JPH0544164A - ポリアミド系マルチフイラメント糸の改質方法 - Google Patents
ポリアミド系マルチフイラメント糸の改質方法Info
- Publication number
- JPH0544164A JPH0544164A JP21613191A JP21613191A JPH0544164A JP H0544164 A JPH0544164 A JP H0544164A JP 21613191 A JP21613191 A JP 21613191A JP 21613191 A JP21613191 A JP 21613191A JP H0544164 A JPH0544164 A JP H0544164A
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- Japan
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- yarn
- polyamide
- multifilament yarn
- polyamide multifilament
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- Pending
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- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高い吸水・吸湿性能を有するポリアミド系マ
ルチフイラメント糸を,効率よく生産する方法を提供す
る。 【構成】 嵩高度が10cm3/g以上のポリアミド系マ
ルチフイラメント糸に電子線を照射した後,アクリル酸
および/またはメタクリル酸水溶液を付与する。 【効果】 高い吸水・吸湿性能を有するポリアミド系マ
ルチフイラメント糸を,効率よく生産することが可能と
なる。
ルチフイラメント糸を,効率よく生産する方法を提供す
る。 【構成】 嵩高度が10cm3/g以上のポリアミド系マ
ルチフイラメント糸に電子線を照射した後,アクリル酸
および/またはメタクリル酸水溶液を付与する。 【効果】 高い吸水・吸湿性能を有するポリアミド系マ
ルチフイラメント糸を,効率よく生産することが可能と
なる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,吸水・吸湿性を向上さ
せるポリアミド系マルチフイラメント糸の改質方法に関
するものである。
せるポリアミド系マルチフイラメント糸の改質方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリアミド系繊維は,耐熱性,耐摩耗性
が高く,加工が容易であるため,衣料用や産業資材分野
で広範に用いられている。特に衣料分野では,ポリエス
テルより吸湿性が優れているという理由より,下着やス
トツキングに対する需要が伸びている。しかしながら,
なおポリアミド系繊維は吸湿性が十分でなく,着用時に
ベタツキ感やムレ感あるいは吸水性不良という問題が発
生し,その改善が望まれていた。
が高く,加工が容易であるため,衣料用や産業資材分野
で広範に用いられている。特に衣料分野では,ポリエス
テルより吸湿性が優れているという理由より,下着やス
トツキングに対する需要が伸びている。しかしながら,
なおポリアミド系繊維は吸湿性が十分でなく,着用時に
ベタツキ感やムレ感あるいは吸水性不良という問題が発
生し,その改善が望まれていた。
【0003】このような欠点を解消するために,本発明
者らは,特願平2−194141号,特願平3−490
75号において,電子線を用いてポリアミド繊維に優れ
た吸湿性を付与する方法を提案したが,加工効率におい
てなお改善する余地が残されていた。
者らは,特願平2−194141号,特願平3−490
75号において,電子線を用いてポリアミド繊維に優れ
た吸湿性を付与する方法を提案したが,加工効率におい
てなお改善する余地が残されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記課題を
解決するもので,優れた吸水・吸湿性を有するポリアミ
ド系繊維を,効率よく得ることを技術的課題とするもの
である。
解決するもので,優れた吸水・吸湿性を有するポリアミ
ド系繊維を,効率よく得ることを技術的課題とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは,上記課題
を解決するために鋭意研究を行った結果,フイラメント
間に空隙を有するポリアミド系フイラメント糸条を用い
ることにより,従来より優れた加工効率が得られること
を見出し,本発明に到達した。
を解決するために鋭意研究を行った結果,フイラメント
間に空隙を有するポリアミド系フイラメント糸条を用い
ることにより,従来より優れた加工効率が得られること
を見出し,本発明に到達した。
【0006】すなわち,本発明は,嵩高度が10cm3/
g以上であるポリアミド系マルチフイラメント糸に電子
線を照射した後,アクリル酸および/またはメタクリル
酸水溶液を付与することを特徴とするポリアミド系マル
チフイラメント糸の改質方法を要旨とするものである。
g以上であるポリアミド系マルチフイラメント糸に電子
線を照射した後,アクリル酸および/またはメタクリル
酸水溶液を付与することを特徴とするポリアミド系マル
チフイラメント糸の改質方法を要旨とするものである。
【0007】以下,本発明を詳細に説明する。本発明で
は,ポリアミド系マルチフイラメント糸を加工の対象と
して用いる。ここでいうポリアミド系マルチフイラメン
ト糸とは,ナイロン6,ナイロン66,ナイロン46,
ナイロン12,ナイロン4に代表されるものであって,
これらに限定されるものではないが,一般にナイロン
6,ナイロン66を好ましく用いることができる。
は,ポリアミド系マルチフイラメント糸を加工の対象と
して用いる。ここでいうポリアミド系マルチフイラメン
ト糸とは,ナイロン6,ナイロン66,ナイロン46,
ナイロン12,ナイロン4に代表されるものであって,
これらに限定されるものではないが,一般にナイロン
6,ナイロン66を好ましく用いることができる。
【0008】また,用いる繊維の形態としては,糸状,
織編物等の布帛状のいずれであってもよいが,嵩高度が
10cm3/g以上であることが必要であり,12cm3/g
以上であるとより一層好ましい。この嵩高度を10cm3
/g以上とすることにより,嵩高度が10cm3/g未満
のものに較べ,同条件でより高いグラフト率,吸水・吸
湿率が得られ,ひいては加工速度の向上がもたらされ,
あるいは原料費が削減できるというトータル加工コスト
の大きな削減が図られる。
織編物等の布帛状のいずれであってもよいが,嵩高度が
10cm3/g以上であることが必要であり,12cm3/g
以上であるとより一層好ましい。この嵩高度を10cm3
/g以上とすることにより,嵩高度が10cm3/g未満
のものに較べ,同条件でより高いグラフト率,吸水・吸
湿率が得られ,ひいては加工速度の向上がもたらされ,
あるいは原料費が削減できるというトータル加工コスト
の大きな削減が図られる。
【0009】ここでいう嵩高度とは,糸の単位重量当り
の見掛けの体積で示される指数であり,その測定方法
は,まず2g以上の糸を検尺器で採取し,正確な重量W
(g)を計量した後,一辺が5.5cmの透明なアクリル立
方体容器中に均一に投入し,上から0.5g/cm2 の荷重
をかけ,30秒間放置後の試料上面から容器底面までの
長さH(cm)を読み取った後,次式にて算出するもので
ある。 嵩高度(cm3/g)=(30.25×H)/W
の見掛けの体積で示される指数であり,その測定方法
は,まず2g以上の糸を検尺器で採取し,正確な重量W
(g)を計量した後,一辺が5.5cmの透明なアクリル立
方体容器中に均一に投入し,上から0.5g/cm2 の荷重
をかけ,30秒間放置後の試料上面から容器底面までの
長さH(cm)を読み取った後,次式にて算出するもので
ある。 嵩高度(cm3/g)=(30.25×H)/W
【0010】このような嵩高度10cm3/g以上のポリ
アミド系マルチフイラメント糸は,ポリアミド系マルチ
フイラメント糸の仮撚加工,スタツフイング加工,タス
ラン加工,ニツトデニツト加工等によって得ることがで
きるが,これらに限られるものではなく,その他の方法
によってもよい。
アミド系マルチフイラメント糸は,ポリアミド系マルチ
フイラメント糸の仮撚加工,スタツフイング加工,タス
ラン加工,ニツトデニツト加工等によって得ることがで
きるが,これらに限られるものではなく,その他の方法
によってもよい。
【0011】本発明方法では,まず,上述のポリアミド
系マルチフイラメント糸に電子線を照射する。電子線の
照射条件としては,0.5〜10Mrad程度でよいが,0.
5Mrad 未満では十分なグラフト率が得られないので好
ましくない。また,加速電圧は,処理する試料の厚さに
よって適宜選択すればよいが,通常は150〜300KV
が好ましい。さらに,照射雰囲気は,可能な限り酸素濃
度を低くしておくほうがよく,具体的には500ppm 以
下が好ましい。特に窒素雰囲気で行うと,好ましい結果
が得られる。
系マルチフイラメント糸に電子線を照射する。電子線の
照射条件としては,0.5〜10Mrad程度でよいが,0.
5Mrad 未満では十分なグラフト率が得られないので好
ましくない。また,加速電圧は,処理する試料の厚さに
よって適宜選択すればよいが,通常は150〜300KV
が好ましい。さらに,照射雰囲気は,可能な限り酸素濃
度を低くしておくほうがよく,具体的には500ppm 以
下が好ましい。特に窒素雰囲気で行うと,好ましい結果
が得られる。
【0012】本発明では,ポリアミド系マルチフイラメ
ント糸に電子線を照射した後,アクリル酸および/また
はメタクリル酸水溶液を付与する。ここで,“および/
または”とは,2つのうちのいずれか一方または両方を
意味するものである。
ント糸に電子線を照射した後,アクリル酸および/また
はメタクリル酸水溶液を付与する。ここで,“および/
または”とは,2つのうちのいずれか一方または両方を
意味するものである。
【0013】本発明の方法とは逆に,上記水溶液を付与
した後,電子線を照射すると,ホモポリマーが大量に生
成されて,目的とするグラフト率が得られなくなり,上
記ホモポリマーの生成を抑制するためには,モール塩等
の金属イオンを添加しなければならず,この添加によっ
てグラフト率の抑制が困難となる。
した後,電子線を照射すると,ホモポリマーが大量に生
成されて,目的とするグラフト率が得られなくなり,上
記ホモポリマーの生成を抑制するためには,モール塩等
の金属イオンを添加しなければならず,この添加によっ
てグラフト率の抑制が困難となる。
【0014】本発明方法では,アクリル酸やメタクリル
酸を用いることを必須の要件としている。アクリル酸や
メタクリル酸は,反応性が高く,かつ少量のグラフト重
合にて優れた吸水・吸湿性を付与でき,さらに,薬剤コ
ストも他の反応性モノマーより格段に廉価であることよ
り,実用上最適である。
酸を用いることを必須の要件としている。アクリル酸や
メタクリル酸は,反応性が高く,かつ少量のグラフト重
合にて優れた吸水・吸湿性を付与でき,さらに,薬剤コ
ストも他の反応性モノマーより格段に廉価であることよ
り,実用上最適である。
【0015】本発明にあっては,アクリル酸やメタクリ
ル酸の水溶液を単独で用いてもよいのであるが,アクリ
ル酸にメタクリル酸を10〜90%混合して用いるほう
が,風合硬化の防止の点から好ましく,25〜75%混
合して用いるとより一層好ましい。また,アクリル酸や
メタクリル酸は,工程簡略化のため,予めリチウム,ナ
トリウム,カリウム,マグネシウム,カルシウム等で塩
化を行ったものを用いてもよい。
ル酸の水溶液を単独で用いてもよいのであるが,アクリ
ル酸にメタクリル酸を10〜90%混合して用いるほう
が,風合硬化の防止の点から好ましく,25〜75%混
合して用いるとより一層好ましい。また,アクリル酸や
メタクリル酸は,工程簡略化のため,予めリチウム,ナ
トリウム,カリウム,マグネシウム,カルシウム等で塩
化を行ったものを用いてもよい。
【0016】水溶液の濃度は,0.5%以上,15%以下
が好ましく,1%以上,10%以下がより一層好まし
い。この濃度が0.5%未満では,十分なグラフト率が得
られず,10%を超えると,原料コストの上昇を招くの
で好ましくない。
が好ましく,1%以上,10%以下がより一層好まし
い。この濃度が0.5%未満では,十分なグラフト率が得
られず,10%を超えると,原料コストの上昇を招くの
で好ましくない。
【0017】アクリル酸および/またはメタクリル酸水
溶液を付与する方法としては,浸漬法,噴霧法等によっ
て行えばよいが,これらに限られるものではなく,適宜
の方法を採用すればよい。液温は室温でもよいが,加工
性を向上させるために,40〜50℃に設定することが
好ましい。本発明は,以上の構成よりなるものである。
溶液を付与する方法としては,浸漬法,噴霧法等によっ
て行えばよいが,これらに限られるものではなく,適宜
の方法を採用すればよい。液温は室温でもよいが,加工
性を向上させるために,40〜50℃に設定することが
好ましい。本発明は,以上の構成よりなるものである。
【0018】
【作 用】本発明方法のごとく,ポリアミド系マルチフ
イラメント糸にグラフトモノマーを付与する前に電子線
照射を行うと,まず,基材にラジカルを生成させるた
め,ホモポリマーの生成が極めて少なく,効率よくグラ
フトモノマーをポリアミド繊維にグラフト重合させるこ
とができるようになる。しかも,本発明方法のように,
嵩高度が10cm3/g以上のごとくフイラメント間に空
隙を有する糸を用いると,アクリル酸やメタクリル酸と
各フイラメントの会合が効率よく行われるようになるの
で,優れた加工性を示すようになる。
イラメント糸にグラフトモノマーを付与する前に電子線
照射を行うと,まず,基材にラジカルを生成させるた
め,ホモポリマーの生成が極めて少なく,効率よくグラ
フトモノマーをポリアミド繊維にグラフト重合させるこ
とができるようになる。しかも,本発明方法のように,
嵩高度が10cm3/g以上のごとくフイラメント間に空
隙を有する糸を用いると,アクリル酸やメタクリル酸と
各フイラメントの会合が効率よく行われるようになるの
で,優れた加工性を示すようになる。
【0019】
【実施例】本発明を実施例によりさらに具体的に説明す
るが,実施例における布帛の性能の測定は,次の方法で
行った。 (1)グラフト率 グラフト処理後,湯洗を行い,引き続いて,炭酸水素ナ
トリウム1%水溶液中で80℃,15分間塩化処理を行
った後,酢酸1%水溶液中で80℃,15分間中和処理
を行った試料に関する絶乾重量と未処理試料の絶乾重量
を測定し,次式により算出した。 グラフト率(%)=(グラフト処理試料の絶乾重量−未
処理試料の絶乾重量)/未処理試料の絶乾重量×100 (2)吸湿率 中和処理を行った後,再び塩化処理を行った試料につい
て,調湿重量と絶乾重量を測定し,次式により算出し
た。 吸湿率(%)=(試料の調湿重量−試料の絶乾重量)/
試料の絶乾重量×100 (ただし,調湿条件は,20℃×65%RH中で10時
間放置とする。)
るが,実施例における布帛の性能の測定は,次の方法で
行った。 (1)グラフト率 グラフト処理後,湯洗を行い,引き続いて,炭酸水素ナ
トリウム1%水溶液中で80℃,15分間塩化処理を行
った後,酢酸1%水溶液中で80℃,15分間中和処理
を行った試料に関する絶乾重量と未処理試料の絶乾重量
を測定し,次式により算出した。 グラフト率(%)=(グラフト処理試料の絶乾重量−未
処理試料の絶乾重量)/未処理試料の絶乾重量×100 (2)吸湿率 中和処理を行った後,再び塩化処理を行った試料につい
て,調湿重量と絶乾重量を測定し,次式により算出し
た。 吸湿率(%)=(試料の調湿重量−試料の絶乾重量)/
試料の絶乾重量×100 (ただし,調湿条件は,20℃×65%RH中で10時
間放置とする。)
【0020】まず,実施例で用いるポリアミド系マルチ
フイラメント糸を次の方法で製造した。
フイラメント糸を次の方法で製造した。
【0021】製造例1 供給糸としてナイロン6延伸糸
100d/48fを用い,加工速度100m/min ,仮
撚数2800T/M,ヒータ温度170℃にて捲縮を付
与し,続いて,170℃にて熱固定を行った。このとき
の糸の嵩高度は13.9cm3/gであった。
100d/48fを用い,加工速度100m/min ,仮
撚数2800T/M,ヒータ温度170℃にて捲縮を付
与し,続いて,170℃にて熱固定を行った。このとき
の糸の嵩高度は13.9cm3/gであった。
【0022】製造例2 図1にその要部の側面見取図で
示すタスラン加工装置を用い,表1に示す供給糸条A,
Bを用い,かつ表1に示す加工条件でタスラン加工を行
った。得られたタスラン加工糸の嵩高度は25.6cm3/
gであった。
示すタスラン加工装置を用い,表1に示す供給糸条A,
Bを用い,かつ表1に示す加工条件でタスラン加工を行
った。得られたタスラン加工糸の嵩高度は25.6cm3/
gであった。
【0023】
【表1】
【0024】実施例1〜3 製造例1で得たナイロン6仮撚糸を経・緯糸に用いて,
織密度タテ90本/インチ,ヨコ77本/インチの平織
物を製織した。この織物に,加速電圧200KVで,表2
に示す条件で電子線を照射した後,濃度5%のアクリル
酸水溶液(液温40℃)に5分間浸漬することによりグ
ラフト処理を行い,本発明の改質ポリアミド繊維織物3
点を得た。
織密度タテ90本/インチ,ヨコ77本/インチの平織
物を製織した。この織物に,加速電圧200KVで,表2
に示す条件で電子線を照射した後,濃度5%のアクリル
酸水溶液(液温40℃)に5分間浸漬することによりグ
ラフト処理を行い,本発明の改質ポリアミド繊維織物3
点を得た。
【0025】
【表2】
【0026】比較例1〜3 ナイロン6延伸糸100d/48fを経・緯糸に用い
て,織密度タテ90本/インチ,ヨコ77本/インチの
平織物を製織した。この糸の嵩高度は8.8cm3/gであ
った。この織物を用いて,実施例1〜3と全く同一の方
法により比較用の改質ポリアミド織物3点を得た。
て,織密度タテ90本/インチ,ヨコ77本/インチの
平織物を製織した。この糸の嵩高度は8.8cm3/gであ
った。この織物を用いて,実施例1〜3と全く同一の方
法により比較用の改質ポリアミド織物3点を得た。
【0027】実施例4〜6 製造例2で得たナイロン6タスラン加工糸を用い,26
ゲージの編機でインターロツク編物を編成した。この編
物に,加速電圧200KVにて,表3に示す条件で電子線
を照射した後,実施例1〜3と全く同一のグラフト処理
を行い,本発明の改質ポリアミド繊維編物3点を得た。
ゲージの編機でインターロツク編物を編成した。この編
物に,加速電圧200KVにて,表3に示す条件で電子線
を照射した後,実施例1〜3と全く同一のグラフト処理
を行い,本発明の改質ポリアミド繊維編物3点を得た。
【0028】
【表3】
【0029】比較例4〜6 ナイロン6延伸糸100d/48fを用い,26ゲージ
の編機でインターロツク編物を編成した。この編物を用
いて,実施例4〜6と全く同一の方法により比較用の改
質ポリアミド編物3点を得た。
の編機でインターロツク編物を編成した。この編物を用
いて,実施例4〜6と全く同一の方法により比較用の改
質ポリアミド編物3点を得た。
【0030】本発明,比較例の改質ポリアミド繊維布帛
について性能を測定し,その結果を合わせて表2,表3
の評価の欄に示した。
について性能を測定し,その結果を合わせて表2,表3
の評価の欄に示した。
【0031】表2および表3より明らかなごとく,嵩高
度の高い糸を用いた実施例1〜6の試料は,嵩高度の低
い糸を用いた比較例1〜6に較べ,同一条件のグラフト
処理にもかかわらず,高いグラフト率,優れた吸湿性を
示していた。グラフト率は,電子線照射線量,モノマー
濃度,モノマー浸漬時間等のフアクターに依存し,各々
の数値が小さいほど優れた加工性を示すことになる。従
って,本発明方法にあっては,嵩高度が低い糸よりも,
低照射線量,低モノマー濃度,短時間浸漬が可能とな
り,優れた吸水・吸湿性を有するポリアミド系繊維が,
高い生産効率で得られることを示していた。
度の高い糸を用いた実施例1〜6の試料は,嵩高度の低
い糸を用いた比較例1〜6に較べ,同一条件のグラフト
処理にもかかわらず,高いグラフト率,優れた吸湿性を
示していた。グラフト率は,電子線照射線量,モノマー
濃度,モノマー浸漬時間等のフアクターに依存し,各々
の数値が小さいほど優れた加工性を示すことになる。従
って,本発明方法にあっては,嵩高度が低い糸よりも,
低照射線量,低モノマー濃度,短時間浸漬が可能とな
り,優れた吸水・吸湿性を有するポリアミド系繊維が,
高い生産効率で得られることを示していた。
【0032】
【発明の効果】本発明方法のごとく,加工対象糸として
フイラメント間に空隙を有するポリアミド系マルチフイ
ラメント糸を採用することにより,優れた吸水・吸湿性
能を有するポリアミド繊維を生産性よく得ることが可能
となる。
フイラメント間に空隙を有するポリアミド系マルチフイ
ラメント糸を採用することにより,優れた吸水・吸湿性
能を有するポリアミド繊維を生産性よく得ることが可能
となる。
【図1】タスラン加工装置の要部の側面見取図である。
1,2 フイードローラ 3 デリベリローラ 4 流体処理ノズル A,B 糸条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森山 勉 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 嵩高度が10cm3/g以上であるポリア
ミド系マルチフイラメント糸に電子線を照射した後,ア
クリル酸および/またはメタクリル酸水溶液を付与する
ことを特徴とするポリアミド系マルチフイラメント糸の
改質方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21613191A JPH0544164A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | ポリアミド系マルチフイラメント糸の改質方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21613191A JPH0544164A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | ポリアミド系マルチフイラメント糸の改質方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0544164A true JPH0544164A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16683753
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21613191A Pending JPH0544164A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | ポリアミド系マルチフイラメント糸の改質方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0544164A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109137510A (zh) * | 2018-08-07 | 2019-01-04 | 圣华盾防护科技股份有限公司 | 一种基于超吸水性接枝材料的电焊防护服面料及其制备方法 |
| CN113122954A (zh) * | 2021-04-28 | 2021-07-16 | 江苏江山红化纤有限责任公司 | 一种基于石墨烯聚酰胺6纤维的运动面料及其制备方法 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP21613191A patent/JPH0544164A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109137510A (zh) * | 2018-08-07 | 2019-01-04 | 圣华盾防护科技股份有限公司 | 一种基于超吸水性接枝材料的电焊防护服面料及其制备方法 |
| CN113122954A (zh) * | 2021-04-28 | 2021-07-16 | 江苏江山红化纤有限责任公司 | 一种基于石墨烯聚酰胺6纤维的运动面料及其制备方法 |
| CN113122954B (zh) * | 2021-04-28 | 2022-12-16 | 江苏江山红化纤有限责任公司 | 一种基于石墨烯聚酰胺6纤维的运动面料及其制备方法 |
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