JPH0547106U - 有底筒型インサートのキャップ - Google Patents

有底筒型インサートのキャップ

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JPH0547106U
JPH0547106U JP10481191U JP10481191U JPH0547106U JP H0547106 U JPH0547106 U JP H0547106U JP 10481191 U JP10481191 U JP 10481191U JP 10481191 U JP10481191 U JP 10481191U JP H0547106 U JPH0547106 U JP H0547106U
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Abstract

(57)【要約】 [目的] インサートに取り付けた際に該インサートの
開口部を閉塞するとともに開口側の端面を被覆して、成
形時および成形後においてはインサートの内部および外
端面を保護し、またインサートの底部を抜け易くして成
形後のインサートの使用を容易にする。 [構成] 有底筒型インサートの開口部に嵌合する筒状
の胴部と、該胴部の一端を閉塞する底壁と、前記胴部の
他端から半径方向外方に延びるフランジ部とを有し、底
壁は胴部との連結強度を低下させ、フランジ部はその軸
方向外方の面を外周縁に行くに従って次第に底部方向に
傾斜する斜面に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンクリート製のU字溝、桝、パネル等に埋設される有底筒型イン サートの開口部に取り付けるキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は以下のようになっていた。図9において、1は金属製のインサートであ り、左端が閉塞されかつ右端が開口する有底円筒状の主体2を形成し、該主体2 内の開口部(右部)を平滑な嵌合孔3に、また内深部(左部)にめねじ4を形成 する。また、上記主体2の左端に軟質プラスチック材により円錐状に形成された 突起体5を左方に向けて突出固定する。
【0003】 上記インサート1は、図10の如くして型枠に取付ける。図10において、6 は型枠であり、固定枠7と可動枠8とを離間対面させて両者間に成形室9を形成 する。上記可動枠8は固定枠7に対して右方に離間可能となっている。上記可動 枠8に小径の通し孔10を貫通形成するとともに、該通し孔10の周部にナット 11を外方に向けて溶接固定し、このナット11に支持軸12を外方からねじ嵌 合させる。上記支持軸12はその左端部12aを成形室9内に突出させ、該左端 部12aに前述したインサート1の嵌合孔3を嵌合させる。またインサート1の 突起体5の左端を固定枠7に圧接させ、インサート1を固定枠7と可動枠8とに より挾持することにより、該インサート1を支持軸12に同軸に支持する。そし て、上記成形室9内にコンクリート(ア)を充填する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のものは、インサート1が支持軸12に遊嵌しているため、成形時に セメントを含んだ水がその開口側から浸入し、インサート1が支持軸12に固着 されたり、インサート1内に形成しためねじ4が目詰まりしたり、また上記セメ ントを含んだ水がナット11と支持軸12とのねじ嵌合部に浸入して支持軸12 がナットに固着されて離脱不能になる欠点があった。また、離型後にインサート 1が外部に開口し、インサート1内に雨水が浸入してめねじ4が錆びたり、イン サート1の外端面1aが錆びたりする欠点があった。本考案は上記欠点を解消し た新規な有底筒型インサートのキャップを得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、以下の如く構成したものである。即ち 、有底筒型インサートの開口部を閉塞するキャップを設け、該キャップは、前記 インサートの開口部に嵌合する筒状の胴部と、該胴部の一端を閉塞する底壁と、 前記胴部の他端から半径方向外方に延びるフランジ部とを有し、前記底壁は胴部 と一体に成形するとともにその外周縁を薄肉に形成して強度を低下させ、フラン ジ部はその軸方向外方の面を外周縁に行くに従って次第に底部方向に傾斜する斜 面に形成する構成にしたものである。
【0006】 上記底壁は胴部と一体に形成するとともに、その外周縁に不連続かつ細い線状 のスリットを形成し、該スリットにより底壁と胴部と分断するようにしてもよい 。また、上記底壁は胴部と別体に形成して該胴部の一端部に圧入するようにして もよく。さらに上記底壁は胴部と一体に成形するとともに、該底壁にその軸心部 から放射方向に延びる多数の細い線状のスリットを形成し、該スリットにより上 記底壁を周方向に分割するようにしてもよい。
【0007】
【作用】
本考案は上記構成にしたものであるから、キャップの胴部をその底壁側からイ ンサートの開口部に嵌合させると、該キャップはその胴部および底壁によりイン サートの開口部を閉塞し、そのフランジ部がインサートの開口側の端面に当接し て該端面を被覆することになる。また上記胴部を型枠から成形室に向けて突出さ せた支持軸に嵌合させると、インサートがキャップを介して上記支持軸に支持さ れ、この状態で上記成形室に生コンクリートを充填すると、該生コンクリートは 上記キャップによってインサート内への流入が阻止される一方、キャップのフラ ンジ部の斜面と型枠との間隙部に流入してキャップがインサートから離脱するの を阻止する。また成形後に突き棒またはインサート内に捩じ込む吊り金具等の突 き具によりキャップの底壁を内方に押すと、該底壁が胴部から内方に分離あるい は内方に屈曲し、インサートの閉塞が解除されることになる。
【0008】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図において、図1は本考案に よるキャップをインサートに取り付けた状態の断面図、図2は本考案によるキャ ップの第1実施例を示す拡大断面図、図3はその左側面図、図4は本考案による 第1実施例のキャップが装着されたインサートを型枠に設置した状態の断面図、 図5はコンクリート成形品の要部拡大断面図、図6は本考案によるキャップの第 2実施例を示す断面図、図7は本考案によるキャップの第3実施例を示す断面図 、図8はその左側面図である。図1において、1は従来と同様のインサートであ り、有底円筒状に形成された主体2内の開口部(右部)を平滑な嵌合孔3に、ま た内深部(左部)にめねじ4を形成し、主体2の左端に軟質プラスチック製の突 起体5を左方に向けて突出固定してなる。
【0009】 15は上記インサート1の嵌合孔3に圧入したプラスチック製のキャップであ り、図2および図3に示すようになっている。即ち、上記インサート1の嵌合孔 3に嵌合する円筒状の胴部16、該胴部16の左端を閉塞する底壁17および上 記胴部16の右端から半径方向外方に延びるフランジ部18とを一体に有する。 上記胴部16の内面16aの内径はインサート1のめねじ4の谷径よりも若干大 径に形成し、また上記底壁17はその外周縁部を薄肉に形成するとともに、該外 周縁部と胴部16の内面16aとの境界部に、図3に示すように細い線状のスリ ット19を不連続に形成し、該スリット19により底壁17を胴部16から分離 させる。このスリット19が形成された胴部16の内面16aとの境界部は互い に接触して雨水の流通を阻止し、スリット19が切れた2箇所の不連続部20は 成形時に材料を注入するゲート部とする。また、フランジ部18はその軸方向外 方の面つまり右端面外周縁に行くに従って次第に底部方向に傾斜する斜面18a に形成する。
【0010】 上記キャップ15が装着されたインサート1は、図4に示す如くして型枠6に 支持される。即ち、可動枠8の外面(右面)に筒体13を通し孔10と同軸に配 置して溶接固定し、この筒体13に支持軸12を外方から摺動可能に嵌合させ、 止めピン14を上記筒体13および支持軸12にその直交方向(上方向)から挿 通して支持軸12を抜け止めする。上記支持軸12はその左端部12aを成形室 9内に突出させ、該左端部12aにインサート1に嵌合したキャップ15の胴部 16を嵌合する。またインサート1の突起体5の左端を固定枠7に圧接させ、イ ンサート1を固定枠7と可動枠8とにより挾持して、該インサート1をキャップ 15を介して支持軸12に同軸に支持する。そして、上記成形室9内に生コンク リート(ア)を充填し、これを硬化させて型枠6を外して図5に示すようにコン クリート成形品30を得る。
【0011】 上記実施例によれば、インサート1の開口端部はキャップ15により閉塞され ているので、成形時にセメントを含んだ水が該インサート1内に浸入しなくなり 、筒体13のめねじ4は目詰まりしなくなる。またキャップ15のフランジ部1 8が可動枠8に形成した通し孔10を閉塞するので、上記セメントを含んだ水が 通し孔10に向かって流出しなくなり、支持軸12が筒体13に固着しなくなる 。またフランジ部18の斜面18aと可動枠8との間に間隙部が発生するので、 この間隙部に成形時のセメントが流入し、該流入したセメント30aによってキ ャップ15がインサート1から外方に離脱しなくなる。また、離型後の成形品内 に埋設されたインサート1の内部および外端面1aは、キャップ15の胴部16 ,17およびフランジ部18により閉塞されて風雨に晒されなくなり、インサー ト1に錆びが発生しなくなる。
【0012】 そして、インサート1を活用する際においては、図5に示すように、突き棒ま たはインサート1内に捩じ込む吊り金具等の突き具31によりキャップ15の底 壁17を内方に押すと、該底壁17が胴部16から内方に分離し、インサート1 の閉塞が解除され、これによりインサート1内に吊り金具(図示省略)を捩じ込 むことができる。
【0013】 図6はキャップ15の第2実施例を示し、このものはプラスチック材によりイ ンサート1の嵌合孔3に嵌合する円筒状の胴部16および該胴部16の右端から 半径方向外方に延びるフランジ部18を一体に形成するとともに、該フランジ部 18の軸方向外方の面つまり右端面を外周縁に行くに従って次第に底部方向に傾 斜する斜面18aに形成する。そして、胴部16の左端に別途円板状に形成され た底壁17を圧入して該胴部16の左端を閉塞する。
【0014】 また、図7はキャップ15の第3実施例を示し、このものはプラスチック材に よりインサート1の嵌合孔3に嵌合する円筒状の胴部16、該胴部16の左端を 閉塞する底壁17および胴部16の右端から半径方向外方に延びるフランジ部1 8を一体に形成するとともに、フランジ部18の軸方向外方の面つまり右端面を 外周縁に行くに従って次第に底部方向に傾斜する斜面18aに形成し、上記底壁 17に図8に示すようにその軸心部から放射方向に延びる多数の細い線状のスリ ット21を形成し、該スリット21により上記底壁17を周方向に分割する。上 記スリット21が形成された底壁17の分割部は互いに接触させて雨水の流通を 阻止する。
【0015】 図6に示す第2実施例のキャップ15は、インサート1に装着された状態で突 き具(31)により底壁17を内方(左方)に押すと、図6仮想線で示すように 上記底壁17が胴部16から離脱し、上記インサート1の閉塞が解除され、これ によりインサート1内に吊り金具(図示省略)を捩じ込むことができる。また、 図7に示す第3実施例のキャップ15は、インサート1に装着された状態で突き 具(31)により底壁17を内方(左方)に押すと、図7仮想線で示すように上 記底壁17が胴部16から左方に屈曲して上記インサート1の閉塞が解除され、 これによりインサート1内に吊り金具(図示省略)を捩じ込むことができる。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明から明らかな如く、本考案によれば、キャップをインサートの開口 部に嵌合させると、キャップの胴部および底壁がインサートの開口部を閉塞し、 フランジ部がインサートの開口側の端面を被覆するので、成形時にセメントを含 んだ水がインサート内に浸入しなくなり、また成形後においてはインサートの内 部および外端面が外部から密閉されて錆びなくなるとともに、キャップのフラン ジ部の斜面が成形時のセメントにより囲繞されてインサートから離脱しなくなる 。また成形後に突き具によりキャップの底壁を内方に軽く押すと、該底壁が胴部 から内方に分離あるいは内方に屈曲してインサートの閉塞が解除され、該インサ ートに吊り金具、支持棒等を円滑に嵌合させることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるキャップをインサートに取り付け
た状態の断面図である。
【図2】本考案によるキャップの第1実施例を示す拡大
断面図である。
【図3】図2の左側面図である。
【図4】本考案による第1実施例のキャップが装着され
たインサートを型枠に設置した状態の断面図である。
【図5】コンクリート成形品の要部拡大断面図である。
【図6】本考案によるキャップの第2実施例を示す断面
図である。
【図7】本考案によるキャップの第3実施例を示す断面
図である。
【図8】図7の左側面図である。
【図9】従来例を示すインサートの断面図である。
【図10】従来のインサートを型枠に設置した状態の断
面図である。
【符号の説明】
1 インサート 2 主体 3 嵌合孔(開口部) 4 めねじ 5 突起 6 型枠 7 固定枠 8 可動枠 9 成形室 10 通し孔 12 支持軸 13 筒体 14 止めピン 15 キャップ 16 胴部 17 底壁 18 フランジ部 18a 斜面 19 スリット 20 不連続部 30 成形品 30a セメント 31 突き具

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒型インサートの開口部を閉塞する
    キャップを設け、該キャップは、前記インサートの開口
    部に嵌合する筒状の胴部と、該胴部の一端を閉塞する底
    壁と、前記胴部の他端から半径方向外方に延びるフラン
    ジ部とを有し、前記底壁は胴部と一体に成形するととも
    にその外周縁を薄肉に形成して強度を低下させ、フラン
    ジ部はその軸方向外方の面を外周縁に行くに従って次第
    に底部方向に傾斜する斜面に形成したことを特徴とする
    有底筒型インサートのキャップ。
  2. 【請求項2】 前記底壁は胴部と一体に形成するととも
    に、その外周縁に不連続かつ細い線状のスリットを形成
    し、該スリットにより底壁と胴部と分断したことを特徴
    とする請求項1記載の有底筒型インサートのキャップ。
  3. 【請求項3】 前記底壁は胴部と別体に形成して該胴部
    の一端部に圧入したことを特徴とする請求項1記載の有
    底筒型インサートのキャップ。
  4. 【請求項4】 前記底壁は胴部と一体に成形するととも
    に、該底壁にその軸心部から放射方向に延びる多数の細
    い線状のスリットを形成し、該スリットにより前記底壁
    を周方向に分割したことを特徴とする請求項1記載の有
    底筒型インサートのキャップ。
JP10481191U 1991-11-26 1991-11-26 有底筒型インサートのキャップ Expired - Lifetime JPH079927Y2 (ja)

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