JPH0545461A - スキヤニングソナーの探知表示方法 - Google Patents

スキヤニングソナーの探知表示方法

Info

Publication number
JPH0545461A
JPH0545461A JP20779391A JP20779391A JPH0545461A JP H0545461 A JPH0545461 A JP H0545461A JP 20779391 A JP20779391 A JP 20779391A JP 20779391 A JP20779391 A JP 20779391A JP H0545461 A JPH0545461 A JP H0545461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
depression
scanning
depression angle
azimuth
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20779391A
Other languages
English (en)
Inventor
Fukutaro Takahashi
福太郎 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaijo Corp
Original Assignee
Kaijo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaijo Corp filed Critical Kaijo Corp
Priority to JP20779391A priority Critical patent/JPH0545461A/ja
Publication of JPH0545461A publication Critical patent/JPH0545461A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動の激しい探知対象でもリアルタイムに表
示可能なスキャニングソナーの探知表示方法 【構成】 受信ビームが全周を方位走査する都度TH
受信ビームの俯角θを適宜の角度ずつ順次切替え、かつ
切替えをTHの周期で反復し、各俯角方向θ1〜θ q毎の
全周からの受信信号を順次リアルタイムで取得し、前記
取得する受信信号にあって適宜選択される方位幅φ1
φn内から取出される受信信号を直交表示される表面上
の、受信信号の距離と俯角に対応する位置に表示される
垂直画面および前記受信信号を取得した距離と方位に対
応する位置に表示される平面画面のうち少なくとも一方
をリアルタイムで画像表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスキャニングソナーにあ
って、俯角方向に幅広く全周をリアルタイムで探知表示
するスキャニングソナーの探知表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図12(a),(b)は従来のスキャニ
ングソナーによって探知される探知ゾーンを示すそれぞ
れ平面図および縦断面図、図12(c)は表示器に表示
される探知画像を示す説明図、図12(d)は受信ビー
ムを方位方向に走査させる駆動信号と、俯角方向に走査
させる駆動信号とを示す波形図である。
【0003】スキャニングソナーは、円筒面上に周方向
および縦方向に配列される振動子からなる送受波器3か
ら俯角θを有し全周を向く送信ビームTBを介して送信
する。受信は図12(b)および(c)のように俯角θ
を向き、送信周期TX 内の方位走査周期TH ごとに全周
360度を方位φの方向に高速で旋回走査する受信ビー
ムRBを介して行なわれ、俯角方向にある魚群Fなどの
反射体(以降、単に魚群Fという)からの反射信号が図
12(c)のように平面表示される平面画面HG(以
降、HG画面という)上にPPI表示される。次いで探
知される魚群Fの深度は、図12(a)のようにHG画
面上の魚群Fの方向に適宜選択される方位マークφ1
φn の間を受信ビームRBが通過する都度、魚群Fの受
信信号が取り出され、図12(c)の垂直面表示する垂
直画面VG(以降、VG画面という)上の俯角θ方向に
掃引される走査上に魚群像Fとして表示され、不図示の
適宜の深度スケールにより読み取られる。
【0004】次いで魚群の深度方向の分布・形状等の探
知表示は、送信ビームTBおよび受信ビームRBの俯角
θが送信周期ごとに適宜の角度ずつ順次切替られて探知
および表示が行なわれ、複数の俯角方向の探知の後に得
られる魚群の全体像から魚群の深度方向の分布・形状等
が観察される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のスキャニングソ
ナーにより、厚みがあり、かつ浮沈の激しい魚群を追尾
しつつ魚群の深度、上下の広がりおよび形状などを調査
するためには、上下方向に広くかつ多数の俯角方向の探
知表示が必要であるが、1回の送信周期においては1つ
の俯角方向の探知とこれに対する1本の俯角方向の走査
線上の魚群像しか得られないから、魚群全体の探知表示
には多数の送信周期が必要であり、さらに魚群の上下動
を追跡して探知表示するためには多くの時間が必要とな
る。
【0006】本発明の目的は上記のように送信周期ごと
に一俯角方向を探知表示するスキャニングソナーの探知
表示方法の問題点に鑑みて、複数の俯角方向探知用の専
用機器を付加することなく、受信ビームを全周走査ごと
に複数の俯角方向に向けて順次切替、かつ反復して複数
の各俯角方向ごとの全周の探知をリアルタイムで行な
い、得られる受信信号をHG画面にリアルタイムでPP
I表示するとともに、上記の受信信号から適宜選択され
る方位幅内の受信信号を取り出して、VG画面の各俯角
方向別の複数の走査線上にそれぞれリアルタイムで画像
表示することのできる探知表示方法を提供しようとする
ことにある。
【0007】また、従来のスキャニングソナーにおい
て、俯角切替は多数の受信信号の位相の切替により行な
われ切替雑音が発生するが俯角切替時刻が送信前の探知
表示時間外であるため受信障害は生じなかった。
【0008】第1の発明にあっては俯角切替時間幅が方
位走査周期に対し極めて小さい場合、俯角切替時には受
信信号を遮断して俯角切替雑音を除去する。なお受信信
号の遮断により表示画面に空白部が生ずるがその幅が小
さく、実用に支障はない。これに対し、第1の発明の探
知表示方法を用い、かつ探知する俯角方向の個数を増大
する目的で方位走査周期を大幅に短縮し、俯角切替時間
幅が方位走査周期に対し無視できなくなる場合、俯角切
替雑音除去による受信画面の空白部が相対的に増大して
表示され、探知画像の認識の阻害および方位誤差が発生
し、また高精細度表示化が適さないなどの不具合が生ず
る。
【0009】第2の発明の目的は上記のように第1の発
明の探知表示方法の実施に当たって、俯角切替時間幅が
方位走査周期に対して無視できるほど小さくないために
俯角切替雑音が画像表示に障害を与える問題点に鑑み
て、俯角切替時間を含み適宜の時間幅の俯角走査周期
と、全周の方位走査を行なう方位走査周期を交互に配置
し、方位走査と俯角切替を異なる時間帯においてそれぞ
れ独立に行ない、かつ方位走査周期における受信信号の
み選択して取り出して画像表示することにより、切替雑
音の障害が排除され、かつ方位方向に過不足のない全周
のリアルタイムの探知と、リアルタイムの画像表示を行
なうことのできる探知画像表示方法を提供しようとする
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のスキャニングソ
ナーの探知表示方法は、送信が俯角方向に適宜広く行な
われるスキャニングソナーにおいて、受信ビームが全周
を適宜の回数方位走査する都度、受信ビームの俯角を適
宜の角度ずつ順次切替え、かつ切替えを適宜の周期で反
復し、各俯角方向毎の全周からの受信信号を順次リアル
タイムで取得し、前記取得する受信信号にあって適宜選
択される方位幅内から取出される受信信号を、直交表示
される表示面上の、受信信号の距離と俯角に対応する位
置に表示される垂直画面および前記受信信号を取得した
距離と方位に対応する位置に表示される平面画面のうち
少なくとも一方をリアルタイムで画像表示する。
【0011】さらに本発明のスキャニングソナーの探知
表示方法は、送信が俯角方向に適宜に広く行われるスキ
ャニングソナーにおいて、受信ビームが受信周期に交互
に配列される全周の方位走査周期と適宜の時間幅の俯角
走査周期にあって、適宜の俯角走査周期において適宜の
角度ずつ俯角切替が反復され、また方位走査周期におい
て全周の方位走査が行なわれるとともに、方位走査周期
中の受信信号をリアルタイムで選択して取得し、前記取
得した受信信号にあって適宜選択される方位幅内から取
り出される受信信号を、直交表示される表示面上の、受
信信号の距離と俯角に対応する位置に表示される垂直画
面および前記受信信号を取得した距離と方位に対応する
位置に表示される平面画面のうち少なくとも一方をリア
ルタイムで画像表示する。
【0012】
【作用】受信ビームを所定回旋回する毎に、すなわち探
知点が所定距離進む毎に俯角を変えて探知することによ
って、俯角方向別のデータ密度は粗であっても多数の俯
角方向のリアルタイムの変化を取得でき、また画像表示
に反映させることが可能となる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0014】図1は、本発明の探知表示方法の実施例が
適用されたスキャニングソナーの構成を示すブロック
図、図2(a),(b)はそれぞれ図1に示されたスキ
ャニングソナーによって探知される探知ゾーンDZを示
す平面図および縦断面図、図3(a)は図2(a),
(b)で示される探知により表示される探知画像を示す
図、図3(b)は図3(a)で示される画像を形成する
ために、受信ビームを方位方向に走査させる駆動信号
と、俯角方向に走査させる駆動信号とを示す波形図であ
る。
【0015】制御器1は各機器に制御信号P1 ,P2
3 ,P4 をそれぞれ出力し、送信器2は送受波器3と
組み合わされて俯角方向に広いビーム幅θw で全周を指
向する送信ビームTBを形成し送信する。俯角走査器4
は送受波器3の各振動子からの全受信信号の位相を制御
して、図2(a),(b)のように受信ビームRBの縦
方向の指向性を形成するとともに、図3(a)のように
受信ビームRBが360度方位走査される方位走査周期
H ごとに受信ビームRBの俯角θをθ12,〜, θq
と切替える。方位走査器5は俯角走査器4からの方位別
の受信信号を適宜数ずつ順次に取り出して受信ビームR
Bの周方向のビームを形成し、かつ受信ビームRBを全
周旋回する方位走査を行なう。表示器6は方位走査器5
から入力される受信信号を、図3(b)のようにラスタ
表示する表示画面上に図2(c)に示すHG画面および
VG画面のようにリアルタイムで画像表示する。
【0016】図4は俯角走査器4の構成を示すブロック
図である。
【0017】俯角走査器4は縦配列振動子(例えば、k
段)の各段の振動子が俯角θの方向からの反射波を受け
て出力する受信信号間の位相差を、それぞれ同相にする
位相差を有するk個の局発出力を作成し、受信信号を変
調して同相の信号に変換した後に合成して、俯角θを指
向する受信ビームによる受信信号を形成し出力する。こ
こに信号S11, S12, 〜, S1k, 〜, Sn1. Sn2, 〜,
nkはn方位をそれぞれ向くn組の縦配列振動子T1,T
2,〜, Tn の1,2,〜,k段の振動子の各受信出力
で、俯角θ1 から受信される各1段目の振動子の出力S
11〜Sn1に対する各段の振動子の出力S12〜Sn2, 〜,
1k〜Snkの位相差はそれぞれψ2 〜ψkである。局発
41の遅延回路43およびスイッチングマトリックス4
4は俯角θ 1 を向く受信ビームを形成する例を示す。発
振器42の局発用出力Lo は、タップ付の遅延回路網や
適宜の信号遅延回路を有する遅延回路43を介して位相
差0,ψ23,〜, ψk を有する局発信号として出力さ
れる。スイッチングマトリクス44において遅延回路4
3の出力回線と、変調器461 〜46n の局発信号L 2
〜Lk の出力回線は電子スイッチC2 〜Ck により、変
調器461 〜46n への局発出力L2 〜Lk の位相差が
局発出力L1 に対してψ2 〜ψk となるように接続され
る。制御器45が制御器1から入力される制御信号P1
から俯角θ1 の信号を検出して作成する制御信号P11
より電子スイッチC2 〜Ck が並列にかつ即時にオンさ
れて、スイッチングマトリックス44から位相差ψ2
ψk を有する局発信号L2 〜Lk が並列に出力され、ス
イッチングマトリックス44から直接出力される局発信
号L1 とともに変調器461 〜46n に出力される。縦
配列振動子T1 〜Tn の各受信信号S11〜S1k, 〜, S
n1〜Snkは変調器461 〜46n の各変調回路M1 〜M
k において局発出力L1 〜Lk によりそれぞれ変調さ
れ、縦配列振動子T1 〜Tk の出力ごとに同相の信号S
A11 〜SA1k,〜, SAn 1 〜SAnk として出力され、合成
器471 〜47n においてそれぞれ合成されて俯角θ1
を向く受信ビームによる受信信号S1 〜Sn として出力
される。
【0018】次ぎの図4の遅延回路43およびスイッチ
ングマトリックス44に略記される俯角θ2 〜θq から
受信される各受信信号の位相を同相にする局発信号の発
生回路について説明する。遅延回路43に各俯角θ2
θq からの受信信号を同相にするための各位相差を有す
る局発信号用の出力回線が適宜設けられ、また変調器4
1 〜46n への局発出力回線と、上記の遅延回路43
からの局発信号回線を、制御器45が制御信号P1 から
順次検出する俯角θ2 〜θq の信号に対応して出力する
制御信号P12〜P1qにより適宜接続するように電子スイ
ッチとその制御回線がそれぞれ設けられている。
【0019】以上のように俯角走査器4が構成されて、
方位走査周期THごとに入力される制御信号P1 によ
り、順次俯角θ1 〜θq に対応する制御信号P11〜P1q
が制御器45により作成されて、スイッチングマトリッ
クス44が作動して全局発の位相が同時に切替られ、変
調される受信信号が順次俯角θ1 〜θq を指向する受信
ビームによる信号として出力されることにより、受信ビ
ームの俯角方向のビーム形成と俯角切替がともにリアル
タイムで行なわれる。
【0020】図5は方位走査器5の構成を示すブロック
図、図6は図5の方位走査器5の動作を示す説明図であ
る。
【0021】制御器51は制御器1からの制御信号P2
を受けて切替器52および補間器53に制御信号P21
よびP22をそれぞれ出力する。切替器52は制御信号P
21を受けて受信ビームの方位切替と補間用の対の信号出
力として、図6(a)に示すように方位切替周期をT
S 、対の取り出し信号SB1〜SBmとSC1〜Scmの切替え
時間幅を各2TS 、交互切替えの位相差をTS として、
時刻to より信号SB1は信号S1,S3 , 〜, Sn-1 、信
号Sc1は信号S2,S4 , 〜, Sn ,信号SB2は信号S2,
4 , 〜, Sn ,信号SC2は信号S3,S5 , 〜,S
n-1 ,〜のように入力信号を1個置きに取り出し出力す
る。補間器53は図6(b)に示されるように対の入力
信号SB1とSC1,SB2とSC2、〜をそれぞれ周期2TS
の3角形の振幅に乗算処理などにより変換した後、隣接
する対の信号ごとにそれぞれ合成して信号SD1,SD2
〜,SDmとして出力する。信号SD1,SD2,〜, SDm
移相器54により円形配列振動子の受信信号を直線配列
の受信信号に補正するように適宜に移相された後、合成
器55により合成されて、周期TH ごとに全周走査さ
れ、かつ周期TH ごとに俯角切替えされる図2(a)の
受信ビームRBによりリアルタイムで受信される信号S
E として出力される。ここに俯角切替に伴う雑音の発生
時間幅Tc (例:6μs)が方位走査周期(例:100
0μs)に対して短く、時間To に対する表示画面上の
方位幅(例:2.2度)が受信ビーム幅(例:12度)
に対して小さく、時間Tc の間、受信信号SE を遮断す
るも全周探知表示に実用上の支障がない場合は、図5の
ゲート回路56に制御器51からの制御信号P23により
受信信号SE が図6(c)のように時間Tc だけ抑制さ
れ信号S F として出力される。なお俯角切替時間Tc
時刻設定は、一般の漁船にあってエンジン雑音およびプ
ロペラ雑音の入来する船尾方向に対応する適宜の方位走
査時刻に設定される。
【0022】次いで方位走査周期TH に対し俯角切替時
間Tcが無視できるほど小さくない条件において俯角切
替雑音の抑制と全周を過不足なくリアルタイムで探知表
示する第2の実施例を次に示す。図7は本発明の第2の
実施例が適用されたスキャニングソナーの構成を示すブ
ロック図、図8は図7のスキャニングソナーの動作を示
す波形図である。
【0023】制御器1Aは、図8で示されるような俯角
走査周期TV において俯角走査器4に俯角切替を行なわ
せ、また方位走周期TH において方位走査器5に全周の
方位走査を行なわせるように、ペース周期TB ごとに制
御信号P1AおよびP2Aをそれぞれ俯角走査器4、方位走
査器5に出力して制御する。また俯角走査周期TV は俯
角切替時間幅Tc 以上で適宜の時間幅に設定され(後
述)、方位走査周期THは受信ビームが全周を方位方向
に過不足なく方位走査される時間幅に設定される。受信
信号は受信ビームが方位走査周期TH において全周探知
する受信信号がリアルタイムで送出されて、表示器6の
表示面に図3(a)のHG画面およびVG画面のように
方位走査周期TH においてリアルタイムで表示される。
以上のように受信信号は俯角走査周期TV においては取
り出されないからHG画面およびVG画面には俯角切替
時の雑音は出現しない。
【0024】図9(a),(b)はベース周期TB 、方
位走査周期TH 、俯角走査周期TV、方位切替周期TS
および補間周期2TS の時間関係と、各周期における図
4の方位走査器5の切替器52による対の切替出力SB1
〜SBmとSC1〜SCmの中のS B1とSC1とを例とし、また
補間器53により補間された信号SD1〜SDmのSD1とS
D2とを例として各信号に含まれる受信信号S1〜Sn
時系列配置を示す。俯角走査器4により周期TV におい
て俯角切替えされた信号S1 〜Sn は、方位走査器5の
切替器52により図9(a)のように周期TV において
は時間幅4TS、周期TH において位相差TS 時間幅2
S の周期で交互に切替えられ、対の信号SB1〜SBm
よびSC1〜SCmとして並列に出力される。次いで補間器
53により補間されて信号SD1〜SDmとして移相器54
に入力され、移相器54において同相に移相された後、
合成器55に入力されて合成され、信号SE として出力
される。次いで信号SE は、制御信号P23により制御さ
れるゲート56により俯角走査周期TV の間遮断され、
図9(c)の信号SF として出力される。上記のように
して得られる受信信号SF はベース周期TBごとに切替
えられる俯角方向の全周を過不足なく探知して得られる
受信信号であり、かつ俯角切替雑音を含まない。また方
位走査周期TH 、俯角走査周期TV 、方位切替周期T
S 、補間周期2TS およびベース周期TB が図9
(a),(b)のようにそれぞれ適宜の整数倍に設定さ
れてあるから、各制御がすべて系統的に同期制御できる
から、制御および各回路の設計や保守が都合良く行なわ
れる。なお図9では俯角走査周期TV を補間周期2TS
に設定する場合を示したが必要に応じて適宜幅に選択で
きる。
【0025】図10(a)は表示器6の構成を示すブロ
ック図、図10(b),(c)は表示器6の動作を示す
説明図である。表示器61はラスタ表示されるTV用カ
ラーブラウン管デスプレイあるいは液晶カラーデスプレ
イ等よりなり、後述するように処理器62により図10
(b)のHG画面およびVG画面が表示される。HG画
面には俯角方向がθ1 ,θ2 〜,θqと順次切替えられ
ながら全周探知されて得られる受信信号SF が、俯角θ
1 〜θq にそれぞれ対応して全周を掃引される走査線H
1 ,H2 ,〜,Hq 上に順次画像表示され、VG画面に
は方位幅φ1 〜φh 内の受信信号が取り出されて、各俯
角θ1 ,θ2 〜,θq に対応して掃引される各走査線V
1 ,V2 ,〜,Vq 上に魚群画像G1 ,G2 ,〜,Gq
としてそれぞれ順次に表示される。処理器62は刻々入
力される受信信号SF の図10(c)に示される探知点
Pの座標(距離:r、方位:φ、俯角:θ,θ:θ1
θ 2 〜,θq )を制御器1または1A(以下、単に1A
という)から出力される制御信号P3 またはP3A(以
下、単にP3Aという)から取り出し、図10(b)のH
G画面およびVG画面のように表示するためのアドレス
x,yをそれぞれ式(1),(2)により演算する。
【0026】 x=X1 +k11・r・sinφ…(1a) y=Y1 +k12・r・cosφ…(1b) x=X2 +k21・r・cosθ…(2a) y=Y2 +k22・r・sinθ…(2b) ここにおいて、X1 ,Y1 およびX2 ,Y2 はそれぞれ
表示面上のHG画面およびVG画面の表示位置を定める
定数で、k11,k12およびk21,k22はそれぞれHG画
面およびVG画面上の表示スケールと水中距離の比を示
す係数であって、各定数、係数に含まれる正負号は表示
画面の配置に合わせて適宜選定される。なお、以下のア
ドレスの演算式において式(1a),(1b)および式
(2a),(2b)と同様の定数、係数が使用される
が、それらの説明は省略する。
【0027】次いで処理器62は方位走査器5から入力
される受信信号SF をA/D変換してデジタル化し、表
示器61からの同期信号P31に合わせて形成する信号P
32を介してメモリ63のVRAM上の式(1)および式
(2)のアドレスの位置に書き込み、また読み出し、読
み出す信号をD/A変換して信号SG とし、表示器61
の表示面に図10(b)のHG・VG画面のごとくに表
示する。以上のようにして俯角θ1 〜θq の各方向の全
周を順次リアルタイムで探知して得られる受信信号が、
HG画面には全俯角方向の全周探知画像としてリアルタ
イムで表示され、またVG画面には各俯角方向にあって
選定される方位幅内で探知される全受信信号が、各俯角
方向別にリアルタイムで並列に表示される。またこれら
の画面表示は従来と同様にスクロール表示される。
【0028】図11(a)は表示器6の他の構成を示す
ブロック図、図11(b),(c),(d)は図11
(a)の表示器6の動作を示す説明図である。すなわち
探知画像は、HG画面およびVG画面にスクロール表示
されながら水平面と、適宜選定される方位φc に沿う垂
直面にそれぞれ投影して表示される。処理器64は図1
1(c)のように受信信号の探知点Pの方位角φと方位
φc の開き角をφP として、図11(b)のHG画面お
よびVG画面表示用のアドレスx,yを式(3a),
(3b)および式(4a),(4b)により演算する。
【0029】 x=X3 +k31・r・cosθ・sinφ …(3a) y=Y3 +k32・r・cosθ・cosφ …(3b) x=X4 +k41・r・cosθ・cosφP …(4a) y=Y4 +k42・r・sinθ・ …(4b) 次いで処理器64は上記のアドレスを用いて図11
(b)のようにHG画面には俯角θ1 〜θq の走査に対
応して内側に向けて半径の縮小する走査線H1 〜H q
に受信画像をスクロール表示し、またVG画面にはHG
画面の走査線V1 〜Vq 上にあってVG画面表示用の受
信信号を取り出す方位幅φ1 〜φh 内の弧(例:走査線
q 上の弧Aq )をOφo 線上に投影する長さ(例:w
q )の範囲の受信画像G1 〜Gq (例:Gq の長さw
q )をスクロール表示する。処理器64はスクロール表
示用の一対のメモリ65とメモリ66の各VRAM(図
11(d)のMAとMB)を送信周期ごとに交互に切替
え、片方のメモリ(例:図11のMA)をリアルタイム
の書き込みによる新画面表示に使用し、他方のメモリ
(例:図11のMB)を前探知期間において書き込み、
維持し、続く現探知期間中に順次消去する旧画面表示に
使用する。スクロール表示中は図11(d)のようにV
RAM・MAにおいては新画面表示用の信号の領域M1
が遂次増大し、VRAM・MBにおける旧画面表示用の
信号の領域M2 の幅が順次縮小される。また新画面表示
中のVRAM(例:メモリ65)への書き込みは、書き
込み予定のアドレスにある信号が読み出されて、書き込
む信号と強さが比較され、強い方の信号が書き込まれ
る。またメモリ65およびメモリ66への受信信号SF
の書き込み・読み出しは、処理器64が制御器1Aから
の制御信号P3Aにより形成する信号P33およびP34によ
り行なわれる。以上のようにメモリに書き込みされるこ
とにより、俯角走査の反復に伴い強い信号の画像が同ア
ドレスに後から入力される弱い受信信号により消去され
ることがないから、投影画像は肉眼で見るのと同様に視
認することができる。以上のようにして複数の俯角方向
の全周方位走査による探知がリアルタイムで反復して行
なわれ、得られる受信信号がHG画面には全俯角方向の
全周探知画像が、またVG画面には全俯角方向別に選定
される方位幅内の全探知画像が同時にリアルタイムで表
示される。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の探知表示方
法は、受信ビームが各俯角方向ごとに順次全周走査され
て、リアルタイムで得られる受信信号が、HG画面には
全俯角方向の全周の探知画像として全面にリアルタイム
で表示され、かつVG画面には選定される方位幅内から
の受信信号が俯角方向別の各走査上に並列に探知画像と
してリアルタイムで表示される。方位走査周期に対応す
る距離間隔は一般のスキャニングソナーにおいては0.
75m程度であるから、探知する俯角方向の数を4方向
とする場合、各俯角方向別の探知する距離間隔は3m程
度となるが一般の魚群探知には実用上支障がなく、これ
に対し送信周期ごとに4俯角方向の全周探知画像がHG
画面にリアルタイムで表示される効果が著しく大きい。
【0031】また、受信ビームが全周方位走査されてH
G画面およびVG画面に表示される方位走査周期と、俯
角切替えされる俯角走査周期が交互に配列され、両走査
が異なる時間帯でそれぞれ独立して行なわれるから、全
周走査探知と全周表示が方位方向に過不足なく行なわれ
るとともに、俯角切替えに伴う受信画像の障害が排除さ
れて、高精度・高品質の探知画像が得られ、高精細度の
表示器の使用によりさらに魚群の細密の調査を行なうこ
とができる。また高周波スキャニングソナー等にあって
方位走査周期を従来の3分の1に短縮し、かつ各俯角方
向別の探知する距離間隔を上記と同じく3m程度とする
場合の俯角方向の探知方向数は12個となり、受信中は
12の俯角方向の探知および画像表示がリアルタイムで
行なわれる。俯角切替え幅を3度とする場合の全俯角方
向の幅は33度となり、送信周期ごとにVG画面に俯角
33度で12本の走査線上に魚群画像が並列にリアルタ
イム表示されるから、HG画面およびVG画面により魚
群の3次元の位置・形状・芯の位置などを瞬時に把握す
ることができる。なお画面上の走査線は俯角走査周期に
は走査されないが、その時間幅が僅少であり、かつ全周
走査が欠けることなく行なわれるから観察には支障がな
く、また画面の表示位置は、受信時の探知距離を用いて
演算される位置であるから位置の誤差が生じない。
【0032】上記には各俯角方向の切替え頻度を等しく
する場合を示したが、これに対し俯角方向が12の場合
にあって、内側の6方向への俯角切替え頻度と両外側の
2x3方向の俯角切替え頻度の比を2対1に設定して探
知表示すると、VG画面の12本の走査線の内側の6本
の走査線上には2倍の密度で魚群画像が表示されるか
ら、魚群の構造などが詳細に観察でき、また外側の3本
ずつの走査線上には魚群画像が2分の1の密度で表示さ
れるが、魚群の浮沈の兆候は充分に監視できる。このよ
うに目的の異なる疎密の探知と並画表示をリアルタイム
で行なうことができる。また俯角方向の切替え角度を一
定の角度ずつの切替えでなく、内側は小さな角度で切替
え、外側は大きな角度で切り替えるように適宜設定し
て、俯角方向別に疎密の探知と疎密の画像表示をリアル
タイムで行なうことができる。
【0033】また海中の反射波の受信レベルは潮流等に
よる水温分布の乱れなどにより刻々と変化しているが、
複数の俯角方向をリアルタイムで同時に探知し、得られ
る受信信号を並べて同時に画像表示するから各俯角方向
の探知画像はほぼ同一の条件で表示され、各俯角方向の
探知画像の比較が容易にできる。
【0034】またHG画面およびVG画面はいずれも3
次元空間を広く表示するから、異なる周波数(例:24
・50・〜kHz)を有する複数のスキャニングソナー
による生態調査(例:魚群とDSLの関係調査)用とし
てHG画面あるいはVG画面をそれぞれ周波数別に組み
合わし、あるいは単独のレピータとして魚群の調査用に
使用することができる。
【0035】さらに図1(a),(b)に示されるよう
に、ビーム幅θwで全周を向く送信ビームTBに代っ
て、俯角方向のビーム幅が受信ビームRBと同一で全周
を向く送信ビームが、送信中に送信ビーム幅θw に相当
する送信範囲をカバーするように適宜に俯角走査されて
送信することにより尖頭値の小さい送信器を利用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の探知表示方法の実施例が適用されたス
キャニングソナーの構成を示すブロック図である。
【図2】(a),(b)はそれぞれ図1に示されたスキ
ャニングソナーによって探知される探知ゾーンを示す平
面図および縦断面図である。
【図3】(a)は図2の探知ゾーンの探知画像の表示を
示す図である。 (b)は受信ビームを方位方向に走査させる駆動信号
と、俯角方向に走査させる駆動信号とを示す波形図であ
る。
【図4】俯角走査器4の構成を示すブロック図である。
【図5】方位走査器5の構成を示すブロック図である。
【図6】方位走査器5の動作を示す波形図である。
【図7】本発明の第2の実施例が適用されたスキャニン
グソナーの構成を示すブロック図である。
【図8】図7のスキャニングソナーの動作を示す波形図
である。
【図9】(a),(b),(c)はベース周期TB 、方
位走査周期TH 、俯角走査周期TV 、方位切替周期TS
および補間周期2TS の時間関係と、各周期における図
4の方位走査器5の切替器52による対の切替出力SB1
〜SBmとSC1〜SCmの中のSB1とSC1とを例とし、また
補間器53により補間された信号SD1〜SDmのS D1とS
D2とを例として各信号に含まれる受信信号S1 〜Sn
時系列配置を示す。
【図10】(a)は表示器6の構成を示すブロック図で
ある。(b),(c)は表示器6の動作を示す説明図で
ある。
【図11】(a)は表示器6の他の構成を示すブロック
図である。(b),(c),(d)は表示器6の動作を
示す説明図である。
【図12】(a),(b)は従来のスキャニングソナー
によって探知される探知ゾーンを示すそれぞれ平面図お
よび縦断面図である。(c)は表示器に表示される探知
画像を示す説明図である。(d)は受信ビームを方位方
向に走査させる駆動信号と、俯角方向に走査させる駆動
信号とを示す波形図である。
【符号の説明】
1,1A 制御器 2 送信器 3 送信波器 4 俯角走査器 5 方位走査器 6 表示器 TB 送信ビーム RB 受信ビーム DZ 探知ゾーン HG 水平画面 VG 垂直画面 φ 方位角 θ 俯角

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信が俯角方向に適宜広く行なわれるス
    キャニングソナーにおいて、 受信ビームが全周を適宜の回数方位走査する都度、受信
    ビームの俯角を適宜の角度ずつ順次切替え、かつ切替え
    を適宜の周期で反復し、各俯角方向毎の全周からの受信
    信号を順次リアルタイムで取得し、 前記取得する受信信号にあって適宜選択される方位幅内
    から取出される受信信号を、直交表示される表示面上
    の、受信信号の距離と俯角に対応する位置に表示される
    垂直画面および前記受信信号を取得した距離と方位に対
    応する位置に表示される平面画面のうち少なくとも一方
    をリアルタイムで画像表示することを特徴とするスキャ
    ニングソナーの探知表示方法。
  2. 【請求項2】 送信が俯角方向に適宜広く行われるスキ
    ャニングソナーにおいて、 受信ビームが受信周期に交互に配列される全周の方位走
    査周期と適宜の時間幅の俯角走査周期にあって、適宜の
    俯角走査周期において適宜の角度ずつ俯角切替が反復さ
    れ、また方位走査周期において全周の方位走査が行なわ
    れるとともに、方位走査周期中の受信信号をリアルタイ
    ムで選択して取得し、 前記取得する受信信号にあって適宜選択される方位幅内
    から取出される受信信号を、直交表示される表示面上
    の、受信信号の距離と俯角に対応する位置に表示される
    垂直画面および前記受信信号を取得した距離と方位に対
    応する位置に表示される平面画面のうち少なくとも一方
    をリアルタイムで画像表示することを特徴とするスキャ
    ニングソナーの探知表示方法。
JP20779391A 1991-08-20 1991-08-20 スキヤニングソナーの探知表示方法 Pending JPH0545461A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20779391A JPH0545461A (ja) 1991-08-20 1991-08-20 スキヤニングソナーの探知表示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20779391A JPH0545461A (ja) 1991-08-20 1991-08-20 スキヤニングソナーの探知表示方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0545461A true JPH0545461A (ja) 1993-02-23

Family

ID=16545590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20779391A Pending JPH0545461A (ja) 1991-08-20 1991-08-20 スキヤニングソナーの探知表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0545461A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010145223A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Japan Radio Co Ltd スキャニングソナー装置および追尾方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6011185A (ja) * 1983-06-30 1985-01-21 Furuno Electric Co Ltd 水中探知装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6011185A (ja) * 1983-06-30 1985-01-21 Furuno Electric Co Ltd 水中探知装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010145223A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Japan Radio Co Ltd スキャニングソナー装置および追尾方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4928171B2 (ja) レーダ装置及びレーダ画像表示方法
US7541973B2 (en) Radar apparatus for combining and displaying data from a plurality of radar antennas
JP3628386B2 (ja) 監視画像表示装置
JP2011002436A (ja) 水中画像全方位表示処理装置及び方法
NO140361B (no) Sonaranordning for identifisering av neddykkede gjenstander
JP2905370B2 (ja) 水中探知装置
US5061935A (en) Three-dimensional display radar
JPH0545461A (ja) スキヤニングソナーの探知表示方法
JPH0519050A (ja) スキヤニングソナーの探知表示方法
JPH09243735A (ja) 水中探知装置
JPH04104079A (ja) ソナー立体表示装置
JPH05288855A (ja) スキャニングソナーおよびその探知表示方法
JP3139815B2 (ja) 水中物体表示装置
JPS6326876B2 (ja)
JPS61104275A (ja) レ−ダ・ビデオ信号の合成方式
US4672589A (en) Underwater detection system
GB2580726A (en) Underwater detection apparatus and underwater detection method
JPH02114189A (ja) 超音波映像装置
JP2859916B2 (ja) エコー信号処理装置及び該装置を含む水中探知装置
CA1206583A (en) Underwater detection system
JP2885989B2 (ja) スキャニングソナーおよびその探知表示方法
JPH0213989Y2 (ja)
JPH03154886A (ja) 水中探知装置
JPH01109281A (ja) 水中探知装置
JPS6078372A (ja) スキヤニングソナ−の探知表示方式