JPH054543B2 - - Google Patents

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JPH054543B2
JPH054543B2 JP17115585A JP17115585A JPH054543B2 JP H054543 B2 JPH054543 B2 JP H054543B2 JP 17115585 A JP17115585 A JP 17115585A JP 17115585 A JP17115585 A JP 17115585A JP H054543 B2 JPH054543 B2 JP H054543B2
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JP
Japan
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pressure
gear
engine braking
friction element
engine
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Yasuichi Hayazaki
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は自動変速機のエンジンブレーキ制御装
置に関するものである。 (従来の技術) 自動変速機は各種摩擦要素の選択的油圧作動に
より動力伝達経路を切換えて自動変速するよう構
成するのが普通である。そして、回転メンバの反
力要素としてワンウエイクラツチを具え、該ワン
ウエイクラツチの作動により回転メンバからの反
力を受け止めることで上記の動力伝達を可能にす
る。 これがため、回転メンバに逆駆動トルクが加わ
つた時、ワンウエイクラツチの解放により当該逆
駆動トルクをこのワンウエイクラツチで遮断し、
シヨツクやガタ打ち音やガクガク振動の発生を防
止し得るものの、当該ワンウエイクラツチはエン
ジンブレーキがきかなくする。 従つて通常の自動変速機においては、上記ワン
ウエイクラツチに対し並列にエンジンブレーキ用
摩擦要素を設け、これを適宜作動させてエンジン
ブレーキがきくようにする。 ところで、このエンジンブレーキ用摩擦要素を
複数変速段でのエンジンブレーキに兼用する場
合、その必要容量は例えば米国ゼネラルモーター
ス社製THM−700型トランスミツシヨンに見ら
れる如く、上記変速段のうち最高速段でのエンジ
ンブレーキ時他の変速段でのエンジンブレーキ時
より相当小さい。 エンジンブレーキ用摩擦要素の容量を変速段毎
に必要容量にマツチさせるに当たつては従来、該
要素の作動を司る自動変速機のライン圧を最高速
段でのエンジンブレーキ時は通常のままにし、上
記他の変速段でのエンジンブレーキ時は通常より
高めるようにするのが常套であつた。 (発明が解決しようとする課題) しかしライン圧は変速用摩擦要素の作動にも供
され、その必要容量に見合つた所定値以下に通常
値を設定する訳にいかない。従つて、通常のまま
のライン圧によりエンジンブレーキ用摩擦要素を
作動する最高速段でのエンジンブレーキ時、該摩
擦要素の容量が過大となつて大きなエンジンブレ
ーキシヨツクを生ずる問題があつた。 本発明はこの観点から、基本的にはエンジンブ
レーキ用摩擦要素の容量を、従来のようにライン
圧制御によつてではなく、該要素の作動油圧を変
速段毎に制御することによつて、つまり最高速段
でのエンジンブレーキ時はライン圧を減圧して該
作動油圧となし、他の変速段でのエンジンブレー
キ時はライン圧をそのまま該作動油圧となすこと
によつて、エンジンブレーキ用摩擦要素の締結容
量をいずれの変速段でも必要容量にマツチさせ得
るようにしたもので、これにより前記の問題を解
消することを目的とする。 ところで、エンジンブレーキ用摩擦要素の作動
油圧を直接制御する技術は従来、特開昭57−
137752号公報により提案されている。この従来技
術は、エンジンブレーキ用摩擦要素としてのロー
リバースブレーキを後退選択用摩擦要素としても
兼用する型式の自動変速機を前提とし、 該ブレーキの要求容量が小さなエンジンブレー
キ時(1速エンジンブレーキ時)は、ライン圧を
1速減圧弁により減圧して該ブレーキの作動油圧
となし、該ブレーキの要求容量が大きな後退選択
時は、上記減圧弁をバイワスするようにライン圧
をそのままシヤトル弁を介しローリバースブレー
キにその作動油圧として供給するものである。 しかして、かかる従来技術ではバイパス回路や
シヤトル弁が余分に必要となり、変速制御油圧回
路を複雑且つ高価なものにしてしまう。 本発明は、かように余分な回路や弁を何等追加
することなく、エンジンブレーキ用摩擦要素の作
動油圧を変速段毎に要求容量に見合つた値に制御
し得るようなエンジンブレーキ制御装置を構築す
ることを目的とする。 (課題を解決するための手段) この目的のため本発明のエンジンブレーキ制御
装置は、 マニユアル弁の自動変速レンジでは、1個のワ
ンウエイクラツチを介して動力伝達を行う複数変
速段を選択することができると共に、 これら複数変速段のうちの最高速段が選択され
た状態で、前記ワンウエイクラツチに対し並列に
配置されたエンジンブレーキ用摩擦要素の油圧作
動により前記最高速段でのエンジンブレーキを得
ることができ、 低速段エンジンブレーキレンジでは、前記マニ
ユアル弁の低速段エンジンブレーキレンジポート
から出力される油圧により前記複数変速段のうち
前記最高速段以外の低速段を選択すると共に、前
記エンジンブレーキ用摩擦要素の油圧作動により
前記低速段でのエンジンブレーキを得ることがで
き、 前記エンジンブレーキ用摩擦要素の必要容量
が、前記最高速段でのエンジンブレーキ時、前記
低速段でのエンジンブレーキ時より小さい自動変
速機において、 前記エンジンブレーキ用摩擦要素の作動油圧回
路中に、作動油圧を一部抜いて減圧する減圧弁を
挿入し、 この減圧弁に前記減圧作用を制限する減圧制限
室を設け、 前記マニユアル弁の低速段エンジンブレーキレ
ンジポートを該減圧制限室に接続した構成に特徴
づけられる。 (作用) マニユアル弁の自動変速レンジで、自動変速機
は1個のワンウエイクラツチを介して動力伝達を
行う複数の変速段を選択することができる。そし
て、これら複数変速段のうち最高速段が選択され
た状態で、エンジンブレーキ用摩擦要素を油圧作
動させると、上記ワンウエイクラツチの解放が不
能になつて、当該最高速段でのエンジンブレーキ
を得ることができる。 ところでこの際、エンジンブレーキ用摩擦要素
の作動油圧は減圧弁により減圧されて調圧される
ため、該要素の容量が必要以上になることはな
く、作動油圧の元圧であるライン圧が他の摩擦要
素の必要容量に合わせて高くされていても、エン
ジンブレーキシヨツクを生ずることはない。 一方、マニユアル弁を低速段エンジンブレーキ
レンジにすると、自動変速機は、マニユアル弁の
低速段エンジンブレーキレンジポートから出力さ
れる油圧により上記最高段以外の低速段に投入さ
れる。同時に、マニユアル弁の低速段エンジンブ
レーキレンジポートから出力される油圧は、減圧
弁の減圧制限室に至つて減圧作用を制限する。よ
つて、当該低速段エンジンブレーキレンジでは、
エンジンブレーキ用摩擦要素を最高速段でのエン
ジンブレーキ時より高い圧力で作動させて低速段
でのエンジンブレーキを可能ならしめる。よつ
て、エンジンブレーキ用摩擦要素の必要容量が大
きな低速段でのエンジンブレーキ時でも、該要素
がスリツプするのを防止し、確実なエンジンブレ
ーキを実現し得る。 ところで、エンジンブレーキ用摩擦要素の作動
油圧を変速段毎に必要容量にマツチさせるに当
り、その元圧であるライン圧を調圧するのでな
く、作動油圧そのものを調圧する構成としたか
ら、他の摩擦要素の必要容量に合わせてライン圧
が高く決定されていても、エンジンブレーキ用摩
擦要素の容量が小さくてよい最高速段でのエンジ
ンブレーキ時に該容量に過大になるようなことが
なく、エンジンブレーキ用摩擦要素の容量を変速
段毎に確実に要求値にマツチさせることができ
る。 加えて、かかる作用効果を達成するために、減
圧弁に減圧制限室を設け、これをマニユアル弁の
低速段エンジンブレーキレンジポートに接続した
から、減圧弁をバイパスする回路や、これら減圧
弁又はバイパス回路に油圧を振り分けるシヤトル
弁等を何等付加することなしに、つまり構成の簡
易化及び低廉化を保つて上記の作用効果を達成す
ることができる。 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。 図面は4速自動変速機に本発明エンジンブレー
キ制御装置を適用した例で、この自動変速機は第
4速選択用摩擦要素1の油圧作動により他の変速
用摩擦要素の油圧作動と相俟つて第4速(オーバ
ードライブ)を選択し、摩擦要素1の非作動中他
の変速用摩擦要素の選択作動により、図示せざる
1個のワンウエイクラツチを介して動力伝達を行
う第1速乃至第3速を選択し、該ワンウエイクラ
ツチに対し並列に配置されたエンジンブレーキ用
摩擦要素2の油圧作動によりワンウエイクラツチ
の空転を不能にして第1速乃至第3速でのエンジ
ンブレーキが得られるものとする。又、エンジン
ブレーキ用摩擦要素2の必要容量は、最高速変速
段(第3速)でのエンジンブレーキ時他の変速段
(第1速、第2速)でのエンジンブレーキ時より
小さくなるものとする。 図中3はマニユアル弁を示し、このマニユアル
弁3は運転者が駐車を希望する時スプール3aを
Pレンジに、後退を希望する時スプール3aをR
レンジに、停車を希望する時スプール3aをNレ
ンジに、前進自動変速を希望する時スプール3a
をDレンジ(自動変速レンジ)に、第2速エンジ
ンブレーキを希望する時スプール3aをIIレンジ
(低速段エンジンブレーキレンジ)に、又第1速
エンジンブレーキを希望する時スプール3aをI
レンジ(低速段エンジンブレーキレンジ)にする
もので、各レンジにおいて出力ポート3R,3
D,3II(低速段エンジンブレーキレンジポー
ト)、3I(低速段エンジンブレーキレンジポー
ト)がライン圧回路4からのライン圧PLを次表
の如くに出力されるものとする。
【表】 なお、この表中○印がライン圧を出力されるポ
ート、無印が大気開放にされるポートを示す。 5は変速弁を示し、スプール5aをばね5bに
より右半部図示のダウンシフト位置に弾支して構
成し、このスプール位置でポート5cをドレンポ
ート5dに通じ、室5eの変速圧PSによりスプー
ル5aが左半部図示のアツプシフト位置にされる
時ポート5cをポート5fに通じるものとする。 6はエンジンブレーキコントロール弁を示し、
スプール6aをばね6bにより図中左半部位置で
弾支して構成する。そしてこのスプール位置で、
ポート6cがポート6dに、ポート6eがポート
6fに通じ、スプール6aが室6gの圧力により
図中右半部位置にされる時、ポート6cをドレン
ポート6hに、ポート6eをドレンポート6iに
通じるものとする。 7は減圧弁を示し、スプール7aをばね7bに
より図中左半部位置に弾支して構成する。スプー
ル7aは室7cへの圧力によりこの位置から右半
部図示の調圧位置にされ、この調圧位置で共に閉
じられるポート7d及びドレンポート7eを減圧
弁7に設け、減圧弁7には更にポート7d,7e
間に配してポート7fを設ける。又、室7cに臨
むスプール7aの図中下端部を大径にして、段差
部に受圧面7gを設定し、これを減圧制御室7h
に臨ませる。 ポート7d,7fに夫々エンジンブレーキ用摩
擦要素2の作動油圧回路8,9を接続し、回路
8,9を短絡するようチエツクバルブ10を設け
る。エンジンブレーキ用摩擦要素2側の作動油圧
回路9はオリフイス11を介して室7cに接続
し、他方の作動油圧回路8をポート6eに接続す
る。そして、室7hを回路12によりマニユアル
弁3のポート3IIに接続し、ポート6eを回路1
3により第4速選択用摩擦要素1に接続する。 エンジンブレーキコントロール弁6の他のポー
ト6d,6iのうち、ポート6dは回路15によ
りマニユアル弁3のポート3Dに、又ポート6i
は回路16により変速弁5のポート5cに夫々接
続する。回路15より分岐する回路17を一方で
変速弁5のポート5fに接続し、他方でエンジン
ブレーキコントロール弁6の室6gに至らしめ
る。 回路17の途中にオリフイス18を挿入すると
共に、その下流に配してソレノイド19を設け
る。ソレノイド19はばね19aによりプランジ
ヤ19bを図中左半部位置に弾支して構成し、こ
のプランジヤ位置で回路17をドレンポート19
cから遮断するが、コイル19dの付勢によりプ
ランジヤ19bが図中右半部位置にされる時上記
の遮断を解くものとする。コイル19dのON、
OFFはエンジンブレーキスイツチ20により制
御し、これがためコイル19dはエンジンブレー
キスイツチ20を介して電源21に接続する。な
お、エンジンブレーキスイツチ20は、運転者が
エンジンブレーキを希望する時に手動で閉じるス
イツチであるが、運転者がマニユアル弁3をII又
はIレンジにする時これを応動しても閉じるもの
とする。 上記実施例の作用を次に説明する。 運転者が前進自動変速を希望してマニユアル弁
3を図示の如くDレンジにしている間、しかしエ
ンジンブレーキを希望せず、エンジンブレーキス
イツチ20を開いている間、ポート3Dから回路
15,17に出力されたライン圧は、ソレノイド
19が図中左半部状態で回路17をドレンポート
19cから遮断しているため、室6gに達し、エ
ンジンブレーキコントロール弁6を図中右半部状
態に保つ。これがため、回路15を経てポート6
dに達したライン圧はここで行止まりとなり、回
路8がドレンポート6hに通じることから、エン
ジンブレーキ用摩擦要素2に油圧が供給されず、
これを非作動に保つ。 一方、回路17に出力されたライン圧は変速弁
5のポート5fにも達している。ここで、室5e
への変速圧PSが低く、変速弁5のスプール5aが
右半部図示のダウンシフト位置であれば、回路1
6はドレンポート5dに通じ、ポート6i,6e
を経て回路16に通じている回路13、従つて第
4速選択用摩擦要素1を無圧状態にし、これを非
作動する。この時自動変速機は、マニユアル弁ポ
ート3Dから図示せざる回路網を経て出力される
ライン圧により他の変速用摩擦要素が選択作動さ
れることで、第1速又は第2速或いは第3速を選
択することができる。 室5eへの変速圧PSが高くなり、変速弁5のス
プール5aを左半部図示のアツプシフト位置にす
ると、変速弁5はポート5f,5cの開通によ
り、回路17に達していたライン圧を回路16,
13を経て第4速選択用摩擦要素1に供給し、こ
れを作動させる。この時自動変速機は該摩擦要素
1の作動と、他の変速用摩擦要素の作動とで第4
速(オーバードライブ)を選択する。 運転者がエンジンブレーキを希望してエンジン
ブレーキスイツチ20を閉じると、コイル19d
の付勢によりソレノイド19は図中右半部状態に
なり、回路17をドレンポート19cに通じて、
室6gを無圧状態にする、かくてエンジンブレー
キコントロール弁6は図中左半部状態に切換わ
り、一方で回路13をドレンポート6fに通じて
第4速選択用摩擦要素1を非作動にし、自動変速
機を第4速から第3速に変速させ、他方で回路8
をポート6c,6dを経て回路15に通じ、回路
15に達していたライン圧を回路8,9を経てエ
ンジンブレーキ用摩擦要素2にその作動油圧とし
て供給し、これを作動させる。これがため、自動
変速機は所定通り第3速でのエンジンブレーキを
得ることができる。 ところで、今マニユアル弁3がDレンジのため
前記第1表からも明らかな通りポート3IIをドレ
ンポートとしており、減圧弁7の室7h、従つて
スプール受圧面7gには圧力がかからない。よつ
て、減圧弁7は以下の作用により、エンジンブレ
ーキ用摩擦要素2の作動油圧をライン圧そのもの
とせず、減圧する。即ち、減圧弁7が当初図中左
半部状態のため、回路15から回路8に達するラ
イン圧を回路9に導き、エンジンブレーキ用摩擦
要素2の作動油圧を高める。この作動油圧はオリ
フイス11を経て室7cにフイードバツクされ、
スプール7aをばね7bのばね力に抗し図中上昇
させる。作動油圧がばね7bのばね力に対応する
値になつた処でスプール7aは右半部図示の調圧
位置に達し、作動油圧のそれ以上の上昇で、スプ
ール7aがこの調圧位置を越えて上昇する時、回
路9の作動油圧がドレンポート7eより一部排除
されて低下する。従つて、エンジンブレーキ用摩
擦要素2の作動油圧はばね7bのばね力に対応し
た値に減圧され、該摩擦要素2容量を当該第3速
でのエンジンブレーキ時に要求される小さな必要
容量にマツチさせてエンジンブレーキシヨツクが
発生するのを防止することができる。 運転者が第2速又は第1速でのエンジンブレー
キを希望する場合、マニユアル弁スプール3aを
IIレンジ又はIレンジにする。これらレンジでは
前記した通りエンジンブレーキスイツチ20が閉
じられ、上記したと同様にして第4速選択用摩擦
要素1が非作動にされると共に、エンジンブレー
キ用摩擦要素2が作動される。一方、前記第1表
から明らかなようにマニユアル弁3のIIレンジで
はポート3IIからもライン圧が出力され、Iレン
ジではポート3Iからもライン圧が出力されるよ
うにになり、ポート3IIからのライン圧は図示せ
ざる回路網に出力されて自動変速機を第2速選択
状態にし、ポート3Iからのライン圧は図示せざ
る回路網に出力されて自動変速機を第1速選択状
態にする。従つて、IIレンジでは第2速でのエン
ジンブレーキを、又Iレンジでは第1速でのエン
ジンブレーキを得ることができる。 ところで、これらIIレンジ、Iレンジにおいて
マニユアル弁ポート3IIより出力されるライン圧
は回路12を経て室7hに達し、受圧面7gに作
用して減圧弁7(スプール7a)を図中左半部状
態に保持する。これがため減圧弁7はポート7f
をドレンポート7eに通じさせず、ポート7dに
通じさせ続けて、前記の減圧作用を中止(制限)
する。従つて、エンジンブレーキ用摩擦要素2の
作動油圧はライン圧と同じ値となり、その容量を
当該第1速、第2速(低速段)でのエンジンブレ
ーキ時第3速(最高速段)でのエンジンブレーキ
時より大きくし、これを必要容量にマツチさせる
ことができ、該要素2の滑りを防止し得る。 なお上述の例では、IIレンジ、Iレンジにおい
て減圧弁スプール7aを図中左半部位置にホール
ドするようにし、エンジンブレーキ要摩擦要素2
の作動油圧を当該レンジでライン圧と同じになす
構成としたが、これで該要素2の容量が必要容量
に対して大き過ぎる場合は、受圧面7gの面積を
小さくして減圧弁スプール7aがポート3IIから
のライン圧にても図中左半部位置にホールドされ
ることのないようにし、減圧弁7がエンジンブレ
ーキ用摩擦要素2の作動油圧を、ばね7dのばね
力と、受圧面7gに作用するライン圧による力と
の和値に対応した値になすようにすることで、摩
擦要素2の容量を必要容量にマツチさせることが
できる。 なお、マニユアル弁3をDレンジに戻したり、
Dレンジでエンジンブレーキスイツチ20を開く
と、ソレノイド19は図中左半部状態となつてエ
ンジンブレーキコントロール弁6を図中右半部状
態にし、エンジンブレーキ用摩擦要素2をドレン
ポート6hに通じて非作動にし、エンジンブレー
キを解除することができるが、この時エンジンブ
レーキ用摩擦要素2の作動油圧は減圧弁7の存在
下でもチエツクバルブ10を経て速やかに抜け、
該作動油圧の抜け遅れによりエンジンブレーキの
解除が遅れるようなことはない。 (発明の効果) かくして本発明エンジンブレーキ制御装置は上
述の如く、 エンジンブレーキ用摩擦要素2の作動油圧を変
速段毎に必要容量にマツチさせるに当り、その元
圧であるライン圧PLを調圧するのではなく、作
動油圧そのものを必要容量の小さい最高速段(図
示例では第3速)でのエンジンブレーキ時は、減
圧弁7により減圧した所定値とし、エンジンブレ
ーキ用摩擦要素の必要容量が大きな他の低速段
(図示例では第2速及び第1速)でのエンジンブ
レーキ時は当該減圧を制限することで該要素の作
動油圧を最高速段でのエンジンブレーキ時より高
くする構成にしたから、 ライン圧が変速用摩擦要素(第4速選択用摩擦
要素1を含む変速用摩擦要素)の必要容量に見合
うような高いものであつても、最高速段でのエン
ジンブレーキ時における摩擦要素2の容量を適正
にし得てエンジンブレーキシヨツクが生ずるのを
防止できるし、又低速段でのエンジンブレーキ時
は摩擦要素2の容量を適正に増大し得てこれが滑
るのを防止することができる。 加えて、かかる作用効果を達成するために、減
圧弁7に減圧制限室7hを設け、これをマニユア
ル弁3の低速段エンジンブレーキレンジポート3
IIに接続したから、減圧弁7をバイパスする回路
や、これら減圧弁又はバイパス回路に油圧を振り
分けるシヤトル弁等を何等付加することなしに、
構成の簡易化及び低廉化を保つて上記の作用効果
を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明エンジンブレーキ制御装置の一実
施例を示すシステム図である。 1……第4速選択用摩擦要素、2……エンジン
ブレーキ用摩擦要素、3……マニユアル弁、3II
……低速段エンジンブレーキレンジポート、4…
…ライン圧回路、5……変速弁、6……エンジン
ブレーキコントロール弁、7……減圧弁、7h…
…減圧制限室、8,9……エンジンブレーキ用摩
擦要素の作動油圧回路、10……チエツクバル
ブ、11,18……オリフイス、19……ソレノ
イド、20……エンジンブレーキスイツチ、21
……電源。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 マニユアル弁の自動変速レンジでは、1個の
    ワンウエイクラツチを介して動力伝達を行う複数
    変速段を選択することができると共に、 これら複数変速段のうちの最高速段が選択され
    た状態で、前記ワンウエイクラツチに対し並列に
    配置されたエンジンブレーキ用摩擦要素の油圧作
    動により前記最高速段でのエンジンブレーキを得
    ることができ、 低速段エンジンブレーキでは、前記マニユアル
    弁の低速段エンジンブレーキレンジポートから出
    力される油圧により前記複数変速段のうち前記最
    高速段以外の低速段を選択すると共に、前記エン
    ジンブレーキ用摩擦要素の油圧作動により前記低
    速段でのエンジンブレーキを得ることができ、 前記エンジンブレーキ用摩擦要素の必要容量
    が、前記最高速段でのエンジンブレーキ時、前記
    低速段でのエンジンブレーキ時より小さい自動変
    速機において、 前記エンジンブレーキ用摩擦要素の作動油圧回
    路中に、作動油圧を一部抜いて減圧する減圧弁を
    挿入し、 この減圧弁に前記減圧作用を制限する減圧制限
    室を設け、 前記マニユアル弁の低速段エンジンブレーキレ
    ンジポートを該減圧制限室に接続して構成したこ
    とを特徴とする自動変速機のエンジンブレーキ制
    御装置。
JP17115585A 1985-08-05 1985-08-05 自動変速機のエンジンブレ−キ制御装置 Granted JPS6231752A (ja)

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JPS6231752A JPS6231752A (ja) 1987-02-10
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