JPH0544340A - コンクリート打設用型枠及び型枠用シート - Google Patents

コンクリート打設用型枠及び型枠用シート

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JPH0544340A
JPH0544340A JP19924791A JP19924791A JPH0544340A JP H0544340 A JPH0544340 A JP H0544340A JP 19924791 A JP19924791 A JP 19924791A JP 19924791 A JP19924791 A JP 19924791A JP H0544340 A JPH0544340 A JP H0544340A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面に凹凸を有するコンクリート壁を形成す
るにあたり、複数の型枠を並列配置した際の型枠間の当
接側面間からの未硬化コンクリートの漏出を防止する。 【構成】 表面に突起21a又は突条を有する非吸水性
軟質シート21の側端縁21bを型枠22の側面に回り
込ませて型枠シール部を構成する。突起21a又は突条
は軟質シート21の側端縁部分21bを除く部分に設け
る。 【効果】 軟質シート21によるシール部で、未硬化コ
ンクリートの漏出が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリート打設用型枠
及び型枠用シートに係り、特に、タイル張り施工される
コンクリート壁面の構築に好適に採用されるコンクリー
ト打設用型枠及び型枠用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タイル壁面を形成するには、まず
型枠内に未硬化コンクリートを打設した後脱型してコン
クリート壁を構築する。そして、第9図に示す如く、こ
のコンクリート壁1の壁面に下地モルタル2を塗り付
け、張り付けモルタル3を裏面に盛り付けたタイル4を
この下地モルタル2に押し付ける。また、第10図に示
す如く、下地モルタルを省略し、張り付けモルタル3だ
けでタイル4を直にコンクリート壁1に張り付けること
も行なわれている。
【0003】従来のコンクリート壁の構築方法では、形
成されるコンクリート壁の壁面は型枠の内面通りの平坦
な仕上り面となる。このため、コンクリート壁1の壁面
と下地モルタル2又は張り付けモルタル3との接着が十
分になされず、コンクリート壁1から下地モルタル2又
は張り付けモルタル3が剥れ易く、タイルの脱落事故を
引き起こすという欠点がある。
【0004】かかる問題を解決し、タイル張り施工され
る壁面の構築に好適な、即ち、下地モルタルや張り付け
モルタルとの接合性に極めて優れた壁面を形成すること
ができる壁コンクリートの打設方法として、本出願人
は、型枠内に未硬化コンクリートを打設する壁コンクリ
ートの打設方法において、表面に多数の突起又は突条を
有する非吸水性軟質シートを型枠の内面に複数枚取り付
けておき、硬化後のコンクリート面にアリ穴又はアリ溝
状の凹部を形成するようにした壁コンクリートの打設方
法を提案した(特願平2−78379号。以下「先願」
という。)。
【0005】上記先願の方法によれば、第5図に示す如
く、未硬化コンクリートを打設する型枠10の内面に、
多数の突起又は突条11aを有する軟質シート11を取
り付け、その後第6図に示す如く、未硬化コンクリート
12を打設するため、脱型後のコンクリート壁13の面
には、第7図に示す如く、軟質シートの突起又は突条に
由来する凹凸(凹部13a)が形成されたものとなる。
この軟質シートは非吸水性のものであるので、コンクリ
ートからの剥離性(離型性)も良好である。
【0006】このような凹凸の形成されたコンクリート
壁13は、第8図に示す如く、モルタル14との接合強
度が極めて高く、下地モルタルや張り付けモルタルでタ
イルを張り付けた場合、タイルの脱落が防止される。
【0007】特に、第5図に示す軟質シート11の突起
又は突条11aが、未硬化コンクリート12の硬化収縮
による圧力Aを受けて、第6図の如く先太の偏平形状に
広がり、この状態で未硬化コンクリート12が硬化する
ため、第7図に示す如く、脱型後のコンクリート壁13
には、入口が狭いアリ穴又はアリ状の凹部13aが形成
される。このような入口の狭い凹部13aは、モルタル
14の付着性が著しく高い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】コンクリート壁の構築
にあたり、通常、型枠は複数個を壁の延在方向に並列配
置して用いられる。この型枠は、木、プラスチック等の
硬質材料製であり、コスト上、その側面の平面性は厳密
なものではなく、ごくわずかではあるが、歪、凹凸、反
りなどがある。
【0009】このため、複数の型枠を、その側面同士を
当接させて並列配置した場合、当接側面間に隙間がで
き、この隙間が未硬化コンクリートが漏れ出るおそれが
ある。上記先願の方法において、コンクリート壁に凹凸
を設けるためには、シートをはりつける。シートをはり
つける方法としてはステープルによる部分留め、あるい
は接着剤によるものがある。このステープル及び接着剤
のいずれの方法によっても、コンクリートの流し込みの
時の力により部分的に破れたり、はがれたりし、シート
と型枠の間にコンクリートが流れ込み、シートがコンク
リート躯体にくいこんで(埋まって)しまうおそれがあ
った。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1のコンクリート
打設用型枠は、表面に突起又は突条を有する非吸水性軟
質シートが型面に取り付けられたコンクリート打設用型
枠において、該軟質シートの側端縁が型枠の側面に回り
込んでいることを特徴とする。
【0011】請求項2の型枠用シートは、コンクリート
打設用型枠の型面に取り付けられる、一方の面に突起又
は突条が設けられた非吸水性軟質シートにおいて、該突
起又は突条は軟質シートの側端縁部分を除く部分に設け
られていることを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1のコンクリート打設用型枠では、型枠
の側面が軟質シートで覆われるため、複数の型枠を並列
配置した際に、隣接する型枠の当接側面間の隙間が軟質
シートの柔軟性により吸収され、未硬化コンクリートの
漏出をほぼ完全に防止することができる。
【0013】なお、型枠の型面には、軟質シートの突起
又は突条が位置するため、第5図〜第8図に示す如く、
多数の凹凸を有した、モルタルとの接合強度の高いコン
クリート壁を形成することができる。
【0014】請求項2の型枠用シートによれば、その突
起又は突条の形成されていない側端縁部分を、型枠の側
面に回り込ませて型枠面に取り付けることにより、上記
請求項1のコンクリート打設用型枠を容易に作製でき
る。
【0015】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例につき
詳細に説明する。第1図は本発明のコンクリート打設用
型枠及び型枠用シートの一実施例を示す斜視図、第2図
及び第3図は本発明の型枠用シートの実施例を示す斜視
図、第4図は第1図に示すコンクリート打設用型枠を並
列配置した状態を示す断面図である。
【0016】第1図に示すコンクリート打設用型枠20
は、請求項2の型枠用シート21が、型枠本体22の型
面及び両側面を覆うように取り付けられたものである。
この型枠用シート21の突起21aは、型枠22の型面
にのみ配置されるように、軟質シート21の側端縁部分
21bを除く部分に設けられている。
【0017】このようなコンクリート打設用型枠20
は、第4図に示す如く、複数個を並列配置した際、隣接
する型枠20間は、型枠用シート21の軟質シートによ
るシール部23で密着され未硬化コンクリートの漏出は
効果的に防止される。
【0018】なお、本発明において、軟質シート(型枠
用シート)の突起や突条の形状、大きさ、単位面積当り
の突起数、配置パターン等には特に制限はなく、モルタ
ルとの付着強度が十分に得られる程度に適宜選定され
る。例えば、第2図に示す突起24aが縦横に配置され
たゴムシート24や、第3図に示す突条25aを有する
樹脂シート25等が挙げられる。
【0019】また、軟質シートの突起又は突条は中空で
あっても中実であっても、また多数の独立気孔を有した
多孔質であっても良い。従って、軟質シートとしては、
中空の突起を有する発泡シートを用いることもできる。
この突起や突条は、最初から(即ち、コンリクート側圧
が加えられなくても)先太の偏平形状であっても良い。
また、この突起や突条は先太に変形しないものであって
も良い。
【0020】軟質シートの突起又は突条を形成しない側
端縁部分の幅は、用いる型枠に応じて適宜決定される。
【0021】このような軟質シート(型枠用シート)を
型枠に取り付ける方法としても特に制限はなく、タッカ
ーや両面テープを用いる方法等様々な方法を採用でき
る。
【0022】なお、図示の例では、型枠の両側面を軟質
シート(型枠用シート)で覆ったものを挙げたが、本発
明のコンクリート打設用型枠は、型枠の一側面のみが軟
質シートで覆われたものであってもシール効果を得るこ
とができる。従って、本発明の型枠用シートは、一側端
縁部分のみを残して、突起又は突条が設けられたものと
することもできる。
【0023】本発明においては、シートの側端縁部分を
厚くしたり、あるいは、硬質材料で構成しても良い。こ
のようにすれば、シートの該側端縁を型枠の側面にぴっ
たりと取り付けることができる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のコンクリー
ト打設用型枠及び型枠用シートによれは、並列配置した
型枠側面間に優れたシール性が得られ、未硬化コンクリ
ートの漏出を防止して、表面に凹凸を有するコンクリー
ト壁を容易かつ確実に形成することができる。形成され
たコンクリート壁は、モルタルとの付着力が強く、十分
に高い接合強度が得られるため、タイル張り施工する壁
面として極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は本発明のコンクリート打設用型枠の一
実施例を示す斜視図である。
【図2】第2図は本発明の型枠用シートの一実施例を示
す斜視図である。
【図3】第3図は本発明の型枠用シートの他の実施例を
示す斜視図である。
【図4】第4図は第1図に示すコンクリート打設用型枠
を並列配置した状態を示す断面図である。
【図5】第5図は先願に係るコンクリート打設方法の一
実施方法を示す断面図である。
【図6】第6図は先願に係るコンクリート打設方法の一
実施方法を示す断面図である。
【図7】第7図は先願に係るコンクリート打設方法の一
実施方法を示す断面図である。
【図8】第8図は先願に係るコンクリート打設方法の一
実施方法を示す断面図である。
【図9】第9図はタイル張り方法を示す断面図である。
【図10】第10図はタイル張り方法を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 型枠 11 軟質シート 11a 突起又は突条 12 未硬化コンクリート 13 コンクリート壁 13a 凹部 14 モルタル 20 コンクリート打設用型枠 21 型枠用シート 21a 突起 22 型枠本体 23 シール部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に突起又は突条を有する非吸水性軟
    質シートが型面に取り付けられたコンクリート打設用型
    枠において、該軟質シートの側端縁が型枠の側面に回り
    込んでいることを特徴とするコンクリート打設用型枠。
  2. 【請求項2】 コンクリート打設用型枠の型面に取り付
    けられる、一方の面に突起又は突条が設けられた非吸水
    性軟質シートにおいて、該突起又は突条は軟質シートの
    側端縁部分を除く部分に設けられていることを特徴とす
    る型枠用シート。
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