JPH0543742B2 - - Google Patents
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- JPH0543742B2 JPH0543742B2 JP59240098A JP24009884A JPH0543742B2 JP H0543742 B2 JPH0543742 B2 JP H0543742B2 JP 59240098 A JP59240098 A JP 59240098A JP 24009884 A JP24009884 A JP 24009884A JP H0543742 B2 JPH0543742 B2 JP H0543742B2
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- propylene
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
<産業上の利用分野>
本発明は、特定安定剤を併用配合した結晶性プ
ロピレン重合大樹脂組成物から成る、放射線照射
に耐性を有する食品包装体又は容器に関する。 <従来の技術> 放射線は、食品を新鮮な状態のままで処理する
ことが可能なために、殺菌、殺虫、発芽抑制、果
物の熟度の調整及び食品の改質などの目的に利用
出来る。すなわち、その強力な透過力のため、包
装したままの食品に照射の効果を及ぼすことが出
来る利点があり、衛生上好ましい処理方法であ
る。このときの包装体又は容器としては、従来、
木箱、ダンボール紙箱、ポリエチレンフイルム、
プラスチツクストレー等が用いられるが、軽量
化、密封性、衛生性等の理由からプラスチツク製
のものが好ましい。中でも、結晶性プロピレン重
合体樹脂(以下、単にポリプロピレンと言う)
は、成形性、材料力学特性、透明性、外観、等の
利点を生かして食品包装体又は容器として好適で
あるのに加えて、放射線照射による架橋が起こら
ないので、かかる包装体又は容器に最適である。 <発明が解決しようとする問題点> しかしながら、ポリプロピレンは、放射線を照
射されると、着色、分子切断に伴なう衝撃強度や
製品寿命の低下、さらには、劣化物や添加剤がブ
リードして食品へ移行し、食品の味や臭いを変化
させたり、安定性の問題が残ると生つた種々の欠
点があり、改善が必要である。 放射線照射耐性を有するポリプロピレン材料に
関しては、例えば、一般的なヒンダードアミンを
配合したもの(特開昭55−19199号公報)や、対
称型のトリアリールホスフアイトを単独またはヒ
ンダードフエノール系酸化防止剤と併用して配合
したもの(特開昭57−179234号公報)が医療用途
向けその他に照会されているが、上記の欠点の改
善は未だ十分ではない。 <問題点を解決するための手段> 本発明は、特定のヒンダードアミンおよび亜リ
ン酸エステル系酸化防止剤を併用して配合したと
きに、放射線照射耐性を有する食品用包装体又は
容器として上記の欠点が解消されることを見い出
して為されたものである。 即ち、本発明は、「結晶性プロピレン重合体樹
脂100重量部に、(1)下記式〔〕で示されるヒン
ダードアミン化合物0.01〜1重量部、および、(2)
下記式〔〕又は〔〕で示される亜リン酸エス
テル系酸化防止剤0.01〜1重量部を配合した組成
物を常法により成形してなることを特徴とする耐
放射線性食品用包装体又は容器 式中、Xは炭素数2〜18のアルキレン基、Yは
炭素鎖中および側鎖置換基中にO、N、Pのヘテ
ロ原子を含んでいてもよい2価の脂肪族、脂環
式、芳香族またはアルキル化芳香族、nは2〜
100の整数であり、また、R1、R2、R3はそれぞれ
炭素数3〜8、1〜18、8〜30のアルキル基、Z
は下記の基を1〜3個置換結合していてもよい炭
素数1〜8のアルキレン基である。 である。 <作用> 本発明で用いるポリプロピレン(結晶性プロピ
レン重合体樹脂)としては、プロピレン単独重合
体の外に過半重量のプロピレンとエチレン、ブテ
ン、ペンテン、ヘキセン、4−メチルペンテン、
ヘプテン、オクテン等の他のα−オレフインとの
ランダム及びブロツク共重合体を含むものであ
り、具体的には、プロピレン−エチレンランダム
又はブロツク共重合体、プロピレン−エチレン−
ブテン共重合体、プロピレン−ヘキセン共重合
体、プロピレン−ヘキセン−ブテン共重合体など
である。 これらのポリプロピレンは、チーグラナツタ型
触媒にて気相中、液相中またはヘキサン、ヘプタ
ン等の溶剤中において重合され、その後、アルコ
ール、エポキシ化合物等の触媒分解剤にて失活さ
せるプロセスにて製造されるものが一般的ではあ
るが、これらの工程を簡略化あるいは削除したプ
ロセスでの重合体でもよい。また、使用される触
媒についても、塩化マグネシウム等の担体上に触
媒成分を担持したタイプの触媒が開発されている
が、このような触媒により製造されたポリプロピ
レンもさしつかえない。 これらの中でも、特に、MFRが1〜100g/10
分のものが好ましい。 また、必要により、ポリプロピレンに他のポリ
オレフインを混合してもかまわない。混合できる
ポリオレフインとしては、プロピレン以外のα−
オレフイン(の単独重合体若しくは共重合体があ
る。ここで、共重合体の場合は半重量未満のプロ
ピレンを含むものやα−オレフイン以外の不飽和
単量体、例えば、酢酸ビニルや酪酸ビニル等のビ
ニルエステル、アクリル酸や無水マレイン酸等の
不飽和有機酸、アクリル酸エチルやメタクリル酸
メチル等の不飽和有機酸エステル等を少量含む共
重合体であつてもよい。このようなポリオフイン
としては、例えば、高圧法ポリエチレン、低圧法
高密度ポリエチレン、低圧法低密度ポリエチレン
エチレン−ペロピレン系共重合体ゴム、エチレン
−ブテン−1共重合体、プロピレン−ブチン−1
共重合体、エチレン−酢酸ビニル等が挙げられ
る。 また、本発明で用いる上記式〔〕で示される
ヒンダードアミン化合物は、例えば、Xがヘキサ
メチレンでYが かつnが5〜10の化合物、または、Xがヘキサ
メチレンでYが ただしAは かつnが3〜4の化合物、または、XおよびYと
もにヘキサメチレンでかつnが5〜10の化合物、
若しくは、XがヘキサメチレンでYがエチレンか
つnが3〜5の化合物等が好適である。 また、本発明で用いる上記式〔〕で示される
亜リン酸エステル系酸化防止剤は、例えば、4,
4′−メチレンビス(3−メチル−6−t−ブチル
フエニル−ジ−トリデシル)フオスフアイト、
4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−
ブチルフエニル−ジ−トリデシル)フオスフアイ
ト、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ−
トリデシルフオスフアイト−5−t−ブチルフエ
ニル)ブタンなどが好適である。 さらに、本発明で用いる上記式〔〕で示され
る亜リン酸エステル系酸化防止剤は、例えば、ビ
ス−(2,4−ジ−t−ブチルフエニル)ペンタ
エリスリトール−ジヘオスフアイト、ビス−(2
−t−ブチル−4−メチルフエニル)ペンタエリ
ストール−ジフオスフアイトなどが好適である。 これら成分の配合割合は、ポリプロピレン100
重量部に対し、ヒンダードアミンが0.01〜1重量
部、好ましくは0.03〜0.2重量部、および、亜リ
ン酸エステル系酸化防止剤が0.01〜1重量部、好
ましくは0.03〜0.3重量部である。これより多い
添加量の場合はブリードの問題や放射線照射後の
着色などの問題を生じて好ましくなく、また、経
済的にも好ましくない。添加量がこれ未満では、
発明の効果が充分に発揮されない。 本発明で用いる組成物には、必要に応じて他の
付加的成分を添加することが出来る。付加的成分
としては、フエノール系、チオエーテル系、リン
系等各種の酸化防止剤、他のヒンダードアミン
系、ニツケル系、ベンゾエート系等各種の光安定
剤、ベンゾフエノン系、トリアゾール系等各種の
紫外線吸収剤、ソルビート系等の透明化剤、核
剤、滑剤、帯電防止剤、アンチブロキング剤、無
滴剤、顔料、分散剤、中和剤、有機過酸化物の分
子量調整剤、さらには、タルク、硫酸バリウム、
炭酸カルシウム、ガラス繊維等の充填剤があり、
これらは、本発明の効果を著しく損なわない範囲
で添加できる。 これらの成分を一般の混練機で組成物ペレツト
となして成形に供するが、ペレツトを経ないで直
接成形もできる。 成形は常法による。即ち、射出成形、ブロー成
形、押出し成形(真空、圧空成形)、フイルム成
形等の工程を経て、目的とする包装体又は容器と
し、これに食品を投入して後、殺菌、殺虫、発芽
制御、果物の熟度調整、食品の改質などの目的に
応じて必要量の放射線が照射される。 使用される放射線としては、ガンマー線、エツ
クス線、電子線であるが、ガンマー線が透過力が
強くよく用いられる。 <実施例> 例中で用いる各種の添加剤は、以下の通りであ
る。 (ヒンダードアミン系化合物) A:先記式〔〕において、Xがヘキサメチレ
ン、Yが かつnが5〜10の混合化合物。 B:ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル)セバケート。 C:コハク酸とN−(2−ヒドロキシエチル)−
2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシ
−ピペリジンの縮合物。 (亜リン酸エステル系化合物) D:4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−6
−t−ブチルフエニル−ジ−トリデシル)フエス
フアイト。 E:1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ
−トリデシルフオスフアイト−5−t−ブチルフ
エニル)ブタン。 F:ビス−(2,4−ジ−t−ブチルフエニル)
ペンタエリストリトール−ジ−フオスフアイト。 G:トリス−(2,4−ジ−t−ブチル−フエ
ニル) フオスフアイト。 H:ジステアリルペンタエリストリトール−ジ
フオスフアイト。 (その他の酸化防止剤および中和剤) I:テトラキス〔メチレン−3−(3′,5′−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピ
オネート〕メタン。 J:ステアリン酸カルシウム。 K:2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフエ
ノール。 L:2,5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブ
チルフエノキシ)ヘキシン−3。 実施例1〜4および比較例1〜8 MFR8g/10分のパウダー状プロピレン単独重合
体100重量部に下記表に記載のヒンダードアミン、
亜リン酸エステル系化合物および他添加物を第1
表に示す配合(重量部)で添加し、30mm径押出機
(210℃設定)にて溶融混練した。得られたペレツ
トを射出成形機(240℃設定)にかけて100×100
×1mm厚のシートを成形した。この射出成形品
を、コバルト−60の線源にてガンマー線を第1表
に示す量照射(線量率0.1メガラド/時間)して
試料とした。 得られた試料につき、製品の衝撃強度の目安と
して、分子量の低下をMFR(ASTM−D−1238、
230℃、2.16Kg荷重)の変化にて確認した。また、
120℃ギヤーオープン中にて脆化時間を測り、製
品寿命の尺度とした。さらに、80℃ギヤーオープ
ン中に7日間熱処理した試片につき、着色度合い
および添加剤や劣化物のプリード度合いを判定
し、商品性ならびに食品への付着による味の変化
の目安とした。 評価結果を第1表に示す。
ロピレン重合大樹脂組成物から成る、放射線照射
に耐性を有する食品包装体又は容器に関する。 <従来の技術> 放射線は、食品を新鮮な状態のままで処理する
ことが可能なために、殺菌、殺虫、発芽抑制、果
物の熟度の調整及び食品の改質などの目的に利用
出来る。すなわち、その強力な透過力のため、包
装したままの食品に照射の効果を及ぼすことが出
来る利点があり、衛生上好ましい処理方法であ
る。このときの包装体又は容器としては、従来、
木箱、ダンボール紙箱、ポリエチレンフイルム、
プラスチツクストレー等が用いられるが、軽量
化、密封性、衛生性等の理由からプラスチツク製
のものが好ましい。中でも、結晶性プロピレン重
合体樹脂(以下、単にポリプロピレンと言う)
は、成形性、材料力学特性、透明性、外観、等の
利点を生かして食品包装体又は容器として好適で
あるのに加えて、放射線照射による架橋が起こら
ないので、かかる包装体又は容器に最適である。 <発明が解決しようとする問題点> しかしながら、ポリプロピレンは、放射線を照
射されると、着色、分子切断に伴なう衝撃強度や
製品寿命の低下、さらには、劣化物や添加剤がブ
リードして食品へ移行し、食品の味や臭いを変化
させたり、安定性の問題が残ると生つた種々の欠
点があり、改善が必要である。 放射線照射耐性を有するポリプロピレン材料に
関しては、例えば、一般的なヒンダードアミンを
配合したもの(特開昭55−19199号公報)や、対
称型のトリアリールホスフアイトを単独またはヒ
ンダードフエノール系酸化防止剤と併用して配合
したもの(特開昭57−179234号公報)が医療用途
向けその他に照会されているが、上記の欠点の改
善は未だ十分ではない。 <問題点を解決するための手段> 本発明は、特定のヒンダードアミンおよび亜リ
ン酸エステル系酸化防止剤を併用して配合したと
きに、放射線照射耐性を有する食品用包装体又は
容器として上記の欠点が解消されることを見い出
して為されたものである。 即ち、本発明は、「結晶性プロピレン重合体樹
脂100重量部に、(1)下記式〔〕で示されるヒン
ダードアミン化合物0.01〜1重量部、および、(2)
下記式〔〕又は〔〕で示される亜リン酸エス
テル系酸化防止剤0.01〜1重量部を配合した組成
物を常法により成形してなることを特徴とする耐
放射線性食品用包装体又は容器 式中、Xは炭素数2〜18のアルキレン基、Yは
炭素鎖中および側鎖置換基中にO、N、Pのヘテ
ロ原子を含んでいてもよい2価の脂肪族、脂環
式、芳香族またはアルキル化芳香族、nは2〜
100の整数であり、また、R1、R2、R3はそれぞれ
炭素数3〜8、1〜18、8〜30のアルキル基、Z
は下記の基を1〜3個置換結合していてもよい炭
素数1〜8のアルキレン基である。 である。 <作用> 本発明で用いるポリプロピレン(結晶性プロピ
レン重合体樹脂)としては、プロピレン単独重合
体の外に過半重量のプロピレンとエチレン、ブテ
ン、ペンテン、ヘキセン、4−メチルペンテン、
ヘプテン、オクテン等の他のα−オレフインとの
ランダム及びブロツク共重合体を含むものであ
り、具体的には、プロピレン−エチレンランダム
又はブロツク共重合体、プロピレン−エチレン−
ブテン共重合体、プロピレン−ヘキセン共重合
体、プロピレン−ヘキセン−ブテン共重合体など
である。 これらのポリプロピレンは、チーグラナツタ型
触媒にて気相中、液相中またはヘキサン、ヘプタ
ン等の溶剤中において重合され、その後、アルコ
ール、エポキシ化合物等の触媒分解剤にて失活さ
せるプロセスにて製造されるものが一般的ではあ
るが、これらの工程を簡略化あるいは削除したプ
ロセスでの重合体でもよい。また、使用される触
媒についても、塩化マグネシウム等の担体上に触
媒成分を担持したタイプの触媒が開発されている
が、このような触媒により製造されたポリプロピ
レンもさしつかえない。 これらの中でも、特に、MFRが1〜100g/10
分のものが好ましい。 また、必要により、ポリプロピレンに他のポリ
オレフインを混合してもかまわない。混合できる
ポリオレフインとしては、プロピレン以外のα−
オレフイン(の単独重合体若しくは共重合体があ
る。ここで、共重合体の場合は半重量未満のプロ
ピレンを含むものやα−オレフイン以外の不飽和
単量体、例えば、酢酸ビニルや酪酸ビニル等のビ
ニルエステル、アクリル酸や無水マレイン酸等の
不飽和有機酸、アクリル酸エチルやメタクリル酸
メチル等の不飽和有機酸エステル等を少量含む共
重合体であつてもよい。このようなポリオフイン
としては、例えば、高圧法ポリエチレン、低圧法
高密度ポリエチレン、低圧法低密度ポリエチレン
エチレン−ペロピレン系共重合体ゴム、エチレン
−ブテン−1共重合体、プロピレン−ブチン−1
共重合体、エチレン−酢酸ビニル等が挙げられ
る。 また、本発明で用いる上記式〔〕で示される
ヒンダードアミン化合物は、例えば、Xがヘキサ
メチレンでYが かつnが5〜10の化合物、または、Xがヘキサ
メチレンでYが ただしAは かつnが3〜4の化合物、または、XおよびYと
もにヘキサメチレンでかつnが5〜10の化合物、
若しくは、XがヘキサメチレンでYがエチレンか
つnが3〜5の化合物等が好適である。 また、本発明で用いる上記式〔〕で示される
亜リン酸エステル系酸化防止剤は、例えば、4,
4′−メチレンビス(3−メチル−6−t−ブチル
フエニル−ジ−トリデシル)フオスフアイト、
4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−
ブチルフエニル−ジ−トリデシル)フオスフアイ
ト、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ−
トリデシルフオスフアイト−5−t−ブチルフエ
ニル)ブタンなどが好適である。 さらに、本発明で用いる上記式〔〕で示され
る亜リン酸エステル系酸化防止剤は、例えば、ビ
ス−(2,4−ジ−t−ブチルフエニル)ペンタ
エリスリトール−ジヘオスフアイト、ビス−(2
−t−ブチル−4−メチルフエニル)ペンタエリ
ストール−ジフオスフアイトなどが好適である。 これら成分の配合割合は、ポリプロピレン100
重量部に対し、ヒンダードアミンが0.01〜1重量
部、好ましくは0.03〜0.2重量部、および、亜リ
ン酸エステル系酸化防止剤が0.01〜1重量部、好
ましくは0.03〜0.3重量部である。これより多い
添加量の場合はブリードの問題や放射線照射後の
着色などの問題を生じて好ましくなく、また、経
済的にも好ましくない。添加量がこれ未満では、
発明の効果が充分に発揮されない。 本発明で用いる組成物には、必要に応じて他の
付加的成分を添加することが出来る。付加的成分
としては、フエノール系、チオエーテル系、リン
系等各種の酸化防止剤、他のヒンダードアミン
系、ニツケル系、ベンゾエート系等各種の光安定
剤、ベンゾフエノン系、トリアゾール系等各種の
紫外線吸収剤、ソルビート系等の透明化剤、核
剤、滑剤、帯電防止剤、アンチブロキング剤、無
滴剤、顔料、分散剤、中和剤、有機過酸化物の分
子量調整剤、さらには、タルク、硫酸バリウム、
炭酸カルシウム、ガラス繊維等の充填剤があり、
これらは、本発明の効果を著しく損なわない範囲
で添加できる。 これらの成分を一般の混練機で組成物ペレツト
となして成形に供するが、ペレツトを経ないで直
接成形もできる。 成形は常法による。即ち、射出成形、ブロー成
形、押出し成形(真空、圧空成形)、フイルム成
形等の工程を経て、目的とする包装体又は容器と
し、これに食品を投入して後、殺菌、殺虫、発芽
制御、果物の熟度調整、食品の改質などの目的に
応じて必要量の放射線が照射される。 使用される放射線としては、ガンマー線、エツ
クス線、電子線であるが、ガンマー線が透過力が
強くよく用いられる。 <実施例> 例中で用いる各種の添加剤は、以下の通りであ
る。 (ヒンダードアミン系化合物) A:先記式〔〕において、Xがヘキサメチレ
ン、Yが かつnが5〜10の混合化合物。 B:ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル)セバケート。 C:コハク酸とN−(2−ヒドロキシエチル)−
2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシ
−ピペリジンの縮合物。 (亜リン酸エステル系化合物) D:4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−6
−t−ブチルフエニル−ジ−トリデシル)フエス
フアイト。 E:1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ
−トリデシルフオスフアイト−5−t−ブチルフ
エニル)ブタン。 F:ビス−(2,4−ジ−t−ブチルフエニル)
ペンタエリストリトール−ジ−フオスフアイト。 G:トリス−(2,4−ジ−t−ブチル−フエ
ニル) フオスフアイト。 H:ジステアリルペンタエリストリトール−ジ
フオスフアイト。 (その他の酸化防止剤および中和剤) I:テトラキス〔メチレン−3−(3′,5′−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピ
オネート〕メタン。 J:ステアリン酸カルシウム。 K:2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフエ
ノール。 L:2,5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブ
チルフエノキシ)ヘキシン−3。 実施例1〜4および比較例1〜8 MFR8g/10分のパウダー状プロピレン単独重合
体100重量部に下記表に記載のヒンダードアミン、
亜リン酸エステル系化合物および他添加物を第1
表に示す配合(重量部)で添加し、30mm径押出機
(210℃設定)にて溶融混練した。得られたペレツ
トを射出成形機(240℃設定)にかけて100×100
×1mm厚のシートを成形した。この射出成形品
を、コバルト−60の線源にてガンマー線を第1表
に示す量照射(線量率0.1メガラド/時間)して
試料とした。 得られた試料につき、製品の衝撃強度の目安と
して、分子量の低下をMFR(ASTM−D−1238、
230℃、2.16Kg荷重)の変化にて確認した。また、
120℃ギヤーオープン中にて脆化時間を測り、製
品寿命の尺度とした。さらに、80℃ギヤーオープ
ン中に7日間熱処理した試片につき、着色度合い
および添加剤や劣化物のプリード度合いを判定
し、商品性ならびに食品への付着による味の変化
の目安とした。 評価結果を第1表に示す。
【表】
実施例5、6および比較例9〜13
ポリプロピレンをエチレン含量3重量%、
MFR5g/10分のプロピレン−エチレンランダム
共重合体に代え、第2表に示す配合とした以外
は、実施例1と同様な方法で評価した。結果を第
2表に示す。
MFR5g/10分のプロピレン−エチレンランダム
共重合体に代え、第2表に示す配合とした以外
は、実施例1と同様な方法で評価した。結果を第
2表に示す。
【表】
実施例7および比較例14
パウダー状のプロピレン単独重合体(MFR2.3
g/10分、II96%)100重量部に、第3表に示し
た化合物を配合(重量部)してスーパーミキサー
で混合後、押出機でペレツト化した。 得られたペレツトを240℃で溶融押し出しして、
表面温度40℃を有する冷却ロール上で固化させシ
ート状になし、ロールの周速差を利用して115℃
で横方向に5倍延伸した。引き続き、160℃のテ
ンターオーブンで横方向に10倍延伸した後、150
℃で熱固定し、フイルムの片面にコロナ放電処理
をして厚さ25μのポリプロピレン二軸延伸フイル
ムを得た。 このフイルムを用いて、溶断シールで製袋加工
し、コバルト−60の線源にてガンマー線を照射
し、着色度合い及び製袋開口時の臭気を測定し
た。
g/10分、II96%)100重量部に、第3表に示し
た化合物を配合(重量部)してスーパーミキサー
で混合後、押出機でペレツト化した。 得られたペレツトを240℃で溶融押し出しして、
表面温度40℃を有する冷却ロール上で固化させシ
ート状になし、ロールの周速差を利用して115℃
で横方向に5倍延伸した。引き続き、160℃のテ
ンターオーブンで横方向に10倍延伸した後、150
℃で熱固定し、フイルムの片面にコロナ放電処理
をして厚さ25μのポリプロピレン二軸延伸フイル
ムを得た。 このフイルムを用いて、溶断シールで製袋加工
し、コバルト−60の線源にてガンマー線を照射
し、着色度合い及び製袋開口時の臭気を測定し
た。
【表】
実施例8および比較例15
パウダー状のMFR10g/10分、エチレン含量
4重量%のプロピレン−エチレンランダム共重合
体100重量部に酸化防止剤無添加でメルトインデ
ツクス5g/10分、密度0.924g/cm3の高圧法ポ
リエチレン5重量部、さらに酸化防止剤無添加で
メルトインデツクス4g/10分、プロピレン含量
22重量%のエチレン−プロピレン共重合ゴム
(EPR)5重量部、および第4表の通りの添加物
(重量部)を添加してヘンシエルミキサーにて混
合し、L/Dが25で40mm径のスクリユーを持つ押
出機(250℃設定)にて溶融混練してペレツト化
した組成物を得た。 これらの組成物をダイスから押出される樹脂の
温度が280℃になる様に設定された押出コーテイ
ング装置で実施例7で得られた25μの二軸延伸ポ
リプロピレンフイルムにコート厚みが30μとなる
様に押出して押出しコーテイングフイルムを得
た。 これら押出コーテイングフイルムを、コバルト
−60の線源にてガンマー線を第4表に示す量照射
した。 得られた試料につき製品の衝撃強度の目安とし
て分子量の低下をMFRの変化(押出コーテイン
グフイルム試料により押出コート物のみをはがし
て測定した。)にて確認した。さらに試料の着色
度合いを目視判定し、商品性の目安とした。 結果を第4表に示す。
4重量%のプロピレン−エチレンランダム共重合
体100重量部に酸化防止剤無添加でメルトインデ
ツクス5g/10分、密度0.924g/cm3の高圧法ポ
リエチレン5重量部、さらに酸化防止剤無添加で
メルトインデツクス4g/10分、プロピレン含量
22重量%のエチレン−プロピレン共重合ゴム
(EPR)5重量部、および第4表の通りの添加物
(重量部)を添加してヘンシエルミキサーにて混
合し、L/Dが25で40mm径のスクリユーを持つ押
出機(250℃設定)にて溶融混練してペレツト化
した組成物を得た。 これらの組成物をダイスから押出される樹脂の
温度が280℃になる様に設定された押出コーテイ
ング装置で実施例7で得られた25μの二軸延伸ポ
リプロピレンフイルムにコート厚みが30μとなる
様に押出して押出しコーテイングフイルムを得
た。 これら押出コーテイングフイルムを、コバルト
−60の線源にてガンマー線を第4表に示す量照射
した。 得られた試料につき製品の衝撃強度の目安とし
て分子量の低下をMFRの変化(押出コーテイン
グフイルム試料により押出コート物のみをはがし
て測定した。)にて確認した。さらに試料の着色
度合いを目視判定し、商品性の目安とした。 結果を第4表に示す。
【表】
実施例9、10および比較例16
パウダー状のプロピレン−エチレンランダム共
重合体(エチレン含有量4.5重量%、MFR6.0g/
10分)又はプロピレン−エチレン−ブテン−1ラ
ンダム共重合体(エチレン含有量1.7重量%、ブ
テン−1含有量12.0重量%、MFR5.5g/10分)
100重量部に、第5表に示した化合物を配合(重
量部)してスーパーミキサーで混合後、押出機で
ペレツト化した。 得られたペレツトを230℃でT型ダイスを有す
る押出機から押し出して25℃で冷却した後、フイ
ルムの片面にコロナ放電処理をして厚さ25μの無
延伸フイルムを得た。 得られた無延伸フイルムと実施例7で得た二軸
延伸フイルムをウレタン系の接着剤を用いてドラ
イラミネートし、ヒートシーラーで製袋加工した
後、コバルト−60の熱源にてガンマー線を照射
し、着色度合い及び製袋開口時の臭気を測定し
た。
重合体(エチレン含有量4.5重量%、MFR6.0g/
10分)又はプロピレン−エチレン−ブテン−1ラ
ンダム共重合体(エチレン含有量1.7重量%、ブ
テン−1含有量12.0重量%、MFR5.5g/10分)
100重量部に、第5表に示した化合物を配合(重
量部)してスーパーミキサーで混合後、押出機で
ペレツト化した。 得られたペレツトを230℃でT型ダイスを有す
る押出機から押し出して25℃で冷却した後、フイ
ルムの片面にコロナ放電処理をして厚さ25μの無
延伸フイルムを得た。 得られた無延伸フイルムと実施例7で得た二軸
延伸フイルムをウレタン系の接着剤を用いてドラ
イラミネートし、ヒートシーラーで製袋加工した
後、コバルト−60の熱源にてガンマー線を照射
し、着色度合い及び製袋開口時の臭気を測定し
た。
【表】
実施例11および比較例17
パウダー状のプロピレン単独重合体65重量%
(MFR0.8g/10分)に、添加剤無添加のペレツ
ト状高圧法低密度ポリエチレン15重量%
(MFR0.7g/10分、密度0.924g/cm3)を配合し
た樹脂組成物100重量部に、第6表に示した化合
物を配合(重量部)してスーパーミキサーで混合
後、押出機でペレツト化した。 得られたペレツトを250℃でT型ダイスを有す
る押出機を用いて60℃で冷却して厚さ0.3mmのシ
ートを製造し、浅野研究所製の熱板式圧空成形機
にて熱板温度150℃で3秒間直接加熱し、30℃の
冷却水が内部で循環している金型に圧空圧2Kg/
cm2で賦形して冷却固化した後、取り出した。成形
品は、縦190mm横100mm、深さ15mmの橋型薄肉容器
である。これらの薄肉容器についてコバルト−60
の熱源にてガンマー線を照射し、着色度合いおよ
び低温衝撃強度について測定した。 なお、低温衝撃強度の測定は、5℃の雰囲気下
で、直径1.5インチ、重量200gの鋼球を高さ55cm
より成形品のコーナー部に落として破壊の有無を
調べた。結果を第6表に示す。
(MFR0.8g/10分)に、添加剤無添加のペレツ
ト状高圧法低密度ポリエチレン15重量%
(MFR0.7g/10分、密度0.924g/cm3)を配合し
た樹脂組成物100重量部に、第6表に示した化合
物を配合(重量部)してスーパーミキサーで混合
後、押出機でペレツト化した。 得られたペレツトを250℃でT型ダイスを有す
る押出機を用いて60℃で冷却して厚さ0.3mmのシ
ートを製造し、浅野研究所製の熱板式圧空成形機
にて熱板温度150℃で3秒間直接加熱し、30℃の
冷却水が内部で循環している金型に圧空圧2Kg/
cm2で賦形して冷却固化した後、取り出した。成形
品は、縦190mm横100mm、深さ15mmの橋型薄肉容器
である。これらの薄肉容器についてコバルト−60
の熱源にてガンマー線を照射し、着色度合いおよ
び低温衝撃強度について測定した。 なお、低温衝撃強度の測定は、5℃の雰囲気下
で、直径1.5インチ、重量200gの鋼球を高さ55cm
より成形品のコーナー部に落として破壊の有無を
調べた。結果を第6表に示す。
【表】
<発明の効果>
本発明の包装体又は容器は、放射線照射による
着色、衝撃強度や製品寿命の低下、劣化物や添加
剤のブリードの心配が殆んどなく、食品の味や臭
いの変化が起こらない、優れた効果を有するもの
である。
着色、衝撃強度や製品寿命の低下、劣化物や添加
剤のブリードの心配が殆んどなく、食品の味や臭
いの変化が起こらない、優れた効果を有するもの
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1結晶性プロピレン重合体樹脂100、重量部に、
(1)記式[]で示されるヒンダードアミン化合物
0.01〜1重量部、および(2)下記式[]又は
[]で示される亜リン酸エステル系酸化防止剤
0.01〜1重量部を配合した組成物を常法により成
形してなることを特徴とする耐放射線性食品用包
装体又は容器。 式中、Xは炭素数2〜18のアルキレン基、Yは
炭素鎖中および側鎖置換基中にO、N、Pのヘテ
ロ原子を含んでいてもよい2価の脂肪族、脂環
式、芳香族またはアルキル化芳香族、nは2〜
100の整数であり、また、R1、R2、R3はそれぞれ
炭素数3〜8、1〜18、8〜30のアルキル基、Z
は下記の基を1〜3個置換結合していてもよい炭
素数1〜8のアルキレン基である。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59240098A JPS61118447A (ja) | 1984-11-14 | 1984-11-14 | 耐放射線性食品用包装体又は容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59240098A JPS61118447A (ja) | 1984-11-14 | 1984-11-14 | 耐放射線性食品用包装体又は容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61118447A JPS61118447A (ja) | 1986-06-05 |
| JPH0543742B2 true JPH0543742B2 (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=17054459
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59240098A Granted JPS61118447A (ja) | 1984-11-14 | 1984-11-14 | 耐放射線性食品用包装体又は容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61118447A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2668567B2 (ja) * | 1988-12-06 | 1997-10-27 | 東燃化学株式会社 | 耐放射線性ポリオレフィン組成物 |
| JP4498551B2 (ja) * | 2000-06-26 | 2010-07-07 | 大倉工業株式会社 | 放射線減菌処理用バッグインボックス内袋 |
| JP4734746B2 (ja) * | 2001-04-06 | 2011-07-27 | 住友化学株式会社 | 食品包装用成形体 |
| JP2018075300A (ja) * | 2016-11-11 | 2018-05-17 | 住友ベークライト株式会社 | 放射線滅菌処理用フィルム、及び包装体 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60130635A (ja) * | 1983-12-17 | 1985-07-12 | Chisso Corp | 安定化されたポリオレフイン組成物 |
| EP0155912A3 (de) * | 1984-03-20 | 1986-06-04 | Ciba-Geigy Ag | Strahlenstabilisierte polymere Zusammensetzungen |
-
1984
- 1984-11-14 JP JP59240098A patent/JPS61118447A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61118447A (ja) | 1986-06-05 |
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