JPH05471U - 本及びブツクカバー - Google Patents

本及びブツクカバー

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JPH05471U
JPH05471U JP4806691U JP4806691U JPH05471U JP H05471 U JPH05471 U JP H05471U JP 4806691 U JP4806691 U JP 4806691U JP 4806691 U JP4806691 U JP 4806691U JP H05471 U JPH05471 U JP H05471U
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JP
Japan
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book
leather
paper
parts
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP4806691U
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English (en)
Inventor
員義 若田
和夫 戸谷
和彦 河野
俊介 塩井
Original Assignee
神崎製紙株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 皮革様の感触を楽しめ、且つ印刷作業性等の
良好な本及びブックカバーを提供する。 【構成】 本の表紙の表面の全体或いは少なくとも一部
分が、発泡性マイクロカプセルと接着剤を含有し、且つ
摩擦角が30〜55°である層を有することを特徴とす
る本。また、本と接触しない面側の全体或いは少なくと
も一部分が、発泡性マイクロカプセルと接着剤を含有
し、且つ摩擦角が30〜55°である層を有することを
特徴とするブックカバー。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は本及びブックカバーに関し、特に皮革様の感触を楽しめ、且つ印刷作 業性等の良好な本及びブックカバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本の表紙は、一般に紙,合成紙,不織布,フィルム,布,皮,合成皮革等が基 材として使用されており、中でも紙,合成紙,不織布,フィルム等は安価であり 、印刷を施すなど容易に装飾性を高められるため広く使用されている。しかしこ れらの基材は、手に触れた感触が冷たく薄ぺらで厚み感に乏しく高級感に欠ける 。一方、布,皮,合成皮革等は手に触れた感触がシットリとしており、高級感は あるものの表紙用としては高価であり極一部で使用されているだけである。
【0003】 ブックカバーは、本が汚れないように保護したり、本の装飾性を高めるために 広く使用されている。このブックカバーも一般に紙,合成紙,不織布,フィルム ,布,皮,合成皮革等が基材として使用されている。
【0004】 一方、発泡性マイクロカプセル含有塗工層を設けたシートが皮革様風合を有す る事は既に知られているが、該塗工層を設けたシートは、一般に滑り性が悪い為 に印刷作業性が劣り、本の取り扱い性が悪いと言った問題点を有している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案者らは、かかる現状に鑑み、本の表紙やブックカバーの基材について鋭 意研究した結果、紙,合成紙,不織布,フィルム等を支持体とした表面に発泡性 マイクロカプセルを含有する塗工層を設け、且つその摩擦角を30〜55°にし たシートを用いる事により、安価で且つ皮革様の風合があり、印刷作業性に優れ た本やブックカバーが得られる事を見出し本考案に到った。
【0006】
【課題を解決する為の手段】
本考案は、本の表紙の表面の全体或いは少なくとも一部分が、発泡性マイクロ カプセルと接着剤を含有し、且つ摩擦角が30〜55°である層を有することを 特徴とする本である。 また本考案は、本と接触しない面側の全体或いは少なくとも一部分が、発泡性 マイクロカプセルと接着剤を含有し、且つ摩擦角が30〜55°である層を有す ることを特徴とするブックカバーである。
【0007】
【作用】
本考案は、紙,合成紙,不織布,フィルム等の基材の表面に、摩擦角が30〜 55°となるように発泡性マイクロカプセルと接着剤を少なくとも含有する層を 設けたシートを用い、当業界公知の形態に加工され、必要に応じて片面或いは両 面に装飾用の印刷が施され、本の表紙或いはブックカバーとするものである。
【0008】 発泡性マイクロカプセルと接着剤を少なくとも含有する層は皮革様風合を有し 、且つ印刷等作業性が良好であるには、該層の摩擦角が30〜55°、好ましく は35〜45°の範囲が良い。因に、30°以下では皮革様風合が極めて小さい ものとなり、一方、55°以上では、滑り性が悪い為に枚葉印刷で見当合わせが 正確に行い難い、不揃いな枚葉の束を揃え難い、本棚に本を収納し難いと言った 問題が起こる。尚、本考案における摩擦角は、J.Tappi紙パルプ試験法N o31−79に準拠して、上質紙に対する摩擦角を測定したものである。
【0009】 発泡性マイクロカプセルは、例えば芯物質としてn−ブタン,i−ブタン,ペ ンタン,ネオペンタンの様な低沸点の炭化水素を内包し、カプセルの壁膜剤とし て塩化ビニリデン,アクリロニトリル,メチルメタクリレートの様な(メタ)ア クリル酸エステル,スチレンの様な芳香族ビニル化合物を主成分とする熱可塑性 樹脂を使用したマイクロカプセルがあり、市販品としては、マツモトマイクロス フェアF−30,F−50,F−80(松本油脂製)、エクスパンセルWU−6 42,WU−551,WU−462(エクスパンセル社製)等が例示できる。
【0010】 接着剤としては、水性系として塗布する場合には、ラテックス系バインダー, 水溶性バインダー,非水性として塗布する場合には、油溶性バインダーが使用さ れる。また電子線或いは紫外線で硬化する場合には、エチレン性不飽和結合を有 するモノマー,オリゴマー或いはプレポリマーが使用される。
【0011】 ここで使用されるラテックス系バインダーとしては、スチレン・ブタジエン系 ラテックス,アクリロニトリル・ブタジエン系ラテックス,メチルメタクリレー ト・ブタジエン系ラテックス,アクリル酸エステル系ラテックス,酢酸ビニル系 ラテックス,塩化ビニル系ラテックス,及びこれらにアクリル酸の如き官能基を 含有させたものが挙げられる。
【0012】 水溶性バインダーとしては、ゼラチン,カゼイン等のプロテイン類、エーテル 化澱粉,エステル化澱粉,酸化澱粉等の澱粉類、カルボキシメチルセルロース, ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース類、アルギン酸ソーダ,アラビヤゴ ム等の多糖類の如き水溶性天然高分子化合物、ポリビニルアルコール,ポリアク リル酸,ポリビニルピロリドン,ポリアクリルアミド,マレイン酸共重合体等の 如き水溶性合成高分子化合物が挙げられる。
【0013】 油溶性バインダーとしては、各種ロジン,コーパル,ダルマン等の天然樹脂、 エチルセルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,ヒドロキシエチルセルロー ス,セルロースアセテートプロピオネート,重合ロジン,エステルガム,等の半 合成樹脂、フェノール樹脂メラミン樹脂,キシレン樹脂,尿素樹脂,石油樹脂, アルキド樹脂,アクリル樹脂,塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体,ポリアミド樹 脂,ポリウレタン,エポキシ樹脂等の合成樹脂が挙げられる。
【0014】 また電子線或いは紫外線で硬化するエチレン性不飽和結合を有するモノマー, オリゴマー,プレポリマーとしては、各種単官能,多官能の(メタ)アクリル酸 エステル類,ポリエステルアクリレート,ポリウレタンアクリレート等従来公知 の化合物があげられる。 なかでもガラス転移点が40℃以下の接着剤が皮革様風合の効果の点で好まし い。
【0015】 前記発泡性マイクロカプセルと接着剤は、通常接着剤100重量部に対して発 泡性マイクロカプセルが1〜90重量部、好ましくは3〜50重量部、より好ま しくは5〜30重量部になる様に調製される。
【0016】 また発泡性マイクロカプセルと接着剤を主成分とする塗料には、摩擦角を制 御する,インキ受理性を良くする,静電気による印刷トラブルを防止する, ブロッキング防止等の目的の為に、シリカ,水酸化アルミニウム,炭酸カルシ ウム,カオリン,酸化チタン,プラスチックピグメント等の顔料、ポリエチレン ワックス等の離型剤、界面活性剤、分散剤、帯電防止剤、酸化防止剤、消泡剤、 着色剤、蛍光染料等の助剤を必要に応じて添加する事もできる。 該塗料は、例えば水や有機溶剤等の媒体に発泡性マイクロカプセル及び必要に より顔料等の助剤を添加し、更に接着剤を添加して調製する。
【0017】 本考案における支持体としては、上質紙,コート紙,アート紙,キャストコー ト紙,クラフト紙,合成紙,フィルム,不織布,金属蒸着紙,金属箔等の通常本 の表紙やブックカバーに使用されるものが使用できる。勿論、有色の支持体を用 い、装飾性を高めることもできる。また、塗布方法についても限定されず、例え ばバーコーター,エアーナイフコーター,グラビアコーター,ロールコーター等 の公知の塗工機が使用できる。
【0018】 マイクロカプセル含有塗料の塗布量は、一般には皮革様風合の効果とコストの 面から乾燥後の塗布量が1〜20g/m2 程度、好ましくは3〜15g/m2 と なる様に調整される。 マイクロカプセルの発泡は、通常カプセル塗料を基材に塗布する際の乾燥段階 で行われるが、場合によってはコーター等による再加熱或いは印刷工程中の加熱 によっても可能である。その際の加熱温度は、使用するカプセル壁膜のガラス転 移点や処理時間等により変わりい一概に言えないが、市販のカプセルの場合90 〜170℃に設定するのが好ましい。加熱方法としては、熱風、熱ロール,赤外 線ヒーター,マイクロ波等の従来公知の方法を使用できる。尚、支持体と皮革様 塗工層の密着性が不充分な場合には、支持体に予めプライマー処理を施すとよい 。
【0019】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本考案を説明するが、本考案は実施例のみに限定される ものではない。また、特に断らない限り、例中の部、%は重量部、重量%を示す 。
【0020】 実施例1 発泡性マイクロカプセル含有塗料として下記組成の塗料を調製し、80g/m 2 の着色クラフト紙(大昭和製紙製;<SSS>タッチ,レザー,ブラウン)の 表面に乾燥重量が10g/m2 となるようにエアーナイフコーターで塗布し14 0℃で乾燥して皮革様シートを得た。この皮革様シートの摩擦角は45°であっ た。 〔発泡性マイクロカプセル含有塗料〕 発泡性マイクロカプセル(商品名:エクスパンセルWU−642、エクスパンセ ル社製) 5部 スチレン・ブタジエンラテックス(商品名:P−9Y86、住友ノーガタック社 製、固形分濃度49%) 90部 水酸化アルミニウム(商品名:ハイジライトH−42、昭和電工製) 45部 アニオン系帯電防止剤(商品名:ケミスタット6120、三洋化成製) 5部 水 105部 〔本の表紙の作成〕 得られた皮革用シートに、オフセット輪転印刷機で印刷し本の表紙を作成した 。尚、印刷の際のトラブルはなかった。
【0021】 比較例1 発泡性マイクロカプセル含有塗料として下記組成の塗料を用いた以外は実施例 1と同様にして皮革様シートを得た。この皮革様シートの摩擦角は65°であっ た。 〔発泡性マイクロカプセル含有塗料〕 発泡性マイクロカプセル(商品名:エクスパンセルWU−642、エクスパンセ ル社製) 5部 スチレン・ブタジエンラテックス(商品名:P−9Y86、住友ノーガタック社 製、固形分濃度49%) 90部 アニオン系帯電防止剤(商品名:ケミスタット6120、三洋化成製) 5部 水 20部 〔本の表紙の作成〕 得られた皮革用シートに、オフセット輪転印刷機で印刷したが、ロールとの滑 り性が悪くスムーズに通紙できなかった。また、シートカット後の紙揃えも行い 難かった。
【0022】 比較例2 発泡性マイクロカプセル含有塗料として下記組成の塗料を用いた以外は実施例 1と同様にして皮革様シートを得た。この皮革様シートの摩擦角は28°であっ た。 〔発泡性マイクロカプセル含有塗料〕 発泡性マイクロカプセル(商品名:エクスパンセルWU−642、エクスパンセ ル社製) 0.5部 スチレン・ブタジエンラテックス(商品名:L−2301、旭化成社製、固形分 濃度50%) 90部 アニオン系帯電防止剤(商品名:ケミスタット6120、三洋化成製) 5部 水酸化アルミニウム(商品名:ハイジライトH−42、昭和電工製) 45部 水 105部 〔本の表紙の作成〕 得られた皮革用シートに、オフセット平判印刷機で印刷し、本の表紙を作成し た。印刷の際の作業性は問題なかったが、皮革様の風合に乏しいものであった。
【0023】 実施例2 実施例1で得られた発泡性マイクロカプセル含有塗料を120g/m2 の着色 クラフト紙の表面に乾燥重量が7g/m2 になるようにバーコーターで塗布し1 40℃で乾燥して皮革様シートを得た。この皮革様シートの摩擦角は43°であ った。 〔ブックカバーの作成〕 得られた皮革用シートに、オフセット平判印刷機で印刷しブックカバーを作成 した。尚、印刷の際のトラブルはなかった。
【0024】 比較例3 発泡性マイクロカプセル含有塗料として下記組成の塗料を用いた以外は実施例 2と同様にして皮革様シートを得た。この皮革様シートの摩擦角は65°であっ た。 〔発泡性マイクロカプセル含有塗料〕 発泡性マイクロカプセル(商品名:エクスパンセルWU−642、エクスパンセ ル社製) 10部 スチレン・ブタジエンラテックス(商品名:P−9Y86、住友ノーガタック社 製、固形分濃度49%) 90部 アニオン系帯電防止剤(商品名:ケミスタット6120、三洋化成製) 5部 水 20部 〔ブックカバーの作成〕 得られた皮革用シートに、オフセット輪転印刷機で印刷したが、ロールとの滑 り性が悪くスムーズに通紙できなかった。また、シートカット後の紙揃えも行い 難かった。
【0025】 比較例4 発泡性マイクロカプセル含有塗料として下記組成の塗料を用いた以外は実施例 2と同様にして皮革様シートを得た。この皮革様シートの摩擦角は28°であっ た。 〔発泡性マイクロカプセル含有塗料〕 発泡性マイクロカプセル(商品名:エクスパンセルWU−642、エクスパンセ ル社製) 1.0部 スチレン・ブタジエンラテックス(商品名:L−2301、旭化成社製、固形分 濃度50%) 90部 アニオン系帯電防止剤(商品名:ケミスタット6120、三洋化成製) 5部 水酸化アルミニウム(商品名:ハイジライトH−42、昭和電工製) 45部 水 105部 〔ブックカバーの作成〕 得られた皮革用シートに、オフセット平判印刷機で印刷し、ブックカバーを作 成した。印刷の際の作業性は問題なかったが、皮革様の風合に乏しいものであっ た。
【0026】
【考案の効果】
実施例1で得た本の表紙は、合成皮革の風合を有し、且つ印刷時の作業性も全 く問題なかった。実施例2で得たブックカバーもまた、合成皮革の風合を有し、 且つ印刷時の作業性も全く問題なかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本考案の本を説明する断面図である。
【図2】 図2は本考案のブックカバーを説明する断面
図である。
【符号の説明】
1:本 2:表紙 3:発泡性マイクロカプセル含有層 4:ブックカバー 5:本 6:発泡性マイクロカプセル含有層 7:表紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 塩井 俊介 兵庫県尼崎市常光寺4丁目3番1号 神崎 製紙株式会社神崎工場内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本の表紙の表面の全体或いは少なくとも
    一部分が、発泡性マイクロカプセルと接着剤を含有し、
    且つ摩擦角が30〜55°である層を有することを特徴
    とする本。
  2. 【請求項2】 本と接触しない面側の全体或いは少なく
    とも一部分が、発泡性マイクロカプセルと接着剤を含有
    し、且つ摩擦角が30〜55°である層を有することを
    特徴とするブックカバー。
JP4806691U 1991-06-25 1991-06-25 本及びブツクカバー Pending JPH05471U (ja)

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JP4806691U JPH05471U (ja) 1991-06-25 1991-06-25 本及びブツクカバー

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008110849A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成処理システム

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