JPH0549821A - 塩化ビニル系重合体の脱水分離方法 - Google Patents
塩化ビニル系重合体の脱水分離方法Info
- Publication number
- JPH0549821A JPH0549821A JP3201782A JP20178291A JPH0549821A JP H0549821 A JPH0549821 A JP H0549821A JP 3201782 A JP3201782 A JP 3201782A JP 20178291 A JP20178291 A JP 20178291A JP H0549821 A JPH0549821 A JP H0549821A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vinyl chloride
- slurry
- filtration
- dehydrating
- solid content
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 塩化ビニル系重合体スラリーから水性媒体を
吸引濾過して塩化ビニル系重合体を脱水分離する方法に
おいて、 (1)濾過脱水機の濾過面を重合体スラリー中に入れ
て、スラリー中の固形分を濾過面に吸引付着させる工程 (2)スラリー外にあって付着した固形分を吸引脱水す
る工程及び (3)付着した固形分を濾過面から剥離する工程 を順次経ることを特徴とする塩化ビニル系重合体の脱水
分離方法。 【効果】 脱水効率が良好で、乾燥時熱エネルギーを節
約できる。
吸引濾過して塩化ビニル系重合体を脱水分離する方法に
おいて、 (1)濾過脱水機の濾過面を重合体スラリー中に入れ
て、スラリー中の固形分を濾過面に吸引付着させる工程 (2)スラリー外にあって付着した固形分を吸引脱水す
る工程及び (3)付着した固形分を濾過面から剥離する工程 を順次経ることを特徴とする塩化ビニル系重合体の脱水
分離方法。 【効果】 脱水効率が良好で、乾燥時熱エネルギーを節
約できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塩化ビニル系重合体スラ
リーから塩化ビニル系重合体を脱水分離する方法に関す
るものであり、特に懸濁重合法で得られる塩化ビニル系
重合体スラリーを真空脱水機に供給して含水率の低い脱
水ケーキを得る脱水方法に関する。
リーから塩化ビニル系重合体を脱水分離する方法に関す
るものであり、特に懸濁重合法で得られる塩化ビニル系
重合体スラリーを真空脱水機に供給して含水率の低い脱
水ケーキを得る脱水方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】塩化ビニル系重合体は、一
般に塩化ビニル又は塩化ビニルを主成分とする単量体を
重合器内で水性媒体中で懸濁重合することにより大量生
産されている。この懸濁重合法においては重合器内で生
成する塩化ビニル系重合体スラリーを減圧下での加熱処
理又はスチームによる加熱処理等により未反応の塩化ビ
ニル単量体を回収した後に、スラリータンクに貯蔵し、
ここから該重合体スラリーを連続的に脱水機に供給して
脱水し、この脱水された重合体ケーキを乾燥工程に移送
して乾燥することにより製品とされる。
般に塩化ビニル又は塩化ビニルを主成分とする単量体を
重合器内で水性媒体中で懸濁重合することにより大量生
産されている。この懸濁重合法においては重合器内で生
成する塩化ビニル系重合体スラリーを減圧下での加熱処
理又はスチームによる加熱処理等により未反応の塩化ビ
ニル単量体を回収した後に、スラリータンクに貯蔵し、
ここから該重合体スラリーを連続的に脱水機に供給して
脱水し、この脱水された重合体ケーキを乾燥工程に移送
して乾燥することにより製品とされる。
【0003】上記脱水機における脱水操作としては通
常、遠心分離器が広く使用されている。この脱水機にお
いては、脱水効率をできるだけ高くすることが乾燥工程
における熱エネルギーコストを低減させるうえで有利で
あるが、工業的には一般にこの脱水効率として重合体ケ
ーキ中の含水率が約30%付近である。脱水効率をさら
に向上させることは、遠心分離器の性能、脱水操作の長
時間化等の問題があるため工業的には困難が伴う。
常、遠心分離器が広く使用されている。この脱水機にお
いては、脱水効率をできるだけ高くすることが乾燥工程
における熱エネルギーコストを低減させるうえで有利で
あるが、工業的には一般にこの脱水効率として重合体ケ
ーキ中の含水率が約30%付近である。脱水効率をさら
に向上させることは、遠心分離器の性能、脱水操作の長
時間化等の問題があるため工業的には困難が伴う。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、塩化ビニ
ル系重合体スラリーの脱水方法に係る上記問題点に鑑
み、脱水効率の良い工業的に有利な脱水方法を確立すべ
く鋭意検討を重ねた結果、塩化ビニル系重合体スラリー
を、例えば回転体を有する真空濾過脱水機を用い、該回
転体の濾過面の付着固形分の厚みを特定厚みにして脱水
処理することにより脱水効率を著しく向上させることが
出来ることを見出し、本発明を完成するに至った。
ル系重合体スラリーの脱水方法に係る上記問題点に鑑
み、脱水効率の良い工業的に有利な脱水方法を確立すべ
く鋭意検討を重ねた結果、塩化ビニル系重合体スラリー
を、例えば回転体を有する真空濾過脱水機を用い、該回
転体の濾過面の付着固形分の厚みを特定厚みにして脱水
処理することにより脱水効率を著しく向上させることが
出来ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明の要旨は、塩化ビニル又
は塩化ビニルを主成分とする単量体を水性媒体中で重合
して得られた重合体スラリーから水性媒体を吸引濾過し
て塩化ビニル系重合体を脱水分離する方法において、
(1)濾過脱水機の濾過面を重合体スラリー中に入れ
て、スラリー中の固形分を濾過面に吸引付着させる工
程、(2)スラリー外において付着した固形分を吸引脱
水乾燥する工程及び(3)付着した固形分を濾過面から
剥離する工程を順次経ることを特徴とする塩化ビニル系
重合体の脱水分離方法及びその脱水装置にある。
は塩化ビニルを主成分とする単量体を水性媒体中で重合
して得られた重合体スラリーから水性媒体を吸引濾過し
て塩化ビニル系重合体を脱水分離する方法において、
(1)濾過脱水機の濾過面を重合体スラリー中に入れ
て、スラリー中の固形分を濾過面に吸引付着させる工
程、(2)スラリー外において付着した固形分を吸引脱
水乾燥する工程及び(3)付着した固形分を濾過面から
剥離する工程を順次経ることを特徴とする塩化ビニル系
重合体の脱水分離方法及びその脱水装置にある。
【0006】以下、本発明につきさらに詳細に説明す
る。本発明方法において使用される塩化ビニル系単量体
としては、塩化ビニル単量体それ自体のほか、塩化ビニ
ル単量体を主体とする、塩化ビニル単量体及びこれと共
重合可能な単量体の混合物であってもよい。この共重合
可能な単量体としては、エチレン、プロピレンなどのオ
レフイン類、酢酸ビニル、ステアリン酸ビニルなどのビ
ニルエステル類、エチルビニルエーテル、セチルビニル
エーテルなどのビニルエーテル類、アクリル酸エステ
ル、マレイン酸或いはフマル酸のエステル類及び無水物
などの不飽和カルボン酸誘導体、スチレンなどの芳香族
ビニル化合物、アクリロニトリルなどの不飽和ニトリル
化合物のような従来知られている塩化ビニルと共重合可
能な単量体は何れも使用できる。
る。本発明方法において使用される塩化ビニル系単量体
としては、塩化ビニル単量体それ自体のほか、塩化ビニ
ル単量体を主体とする、塩化ビニル単量体及びこれと共
重合可能な単量体の混合物であってもよい。この共重合
可能な単量体としては、エチレン、プロピレンなどのオ
レフイン類、酢酸ビニル、ステアリン酸ビニルなどのビ
ニルエステル類、エチルビニルエーテル、セチルビニル
エーテルなどのビニルエーテル類、アクリル酸エステ
ル、マレイン酸或いはフマル酸のエステル類及び無水物
などの不飽和カルボン酸誘導体、スチレンなどの芳香族
ビニル化合物、アクリロニトリルなどの不飽和ニトリル
化合物のような従来知られている塩化ビニルと共重合可
能な単量体は何れも使用できる。
【0007】塩化ビニル系単量体の重合には、通常知ら
れている塩化ビニル系単量体の水性媒体中での重合処方
が全て採用され、使用される分散剤、乳化剤、重合開始
剤などは特殊のものである必要はなく、汎用されている
分散剤、乳化剤、重合開始剤を用いることができる。例
えば、分散剤、乳化剤としては、ポリ酢酸ビニルの部分
ケン化物、アクリル酸共重合体、無水マレイン酸共重合
体、セルロース誘導体、ゼラチン、デン粉などのような
保護コロイド性の薬剤、又は天然高分子化合物、高級脂
肪酸と多価アルコールとのエステル類、ポリオキシエチ
レン誘導体などのノニオン界面活性剤、高級脂肪酸の金
属塩、高級アルコール硫酸エステルのアルカリ塩などの
アニオン界面活性剤などが用いられる。これらの分散
剤、乳化剤の使用量は特に制限はなく、その種類、攪拌
効率、重合温度、共重合可能な他の単量体の種類と組
成、塩化ビニル系重合体の粒径によって異なるが、一般
には塩化ビニル系単量体の総量に対して0.01〜2重
量%、好ましくは0.03〜1重量%の範囲内で用いら
れる。
れている塩化ビニル系単量体の水性媒体中での重合処方
が全て採用され、使用される分散剤、乳化剤、重合開始
剤などは特殊のものである必要はなく、汎用されている
分散剤、乳化剤、重合開始剤を用いることができる。例
えば、分散剤、乳化剤としては、ポリ酢酸ビニルの部分
ケン化物、アクリル酸共重合体、無水マレイン酸共重合
体、セルロース誘導体、ゼラチン、デン粉などのような
保護コロイド性の薬剤、又は天然高分子化合物、高級脂
肪酸と多価アルコールとのエステル類、ポリオキシエチ
レン誘導体などのノニオン界面活性剤、高級脂肪酸の金
属塩、高級アルコール硫酸エステルのアルカリ塩などの
アニオン界面活性剤などが用いられる。これらの分散
剤、乳化剤の使用量は特に制限はなく、その種類、攪拌
効率、重合温度、共重合可能な他の単量体の種類と組
成、塩化ビニル系重合体の粒径によって異なるが、一般
には塩化ビニル系単量体の総量に対して0.01〜2重
量%、好ましくは0.03〜1重量%の範囲内で用いら
れる。
【0008】重合開始剤としては、ベンゾイルパーオキ
シド、ラウロイルパーオキシド、t−ブチルパーオキシ
ピバレート、α−クミルパーオキシネオデカノエート、
ジオクチルパーオキシジカーボネート、t−ブチルパー
オキシジカーボネート、ジイソプロピルパーオキシジカ
ーボネート、アセチルシクロヘキシルスルホニルペルオ
キシドなどの有機過酸化物、アゾビスイソブチロニトリ
ル、ジメチルバレロニトリルなどのアゾ化合物、過硫酸
カリウム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩等が使用
される。これらの重合開始剤の使用量は、一般に塩化ビ
ニル系単量体の総量に対して0.01〜1重量%の範囲
である。
シド、ラウロイルパーオキシド、t−ブチルパーオキシ
ピバレート、α−クミルパーオキシネオデカノエート、
ジオクチルパーオキシジカーボネート、t−ブチルパー
オキシジカーボネート、ジイソプロピルパーオキシジカ
ーボネート、アセチルシクロヘキシルスルホニルペルオ
キシドなどの有機過酸化物、アゾビスイソブチロニトリ
ル、ジメチルバレロニトリルなどのアゾ化合物、過硫酸
カリウム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩等が使用
される。これらの重合開始剤の使用量は、一般に塩化ビ
ニル系単量体の総量に対して0.01〜1重量%の範囲
である。
【0009】また、塩化ビニル系単量体の重合反応に際
し、一般に知られている重合助剤、例えば、トリクロル
エチレン、ドデシルメルカプタン、2−メルカプトエタ
ノール、プロピオンアルデヒド等の連鎖移動剤、酸化防
止剤等を任意に使用することは何ら差支えない。塩化ビ
ニル系単量体の重合方法としては、特に制限はなく、塩
化ビニル単量体、または塩化ビニル単量体を主体とし、
これと共重合可能な単量体との混合物は、重合開始時に
一括して仕込んでもよいし、あるいは塩化ビニル単量体
の一部を重合開始時に仕込み、残部を重合開始後に連続
的に仕込むこともできる。重合温度は用いる重合開始剤
の種類、重合方法等によって異なるが0〜90℃の範
囲、特に40〜70℃の範囲で行なうのが好適である。
し、一般に知られている重合助剤、例えば、トリクロル
エチレン、ドデシルメルカプタン、2−メルカプトエタ
ノール、プロピオンアルデヒド等の連鎖移動剤、酸化防
止剤等を任意に使用することは何ら差支えない。塩化ビ
ニル系単量体の重合方法としては、特に制限はなく、塩
化ビニル単量体、または塩化ビニル単量体を主体とし、
これと共重合可能な単量体との混合物は、重合開始時に
一括して仕込んでもよいし、あるいは塩化ビニル単量体
の一部を重合開始時に仕込み、残部を重合開始後に連続
的に仕込むこともできる。重合温度は用いる重合開始剤
の種類、重合方法等によって異なるが0〜90℃の範
囲、特に40〜70℃の範囲で行なうのが好適である。
【0010】上記の懸濁重合反応で生成する塩化ビニル
系重合体スラリーは、減圧下での加熱処理又はスチーム
による加熱処理等により未反応の塩化ビニル系単量体を
回収した後にブローダウンタンク或はブレンドタンク等
のスラリータンクに移送され、一旦貯蔵される。本発明
においては、上述のようにして製造された塩化ビニル系
重合体スラリーを吸引濾過脱水装置に供給して脱水処理
される。本発明で用いられる吸引濾過脱水装置として
は、例えば、内部にそれぞれ減圧または加圧することが
できるようになった区画をもつ回転体を濾過脱水機と
し、その回転体が重合体スラリー中に入った濾過工程中
に回転体中の負圧によりスラリー中の固形分を回転体の
濾過面に付着させ、回転体がスラリー外に出た脱水工程
時に回転体内の負圧により回転体表面の付着固形分中の
水分を真空脱水及び通気乾燥して付着ケーキにし、回転
体のスラリーに入る前のケーキ剥離工程中に回転体内の
加圧ガスパージにより付着ケーキを剥離して塩化ビニル
系重合体と水性媒体とを分離する工程から構成されてい
る。重合体スラリーの濾過脱水装置への供給は、濾過脱
水機の種類によって異なるけれども、連続的に又は間欠
的に供給することができる。
系重合体スラリーは、減圧下での加熱処理又はスチーム
による加熱処理等により未反応の塩化ビニル系単量体を
回収した後にブローダウンタンク或はブレンドタンク等
のスラリータンクに移送され、一旦貯蔵される。本発明
においては、上述のようにして製造された塩化ビニル系
重合体スラリーを吸引濾過脱水装置に供給して脱水処理
される。本発明で用いられる吸引濾過脱水装置として
は、例えば、内部にそれぞれ減圧または加圧することが
できるようになった区画をもつ回転体を濾過脱水機と
し、その回転体が重合体スラリー中に入った濾過工程中
に回転体中の負圧によりスラリー中の固形分を回転体の
濾過面に付着させ、回転体がスラリー外に出た脱水工程
時に回転体内の負圧により回転体表面の付着固形分中の
水分を真空脱水及び通気乾燥して付着ケーキにし、回転
体のスラリーに入る前のケーキ剥離工程中に回転体内の
加圧ガスパージにより付着ケーキを剥離して塩化ビニル
系重合体と水性媒体とを分離する工程から構成されてい
る。重合体スラリーの濾過脱水装置への供給は、濾過脱
水機の種類によって異なるけれども、連続的に又は間欠
的に供給することができる。
【0011】本発明方法を図面を用いて説明する。図1
は、本発明の脱水装置の概略を示す説明図、図2は、図
1記載の装置における濾過脱水分離の各工程を説明する
説明図、図3は、本発明装置の運転条件を設定するため
の実験装置である。図中、符号1はスラリー槽2にその
一部を浸漬した濾過脱水機(回転体,以下真空ドラムと
いう)、3は真空ドラム1に掛け回わした無端状の濾
布、4は塩化ビニル系重合体スラリーの攪拌機、5はケ
ーキ剥離用のスクレーパ(かき取板)、6はケーキ受
器、7は塩化ビニル系重合体スラリー供給用ポンプ、8
は真空ドラム1からの濾液受タンク、9は真空ポンプ、
10は濾液取出用ポンプ、11はケーキ剥離工程時に真
空ドラムへの圧縮空気パージ用のエアーコンプレッサー
である。
は、本発明の脱水装置の概略を示す説明図、図2は、図
1記載の装置における濾過脱水分離の各工程を説明する
説明図、図3は、本発明装置の運転条件を設定するため
の実験装置である。図中、符号1はスラリー槽2にその
一部を浸漬した濾過脱水機(回転体,以下真空ドラムと
いう)、3は真空ドラム1に掛け回わした無端状の濾
布、4は塩化ビニル系重合体スラリーの攪拌機、5はケ
ーキ剥離用のスクレーパ(かき取板)、6はケーキ受
器、7は塩化ビニル系重合体スラリー供給用ポンプ、8
は真空ドラム1からの濾液受タンク、9は真空ポンプ、
10は濾液取出用ポンプ、11はケーキ剥離工程時に真
空ドラムへの圧縮空気パージ用のエアーコンプレッサー
である。
【0012】本発明の装置の作用を具体的に説明する
と、まず、スラリー槽2に供給された塩化ビニル系重合
体スラリーは、真空ポンプ9が作動された状態で真空ド
ラム1の回転に伴って、真空ドラム1がスラリー槽2内
の塩化ビニル系重合体スラリー中に入って、該スラリー
中を通過する間に、真空ドラム1内の負圧によりスラリ
ー中の固形分(塩化ビニル系重合体)を真空ドラム1の
濾過面の濾布3に付着させる(濾過工程)。そして、真
空ドラム1がスラリー水面から外部に出た時に、真空ド
ラム1内の負圧により固形分中の水分を吸引して真空脱
水すると共に空気を吸引して通気乾燥してケーキにし
(脱水工程)、次いで、真空ドラム1が再びスラリー槽
2のスラリー内に入る前に、真空ドラム1内の圧縮空気
によるバックパージエアーにより及びかき取板5により
付着ケーキを剥離し、剥離ケーキをケーキ受器6に回収
する(剥離工程)。一方、真空ドラム1の減圧により、
濾布を通過した濾液は、真空ドラム1から濾液受タンク
8に移送され、濾液取出用ポンプ10より排出される。
と、まず、スラリー槽2に供給された塩化ビニル系重合
体スラリーは、真空ポンプ9が作動された状態で真空ド
ラム1の回転に伴って、真空ドラム1がスラリー槽2内
の塩化ビニル系重合体スラリー中に入って、該スラリー
中を通過する間に、真空ドラム1内の負圧によりスラリ
ー中の固形分(塩化ビニル系重合体)を真空ドラム1の
濾過面の濾布3に付着させる(濾過工程)。そして、真
空ドラム1がスラリー水面から外部に出た時に、真空ド
ラム1内の負圧により固形分中の水分を吸引して真空脱
水すると共に空気を吸引して通気乾燥してケーキにし
(脱水工程)、次いで、真空ドラム1が再びスラリー槽
2のスラリー内に入る前に、真空ドラム1内の圧縮空気
によるバックパージエアーにより及びかき取板5により
付着ケーキを剥離し、剥離ケーキをケーキ受器6に回収
する(剥離工程)。一方、真空ドラム1の減圧により、
濾布を通過した濾液は、真空ドラム1から濾液受タンク
8に移送され、濾液取出用ポンプ10より排出される。
【0013】上記真空ドラム1の回転数としては1〜1
0rpm、望ましくは2〜6rpmの範囲であり、その
滞留時間としては濾過工程で0.1〜3秒、脱水工程で
1〜20秒、ケーキ剥離工程で0.5〜2秒の範囲であ
る。まは、操作圧としては濾過工程で50〜500mmH
g、脱水工程で50〜750mmHg、ケーキ剥離工程での
パージ圧力で0.5〜1.0kg/cm2Gの範囲である。
0rpm、望ましくは2〜6rpmの範囲であり、その
滞留時間としては濾過工程で0.1〜3秒、脱水工程で
1〜20秒、ケーキ剥離工程で0.5〜2秒の範囲であ
る。まは、操作圧としては濾過工程で50〜500mmH
g、脱水工程で50〜750mmHg、ケーキ剥離工程での
パージ圧力で0.5〜1.0kg/cm2Gの範囲である。
【0014】さらに濾布3としてはポリプロピレン、ポ
リエチレン、ナイロン、ビニロン等の各種繊維の織布の
濾材が用いられ、その通気度とし1500〜2000(c
c/cm 2 sec )の範囲であり、市販品としてはPP303
(ポリプロピレン)、PO801(ポリエチレン)、N
Y201,NY202(ナイロン)が好適に使用され
る。
リエチレン、ナイロン、ビニロン等の各種繊維の織布の
濾材が用いられ、その通気度とし1500〜2000(c
c/cm 2 sec )の範囲であり、市販品としてはPP303
(ポリプロピレン)、PO801(ポリエチレン)、N
Y201,NY202(ナイロン)が好適に使用され
る。
【0015】また、塩化ビニル系重合体(PVC)のス
ラリー濃度としては、通常20〜40重量%の範囲であ
り、その重合体スラリー中のPVCの粒子径としては
0.1〜250μm、望ましくは100〜250μmの
範囲である。上記濾過工程時のスラリー温度は通常10
〜80℃の範囲である。本発明においては、上記真空ド
ラムの濾布表面の付着ケーキの厚みを20mm以下、好ま
しくは5〜20mmの範囲とするのが望ましく、付着ケー
キの厚みが上限より大きいとPVCケーキの含水率が著
しく高くなるので好ましくない。該付着ケーキの厚みの
調節は、PVCスラリー濃度、濾布の種類または濾過工
程時の圧力等を選択,調整することにより行う。
ラリー濃度としては、通常20〜40重量%の範囲であ
り、その重合体スラリー中のPVCの粒子径としては
0.1〜250μm、望ましくは100〜250μmの
範囲である。上記濾過工程時のスラリー温度は通常10
〜80℃の範囲である。本発明においては、上記真空ド
ラムの濾布表面の付着ケーキの厚みを20mm以下、好ま
しくは5〜20mmの範囲とするのが望ましく、付着ケー
キの厚みが上限より大きいとPVCケーキの含水率が著
しく高くなるので好ましくない。該付着ケーキの厚みの
調節は、PVCスラリー濃度、濾布の種類または濾過工
程時の圧力等を選択,調整することにより行う。
【0016】さらに、本発明で使用しうる濾過脱水機
は、上述のドラム形式以外にデイスク形式やベルト形式
のものであってもよい。
は、上述のドラム形式以外にデイスク形式やベルト形式
のものであってもよい。
実施例1〜8 塩化ビニル単量体を重合器内で水性媒体中で公知の方法
に従って重合することにより濃度28.6wt%のPV
Cスラリー(平均重合度1100、平均粒子径150μ
m)を得た。該PVCスラリーを、スラリー温度50℃
で、図3に示す実験装置(リーフテスト装置)を用いて
真空脱水試験を行った。すなわち、図3において、濾布
33としてNY202(ナイロン)を用いたリーフテス
ター31(濾過面積0.005m2 )をPVCスラリー
32中に下方に向けて入れ、表1に示す条件下で所定時
間真空圧を作用させて定圧濾過を行ない、次いでリーフ
テスター31を、該スラリーから、減圧に保ったまま取
り出し、所定時間吸引して通気脱水を行った後、真空圧
を断ち、代りに圧縮空気(空気圧0.5kg/cm2G)を送
入して付着ケーキの剥離を行った。その結果を表1に示
す。
に従って重合することにより濃度28.6wt%のPV
Cスラリー(平均重合度1100、平均粒子径150μ
m)を得た。該PVCスラリーを、スラリー温度50℃
で、図3に示す実験装置(リーフテスト装置)を用いて
真空脱水試験を行った。すなわち、図3において、濾布
33としてNY202(ナイロン)を用いたリーフテス
ター31(濾過面積0.005m2 )をPVCスラリー
32中に下方に向けて入れ、表1に示す条件下で所定時
間真空圧を作用させて定圧濾過を行ない、次いでリーフ
テスター31を、該スラリーから、減圧に保ったまま取
り出し、所定時間吸引して通気脱水を行った後、真空圧
を断ち、代りに圧縮空気(空気圧0.5kg/cm2G)を送
入して付着ケーキの剥離を行った。その結果を表1に示
す。
【0017】
【表1】
【0018】比較例1 実施例1において真空濾過脱水装置のかわりにスクリュ
ー排出型の遠心脱水機(遠心力3000G)を用いてP
VCスラリーの脱水を行った。得られた脱水ケーキの含
水率は30wt%であった。
ー排出型の遠心脱水機(遠心力3000G)を用いてP
VCスラリーの脱水を行った。得られた脱水ケーキの含
水率は30wt%であった。
【0019】比較例2 実施例1において真空濾過脱水装置のかわりに加圧脱水
機(フィルタープレス)を用いて100kg/cm2Gの圧力
で20分間PVCスラリーの脱水を行った。得られた脱
水ケーキの含水率は25wt%であった。
機(フィルタープレス)を用いて100kg/cm2Gの圧力
で20分間PVCスラリーの脱水を行った。得られた脱
水ケーキの含水率は25wt%であった。
【0020】
【発明の効果】本発明方法は、塩化ビニル系重合体スラ
リーから塩化ビニル系重合体と水性媒体とを脱水分離す
るのに減圧(真空)濾過脱水機を採用したため、濾過時
間,減圧度,濾布等を選択することにより、濾過面に付
着する塩化ビニル系重合体の厚みを調節することがで
き、延いては脱水効率を上げることができる。特にその
厚みを20mm以下にすることにより、遠心分離器を採用
したものより顕著な脱水効率を示す。したがって、その
後乾燥工程においても熱エネルギーを減ずることができ
る。
リーから塩化ビニル系重合体と水性媒体とを脱水分離す
るのに減圧(真空)濾過脱水機を採用したため、濾過時
間,減圧度,濾布等を選択することにより、濾過面に付
着する塩化ビニル系重合体の厚みを調節することがで
き、延いては脱水効率を上げることができる。特にその
厚みを20mm以下にすることにより、遠心分離器を採用
したものより顕著な脱水効率を示す。したがって、その
後乾燥工程においても熱エネルギーを減ずることができ
る。
【0021】また、減圧濾過脱水機は、遠心分離器に比
較して消費電力が少なく、仮に濾過面に付着する塩化ビ
ニル系重合体の厚みが20mmより大きくなり、かつ含水
率が遠心分離器採用の場合と同じ程度であっても、その
採用は、省エネルギーの見地から、工業的利用価値が頗
る大きい。さらに、本発明方法によれば、真空で吸引さ
れるので、濾過脱水された塩化ビニル系重合体中の塩化
ビニルモノマーが少なくなるという効果も奏する。
較して消費電力が少なく、仮に濾過面に付着する塩化ビ
ニル系重合体の厚みが20mmより大きくなり、かつ含水
率が遠心分離器採用の場合と同じ程度であっても、その
採用は、省エネルギーの見地から、工業的利用価値が頗
る大きい。さらに、本発明方法によれば、真空で吸引さ
れるので、濾過脱水された塩化ビニル系重合体中の塩化
ビニルモノマーが少なくなるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脱水装置の概略を示す説明図
【図2】図1記載の装置における濾過脱水分離の各工程
を説明する説明図
を説明する説明図
【図3】本発明装置の運転条件を設定するための実験装
置
置
1,31 濾過脱水機 2,32 重合体スラリー槽 3,33 濾布 5 スクレーパ 11 エアーコンプレッサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 6/24 MFP 8016−4J
Claims (6)
- 【請求項1】 塩化ビニル又は塩化ビニルを主成分とす
る単量体を水性媒体中で重合して得られた重合体スラリ
ーから水性媒体を吸引濾過して塩化ビニル系重合体を脱
水分離する方法において、 (1)濾過脱水機の濾過面を重合体スラリー中に入れ
て、スラリー中の固形分を濾過面に吸引付着させる工
程、 (2)スラリー外において付着した固形分を吸引脱水乾
燥する工程及び (3)付着した固形分を濾過面から剥離する工程 を順次経ることを特徴とする塩化ビニル系重合体の脱水
分離方法。 - 【請求項2】 重合体スラリーの固形分濃度が20重量
%以上である請求項1記載の塩化ビニル系重合体の脱水
分離方法。 - 【請求項3】 濾過面への付着固形分の厚みを20mm以
下とする請求項1または請求項2記載の塩化ビニル系重
合体の脱水分離方法。 - 【請求項4】 付着固形分剥離の際濾過裏面より加圧ガ
スをパージする請求項1ないし請求項3記載の塩化ビニ
ル系重合体の脱水分離方法。 - 【請求項5】 濾過脱水機が内部にそれぞれ減圧または
加圧することができるようになった区画をもつ回転体で
ある請求項1ないし請求項4記載の塩化ビニル系重合体
の脱水分離方法。 - 【請求項6】 胴部が無端状の濾布の掛け回しにより濾
過面を形成した水平軸を中心に回転する真空ドラム形の
濾過脱水機であって、該濾過脱水機は一部が被濾過スラ
リー中に入るように配置されており、回転により濾過面
はスラリー中を通過する際にスラリー中の固形分である
塩化ビニル系重合体を付着させ、スラリー水面から外部
に出た時に固形分中の水分を吸引して脱水すると共に通
気乾燥してケーキにし、次いで濾過脱水機内の圧縮空気
によるバックパージエアー及びかき取り板により濾過面
より付着ケーキを剥離回収するようになされている塩化
ビニル系重合体スラリーの脱水装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3201782A JPH0549821A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 塩化ビニル系重合体の脱水分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3201782A JPH0549821A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 塩化ビニル系重合体の脱水分離方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0549821A true JPH0549821A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=16446856
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3201782A Pending JPH0549821A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 塩化ビニル系重合体の脱水分離方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0549821A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107540190A (zh) * | 2017-10-11 | 2018-01-05 | 佛山市绿星环保科技有限公司 | 一种滚筒式脱水机 |
-
1991
- 1991-08-12 JP JP3201782A patent/JPH0549821A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107540190A (zh) * | 2017-10-11 | 2018-01-05 | 佛山市绿星环保科技有限公司 | 一种滚筒式脱水机 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| NO752072L (ja) | ||
| EP0047253B1 (en) | Process for recovering vinyl polymers from emulsion polymerization latices | |
| US4952558A (en) | Preparation of copolymers of ethylenically unsaturated dicarboxylic anhydrides and alkyl vinyl ethers | |
| JP2003514083A5 (ja) | ||
| JPH0549821A (ja) | 塩化ビニル系重合体の脱水分離方法 | |
| JPH06343805A (ja) | 塩化ビニル系重合体の脱水方法 | |
| RO109655B1 (ro) | Procedeu de obtinere a unor mase termoplastice, pe baza de (co)polimer de clorura de vinil si pe baza de esteri ai acidului poliacrilic | |
| RU2161162C2 (ru) | Способ получения (со)полихлоропреновых латексов, клеящее вещество, добавка, (со)полихлоропреновый латекс | |
| CN1519291A (zh) | 无纺织物粘合剂中引入自交联聚合物用于改进预润湿巾的湿强度 | |
| JPS62132517A (ja) | 分散粒子スラリ−からの水の除去方法 | |
| JP5210705B2 (ja) | アクリロニトリル系ポリマーの製造方法 | |
| NO164601B (no) | Fremgangsmaate for suspensjonspolymerisasjon av vinylklorid-monomer. | |
| JPH0725936A (ja) | 濾過脱水方法 | |
| JPS6231964B2 (ja) | ||
| JPH0464325B2 (ja) | ||
| CA1111182A (en) | Process for improving the properties of pulverulent polyvinyl chloride | |
| JP3709918B2 (ja) | 塩化ビニル系重合体の製造方法 | |
| TW202547891A (zh) | 聚乙烯醇樹脂之製造方法 | |
| JPH066605B2 (ja) | 塩化ビニル系樹脂の製造方法 | |
| NO752238L (ja) | ||
| JP3012703B2 (ja) | 無水マレイン酸−アルキルビニルエーテル共重合体の製造法 | |
| JP2003261615A (ja) | 乳化重合系ポリマーの製造方法および製造装置 | |
| JP3639473B2 (ja) | 塩化ビニル重合体の製造方法 | |
| JPH0222081B2 (ja) | ||
| EP1076068B1 (en) | Preparation of vinyl chloride polymer |