JPH0546154Y2 - - Google Patents

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JPH0546154Y2
JPH0546154Y2 JP1985140933U JP14093385U JPH0546154Y2 JP H0546154 Y2 JPH0546154 Y2 JP H0546154Y2 JP 1985140933 U JP1985140933 U JP 1985140933U JP 14093385 U JP14093385 U JP 14093385U JP H0546154 Y2 JPH0546154 Y2 JP H0546154Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は火災を感知する差動式熱感知器内の気
圧を外気と同じに保つための構造に関するもので
ある。
[背景技術] 従来の熱感知器としては、第9図に示すよう
に、感熱板4とシール板6とダイヤフラム5とで
感熱ブロツク2を構成し、上記感熱板4、シール
板6、及びダイヤフラム5にて形成された感熱室
7内の空気の膨張及び収縮によるダイヤフラム5
の変位で接点9の開閉を行い、上記シール板6に
空気孔(図示せず)を設け、緩慢な温度上昇につ
いてはこの空気孔から熱膨張した空気を逃がして
接点9が閉じないようにし、急激な温度上昇のと
きだけダイヤフラム5が上方に押し上げられて接
点9が閉じられるようにしたいわゆる差動式のも
のがある。
そして、この差動式熱感知器では、上記接点9
は接点ばね15に固着され、ダイヤフラム5の変
位により接点ばね15を駆動して接点9の開閉を
行うようにしてあり、、接点9及び接点ばね15
は感熱ブロツク2とボデイ1との間に形成される
接点収納室23内に配設してある。
このような差動式の熱感知器では、良好な差動
式の熱感知動作を可能とするために、差動式熱感
知器内の気圧を外気と同じ状態に保つ必要があ
る。
そこで、従来では第10図及び第11図に示す
ようにボデイ1に接点収納室23に連通する挿通
孔21を形成し、この挿通孔21を通して差動式
熱感知器内の気圧を外気と同じに保つようにして
ある。なお、上記差動式熱感知器の場合には、ボ
デイ1の下面(天井などへの取付面)に突起20
を形成し、この突起20に上記挿通孔21を穿孔
してある。
しかし、このように挿通孔21をボデイ1の下
面側に設けると、天井などから漏れる水が挿通孔
21を通して内部に浸入し、差動式熱感知器が壊
れるという恐れがある。
また、その他の方法として、第12図に示すよ
うに感熱ブロツク2とボデイ1との間に隙間22
を設けて、この隙間22を通して空気を逃がす方
法がある。しかし、この場合には上記隙間22が
大きくなり、この隙間22から塵や埃が入り込み
動作不良を起こすという恐れがあつた。
[考案の目的] 本考案は上述の点に鑑みて為されたものであ
り、その目的とするところは、水などの侵入の恐
れがなく、しかも塵や埃が入り込む恐れも少ない
差動式熱感知器を提供することにある。
[考案の開示] (実施例) 第1図乃至第8図に本考案の一実施例を示す。
本実施例の差動式熱感知器も、基本構成的には上
述したものと同じであり、感熱板4とダイヤフラ
ム5とシール板6とで感熱ブロツク2が構成さ
れ、この感熱ブロツク2をボデイ1の上面(天井
などへの取付面と反対の面)に載置して取り付け
てあり、感熱ブロツク2とボデイ1との間には接
点ばね15及び接点9を収める接点収納室23を
形成してある。
そして、本実施例の特徴とする点は、感熱ブロ
ツク2をボデイ1に対して直接に取り付けるので
はなく、リング状の固定部材3を用いて行い、こ
の固定部材3とボデイ1との当接部に接点収納室
23を外部と連通させる小間隙を部分的に形成し
てある点にある。
以下に本実施例の構成についてさらに詳述す
る。
感熱ブロツク2を構成する感熱板4とシール板
6とは、第5図に示すようにシーミング加工して
一体に組み合わされ、このシーミング加工を施し
た部分をボデイ1と固定部材3とで挟持して感熱
ブロツク2をボデイ1に固定するようにしてあ
る。なお、上記感熱板4には熱応動が良好となる
ようにメラニン焼付塗装を施してある。
ボデイ1は、第1図に示すように円形に形成さ
れ、感熱ブロツク2が取り付けられる上面の外周
部に、上記固定部材3を取り付ける取付部24を
周設してある。
この取付部24は、第1図及びこの第1図のA
部を拡大した第2図に示すように、ボデイ1の最
外周部のやや内側に周設された突条10と、この
突条10の内周側を第2図に示すように一段低く
して形成された段部12と、この段部12の内周
側をさらに一段低くして形成された当接部13と
からなる。
上記段部12上には、部分的に固定部材3を溶
着するためのリブ11を形成してある。そして、
ボデイ1上に感熱ブロツク2を載置した状態で、
感熱ブロツク2の上記シーミング部が当接部13
上に載置される。さらに、この取付部24には部
分的に溝16を形成してある。なお、第3図には
上記ボデイ1の溝16の形成部を外側から見た図
を示す。
このボデイ1の取付部24の内側はさらに低く
形成し、この部分に夫々先端に接点9が固着され
た2枚の接点ばね15を取り付ける構造としてあ
る(第9図参照)。ここで、上記接点ばね15の
取付は固定ねじ14にて行われ、各接点ばね15
が接点9が互いに対向するように取り付けられ
る。
ところで、本実施例に係る部分は熱を感知する
いわゆる感知器ヘツドに当たるものであり、天井
には感知回路などを内蔵する感知器ベースが設置
され、上記感知器ヘツドは感知器ベースに対して
着脱自在に取り付けられる。そこで、この感知器
ベースへの取付のためにボデイ1の下面には接続
端子19を設けてあり、この接続端子19も上記
固定ねじ14で接点ばね15と共に固定するよう
にしてある。なお、上記接続端子19で感知器ベ
ースへの機械的及び電気的な接続が行われる。
固定部材3は合成樹脂で形成され、その外形形
状がボデイ1の取付部24と略一致する大きさに
形成してある。そして、この固定部材3のボデイ
1の段部12に対応する位置には突条17を形成
し、さらにこの突条17の中央に沿つて断面が三
角形の突条18を形成してある。
本実施例の差動式熱感知器の組立は、ボデイ1
の段部12の内側に挟み込むようにして感熱ブロ
ツク2を仮固定し、その状態で感熱ブロツク2の
外周に固定部材3を圧着して嵌合する。これによ
り、上記感熱ブロツク2のシーミング部が、当接
部13とこの当接部13に対応する固定部材3の
突条17の内周部との間で挟持される。
そして、段部12に形成されたリブ11と当接
する固定部材3の突条18に超音波を当てて溶融
させリブ11と突条18とを溶着する。つまり、
上記突条18はいわゆるエネルギダイレクタとし
て働くのである。この状態で固定部材3をボデイ
1の取付部24に対して密着させるようにしてあ
る。
このように固定部材3をボデイ1に溶着する
と、感熱ブロツク2のシーミング部が固定部材3
とボデイ1との間に挟み込まれて固定される。
ところで、上述のようにして固定部材3をボデ
イ1の取付部24に対して密着させて内部を気密
状態に保つのであるが、本実施例の場合には上述
したように取付部24に溝16を形成してあるの
で、この取付部24の溝16部分に接点収納室2
3を外部に連通させる小間隙が形成されることに
なり、この小間隙を通して第8図中の破線矢印で
示すように接点収納室23内の空気を外部に逃が
すことができるようにしてある。
このようにして接点収納室23を外部と連通さ
せると、天井から漏れる水などが浸入する恐れが
なく、しかも塵や埃が接点収納室23内に入り込
むことを防止できる。しかも、本実施例の場合に
は小間隙が段状に形成されているので、接点収納
室23内への塵や埃の侵入を阻止する効果が高く
なつている。
なお、本実施例の場合には、固定部材3とボデ
イ1とで挟持して固定され内側に接点収納室23
を形成する突部を、感熱板4とシール板6とのシ
ーミング部を用いたが、突部を個別に形成しても
よいことは言うまでもない。
[考案の効果] 本考案は上述のように、感熱板とダイヤフラム
とで構成された感熱ブロツクと、感熱ブロツクが
取り付けられるボデイと、感熱ブロツクをボデイ
に固定する固定部材と、上記感熱板とダイヤフラ
ムとで形成される感熱室内の空気の膨張及び収縮
によるダイヤフラムの変位で駆動される接点ばね
と、上記接点ばねの駆動により開閉する接点とを
備え、感熱ブロツクのボデイに臨む面の外周にボ
デイ方向及び外側方向に突出させて突部を周設
し、ボデイに感熱ブロツクを載置することにより
突部の内側に形成される接点収納室内に上記接点
ばね及び接点を配置し、上記ボデイに感熱ブロツ
クを載置した状態で突部の外周を覆う段部を、感
熱ブロツクの突部が当接するボデイの当接部の外
周に突設し、感熱ブロツクの突部をボデイの当接
部との間で挟持する形で固定部材を段部と溶着し
てボデイに取り付け、感熱ブロツクの突部とボデ
イの当接部、及び固定部材とボデイの段部との間
に連続する溝を形成し、この溝で接点収納室を外
部に連通させる小間隙を構成してあるので、小間
隙を通して接点収納室内を外気と連通させ差動式
熱感知器内の気圧を外気に追随させて変化させる
ことができ、このため差動式熱感知器を良好に動
作させることができ、しかも固定部材とボデイと
の当接部に小間隙を形成してあるので、天井など
からの漏れる水が浸入することがなく、また小間
隙であるので、塵や埃などの侵入を防止すること
ができ、塵や埃により不動作状態になることを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のボデイを示す平面
図、第2図は第1図中のA部を拡大した斜視図、
第3図は第1図中のA部を外側から見た側面図、
第4図は感熱ブロツクの一部を破断した側面図、
第5図は第4図中のB部の拡大断面図、第6図は
固定部材の平面図、第7図は第6図中のA−
A′線で破断した拡大断面図、第8図は小間隙の
働きを示す断面図、第9図は従来の差動式熱感知
器の構成を示す断面図、第10図は従来の接点収
納室を外部と連通させる構造の説明図、第11図
は同上の要部の拡大断面図、第12図a,bは他
の従来の接点収納室を外部と連通させる構造の説
明図である。 1はボデイ、2は感熱ブロツク、3は固定部
材、4は感熱板、5はダイヤフラム、7は感熱
室、9は接点、15は接点ばね、16は溝、23
は接点収納室である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 感熱板とダイヤフラムとで構成された感熱ブロ
    ツクと、感熱ブロツクが取り付けられるボデイ
    と、感熱ブロツクをボデイに固定する固定部材
    と、上記感熱板とダイヤフラムとで形成される感
    熱室内の空気の膨張及び収縮によるダイヤフラム
    の変位で駆動される接点ばねと、上記接点ばねの
    駆動により開閉する接点とを備え、感熱ブロツク
    のボデイに臨む面の外周にボデイ方向及び外側方
    向に突出させて突部を周設し、ボデイに感熱ブロ
    ツクを載置することにより突部の内側に形成され
    る接点収納室内に上記接点ばね及び接点を配置
    し、上記ボデイに感熱ブロツクを載置した状態で
    突部の外周を覆う段部を、感熱ブロツクの突部が
    当接するボデイの当接部の外周に突設し、感熱ブ
    ロツクの突部をボデイの当接部との間で挟持する
    形で固定部材を段部と溶着してボデイに取り付
    け、感熱ブロツクの突部とボデイの当接部、及び
    固定部材とボデイの段部との間に連続する溝を形
    成し、この溝で接点収納室を外部に連通させる小
    間隙を構成して成ることを特徴とする差動式熱感
    知器。
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