JPH0545985Y2 - - Google Patents

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JPH0545985Y2
JPH0545985Y2 JP1986166156U JP16615686U JPH0545985Y2 JP H0545985 Y2 JPH0545985 Y2 JP H0545985Y2 JP 1986166156 U JP1986166156 U JP 1986166156U JP 16615686 U JP16615686 U JP 16615686U JP H0545985 Y2 JPH0545985 Y2 JP H0545985Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案はπ型またはT型分岐回路の左右の本線
上に夫々1箇分岐線上に1箇(合計3箇)の相電
流検出用の電流変成器を夫々配置し、これらの出
力値に基づいて三相3線式高圧配電線の電力伝送
方向を判別するようにした配電線地絡表示装置用
の電力伝送方向判別装置に関する。 〔背景技術〕 三相3線式配電線においては、その分担区域内
の各負荷(需要家)に対し順次電力を分配するた
めに、本線に沿つて随所にT型またはπ型の分岐
回路が設けられている。 第3図はこの系統の概要を示す概念図で、1は
本線、2は本線1の端(この図の場合では左端)
に位置してこれに電力を供給する電源、3−1,
3−2,3−3,…3−i…(i:整数)は本線
1に直列に挿入されたπ型分岐回路、4−1,
1′,4−2,2′,4−3,3′…4−i,i′は
前記分岐回路に夫々接続された負荷を意味する。
なお、同図においては、簡単のために、本線1
(線路導体3条または四条により構成される)を
1条の直線で示し、π型分岐回路(各線路導体に
夫々直列に挿入される)3−1,3−2,3−3
…3−i,…も各分岐点ごとに1箇だけ図示して
いる。5−1,5−2,5−3,…5−i,…は
各分岐回路ごとに設けられた地絡表示装置で、そ
の機能については後述する。なお、この場合、電
力は本線に沿つて矢印方向に(この図の場合では
左端より右端へ向けて)伝送し、また各π型分岐
回路4−1,4−2,4−3,…の左側及び右側
に夫々附された記号K及びLは、電源側及び負荷
側を夫々意味する記号である。 第3図bは同図aの1点6(この図の場合では
π型分岐回路3−1及び3−2の中間)において
地絡事故が発生した場合の地絡表示装置5−1,
5−2,5−3,…5−i,…の動作状態を示す
図で、I0及びI0′は夫々地絡点6の左右を流れる零
相電流。V0は零相電圧である。第3図bに示す
通り、地絡電流I0及びI0′は共に地絡点6へ向けて
流入する。換言すれば地絡電流は地絡点6を境と
してその方向を反転する。 第4図はπ型分岐回路3に附属する地絡表示装
置5の原理を説明する等価回路及びその一部の具
体構造を示す図で1u,1v,1wは、本線1を
構成する線路導体、7uは絶縁体8を隔てて導体
1と対向する電圧検出用電極(導体1v,1wに
ついても電圧検出用電極7v,7wが設けられて
いるが図示しない)、Ciu,Civ,Ciwは夫導体1
u,1v,1wと前記電圧検出用電極7u,7
v,7wとの間の静電容量(結合容量)、C2は接
続点9と大地の間に挿入された静電容量(分圧容
量)である。従つて、線路導体1u,1v,1w
の対地電圧(相電圧)は結合容量Ciu,Civ,Ciw
及び分圧容量C2により分圧・合成されて接続点
9と大地の間に印加される。従つて、接続点9の
対地電圧V9は、 V9=kvpVO(kvp:常数) となつて、本線の零相電圧V0比例した値となる。 10u,10v,10wは線路導体1u,1v,
1wに装着されてその電流(相電流)を夫々検出
する電流変成器で、その構成は割り型であると、
分割型であるとを問わない。これら電流変成器の
出力は加算器11に入力し、合成される。加算器
11の出力をv11とすれば、 v11=kipIO(kip:常数) となり、本線を流れる零相電流IOに比例した値と
なる。12はV9(換言すれば零相電圧V0)を基準
としてV11(換言すれば零相電流IO)の位相を判別
する位相比較回路(13は位相比較回路12の出
力に応じて表示灯14を点滅する表示灯点滅回路
である。 以上の構成において、第3図bに示すように地
絡事故が発生すると、地絡点左右の三相電圧・電
流に不平衡が発生し、前述の零相電圧VO及び零
相電流IO、I0′が三相電圧・電流に重畳し、これ
らの量は各分岐回路に配置された地絡表示装置5
−1,5−2,5−3,…において検出される。
いま、零相電流IO,IO′の正方向を第3図のK→
L方向に予め定めるものとする。いま、電圧及び
電流の位相角を記号Vにより表示し、 φ0=<I0−<V0=<V11−<V9 により零相電流の位相角を表示するものとすれ
ば、零相電流が正方向(K→L方向)に流れると
きは、 −90°<φ0<90° の範囲にあり、逆方向(K←L方向)に流れる場
合にはφ0の値はこの範囲を逸脱する。ここで零
相電流IO,I′Oが正方向(K→L方向)に流れる場
合には表示灯14が点灯し、逆方向(K←L方
向)に流れる場合に表示灯14は点灯しないよう
に位相比較回路12及び表示灯点滅回路13を構
成すれば、第3図bにおいて地絡点6左側の地絡
表示装置5−1及び5−2の表示灯14−1及び
14−2は点灯し、地絡点右側の全地絡表示装置
5−3,5−4,…5−i,…の表示灯14−
3,14−4,…14−i,…は点灯しない。従
つて、地絡事故が発生した場合、電源2側よりの
順次地絡表示装置の表示灯の点滅の状態を点検し
てゆけば、地絡点6はπ型分岐回路3−2,3−
3の中間(地絡表示装置5−2,5−3の中間)
にあることが明らかとなる。従つて点検に当つて
は、地絡表示装置の表示灯が点灯している限り、
該地絡表示装置と電源間の線路に異常なく、地絡
点は更に電源より遠ざかる方向にあるものと理解
してよい。 このように第4図の構成によれば、電源が配電
線の建設当初の位置に存在している限り、地絡点
の位置(正確には地絡点の属する区間)を知るこ
とは容易である。しかし、配電系統内に発生した
障害の排除、機器類の保守点検等の事情により、
線路を当初の電源より切り離し、反対側の線路端
末に別個の電源を接続する場合があり、更にこの
状態のもとで線路に地絡事故が発生する場合があ
る。第3図cは、当所線路の左端に接続されてい
た電源が上述の理由により切り離され、右端に別
個の電源2′が接続された場合に地絡事故が発生
した場合の状態を示す図である。この場合、地絡
点6の左右を夫々流れる零相電流I0,I0′の方向
は第3図bの場合と変りないので、地絡点6左側
の全表示灯14−1,14−2は点灯し、同右側
の全表示灯14−3,14−i,…は点灯しな
い。この場合においても線路の左側より表示灯の
点灯状態を順次点検してゆけば、第3図bの場合
と同様に地絡点6の位置を発見することができ
る。しかし、現場の作業者は電源2′の位置が建
設当初の位置より変更された事実を知らされてい
ない場合が多く、このため、作業者は電源2′に
近い地絡表示装置(例えば第3図bの5−i)か
ら、電源2′から遠ざかる方向へ向つて(この図
の場合では左側へ向つて)、表示灯の点灯状態の
点検を開始しようとすることが多い。このため、
最初に点検した地絡表示装置5−iの表示灯14
−iが点灯していないと、作業者は地絡点は電源
2′に近づく方向(第3図cの場合では5−iの
右側)にあるものと誤つて判断したり、あるいは
該地絡表示装置は故障でないかと疑つたりする
等、現場に無用の混乱を招くことが少なくなかつ
た。 このような問題を解決するためには、電源の取
り付け位置が変更され、本線上の電力伝送方向が
反転した場合には、各地絡表示装置が自動的にこ
れを検出して零相電流の正方向を反転し(第3図
cの場合ではK←L方向、すなわち本線1上の電
力伝送方向を零相電流の正方向と定める)、これ
に基づいてその表示灯を点滅させる機能を持たせ
ることが望ましい。 本線上の電力伝送方向を検出する方法として
は、本線を構成する線路導体から任意の一つを抽
出してその相電圧及び相電流を検出し、両者の位
相を比較することにより、本線上の電力伝送方向
(常に、本線に沿つて、電源より遠ざかる方向に
向う)を判別する方法を考えることができる。第
5図はこの機能を有する地絡表示装置として現在
提案されているもののうち、代表的なものの構成
を示す図であり、第4図と同一の記号により表示
された構成要素の機能及びこれらの動作について
は同図の場合と代りないので説明を省略する。
Vsu,Vsv,Vswは夫々線路導体1u,1v,1
wの相電圧(対地電圧)、Isu,Isv,Iswは夫々こ
れらの導体を流れる相電流を意味する。C3u,
C3v,C3w、は本構成において新たに加入し
た分圧静電容量(容量値は同一)で、各線路導体
の絶縁体に密着した電圧検出用電極7u,7v,
7w(前出、但し第4図中には図示せず)と接続
点9の間に夫々挿入される。各線路導体の相電圧
は分圧されてこれらの静電容量に印加される。こ
こで、容量C3uに印加される電圧V3uは V3u=kvsVsu(kvs:常数) で、線路導体1uの相電圧に比例する。一方、容
量C2には各導体の相電圧は夫同一の分圧比で分
圧・印加されるため、接続点9の対地電圧V9(容
量C2への印加電圧)は V9=k′vpV0(k′vp:常数) となり、この電圧は高入カインピーダンスの差動
増幅器15により不平衡電圧に変換され、更に送
電方向判別回路16に入力する。10usは線路導
体1uに装着された相電流検出用の電流変成器
で、その構成・機能は他の電流変成器10u〜1
0wのそれと変わりない。同器の出力電圧をVio
とすれば、 Viu=kisIsu(kis=常数) となつて、導体1uの相電流に比例した値とな
り、この量は送電方向判別回路16へ出力する。
送電方向判別回路16の機能は位相比較回路12
のそれと実質的な差異はなく、V0及びI0に夫々比
例する2つの入力電圧の位相を比較することによ
り本線1上の電力伝送方向を判別して、これがK
→L方向(第3〜5図では左から右へ)のときに
は0(L)を、K←L方向の場合には1(H)を
夫々出力し、その出力は制御信号として位相反転
回路17へ入力する。位相反転回路17は加算器
11及び位相比較回路12の間に介在し、送電方
向判別回路16よりの制御信号がHの場合にのみ
入力信号(加算器11の出力)の位相を反転す
る。 以上の構成において、電源2が第3図a,bに
示すように本線1の左側に配置され、本線上を電
力がK→L方向に(左から右へ)伝送されるもの
とする。送電方向判別回路16では差動増幅器1
5及び電流変成器10usk出力(夫々Vsu及びI0
に比例する)の位相比較が行われる。 φs=<Viu−<V3u=<Isu−<Vsu とすれば、この場合は、 −90°<φs<90° であるため、送電方向判別回路16は電力伝送方
向をK→L方向と判別して、制御信号0を位相反
転回路17へ向けて出力する。一方、加算器11
の出力は第4図の場合と同じくKioIoであり、こ
の量は位相反転回路17において何等位相の変化
を受けることなく、これを通過して位相比較回路
12に入力する。他方、接続点9の電圧V9(K′vp
V0)も位相比較回路12に入力する。従つて位
相回路12,表示灯点滅回路13及び表示灯14
は第4図の場合と全く同一の動作を行う。すなわ
ち、第3図bの場合と同じく、地絡点6左側の全
地絡表示装置の表示灯は点灯し、右側のそれは点
灯しない。 第6図に示す通り、当初の電源2が切り離さ
れ、これに代わつて本線1の右端に電源2′が接
続された場合には、本線1上の電力伝送方向は反
転し、K←L方向(右から左へ)となる。この状
態のもとで地点6において地絡事故が発生した場
合には、前述した通り、送電方向判別回路16は
位相反転回路17へ向けて制御信号Hを出力する
ため、加算器11の出力V11(KipIO)は位相反転
回路17により位相を反転された後、位相比較回
路12に入力する。このため、零相電流がK→L
方向に向かうときは表示灯14は点灯せず、K←
L方向に向かうときに点灯する。この状態は第6
図に示す通りである。すなわち、第5図の装置に
よれば、本線上の電力伝送方向が零相電流の方向
と一致する領域内では地絡表示装置の表示灯が点
灯し、両者の方向が相反する領域内では点灯しな
い。すなわち、電源が線路の何れの端末に接続さ
れたかにかかわりなく、表示灯が点灯している場
合には当該地絡表示装置と電源の間の線路に異常
はなく、地絡点は電源より更に遠ざかる地点にあ
るものと判断して差し支えない。かくて前述の混
乱を回避することができる。 〔考案が解決しようとする問題点〕 しかし、線路として高電圧架空ケーブルが使用
される場合には、これに使用される接続体のT型
またはπ型分岐回路の絶縁体が極めて厚いため
に、線路導体−電圧検出電極間の静電容量(第4
図、第5図の結合容量Ciu〜Ciw)の値が5−6pF
と極めて小さな値となる。従つて第5図の構成に
おいては零相電圧VOの検出は若干の裕度をもつ
て可能ではあるが、相電圧Vsu〜Vswの検出値が
小さく、このため本線上の電力伝送方向の正確な
判別が困難となる欠点があつた。 〔課題を解決するための手段〕 本考案は以上に鑑みてなされたものであり、誤
動作の原因になり易い結合容量による相電圧検出
手段に依存することなく、常に正確な電力伝送方
向の判別が可能となる電力伝送方向判別装置を提
供する。即ち、本考案の電力伝送方向判別装置
は、本線線路導体に直列に挿入されたT型または
π分岐回路の左右に夫々1箇づつ配置された本線
電流検出手段と、 該分岐回路分岐線上に配置された分岐線電流検
出手段と、 前記各電流検出手段の検出値の位相比較に基づ
いて前記T型またはπ型分岐回路の左右あるいは
前記分岐線側の間の電源の位置変更に伴なつて生
じる位相反転の組合せを4つのパターンに類型化
し、このパターンから前記分岐回路の左右あるい
は前記分岐線側の何れに電源が位置するかを判別
する判別手段を有した構成である。 以下、本考案の地絡表示用の電力伝送方向判別
装置について詳細に説明する。 〔実施例〕 実施例の説明に先立ち、第2図を参照しなが
ら、後述の実施例の原理を説明する。第2図はπ
型分岐回路3と電源2との接続態様を分類整理し
て図示したもので、電源2が分岐回路の端子P1
〜P4の何れに接続されるかによつて4つのパタ
ーン1〜4に類型化することができる。I1,I2,
I3は夫々端子P1,P2,P3に接続された線路導体を
流れる電流で、その方向は図中の矢印及び図面下
側に附された表に示す通りである。いま、電流
I1,I2,I3が夫々端子P1,P2,P3へ流入する方向
を夫々これら電流の正方向と規定する。ここで、
便宜上、正方向に流れる電流の位相角を0、負方
向に流れる電流に位相角をπと表示し、電流I1,
I2,I3に位相角をパターン1,2,3,4につい
て夫々表示したのが第1表である。第2表は電流
I1の位相角を基準0として電流I2及びI3の相対的
位相角を第1表イ,ロに基づいて求め、これを表
示したものである。
【表】
〔考案の効果〕
以上説明した通り、本考案の地絡表示用の電力
伝送方向判別装置によれば、T型またはπ型分岐
回路の左右の本線上に夫々1箇、分岐線上に1箇
(合計3箇)の電流変成器を装着して当該線路導
体を流れる相電流を検出し、これら3つの検出電
圧の位相の比較に基づいて、本線上の電力伝送方
向を判別するようにしたため、絶縁体厚さの大き
い高電圧架空ケーブルに適用した場合において
も、充分の裕度をもつて本線上の電力伝送方向を
確実に判別することができるようになり、確実に
地絡事故点を標定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例、及びその地絡表示
装置の適用例を示す説明図。第2図はπ型分岐回
路に対する電源の接続の態様を分類整理して示す
説明図。第3図a〜cは配電線と直列に挿入され
たπ型分岐回路と、地絡時の地絡表示装置の動作
状態を示す説明図であり、aは正常の状態。b,
cは地絡時の状態。このうちbは電源が本線左側
にある場合、cは同右側にある場合を夫々示す。
第4図は従来の地絡表示装置の構成を示す説明
図。第5図は送電方向判別機能を有する地絡表示
装置として既に提案されているものを示す説明
図。第6図は第5図の装置の動作状態を示す説明
図。 符号の説明、1……本線、1u,1v,1w…
…各相の線路導体、3u,3v,3w……π型分
岐回路、4−1,4−1′、4−2,4−2′……
負荷、5−1,5−2……地絡表示装置、6……
地絡点、7,7u,7v,7w……電圧検出用電
極、8……絶縁体、9……接続点、10,101,
102,103,10u,10v,10w……電流変
成器、11……加算器、12……位相比較回路、
13……表示灯点滅回路、14,14−1,14
−2……表示灯、15……差動増幅器、18……
送電方向判別回路(3入力端子のもの)、20…
…電力伝送方向判別装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 本線線路導体に直列に挿入されたT型またはπ
    型分岐回路の左右に夫々1箇づつ配置された本線
    電流検出手段と、 該分岐回路分岐線上に配置された分岐線電流検
    出手段と、 前記各電流検出手段の検出値の位相比較に基づ
    いて前記T型またはπ型分岐回路の左右あるいは
    前記分岐線側の間の電源の位置変更に伴なつて生
    じる位相反転の組合せを4つのパターンに類型化
    し、このパターンから前記分岐回路の左右あるい
    は前記分岐線側の何れに電源が位置するかを判別
    する判別手段を有することを特徴とする配電線地
    絡表示用の電力伝送方向判別装置。
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