JPH05443A - 高延伸ブロー成形容器とその製造方法 - Google Patents

高延伸ブロー成形容器とその製造方法

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JPH05443A
JPH05443A JP3247100A JP24710091A JPH05443A JP H05443 A JPH05443 A JP H05443A JP 3247100 A JP3247100 A JP 3247100A JP 24710091 A JP24710091 A JP 24710091A JP H05443 A JPH05443 A JP H05443A
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stretch blow
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neck
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信之 高草木
Kichiji Maruhashi
吉次 丸橋
Hiroyuki Hashimoto
弘之 橋本
Tsuneo Arita
恒夫 有田
Tomoaki Kaneko
友明 金子
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 膜厚が均一で且つ薄膜である高強度の容器を
提供する。 【構成】 実質的に無拘束で高延伸することにより口頚
部以外の器膜の膜厚を充分延伸して薄膜とし口頚部以外
の器膜を配向結晶して最も膜の厚い部分と最も膜の薄い
部分の差の割合を50%以下とし、膜厚を均一化した。 【効果】 口頚部以外は配向結晶化され降伏値が高く強
度が大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄肉でかつ偏肉と白化
のない高延伸ブロー成形容器とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】成形したプリフォームを高さ方向に強制
的に延伸する延伸棒を使用した装置により二軸延伸ブロ
ー成形して得た容器は本出願前周知である。しかしなが
ら実質的に無拘束で加圧流体のみを用いて二軸延伸ブロ
ー成形した容器及びこのようにして容器を製造すること
は全く知られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の延伸棒を用いた
拘束二軸延伸容器は延伸倍率が低く偏肉が多い欠点があ
り、強度が不均一でしかも小くそのため厚肉の容器とせ
ざるを得ず、また白化も生じ易く満足できるものではな
かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者はこのような欠
点は成形された容器の器壁の樹脂層が充分且つ均一に延
伸されないために生ずることを解明して上記の問題を解
決し、偏肉と白化のないしかも均一な強度を有する薄肉
軽量の容器を提供することに成功し本発明を完成した。
【0005】本発明は、 「 1. 口頚部以外の延伸成形された器壁の膜厚がほ
ぼ均一であって、最も膜の厚い部分に対する最も膜の厚
い部分と最も膜の薄い部分の膜厚の差の割合が50%以
下であり、且つ口頚部を除いた器壁が配向結晶化された
高延伸ブロー成形容器。 2. 肩部と底部は半球殻状であり、胴部は筒状であ
る、請求項1に記載された高延伸ブロー成形容器。 3. 器壁を構成している胴部樹脂層の円周方向の降伏
値が1800kg/cm以上であり、高さ方向の降伏
値が800kg/cm以上である、請求項1ないし2
のいずれか1項に記載された高延伸ブロー成形容器。 4. 容器の延伸部分における内容積に対する樹脂量の
比が0.025以下であり白化のない、請求項1ないし
3のいずれか1項に記載された高延伸ブロー成形容器。 5. 胴部で測定して肉厚が0.2mm〜0.3mmの
薄肉でかつ偏肉と白化のない請求項1ないし4のいずれ
か1項に記載された、高延伸ブロー成形容器。 6. 容器の口頚部以外を拘束せず加圧流体を用いてブ
ロー成形して延伸成形された器壁の膜厚をほぼ均一と
し、最も膜の厚い部分に対する最も膜の薄い部分の膜厚
の差の割合を50%以下とし、且つ口頚部を除いた器壁
を配向結晶することを特徴とする無拘束高延伸ブロー成
形容器の製造方法。 7. 成形された容器の胴部径方向の最大延伸部、高さ
方向の延伸部の少なくとも一方向の90%以上を無拘束
で高延伸ブロー成形することを特徴とする、請求項6に
記載された高延伸ブロー成形容器の製造方法。 8. プリフォームの延伸を最終的に径方向の延伸倍率
を4.5〜5.5とし、径方向の延伸倍率を高さ方向の
延伸倍率の1.5〜1.8とすることを特徴とする、請
求項6ないし7のいずれか1項に記載された無拘束高延
伸ブロー成形容器の製造方法。」に関する。
【0006】本発明で言う高延伸ブロー成形容器とは
口頚部以外の延伸成形された器壁の膜厚がほぼ均一であ
って、最も膜の厚い部分に対する最も膜の厚い部分と最
も膜の薄い部分の膜厚の差の割合が50%以下であり、
且つ口頚部を除いた器壁が配向結晶化された高延伸ブロ
ー成形容器である。このような本発明の容器は プリフ
ォームを口頚部以外を拘束せずに加圧流体により成形さ
れた容器の胴部の径方向の最大延伸部の90%以上を無
拘束で、高延伸ブロー成形することにより製造すること
ができる。さらに高さ方向の延伸の90%以上を無拘束
で高延伸ブロー成形することにより容器の性能は一層向
上する。
【0007】前述のように従来の二軸延伸ブロー成形が
高さ方向は加圧流体だけでなく延伸棒を使用して延伸成
形をおこなっている。つまり高さ方向の延伸成形は延伸
棒により拘束された延伸成形であって、加圧流体による
実質的に無拘束の延伸ブロー成形ではない。そして高さ
方向の拘束は周方向の延伸にも影響があり、充分な自由
延伸が行えない。この従来の延伸ブロー成形は容器の周
方向も金型で拘束して成形しているのである。それは容
器には外形の良好であることが要求されるので、外形の
改善にのみ努力が注がれたきらいがあり、容器の強度は
器壁の厚みに依存する傾向が大きかった。そのため容器
の周方向の延伸も充分ではなかった。
【0008】これに対して本発明における高延伸ブロー
成形はプリフォームの延伸を径方向つまり周方向も高さ
方向も実質的に無拘束で加圧流体により延伸ブロー成形
して容器を形成するのである。
【0009】
【作用】従来行われている拘束延伸ブロー成形は、前述
のように器壁の自由な延伸をさまたげる成形である。自
由な延伸を許さず器壁の一部に力を作用させて全体を延
伸するので器壁にかかる力は器壁の部分により異なり、
大きな力のかかった部分は薄くなり、力のかかり方の少
ない部分は厚くなって、均一な延伸は出来ない。
【0010】無拘束で加圧流体を用いて延伸すると、器
壁全体に同一の力が作用し、同じ様に延伸される。そし
て膜の厚い所、換言すれば樹脂の多い所は一層延伸され
るので膜厚は均一になる。このように拘束延伸と無拘束
延伸とは延伸機構が全く異なる。理論的には、容器は内
圧により高さ方向1に対して円筒状の胴部は周方向に2
の応力を受ける。即ち容器の胴部は高さ方向に比べて2
倍の応力を周方向に受けている。また、肩部や底部はほ
ぼ球形状であることから理解されるように高さ方向とほ
ぼ同じ小さい応力を受けている。したがって、容器の強
度を大きくする為には胴部は周方向の耐圧強度を大きく
することが絶対に必要であり、容器胴部の径方向の耐圧
強度を大きくできれば、容器の壁の厚みを薄くすること
ができ、樹脂量も少なく出来るのである。この場合重要
なことは膜厚が均一であることであり、不均一であると
耐圧強度は一番弱い部分によって決定され、均一にして
大きい耐圧性の容器にはならない。
【0011】しかしながら、従来の拘束二軸延伸ブロー
成形ではこの要求を満足することができなかった。前述
のように従来の延伸ブロー成形では、器壁の一部に力を
作用させ全体の器壁を延伸するので、力を段階的に大き
くする等の工夫しても器壁にかかる力は全器壁において
均一とはならず、部分的に差異があり、均一な延伸は不
可能であり、膜厚も不均一となるため均一にして大きい
耐圧性の容器は得られない。
【0012】本発明の高延伸ブロー成形は加圧流体特に
高圧流体により少くとも径方向の最大延伸部の90%以
上を無拘束状態でブロー成形する必要がある。そして無
延伸部分の口頚部を除いて高さ方向の延伸の90%以上
を無拘束二軸延伸ブロー成形することが最適である。即
ち、ブロー金型に接触し、容器の形状を出す仕上げ工程
時点までに無拘束状態で全成形工程の90%以上の成形
を行うのが最も好ましい。成形は温度90℃〜130
℃、圧力3〜40Kg/cmの流体を用いて延伸ブロ
ー成形するのが最も好ましい。
【0013】このように、実質的に無拘束の高延伸ブロ
ー成形により、従来の延伸ブローでは予想できない程充
分に延伸されるので無延伸部分の口頚部を除いた器壁の
厚みはほぼ均一となり最も厚い部分に対する最も厚い部
分と最も薄い部分の膜厚の差の割合が50%以下となり
器壁の性能は飛躍的に向上する。厚い所と薄い所の膜厚
の差が50%を越えると器壁は充分均一とは言えず性能
も劣る。また無拘束高延伸ブロー成形によりほぼ飽和状
態にまで充分延伸されるので、熱可塑性ポリエステルで
は胴部樹脂層の円周方向の降伏値が1800kg/cm
以上であり、高さ方向の降伏値が800kg/cm
以上の高延伸された高延伸容器が形成される。したがっ
て、仕上げ工程でブロー金型に密着したときに径方向の
最大延伸部の90%以上が無拘束状態でブロー成形され
るように予めプリフォームの形状を設計しておくことが
好ましい。
【0014】容器の最も圧力のかかる胴部の径方向と高
さ方向は完全に無拘束で高延伸ブロー成形することが望
ましい。一方肩部は特定の形状にする必要のある場合は
ブロー金型に触れさせて成形してもよい。前述のように
肩部は胴部とは異なり、加えられる内圧が小さいのでこ
のように多少拘束して成形をおこない延伸度が低く降伏
値が小さくなっても容器に与える影響が少ないからであ
る。このような厚みが均一で充分延伸され口頚部以外は
全て高配向結晶化された樹脂層の器壁の容器は本出願前
まったく知られていない新規な容器であり、従来の容器
の降伏値が精々500Kg/cm程度であることから
みても本発明の容器は極めて高い降伏値の特殊な樹脂層
の器壁を有する容器であることが理解される。
【0015】本発明で言う降伏値とは、容器の器壁に応
力を加えて変形させる過程で応力を次第に増して行くと
応力のわずかな増加につれ、永久変形が急激に増加しは
じめる点の応力の値であり、試験機として東洋ボールド
ウィン社製 テンシロンUTM−III−100を用
い、試験片をJISK7113又はASTMD638の
規格に準じた形状の打抜刃により、容器の胴部から高さ
方向と円周方向に打抜いた試験片を10mm/minの
速度で試験して降伏値を求めた。それゆえ降伏値が高い
ことは永久変形を発生させる応力が大きいことを意味
し、機械強度が大きいことを示す。容器にあっては保存
中の内圧による膨脹により生じる変形が発生し難いこと
を示している。
【0016】本発明の第1の特徴は、口頚部を除いて充
分に延伸成形された器壁の膜厚がほぼ均一であることで
ある。本発明の第2の特徴は、口頚部以外の器壁の最も
厚い部分に対する最も薄い部分の膜厚の差の割合が50
%以下であることである。膜厚の差が50%を越える
と、耐圧強度にムラが生じて容器がいびつになるという
欠点が発生する。本発明の第3の特徴は口頚部以外の器
壁が全て配向結晶化されていることである。これらの特
徴により容器は均一の膜厚で配向された薄い器壁で形成
され、軽くしかも強度が大きく、特に耐圧性に優れ内容
物の充填段階や、流通段階での取扱に非常に好都合とな
る効果が奏される。本発明の第4の特徴は器壁の降伏値
が非常に高いことである。この特徴により機械強度が大
きく、取扱中や内容物を充填し保存中に変形を生じるこ
とが少ない効果が奏される。本発明の第5の特徴は、容
器の内容積(cc)に対する延伸部分の樹脂量(g)の
比が0.025以下、特に0.005〜0.025の範
囲にあることであり、従来の容器に比べて、容器重量を
20〜50%少く、しかも強度は従来と同等以上となる
効果が奏される。本発明の第6の特徴は器壁のガスバリ
ヤー性にも優れ、殊に酸素の透過が少ないことである。
この点については実施例の項で比較例と対比して詳細に
説明するが、本発明者は、ガスバリヤー性がこのように
良くなるのは分子配向が大きくなるにつれて配向結晶化
が進み結晶化度が大きくなるためであると考えている。
この特徴により内容物が酸素により変質する危険がなく
なり、内容物のガスの脱出もない効果が奏される。
【0017】容器の完成まで全く無拘束で行うことが最
も好ましい。無拘束でブロー成形すると容器はプリフォ
ーム形状に近似して成形されるが容器には夫々要求され
る外形形状があるので、最後の仕上げ段階では、外形を
型により拘束して整えることもできるが、本発明は器壁
の無拘束状態での延伸成形が少くとも成形容器の胴部の
径方向の最大延伸部の90%以上であることが必要であ
る。そして、高さ方向の延伸の90%以上も無拘束で延
伸する、つまり全延伸成形工程の90%以上を無拘束で
行うことが非常に好ましい。この程度まで無拘束で延伸
してから仕上げを行うのである。
【0018】無拘束で加圧流体により高延伸ブロー成形
するとプリフォームは温度、圧力、肉厚に関係なく、ま
ず径方向に延伸する。径方向の延伸倍率は4.5〜5.
5である。従来の二軸延伸成形では径方向の延伸倍率は
せいぜい4.2であったことと比較して本発明の実質的
に無拘束で加圧流体のみにより高延伸ブロー成形すると
延伸効果が極めて良好であることが理解される。この範
囲の延伸倍率であると容器の白化と肉厚の不均一が防止
できる。径方向の延伸がほぼ上記の範囲に達したとき、
高さ方向の延伸が促進されるが、この方向の延伸も無拘
束で加圧流体による延伸ブロー成形である。径方向の延
伸倍率は高さ方向の延伸倍率の1.5〜1.8である。
高さ方向の延伸倍率がこの範囲であると容器の白化と肉
厚の不均一が防止できる。高さ方向の延伸がほぼ上記の
範囲に達したとき、容器は予め設計した金型に突き当た
り、仕上工程に入り外形が整えられる。
【0019】得られる容器の底部のセンターの位置を一
定にしたい場合は例えば最終仕上工程で予め成形される
容器の内部に設置された固定具で容器の底部のセンター
をブロー金型の底部のセンターに接触固定して仕上げの
ブロー成形を行うこともできるがこのように精密な底部
のセンターの位置を一定に保つ必要がない場合はこの様
なセンター合せの工程は必要ない。
【0020】このように実質的に無拘束で加圧流体によ
り延伸ブロー成形することにより延伸棒を使用する従来
の二軸延伸成形とは延伸倍率が非常に相違する事が明ら
かであるが、理解し易いために径方向の延伸倍率と高さ
方向の延伸倍率の積である面延伸倍率で説明すると、従
来の二軸延伸成形容器では面延伸倍率は精々10程度で
あるが本発明の高延伸成形容器では12〜20であって
20〜100%もの大巾な高延伸となっている。このた
め配向結晶度が高く、降伏値も高く容器の強度が非常に
大きなり従来法で容器重量50gのポリエステルを使用
した内容積1500mlの容器と本発明の容器重量36
gのポリエステルを使用した同一形状の容器を比較する
と、本発明の容器は樹脂量が72%に過ぎないのに同一
もしくはそれ以上の機械強度を示す。
【0021】本発明の高延伸容器は、器壁の配向結晶度
が高く膜厚が均一で器壁の胴部樹脂層の円周方向の降伏
値が1800kg/cm以上であり、高さ方向の降伏
値が800kg/cm以上の新規な高強度の高延伸容
器であって従来の容器では到底予想できない格別顕著な
優れた効果を奏する。
【0022】本発明の高延伸成形容器の胴部円周方向の
降伏値は1800kg/cm以上であるが1900k
g/cm以上が好ましく、2000kg/cm以上
が最も好ましい。実質的に無拘束で高延伸成形する場合
にプリフォームを外側と内側の両方から加熱すると加熱
が均一となり高延伸ブロー成形に極めて好適かつ有効で
ある。これは容器の強度を強くするために、延伸倍率を
高くしているが、その為にプリフォームの肉厚が大きく
なり、通常の加熱による外部からの加熱のみでは内側の
温度が低くなり、十分な延伸ができなかったり、偏肉や
白化が生じ良好な容器が得られない傾向があるからであ
る。
【0023】本発明の容器は、耐内圧性に極めて優れて
いるのでガス含有飲料用の容器に好適である。
【0024】本発明で使用するプリフォームはポリエチ
レンテレフタレート等の熱可塑性ポリエステルで形成さ
れたものが好適であるがこのほかポリエステルを主材料
とし、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物、ポ
リ塩化ビニリデン系樹脂、アクリロニトリルまたはメタ
クリロニトリルを主成分として含む共重合体、芳香族ナ
イロン、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11等の
バリヤー性ナイロン、ポリエチレンテレフタレート/エ
チレンイソフタレート等のバリヤー性共重合ポリエステ
ル等のガスバリヤー性物質をブレンドまたは積層したプ
リフォームや、ポリエステルを主材料としこれに少量の
エチレングリコール、イソフタール酸、安息香酸、ナフ
タレン1・4ジカルボン酸、ナフタレン2・6ジカルボ
ン酸等の樹脂の共重合体またはブレンド物で形成したプ
リフォームも含まれる。
【0025】
【実施例】次に本発明を図面に基づいて説明する。
【0026】図1はブロー成形工程における径方向の延
伸倍率と高さ方向に対する径方向の延伸倍率比の関係を
示している。曲線に付した符号で説明すると、この図に
おいて径方向の延伸倍率が低い状態4〜5領域ではでは
肉厚が不均一になり、また7以上の点線で示した領域で
は過延伸になり白化が生じる。本発明によると無拘束延
伸であるので容器は6〜7の領域で成形され、肉厚も均
一となり、白化も生じない良好な容器である。次に具体
例により本発明の効果を説明する。
【0027】実施例1 ポリエチレンテレフタレートで成形した肉厚4.50m
m、樹脂量36.0gの厚肉プリフォームを使用し、内
側と外側の両側から120℃に均一に加熱し、表1に示
す条件で実質的に無拘束で高延伸ブロー成形により内容
量1500ml入りの容器を製造した。
【0028】実施例2 ポリエチレンテレフタレートで成形した肉厚4.55m
m、樹脂量36.2gの厚肉プリフォームを使用し、内
側と外側の両側から110℃に均一に加熱し、表1に示
す条件で高延伸ブロー成形により内容量1500ml入
りの容器を製造した。
【0029】比較例1 ポリエチレンテレフタレートで成形した肉厚4.20m
m、樹脂量50.0gの薄肉プリフォームを使用して表
1に示す条件で延伸棒を使用した二軸延伸成形により内
容量1500ml入りの容器を製造した。
【0030】比較例2 ポリエチレンテレフタレートで成形した肉厚4.20m
m、樹脂量50.0gの薄肉プリフォームを使用して表
1に示す条件で内容量1500ml入りの容器を製造し
た。
【0031】比較例3 ポリエチレンテレフタレートで成形した肉厚4.20m
m、樹脂量36.0gの薄肉プリフォームを使用して表
1に示す条件で内容量1500ml入りの容器を製造し
た。しかし、胴部が白化し製品としての機能を示さなか
った。この比較例は従来例ではなく比較のため実施例と
樹脂量のみを同一として成形した例である。
【0032】実施例1及び2と比較例1、2及び比較例
3の容器についてその性能を表2に示す。
【0033】
【表1】
【0034】※1:三井石油化学工業株式会社製ポリエ
ステル樹脂 ※2:イーストマンコダック社製ポリエステル樹脂 ※3:口頚部重量7gを差し引いて計算する。 ※4:各10本の容器胴部の周方向4ケ所測定した値の
平均値
【0035】
【表2】
【0036】※5: 試験機として東洋ボールドウィン
テンシロンUTM−III−100を用い、試験片を
JISK7113又はASTMD638の規格に準じた
形状の打抜刃により、容器の胴部から高さ方向と円周方
向に打抜いた試験片を10mm/minの速度で試験し
て降伏値を求めた。
【0037】
【数1】
【0038】σ…降伏値 F…荷重 A…試験片の平行部分の元の平均断面積 ※6: n−ヘプタン−四塩化炭素系密度勾配管(池田
理化株式会社)を作成し、20℃の条件下でサンプルの
密度を求め、下記式に従い、結晶化度を算出した。
【0039】
【数2】
【0040】d:サンプルの密度(g/cm) da:1.335(g/cm) dc:1.455(g/cm
【0041】※7: ボイドが発生し、満足な製品にな
らない。 ※8: 容器胴壁を切り抜き、Modern Cont
rol社(オキシトラン−100)を用い、25℃、1
00%RHの条件下で容器器壁の酸素透過度QO(c
c/m・day・atm)を測定した。 ※9: 容器胴壁の単位当たり厚みの酸素透過係数PO
(cc・cm/cm・sec・cmHg)は酸素透
過度から計算により求めた。 ※10: 成形後24時間以上経過した空容器を用い、
入目線まで炭酸水を充填し、キャップで密封した後室温
に24時間放置する。そこで、容器の高さ及び胴部の径
を測定した後、38℃、24時間保存した後の同部分を
測定し、その変化率から耐圧性を評価した。
【0042】「評価」このように本発明の器壁を構成
している器膜の胴部の径方向の最大延伸部の90%以上
が無拘束で延伸され、高さ方向の延伸の90%以上が無
拘束で延伸された、高延伸ブロー成形容器は強度が非常
に良好であるので使用する樹脂の量を20〜50%も少
なくすることができる。POが小さいと壁厚を薄く
しても従来の容器とほぼ同一ないしそれ以下の酸素透過
量にすることができ、この点からも本発明の容器は樹脂
量を少くすることができる事が理解される。プリフォ
ームの延伸を最終的に径方向の延伸倍率を4.5〜5.
5、径方向の延伸倍率を高さ方向の延伸倍率の1.5〜
1.8とすることにより、器壁の胴部の径方向の最大延
伸部の90%以上が無拘束で延伸され、延伸の90%以
上が無拘束で延伸された、最も膜の厚い部分の膜厚の差
が50%以下である高延伸ブロー成形容器が製造される
こと及び延伸倍率が上記の範囲を外れると偏肉と白化が
発生することが理解される。
【0043】
【発明の効果】前記したように本発明は実質的に無拘束
の延伸ブロー成形により膜厚の均一な、延伸倍率の高
い、強度の大きい、白化のないガスバリヤー性の優れた
容器を提供するものである。そして本発明の容器は最も
内圧のかかる胴部の耐圧性が非常に優れ、特に高温での
耐圧性即ち耐熱圧安定性が優れているのでガス含有飲料
用にに極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロー成形工程での径方向延伸倍率と高さ方向
に対する径方向の延伸倍率比の関係を示すグラフであ
る。
【数3】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口頚部以外の延伸成形された器壁の膜厚
    がほぼ均一であって、最も膜の厚い部分に対する最も膜
    の厚い部分と最も膜の薄い部分の膜厚の差の割合が50
    %以下であり、且つ口頚部を除いた器壁が配向結晶化さ
    れた高延伸ブロー成形容器。
  2. 【請求項2】 肩部と底部は半球殻状であり、胴部は筒
    状である、請求項1に記載された高延伸ブロー成形容
    器。
  3. 【請求項3】 器壁を構成している胴部樹脂層の円周方
    向の降伏値が1800kg/cm以上であり、高さ方
    向の降伏値が800kg/cm以上である、請求項1
    ないし2のいずれか1項に記載された高延伸ブロー成形
    容器。
  4. 【請求項4】 容器の延伸部分における内容積に対する
    樹脂量の比が0.025以下であり白化のない、請求項
    1ないし3のいずれか1項に記載された高延伸ブロー成
    形容器。
  5. 【請求項5】 胴部で測定して肉厚が0.2mm〜0.
    3mmの薄肉でかつ偏肉と白化のない請求項1ないし4
    のいずれか1項に記載された、高延伸ブロー成形容器。
  6. 【請求項6】 容器の口頚部以外を拘束せず加圧流体を
    用いてブロー成形して延伸成形された器壁の膜厚をほぼ
    均一とし、最も膜の厚い部分に対する最も膜の薄い部分
    の膜厚の差の割合を50%以下とし、且つ口頚部を除い
    た器壁を配向結晶することを特徴とする無拘束高延伸ブ
    ロー成形容器の製造方法。
  7. 【請求項7】 成形された容器の胴部径方向の最大延伸
    部、高さ方向の延伸部の少なくとも一方向の90%以上
    を無拘束で高延伸ブロー成形することを特徴とする、請
    求項6に記載された高延伸ブロー成形容器の製造方法。
  8. 【請求項8】 プリフォームの延伸を最終的に径方向の
    延伸倍率を4.5〜5.5とし、径方向の延伸倍率を高
    さ方向の延伸倍率の1.5〜1.8とすることを特徴と
    する、請求項6ないし7のいずれか1項に記載された無
    拘束高延伸ブロー成形容器の製造方法。
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