JPH0543904A - 永久磁石圧粉体の製造方法 - Google Patents

永久磁石圧粉体の製造方法

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JPH0543904A
JPH0543904A JP3201485A JP20148591A JPH0543904A JP H0543904 A JPH0543904 A JP H0543904A JP 3201485 A JP3201485 A JP 3201485A JP 20148591 A JP20148591 A JP 20148591A JP H0543904 A JPH0543904 A JP H0543904A
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permanent magnet
rubber mold
magnet powder
magnetic field
powder
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JP3201485A
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Masato Sagawa
眞人 佐川
Hiroshi Nagata
浩 永田
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Intermetallics Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/008Applying a magnetic field to the material

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴムモールド10に充填された永久磁石粉末
が磁界の瞬間的印加によりゴムモールド外10へ飛散す
ることを防止する。 【構成】 ゴムモールド10を周回させるキャリア2を
遮蔽板43で蓋をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は永久磁石圧粉体の製造方
法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁界中配向成形を行う異方性永久磁石の
製造方法において、磁石製品の大半を占める扁平物の成
形には一般に平行ダイプレス法が用いられている。平行
ダイプレス法では垂直ダイプレス法よりも磁石のBr及
び(BH)max が低くなることはよく知られている。
【0003】扁平物の平行ダイプレスにおいて垂直ダイ
プレスと同様の磁気特性を得る方法として金型にあらか
じめ成形したゴム容器を入れ、このゴム容器に希土類コ
バルト合金粉末を入れてから平行ダイプレスする方法が
提案されている(特公昭55−26601号公報)。
【0004】本発明者らは特公昭55−26601号公
報で開示されている技術では圧粉成形体に割れ、欠け、
ひび、変形などが生ずるために、実生産への適用がその
ままでは不可能であることを見出し、かかる割れなどに
よる製品不良を防止しかつ高能率に配向度の高い高性能
の異方性永久磁石を提供するための方法を提案した(特
願平2−330048号、以下「先願」という)。
【0005】すなわち本発明者らは、成形体の割れや欠
けの発生を防止するためには、ゴムモールドに永久磁石
粉末を高密度に充填することが有効であることを見出
し、希土類磁石については真密度の17%以上、フェラ
イト磁石については14%以上、望ましくは希土類磁石
については25%以上、フェライト磁石では20%以上
の高密度に充填することを先願で提案した。かかる高密
度に永久磁石粉末を充填した場合、通常の静磁界では充
分な配向度が得られないため、永久磁石粉末を高密度に
充填した後ゴムモールドに蓋をし、次に磁界を瞬間的に
印加した後、磁界中でもしくは無磁界中でプレスするこ
とにより、高い配向度の異方性永久磁石を割れや欠け、
変形を生ずることなく製造できる。
【0006】また、先願においてはゴムモールドへの永
久磁石粉末の高密度充填、磁界印加ダイプレス、圧粉体
のゴムモールドからの取り出しをゴムモールドを周回搬
送させる経路で順次繰り返し行うことにより、生産性を
向上させることを提案した。
【0007】パルス磁界を永久磁石粉末に印加する場合
には、ゴムモールド内に永久磁石粉末を密閉する必要が
ある。もし、ゴムモールドのキャビティを開放した状態
でゴムモールドのキャビティに充填された永久磁石粉末
に磁界を瞬間的に印加すれば、粉末は磁化に伴い急激な
回転力を発生するために、粉末がゴムモールド外部へ飛
散する。
【0008】また、磁界印加後、ダイプレスによる成形
を行う前にモールドの例えば上部開放口の遮蔽をはずし
てキャビティの密閉状態を破ると、磁化した粉末粒子間
に働く反発力のために粉末が開放口からゴムモールド外
部に飛び出してくる。このような支障を招かないように
先願では、パルス磁界印加前にゴムモールドに蓋をかぶ
せ、パルス磁界印加後に蓋をかぶせたままダイプレスを
行い、その後蓋を取り外して成形体をゴムモールドから
取り出すことを提案している。
【0009】この方法を示す図7において、ゴムモール
ド10iのゴム自体が底なしモールドを形成し、ゴムモ
ールドの開放底部はリング状回転ダイ2aの一部に閉じ
られている。したがって、回転ダイ2aがゴムモールド
の底部を構成している。ゴムモールド10iが回転ダイ
2a上で順次回転移動しながらフィーダー(図示せず)
による永久磁石粉末のゴムモールド10iへの充填、C
の位置で行われる蓋10uのはめこみ、電磁コイル4a
によるパルス配向、磁界中ダイプレス装置6によるダイ
プレス、蓋10uの取りはずし(Fの位置で行われ
る)、成形体取り出し装置12による成形体の取り出し
などの一連の操作(A〜H)を行うことができる。
【0010】取り外された蓋10uはリニヤートランス
ポーター60により蓋はめ込み場所Cに戻される。磁界
中ダイプレス装置6は上下パンチ、電磁コイルなどから
構成されている。成形体取り出し装置12は、シャフト
23の周りを一定角度振回しうる電磁石よりなるアーム
14を含んでなり、励起された電磁石が異方性を付与さ
れた圧粉体13を回転ダイ2a上にて吸収し、振回後電
磁石の電源が切られると成形体を別のコンベヤー16上
に載せるように動作する。
【0011】図7において、30はエアーピストン、3
1はエアーユニット、32は電磁石、33は電磁石励磁
電源である。電磁石32は圧粉体をダイから取り出した
後、ダイキャビティ上方に移動し、そして電源33によ
り励磁されて、磁力によりゴムモールド内に残存する永
久磁石残粉を吸引して、ゴムモールドの清掃を必要によ
り行う。
【0012】16は制御ユニット50により駆動される
ステップモータ17により駆動されるコンベヤーであ
る。アーム14が回転ダイ2aからコンベヤー16上方
に振回し、圧粉体13をコンベヤー16上に載せた後
に、コンベヤー16が回転ダイ2aから離れる方向に移
動する。かかる一連の動作は制御ユニット50により制
御される。
【0013】図7で説明した周回経路方式では蓋の取り
付け及び取り外しの工程が必要であり、蓋取り外し位置
Fから蓋取り付け位置Cの間に蓋10uの搬送装置を取
り付ける必要が生じている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】永久磁石粉末を高密度
充填すると粉末粒子間に働く摩擦力が大きくなるため、
ダイプレス前に磁界の瞬間的印加を行い、粉末を解砕し
かつ予備配向を行うことが配向度を高めるために有効で
ある。この瞬間的磁界を永久磁石粉末に印加する際に
は、ゴムモールド内に永久磁石粉末を密閉する必要があ
る。もし、ゴムモールドのキャビティを開放した状態で
ゴムモールドのキャビティに充填された永久磁石粉末に
パルス磁界を印加すれば、永久磁石粉末は磁化に伴い急
激な回転力を発生するために、粉末がゴムモールド外部
へ飛散する。この飛散を防止するために先願のように取
り外し可能な蓋を使用すると、蓋の使用後は使用前の蓋
をかぶせる場所に戻さなければならず、そのための装置
の機構が煩雑になる。したがって本発明は永久磁石粉末
の飛散を効率的な方法で防止することができる方法及び
装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、周回経
路によりゴムモールドなどを搬送する方式において遮蔽
板を改良した永久磁石圧粉体の製造方法に関し、1つ以
上の凹部又は貫通孔と底からなるキャビティを有するゴ
ムモールドの前記キャビティに永久磁石粉末を高密度充
填しあるいは永久磁石粉末の予備成形体を装填し、ゴム
モールドのキャビティを遮蔽板で覆い、遮蔽板で覆われ
た永久磁石粉末に瞬間的に磁界を印加し、ゴムモールド
及び永久磁石粉末をダイプレス機のパンチにより圧縮
し、そして圧粉体をゴムモールドから取り出す各工程
を、ゴムモールド又はゴムモールド及びダイを搬送する
周回経路で順次繰り返し行うとともに、瞬間的な磁界印
加以降の区間に亙り前記周回経路を前記遮蔽板で密封す
るともに、ダイプレスによる圧縮を行う位置で引き続き
パンチ又は遮蔽板によりゴムモールドを密封することを
特徴とする。
【0016】本発明において、瞬間的磁界の印加とは、
永久磁石粉末に磁界(B)の時間(t)当たり強度変化
(dB/dt)に比例する永久磁石粉末の回転力が当該
粉末に発生し、圧粉体の配向度が、少なくとも、普通充
填後ダイプレス成形をした永久磁石圧粉体以上となるよ
うに、する磁界印加を言う。すなわち、高密度充填する
ことにより粉末粒子間の摩擦力が大きくなるが、それに
よる不都合が解消される程度以上に瞬間的磁界を印加す
る。一般には、5〜100kOeの磁界を1μsec〜
1secのパルスとして印加する。
【0017】また底を有するゴムモールドは、一体のゴ
ムモールドが底付きである場合のみならず、底とそれ以
外の組み合わせた分離モールドであってもよい。また底
は側壁部よりも硬質な材料、例えば硬質ゴム又は金属か
らなるものであってもよい。
【0018】さらに、予備成形体とは永久磁石粉末を予
備圧縮してゴムモールドに充填可能な形状に成形したも
のをいう。
【0019】本発明法におけるゴムモールド内の永久磁
石粉末の充填密度は磁石の材質の種類にかかわらず自然
充填密度の1.2倍以上の値である。自然充填密度は主
として磁石粉末の粒径により定まる。自然充填密度とは
自由落下により粉末を堆積させた時の見掛け密度であ
り、この目安としてはJISでは見掛け密度試験法が標
準化されているが、微粉の永久磁石は流動性が極めて悪
いので、標準化された試験法では測定が不可能であるか
もしくはボックスフィーダーなどで行われている自然充
填密度よりはかなり隔たった値が得られる。したがっ
て、本発明においては図8に示す粉末受け皿27から永
久磁石粉末をゴムモールドに落下させ、その上面端から
盛り上がり、粉末が溢れるのを防止する上枠28の中ま
で堆積した時の密度とする。なお、粉末受け皿27の位
置はゴムモールドのキャビティの深さの3.7倍だけ該
受け皿27の下端がゴムモールドの底面から離れるよう
にする。
【0020】また本発明の第一においては、遮蔽板がダ
イプレスを行う位置でゴムモールドを密封しない方式
と、密封する方式の両方が可能である。前者の場合は永
久磁石粉末が遮蔽板外に移動した時は引続きパンチの下
面による密封を行う必要がある。後者の場合は遮蔽板が
密封状態を維持しているから、適当なタイミングでプレ
ス成形を行う。
【0021】本発明の第二は、永久磁石粉末の飛散を防
止するために遮蔽板を使用しない永久磁石圧粉体の製造
方法に関し、1つ以上の凹部又は貫通孔と底からなるキ
ャビティに永久磁石粉末を高密度充填しあるいは永久磁
石粉末の予備成形体を装填し、キャビティ内の永久磁石
粉末に瞬間的に磁界を印加し、瞬間的に磁界を印加した
後、ゴムモールド及び永久磁石粉末を低圧力で予備圧縮
し、その後ダイプレス機内にゴムモールドを搬送して成
形を行うことを特徴とする。ここで、低圧力とは圧粉体
を得るために永久磁石粉末にダイプレス機のパンチによ
り最終的に加える圧力よりは低いが、ゴムモールドの開
放口から粉末が磁力により相互に反発して飛び出さない
程度に粉末が凝集するような圧力を言う。粉末の飛び出
し易さは、粉末の量、モールド開放面の大きさ及び粉末
の残磁程度などによるが、一般に10g/cm2 以上の
圧力で圧縮すれば粉末の飛び出しはない。
【0022】したがって、かかる低圧力を加える装置は
ダイプレス機よりも簡単な加圧手段をもつものであって
よい。予備圧力はゴムモールドを介して永久磁石粉末に
準等方的にかかるために、パルス磁界による配向を乱す
ことなく、粉末の飛散を防止することができる。
【0023】本発明の第二を周回経路方式で行う場合
は、予備圧縮は、予備圧縮用のパンチでゴムモールドを
密閉しつつパルス磁界を印加した後、パルス磁界印加位
置で引き続き行う必要がある。すなわちパルス磁界印加
後にモールドの位置を変えると粉末の飛散、もしくはゴ
ムモールドの密閉を破るおそれがあり、好ましくない。
また予備圧縮は装置の複雑化を避けるために無磁界中で
行うことが好ましい。この無磁界中で予備圧縮を行う場
合若干永久磁石粉末の配向が乱されることがある。した
がって、配向の乱れが大きい場合は、ダイプレス機によ
る成形の際に磁界を印加して永久磁石粉末の配向を矯正
する必要がある。この場合は予備圧縮の圧力はできるだ
け低く、例えば0.1ton/cm2 以下とすることが
好ましい。この圧力以上で予備圧縮を行うと、粉末が凝
集しすぎるために矯正時の再配向が効果的でなくなる。
【0024】本発明の第三は、永久磁石粉末の飛散を防
止するために遮蔽板を使用しない永久磁石粉末の製造方
法に関し、ゴムモールドの前記キャビティに永久磁石粉
末を高密度充填しあるいは永久磁石粉末の予備成形体を
装填し、ゴムモールドをダイプレス機内にセットし、ゴ
ムモールドの開放口側を上パンチで覆った状態で、永久
磁石粉末に瞬間的に磁界を印加し、その後引き続きパン
チによりゴムモールド及び永久磁石粉末を加圧すること
を特徴とする。
【0025】本発明の第三の方法における瞬間的磁界印
加は永久磁石粉末の配向を目的とする点では従来のダイ
プレスにおける配向法と同じであるが、従来の配向は静
磁界で行われていたのに対して、本発明ではパルス磁界
を使用する点で異なっている。本発明者らは先願におい
てゴムモールドに高密度充填された永久磁石粉末はパル
ス磁界を使用すれば十分に配向することを見出し、その
後さらに研究を続けダイプレス機内でもパルス磁界によ
る配向が可能になる;パルス磁界で配向される粉末の飛
散防止のためにパンチを利用するとの着想を抱いた。
【0026】本発明の第三では、ダイプレス機にはパル
ス磁界発生器を備える必要がある。この場合、当然にパ
ルス磁界発生器の設置場所はゴムモールドに出来るだけ
近いことが望ましい。従来のダイプレス機のダイのキャ
ビティ近傍に空気またはセラミックスなどの非導電性で
かつ非磁性物質が存在すればパルス磁界発生器設置を所
望の場所に設置することが原理的に可能である。しか
し、従来の静磁界による配向を行うダイプレス機ではパ
ンチ、その他の金属製治具がダイのキャビティ近傍に存
在するので、パルス磁界発生器を所望の位置に配置する
ことが困難であり、パルス磁界発生器から発生される磁
束はかかる金属製治具等の中で渦電流となり十分にゴム
モールド内まで到達しない。したがって、パルス磁界発
生器を設置するためのスペースを通常のダイプレス機に
作り、非導電性かつ非磁性の物質がゴムモールドに直接
接触するか、あるいは直接接触しないにせよ介在する導
電性及び/又は磁性物質の質量が少なくなるようにする
ことが好ましい。このためには種々の工夫が可能である
が、例えば非導電性かつ非磁性函の中にパルス発生器を
収納して、この函を静止下パンチの替わりとすることも
できる。またかかる函の上部を圧縮成形によっても変形
しない厚みのゴムとしてゴムモールドの底部を兼ねさせ
てもよい。さらにパンチを、できるならばダイとパンチ
もセラミックスや高強度プラスチックなどの非導電性及
び非磁性物質から構成することによってもパルス磁界を
ゴムモールド内に集中させることができる。
【0027】本発明の第四は、順次配列された、永久磁
石粉末をゴムモールドに高密度充填させる高密度充填部
と、瞬間磁界発生器と、ダイプレスと、圧粉成形体をゴ
ムモールドから取り出す治具とからなる成形装置を含ん
でなり、前記成形装置のそれぞれにゴムモールド又はゴ
ムモールド及びダイを順次搬送させる搬送手段を有し、
瞬間磁界発生器の位置からダイプレスの位置に至る区間
において搬送手段の上面を、搬送されているゴムモール
ドの上部開放口が密封されるように、遮蔽板で覆ったこ
とを特徴とする。
【0028】
【作用】本発明の第一及び第四においては、ゴムモール
ドの凹部を遮蔽板で覆い、遮蔽板で覆われた永久磁石粉
末に瞬間的に磁界を印加することによって永久磁石粉末
の飛散を防止する。またこの遮蔽板を、周回経路のう
ち、瞬間的な磁界印加を行う位置からダイプレスを行う
位置に至る区間に亙り遮蔽板を配置することにより、永
久磁石粉末がこの区間で露出され、ゴムモールドの外に
飛び出す危険を防止する。また遮蔽板は上記区間で連続
して設け、遮蔽板の隙間が生じないようにする。また遮
蔽板はゴムモールドが何回周回しても上記の区間は絶え
ず遮蔽板により覆われるように遮蔽板の位置が決められ
ており、先願の方法のように遮蔽機能をもつゴムモール
ドの蓋を磁界中ダイプレス装置の位置から瞬間的パルス
発生装置の位置に1回の周回の都度戻す必要もなくな
る。
【0029】本発明の第二は、キャビティ内の永久磁石
粉末に瞬間的に磁界を印加し、ゴムモールドの遮蔽を破
れば粉末が反発力でゴムモールド外に飛び出す状態にな
った後に、永久磁石粉末を低圧力で予備圧縮するので、
永久磁石粉末の見掛け密度が高められ、搬送中にゴムモ
ールドが開放されてもその外に飛び出すことがなくな
る。
【0030】本発明の第三は、ダイプレス機のパンチを
永久磁石粉末を防止するための蓋として使用するところ
に特長がある。すなわち永久磁石粉末の上下面と接して
上下パンチが配置されているか、あるいは上パンチが永
久磁石粉末と接していなくともダイキャビティに蓋をし
た状態になっていると、瞬間的磁界が永久磁石粉末に加
えられても、該粉末はパンチに突き当たってダイキャビ
ティの外には飛び出さない。
【0031】以下実施例により本発明を具体的に説明す
る。
【実施例】図1は本発明の第一及び第四の実施例に該当
し、図2のI−I線の断面図であり、図2は本発明にお
ける永久磁石圧粉体製造装置の平面図である。図中、図
7と同一の要素は同一の参照数字で示している。図中、
20はダイ、34は硬質ゴムなどのリングより作られて
いるバックアッププレート、35は永久磁石粉末に配向
磁界を加える電磁コイル、40は、周回経路及び搬送手
段に該当するゴムモールドのキャリアを下側で摺動自在
に支える底板である。底板40は上下パンチ1a,1b
の領域ではダイの一部を構成し、また周回経路で搬送中
のゴムモールド10を支える底面も構成している。42
は永久磁石粉末に瞬間的磁界を加える電磁コイル、43
は遮蔽板である。
【0032】Aの位置では永久磁石粉末5は高密度充填
部46(図2)において、プッシャー、振動機等により
ゴムモールド10に高密度充填される。Bの位置に示さ
れる44は電磁コイル42、図示されない磁極、電源、
コンデンサなどからなるパルス磁界発生器を示す。遮蔽
板43はキャリア2に沿って磁界中ダイプレス装置6の
位置まで達している。遮蔽板43は、建屋の床面に直立
した数個の支柱45により保持され水平位置を保ってお
り、またその上下方向の位置はキャリア2が遮蔽板43
に対して摺動するように調節されている。したがって、
キャリア2が周回する時には図示の位置に静止している
遮蔽板43の下部にゴムモールド10が進入し、ゴムモ
ールド10はその開放口が遮蔽板で密封された状態で瞬
間的に磁界が永久磁石粉末5に加えられる。
【0033】続いて密封状態を保ちながらゴムモールド
10は、キャリア2の矢印方向への回転とともに移動
し、BからCの位置に達する。このとき上パンチ1aの
下面は遮蔽板43の下面と同じ高さで、また下パンチ1
bの上面は底板40の上面と同じ高さで、ゴムモールド
10がCへ到達するのを待機している。ゴムモールド1
0が下パンチ1bの上面に移されると、一旦キャリア2
は回転を停止し、ゴムモールド10を上下パンチ1a,
1bの間に挟み、その後下降し、ダイ20中でプレス成
形が行われる。その後上下パンチ1a,1bは上昇し、
先の位置に戻り、そしてキャリア2の回転が再開される
ので、ゴムモールド10は再び底板40上に載せられ、
次にDの位置に達する。
【0034】なお、図1においては電磁コイル42はゴ
ムモールド10の下方で側方に設けられているが、ゴム
モールド10の直上部に設けてもよい。また電磁コイル
42により十分な配向が得られる場合は、ダイプレス装
置の電磁コイル35は省略してもよい。また、図1では
ゴムモールド10中にキャビティが1つしか示されてい
ないが、2個以上のキャビティを形成しても前述のとこ
ろと同様に磁界印加などの処理を行うことができる。同
様に、10として示されているゴムモールドの外側のリ
ング状の部分をダイス鋼とすると、ゴムモールドとダイ
を周回させる実施例になる。
【0035】キャリア2を回転ダイとし、ダイをゴムモ
ールドとともに回転搬送してもよい。この場合図3に示
すようにダイを片閉じにして、上パンチ1aのみで圧縮
成形を行ってもよい。さらに図4に示すように遮蔽板4
3が上パンチが本来はあるべき位置まで達してダイキャ
ビティを密封するようにし、反対側の下パンチ1bによ
りゴムモールド10を突き上げるようにしてもよい。な
お図4の場合は上パンチ(図示せず)により遮蔽板43
を補強しながら、上パンチ及び遮蔽板43と下パンチ1
bの間で圧縮を行ってもよい。図5の右半分に示すよう
にパルスコイル42の内周側をプラスチックダイ20b
としてもよい。モールド10を上下パンチ48a,48
bではさんでキャリア2の中からプラスチックダイ20
b中に下降させ、パルスコイル42から磁石粉末にパル
ス磁界を印加し、その後プラスチックダイ20b中で圧
縮してもよい。
【0036】図5は本発明の第二の実施例を示し、図1
と同一の要素は同一の参照符号を付す。図中、20aは
ダイである。48a,48bは低圧力で永久磁石粉末5
を圧縮するためのパンチである。その動作は図1を参照
して説明したダイプレス機の上下パンチ1a,1bと同
じであり、またキャリア2と上下パンチ1a,1bの動
作も図1を参照して説明したところと同じである。図5
に示す実施例においては、パンチ48a,48bによる
圧力は低くともよいので、プラスチックなどでパンチ4
8a,48b及びダイ20aを構成することができる。
また、パンチ48は図3及び4に示すように片方のみと
することもできる。49はパンチ48aを案内するガイ
ドであるが、省略してもよい。
【0037】図5に示すパンチ48a,48bにより、
ゴムモールド10を密閉し、瞬間的に磁界を印加した後
に、その位置でゴムモールド10及び永久磁石粉末を軽
くパンチ48a,48bにより圧縮して粉末を凝集させ
る。その後キャリア2を回転させ、ゴムモールド10を
ガイド49外に移動させる。この時永久磁石粉末5は、
ゴムモールド10の外部開放口から外に飛び出さない。
したがってゴムモールド10に遮蔽板をかぶせる必要は
なくなる。
【0038】キャリア2の一部であり、これと一体にな
って移動する予備成形用ダイ20aをセラミック又はプ
ラスチックから構成すると、配向の乱れが少なくなる。
これは予備成形の前に行われる瞬間的磁界印加により生
じる磁束がダイの中で渦電流となることがなく、またそ
の後の永久磁石粉末5の予備圧縮が準等方的に行われる
からである。配向の乱れが少ないにも拘らず、その後の
ダイプレス時に配向を矯正したい場合はパンチ48によ
る圧力を低くすることが好ましい。
【0039】図6は本発明の第三の実施例を示し、図1
と同一の要素は同一の参照符号を付している。この実施
例では通常の片押しダイプレス機の底部にセラミックス
または樹脂からなる底板25を用い、その中にパルス磁
界発生器26を埋め込んだ構成としている。そのためパ
ルス磁界発生器26からの磁束はほとんど全部がゴムモ
ールド10内の永久磁石粉末に掛けられる。この磁界印
加の際上パンチ1aはゴムモールド10を密封している
ので、粉末の飛散は避けられる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるとゴ
ムモールド中の永久磁石が瞬間的磁界印加後にゴムモー
ルド外へ飛び出さないので、一定の量の永久磁石粉末が
圧粉されることとなり、圧粉体の密度が一定するのみな
らず、焼結や樹脂含浸をした磁石製品の磁気特性も一定
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】周回方式の圧粉体製造装置の瞬間的磁界印加部
とダイプレス機の断面図であり、本発明の第一の実施例
を示す図である。
【図2】周回方式の圧粉体製造装置の平面図である。
【図3】片閉じダイによる圧粉体の成形法の説明図であ
る。
【図4】遮蔽板で遮蔽と上パンチの機能を兼用する成形
法の説明図である。
【図5】本発明の第二の実施例を示す図1に相当する図
である。
【図6】本発明の第三の実施例を示す図1に相当する図
である。
【図7】周回方式の圧粉体製造装置の平面図である。
【図8】自然充填法の説明図である。
【符号の説明】
1 パンチ 2 キャリア 4 電磁コイル 6 磁界中ダイプレス装置 10 ゴムモールド 12 成形体取りだし装置 13 圧粉体 14 アーム 16 コンベヤー 17 ステップモーター 20 ダイ 23 シャフト 25 底板 26 パルス磁界発生器 30 エアピストン 31 エアユニット 32 電磁石 33 電源 34 バックアッププレート 35 電磁コイル 40 底板 42 電磁コイル 43 遮蔽板 44 パルス磁界発生機 45 支柱 46 高密度充填部 50 制御ユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つ以上の凹部又は貫通孔と底からなる
    キャビティを有するゴムモールドの前記キャビティに永
    久磁石粉末を高密度充填しあるいは永久磁石粉末の予備
    成形体を装填し、前記ゴムモールドのキャビティを遮蔽
    板で覆い、遮蔽板で覆われた永久磁石粉末に瞬間的に磁
    界を印加し、ゴムモールド及び永久磁石粉末をダイプレ
    ス機のパンチにより圧縮し、そして圧粉体をゴムモール
    ドから取り出す各工程を、ゴムモールド又はゴムモール
    ド及びダイを搬送する周回経路で順次繰り返し行うとと
    もに、前記瞬間的な磁界印加以降の区間に亙り前記周回
    経路を前記遮蔽板で密封し、また前記ダイプレスによる
    圧縮を行う位置で引き続きパンチ又は遮蔽板によりゴム
    モールドを密封しつつゴムモールド及び永久磁石粉末の
    パンチによる圧縮を行うことを特徴とする永久磁石圧粉
    体の製造方法。
  2. 【請求項2】 1つ以上の凹部又は貫通孔と底からなる
    キャビティを有するゴムモールドの前記キャビティに永
    久磁石粉末を高密度充填しあるいは永久磁石粉末の予備
    成形体を装填し、前記キャビティ内の永久磁石粉末に瞬
    間的に磁界を印加し、瞬間的に磁界を印加した後、ゴム
    モールド及び永久磁石粉末を低圧力で予備圧縮し、その
    後ダイプレス機内にゴムモールド又はゴムモールド及び
    ダイを搬送して成形を行うことを特徴とする永久磁石圧
    粉体の製造方法。
  3. 【請求項3】 1つ以上の凹部又は貫通孔と底からなる
    キャビティを有するゴムモールドの前記キャビティに永
    久磁石粉末を高密度充填しあるいは永久磁石粉末の予備
    成形体を装填し、前記ゴムモールドをダイプレス機内に
    セットし、ゴムモールドの開放口側を上パンチで覆った
    状態で、永久磁石粉末に瞬間的に磁界を印加し、その後
    引き続き上下パンチにより前記ゴムモールド及び永久磁
    石粉末を加圧することを特徴とする永久磁石圧粉体の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 順次配列された、永久磁石粉末をゴムモ
    ールドのキャビティに高密度充填させる高密度充填部
    と、瞬間磁界発生器と、ダイプレスと、圧粉成形体をゴ
    ムモールドから取り出す治具とからなる成形装置を含ん
    でなり、前記成形装置のそれぞれにゴムモールド又はゴ
    ムモールド及びダイを順次搬送させる搬送手段を有し、
    前記瞬間磁界発生器の位置からダイプレスの位置に至る
    区間において前記搬送手段の上面を、搬送されているゴ
    ムモールドの上部開放口が密封されるように、遮蔽板で
    覆ったことを特徴とする永久磁石圧粉体の製造装置。
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