JPH0659683B2 - 高延伸ブロー成形ポリエステルボトルとその製造方法 - Google Patents
高延伸ブロー成形ポリエステルボトルとその製造方法Info
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- JPH0659683B2 JPH0659683B2 JP13825790A JP13825790A JPH0659683B2 JP H0659683 B2 JPH0659683 B2 JP H0659683B2 JP 13825790 A JP13825790 A JP 13825790A JP 13825790 A JP13825790 A JP 13825790A JP H0659683 B2 JPH0659683 B2 JP H0659683B2
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- stretch blow
- preform
- stretch
- polyester bottle
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、薄肉でかつ偏肉と白化のない高延伸ブロー成
形ポリエステルボトルとその製造方法に関する。
形ポリエステルボトルとその製造方法に関する。
[従来の技術] PETと略称されているポリエチレンテレフタレート樹
脂で成形したプリフォームを用いて高さ方向に強制的に
延伸する延伸棒を使用した装置により2軸延伸ブロー成
形して得た低降伏値のボトルは本出願前周知である。し
かしながら高降伏値のボトルおよび実質的に無拘束で加
圧流体のみを用いて2軸延伸ブロー成形したボトルを製
造することは全く知られていなかった。
脂で成形したプリフォームを用いて高さ方向に強制的に
延伸する延伸棒を使用した装置により2軸延伸ブロー成
形して得た低降伏値のボトルは本出願前周知である。し
かしながら高降伏値のボトルおよび実質的に無拘束で加
圧流体のみを用いて2軸延伸ブロー成形したボトルを製
造することは全く知られていなかった。
[発明が解決する課題] 前述の延伸棒を用いた2軸延伸ポリエステルボトルは延
伸倍率が低く偏肉が多い欠点があり、強度が不均一でし
かも小くそのため厚肉のボトルとせざるを得ず、また白
化も生じ易く満足でるものではなかった。
伸倍率が低く偏肉が多い欠点があり、強度が不均一でし
かも小くそのため厚肉のボトルとせざるを得ず、また白
化も生じ易く満足でるものではなかった。
[課題を解決するための手段] 本発明者はこのような欠点は成形されたボトルの器壁の
樹脂層の降伏値が低いために必要な強度が得られないこ
とを解明し、さらに成形手段にも問題があることを明ら
かにして上記の問題を解決し、偏肉と白化のないしかも
均一な強度を有する薄肉軽量のポリエステルボトルを提
供することに成功し本発明を完成した。
樹脂層の降伏値が低いために必要な強度が得られないこ
とを解明し、さらに成形手段にも問題があることを明ら
かにして上記の問題を解決し、偏肉と白化のないしかも
均一な強度を有する薄肉軽量のポリエステルボトルを提
供することに成功し本発明を完成した。
本発明は、 1. 器壁を構成している胴部樹脂層の円周方向の降伏
値が2000kg/cm2以上であり、高さ方向の降伏値が
800kg/cm2以上である、高延伸ブロー成形ポリエス
テルボトル。
値が2000kg/cm2以上であり、高さ方向の降伏値が
800kg/cm2以上である、高延伸ブロー成形ポリエス
テルボトル。
2. 胴部で測定して肉厚が0.2mm〜0.3mmの薄肉
でかつ偏肉と白化のない請求項1に記載された、高延伸
ブロー成形ポリエステルボトル。
でかつ偏肉と白化のない請求項1に記載された、高延伸
ブロー成形ポリエステルボトル。
3. ボトルの主用途がガス含有飲料用である、請求項
1または2項に記載された、高延伸ブロー成形ポリエス
テルボトル。
1または2項に記載された、高延伸ブロー成形ポリエス
テルボトル。
4. ポリエステルで成形したプリフォームを均一に加
熱し加圧流体でブロー成形してポリエステルボトルを製
造する方法において、プリフォームの延伸を最終的に径
方向の延伸倍率を4.5〜5.5、径方向の延伸倍率を
高さ方向の延伸倍率の1.5〜1.8とすることを特徴
とする、高延伸ブロー成形ポリエステルボトルの製造方
法。
熱し加圧流体でブロー成形してポリエステルボトルを製
造する方法において、プリフォームの延伸を最終的に径
方向の延伸倍率を4.5〜5.5、径方向の延伸倍率を
高さ方向の延伸倍率の1.5〜1.8とすることを特徴
とする、高延伸ブロー成形ポリエステルボトルの製造方
法。
5. プリフォームの延伸を実質的に無拘束状態で加圧
流体によるブロー成形を行い、まず径方向に延伸させ、
ついで高さ方向に延伸させることを特徴とする、請求項
4に記載された高延伸ブロー成形ポリエステルボトルの
製造方法。
流体によるブロー成形を行い、まず径方向に延伸させ、
ついで高さ方向に延伸させることを特徴とする、請求項
4に記載された高延伸ブロー成形ポリエステルボトルの
製造方法。
6. プリフォームの高延伸ブロー成形が、径方向の最
大延伸部の90%以上を無拘束状態で行う実質的に無拘
束ブロー成形である、請求項4または5に記載された、
高延伸ブロー成形ポリエステルボトルの製造方法。
大延伸部の90%以上を無拘束状態で行う実質的に無拘
束ブロー成形である、請求項4または5に記載された、
高延伸ブロー成形ポリエステルボトルの製造方法。
7. プリフォームが厚肉のプリフォームである、請求
項4ないし6のいずれか1項に記載された、高延伸ブロ
ー成形ポリエステルボトルの製造方法。
項4ないし6のいずれか1項に記載された、高延伸ブロ
ー成形ポリエステルボトルの製造方法。
に関する。
前述のように従来の2軸延伸ブロー成形が高さ方向は加
圧流体だけでなく延伸棒を使用して延伸成形をおこなっ
ている。つまり高さ方向の延伸成形は延伸棒により拘束
された延伸成形であって、加圧流体により実質的に無拘
束の延伸ブロー成形ではない。
圧流体だけでなく延伸棒を使用して延伸成形をおこなっ
ている。つまり高さ方向の延伸成形は延伸棒により拘束
された延伸成形であって、加圧流体により実質的に無拘
束の延伸ブロー成形ではない。
これに対して本発明における高延伸ブロー成形はプリフ
ォームの延伸を実質的に無拘束で加圧流体によりブロー
延伸成形してボトルを形成するのである。
ォームの延伸を実質的に無拘束で加圧流体によりブロー
延伸成形してボトルを形成するのである。
本発明における、実質的に無拘束で行う延伸ブロー成形
とは径方向の最大延伸部の90%以上を無拘束状態でブ
ロー成形することを意味する。
とは径方向の最大延伸部の90%以上を無拘束状態でブ
ロー成形することを意味する。
理論的には、容器は内圧により高さ方向1に対して円筒
状の胴部は周方向に2応力を受ける。即ち容器の胴部は
高さ方向に比べて2倍の応力を周方向に受けている。ま
た、肩部や底部はほぼ球形状であることから理解される
ように高さ方向とほぼ同じ小さい応力を受けている。
状の胴部は周方向に2応力を受ける。即ち容器の胴部は
高さ方向に比べて2倍の応力を周方向に受けている。ま
た、肩部や底部はほぼ球形状であることから理解される
ように高さ方向とほぼ同じ小さい応力を受けている。
したがって、容器の強度を大きくする為には胴部は周方
向の耐圧強度を大きくすることが絶対に必要であり、容
器胴部の径方向の耐圧強度を大きくできれば、容器の壁
の厚みを薄くすることができ、樹脂量も少なく出来るの
である。しかしながら、従来の2軸延伸ブロー成形では
この要求を満足することができなかった。
向の耐圧強度を大きくすることが絶対に必要であり、容
器胴部の径方向の耐圧強度を大きくできれば、容器の壁
の厚みを薄くすることができ、樹脂量も少なく出来るの
である。しかしながら、従来の2軸延伸ブロー成形では
この要求を満足することができなかった。
本発明の高延伸ブロー成形は加圧流体特に高圧流体によ
り径方向の最大延伸部の90%以上を無拘束状態でブロ
ー成形するのが最も好適である。即ち、ブロー金型に接
触し、ボトルの形状を出す時点まで無拘束状態でブロー
成形するのが好適である。
り径方向の最大延伸部の90%以上を無拘束状態でブロ
ー成形するのが最も好適である。即ち、ブロー金型に接
触し、ボトルの形状を出す時点まで無拘束状態でブロー
成形するのが好適である。
このように、実質的に無拘束高延伸ブロー成形により、
器壁の胴部樹脂層の円周方向の降伏値が2000kg/cm
2以上であり、高さ方向の降伏値が800kg/cm2以上の
高延伸された高延伸ボトルが形成される。
器壁の胴部樹脂層の円周方向の降伏値が2000kg/cm
2以上であり、高さ方向の降伏値が800kg/cm2以上の
高延伸された高延伸ボトルが形成される。
したがって、ブロー金型に密着したときに径方向の最大
延伸部の90%以上が無拘束状態でブロー成形されるよ
うに予めプリフォームの形状を設計しておくことが好ま
しい。
延伸部の90%以上が無拘束状態でブロー成形されるよ
うに予めプリフォームの形状を設計しておくことが好ま
しい。
このような高い降伏値の樹脂層の器壁のボトルは本出願
前まったく知られていない新規なボトルであり、従来の
ボトルの降伏値が精々500kg/cm2程度であることか
らみても本発明のボトルは極めて高い降伏値の特殊な樹
脂層の器壁を有するボトルであることが理解される。
前まったく知られていない新規なボトルであり、従来の
ボトルの降伏値が精々500kg/cm2程度であることか
らみても本発明のボトルは極めて高い降伏値の特殊な樹
脂層の器壁を有するボトルであることが理解される。
本発明で言う降伏値とは、ボトルの器壁に応力を加えて
変形させる過程で応力をしだいに増して行くと応力のわ
ずかな増加につれ、永久変形が急激に増加しはじめる点
の応力の値であり、試験機として東洋ボールドウィン
テンシロンUTM−III−100を用い、試験片をJI
SK7113又はASTMD638の規格に準じた形状
の打抜刃により、ボトルの胴部から高さ方向と円周方向
に打抜いた試験片を10mm/min の速度で試験して降伏
値を求めた。
変形させる過程で応力をしだいに増して行くと応力のわ
ずかな増加につれ、永久変形が急激に増加しはじめる点
の応力の値であり、試験機として東洋ボールドウィン
テンシロンUTM−III−100を用い、試験片をJI
SK7113又はASTMD638の規格に準じた形状
の打抜刃により、ボトルの胴部から高さ方向と円周方向
に打抜いた試験片を10mm/min の速度で試験して降伏
値を求めた。
それゆえ降伏値が高いことは永久変形を発生させる応力
が大きいことを意味し、機械強度が大きいことを示す。
ボトルにあっては保存中の内圧による膨張により生じる
変形が発生し難いことを示している。
が大きいことを意味し、機械強度が大きいことを示す。
ボトルにあっては保存中の内圧による膨張により生じる
変形が発生し難いことを示している。
最終工程でボトルの外形を整え、模様付けを行うためブ
ロー金型に密着させたり、ボトルの底部のセンターが常
に同一の場所に配置されたボトルにする為に適宜な固定
具によりボトルの底部のセンターをブロー金型の底部の
センターに合わせて加圧流体により仕上げ成形を行うと
外見の良好なボトルが得れる利点があるが、この底部の
センター合わせの工程は所望により行えばよく必ずしも
絶対に必要という工程ではない。
ロー金型に密着させたり、ボトルの底部のセンターが常
に同一の場所に配置されたボトルにする為に適宜な固定
具によりボトルの底部のセンターをブロー金型の底部の
センターに合わせて加圧流体により仕上げ成形を行うと
外見の良好なボトルが得れる利点があるが、この底部の
センター合わせの工程は所望により行えばよく必ずしも
絶対に必要という工程ではない。
本発明において、最も大きな応力を受ける器壁の胴部樹
脂層の円周方向の降伏値は2000kg/cm2以上でなけ
ればならない。これ以下であると強度が低くそのため肉
厚を小さくすることができない。また、高さ方向は受け
る応力が胴部の周方向の1/2であるが高さ方向の降伏
値は800kg/cm2以上でなければならない。これ以下
であると強度が低くやはり肉厚を小さくすることができ
ない。降伏値がこの範囲にないと上記の効果が奏されな
いことは次の実施例と比較例の項で具体的に説明する。
脂層の円周方向の降伏値は2000kg/cm2以上でなけ
ればならない。これ以下であると強度が低くそのため肉
厚を小さくすることができない。また、高さ方向は受け
る応力が胴部の周方向の1/2であるが高さ方向の降伏
値は800kg/cm2以上でなければならない。これ以下
であると強度が低くやはり肉厚を小さくすることができ
ない。降伏値がこの範囲にないと上記の効果が奏されな
いことは次の実施例と比較例の項で具体的に説明する。
本発明のボトルは、内容積に対する樹脂量の比が0.0
3〜0.05の範囲にあり、また、胴部で測定して肉厚
が0.2mm〜0.3mmの範囲にあることが酸素バリヤー
性と、内容物を充填したときの形状安定性から好適であ
る。この範囲外になると酸素の透過が大きくなる傾向が
あり、また内容物を充填した場合特に保存中に内容物の
重量等によりボトルが変形する傾向がみられるので上記
の範囲あることがよい結果を与える。
3〜0.05の範囲にあり、また、胴部で測定して肉厚
が0.2mm〜0.3mmの範囲にあることが酸素バリヤー
性と、内容物を充填したときの形状安定性から好適であ
る。この範囲外になると酸素の透過が大きくなる傾向が
あり、また内容物を充填した場合特に保存中に内容物の
重量等によりボトルが変形する傾向がみられるので上記
の範囲あることがよい結果を与える。
本発明の高延伸ブロー成形は、径方向の延伸倍率は4.
5〜5.5であり、径方向の延伸倍率は高さ方向の延伸
倍率の1.5〜1.8である。この範囲の外の延伸倍率
の成形ではボトルの白化と肉厚の不均一が発生し、好ま
しくない。延伸倍率がこの範囲にないと上記の効果が奏
されないことは次の実施例と比較例の項で具体的に説明
する。
5〜5.5であり、径方向の延伸倍率は高さ方向の延伸
倍率の1.5〜1.8である。この範囲の外の延伸倍率
の成形ではボトルの白化と肉厚の不均一が発生し、好ま
しくない。延伸倍率がこの範囲にないと上記の効果が奏
されないことは次の実施例と比較例の項で具体的に説明
する。
本発明の高延伸ブロー成形は加圧流体特に高圧流体によ
り径方向の最大延伸部の90%以上を無拘束状態でブロ
ー成形するのが最も好適である。この範囲まで無拘束状
態でブロー成形することにより正確に上記の延伸倍率の
ブロー成形を行うことができ、上記の降伏値を有するボ
トルを得ることができる。
り径方向の最大延伸部の90%以上を無拘束状態でブロ
ー成形するのが最も好適である。この範囲まで無拘束状
態でブロー成形することにより正確に上記の延伸倍率の
ブロー成形を行うことができ、上記の降伏値を有するボ
トルを得ることができる。
本発明の実質的に無拘束高延伸ブロー成形について説明
を付え加えると、容器の最も圧力のかかる胴部と高さ方
向は完全に実質的に無拘束で延伸ブロー成形することが
望ましい。
を付え加えると、容器の最も圧力のかかる胴部と高さ方
向は完全に実質的に無拘束で延伸ブロー成形することが
望ましい。
肩部は特定の形状にする必要のある場合はブロー金型に
触れさせて成形してもよい。肩部は胴部とは異なり、加
えられる内圧が小さいのでこのように多少拘束して成形
をおこない延伸度が低く降伏値が小さくなっても容器に
与える影響が少ないからである。
触れさせて成形してもよい。肩部は胴部とは異なり、加
えられる内圧が小さいのでこのように多少拘束して成形
をおこない延伸度が低く降伏値が小さくなっても容器に
与える影響が少ないからである。
本発明で使用するプリフォームはポリエステルのみで形
成されたものが好適であるが、このほかポリエステルを
主材料とし、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化
物、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、アクリロニトリルまた
はメタクロニトリルを主成分として含む共重合体、芳香
族ナイロン、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11
等のバリヤー性ナイロン、ポリエチレンテレフタレート
/エチレンイソフタレート等のバリヤー性共重合ポリエ
ステル等のガスバリヤー性物質をブレンドまたは積層し
たプリフォームや、ポリエステルを主材料としこれに少
量のエチレングリコール、イソフタール酸、安息香酸、
ナフタレン1・4ジカルボン酸、ナフタレン2・6ジカ
ルボン酸等の樹脂の共重合体またはブレンド物で形成し
たプリフォームも含まれる。
成されたものが好適であるが、このほかポリエステルを
主材料とし、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化
物、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、アクリロニトリルまた
はメタクロニトリルを主成分として含む共重合体、芳香
族ナイロン、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11
等のバリヤー性ナイロン、ポリエチレンテレフタレート
/エチレンイソフタレート等のバリヤー性共重合ポリエ
ステル等のガスバリヤー性物質をブレンドまたは積層し
たプリフォームや、ポリエステルを主材料としこれに少
量のエチレングリコール、イソフタール酸、安息香酸、
ナフタレン1・4ジカルボン酸、ナフタレン2・6ジカ
ルボン酸等の樹脂の共重合体またはブレンド物で形成し
たプリフォームも含まれる。
[作 用] 本発明の特徴の1つである、実質的に無拘束で加圧流体
によりブロー高延伸成形するとプリフォームは温度、圧
力、肉厚に関係なく、まず径方向に延伸する。径方向の
延伸倍率は4.5〜5.5である。従来の2軸延伸成形
では径方向の延伸倍率はせいぜい4.2であったことと
比較して本発明の実質的に無拘束で加圧流体のみよにり
高延伸ブロー成形すると延伸効果が極めて良好であるこ
とが理解される。この範囲の延伸倍率であるとボトルの
白化と肉厚の不均一が防止できる。
によりブロー高延伸成形するとプリフォームは温度、圧
力、肉厚に関係なく、まず径方向に延伸する。径方向の
延伸倍率は4.5〜5.5である。従来の2軸延伸成形
では径方向の延伸倍率はせいぜい4.2であったことと
比較して本発明の実質的に無拘束で加圧流体のみよにり
高延伸ブロー成形すると延伸効果が極めて良好であるこ
とが理解される。この範囲の延伸倍率であるとボトルの
白化と肉厚の不均一が防止できる。
径方向の延伸がほぼ上記の範囲に達したとき、高さ方向
の延伸が促進されるが、この方向の延伸も実質的に無拘
束で加圧流体による延伸ブロー成形である。径方向の延
伸倍率は高さ方向の延伸倍率の1.5〜1.8である。
高さ方向の延伸がほぼ上記の範囲に達したとき、ボトル
は予め設計した金型に突き当たる。高さ方向の延伸倍率
がこの範囲であるとボトルの白化と肉厚の不均一が防止
できる。
の延伸が促進されるが、この方向の延伸も実質的に無拘
束で加圧流体による延伸ブロー成形である。径方向の延
伸倍率は高さ方向の延伸倍率の1.5〜1.8である。
高さ方向の延伸がほぼ上記の範囲に達したとき、ボトル
は予め設計した金型に突き当たる。高さ方向の延伸倍率
がこの範囲であるとボトルの白化と肉厚の不均一が防止
できる。
このように実質的に無拘束で加圧流体により延伸ブロー
成形することにより延伸棒を使用する従来の2軸延伸成
形とは延伸倍率が非常に相違する事が明らかであるが、
理解し易いために面延伸倍率で説明すると、従来の2軸
延伸成形ボトルでは面延伸倍率は精々10程度であるが
本発明の高延伸成形ボトルでは12〜20であって20
〜100%もの大巾な高延伸となっている。このため降
伏値が高くボトルの強度が非常に大きくなり従来法で5
0gのポリエステルを使用した内容積1500mlのボト
ルと本発明の37gのポリエステルを使用した同一形状
のボトルを比較すると、本発明のボトルは樹脂量が74
%に過ぎないのに同一もしくはそれ以上の機械強度を示
す。
成形することにより延伸棒を使用する従来の2軸延伸成
形とは延伸倍率が非常に相違する事が明らかであるが、
理解し易いために面延伸倍率で説明すると、従来の2軸
延伸成形ボトルでは面延伸倍率は精々10程度であるが
本発明の高延伸成形ボトルでは12〜20であって20
〜100%もの大巾な高延伸となっている。このため降
伏値が高くボトルの強度が非常に大きくなり従来法で5
0gのポリエステルを使用した内容積1500mlのボト
ルと本発明の37gのポリエステルを使用した同一形状
のボトルを比較すると、本発明のボトルは樹脂量が74
%に過ぎないのに同一もしくはそれ以上の機械強度を示
す。
面延伸倍率とは径方向の延伸倍率と高さ方向の延伸倍率
の積である。
の積である。
本発明の高延伸ボトルは、器壁の胴部樹脂層の円周方向
の降伏値が2000kg/cm2以上であり、高さ方向の降
伏値が800kg/cm2以上の新規な高強度の高延伸ボト
ルであって従来のボトルでは到底予想できない格別顕著
な優れた効果を奏する。
の降伏値が2000kg/cm2以上であり、高さ方向の降
伏値が800kg/cm2以上の新規な高強度の高延伸ボト
ルであって従来のボトルでは到底予想できない格別顕著
な優れた効果を奏する。
本発明の他の特徴は、ボトルのガスバリヤー性が良好で
特に酸素の透過が非常に少ないことである。この点につ
いては実施例の項で比較例と対比して詳細に説明する
が、本発明者は、ガスバリヤー性がこのように良くなる
のは分子配向が大きくなるにつれて配向結晶化が進み結
晶化度が大きくなるためであると考えている。
特に酸素の透過が非常に少ないことである。この点につ
いては実施例の項で比較例と対比して詳細に説明する
が、本発明者は、ガスバリヤー性がこのように良くなる
のは分子配向が大きくなるにつれて配向結晶化が進み結
晶化度が大きくなるためであると考えている。
得られるボトルの底部のセンターの位置を一定にしたい
場合は例えば最終工程で予め成形されるボトルの内部に
設置された固定具でボトルの底部のセンターをブロー金
型の底部のセンターに接触固定して仕上げのブロー成形
を行うこともできるがこのように精密な底部のセンター
の位置を一定に保つ必要がない場合はこの様なセンター
合せの工程は必要ない。
場合は例えば最終工程で予め成形されるボトルの内部に
設置された固定具でボトルの底部のセンターをブロー金
型の底部のセンターに接触固定して仕上げのブロー成形
を行うこともできるがこのように精密な底部のセンター
の位置を一定に保つ必要がない場合はこの様なセンター
合せの工程は必要ない。
実質的に無拘束で高延伸成形する場合にプリフォームを
外側と内側の両方から加熱すると加熱が均一となり高延
伸ブロー成形に極めて好適かつ有効である。
外側と内側の両方から加熱すると加熱が均一となり高延
伸ブロー成形に極めて好適かつ有効である。
これはボトルの強度を強くするために、延伸倍率を高く
しているが、その為にプリフォームの肉厚が大きくな
り、通常の加熱による外部からの加熱のみでは内側の温
度が低くなり、十分な延伸ができなかったり、偏肉が白
化が生じ良好なボトルが得られない傾向があるからであ
る。
しているが、その為にプリフォームの肉厚が大きくな
り、通常の加熱による外部からの加熱のみでは内側の温
度が低くなり、十分な延伸ができなかったり、偏肉が白
化が生じ良好なボトルが得られない傾向があるからであ
る。
本発明のボトルは降伏値が大きく、耐内圧性に極めて優
れているのでガス含有飲料用のボトルに好適である。
れているのでガス含有飲料用のボトルに好適である。
[実施例] 次に本発明を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明によりボトルが成形される状態をわかり
易く説明する説明図である。
易く説明する説明図である。
ポリエステルプリフォーム1を内外両面から延伸温度に
加熱し実質的に無拘束の高延伸ブロー成形により順次
〜にボトルに成形される状態が示されている。
加熱し実質的に無拘束の高延伸ブロー成形により順次
〜にボトルに成形される状態が示されている。
1.はスタートの状態である。
2.は0.2秒経過後の状態を示している。
3.は0.3秒経過後の状態であって主として径方向に
膨脹している。
膨脹している。
4.は0.4〜0.5秒経過後の状態である。径方向の
膨脹がほぼ止まっているがまだ高さ方向はほとんど延伸
されていない。従来の延伸棒を使用する2軸延伸成形で
はこの段階に達する前に延伸棒により高さ方向の延伸が
平行して行われている。本発明においてはまず径方向の
延伸が行われこの段階では高さ方向の延伸がほとんど行
われていないことが理解される。
膨脹がほぼ止まっているがまだ高さ方向はほとんど延伸
されていない。従来の延伸棒を使用する2軸延伸成形で
はこの段階に達する前に延伸棒により高さ方向の延伸が
平行して行われている。本発明においてはまず径方向の
延伸が行われこの段階では高さ方向の延伸がほとんど行
われていないことが理解される。
5.は0.6秒経過後の状態である。径方向には延伸さ
れず、高さ方向に延伸されている。
れず、高さ方向に延伸されている。
6.は0.8秒経過後の状態である。高さ方向の延伸が
止まり径方向にも高さ方向にも延伸されない状態となっ
ている。
止まり径方向にも高さ方向にも延伸されない状態となっ
ている。
第2図はブロー成形工程における径方向の延伸倍率と高
さ方向に対する径方向の延伸倍率比の関係を示してい
る。曲線に付した符号で説明すると、この図において径
方向の延伸倍率が低い状態4〜5領域ではでは肉厚が不
均一になり、また7以上の点線で示した領域では過延伸
になり白化が生じる。本発明によるとボトルは6〜7の
領域で成形され、肉厚も均一となり、白化も生じない良
好なポリエステルボトルである。
さ方向に対する径方向の延伸倍率比の関係を示してい
る。曲線に付した符号で説明すると、この図において径
方向の延伸倍率が低い状態4〜5領域ではでは肉厚が不
均一になり、また7以上の点線で示した領域では過延伸
になり白化が生じる。本発明によるとボトルは6〜7の
領域で成形され、肉厚も均一となり、白化も生じない良
好なポリエステルボトルである。
なお、第2図中の符号1〜6は第1図の符号1〜6に相
当する領域である。
当する領域である。
次に具体例により本発明の効果を説明する。
実施例1 ポリエステルで形成した肉厚4.6mm、樹脂量37gの
厚肉プリフォームを使用し、内側と外側の両側から加熱
して105℃に均一に加熱し、表1に示す条件で実質的
に無拘束で高延伸ブロー成形により内容量1.5リッタ
ーのボトルを製造した。
厚肉プリフォームを使用し、内側と外側の両側から加熱
して105℃に均一に加熱し、表1に示す条件で実質的
に無拘束で高延伸ブロー成形により内容量1.5リッタ
ーのボトルを製造した。
実施例2 ポリエステルで成形した肉厚4.7mm、樹脂量37gの
厚肉プリフォームを使用し、内側と外側の両側から加熱
して105℃に均一に加熱し、表1に示す条件で平均肉
厚0.29mm、内容量1.5リッターのボトルを製造し
た。
厚肉プリフォームを使用し、内側と外側の両側から加熱
して105℃に均一に加熱し、表1に示す条件で平均肉
厚0.29mm、内容量1.5リッターのボトルを製造し
た。
比較例1 ポリエステルで形成した肉厚4.2mm、樹脂量50gの
薄肉プリフォームを使用して表1に示す条件で延伸棒を
使用した2軸延伸成形により内容量1.5リッターのボ
トルを製造した。
薄肉プリフォームを使用して表1に示す条件で延伸棒を
使用した2軸延伸成形により内容量1.5リッターのボ
トルを製造した。
比較例2 ポリエステルで形成した肉厚4.3mm、樹脂量50gの
薄肉プリフォームを使用して表1に示す条件で内容量
1.5リッターのボトルを製造した。
薄肉プリフォームを使用して表1に示す条件で内容量
1.5リッターのボトルを製造した。
比較例3 ポリエステルで成形した肉厚4.9mm、樹脂量37gの
薄肉プリフォームを使用して表1に示す条件で平均肉厚
0.27mm、内容量1.5リッターのボトルを製造し
た。しかし、胴部が白化し製品としての機能を示さなか
った。この比較例は従来例ではなく比較のため実施例と
樹脂量のみを同一として成形した例である。
薄肉プリフォームを使用して表1に示す条件で平均肉厚
0.27mm、内容量1.5リッターのボトルを製造し
た。しかし、胴部が白化し製品としての機能を示さなか
った。この比較例は従来例ではなく比較のため実施例と
樹脂量のみを同一として成形した例である。
実施例1及び2と比較例1、2及び比較例3のボトルに
ついてその性能を表2に示す。
ついてその性能を表2に示す。
「評価」 このように本発明の器壁を構成している胴部樹脂層の
円周方向の降伏値が2000kg/cm2以上であり、高さ
方向の降伏値が800kg/cm2以上である、高延伸ブロ
ー成形ポリエステルボトルは強度が非常に良好であるの
で使用する樹脂の量を20〜50%も少なくすることが
できる。
円周方向の降伏値が2000kg/cm2以上であり、高さ
方向の降伏値が800kg/cm2以上である、高延伸ブロ
ー成形ポリエステルボトルは強度が非常に良好であるの
で使用する樹脂の量を20〜50%も少なくすることが
できる。
PO2が小さいと壁厚を薄くしても従来のボトルとほ
ぼ同一ないしそれ以下の酸素透過度にすることができ、
この点からも本発明のボトルは樹脂量を少くすることが
できる事が理解される。
ぼ同一ないしそれ以下の酸素透過度にすることができ、
この点からも本発明のボトルは樹脂量を少くすることが
できる事が理解される。
降伏値が上記の範囲を外れると偏肉と白化が発生する
ことが明瞭である。
ことが明瞭である。
プリフォームの延伸を最終的に径方向の延伸倍率を
4.5〜5.5、径方向の延伸倍率を高さ方向の延伸倍
率の1.5〜1.8とすることにより、胴部樹脂層の円
周方向の降伏値が2000kg/cm2以上であり、高さ方
向の降伏値が800kg/cm2以上である、高延伸ブロー
成形ポリエステルボトルが製造されること及び延伸倍率
が上記の範囲を外れると偏肉と白化が発生することが理
解される。
4.5〜5.5、径方向の延伸倍率を高さ方向の延伸倍
率の1.5〜1.8とすることにより、胴部樹脂層の円
周方向の降伏値が2000kg/cm2以上であり、高さ方
向の降伏値が800kg/cm2以上である、高延伸ブロー
成形ポリエステルボトルが製造されること及び延伸倍率
が上記の範囲を外れると偏肉と白化が発生することが理
解される。
[効果] 前記したように本発明の実質的に無拘束の延伸ブロー成
形により降伏値の大きい、延伸倍率の高い、強度の大き
い、白化のないガスバリヤー性の優れたボトルを提供す
るものである。そして本発明のボトルは最も内圧のかか
る胴部の耐圧性が非常に優れ、特に高温での耐圧性即ち
耐熱圧安定性が優れているのでガス含有飲料用にに極め
て好適である。
形により降伏値の大きい、延伸倍率の高い、強度の大き
い、白化のないガスバリヤー性の優れたボトルを提供す
るものである。そして本発明のボトルは最も内圧のかか
る胴部の耐圧性が非常に優れ、特に高温での耐圧性即ち
耐熱圧安定性が優れているのでガス含有飲料用にに極め
て好適である。
第1図は本発明のボトルを実質的に無拘束延伸成形によ
り成形する工程を説明する、説明図である。 第2図はブロー成形工程での径方向延伸倍率と高さ方向
に対する径方向の延伸倍率比の関係を示すグラフであ
る。
り成形する工程を説明する、説明図である。 第2図はブロー成形工程での径方向延伸倍率と高さ方向
に対する径方向の延伸倍率比の関係を示すグラフであ
る。
Claims (7)
- 【請求項1】器壁を構成している胴部樹脂層の円周方向
の降伏値が2000kg/cm2以上であり、高さ方向の降
伏値が800kg/cm2以上である、高延伸ブロー成形ポ
リエステルボトル。 - 【請求項2】胴部で測定して肉厚が0.2mm〜0.3mm
の薄肉でかつ偏肉と白化のない請求項1に記載された、
高延伸ブロー成形ポリエステルボトル。 - 【請求項3】ボトルの主用途がガス含有飲料用である、
請求項1または2項に記載された、高延伸ブロー成形ポ
リエステルボトル。 - 【請求項4】ポリエステルで成形したプリフォームを均
一に加熱し加圧流体でブロー成形してポリエステルボト
ルを製造する方法において、プリフォームの延伸を最終
的に径方向の延伸倍率を4.5〜5.5、径方向の延伸
倍率を高さ方向の延伸倍率の1.5〜1.8とすること
を特徴とする、高延伸ブロー成形ポリエステルボトルの
製造方法。 - 【請求項5】プリフォームの延伸を実質的に無拘束状態
で加圧流体によるブロー成形を行い、まず径方向に延伸
させ、ついで高さ方向に延伸させることを特徴とする、
請求項4に記載された高延伸ブロー成形ポリエステルボ
トルの製造方法。 - 【請求項6】プリフォームの高延伸ブロー成形が、径方
向の最大延伸部の90%以上を無拘束状態で行う実質的
に無拘束ブロー成形である、請求項4または5に記載さ
れた、高延伸ブロー成形ポリエステルボトルの製造方
法。 - 【請求項7】プリフォームが厚肉のプリフォームであ
る、請求項4ないし6のいずれか1項に記載された、高
延伸ブロー成形ポリエステルボトルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13825790A JPH0659683B2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | 高延伸ブロー成形ポリエステルボトルとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13825790A JPH0659683B2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | 高延伸ブロー成形ポリエステルボトルとその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0433823A JPH0433823A (ja) | 1992-02-05 |
| JPH0659683B2 true JPH0659683B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=15217719
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13825790A Expired - Lifetime JPH0659683B2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | 高延伸ブロー成形ポリエステルボトルとその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0659683B2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-30 JP JP13825790A patent/JPH0659683B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0433823A (ja) | 1992-02-05 |
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