JPH0545758A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH0545758A
JPH0545758A JP3208211A JP20821191A JPH0545758A JP H0545758 A JPH0545758 A JP H0545758A JP 3208211 A JP3208211 A JP 3208211A JP 20821191 A JP20821191 A JP 20821191A JP H0545758 A JPH0545758 A JP H0545758A
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silver
emulsion
mol
sensitive material
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JP3208211A
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Katsuhiko Suzuki
克彦 鈴木
Satomi Kawabe
里美 川邉
Tomoyoshi Nakayama
知是 中山
Hiroyuki Hoshino
裕之 星野
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Konica Minolta Inc
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    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 マイクロ波光伝導測定における誘起吸収にお
いてピーク強度が3.5単位以上であり、かつ光長寿命成
分強度が0.50単位以上であうるハロゲン化銀写真感光材
料により達成。 【効果】 高感度で高照度不軌特性に優れ、かつ製造後
使用までの経時によるカブリ増加の少ないハロゲン化銀
写真感光材料を提供。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高感度ハロゲン化銀写
真感光材料に関し、詳しくは高感度で高照度不軌特性に
優れ、かつ製造後経時によるカブリ増加の小さいハロゲ
ン化銀写真感光材料に関する。
【0002】
【発明の背景】ハロゲン化銀写真感光材料の分野では、
各種技術の進歩により、高感度のカラー写真感光材料が
出現するに至った。
【0003】しかし用途によっては、例えば室内写真、
天体写真、スポーツ写真等においては、更に高い感度を
持つ感光材料が要求されている。特に近年になって、高
速シャッター速度をもつカメラの出現により高感度であ
って、しかも高照度での短時間露光時の相反則不軌特性
に優れた感光材料が望まれている。
【0004】この要請を満足すべく、感光材料を更に高
感度化するとともに、しかも高照度での短時間露光時の
相反則不軌特性(以後、高照度相反則不軌特性とする)
に優れた感光材料の開発が進められ、このためにこれま
で多くの技術開発が行われてきた。
【0005】本発明者らは、高照度相反則不軌特性を改
良するために、例えば、ハロゲン化銀組成、製造方法な
どさまざまな分野から技術検討を行った。
【0006】本発明者らは上記の研究開発において、種
々の改良の検討を行った途上で、ハロゲン化銀感光材料
に関して物理的な面からマイクロ波光伝導度測定を行っ
たところ、光伝導測定における長寿命成分の強度と、高
照度相反則不軌特性に、強い相関を有することを見い出
した。
【0007】光伝導度測定における長寿命成分と高照度
相反則不軌特性との相関には、未だ理論的な解釈はなさ
れておらず、かかる理論的解明は今後の課題ではある。
【0008】しかし本発明者らによる上記知見に基づい
て種々検討を行った結果により、このような相関関係を
利用して、光伝導度の長寿命化を行うことによって高照
度相反則不軌特性のすぐれたハロゲン化銀乳剤を得るこ
とができるようになった。
【0009】この研究の途上、このように高感度でかつ
マイクロ波光伝導度測定において長寿命成分を有するハ
ロゲン化銀感光材料の乳剤層に用いられる乳剤の好適な
1つの例として、シェル部よりコア部に高い含有率で沃
化銀を含有するコア/シェル乳剤があることを見い出し
た。
【0010】しかし、このようにして得られたハロゲン
化銀乳剤を用いて写真感光材料を作成したところ、高照
度不軌特性の改良は達成されたが、新たに、作成から使
用までの経時によってカブリが増加するという写真特性
劣化が生じることがわかった。
【0011】
【発明の目的】上記のような問題に対して本発明の目的
は、高感度で高照度不軌特性に優れ、かつ製造後使用ま
での経時によるカブリ増加の少ないハロゲン化銀写真感
光材料を提供することである。
【0012】
【発明の構成】上記本発明の目的は、マイクロ波光伝導
度測定における誘起吸収においてピーク強度が3.5単位
以上であり、かつ光長寿命成分強度が0.50単位以上であ
るハロゲン化銀写真感光材料によって達成される。
【0013】以下本発明についてさらに説明する。
【0014】本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料の、
マイクロ波光伝導度測定における特性によって規定され
るものである。
【0015】マイクロ波光伝導度測定については、当業
界においてはよく知られた銀塩写真乳剤の物理的特性の
評価方法であり、例えばフォトグラフィックサイエンス
・アンド・エンジニアリング18巻(1974年)378ページ
(L.M.Kellog著)記載の方法を参考に行うことができ
る。
【0016】以下に本発明が行ったマイクロ波光伝導度
測定のその詳細な条件を述べる。
【0017】マイクロ波発信器はガンダイオードオシレ
ーター(エコー電子(株)製EGM-10BD、周波数範囲8.
5−9.5GHz(Xバンド))を使用し、その出力は約1
00mwである。試料空洞共振器はTE108モードの短形型
(エコー電子(株)製ESC/10TS、共振周波数9352Hz、結
合度40-100%可変、負荷Q>3000(試料を挿入しない状
態で))でマジックTによる波ブリッジを構成してい
る。このマイクロ波測定回路の概要を図1に示す。試料
共振器の側面には光照射のために幅5mm x 長さ20mm
の窓が開けられている。露光による写真感光材料の導電
度の変化は、共振器のQを変化させてブリッジのバラン
スを崩し、この試料導電度変化に応じたアンバランス分
マイクロ波出力がマイクロ波ブリッジの出力端に現れ
る。この出力をクリスタルダイオード(エコー電子
(株)製クリスタルマウントECM-10B使用)でホモダイ
ン検波し、増幅(60dB増幅、増幅器の周波数帯域DC-60M
Hz)したのち波形記録器に記録し、データ処理を行う。
【0018】試料共振器内に挿入する写真感光材料の形
状は幅5mm x 長さ20mmのストリップ状フィルムであ
り、試料共振動器の中央にマイクロ波伝搬方向にフィル
ム面が平行になるように窓面に正対して置かれる。
【0019】試料の露光に用いた光源は次のものを用い
た。
【0020】Xeフラッシュランプ(菅原研究所製ストロ
ボスコープタイプMS-230)を用いた。ランプの保護ガラ
スと試料共振器の窓面の間隔は18cmであり、窓面から8
cmの位置に口径50mm、焦点距離100mmのコルツガラス製
レンズを置き集光して試料を照射した。
【0021】また、本発明において、マイクロ波光伝導
度測定における誘起吸収のピーク強度及び長寿命成分の
強度は、以下のように定義される。
【0022】ハロゲン化銀感光材料のマイクロ波伝導度
測定を上記測定法により行ない、マイクロ波誘起吸収の
最大信号および励起光照射後8μsecでの信号をそれぞ
れ塗布銀量1mg/100cm2あたりの値に換算する。換算後
の値を、それぞれ独立に、標準試料で検量し各々ピーク
強度、光照射後8μsecにおける強度とする。標準試料
として、富士写真フィルム社製スーパーHG400(製造番
号323579)およびイーストマン、コダック社製コダック
ゴールド400(乳剤番号608 C21A)を用い、測定塗料と
同様に同条件で測定を行ない、同様に塗布銀量1mg/100
cm2あたりに換算し、ピーク信号値をそれぞれ3,1単
位、5,3単位、光照射後8μsecでの信号値をそれぞ
れ1.03単位0.45単位として検量を行なう。
【0023】高感度かつ高照度不軌特性の改良されたハ
ロゲン化銀写真感光材料において、さらに経時カブリ劣
化を改良することは、以下の方法で達成することができ
る。すなわち1つの方法として、ハロゲン化銀乳剤粒子
中の銀核などの欠陥を低減させることにより、写真感光
材料の光伝導度測定における長寿命成分の強度を保った
まま、かつピーク強度を増大せしめることがあげられ
る。
【0024】本発明の目的には、銀核の生成しにくい条
件で製造したハロゲン化銀乳剤を用いるのが有効であ
る。
【0025】本発明の達成手段としては、ハロゲン化銀
粒子内部の銀核を減らすことで、電子が粒子内部にトラ
ップされて、失活するのを防ぐことによって、達成する
ことができる。
【0026】ハロゲン化銀内部の銀核を減らす手段とし
ては、核形成時から粒子成長終了までを、酸化雰囲気下
で行う方法や、抑制剤存在下で行う方法、酸性法で行う
方法があげられる。核形成時から粒子成長終了までを、
酸化雰囲気下で行う方法が好ましく、その手段として
は、酸化剤の添加や、還元性物質の除去があげられる。
酸化剤としては、過酸化水素、硝酸、亜硝酸、臭素、ヨ
ウ素などのような一般に知られている酸化剤が用いられ
る。
【0027】特に好ましいのは、過酸化水素、ヨウ素で
ある。
【0028】写真性に影響を与えないという点でヨウ素
を用いるのが好ましい。ヨウ素の添加量としては、2〜
200mg/Ag1モルが好ましくさらに好ましくは、5〜100m
g/Ag1モルである。
【0029】ヨウ素は、水又はメタノール、あるいはこ
れらの混合物を溶媒として希釈して添加することもでき
るし、そのまま添加してもよい。
【0030】酸化剤の添加位置としては、核形成時から
粒子成長までの間が好ましくさらに好ましいのは、成長
の開始初期までに添加する場合で、特に好ましくは、成
長の開始までに添加する場合である。
【0031】還元性物質を除去する方法としては、ハロ
ゲン化銀粒子作成時に分散媒中の還元性物質含有量が少
ないものを、使用することがあげられる。
【0032】分散媒中の還元性物質を少なくする方法と
しては、一般的に知られているような過酸化水素処理を
する等の方法があげられる。
【0033】還元性物質の測定は、以下の手順で行っ
た。
【0034】10gのゼラチンを、250mlのコニカルフラ
スコを用いて140mlの水と、4mlのIN水酸化ナトリウ
ム溶液で膨潤させる。
【0035】10℃で2時間膨潤させる。
【0036】50℃で、泡をまきこまないように、ゆっ
くりと撹拌しながら、できるだけ早くゼラチンを溶解す
る。
【0037】30℃まで冷却し次のような手順で試薬を
加えていく。
【0038】(a)8mlのスルホン酸溶液を添加し、撹拌
する (b)6mlの硫酸溶媒を添加し、撹拌する (c)10mlの沃化カリウム溶液を添加する (d)2〜3mlの新しい1%澱粉溶液を添加する。
【0039】(e)よく撹拌する。
【0040】(f)0.01Nのヨウ素溶液で滴定する。
【0041】(a)〜(f)で使用した試薬は次のようにし
て準備した。
【0042】スルフォン酸 25g/l 硝酸 20%w/w 沃化カリウム 25g/l 使用した、0.01Nのヨウ素溶液がnmlの場合、含有され
ている還元性物質の量は、1kg中のゼラチン含有される
SO2の量(mg)として、次式で表される。
【0043】SO2=(32×n)mg/kg 還元物質の含有量は、SO2に換算して、好ましくは、15
〜5ppmである。
【0044】分散媒に含有されるその他の物質について
の特徴としては、重金属イオンは少ない方がよく、例え
ばFeは、0〜40ppmであるのが、好ましく、10ppm以下で
あるのがさらに好ましく、特に好ましくは4ppm以下で
ある。
【0045】また、NO3は、500〜15000ppmであるのが好
ましく、1000〜10000ppmであるのがさらに好ましく、20
00〜8000ppmであるのが特に好ましい。
【0046】Caは、100〜8000ppmであるのが好ましく、
2000〜6000ppmであるのがさらに好ましい。
【0047】還元性物質の少ない分散媒を使用する時期
としては、核形成時から、粒子成長終了まで使用するの
が好ましく、より好ましくは、核形成終了後から、粒子
成長終了まで使用する場合で特に好ましいのは、粒子成
長から、粒子成長終了まで使用する場合である。
【0048】酸化雰囲気下にするための酸化剤の添加
や、分散媒中の還元物質の除去という手段は、それぞれ
単独に用いてもよく、2つの手段を適宜組合わせて用い
ることができる。好ましくは、より酸化雰囲気下にする
ことができるという点で、2つの手段を組合わせて用い
る場合である。
【0049】光伝導測定におけるピーク強度、長寿命成
分強度は、大きい程よいが過度に大きすぎると粒状性等
の写真特性劣化につながる。
【0050】ピーク強度、長寿命成分強度の好ましい範
囲はそれぞれ3.5〜10.0,0.50〜2.0で、より好ましい範
囲はそれぞれ4.0〜8.0,0.60〜1.5である。
【0051】本発明に係わるハロゲン化銀乳剤は、臭化
銀・沃臭化銀・塩化銀・塩臭沃化銀またはこれらの混合物
等を用いることができる。
【0052】また、ハロゲン化銀の調製方法としては、
中性法、酸性法、アンモニア法が知られている。アンモ
ニア性硝酸銀溶液を用いる方法をアンモニア法という。
本発明のハロゲン化銀乳剤もアンモニア法で調製するこ
とができる。通常この方法においては高pH条件下でハ
ロゲン化銀乳剤の調製が行われるが本発明の乳剤を得る
場合はアンモニア硝酸銀溶液のpHは10.5未満が好まし
く、10.0以下が更に好ましい。また、ハロゲン化銀乳剤
の調製時のpHは、pH1以上、8未満が好ましく、より
好ましくはpH2以上、7.5未満、更に好ましくはpH5
以上、7.5未満である。
【0053】本発明のハロゲン化銀乳剤の製造におい
て、ハロイドイオンは、一般に用いられるようにKI,
NaI,KBr,NaBrのようなアルカリハライドの
水溶液あるいはこれらの混合溶液として供給する方法や
微粒子ハロゲン化銀として供給する方法を用いることが
好ましい。
【0054】ここで好ましい態様は、乳剤粒子の表相及
び該低沃度相及び該高沃度相の各相の、特に好ましくは
該粒子を構成する総ての相の一部または全部が微粒子供
給法によって供給される場合である。さらに上記各態様
において、微粒子供給法によっ形成されることが好まし
く、60%以上がより好ましく80%以上がより好ましい。
もっとも好ましいのはその相総てが微粒子供給法によっ
て供給される場合である。
【0055】微細なサイズのハロゲン化銀を供給するこ
とによって、ハロゲン化銀粒子の形成を行う方法として
ハロゲン化銀微粒子のみを供給する方法と、特開平2-16
7537号に記載されるようなハロゲン塩や銀塩の水溶液の
供給を伴う方法とを用いることができる。ハロゲン化銀
粒子の均一性をより高める上で、ハロゲン化銀微粒子の
みを供給する方法が特に好ましい。
【0056】ハロゲン化銀の表相の形成方法において
は、該表相の一部または全部を微細なサイズのハロゲン
化銀粒子を用いて形成すること以外には特に制限はな
い。例えば該表相に隣接する内部相より沃化銀含有率が
高くなるように、所望の沃化銀含有率を有するハロゲン
化銀微粒子を用いることができる。または沃化銀微粒子
を単独であるいは所望の沃化銀含有率となるように他の
ハロゲン化銀組成を有するハロゲン化銀微粒子と混合し
て用いてもよい。該表相は、該表相を形成する母体とな
るハロゲン化銀粒子の形成に引き続いて形成してもよい
し、母体粒子調製後(例えば脱塩・水洗後あるいは化学増
感の前・中・後等)に形成してもよい。また、母体粒子の
表面の特定部位だけに沃化銀含有率の高い表相を形成す
るために晶癖コントロール剤を用いることもできる。
【0057】該表相の形成は一度で行ってもよいし、数
回にわけて行ってもよい。
【0058】本発明において、感光性ハロゲン化銀粒子
の核形成及び/又は結晶成長過程で供給する微小なサイ
ズのハロゲン化銀粒子(ハロゲン化銀微粒子と称する場
合もある)の粒径は、0.1μm以下が好ましく、より好ま
しくは0.05μm以下、更に好ましくは0.03μm以下であ
る。該ハロゲン化銀粒子の粒径は、例えば拡大率3〜6
万倍の電子顕微鏡写真の粒子直径、又は投影時の面積を
実測することにより求められる。
【0059】ハロゲン化銀微粒子は、感光性ハロゲン化
銀粒子の核形成及び/又は結晶成長に (a)先立ち調製しておいたものを添加してもよいし、 (b)並行して調製し添加してもよい。
【0060】(b)の場合には、ハロゲン化銀粒子の核
発生から添加までの停滞時間が短いために、微粒子間で
のオストワルド熟成による微粒子サイズの増大を抑える
ことができる。特にハロゲン化銀粒子を調整しつつ連続
的に添加するという形態は、上記停滞時間を短縮する上
で有効である。
【0061】感光性ハロゲン化銀粒子が、2種類以上の
ハロゲン化銀の混晶からなる相を少なくとも1相有し、
該相をハロゲン化銀微粒子の供給によって形成する場
合、(1)目的とする該ハロゲン化銀粒子のハライド組
成に応じたハロゲン化銀組成を有するハロゲン化銀微粒
子を用いて行ってもよいし、(2)異なるハロゲン化銀
組成を有する2種類以上のハロゲン化銀微粒子を用い
て、目的とする該ハロゲン化銀粒子のハライド組成に応
じた混合比で、同時に又は個別に供給して行ってもよ
い。
【0062】微粒子の供給方法と添加する微粒子のハロ
ゲン化銀組成及び添加種類数に特に制限はなく、ハロゲ
ン化銀乳剤の調製時にそれらをどのように組み合わせて
もよい。
【0063】但し、感光性ハロゲン化銀粒子がハロゲン
化銀組成の異なる相を少なくとも2相有し、該相の少な
くとも2相をハロゲン化銀粒子の供給によって形成する
場合において、微粒子の供給方法を(a)に従う場合に
は、(2)を組み合わせることが生産効率上好ましい。
【0064】供給用微粒子を更に小粒径化することは、
微粒子の溶解性を高める上で重要である。難ゲル化性分
散媒を微粒子調製時の保護コロイドとして用いることに
より、微粒子の調製温度を低下せしめることが可能とな
り、微粒子サイズを更に小さくすることができる。
【0065】ここで、本発明でいう「難ゲル化性分散
媒」とは、一般的な写真用ゼラチン(平均分子量7万以
上)に比較してゲル化(凝固)し難い分散媒であって、
かつハロゲン化銀粒子に対し保護コロイド性を有する、
(A)低分子量ゼラチン、(B)合成高分子化合物及び
ゼラチン以外の天然高分子化合物をいう。
【0066】本発明ハロゲン化銀写真感光材料には単分
散性ハロゲン化銀乳剤を用いることが好ましい。単分散
性ハロゲン化銀乳剤とは、平均粒径dを中心に±20%の
粒径範囲内に含まれるハロゲン化銀重量が全ハロゲン化
銀重量の70%以上であるものを言い、好ましくは80%以
上、更に好ましくは90%以上である。
【0067】単分散乳剤は、粒径の標準偏差を平均粒径
で除した値を100倍したものによって定義した分布の広
さが20%以下のものであり、更に好ましくは15%以下の
ものである。
【0068】本発明のハロゲン化銀乳剤は、その平均粒
径が0.1〜10μmであることが好ましく、より好ましくは
0.1〜5.0μmである。
【0069】本発明に用いるハロゲン化銀乳剤は沃臭化
銀乳剤が好ましいが、本発明の効果を損なわない範囲で
塩化銀等を含有してもよい。
【0070】本発明の感光材料のいずれか少なくとも1
層の乳剤層には、平均粒径が互いに異なる少なくとも2
種のハロゲン化銀乳剤を含有することができる。この
中、平均粒径が大きい乳剤(以下主乳という)の沃化銀
含有量は9モル%以上であり、平均粒径の小さい乳剤
(以下副乳という)の沃化銀含有量は9モル%未満であ
ることが必要である。主乳の沃化銀含有量の好ましい範
囲は9〜30モル%であり、副乳は8.5〜1モル%であ
る。
【0071】本発明の乳剤はコア/シェル型乳剤を用い
るのがよく、例えば特開昭61-148442号、同61-245151号
に示される明確な多重構造型粒子からなる乳剤が好まし
い。明確なコア/シェル型多重構造は、例えばH,ヒルシ
ュ「ジャーナル・オブ・フォトグラフィック・サイエンス」
第10巻(1962)第129頁以降に述べられている方法を利用
することにより明らかにすることができる。このような
方法によれば、明確なコア/シェル構造を有するとは、
回折曲線が実質的に2つの回折ピークを有する場合をい
う。より好ましくは沃度含有率に関して低沃度含有領域
に相当する回折ピークと内部高沃度含有領域に相当する
回折シグナルのピークとの間に1つの極小が現れ、かつ
高沃度領域に相当する回折ピークの強度が低沃度領域の
ピーク強度の1/10〜3/1になるような構造の粒子からな
る乳剤である。本発明のハロゲン化銀乳剤は、粒子内部
に高沃化銀含有率相を有するものである。高沃化銀含有
率相の沃化銀含有率は、15〜45モル%tが好ましく、よ
り好ましくは20〜42モル%、特に好ましくは25〜40モル
%である。
【0072】本発明の粒子内部に高沃化銀含有率相を有
するハロゲン化銀粒子は高沃化銀含有率相をそれより沃
化銀含有率が低い低沃化銀含有率相で被覆したものであ
る。
【0073】最外相を形成する高沃化銀含有率相より低
い沃化銀含有率相の平均沃化銀含有率は6モル%以下で
あることが好ましく、特に好ましくは0〜4モル%であ
る。又最外相と高沃化銀含有率相の間の沃化銀含有相
(中間相)が存在してもよい。
【0074】中間相の沃化銀含有率は10〜22モル%が好
ましく、特に好ましくは12〜20モル%である。
【0075】最外相と中間相、中間相と内部の高沃化銀
含有率相の間の沃化銀含有率は、それぞれ6モル%以上
の差があることが好ましく、特に好ましくは、それぞれ
10モル%以上の差があることである。
【0076】上記態様において、内部の高沃化銀含有率
相の中心部、内部の高沃化銀含有率相と中間相の間、中
間相と最外相との間に更に別のハロゲン化銀相が存在し
てもよい。
【0077】又、最外相の体積は粒子全体の4〜70モル
%がよく、10〜50モル%が更に好ましい。高沃化銀含有
率相の体積は、粒子全体の10〜80%とするのが望まし
く、20〜50%、更には20〜45%が望ましい。中間殻の体
積は、粒子全体の5〜60%、更には20〜55%がよい。
【0078】これらの相は、均一組成の単一相であって
もよいし、均一組成の複数相から成る、ステップ状に組
成の変化する相群であってもよいし、あるいは任意相の
中において連続的に組成の変化するような連続相であっ
てもよいし、これらの組合せでもよい。
【0079】本発明のハロゲン化銀乳剤の別の態様とし
て、粒子内に局在した沃化銀が実質的に均一な相を形成
するのでなく、沃化銀含有率が粒子中心から外側部に向
って連続的に変化する態様が挙げられる。この場合、沃
化銀の含有率は粒子内の沃化銀含有率が最大であるポイ
ントから粒子外側部に向けて単調に減少するものである
ことが好ましい。沃化銀含有率が最大ポイントにおける
沃化銀含有率は、15〜45モル%が好ましく、より好まし
くは25〜40モル%である。
【0080】又、粒子表面相の沃化銀含有率は6モル%
以下であることが好ましく、特に好ましくは0〜4モル
%の沃臭化銀である。
【0081】本発明のハロゲン化銀乳剤は、以下の〜
の少なくとも1つの条件を満たすことが好ましい。
【0082】 蛍光X線分析法によって求めた平均沃
化銀含有率(J1)とX線光電子分光法で求めた粒子表
面の沃化銀含有率(J2)を比べたときJ1>J2なる関係
を満足するものである。
【0083】ここで言う粒径は粒子の投影面積が最大と
なる面の外接円の直径である。
【0084】X線光電子分光法について説明する。
【0085】X線光電子分光法による測定に先立って、
乳剤を以下のように前処理する。まず、乳剤にプロナー
ゼ溶液を加え、40℃で1時間撹拌してゼラチン分解を行
う。次に遠心分離して乳剤粒子を沈降させ、上澄み液を
除去した後、プロナーゼ水溶液を加え、上記の条件で再
度ゼラチン分解を行う。この試料を再び遠心分離し、上
澄み液を除去した後、蒸留水を加えて乳剤粒子を蒸留水
中に再分散させ、遠心分離し、上澄み液を除去する。こ
の水洗操作を3回繰返した後、乳剤粒子をエタノール中
に再分散させる。これを鏡面研磨したシリコンウェハ上
に薄く塗布して測定試料とする。
【0086】X線光電子分光法による測定には、例えば
装置としてPHI社製ESCA/SAM560型を使用
し、励起用X線にMg‐Kα線、X線源電圧15KV、X
線源電流40mA、パスエネルギー50eVの条件で行う。
【0087】表面ハライド組成を求めるためにAg3d,Br
3d,I3d3/2電子を検出する。組成比の算出は各ピー
クの積分強度を用いて、相対感度係数法により行う。Ag
3d,Br3d,I3d3/2相対感度係数としてそれぞれ5.1
0,0.81,4.592を使用することにより、組成比は原子パ
ーセントを単位として与えられる。
【0088】 前述の蛍光X線分析法によって求めた
平均沃化銀含有率(J1)とX線マイクロアナリシス法
を用いハロゲン化銀粒子の粒径方向に対して中心部より
80%以上離れたハロゲン化銀結晶上で測定した沃化銀含
有率の測定値の平均値(J3)を比べたときJ1>J3なる
関係を満足するものである。
【0089】X線マイクロアナリシス法について説明す
る。エネルギー分散型X線分析装置を電子顕微鏡に装置
した電子顕微鏡観察用グリッドにハロゲン化銀粒子を分
散し、液体窒素冷却にて1粒子がCRT視野に入るよう
に倍率を設定し、 一定時間AgLα,ILα線の強度を積
算する。ILα/AgLαの強度比とあらかじめ作成してお
いて検量線を用いて沃化銀含有率を算出することができ
る。
【0090】 CuKα線を線源とした(420)X線を回
折シグナルの最高ピーク高さ×0.13において、回折角度
の1.5度以上に亘ってシグナルが連続して存在すること
を特徴とするものである。より好ましくは、シグナルの
最高ぴーく高さ×0.15において、回折角度の1.5度以上
に亘ってシグナルが連続して存在するものである。更に
シグナルの存在する回折角度が1.8度以上に亘ることが
好ましく、特に2.0度以上に亘って存在することが好ま
しい。シグナルが存在するとは、最高ピーク高さ×0.13
あるいは0.15において、その高さ以上のシグナル強度で
あることを言う。
【0091】本発明のハロゲン化銀乳剤の更に好ましい
態様は、CuKα線を線源とした、上記(420)X線回折シ
グナルが二つもしくは三つのピークを有するものであ
る。特に好ましくは三つピークを有するものである。
【0092】ハロゲン化銀の結晶の構造を調べる方法と
してX線回折法が知られている。
【0093】X線の線源として色々な特性X線を用いる
ことができる。中でもCuをターゲットとしたCuKα線は
最も広く用いられているものである。
【0094】沃臭化銀は岩塩構造を有し、CuKα線での
(420)回折線は2θ71〜74度に観測される。シグナル強
度が比較的強く高角度であるため、分解能もよく、結晶
構造を調べる上で最適である。
【0095】写真乳剤のX線回折の測定に当っては、ゼ
ラチンを除去し、シリコンなどの標準試料を混ぜ、粉末
法によって測定することが必要である。
【0096】測定方法に関しては、基礎分析化学講座24
「X線分析」(共立出版)などを参考に行うことであ
る。
【0097】 前述のX線マイクロアナリミス法によ
って個々のハロゲン化銀粒子の平均沃化銀含有率を測定
したとき、測定値の相対標準偏差が20%以下である。好
ましくは15%以下、特に好ましくは12%以下のものであ
る。
【0098】ここに相対標準偏差とは、例えば少なくと
も100個の乳剤の沃化銀含有率を測定した際の沃化銀含
有率の標準偏差を、 そのときの平均沃化銀含有率で除
いた値×100である。本発明のハロゲン化銀乳剤は、立方
体、14面体、18面体のような正常晶でもよく、平板状の
ような双晶であってもよい。又、これらの混合物であっ
てもよい。
【0099】平板状の双晶である場合、粒子の投影面積
同等円換算直径と粒子厚みの比が1〜20のものが投影面
積の60%以上であることが好ましく、更に1.2以上、8.0
未満が好ましく、特に1.5以上5.0未満が好ましい。
【0100】単分散性の正常晶乳剤は、例えば特開昭59
-177535号、同60-138538号、同59-52238号、同60-14333
1号、同60-35726号、同60-258536号及び同61-14636号公
報等に開示された方法を参考にすることによって製造す
ることができる。
【0101】単分散性の双晶乳剤は、例えば特開昭61-1
4636号公報に開示された球型種乳剤を成長させる方法を
参考にすることによって得ることができる。
【0102】成長に当たっては硝酸銀水溶液とハロゲン
化物水溶液をダブルジェット法により添加することが好
ましい。又、沃度は沃化銀として系内に供給することも
できる。添加速度は、新しい核が発生しないような速度
で、かつオストワルド熟成によるサイズ分布の広がりが
ない速度、即ち新しい核が発生する速度の30〜100%の
範囲で添加することが好ましい。
【0103】ハロゲン化銀粒子形成または物理熟成の過
程においてカドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、
イリジウム塩またはその錯塩、ロジウム塩またはその錯
塩、鉄塩またはその錯塩などを共存させてもよい。
【0104】粒子を肥大させる別の条件として、日本写
真学会昭和58年年次大会要旨集88頁に見られるように、
ハロゲン化銀微粒子を加え溶解、再結晶することにより
肥大させる方法が挙げられる。
【0105】ハロゲン化銀乳剤の成長条件としては、p
Ag5〜11、温度40〜85℃、pH1.5〜12が好ましい。
【0106】本発明において、ハロゲン化銀乳剤は、物
理熟成、化学熟成及び分光増感を行ったものを使用す
る。このような工程で使用される添加剤、カプラー等
は、リサーチ・ディスクロージャーNo.17643,No.18716
及びNo.308119(それぞれ、以下RD17643,RD18716及びRD
308119と略す)に記載されている。
【0107】本発明に使用する添加剤は、RD308119XIV
に記載されている分散法などにより、添加することがで
きる。
【0108】本発明においては、前述RD17643 28頁,RD1
8716647〜8頁及びRD308119のXVIIに記載されている支持
体を使用することができる。
【0109】本発明の感光材料には、前述RD308119VII
―K項に記載されているフィルタ層や中間層等の補助層
を設けることができる。
【0110】本発明の感光材料は、前述RD308119VII―
K項に記載されている順層、逆層、ユニット構成等の様
々な層構成をとることができる。
【0111】本発明は、一般用もしくは映画用のカラー
ネガフィルム、スライド用もしくはテレビ用のカラー反
転フィルム、カラーペーパ、カラーポジフィルム、カラ
ー反転ペーパに代表される種々のカラー感光材料に適用
することができる。
【0112】本発明の感光材料は前述RD17643 28〜29
頁,RD18716 647頁及びRD308119のXVIIに記載された通常
の方法によって、現像処理することができる。
【0113】
【実施例】以下、実施例により本発明の効果を例証す
る。
【0114】 (比較乳剤EmAの調製) A1 オセインゼラチン 37g プロピレンオキシ・ポリ エチレンオキシ・ジサクシネート ジナトリウム塩(10%/メタノール溶液) 10ml 双晶種乳剤(平均粒径0.30μm、平均AgI含有率2モル%) 0.191/モル相当 水で 4000ml B1 硝酸銀 1168g 水で 6248ml C1 オセインゼラチン 109g 臭化カリウム 804g 沃化カリウム 23.1g 水で 4628ml 65℃で激しく撹拌した。A1液に、B1液とC1液を112分
にダブルジェット法にて添加した。この間pHは硝酸にて
2.0に、pAgは9.0に終始保った。B1液とC1液の添加速
度は初期と最終で6.4倍になるように直線的に増加させ
た。
【0115】添加終了後、pHを6.0に合わせ常法により
脱塩を行った。平均粒径1.6μm平均沃化銀含有率2.0モ
ル%の主として平板双晶よりなる乳剤Em−Aを得た。
【0116】(比較乳剤Em−Bの調製)以下に示す方
法によって、主として平板双晶よりなる、平均粒径8.0
モル%のEm−Bを調製した。
【0117】 A2 オセインゼラチン 76.8g 臭化カルシウム 3.0g プロピレンオキシ・ポリエ 24 g チレンオキシ・ジサクシ ネートジナトリウム塩 (10%メタノール溶液) 10 ml 水で 4000ml 双晶種乳剤(平均粒径0.36μm、平均AgI含有率2モル%)0.191モル相当 B21 硝酸銀 194.5g 硝酸(比重1.38) 4.1ml 水で 1309 ml C21 オセインゼラチン 52.4g 臭化カリウム 95.4g 沃化カリウム 57.0g 水で 1309 ml B22 硝酸銀 195.4g 硝酸(比重1.38) 2.0ml 水で 575 ml C22 オセインゼラチン 23.0ml 臭化カリウム 116.3g 沃化カリウム 28.6g 水で 575 ml B23 硝酸銀 777.6g 硝酸(比重1.38) 8.1ml 水で 2289 ml C23 オセインゼラチン 91.6g 臭化カリウム 539.4g 沃化カリウム 7.60g 水で 2289 ml 特開昭62-160128号の装置を用い、混合用撹拌ペラの下
部ほの供給ノズルをB2群液(B21〜B23液。切換
えて使用する)用、C2群液(C21〜C23液。同)
用各々6本とし、供給液が6分割されるようにセットし
た。
【0118】75℃、450rpmで撹拌しているA3液にB3
1液とC31液とを流速が、添加開始時11.62ml/分、添
加終了時25.63ml/分となるようにダブルジェット法に
て添加した。添加中の流速は添加時間に対して直線的に
増加させ、またpAgは8.2に保った。B31液及びC31
液の添加終了後、3.5Nの臭化カリウム水溶液でpAgを8.
45に調整し、撹拌を500rpmに上げた。
【0119】引き続きこの撹拌された溶液にB32液と
32液とを流速が添加開始時15.59ml/分、添加終了時
18.51ml/分となるようにダブルジェット法にて添加し
た。添加中の流速は添加時間に対して直線的に増加さ
せ、またpAgは8.45に保った。
【0120】B22液とC22液の添加終了後、撹拌を
550rpmに上げた。
【0121】次に、この撹拌された溶液にB23液とC
23液とを流速が添加開始時41.19ml/分、添加終了時6
8.07ml/分となるようにダブルジェット法にて添加し
た。添加中の流速は添加時間に対して直線的に増加さ
せ、またpAgは8.45に保った。
【0122】添加終了後参加カリウム水溶液(1.78規
定)を用いてpHを6.0に調整し、常法により脱塩を行っ
た。これにより、平均粒径1.27μm平均沃化銀含有率8.0
モル%の主として平板双晶よりなるコア/エル型乳剤E
m−Bを得た。
【0123】(本発明乳剤Em−Cの調整)乳剤Em−
Cを以下の方法で調製を行なった。
【0124】A2に種乳剤を添加する直前にI2の0.5%
メタノール溶液を、全硝酸銀1molあたりI225.5mg相当
をA2に加える以外は、Em−Bと同様に調製を行なっ
た。
【0125】(本発明乳剤Em−Dの調製) 種乳剤 正常晶種乳剤(平均粒径0.27μm、平均AgI含有率2モル
%)AgX0.206モル相当量(AgXはハロゲン化銀を示す。
以下の記載においても同じ) A4 オセインゼラチン 235.87g ポリイソプロピレンジ琥珀酸 エステルナトリウム塩10% エタノール水溶液 30 cc 蒸留水 9150.7cc 56%酢酸水溶液 1500 cc 28%アンモニア水 1056 cc C4 オセインゼラチン 160 g KBr 1666.1 g 蒸留水 3275.6cc (溶液C−1) B4 AgNO3 1679 g 28%アンモニア水 1369.6 cc 蒸留水で、2823.5ccにする。
【0126】 D4 AgI 乳剤 1252.2cc (0.84モル) (平均粒径0.060μm) 4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン(以 下TAIという) 5.22 g 蒸留水 22.4cc 20%KBr水溶液 pAg調製必要量 56%酢酸水溶液 pH調製必要量 上記各溶液を用いて、下記のように乳剤を調製した、即
ち60℃において、特開昭57-92523号、同57-92524号に示
される混合撹拌器を用いて、溶液A4にI2の0.5%メタ
ノール溶液を、全硝酸銀1molあたりI225.5mg相当加え
たのち、溶液B4、C4、およびD4を同時混合法によりp
Ag、pH、溶液の添加流量を表1、2に示すように制御し
ながら添加した。
【0127】
【表1】
【0128】
【表2】
【0129】なお同時混合中のpAg、pHの制御は、流量
可変のローラチューブポンプにより、溶液E4溶液F4
流量を変えることにより行った。
【0130】粒子形成後に、特願平2-4003号に記載の方
法に従い、脱塩を行なった。これにより平均粒径1.0μ
m、平均沃化銀含有率8.00モル名の正常晶コア/シェル
型八面体の乳剤Em−Dを得た。
【0131】(感光材料試料の作成) 試料101 第1層:ハレーション防止層(HC) 黒色コロイド銀 0.16 UV吸収剤(UV─1) 0.20 高沸点溶媒(Oil─1) 0.16 ゼラチン 1.23 第2層:中間層(IL─1) 化合物(SC−1) 0.15 高沸点溶媒(Oil−2) 0.17 ゼラチン 1.27 第3層:低感度赤感性乳剤層(RL) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm、AgI含有率 8.0モル%) 0.50 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.27μm、AgI含有率 2.0モル%) 0.21 増感色素(SD─1) 2.8×10-4 増感色素(SD─2) 1.9×10-4 増感色素(SD─3) 1.9×10-5 増感色素(SD−4) 1.0×10-4 シアンカプラー(C─1) 0.48 (C−2) 0.14 カラードシアンカプラー(CC─1) 0.021 DIR化合物(D−1) 0.020 高沸点溶媒(Oil─1) 0.53 ゼラチン 1.30 第4層:中感度赤感性乳剤層(RM) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.52μm、AgI含有率8.0モル%) 0.62 (平均粒径0.38μm、AgI含有率8.0モル%) 0.27 増感色素(SD─1) 2.3×10-4 増感色素(SD─2) 1.2×10-4 増感色素(SD─3) 1.6×10-5 増感色素(SD−4) 1.2×10-4 シアンカプラー(C─1) 0.15 (C−2) 0.18 カラードシアンカプラー(CC─1) 0.030 DIR化合物(D─1) 0.013 高沸点溶媒(Oil─1) 0.30 ゼラチン 0.93 第5層:高感度赤感性乳剤層(RH) 沃臭化銀乳剤(EM−A) 1.27 増感色素(SD─1) 1.3×10-4 増感色素(SD─2) 1.3×10-4 増感色素(SD─3) 1.6×10-5 シアンカプラー(C─2) 0.12 カラードシアンカプラー(CC─1) 0.013 高沸点溶媒(Oil─1) 0.14 ゼラチン 0.91 第6層:中間層(IL―2) 化合物(SC−1) 0.09 高沸点溶媒(Oil−2) 0.11 ゼラチン 0.80 第7層:低感度緑感性乳剤層(GL) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm、AgI含有率8.0モル%) 0.61 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.27μm、AgI含有率2.0モル%) 0.20 増感色素(SD─4) 7.4×10-5 増感色素(SD─5) 6.6×10-4 マゼンタカプラー(M─1) 0.18 マゼンタカプラー(M−2) 0.44 カラードマゼンタカプラー(CM─1) 0.12 高沸点溶媒(Oil─2) 0.75 ゼラチン 1.95 第8層:中感度緑感性乳剤層(GM) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.59μm、AgI含有率8.0モル%) 0.87 増感色素(SD─6) 2.4×10-4 増感色素(SD─7) 1.1×10-4 マゼンタカプラー(M─1) 0.058 マゼンタカプラー(M−2) 0.13 カラードマゼンタカプラー(CM─1) 0.07 DIR化合物(D─3) 0.002 高沸点溶媒(Oil─2) 0.50 ゼラチン 1.0 第9層:高感度緑感性乳剤層(GH) 沃臭化銀乳剤(Em−A) 1.27 増感色素(SD─6) 1.4×10-4 増感色素(SD─7) 1.4×10-4 マゼンタカプラー(M─2) 0.84 マゼンタカプラー(M−3) 0.064 カラードマゼンタカプラー(CM─1) 0.012 高沸点溶媒(Oil─1) 0.27 (Oil−2) 0.012 ゼラチン 1.0 第10層:イエローフィルター層(YC) 黄色コロイド銀 0.08 色汚染防止剤(SC−2) 0.15 高沸点溶媒(Oil─2) 0.19 ゼラチン 1.10 ホルマリンスカベンジャ(HS―1) 0.20 第11層:中間層(IL−3) ホルマリンスカベンジャ(HS―1) 0.20 ゼラチン 0.60 第12層:低感度青感性乳剤層(BL) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm、AgI含有率8.0モル%) 0.22 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.27μm、AgI含有率2.0モル%) 0.03 増感色素(SD―8) 4.9×10-4 イエローカプラー(Y─1) 0.75 高沸点溶媒(Oil─2) 0.30 ゼラチン 1.20 ホルマリンスカベンジャ(HS―1) 0.073 第13層:中感度青感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.59μm、AgI含有率8.0モル%) 0.30 増感色素(SD−8) 1.6×10-4 増感色素(SD−9) 7.2×10-5 イェローカプラー(Y−1) 0.10 DIR化合物(D−1) 0.01 高沸点溶媒(Oil−2) 0.046 ゼラチン 0.47 第14層:高感度青感性乳剤層(BH) 沃臭化銀乳剤(Em−A) 0.85 増感色素(SD―8) 7.3×10-5 増感色素(SD―9) 2.8×10-5 イエローカプラー(Y─1) 0.11 高沸点溶媒(Oil─2) 0.046 ゼラチン 0.8 第15層:第1保護層(Pro─1) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.08μm、 AgI含有率1.0モル%) 0.40 紫外線吸収剤(UV─1) 0.065 紫外線吸収剤(UV─2) 0.10 高沸点溶媒 (Oil─1) 0.07 高沸点溶媒 (Oil─3) 0.07 ホルマリンスカベンジャ(HS─1) 0.40 ゼラチン 1.31 第16層:第2保護層(Pro─2) アルカリ可溶性マット剤 (平均粒径2μm) 0.15 ポリメチルメタクリレート(平均粒径3μm) 0.04 滑り剤 (WAX─1) 0.04 ゼラチン 0.55 尚、上記組織物の他に、塗布助剤Su−1、分散助剤S
u−2、粘度調整剤、硬膜剤H−1、H−2、安定剤S
T−1、かぶり防止剤AF−1、Mw:10,000及びM
w:1,100,000の2種のAF−2、および防腐剤DI−
1を添加した。DI−1の添加量は9.4mg/m2であった。
【0132】
【化1】
【0133】
【化2】
【0134】
【化3】
【0135】
【化4】
【0136】
【化5】
【0137】
【化6】
【0138】
【化7】
【0139】
【化8】
【0140】
【化9】
【0141】
【化10】
【0142】(試料102〜104の作成) 試料102:試料101の第5,9,14層のEm−AをEm−
Bに変える他は試料101と同様にして試料102を作成し
た。
【0143】試料103:試料101の第5,9,14層のEm
−AをEm−Cに変える他は試料101と同様にして試料1
03を作成した。
【0144】試料104:試料101の第5,9,14層のEm
−AをEm−Dに変える他は試料101と同様にして試
料104を作成した。
【0145】このようにして作成した試料について下記
のような評価を行った。 (光伝導度測定)試料101〜103に対して前記の測定法で
測定し、ピーク強度及び長寿命強度を求めた。 (感度・カブリ測定)センシトメトリー用ステップウェ
ッジを介して白色の通常露光(1/100秒)を行った。下記
処理後の各試料について濃度測定し、未露光部分の濃度
としてカブリを求め、カブリ+0.3の濃度を与える露光量
の逆数を感度として試料101の感度を100として相対感度
で表した。濃度測定は青、緑、赤の各色につき行った。
【0146】(高照度不軌特性の評価)各試料につい
て、通常露光と等しい露光量を与えるよう短時間(1/10
5秒)露光し、通常露光の場合と同様に感度を求め通常露
光時の感度との差を求め、高照度不軌特性を表す特性と
した。 (保存性の評価)各試料を40℃、80%RHの雰囲気下に7
日間放置して強制劣化による生保存性テストを行い、未
テスト試料と同様の露光を与え、同様の現像処理、濃度測
定を行った。 強制劣化後の試料の未テスト試料に対するカブリ増加分
(△Fog)を求めた。 (処理条件) 工程 処理時間(秒) 処理温度(℃) 補充量(ml) 発色現像 195 38±0.3 780 漂白 45 38±2.0 150 定着 90 38±2.0 830 安定 60 38±5.0 830 乾燥 60 55±5.0 − 補充量は感光材料1m2当たりの値である。
【0147】 (処理処方) 発色現像液 水 800ml 炭酸カリウム 30g 炭酸水素カリウム 2.5g 亜硫酸カリウム 3.0g 臭化ナトリウム 1.3g 沃化カリウム 1.2mg ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.5g 塩化ナトリウム 0.6 4-アミノ-3-メチル-N-エチル-N-(β-ヒドロキシルエチル) アニリン硫酸塩 4.5g ジエチレントリアミン五酢酸 3.0g 水酸化カリウム 1.2g 水を加えて1リットルとし、水酸化カリウムまたは20%硫酸を用いてpH10.06に調整 する。
【0148】 発色現像液補充液 水 800ml 炭酸カリウム 35g 炭酸水素ナトリウム 3g 亜硫酸カリウム 5g 臭化ナトリウム 0.4g ヒドロキシルアミン硫酸塩 3.1g 4-アミノ-3-メチル-N-エチル-N-(β-ヒドロキシルエチル) アニリン硫酸塩 6.3g 水酸化カリウム 2g ジエチレントリアミン五酢酸 3.0g 水を加えて1リットルとし、水酸化カリウムまたは20%硫酸を用いてpH10.18に
調整する。
【0149】 漂白液 水 700ml 1,3ジアミノプロパン四酢酸鉄(III)アンモニウム 125g エチレンジアミン四酢酸 2g 硝酸ナトリウム 40g 臭化アンモニウム 150g 氷酢酸 40g 水を加えて1リットルとし、アンモニア水または氷酢酸を用いてpH4.4に調整する。 漂白補充液 水 700ml 1,3ジアミノプロパン四酢酸鉄(III)アンモニウム 175g エチレンジアミン四酢酸 2g 硝酸ナトリウム 50g 臭化アンモニウム 200g 氷酢酸 56g アンモニア水または氷酢酸を用いてpH6.2に調整後、水を加えて1リットルとする。 定着液 水 800ml チオシアン酸アンモニウム 120g チオ硫酸アンモニウム 150g 亜硫酸ナトリウム 15g エチレンジアミン四酢酸 2g アンモニア水または氷酢酸を用いてpH6.2に調整後、水を加えて1リットルとする。定着補充液 水 800ml チオシアン酸アンモニウム 150g チオ硫酸アンモニウム 180g 亜硫酸ナトリウム 20g エチレンジアミン四酢酸 2g アンモニア水または氷酢酸を用いてpH6.5に調整後、水を加えて1リットルとする。安定液及び安定補充液 水 900ml
【0150】
【化11】
【0151】 ジメチロール尿素 0.5g ヘキサメチレンテトラミン 0.2g 1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン 0.1g シロキサン(UCC製L−77) 0.1g アンモニア水 0.5ml 水を加えて1lとし、アンモニア水または氷酢酸を用いてpH8.5に調整する。
【0152】
【表3】
【0153】表3の結果から本発明の試料は、比較に対
して感度が高く、カブリも低くしかも高照度不軌特性も
優れていることがわかる。
【0154】
【発明の効果】本発明により高感度で高照度不軌特性に
優れ、かつ製造後使用までの経時によるカブリ増加の少
ないハロゲン化銀写真感光材料を提供することができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】マイクロ波光伝導度測定回路のブロックダイヤ
グラム。
【符号の説明】 1 電源 2 ガン発振器 3 光源 4 試料空洞共振器 5 ビデオアンプ 6 デジタルメモリー 7 オッシロスコープ 8 マイクロコンピュータ 9 平衡型ミキサー 10 減衰器 11 移相器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 裕之 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波光伝導度測定における誘起吸
    収においてピーク強度が3.5単位以上であり、かつ光長
    寿命成分強度が0.50単位以上であるハロゲン化銀写真感
    光材料。
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