JPH055032A - ポリアリ−レンスルフイドエ−テルおよびその製造方法並びにその組成物 - Google Patents

ポリアリ−レンスルフイドエ−テルおよびその製造方法並びにその組成物

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JPH055032A
JPH055032A JP3208758A JP20875891A JPH055032A JP H055032 A JPH055032 A JP H055032A JP 3208758 A JP3208758 A JP 3208758A JP 20875891 A JP20875891 A JP 20875891A JP H055032 A JPH055032 A JP H055032A
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sulfide
halogen
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alkali metal
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JP3208758A
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Yoshiaki Nakamura
義明 中村
Chikaya Shinohara
周也 篠原
Hiroshi Nakanishi
宏 中西
Yutaka Takei
豊 武井
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Tohto Kasei Co Ltd
Original Assignee
Tohto Kasei Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyethers (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】優れた耐熱性、機械的性質、電気的性質、化学
的性質及び成形加工性を有するポリマ−及びその製造方
法並びに該ポリマ−を含む熱可塑性樹脂組成物を提供す
る 【構成】−[−Ar1−(−S−Ar1−)n−O−Ar2
O−]m− (式中、Ar1は、OあるいはSに結合している炭素原
子の少なくともパラ位またはオルト位に電子吸引性の基
を有する2価の芳香族ハロゲン残基、Ar2はレゾルシ
ン、ビスフェノ−ルA等の2価の芳香族フェノ−ル残
基、n及びmは重合度を示し、100>n>0、m>1
である)の一般式で表わされるポリアリ−レンスルフィ
ドエ−テル類。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なポリアリ−レン
スルフィドエ−テル類及びその製造方法並びにその重合
体を含む耐熱性の熱可塑性樹脂組成物に関し、更に詳し
くは、分子の繰り返し単位内に重合度nのスルフィド結
合部分を有する重合度mのエ−テル結合部分を有するポ
リアリ−レンスルフィドエ−テル類及びその製造方法並
びにその重合体を含む耐熱性の熱可塑性樹脂組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリアリ−レンスルフィド類は耐
熱性の樹脂として公知である。例えば、特公昭45−3
368号には各種のポリハロ芳香族化合物から得られる
ポリアリ−レンスルフィド類が記載されている。更に、
特開昭60−58435号には耐熱性のポリフェニレン
ケトンスルフィドが、また、USP4102875号、
4016145号、4301274号、4070349
号、4125525号、4127713号には耐熱性の
ポリフェニレンスルホンスルフィドが、それぞれ記載さ
れている。
【0003】しかしながら、これらのポリアリ−レンス
ルフィドは、耐熱性及び成形時の流動性は良好である
が、固くて脆く靱性に欠ける欠点を有していた。更に、
スルホンやケトン結合を含有するポリアリ−レンスルフ
ィドは、熔融粘度の熱安定性が悪く、加工時に著しく増
粘したりして、一定の品質のものが得がたいという欠点
があった。
【0004】一方、芳香族ポリエ−テル類についても公
知である。例えば、特公昭42−7799号、R.N,
Jonhson他;J.Polyn.Sci.,A−
1,5,2375(1967)には各種の構造を有する
芳香族ポリエ−テルが記載されている。中でも主鎖にケ
トン基やスルホン基といった電子吸引性の基を有する芳
香族ポリエ−テルは、耐熱性、機械的性質及び電気的性
質に優れた樹脂であることが知られており、特に、熱時
の強靱性、粘り強さが優れている。
【0005】しかしながら、塩素系溶剤、環状エ−テル
等の有機極性溶媒に対する耐薬品性に欠け、成形時の熔
融粘度が高く、しかも、せん断速度依存性が小さく、そ
のため、特に無機充填材を配合した時は、樹脂温度を3
50℃〜410℃の様な高温にしなければ成形できない
という欠点を有していた。
【0006】ポリアリ−レンスルフィドと芳香族ポリエ
−テルの両者の欠点を改良すべく、従来より幾つかの提
案が行なわれている。例えば、特開昭61−22521
8号、特開昭61−247755号、特開昭62−20
5157号、特開昭62−119268号には、ポリフ
ェニレンスルフィドとポリスルホンのブロック共重合体
類、例えば
【0007】
【化2】
【0008】等が例示されている。また特開昭61−7
2020号、特開昭61−76523号、特開昭61−
168629号、特開昭63−187683号には、ポ
リサルホンとポリフェニレンスルホンスルフィドのブロ
ック共重合体類、例えば、
【0009】
【化3】
【0010】が開示されている。また、特開平1−30
6427号には末端ハロゲンを有するポリサルホン中間
体をスルフィド化して得られる重合体 −[−Ar−(−O−Ar−O−Ar−)m−S−]n− が開示されている。しかしながら、上記の方法は、いず
れも分子内のスルフィド結合(−S−)とエ−テル結合
(−O−)の比(S/O)が小さく、そのため、熔融粘
度が高く、流動性が不充分であった。又、要求される耐
熱性と靱性のバランスの選択幅が狭い等の問題があっ
た。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者等
は、耐熱性、機械特性、熱安定性等のバランスを損なわ
ずに、かつ出来るだけ簡略な工程によって製造できる安
価なポリマ−について鋭意研究を行なった結果、末端に
ハロゲン基を有する特定構造のアリ−レンスルフィドオ
リゴマ−中間体を生成させ、次いで塩基の存在下、2価
フェノ−ル類と反応させる事により、耐熱性、機械特
性、熱安定性等を有する高分子量のポリアリ−レンスル
フィドエ−テル類が得られるということを見いだし本発
明を完成したもので、本発明の目的は、前記S/O比を
できるだけ大きくし、熔融流動性を改良した上記の特性
を有する新規なポリアリ−レンスルフィドエ−テル類及
びその製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨は、
次の一般式で表わされるポリアリ−レンスルフィドエ−
テル類である。 −[−Ar1−(−S−Ar1−)n−O−Ar2−O−]m− ……(I) 〔式中、Ar1は、OあるいはSに結合している炭素原
子の少なくともパラ位またはオルト位に電子吸引性の基
を有する2価の芳香族ハロゲン残基、Ar2は次の式よ
り選ばれた2価の芳香族フェノ−ル残基を示し、
【0013】
【化4】
【0014】(ここでR1〜R5は、水素、ハロゲン、炭
素数1〜8の炭化水素基を示し、互いに同一または異な
っていてもよく、a〜cは0〜4、d〜eは0〜3の整
数で同一でも異なっていてもよい。Yは、単結合、−O
−,−S−,−SO−,−SO2−,−CO−,−C
(R)2−よりなる群より選ばれ、Rは、水素、炭素数
1〜6の炭化水素、ハロゲン置換炭化水素を示す。)ま
た、n及びmは重合度を示し、100>n>0,m>1
である。〕
【0015】また、その製造方法として、次の一般式 X−Ar1−X ………(II) (ただし、式中、Ar1は、Xに結合している炭素原子
の少なくともパラ位またはオルト位に電子吸引性の基を
有する2価の芳香族残基で、Xはハロゲン基を表わ
す。)で表わされるジハロ芳香族化合物と、スルフィド
化剤とを、有機極性溶媒中において反応させて、末端に
ハロゲン基を有するアリ−レンスルフィドオリゴマ−中
間体(IV)を生成させ、ついで、該アリ−レンスルフィ
ドオリゴマ−中間体(IV)を塩基の存在下に、一般式 HO−Ar2−OH ………(III) (式中Ar2は2価の芳香族残基を表わす。)で表わさ
れる2価フェノ−ルと反応させることを特徴とする、一
般式 −[−Ar1−(−S−Ar1−)n−O−Ar2−O−]m− ……(I) (式中、Ar1、Ar2、m及びnは前述の通り)で表わ
されるポリアリ−レンスルフィドエ−テルの製造方法で
ある。
【0016】本発明の一般式(I)で表わされるポリア
リ−レンスフィドエ−テル(以下、PASEと言う)の
製造方法を反応式で示すと、次の通りである。
【0017】
【化5】
【0018】
【化6】
【0019】但し、M2Sはアルカリ金属硫化物を表わ
す。上記反応式(1)の反応は、有機極性溶媒の存在下
に、一般式(II)のジハロ芳香族化合物とスルフィド化
剤(例えば硫化ナトリウム)を反応させて、末端ハロゲ
ン基を有するアリ−レンスルフィドオリゴマ−中間体
(IV)を得るものである。この反応において、ジハロ芳
香族化合物をスルフィド化剤に対してモル比で過剰に使
用する必要がある。この過剰量の調節により、アリ−レ
ンスルフィドオリゴマ−中間体(IV)の重合度nをコン
トロ−ルすることができる。この過剰量はアリ−レンス
ルフィドオリゴマ−中間体(IV)のnが1以上かつ約1
00以下、より好ましくは1以上約50以下になるよう
に選ばれる。通常スルフィド化剤1モルに対して1.0
1〜2.0モル、好ましくは1.02〜1.8モルのジ
ハロ芳香族化合物が用いられる。この過剰のジハロ芳香
族化合物は(1)の反応の始めから用いてもよく、ま
た、始めは当量を用い、反応の途中、または終了近くに
なって残りの量を添加する事も可能である。
【0020】次に、本発明について更に詳細に説明す
る。先ず、本発明に使用できるジハロ芳香族化合物の具
体例としては、4,4’−ジクロロベンゾフェノン、
4,4’−ジブロモベンゾフェノン、4,4’−ジフル
オロベンゾフェノン、2,6−ジクロロアントラキノ
ン、4,4’−ジクロロジフェニルスルホン、2,6−
ジクロロベンゾニトリル、4,4’−ジクロロジフェニ
ルスルフォキシド、4,4’−ジフルオロジフェニルス
ルフォキシド、2,4−ジクロロニトロベンゼン等であ
る。
【0021】また、(1)の反応に用いられるスルフィ
ド化剤の例としては、(a)アルカリ金属硫化物、
(b)アルカリ金属水硫化物とアルカリ金属水酸化物及
び(c)硫化水素とアルカリ金属水酸化物からなる群か
ら選ばれた少なくとも1種が好ましい。(a)アルカリ
金属硫化物としては、硫化リチウム、硫化カリウム、硫
化ナトリウム、硫化ルビジウム等及びこれらの混合物が
使用できる。アルカリ金属硫化物に代えて、またはこれ
らと共に、反応によりアルカリ金属硫化物を生成しうる
化合物、即ちアルカリ金属硫化物形成性化合物を用いる
ことができる。その具体例としては、(b)リチウム、
カリウム、ナトリウム、ルビジウムのようなアルカリ金
属の水硫化物と相当する水酸化物との組み合わせ、およ
び(c)硫化水素とアルカリ金属水酸化物との組合せが
挙げられる。
【0022】アルカリ金属硫化物及びアルカリ金属硫化
物形成性化合物は、水和物または水性混合物として使用
することもできる。アルカリ金属硫化物の中では硫化ナ
トリウムが入手が容易で且つ安価なので特に好ましい。
工業用として入手し得る硫化ナトリウムは硫化ナトリウ
ム分60%または45%の含水物であるので、反応に先
立ち、必要があれば有機極性溶媒中で加熱、脱水してお
くとよい。脱水は常圧下、減圧下、または、加圧下に不
活性ガス気流中に溶媒の沸点近くまで加熱する事により
行ない、硫化ナトリウムの水和水を0.2〜5.0モル
の範囲になるように低減せしめるのがよい。必要であれ
ば、これら硫化ナトリウム中に存在するNaHS、Na
223等の不純物を中和させるため、当量の水酸化ナ
トリウムを併用する事もできる。
【0023】(1)の反応に用いられる有機極性溶媒
は、反応に不活性な非プロトン系の有機性溶媒を使用す
る事が出来る。このような溶媒の例としては、ジメチル
スルホン、スルホラン、ジフェニルスルホン、ジトリル
スルホン等のスルホン類、ベンゾフェノン等のケトン
類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−シク
ロヘキシル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−
イミダゾリジノン、N,N,N’,N’−テトラメチル
尿素、ヘキサメチルホスホリックトリアミド、等のアミ
ド類、尿素およびラクタム類、ベンゾニトリル等のニト
リル類等、および、これらの混合物を挙げる事が出来
る。これらの溶媒のうちでは、アミド類、ラクタム類あ
るいはスルホン類等が好ましく、特に好ましくはN−メ
チル−2−ピロリドン(以下NMPと称す)、スルホラ
ンである。有機極性溶媒の使用量は、生成するオリゴマ
−成分の量に対する重量比で1〜10の範囲で、好まし
くは2〜6の範囲である。
【0024】(1)の反応は、通常、有機極性溶媒中に
スルフィド化剤を入れ、必要により脱水を行ない水和水
を所定値にした後に、一般式(II)のジハロ芳香族化合
物を、そのまま、又は有機極性溶媒に溶解させて加え
る。その際の反応温度100℃〜350℃、より好まし
くは150℃〜270℃の範囲で、反応時間は反応温度
にもよるが、0.5〜48時間、より好ましくは0.5
〜20時間の範囲である。また、必要により例えば酢酸
リチウム、塩化リチウム等の公知の触媒を併用して行な
われる。
【0025】(1)の反応終了後、(2)の反応に先立
ち、副生するアルカリ金属ハライドを分解除去してもよ
く、又、除去せずに実施しても良い。さらに(1)の反
応終了後、未反応で残存する微量の出発原料を分離除去
しても、しなくてもよい。残存する微量のアルカリ金属
硫化物を除去する目的で当量の酸(例えば炭酸、蓚酸
等)で中和分解する事も可能である。(1)の反応で得
られたアリ−レンスルフィドオリゴマ−中間体を単離し
て、(2)の反応に使用する事も可能である。単離する
場合は、生成オリゴマ−の非溶剤であるメタノ−ルやn
−ヘキサンあるいは水に重合液を投入するか、濾過等に
より有機極性溶媒を除去後、必要に応じ、水あるいは非
溶剤で数回洗浄された後、乾燥する。その後、螢光X線
法、その他のハロゲン定量法により、オリゴマ−末端の
ハロゲン含有量を定量する。
【0026】また、このオリゴマ−を単離しない時は、
(1)の反応後、残留する微量のアルカリ金属硫化物及
びその後の処理に由来する水分は、あらかじめ除去して
置く必要がある。(2)の反応は、実質的に無水の条件
下、有機極性溶媒中で、前記未端ジハロ−アリ−レンス
ルフィドオリゴマ−中間体と、一般式(III)の2価フ
ェノ−ルのアルカリ金属塩を反応させ、高分子化させる
事により、新規なポリアリ−レンスルフィドエ−テル類
を得るものである。
【0027】本発明に使用出来る二価フェノ−ルの具体
例としては、ハイドロキノン、レゾルシン、4,4’−
ジヒドロキシジフェニ−ル、4,4’−ジヒドロキシジ
フェニ−ルスルホン、4,4’−ジヒドロキシジフェニ
−ルケトン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニ−
ル)プロパン、4,4’−ジヒドロキシジフェニ−ルエ
−テル、4,4’−ジヒドロキシジフェニ−ルサルファ
イド、2,4’−ジヒトロキシジフェニ−ルメタン、ビ
ス(2−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)メタン、2,2−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)1,1,3,3,3−ヘキサフルオル
プロパン、ビス−(4−ヒドロキシ−3−クロルフェニ
ル)エ−テル、4,4’−ジヒドロキシ−2,6−ジメ
チルジフェニルエ−テル、テトラプロムビスフェノ−ル
A、テトラクロルビスフェノ−ルA等である。
【0028】(2)の反応に用いられる有機極性溶媒
は、前記(1)の反応に用いられた溶媒と同一でも、異
なっていてもよい。特に前記以外の溶媒の例としては、
ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシド、テトラ
ヒドロチオフェン−1−モノオキシド等を用いる事が出
来る。有機極性溶媒の使用量はポリマ−成分の量に対す
る重量比で1〜10の範囲で、好ましくは2〜6の範囲
である。2価フェノ−ルのアルカリ金属塩を形成するた
めの塩基としては、リチウム、ナトリウム、カリウム、
ルビジュウム等のアルカリ金属の水素化物、水酸化物、
炭酸塩、重炭酸塩等が挙げられる。好ましい塩基として
は、ナトリウム、カリウムの水酸化物、及び炭酸塩であ
る。ここで使用される塩基は2価フェノ−ルに対して理
論量(2倍モル)使用される。
【0029】必要により副反応を避ける目的で、(2)
の反応に先立って、または、昇温過程において、有機極
性溶媒中で共沸化剤の存在または非存在下に加熱脱水し
て、系内水分を1%以下、好ましくは0.5%以下にし
て置く。共沸化剤の例としてはベンゼン、トルエン、キ
シレン、ハロゲン化ベンゼン等が使用出来る。一般的に
は使用された共沸化剤は(2)の反応に先立ち、除去す
るのが好ましい。(2)の反応に於ける末端ジハロ−ア
リ−レンスルフィドオリゴマ−中間体と2価フェノ−ル
のアルカリ金属塩のモル比は、ハロゲン基準で計算し、
等モルにする必要があるが、これは僅かに変えることが
できる。このモル比をコントロ−ルする事により、全体
の重合度mをコントロ−ルする事ができる。好ましく
は、モル比は0.5〜2.0より好ましくは0.9〜
1.05の範囲がよい。
【0030】(2)の反応は、一般には無触媒系で行な
われるが、必要があれば四級ホスホニウム塩の様な公知
の触媒を使用する事も可能である。この反応は、100
℃〜300℃、より好ましくは120℃〜250℃範囲
の反応温度が用いられる。反応の進行に伴い粘度が上昇
するが、必要があれば有機極性溶媒で逐次希釈しながら
反応を完結させる。反応終了後、副生したハロゲン化ア
ルカリ金属を濾過などの公知の方法を用い分離する。次
いで、メタノ−ル等の低沸点非溶剤中に重合液を滴下し
てポリマ−を沈澱分離し、滅圧乾燥してPASEが得ら
れる。
【0031】本発明の特徴の一つとして、得られるポリ
マ−の物性、製造価格に対して広い選択肢がある事であ
る。すなわち、原料のジハロ芳香族化合物と二価フェノ
−ルの選択組合せ、及び、スルフィド結合部分の重合度
nの選択により、特に高い耐熱性を有するポリマ−から
強靱で可撓性を有するポリマ−、重合度nを大きくすれ
ば、より弾性率が高く、耐薬品性がより良好で、比較的
熔融粘度の低いポリマ−が得られる。同じ出発原料の組
合せでも、スルフィド結合部分の重合度nの大小によ
り、ガラス転移温度、熔融粘度をコントロ−ルする事が
可能である。これらの特徴は従来公知のポリアリ−レン
スルフィド、ポリアリ−レンポリエ−テルでは、考えら
れない事である。次に本発明の選択肢の広さの一例を例
示すると、表1に示すとおりである。なお、参考のため
市販エンプラの化学構造式をも表2に示す。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】更に本発明は、上記のポリアリ−レンスル
フィドエ−テルを含む耐熱性に優れた熱可塑性樹脂組成
物に関する。すなわち、本発明のポリアリ−レンスルフ
ィドエ−テルは単独で使用してもよいが、他の樹脂と組
み合わせて、ポリマ−アロイとしても活用することがで
きる。その場合、組み合わせる樹脂としては熱可塑性樹
脂であれば何でも良いが、とくに耐熱性エンジニアリン
グプラスチックスとして知られる、ポリエステル、ポリ
カ−ボネ−ト、PBT、ナイロン、PPS、PES、P
SF、PEEK等が特に好ましい。これらの樹脂とは相
溶する場合もあるが、相溶しない場合はどちらかの樹脂
に他方が分散する事によりポリマ−アロイが形成され
る。本発明の特徴は、アロイの相手の樹脂が固定された
場合でも、本発明のポリアリ−レンスルフィドエ−テル
は前記のごとく自由度が大きく、広い範囲の特性を引き
出せることである。
【0035】本発明のポリアリ−レンスルフィドエ−テ
ルと他の樹脂との配合割合は本発明のポリアリ−レンス
ルフィドエ−テルが5重量%未満では特徴が発揮され
ず、効果が期待できない。当然の事であるが、単独及び
ポリマ−アロイのどちらの場合に於いても、樹脂のコス
ト低減・強度改善・成形収縮改善・熱伝導率改善等の目
的のためにシリカ粉、タルク粉、炭酸カルシュウム等の
無機充填材及びまたはガラス繊維、炭素繊維、ステンレ
ス繊維等の繊維状充填材を配合することは一向に差し支
えない。これらの無機充填材及び繊維状充填材の配合量
はそれぞれ0〜90重量%である。また顔料、酸化防止
剤、シランカップリング剤、離型剤などの各種添加剤を
配合することも本発明に包含される。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施の態様を実施例によって
具体的に説明するが、これら実施例は、本発明の範囲を
なんら限定するものではない。尚、本発明の重合体の物
性は、次のように測定した。 (還元粘度)フェノ−ル/1,1,2,2−テトラクロ
ロエタン=3/2(重量比)溶液中、ポリマ−濃度0.
5g/dl、温度30℃で測定した。 (末端塩素含有量)塩素硫黄分析装置TSX−10(三
菱化成製)により測定した。 (ガラス転移温度)示差走査熱量計(DSC)により、
窒素雰囲気中、10℃/minの昇温速度で測定した。
【0037】(熔融粘度)高化式フロ−テスタ−によ
り、温度300℃、荷重20Kg、ノズル1.0mmφ
×10mmLを用い測定した。 (熱安定性)熔融粘度の熱時に於ける変化率を次式によ
り求めた。 熱安定性=(V30−V6)/V6×100 ただし、V6;予熱時間6分での熔融粘度、V30;予熱
時間30分での熔融粘度。 (熱分解開始温度)熱天秤(TGA)により、空気雰囲
気中10℃/minの昇温速度により測定を行なった。
外挿法により求めた減量開始温度を熱分解開始温度とし
た。
【0038】実施例1.撹拌機、水分凝縮器付き冷却管
を装着した1lチタン製オ−トクレ−ブに、硫化ナトリ
ウム(純度60%)65.0g(0.50モル)、4,
4’−ジクロロジフェニルスルホン172.2g(0.
6モル)、及びN−メチル−2−ピロリドン(NMP)
350gを仕込み、窒素で1Kg/cm2加圧封入し
た。次に撹拌しながら210℃まで昇温して5時間反応
を行なった。オ−トクレ−ブを冷却後、内容物の一部を
サンプリングし、大量のメタノ−ルで析出後、熱水で5
回洗浄し、さらにメタノ−ルで3回洗浄した後、100
℃で減圧乾燥して淡黄色粉末状ポリフェニレンスルホン
スルフィドオリゴマ−を得た。このオリゴマ−の還元粘
度は0.07、末端塩素含有量は3.92%であった。
塩素含有量から計算したオリゴマ−の重合度nは6.1
5であった。
【0039】引き続き、上記反応混合物293.6g
に、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン(ビスフェノ−ルA)11.4g(0.05モル)、
苛性ソ−ダ水溶液(純度48.4%)8.3g(0.1
0モル)、及びNMP50gを加え、反応系内を窒素で
置換後、撹拌しながら204℃まで昇温して、水を留出
させた。次に200℃まで冷却して、この温度で4時間
反応を行なった。冷却後、内容物を200gのNMPで
希釈し、副生食塩を瀘過により除去した後、大量のメタ
ノ−ル中で析出させ、沈澱を熱水で5回、更に、メタノ
−ルで3回洗浄し、100℃で減圧乾燥して、淡黄色粉
末状ポリマ−を得た。
【0040】このポリマ−の還元粘度は0.19、ガラ
ス転移温度は191℃、熱分解開始温度は475℃、熔
融粘度は530ポイズ、熱安定性は3.8%であった。
このポリマ−のIRスペクトルを測定すると、1160
cm-1、1320cm-1にスルホンの吸収、1240c
-1にエ−テルの吸収、1120cm-1にスルフィドの
吸収が確認された。
【0041】実施例2.硫化ナトリウム65.0g
(0.50モル)、4,4’−ジクロロジフェニルスル
ホン215.3g(0.75モル)、及びNMP35
4.5gを実施例1と同様に仕込210℃で5時間反応
を行なった。オ−トクレ−ブを冷却後内容物の一部をサ
ンプリングして、実施例1と同様の処理をした。得られ
たポリフェニレンスルホンスルフィドオリゴマ−の還元
粘度は0.05、末端塩素含有量は6.46%、これか
ら計算したオリゴマ−の重合度nは3.27であった。
【0042】引き続き、上記反応混合物317.4gに
ビスフェノ−ルA28.5g(0.125モル)、苛性
ソ−ダ水溶液20.4g(0.25モル)及びNMP5
0gを加え、204℃まで昇温して脱水を行なった。次
に200℃まで冷却して同温度で4時間重合を行なっ
た。冷却後、内容物を実施例1と同様に処理して淡黄色
粉末状ポリマ−を得た。このポリマ−の還元粘度は0.
21、ガラス転移温度は175℃、熱分解開始温度は4
86℃、熔融粘度は230ポイズ、熱安定性は5.0%
であった。
【0043】実施例3.硫化ナトリウム65.0g
(0.50モル)、4,4’−ジクロロジフェニルスル
ホン172.2g(0.60モル)、及びNMP35
4.5gを実施例1と同様に210℃で5時間反応を行
なった。オ−トクレ−ブを冷却後、内容物を大量のメタ
ノ−ルで析出して、実施例1と同様の処理を行なってポ
リフェニレンスルホンスルフィドオリゴマ−を得た。
このオリゴマ−の還元粘度は0.07、末端塩素含有量
は3.58%、これから計算した重合度nは6.84で
あった。
【0044】次に、撹拌機、水分凝縮器付き冷却管を装
着した1lガラス製セパラブルフラスコに前記ポリフェ
ニレンスルホンスルフィドオリゴマ−90g、ビスフェ
ノ−ルA10.3g(0.045モル)、ジメチルスル
ホキシド162.5g及びモノクロルベンゼン500g
を仕込み、窒素気流中、70℃まで撹拌しながら昇温を
行なった。次に苛性ソ−ダ水溶液(純度49%)7.4g
(0.09モル)を添加し、さらに昇温して170℃まで
脱水を行なった。脱水終了後、ただちに150℃まで冷
却して同温度で5時間重合を行なった。内容物を冷却
し、大量のメタノ−ルで析出させ、沈澱物を熱水で5
回、さらにメタノ−ルで3回洗浄後100℃で減圧乾燥
して淡黄色粉末ポリマ−を得た。このポリマ−の還元粘
度は0.54、ガラス転移温度は201℃、熱分解開始
温度は490℃、熔融粘度は144,000ポイズ、熱
安定性は109%であった。
【0045】実施例4.硫化ナトリウム65.0g
(0.50モル)、4,4’−ジクロロジフェニルスル
ホン172.2g(0.60モル)及びNMP354.
5gを実施例1と同様に210℃で5時間反応を行なっ
た。オ−トクレ−ブを冷却後、内容物を大量のメタノ−
ルで析出させ、実施例1と同様の処理を行ない、ポリフ
ェニレンスルホンスルフィドオリゴマ−を得た。このオ
リゴマ−の還元粘度は0.07、末端塩素含有量は3.
50%、これから計算した重合度nは7.02であっ
た。
【0046】次に撹拌機、水分凝縮器付き冷却管を装着
した1lガラス製セパラブルフラスコに前記ポリフェニ
レンスルホンスルフィドオリゴマ−80g、4,4’−
ジヒドロキシジフェニルスルホン(ビスフェノ−ルS)
9.9g(0.04モル)、スルホラン162g、及び
モノクロルベンゼン500gを仕込み、窒素気流中、7
0℃まで撹拌しながら昇温を行なった。次に苛性ソ−ダ
水溶液7.4g(0.08モル)を添加し、さらに昇温
して240℃まで脱水を行なった。脱水終了後240℃
で5時間反応を行なった。反応終了後内容物を冷却し、
実施例3と同様の処理を行ない淡黄色粉末状ポリマ−を
得た。このポリマ−の還元粘度は0.31、ガラス転移
温度は210℃、熱分解開始温度は461℃、熔融粘度
は12,800ポイズ、熱安定性は11.5%であっ
た。また赤外吸収スペクトルを測定すると、1169c
-1、1320cm-1、にスルホンの吸収、1240c
-にエ−テルの吸収、1120cm-1にスルフィドの
吸収が確認された。
【0047】比較例1. (ポリフェニレンスルホンスルフィドの合成)撹拌機、
冷却管を装着した1lチタン製オ−トクレ−ブに、硫化
ナトリウム65.0g(0.5モル)、4,4’−ジク
ロロジフェニルスルホン143.5g(0.5モル)、
及びNMP350gを仕込み、窒素で1Kg/cm2
圧封入した。次に撹拌しながら210℃まで昇温して5
時間重合を行なった。オ−トクレ−ブを冷却後、内容物
を大量のメタノ−ルで析出後、熱水で5回、さらにメタ
ノ−ルで3回洗浄した後、100℃で減圧乾燥して淡黄
色粉末状ポリフェニレンスルホンスルフィドを得た。こ
のポリマ−の還元粘度は0.35、ガラス転移温度は2
14℃、熱分解開始温度は460℃熔融粘度の熱安定性
は測定中ポリマ−がゲル化して測定不能であった。
【0048】比較例2. (ポリスルホンの合成)撹拌機、水分凝縮器を備えた1
lガラス製セパラブルフラスコに4,4’−ジクロロジ
フェニルスルホン95.2g(0.331モル)、ビス
フェノ−ルA74.9g(0.3285モル)、モノク
ロルベンゼン500g、及びジメチルスルホキシド16
2.5gを仕込み、窒素気流中、撹拌しながら70℃ま
で昇温した。次に水酸化ナトリウム水溶液(純度49
%)53.6g(0.657モル)を加え、さらに昇温
して170℃まで脱水を行なった。脱水終了後直ちに1
50℃まで冷却して同温度で1時間重合を行なった。冷
却後、内容物を500gのモノクロルベンゼンで希釈
し、副生塩を濾過により除去した後、大量のメタノ−ル
中でポリマ−を析出させ、沈澱をメタノ−ルで3回洗浄
し、100℃で減圧乾燥して白色粉末状ポリマ−を得
た。このポリマ−の還元粘度は0.66、ガラス転移温
度は184℃、熱分解開始温度は495℃、熔融粘度は
125,400ポイズ、熱安定性は11.0%であっ
た。
【0049】比較例3. (ポリエ−テルスルホンの合成)撹拌機、水分凝縮器を
備えた1lガラス製セパラブルフラスコに4,4’−ジ
クロロジフェニルスルホン94.3g(0.3285モ
ル)、ビスフェノ−ルS82.1g(0.3285モ
ル)、モノクロルベンゼン500g、及びスルホラン1
62.5gを仕込み、窒素気流中、撹拌しながら70℃
まで昇温を行なった。次に水酸化ナトリウム水溶液(純
度49%)53.6g(0.657モル)を加え、さら
に昇温して240℃まで脱水を行なった。脱水後240
℃で4時間重合を行なった。冷却後、内容物を大量のメ
タノ−ル中に注ぎ、ポリマ−を析出させ、沈澱を熱水で
5回、さらにメタノ−ルで3回洗浄し、100℃で減圧
乾燥して白色粉末状ポリマ−を得た。このポリマ−の還
元粘度は0.24、ガラス転移温度は204℃、熱分解
開始温度は511℃、熔融粘度は1,970ポイズ、熱
安定性は−11%であった。以上の実施例及び比較例で
得られたポリマ−の特性を表3に示す。
【0050】
【表3】
【0051】表3中、*1は測定不可能を意味する。ま
た、ηsp/cは還元粘度、M.Vは溶融粘度、T.S
は熱安定性、Tgはガラス転移温度、Tdは熱分解開始
温度を表わす。 実施例5 実施例4で得られたポリアリ−レンスルフィドエ−テル
10g、PPS樹脂(ト−プレンT−1)15gを予備
混合後、300℃に加熱されたブラベンダ−試験機にて
3分間混練したのち、1mmのスペ−サ−を使用して3
00℃にて真空熱プレス後、急冷して厚さ1mmのシ−
トを作成した。
【0052】実施例6 実施例5のPPS樹脂に代えてPES(ICI社製、3
600P)を用いた以外同様にしてシ−トを作成した。 比較例4、5、6 実施例5でPPS、PES及び比較例1のPPSSをそ
れぞれ単独で用いた。
【0053】実施例5、6及び比較例4,5の各シ−ト
を引張強度およびTgを測定した。結果を表4に示す。
【0054】
【表4】
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、新規なポ
リアリ−レンスルフィドエ−テルであって、優れた耐熱
性、機械的性質、電気的性質、化学的性質及び成形加工
性を有するポリマ−及びその製造方法並びに該ポリマ−
を含む熱可塑性樹脂組成物を提供するものである。本発
明により得られるポリマ−は射出成形、押出成形等の方
法により各種成形品として、フィルムやシ−ト、モノ及
びマルチフィラメント繊維として、電線等の被覆材とし
て、カ−ボンファイバ−等と組合わせた複合材料とし
て、塗料として、等など広い産業分野に於いて利用され
る事が可能である。
【0056】特に、本発明の特徴の一つとして、原料の
ジハロ芳香族化合物と二価フェノ−ルの選択組合せ、或
は、S/Oの比を変えることによって、同じ出発原料の
組合せでも、スルフィド結合部分の重合度nの大小によ
り、ガラス転移温度、熔融粘度をコントロ−ルする事が
可能であり、得られたポリマ−の特性も高い耐熱性を有
するポリマ−から強靱で可撓性を有するポリマ−の特性
を有する種々のものが得られる等の効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 101/00 LTA 7167−4J

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】次の一般式で表わされるポリアリ−レンス
    ルフィドエ−テル類。 −[−Ar1−(−S−Ar1−)n−O−Ar2−O−]m− ……(I) 〔式中、Ar1は、OあるいはSに結合している炭素原
    子の少なくともパラ位またはオルト位に電子吸引性の基
    を有する2価の芳香族ハロゲン残基、Ar2は次の式よ
    り選ばれた2価の芳香族フェノ−ル残基を示し、 【化1】 (ここでR1〜R5は、水素、ハロゲン、炭素数1〜8の
    炭化水素基を示し、互いに同一または異なっていてもよ
    く、a〜cは0〜4、d〜eは0〜3の整数で同一でも
    異なっていてもよい。Yは、単結合、−O−、−S−、
    −SO−、−SO2−、−CO−、−C(R)2−よりな
    る群より選ばれ、Rは、水素、炭素数1〜6の炭化水
    素、ハロゲン置換炭化水素を示す)、また、n及びmは
    重合度を示し、100>n>0,m>1である。〕 【請求項2】次の一般式 X−Ar1−X ………(II) (ただし、式中、Ar1は、Xに結合している炭素原子
    の少なくともパラ位またはオルト位に電子吸引性の基を
    有する2価の芳香族残基で、Xはハロゲン基を表わ
    す。)で表わされるジハロ芳香族化合物と、スルフィド
    化剤とを、有機極性溶媒中において反応させて、末端に
    ハロゲン基を有するアリ−レンスルフィドオリゴマ−中
    間体を生成させ、ついで、該アリ−レンスルフィドオリ
    ゴマ−中間体を塩基の存在下に、一般式 HO−Ar2−OH ………(III) (式中Ar2は前記2価の芳香族残基を表わす。)で表
    わされる2価フェノ−ルと反応させることを特徴とす
    る、一般式 −[−Ar1−(−S−Ar1−)n−O−Ar2−O−]m− ……(I) (式中、Ar1、Ar2、m及びnは前述の通り)で表わ
    されるポリアリ−レンスルフィドエ−テルの製造方法。 【請求項3】スルフィド化剤が、(a)アルカリ金属硫
    化物、(b)アルカリ金属水硫化物とアルカリ金属水酸
    化物及び(c)硫化水素とアルカリ金属水酸化物からな
    る群から選ばれた少なくとも1つである請求項2記載の
    ポリアリ−レンスルフィドエ−テルの製造方法。 【請求項4】スルフィド化反応後に、副生するアルカリ
    金属ハライドを分離せずに、引き続きエ−テル化反応を
    行なうことを特徴とする、請求項2項記載のポリアリ−
    レンスルフィドエ−テルの製造方法。 【請求項5】請求項1記載のポリアリ−レンスルフィド
    エ−テルを少なくとも5重量%以上、少なくとも1種以
    上の熱可塑性樹脂0〜95重量%、少なくとも1種以上
    の無機充填材0〜95重量%及び少なくとも1種以上の
    繊維充填材0〜95重量%から成ることを特徴とする熱
    可塑性樹脂組成物。
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