JPH0544346A - 建築物群 - Google Patents

建築物群

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JPH0544346A
JPH0544346A JP1565092A JP1565092A JPH0544346A JP H0544346 A JPH0544346 A JP H0544346A JP 1565092 A JP1565092 A JP 1565092A JP 1565092 A JP1565092 A JP 1565092A JP H0544346 A JPH0544346 A JP H0544346A
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Kenichi Tsuchiya
賢一 土屋
Ko Yamanaka
孔 山中
Tetsuo Mouri
▲てつ▼夫 毛利
Choichiro Mori
長一郎 森
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 土地の高度利用を安価に達成する。 【構成】 複数階建築物1の複数を、平面視において対
向する部分を有する状態に配設し、それら複数階建築物
1の互いに近接する部分同士の間のうち、地面よりも高
い位置で、かつ、高さが異なる複数の箇所それぞれに、
強度構造部材4を、前記複数階建築物1同士を互いに一
体連結してそれら複数階建築物1とで1つの架構を構成
するように架設し、前記複数の複数階建築物1の対向部
分間に中間フロア5を架設する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、集合住宅やオフィスビ
ル等の複数階建築物の複数からなる建築物群に関する。 【0002】 【従来の技術】上述した建築物群において、特に住宅団
地においては、複数の建築物のそれぞれに対する充分な
通風や採光を確保する必要があることから、従来、それ
ら複数の建築物どうしを比較的大なる隣棟間隔を隔てて
互に強度的に独立した状態で例えば互いに平行に配置し
たものが知られている(文献を挙げることができな
い)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の建築物群においては、隣棟間隔が比較的大きいために
建築物群全体として大きな面積の敷地を必要とし、地価
高騰の著しい昨今にあっては、多額の土地取得費を必要
とすることで敷地を含めた建築物群全体の入手コストア
ップを招来する欠点があった。また、たとえ土地の高度
利用を図るべく建築物を高層化しても、採光や通風の犠
牲を少なくするには、それに伴なって、隣棟間隔をより
一層大きなものにしなければならず、必ずしも有効な解
決策とはなり得ず、しかも、この場合には、特に集合住
宅にあっては各建築物の平面形状が住戸の並設によって
細長いものとなりがちであるため、高層化に伴って構造
的に不安定化する虞れもあり、強度を確保する為に建築
費が嵩む欠点があった。本発明の目的は、上記実情に鑑
み、各複数階建築物における採光や通風を犠牲にするこ
と少なくかつ土地の高度利用を図ることができ、かつ、
構造的にも有利な建築物群を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明による建築物群の
特徴構成は、複数階建物の複数を、平面視において対向
する部分を有せしめて配設し、それら建築物のうち互い
に近接する部分どうしを、その間に亘って、地面よりも
高い位置で、かつ、高さ位置の異なる複数の箇所で、強
度構造部材で強度的に連結固着するとともに、それら強
度構造部材どうしの間に採光・通風用空間を形成したこ
とにある。 【0005】 【作用】つまり、例えば複数の複数階建築物がV字形や
コの字形やロの字形といったように、平面視において対
向する状態に配設されるとともに、近接する建築物どう
しが互いに強度構造部材によって強固に連結されている
から、たとえ集合住宅のように細長い平面形状を有する
建築物を高層化した場合であっても、それらが強度構造
部材の拘束によって平面的に安定な架構を構成し、建築
物群が全体として強固な一つの構造体となる。殊に全体
が平面視で閉曲線を構成する場合は、内部の通風及び採
光が良好であり乍ら非常に丈夫でよい。そして、近接す
る建築物どうしを連結する複数の強度構造部材が地面よ
り高い位置であるから、高層建物であっても全体の強度
の改良が非常に優れている。しかも、高さ位置の異なる
複数の箇所に架設されているとともに、それら強度構造
部材どうしの間に採光・通風用空間が形成されているか
ら、建築物間の隙間を介する通気、採光の邪魔となら
ず、複数の建築物によって囲まれて閉鎖的になりがちな
空間の内部に光や空気が導入される。 【0006】 【発明の効果】その結果、近接する建築物どうしの間で
地面より高い位置に設けられた強度構造部材によって建
築物群を一つの強固な構造体にして各建築物の高層化を
可能にしながら、近接する建築物どうしの間の隙間によ
って、それら建築物によって囲まれる空間に対する採光
と通風とを確保した状態で複数の建築物を比較的近接さ
せて小さい敷地内に配設することができるから、各建築
物における採光や通風を犠牲にすること少なく、かつ、
構造の強化に伴って可能となる建築物の高層化および配
置の集約化によって土地の高度利用を図ることができる
ようになり、設計面・建物環境面・コスト面等において
優れた建築物群にできた。特に、住戸が並設されること
で平面形状が細長いものとなりがちな建築物である集合
住宅の場合には、高層化および配置の集約化によるコス
ト面での効果が大きく、本発明の適用が有用である。 【0007】 【実施例】図1は、本発明による建築物群の一例である
住宅団地の基準階の平面図で、それぞれ複数の住戸1a
からなる4つの高層住宅棟1が、平面視においてそれら
に囲まれた空間2を形成する状態に、かつ、隣接する高
層住宅棟1どうしが互いに隙間3を形成する間隔を隔て
て近接する状態に配設されている。そして、隣接する高
層住宅棟1どうしは、その近接部分において、前記隙間
3の両端に位置する一対の梁4によって構造的に連結さ
れている。この梁4は、図4に示すように5階毎に設け
られているとともに、この梁4の成は高層住宅棟1にお
ける階高に比して小さく、それ以外の前記隙間3を通し
て光や空気等が前記空間2に導入されるように構成され
ている。従って、4つの高層住宅棟1を環状に配置する
とともに、隣接する高層住宅棟1どうしを梁4で連結す
ることによって、平面的に安定な架構を構成してこの住
宅団地を全体として強固なものにでき、住戸1aが連続
することで細長い平面形状を有する各高層住宅棟1にお
ける高層化による土地の高度利用を図ることを可能にし
ながら、隣接する高層住宅棟1どうしの間の隙間3から
の前記空間2への採光や通風を確保することによって、
この種の高層住宅棟1の配置を集約化することで生じが
ちな住環境の劣化を少ないものにできるのである。前記
空間2には、図3に示すように、5階毎に中間フロア5
が架設されている。そして、図2に示すように、この中
間フロア5を利用して、談話コーナ6等を備え50戸〜60
戸を対象として住民間の交流を図るための近隣コミュニ
ティスペース(S) が設けられている。そして、この近隣
コミュニティスペース(S) に対しても、前記隙間3から
の採光と通風とが行われることで、その雰囲気を開放的
なものにしている。なお、図1および図2において7は
エレベータシャフト、8は階段である。また、図1にお
いて9は中間フロア5のない階において高層住宅棟1ど
うしを連絡する通路である。 【0008】〔別実施例〕次に、本発明の実施例を列記
する。 〈1〉本発明は、複数階建築物としての先の実施例で説
明した高層住宅棟1のほか、病院の病棟やホテルの宿泊
棟等を対象して実施することが可能で、それら複数階建
築物1の集合としての病院やホテルを建築物群と総称す
る。 〈2〉建築物群を構成する建築物1の数およびその配置
は適宜変更自在であり、数については、先の実施例で説
明した4棟の場合のほか、図5ないし図8に示す2棟の
場合や、図9及び図10に示す3棟の場合、或いは、図
示はしないが5棟以上の場合についても可能である。ま
た、配置については、4棟の場合には先の実施例で説明
した配置のほか図11および図12に示す配置等が可能
であり、2棟の場合、3棟の場合には、それぞれ図5な
いし図8に示す配置等、図9および図10に示す配置等
が可能である。 〈3〉隣接する建築物1間の間隔は任意である。 〈4〉隣接する建築物1どうしを連結する強度構造部材
としての梁4は、先の実施例で説明した5階毎に設ける
ことに替えて、それ以上或いはそれ以下の階毎に設けて
もよく、また各階に設けてもよい。さらに、梁4を上下
方向のある部分においては3階毎に他の部分においては
4階毎にといったように、上下方向においてランダムな
間隔を隔てて設けてもよい。また、強度構造部材として
の梁4に替えて板状の強度構造部材によって隣接する建
築物1どうしを連結してもよく、要するに、隣接する建
築物1どうしは、それらの隙間からの採光や通風が行わ
れるように、地面より高い位置で、かつ、高さ位置の異
なる複数の箇所に架設された複数の強度構造部材4によ
って、それらどうしの間に採光・通風用空間が形成され
る状態で連結されていればよい。 〈5〉本発明を実施するにあたって、複数の強度構造部
材4のうち、その最下位置のものと地面との間には、採
光・通風用空間を形成してもよく、またその空間を省略
してもよい。 〈6〉強度構造部材4どうしの間の採光・通風用空間
は、全ての強度構造部材4どうしの間に形成されていな
くてもよく、また、例えば図13に示すように、4個の
建築物1の配置の場合に、建築物1どうしの間の隙間3
を全ての建築物1間に設けなくてもよい。なお、基準階
の平面を示す図13において、7はエレベータシャフ
ト、8は階段、9は通路である。 〈7〉強度構造部材4の横断面形状をU字形・ロの字形
・L字形等とし、その内部空間を複数階建物1間の配線
・配管用の空間として利用してもよい。 〈8〉中間フロア5は、先の実施例で説明した5階毎に
設けることに替えて、それ以上或はそれ以下の階毎に設
けてもよく、また各階に設けてもよく、さらに、中間フ
ロア5を、上下方向のある部分においては3階毎に他の
部分においては4階毎といったように、上下方向におい
てランダムな間隔を隔てて設けてもよい。一方、中間フ
ロア5を省略し、複数の建築物1によって囲まれる空間
2が全て吹き抜けた構成としてもよい。 〈9〉各建築物1の階数は任意である。また、階数が建
築物1毎に異なってもよい。 〈10〉尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利に
する為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面
の構造に限定されるものではない。 【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】 【図1】基準階の横断平面図 【図2】中間フロアのある階の横断平面図 【図3】縦断面図 【図4】立面図 【図5】別の実施例を示す複数階建築物の平面配置図 【図6】別の実施例を示す複数階建築物の平面配置図 【図7】別の実施例を示す複数階建築物の平面配置図 【図8】別の実施例を示す複数階建築物の平面配置図 【図9】別の実施例を示す複数階建築物の平面配置図 【図10】別の実施例を示す複数階建築物の平面配置図 【図11】別の実施例を示す複数階建築物の平面配置図 【図12】別の実施例を示す複数階建築物の平面配置図 【図13】別の実施例を示す基準階の横断平面図 【符号の説明】 1 複数階建築物 4 強度構造部材 5 中間フロア
【手続補正書】 【提出日】平成4年6月22日 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】全文 【補正方法】変更 【補正内容】 【書類名】 明細書 【発明の名称】 建築物群 【特許請求の範囲】 1. 複数階建築物(1)の複数を、平面視において対
向する部分を有する状態に配設し、それら複数階建築物
(1)の互いに近接する部分同士の間のうち、地面より
も高い位置で、かつ、高さが異なる複数の箇所それぞれ
に、強度構造部材(4)を、前記複数階建築物(1)同
士を互いに一体連結してそれら複数階建築物(1)とで
1つの架構を構成するように架設し、前記複数の複数階
建築物(1)の対向部分間に中間フロア(5)を架設し
てある建築物群。 2. 前記強度構造部材(4)同士が、その間に採光・
通風用空間を形成するものである特許請求の範囲第1項
記載の建築物群。 3. 前記中間フロア(5)が、複数階建築物(1)同
士を相互に連結するように前記対向部分に固着するもの
である特許請求の範囲第1項又は第2項記載の建築物
群。 4. 前記中間フロア(5)が、上下方向に間隔を隔て
て配置する複数個である特許請求の範囲第1、2又は3
項記載の建築物群。 【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、集合住宅やオフィスビ
ル等の複数階建築物の複数からなる建築物群に関する。 【0002】 【従来の技術】上述した建築物群、特に住宅団地として
従来では、各複数階建築物同士を比較的大なる隣棟間隔
を隔てて互に強度的に独立した状態で例えば互いに平行
に配置したものが知られている(文献を挙げることがで
きない)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の建築物群では、各複数階建築物が独立していて、建築
物として存在するには各複数階建築物自身のそれぞれ
が、単独に建築物としての強度を持つ必要があるから、
昨今の地価高騰の対応策の一つとして土地の高度利用を
図るべく各複数階建築物を高層化した場合、各複数階建
築物のそれぞれで独立してその高層化に対する構造強化
を行わなければばならず、強度確保のために建築費が高
くつきやすいという欠点があった。特に、集合住宅の場
合には、複数の住戸が水平方向に列状に並ぶことで各複
数階建築物の平面形状が細長いものとなりがちで、高層
化に伴い各複数階建築物が構造的に不安定化するおそれ
があるため、強度を確保する上で建築費が嵩みやすい。
本発明の目的は、土地の高度利用を経済的に達成する点
にある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明による建築物群の
特徴構成は、複数階建築物の複数を、平面視において対
向する部分を有する状態に配設し、それら複数階建築物
の互いに近接する部分同士の間のうち、地面よりも高い
位置で、かつ、高さが異なる複数の箇所それぞれに、強
度構造部材を、前記複数階建築物同士を互いに一体連結
してそれら複数階建築物とで1つの架構を構成するよう
に架設し、前記複数の複数階建築物の対向部分間に中間
フロアを架設してある点にある。 【0005】 【作用】例えばV字形やコの字形やロの字形といったよ
うに、平面視において対向する状態に配設した複数の複
数階建築物の近接する部分同士を、上下方向に配置する
複数の強度構造部材で一体に連結して、複数の複数階建
築物を強度構造部材で拘束することにより、複数階建築
物同士を相互に強度面で補完しあうようにさせて、複数
の複数階建築物と複数の強度構造部材とで平面的に安定
した1つの架構を構成するようにしてあるから、複数階
建築物のそれぞれが他の複数階建築物の強度を大幅に増
大する構造強化体として機能し、所要の強度の複数階建
築物を得る際、各複数階建築物が独立している場合に比
較して、所要の強度を得るために複数階建築物自体に要
求される強度が小さくて済んで各複数階建築物のコスト
を低減することができる。要するに、各複数階建築物を
独立させている場合に比較して、コストの割りには丈夫
なものを得ることができる。しかも、そのコストの割り
には丈夫なものにできることを有効利用して、複数階建
築物の対向部分間に中間フロアを架設することにより、
複数の複数階建築物で全体又は一部が囲まれた空間(囲
み空間)に、地面を人間の活動可能な床面とする本来的
なスペースに加えて上方空中部に中間フロアを床面とす
る各種用途のスペース(例えば集合住宅であればコミュ
ニティスペース、ホテルであればラウンジといたスペー
ス等)を形成してあるから、いままで地上付近しか使用
されていなかった囲み空間を利用して複数階建築物外に
居住スペースを形成することでスペースの合理的な拡大
を達成できながらも、そのスペース形成用の中間フロア
を設置する上で必要となる複数階建築物の構造強化が不
要である、或いは、要るとしても少なくて済む。つま
り、従来では、建築物間にロープを渡して洗濯物の乾燥
等に用いるに過ぎず、殆ど有効に利用されることのなか
った隣合う複数階建築物間の空中部分を各種のスペース
に利用できるので、それらのスペースを複数階建築物内
に形成していた従来の建築物に比較して、土地の利用効
率を経済的に高くできる。特に、複数階建築物同士を連
結する強度構造部材同士の間に採光・通風用空間を形成
する場合には、強度構造部材により複数階建築物を連結
しながらも、複数の複数階建築物によって囲まれること
で閉鎖的になりがちな囲み空間、つまり、中間フロア上
のスペースに対する複数階建築物間の隙間を介する通
気、採光を保証して、その中間フロア上のスペースの居
住性を良好なものにできる。更に、中間フロアを複数の
複数階建築物の対向部分に固着して、中間フロアによっ
ても複数階建築物同士を相互連結する場合には、その中
間フロアによっても複数階建築物同士が相互に補完しあ
うように複数階建築物の一体化を図ることができるか
ら、より一層、高層化などに要する複数階建築物に対す
る構造強化を少なくすることができる。殊に、中間フロ
アを上下複数段に設けた場合には、スペースをより一層
広くできる。 【0006】 【発明の効果】その結果、本発明によれば、各複数階建
築物の構造強化を安価に達成できることにより、土地の
有効利用を図るために高層化する場合、その高層化を経
済的に実現でき、しかも、いままで地面上のみが利用さ
れていたに過ぎない囲み空間に各種の用途に供し得る上
下複数段のスペースを形成させて居住スペースを拡大で
きながらも、そのために必要となる構造強化のための経
費を少なくでき、もって、全体として、土地の高度利用
を経済的に行えるようになった。特に採光・通風用空間
を形成して実施する場合には、中間フロアにより形成さ
れるスペースの採光・通気面での環境を良好にでき、中
間フロアを固着する場合には、一層の経済化を図ること
ができる。 【0007】 【実施例】図1は、本発明による建築物群の一例である
住宅団地の基準階の平面図で、それぞれ複数の住戸1a
からなる4つの高層住宅棟1が、平面視においてそれら
に囲まれた空間2を形成する状態に、かつ、隣接する高
層住宅棟1どうしが互いに隙間3を形成する間隔を隔て
て近接する状態に配設されている。そして、隣接する高
層住宅棟1どうしは、その近接部分において、前記隙間
3の両端に位置する一対の梁4によって構造的に連結さ
れている。この梁4は、図4に示すように5階毎に設け
られているとともに、この梁4の成は高層住宅棟1にお
ける階高に比して小さく、それ以外の前記隙間3を通し
て光や空気等が前記空間2に導入されるように構成され
ている。従って、4つの高層住宅棟1を環状に配置する
とともに、隣接する高層住宅棟1どうしを梁4で連結す
ることによって、平面的に安定な架構を構成してこの住
宅団地を全体として強固なものにでき、住戸1aが連続
することで細長い平面形状を有する各高層住宅棟1にお
ける高層化による土地の高度利用を図ることを可能にし
ながら、隣接する高層住宅棟1どうしの間の隙間3から
の前記空間2への採光や通風を確保することによって、
この種の高層住宅棟1の配置を集約化することで生じが
ちな住環境の劣化を少ないものにできるのである。前記
空間2には、図3に示すように、5階毎に中間フロア5
が架設されている。そして、図2に示すように、この中
間フロア5を利用して、談話コーナ6等を備え50戸〜60
戸を対象として住民間の交流を図るための近隣コミュニ
ティスペース(S) が設けられている。そして、この近隣
コミュニティスペース(S) に対しても、前記隙間3から
の採光と通風とが行われることで、その雰囲気を開放的
なものにしている。なお、図1および図2において7は
エレベータシャフト、8は階段である。また、図1にお
いて9は中間フロア5のない階において高層住宅棟1ど
うしを連絡する通路である。 【0008】〔別実施例〕次に、本発明の実施例を列記
する。 〈1〉本発明は、複数階建築物としての先の実施例で説
明した高層住宅棟1のほか、病院の病棟やホテルの宿泊
棟等を対象して実施することが可能で、それら複数階建
築物1の集合としての病院やホテルを建築物群と総称す
る。 〈2〉建築物群を構成する建築物1の数およびその配置
は適宜変更自在であり、数については、先の実施例で説
明した4棟の場合のほか、図5ないし図8に示す2棟の
場合や、図9及び図10に示す3棟の場合、或いは、図
示はしないが5棟以上の場合についても可能である。ま
た、配置については、4棟の場合には先の実施例で説明
した配置のほか図11および図12に示す配置等が可能
であり、2棟の場合、3棟の場合には、それぞれ図5な
いし図8に示す配置等、図9および図10に示す配置等
が可能である。 〈3〉隣接する建築物1間の間隔は任意である。 〈4〉隣接する建築物1どうしを連結する強度構造部材
としての梁4は、先の実施例で説明した5階毎に設ける
ことに替えて、それ以上或いはそれ以下の階毎に設けて
もよく、また各階に設けてもよい。さらに、梁4を上下
方向のある部分においては3階毎に他の部分においては
4階毎にといったように、上下方向においてランダムな
間隔を隔てて設けてもよい。また、強度構造部材として
の梁4に替えて板状の強度構造部材によって隣接する建
築物1どうしを連結してもよく、要するに、隣接する建
築物1どうしは、それらの隙間からの採光や通風が行わ
れるように、地面より高い位置で、かつ、高さ位置の異
なる複数の箇所に架設された複数の強度構造部材4によ
って、それらどうしの間に採光・通風用空間が形成され
る状態で連結されていればよい。 〈5〉本発明を実施するにあたって、複数の強度構造部
材4のうち、その最下位置のものと地面との間には、採
光・通風用空間を形成してもよく、またその空間を省略
してもよい。 〈6〉強度構造部材4どうしの間の採光・通風用空間
は、全ての強度構造部材4どうしの間に形成されていな
くてもよく、また、例えば図13に示すように、4個の
建築物1の配置の場合に、建築物1どうしの間の隙間3
を全ての建築物1間に設けなくてもよい。なお、基準階
の平面を示す図13において、7はエレベータシャフ
ト、8は階段、9は通路である。 〈7〉強度構造部材4の横断面形状をU字形・ロの字形
・L字形等とし、その内部空間を複数階建物1間の配線
・配管用の空間として利用してもよい。 〈8〉中間フロア5は、先の実施例で説明した5階毎に
設けることに替えて、それ以上或はそれ以下の階毎に設
けてもよく、また各階に設けてもよく、さらに、中間フ
ロア5を、上下方向のある部分においては3階毎に他の
部分においては4階毎といったように、上下方向におい
てランダムな間隔を隔てて設けてもよい。 〈9〉各建築物1の階数は任意である。また、階数が建
築物1毎に異なってもよい。 【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。 【図面の簡単な説明】 【図1】基準階の横断平面図 【図2】中間フロアのある階の横断平面図 【図3】縦断面図 【図4】立面図 【図5】別の実施例を示す複数階建築物の平面配置図 【図6】別の実施例を示す複数階建築物の平面配置図 【図7】別の実施例を示す複数階建築物の平面配置図 【図8】別の実施例を示す複数階建築物の平面配置図 【図9】別の実施例を示す複数階建築物の平面配置図 【図10】別の実施例を示す複数階建築物の平面配置図 【図11】別の実施例を示す複数階建築物の平面配置図 【図12】別の実施例を示す複数階建築物の平面配置図 【図13】別の実施例を示す基準階の横断平面図 【符号の説明】 1 複数階建築物 4 強度構造部材 5 中間フロア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 長一郎 大阪府大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会社竹中工務店大阪本店内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 複数階建築物(1)の複数を、平面視において対
    向する部分を有する状態に配設し、それら複数階建築物
    (1)の互いに近接する部分同士の間のうち、地面より
    も高い位置で、かつ、高さが異なる複数の箇所それぞれ
    に、強度構造部材(4)を、前記複数階建築物(1)同
    士を互いに一体連結してそれら複数階建築物(1)とで
    1つの架構を構成するように架設し、前記複数の複数階
    建築物(1)の対向部分間に中間フロア(5)を架設し
    てある建築物群。 2. 前記強度構造部材(4)同士が、その間に採光・
    通風用空間を形成するものである特許請求の範囲第1項
    記載の建築物群。 3. 前記中間フロア(5)が、複数階建築物(1)同
    士を相互に連結するように前記対向部分に固着するもの
    である特許請求の範囲第1項又は第2項記載の建築物
    群。 4. 前記中間フロア(5)が、上下方向に間隔を隔て
    て配置する複数個である特許請求の範囲第1、2又は3
    項記載の建築物群。
JP4015650A 1992-01-31 1992-01-31 建築物群 Expired - Lifetime JPH0747894B2 (ja)

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JP4015650A JPH0747894B2 (ja) 1992-01-31 1992-01-31 建築物群

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