JPH0543972A - 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔及びその製造方法 - Google Patents
電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔及びその製造方法Info
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- JPH0543972A JPH0543972A JP22335591A JP22335591A JPH0543972A JP H0543972 A JPH0543972 A JP H0543972A JP 22335591 A JP22335591 A JP 22335591A JP 22335591 A JP22335591 A JP 22335591A JP H0543972 A JPH0543972 A JP H0543972A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エッチング特性の良好な、電解コンデンサ陰
極用アルミニウム合金箔及びその製造方法を提供する。 【構成】 Mg0.001〜0.10重量%、Zn0.001〜0.05重量
%、Cu0.001重量%以下、Ti0.001重量%以下、Ni0.002
重量%以下、残部Al及び不可避不純物からなる電解コン
デンサ陰極用アルミニウム合金箔である。この電解コン
デンサ陰極用アルミニウム合金箔の好ましい製造方法
は、以下のとおりである。即ち、Mg0.001〜0.10重量
%、Zn0.001〜0.05重量%、Cu0.001重量%以下、Ti0.00
1重量%以下、Ni0.002重量%以下、残部Al及び不可避不
純物からなる鋳塊を準備する。この鋳塊に、熱間圧延及
び冷間圧延を施してアルミニウム箔を得る。このアルミ
ニウム箔に、図1の斜線で示す範囲内の温度−時間条件
で最終焼鈍を施すことにより、電解コンデンサ陰極用ア
ルミニウム合金箔を得るのである。
極用アルミニウム合金箔及びその製造方法を提供する。 【構成】 Mg0.001〜0.10重量%、Zn0.001〜0.05重量
%、Cu0.001重量%以下、Ti0.001重量%以下、Ni0.002
重量%以下、残部Al及び不可避不純物からなる電解コン
デンサ陰極用アルミニウム合金箔である。この電解コン
デンサ陰極用アルミニウム合金箔の好ましい製造方法
は、以下のとおりである。即ち、Mg0.001〜0.10重量
%、Zn0.001〜0.05重量%、Cu0.001重量%以下、Ti0.00
1重量%以下、Ni0.002重量%以下、残部Al及び不可避不
純物からなる鋳塊を準備する。この鋳塊に、熱間圧延及
び冷間圧延を施してアルミニウム箔を得る。このアルミ
ニウム箔に、図1の斜線で示す範囲内の温度−時間条件
で最終焼鈍を施すことにより、電解コンデンサ陰極用ア
ルミニウム合金箔を得るのである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エッチング特性の良好
な、電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔及びその
製造方法に関するものである。
な、電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔及びその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電解コンデンサ陰極用アルミ
ニウム合金箔として、Cuを0.1〜0.5重量%添加したアル
ミニウム合金箔が使用されている。このように、Cuが比
較的多く含有されているのは、アルミニウム合金箔のエ
ッチング性を向上させるためである。しかしながら、Cu
を多く含有するアルミニウム合金箔を使用して、陰極箔
を作成すると、以下のような欠点があった。即ち、エッ
チング性向上のために添加したCuが、陰極箔をコンデン
サに組み込んだ後、充放電を繰り返す間に、電解液中に
溶出して析出し、陰極と陽極とを短絡させる危険性があ
った。また、陰極箔においても、自然酸化皮膜が形成さ
れたり、或いは耐電圧数ボルトの化成皮膜を付けること
もあり、この場合Cu等の添加元素及びFe等の析出物によ
り、その皮膜が不均一となり、経時変化に対してコンデ
ンサの信頼性が低下するという欠点があった。
ニウム合金箔として、Cuを0.1〜0.5重量%添加したアル
ミニウム合金箔が使用されている。このように、Cuが比
較的多く含有されているのは、アルミニウム合金箔のエ
ッチング性を向上させるためである。しかしながら、Cu
を多く含有するアルミニウム合金箔を使用して、陰極箔
を作成すると、以下のような欠点があった。即ち、エッ
チング性向上のために添加したCuが、陰極箔をコンデン
サに組み込んだ後、充放電を繰り返す間に、電解液中に
溶出して析出し、陰極と陽極とを短絡させる危険性があ
った。また、陰極箔においても、自然酸化皮膜が形成さ
れたり、或いは耐電圧数ボルトの化成皮膜を付けること
もあり、この場合Cu等の添加元素及びFe等の析出物によ
り、その皮膜が不均一となり、経時変化に対してコンデ
ンサの信頼性が低下するという欠点があった。
【0003】このため、電解コンデンサ陰極用アルミニ
ウム合金箔中における、Cuの添加量をなるべく少なくす
る方法が提案されている。例えば、アルミニウム合金箔
中にMg及びMoを添加して、Cuの添加量を少なくしてもエ
ッチング特性が低下しないようにすることが提案されて
いる(特開昭62-296410号公報)。これは、Mgが、アル
ミニウム合金箔を焼鈍する際において、箔表面に拡散濃
縮するという性質及びこれによって酸化皮膜の欠陥部を
増大させるということを利用したものである。即ち、酸
化皮膜の欠陥部を増大させることにより、初期のエッチ
ング開始点を増加させて、エッチングによって生じるピ
ットの密度を増加させ、Cuの添加量を少なくしたことに
よるエッチング特性の低下を防止しようというものであ
る。
ウム合金箔中における、Cuの添加量をなるべく少なくす
る方法が提案されている。例えば、アルミニウム合金箔
中にMg及びMoを添加して、Cuの添加量を少なくしてもエ
ッチング特性が低下しないようにすることが提案されて
いる(特開昭62-296410号公報)。これは、Mgが、アル
ミニウム合金箔を焼鈍する際において、箔表面に拡散濃
縮するという性質及びこれによって酸化皮膜の欠陥部を
増大させるということを利用したものである。即ち、酸
化皮膜の欠陥部を増大させることにより、初期のエッチ
ング開始点を増加させて、エッチングによって生じるピ
ットの密度を増加させ、Cuの添加量を少なくしたことに
よるエッチング特性の低下を防止しようというものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開昭62-296410号公報記載の方法によっても、十分にC
uの添加量を少なくすることができなかった。このこと
は、前記公報において、Cuの添加量が0.05〜0.5重量%
と記載されていることからも、明らかである。そこで、
本発明者は、Cuの添加量を0.05重量%未満としても、良
好なエッチング特性を持つアルミニウム合金箔を得るこ
とを試みた。この結果、上記の如き特性を持つMgと共に
Znを使用することにより、Mgの上記特性を更に増進させ
うることを見出し、本発明に到達したのである。
特開昭62-296410号公報記載の方法によっても、十分にC
uの添加量を少なくすることができなかった。このこと
は、前記公報において、Cuの添加量が0.05〜0.5重量%
と記載されていることからも、明らかである。そこで、
本発明者は、Cuの添加量を0.05重量%未満としても、良
好なエッチング特性を持つアルミニウム合金箔を得るこ
とを試みた。この結果、上記の如き特性を持つMgと共に
Znを使用することにより、Mgの上記特性を更に増進させ
うることを見出し、本発明に到達したのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、Mg0.00
1〜0.10重量%、Zn0.001〜0.05重量%、Cu0.001重量%
以下、Ti0.001重量%以下、Ni0.002重量%以下、残部Al
及び不可避不純物からなることを特徴とする電解コンデ
ンサ陰極用アルミニウム合金箔、及びその製造方法に関
するものである。
1〜0.10重量%、Zn0.001〜0.05重量%、Cu0.001重量%
以下、Ti0.001重量%以下、Ni0.002重量%以下、残部Al
及び不可避不純物からなることを特徴とする電解コンデ
ンサ陰極用アルミニウム合金箔、及びその製造方法に関
するものである。
【0006】本発明に係るアルミニウム合金箔中におけ
るMgの添加量は、0.001〜0.10重量%である。Mgの添加
量が0.001重量%未満になると、焼鈍しても、箔表面へ
のMgの拡散及び濃縮が十分でなく、エッチング開始点の
増加が図れないので、好ましくない。また、Mgの添加量
が0.10重量%を超えると、エッチング開始点の増加が大
きくなりすぎて、エッチングが過剰となり、得られる陰
極箔の表面が剥離しやすくなるため、好ましくない。
るMgの添加量は、0.001〜0.10重量%である。Mgの添加
量が0.001重量%未満になると、焼鈍しても、箔表面へ
のMgの拡散及び濃縮が十分でなく、エッチング開始点の
増加が図れないので、好ましくない。また、Mgの添加量
が0.10重量%を超えると、エッチング開始点の増加が大
きくなりすぎて、エッチングが過剰となり、得られる陰
極箔の表面が剥離しやすくなるため、好ましくない。
【0007】また、Znの添加量は、0.001〜0.05重量%
である。Znは、Alのマトリックスの電位を下げ、箔表面
に濃縮したMgによるエッチング開始後の金属酸化物界面
での反応を補助するものである。従って、Znの存在によ
って、エッチングによるピットの進行が良好となるので
ある。Znの添加量が0.001重量%未満であると、金属酸
化物界面での反応を補助する作用が十分に発揮できなく
なるので、好ましくない。また、Znの添加量が0.05重量
%を超えると、金属酸化物界面での反応が過剰となっ
て、エッチングが過剰となり、得られる陰極箔の表面が
剥離しやすくなるため、好ましくない。
である。Znは、Alのマトリックスの電位を下げ、箔表面
に濃縮したMgによるエッチング開始後の金属酸化物界面
での反応を補助するものである。従って、Znの存在によ
って、エッチングによるピットの進行が良好となるので
ある。Znの添加量が0.001重量%未満であると、金属酸
化物界面での反応を補助する作用が十分に発揮できなく
なるので、好ましくない。また、Znの添加量が0.05重量
%を超えると、金属酸化物界面での反応が過剰となっ
て、エッチングが過剰となり、得られる陰極箔の表面が
剥離しやすくなるため、好ましくない。
【0008】本発明に係るアルミニウム合金箔中には、
なるべくCuが含有されていないのが好ましい。これは、
陰極箔としてコンデンサに使用した場合、充放電を繰り
返すことにより、電解液中にCuが溶出して電極に析出
し、短絡する危険性を回避するためである。従って、ア
ルミニウム合金箔中におけるCuの量は、0.001重量%以
下とする。Cuの量が0.001重量%を超えると、前記した
短絡する危険性が生じるので、好ましくない。
なるべくCuが含有されていないのが好ましい。これは、
陰極箔としてコンデンサに使用した場合、充放電を繰り
返すことにより、電解液中にCuが溶出して電極に析出
し、短絡する危険性を回避するためである。従って、ア
ルミニウム合金箔中におけるCuの量は、0.001重量%以
下とする。Cuの量が0.001重量%を超えると、前記した
短絡する危険性が生じるので、好ましくない。
【0009】アルミニウム合金箔中におけるTiの量は、
0.001重量%以下とする。Tiの量が0.001重量%を超える
と、エッチング時に過溶解が生じる恐れがあるため、好
ましくない。また、アルミニウム合金箔中におけるNiの
量は、0.002重量%以下である。Niは、Alに比べて電位
が高いので、エッチング時におけるAlの溶解を促進する
ものである。しかし、0.002重量%を超えると、エッチ
ング時に過溶解が生じる恐れがあるため、好ましくな
い。
0.001重量%以下とする。Tiの量が0.001重量%を超える
と、エッチング時に過溶解が生じる恐れがあるため、好
ましくない。また、アルミニウム合金箔中におけるNiの
量は、0.002重量%以下である。Niは、Alに比べて電位
が高いので、エッチング時におけるAlの溶解を促進する
ものである。しかし、0.002重量%を超えると、エッチ
ング時に過溶解が生じる恐れがあるため、好ましくな
い。
【0010】本発明に係るアルミニウム合金箔中には、
アルミニウム地金に通常含まれている不可避不純物を含
んでいてもよい。例えば、通常0.05〜0.8重量%程度含
まれているFeや0.05〜0.5重量%程度含まれているSiを
含んでいてもよい。
アルミニウム地金に通常含まれている不可避不純物を含
んでいてもよい。例えば、通常0.05〜0.8重量%程度含
まれているFeや0.05〜0.5重量%程度含まれているSiを
含んでいてもよい。
【0011】本発明に係るアルミニウム合金箔は、特に
以下の如き最終焼鈍条件で焼鈍して製造するのが、好ま
しい。即ち、所定の元素組成を持つアルミニウム箔に、
温度150〜530℃及び時間1分〜100時間という条件であっ
て、図1の斜線で示す範囲内の温度−時間条件で最終焼
鈍を施すのが、好ましい。この条件で最終焼鈍を施す
と、アルミニウム箔中に存在するMgが箔表面に拡散して
濃縮し、エッチング特性が良好になるのである。この範
囲外の条件で最終焼鈍を施すと、アルミニウム箔中に存
在するMgが箔表面に拡散及び濃縮しにくく、エッチング
特性の更なる向上が認められない傾向が生じる。なお、
図1は、横軸が時間(hr)であって、対数目盛りで目盛
られており、縦軸は温度(℃)であって、普通目盛りで
目盛られている。
以下の如き最終焼鈍条件で焼鈍して製造するのが、好ま
しい。即ち、所定の元素組成を持つアルミニウム箔に、
温度150〜530℃及び時間1分〜100時間という条件であっ
て、図1の斜線で示す範囲内の温度−時間条件で最終焼
鈍を施すのが、好ましい。この条件で最終焼鈍を施す
と、アルミニウム箔中に存在するMgが箔表面に拡散して
濃縮し、エッチング特性が良好になるのである。この範
囲外の条件で最終焼鈍を施すと、アルミニウム箔中に存
在するMgが箔表面に拡散及び濃縮しにくく、エッチング
特性の更なる向上が認められない傾向が生じる。なお、
図1は、横軸が時間(hr)であって、対数目盛りで目盛
られており、縦軸は温度(℃)であって、普通目盛りで
目盛られている。
【0012】
実施例1〜19及び比較例1〜6 表1に示す元素組成のアルミニウム鋳塊(厚さ400mm)
を、温度520℃で25時間均質化処理した後、熱間粗圧延
開始温度480℃で熱間粗圧延終了温度400℃として熱間粗
圧延機を用いて圧延し、厚さ25mm程度のアルミニウム板
を得た。このアルミニウム板を、熱間仕上圧延開始温度
380℃で熱間仕上圧延終了温度230℃として熱間仕上圧延
機を用いて圧延し、厚さ3mmのアルミニウム薄板を得
た。このアルミニウム薄板をコイル状に巻き上げて冷却
し、その後冷間圧延を施して、厚さ0.05mmのアルミニウ
ム箔を得た。
を、温度520℃で25時間均質化処理した後、熱間粗圧延
開始温度480℃で熱間粗圧延終了温度400℃として熱間粗
圧延機を用いて圧延し、厚さ25mm程度のアルミニウム板
を得た。このアルミニウム板を、熱間仕上圧延開始温度
380℃で熱間仕上圧延終了温度230℃として熱間仕上圧延
機を用いて圧延し、厚さ3mmのアルミニウム薄板を得
た。このアルミニウム薄板をコイル状に巻き上げて冷却
し、その後冷間圧延を施して、厚さ0.05mmのアルミニウ
ム箔を得た。
【表1】
【0013】このアルミニウム箔を表2及び表3に示し
た条件で最終焼鈍を施し、電解コンデンサ用アルミニウ
ム合金箔を得た。このアルミニウム合金箔を、以下に示
すエッチング条件でエッチングした。エッチングは、30
℃の2.8重量%塩酸+7.5重量%塩化アルミニウム(6水
和物)+0.1重量%蓚酸(2水和物)水溶液中で、10Hzの
矩形波交流を用いて、0.2A/cm2で210秒間処理するこ
とにより行なった。そして、エッチング後に、以下の条
件で静電容量(μF/cm2)を測定した。即ち、静電容
量は、0vf.で30℃の8.0重量%硝酸溶液中で120Hzの直列
等価回路でLCRメーターを用いて測定した。この結果
を、表2及び表3に示した。
た条件で最終焼鈍を施し、電解コンデンサ用アルミニウ
ム合金箔を得た。このアルミニウム合金箔を、以下に示
すエッチング条件でエッチングした。エッチングは、30
℃の2.8重量%塩酸+7.5重量%塩化アルミニウム(6水
和物)+0.1重量%蓚酸(2水和物)水溶液中で、10Hzの
矩形波交流を用いて、0.2A/cm2で210秒間処理するこ
とにより行なった。そして、エッチング後に、以下の条
件で静電容量(μF/cm2)を測定した。即ち、静電容
量は、0vf.で30℃の8.0重量%硝酸溶液中で120Hzの直列
等価回路でLCRメーターを用いて測定した。この結果
を、表2及び表3に示した。
【表2】
【表3】 表2及び表3から明らかなように、実施例に係るアルミ
ニウム合金箔にエッチングを施した場合には、比較例に
係る場合に比べて、高静電容量を示すことが分かる。
ニウム合金箔にエッチングを施した場合には、比較例に
係る場合に比べて、高静電容量を示すことが分かる。
【0014】実施例20〜34 上記の実施例で使用したアルミニウム箔に、表4に示し
た条件で最終焼鈍を施した。そして、上記の実施例と同
一の条件でエッチングを施し、静電容量(μF/cm2)
を測定した。その結果を、表4に示した。
た条件で最終焼鈍を施した。そして、上記の実施例と同
一の条件でエッチングを施し、静電容量(μF/cm2)
を測定した。その結果を、表4に示した。
【表4】 実施例20〜34における最終焼鈍の条件は、図1の斜線で
示す範囲内の温度−時間条件で最終焼鈍を施していない
ため、得られるアルミニウム合金箔のエッチング後にお
ける静電容量は、実施例1〜19の場合に比べて、低いも
のであった。
示す範囲内の温度−時間条件で最終焼鈍を施していない
ため、得られるアルミニウム合金箔のエッチング後にお
ける静電容量は、実施例1〜19の場合に比べて、低いも
のであった。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電解
コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔には、Cuの量が0.
001重量%以下しか含有されていないため、このアルミ
ニウム合金箔を使用して作成した陰極箔をコンデンサに
組み込んで、繰り返し使用してもCuが析出しにくい。従
って、Cuの析出によるコンデンサの短絡を防止しうると
いう効果を奏する。また、エッチング特性を向上させる
Cuに代えて、Mg及びZnをアルミニウム合金箔中に含有さ
せたので、エッチング開始点が増大し、且つエッチング
開始後における金属酸化物界面での反応性が向上するの
で、ピットを密に且つ深く形成しうる。従って、エッチ
ングによって得られた陰極箔の表面積の拡大が十分に図
れ、高静電容量の陰極箔を得ることができるという効果
を奏する。
コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔には、Cuの量が0.
001重量%以下しか含有されていないため、このアルミ
ニウム合金箔を使用して作成した陰極箔をコンデンサに
組み込んで、繰り返し使用してもCuが析出しにくい。従
って、Cuの析出によるコンデンサの短絡を防止しうると
いう効果を奏する。また、エッチング特性を向上させる
Cuに代えて、Mg及びZnをアルミニウム合金箔中に含有さ
せたので、エッチング開始点が増大し、且つエッチング
開始後における金属酸化物界面での反応性が向上するの
で、ピットを密に且つ深く形成しうる。従って、エッチ
ングによって得られた陰極箔の表面積の拡大が十分に図
れ、高静電容量の陰極箔を得ることができるという効果
を奏する。
【0016】また、本発明に係る電解コンデンサ陰極用
アルミニウム合金箔を、請求項2記載の方法で得れば、
Mg及びZnの箔表面への拡散及び濃縮が十分に図れ、エッ
チング特性を飛躍的に向上させることができる。従っ
て、請求項2記載の方法で得られた電解コンデンサ陰極
用アルミニウム合金箔をエッチングすれば、高静電容量
の陰極箔を得ることができるという効果を奏する。
アルミニウム合金箔を、請求項2記載の方法で得れば、
Mg及びZnの箔表面への拡散及び濃縮が十分に図れ、エッ
チング特性を飛躍的に向上させることができる。従っ
て、請求項2記載の方法で得られた電解コンデンサ陰極
用アルミニウム合金箔をエッチングすれば、高静電容量
の陰極箔を得ることができるという効果を奏する。
【図1】請求項2記載の電解コンデンサ陰極用アルミニ
ウム合金箔の製造方法を使用する際における、最終焼鈍
の温度−時間条件を示したものである。
ウム合金箔の製造方法を使用する際における、最終焼鈍
の温度−時間条件を示したものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 Mg0.001〜0.10重量%、Zn0.001〜0.05重
量%、Cu0.001重量%以下、Ti0.001重量%以下、Ni0.00
2重量%以下、残部Al及び不可避不純物からなることを
特徴とする電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔。 - 【請求項2】 Mg0.001〜0.10重量%、Zn0.001〜0.05重
量%、Cu0.001重量%以下、Ti0.001重量%以下、Ni0.00
2重量%以下、残部Al及び不可避不純物からなる鋳塊を
使用してアルミニウム箔を得た後、該アルミニウム箔
に、温度150〜530℃及び時間1分〜100時間という条件で
あって、図1の斜線で示す範囲内の温度−時間条件で最
終焼鈍を施すことを特徴とする電解コンデンサ陰極用ア
ルミニウム合金箔の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22335591A JPH0543972A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22335591A JPH0543972A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0543972A true JPH0543972A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16796861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22335591A Pending JPH0543972A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0543972A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09256126A (ja) * | 1996-03-22 | 1997-09-30 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 電解コンデンサ電極用アルミニウム箔の製造方法 |
| US5714271A (en) * | 1993-12-29 | 1998-02-03 | Showa Aluminum Corporation | Electrolytic condenser electrode and aluminum foil therefor |
-
1991
- 1991-08-07 JP JP22335591A patent/JPH0543972A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5714271A (en) * | 1993-12-29 | 1998-02-03 | Showa Aluminum Corporation | Electrolytic condenser electrode and aluminum foil therefor |
| JPH09256126A (ja) * | 1996-03-22 | 1997-09-30 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 電解コンデンサ電極用アルミニウム箔の製造方法 |
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