかけることができ
る。この時、ピストンボス10に形成した第2ポ
ート15の通路15cが後部負圧室3aの後端に
開口しているので、ピストンボス10のストロー
ク、即ちピストン55のストロークを充分に確保
することができる。
このような制動中、入力杆35と共に、弁ピス
トン38も前進して反力ピストン52を介し弾性
ピストン50に当接するが、その弾性ピストン5
0は、両ブースタピストン4,6の作動反力を受
けてシリンダ孔36側へ膨出変形し、反力ピスト
ン52に上記反力の一部を作用させるので、その
力は弁ピストン38及び入力杆35を介してブレ
ーキペダル34側にフイードバツクされる。この
ような反力作用により操縦者は出力杆53の出
力、即ち制動力の大きさを感知することができ
る。
ブレーキペダル34に対する踏力、即ち入力杆
35の入力の増加により出力杆53の出力が倍力
限界点を超えると、弁ピストン38は前面をピス
トンボス10に当接させるので、前記入力全体が
弁ピストン38、ピストンボス10、弾性ピスト
ン50及び出力シリンダ51を介して出力杆53
に伝達することになり、結局、各ブースタピスト
ン4,6の気圧差による前進力と入力による前進
力との和が出力杆53から出力される。
次に、ブレーキペダル34に対する踏力を解放
すると、まず入力杆35が戻しばね45の弾発力
により弁ピストン38と共に後退し、第2弁座4
0を弁体41の弁部41cに着座させると共に弁
部41cを第1弁座39から大きく離間させるの
で、両作動室2b,3bが両負圧室2a,3aと
連通して各ブースタピストン4,6前後の気圧差
が直ちに無くなり、したがつて両ブースタピスト
ン4,6は戻しばね23の弾発力をもつて後退
し、ブレーキマスタシリンダMの作動を解除して
いく。そして、入力杆35がストツパ板46を延
長筒26の隔壁26aに当接させる後退限まで戻
ると、後部ブースタピストン6は、一旦後部ダイ
ヤフラム7の突起24をブースタシエル1の後壁
に当接させる後退限まで戻り、今度は第1弁座3
9を弁座41cに着座させると共に弁部41cを
第2弁座402から僅かに離間させるので、再び
両作動室2b,3bに大気が導入されるが、それ
により生じる気圧差により両ブースタピストン
4,6が少しく前進すれば第2弁座40及び弁部
41c間の小間隙は無くなり、制御弁32を当初
の中立状態にする。こうして両作動室2b,3b
には大気に希釈された負圧が保持され、負圧ブー
スタBは第1図の休止状態となる。
このようなタンデム型負圧ブースタBにおい
て、そのピストンボス10に前、後部ブースタピ
ストン4,6と前、後部ダイヤフラム5,7を固
定するには、先ずピストンボス10を前部ブース
タプレート4の内周にマスタシリンダM側から挿
入し、第4図に示すように、そのピストンボス1
0のフランジ10aに形成した4個の切欠き10
bに前部ブースタピストン4の4個の爪4bを嵌
合させる。この状態からブースタピストン10を
更に押し進め、そのフランジ10aの後面が前部
ブースタピストン4のフランジ4aの前面に当接
した位置で前部ブースタピストン4を矢印A方向
に回転させる。すると、第3図に示すように前部
ブースタプレート4の4個の爪4bがピストンボ
ス10のフランジ10aの前面に回り込み、その
1個の爪4bがピストンボス10に形成したスト
ツパ10cに当接する位置で前部ブースタピスト
ン10の回転が停止する。而して、この状態では
ピストンボス10のフランジ10aが前部ブース
タプレート4のフランジ4aと爪4bで前後から
挟持され、所謂バヨネツト結合により一体に結合
される。
上述のようにして、ピストンボス10に前部ブ
ースタピストン4の内周端が固定されると、ピス
トンボス10の後端側から前方に向けてスリーブ
12を挿入する。スリーブ12がピストンボス1
0の外周に完全に嵌合すると、スリーブ12の溝
12aと前部ブースタプレート4の突起4cの係
合、及びスリーブ12の溝12bとピストンボス
10の突起10dの係合により、前部ブースタピ
ストン4とピストンボス10は共にスリーブ12
に対して相対回転不能に結合される。これによ
り、スリーブ12を介してピストンボス10と前
部ブースタピストン4の相対回転も同時に規制さ
れることになり、前記バヨネツト結合により一体
化されたピストンボス10と前部ブースタピスト
ン4の分離が防止される。そして、スリーブ12
がピストンボス10に嵌合した状態においては、
そのスリーブ12の前端と前部ブースタプレート
4との間に前部ダイヤフラム5の内周ビード5a
が挟圧されて固定される。このとき、後方から挿
入されるスリーブ12の前端によつて隔壁板1c
に設けたシール部材9が前方に向けて、即ち前部
作動室2bの内部に向けて屈曲されるので、高圧
側の前部作動室2bから低圧側の後部負圧室3a
への圧力洩れが効果的に防止される。続いて、ス
リーブ12の後端に後部ブースタピストン6の内
周端と後部ダイヤフラム7の内周ビード7aを後
方から嵌合させた後、その後部にセツトリング1
3を装着することにより、後部ブースタピストン
6と後部ダイヤフラム7は、スリーブ12の後端
とセツトリング13間に挟圧されて固定される。
さて、何らかの原因によりセツトリング13が
ピストンボス10の環状溝10eから脱落した場
合、後部ブースタプレート6と後部ダイヤフラム
7がピストンボス10から分離するため、後部負
圧室3aと後部作動室3bが相互に連通してブー
スタ機能が損なわれる。しかしながら、前部ブー
スタピストン4と前部ダイヤフラム5は相互にバ
ヨネツト結合され、しかも両部材はスリーブ12
を介して相対回転が規制されているため、そのバ
ヨネツト結合が即座に分離して前部負圧室2aと
前部作動室2bが相互に連通することが防止され
る。その結果、後部負圧室3aと後部作動室3b
のブースタ機能が損なわれても、前部負圧室2a
と前部作動室2bのブースタ機能が残存すること
になり、そのブレーキ装置の信頼性を向上させる
ことができる。
C 発明の効果 以上のように本発明によれば、スリーブをピス
トンボスに固定するストツパ部材が何らかの理由
で脱落しても、前部ブースタピストンとピストン
ボスがバヨネツト結合されており、しかも両者の
相対回転がスリーブとの凹凸係合により規制され
ているため、前部ブースタピストンと前部ダイヤ
フラムがピストンボスから直ちに脱落することが
防止される。その結果、ストツパ部材が脱落した
後も前部負圧室と前部作動室によるブースタ機能
が残存することになり、ブレーキ装置の信頼性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
はタンデム型負圧ブースタの休止状態での縦断側
面図、第2図及び第3図は第1図の−線及び
−線断面図、第4図はピストンボスと前部ブ
ースタピストンの結合手順を示す前記第3図と同
じ断面図、第5図は同負圧ブースタの作動状態を
示す部分縦断側面図である。 1…ブースタシエル、1c…隔壁板、2…前部
シエル室、2a…前部負圧室、2b…前部作動
室、3…後部シエル室、3a…後部負圧室、3b
…後部作動室、4…前部ブースタピストン、4b
…爪、5…前部ダイヤフラム、5a…内周ビー
ド、6…後部ブースタピストン、7…後部ダイヤ
フラム、7a…内周ビード、10…ピストンボ
ス、10b…切欠き、12…スリーブ、13…セ
ツトリング(ストツパ部材)、25…弁筒、32
…制御弁、35…入力杆、53…出力杆。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ブースタシエル1に、その内部を前部シエル
    室2と後部シエル室3とに仕切る隔壁板1cを固
    設し、前部シエル室2を前側の前部負圧室2aと
    後側の前部作動室2bとに区画する前部ブースタ
    ピストン4及びその後面に重合される前部ダイヤ
    フラム5と、後部シエル室3を前側の後部負圧室
    3aと後側の後部作動室3bとに区画する後部ブ
    ースタピストン6及びその後面に重合される後部
    ダイヤフラム7とを、前記隔壁板1cを貫通して
    出力杆53に連なるピストンボス10の前部及び
    後部に、そのピストンボス10の外周に嵌合して
    後端をストツパ部材13で係止されるスリーブ1
    2を介して気密に固定し、前記ピストンボス10
    の後端に連設されてブースタシエル1の後壁に摺
    動自在に支承される弁筒25内に、前後動可能の
    入力杆35と、この入力杆35の前後動に応じて
    両作動室2b,3bを大気と両負圧室2a,3a
    とに連通切換えする制御弁32とを配設したタン
    デム型負圧ブースタであつて、 前部ブースタピストン4の内周端に形成した爪
    4bとピストンボス10の前端に形成した切欠き
    10bとにより前部ブースタピストン4とピスト
    ンボス10をバヨネツト結合すると共に、スリー
    ブ12を前記ブースタピストン4とピストンボス
    10の双方に相対回転不能に凹凸係合させ、その
    スリーブ12の前端と前部ブースタピストン4で
    前部ダイヤフラム5の内周ビード5aを挟圧して
    ピストンボス10の前部に固定し、且つ前記スト
    ツパ部材13とスリーブ12の後端で後部ブース
    タピストン6の内周端と後部ダイヤフラム7の内
    周ビード7aを挟圧してピストンボス10の後部
    に固定したことを特徴とする、タンデム型負圧ブ
    ースタ。
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