JPH0550341U - 含煤塵ガスサンプラ - Google Patents

含煤塵ガスサンプラ

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JPH0550341U
JPH0550341U JP9926991U JP9926991U JPH0550341U JP H0550341 U JPH0550341 U JP H0550341U JP 9926991 U JP9926991 U JP 9926991U JP 9926991 U JP9926991 U JP 9926991U JP H0550341 U JPH0550341 U JP H0550341U
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和雄 島倉
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日本石油精製株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスと同時に吸引される煤塵の量を少なく
し、長時間の吸引を可能にする。 【構成】 配管10には、内部にフィルタ2を設けた煤
塵捕集器3が配置される。煤塵捕集器3の一端部には吸
引ノズル1が取付けられる。吸引ノズル1は、先端部が
ノズル口1aに向って広がる錐体状であり、かつ、その
横断面は波形状となっている。また、ノズル口1aは矢
印A方向に向けられる。煤塵捕集器3の他端部には、吸
引器具4およびゴムホース5を介してガス分析計7が接
続される。ガス分析計7を動作させると、配管10内を
矢印A方向に流れるガスはノズル口1aに吸引される
が、ノズル口1aの周辺長さが長いのでガスの吸引速度
は小さくなる。そのため、ガスに含まれる煤塵は慣性の
法則により矢印A方向に進もうとし、ノズル1aには吸
引されにくくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ディーゼルエンジンの排気ガスのような、比較的多量の煤塵を含む ガスの分析に使用される含煤塵ガスサンプラに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の含煤塵ガスサンプラの断面図である。図4に示すように、煤塵 捕集器53の内部には、煤塵除去用のフィルタ52が設けられている。また、煤 塵捕集器53の一端部には細管状の吸引ノズル51が取付けられ、煤塵捕集器5 2の他端部は、取付用フランジ56が嵌め込まれた吸引器具54、およびゴムホ ース55を順次介してガス分析計57に接続されている。
【0003】 一方配管60内には煤塵を含んだガスが図示矢印A方向に流れており、配管6 0の取付口60aに、取付用フランジ56が取付けられている。このとき、吸引 ノズル51の先端のノズル口は、ガスの流れ方向に対して下流側に向けられてい る。
【0004】 ガス分析計57を動作させることによって、配管60内のガスは吸引ノズル5 1に吸引され、フィルタ52において煤塵が除去されたのち、吸引器具54およ びゴムホース55を順次介してガス分析計57に送られる。ここで、前記ノズル 口は、ガスの流れ方向に対して下流側に向けられているので、ガスを吸引する際 に煤塵が吸い込まれにくくなっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の含煤塵ガスサンプラにおいては、吸引ノズルの ノズル口がガスの流れ方向に対して下流側に向けられているので、ガスを吸引す る際にガスに含まれる煤塵は吸引されにくくなっているものの、それでもまだ、 ガスと同時に吸引される煤塵の量は多い。そのため、煤塵を除去するフィルタの 寿命が短くなり、長時間の吸引は困難であるという問題点があった。上記問題点 は、吸引ノズルに吸引されるが、ディーゼルエンジンの排気ガスのように、比較 的多量の煤塵を含む場合に特に顕著である。
【0006】 本発明の目的は、ガスと同時に吸引される煤塵の量を少なくし、長時間の吸引 を可能にする含煤塵ガスサンプラを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案の含煤塵ガスサンプラは、煤塵を含むガスが流 れる配管の内部に配置され、先端であるノズル口が前記ガスの流れ方向に対して 下流側に向けられた吸引ノズルと、前記吸引ノズルの反ノズル口側に取付けられ た、煤塵除去用フィルタを備えた煤塵捕集器とを有する含煤塵ガスサンプラにお いて、 前記吸引ノズルの先端部は、前記ノズル口に向って広がる錐体状であり、かつ 、横断面が波形状であることを特徴とする。
【0008】 また、吸引ノズルのうち、錐体状となっている部位の母線の長さが等しいもの であってもよい。
【0009】
【作用】
ガス中に含まれる煤塵は、ガスの流れに沿って進んでいる。このとき、ガスの 流れの方向が変っても、煤塵に作用する力が十分に小さければ、煤塵は慣性の法 則に従ってそのまま真直ぐ進んでいく。そこで、吸引ノズルからガスを吸引する 際、煤塵の持つ慣性力を越えない程度の力が煤塵に作用するような速度で吸引す れば、煤塵は慣性力によってそのまま進み、ガスのみが吸引されることになる。 一方、吸引ノズルによる単位時間当りのガス吸引量を一定とすれば、吸引ノズル に吸引されるガスの速度は、吸引ノズルのノズル口の周辺長さに反比例する。こ のことから、吸引ノズルの先端部をノズル口に向って広がる錐体状とし、かつ、 波形状の横断面を有する形状とすることで、吸引ノズルのノズル口の周辺長さが 長くなる。その結果、吸引ノズルに吸引されるガスの吸引速度が小さくなり、ガ ス中に含まれる煤塵は吸引されにくくなる。
【0010】 また、吸引ノズルのうち、錐体状となっている部位の母線の長さを等しくする ことで、吸引ノズルに沿って流れてきたガスは、ノズル口の全周辺から均等に吸 引される。そのことによりノズル口に吸引されるガスの吸引速度はノズル口の全 周辺で等しくなりより安定してガスが吸引される。
【0011】
【実施例】
次に、本考案の含煤塵ガスサンプラの実施例について図面を参照して説明する 。 図1は、本考案の含煤塵ガスサンプラの一部を破断した概略構成図である。 図1に示すように、煤塵捕集器3の内部には、煤塵を除去するための、円筒瀘紙 等のフィルタ2が設けられている。この煤塵捕集器3の一端部には、中間部が緩 やかに屈曲している吸引ノズル1が取付けられている。吸引ノズル1の先端部は 、その先端であるノズル口1aに向かって徐々に広がる錐体状であり、かつ、横 断面が波形状となっている。煤塵捕集器3の他端部には、取付用フランジ6が取 付けられた吸引器具4、およびゴムホース5を順次介して、ガス分析計7が接続 されている。
【0012】 一方、配管10の内部には、ディーゼルエンジンの排気ガス等の、煤塵を含む ガスが図示矢印A方向に流れている。配管10の側壁には、吸引ノズル1を配管 10に挿入するための取付口10aが形成されており、吸引ノズル1は、この取 付口10aから挿入され、取付口10aの端面に取付用フランジ6を固定するこ とで、配管10内に配置される。このとき、吸引ノズル1のノズル口1aは、ガ スの流れ方向に対して下流側に向けられている。また、吸引器具4と取付用フラ ンジ6との取付部、および取付用フランジ6と取付口10aとの取付部には、シ ール部材(不図示)によってシールされており、配管10からガスが漏れないよ うになっている。
【0013】 以上説明した構成に基づき、ガス分析計7を作動させると、配管10中を流れ るガスは吸引ノズル1より吸引され、フィルタ2によって煤塵が除去されたのち 、ガス分析計7に送られる。
【0014】 ここで、配管10中を流れるガスに含まれる煤塵は、ガスの流れに沿って流れ ている。このとき、吸引ノズル1からガスを吸引すると煤塵もいっしょに吸引さ れることになるが、煤塵に作用する力が十分に小さければ慣性の法則により煤塵 はそのまま図示矢印A方向に進もうとする。そこで、煤塵の慣性力を越えない程 度の力が煤塵に作用するような小さい速度でガスを吸引すれば、煤塵はそのまま 図示矢印A方向に進み、ガスのみが吸引される。一方、ガス分析計7による単位 時間当りのガスの吸引量を一定とすれば、吸引ノズル1に吸引されるガスの速度 は、吸引ノズル1のノズル口1aの周辺長さと反比例の関係にある。すなわち、 ノズル口1aの周辺長さが長ければ、ガスはゆっくり吸引されることになる。
【0015】 吸引ノズル1aのノズル口1aの周辺長さを長くするためには、吸引ノズル1 のノズル口1aの口径を大きくして、吸引ノズル1の先端部を漏斗状にしたもの が考えられる。しかし、吸引ノズル1の先端部を単に漏斗状にしただけでは、配 管10の断面に対するノズル口1aの占める割合が大きくなってしまい、配管1 0内の背圧損失が大きくなってしまう。
【0016】 そこで、上述したように、吸引ノズル1の先端部を、ノズル口1aに向って徐 々に広がる錐体状とし、かつ、横断面が波形状となる形状とすることによって、 配管10の断面に対するノズル口1aの占める割合をそれほど大きくせずに、ノ ズル口1aの周辺長さを長くすることができる。その結果、吸引ノズル1に吸引 されるガスの吸引速度が小さくなり、ガスに含まれる煤塵は慣性の法則により図 示矢印A方向に進もうとするので、ガスを吸引する際にガスとともに吸引される 煤塵の量を抑えることができる。
【0017】 以上説明した実施例において、吸引ノズル1のノズル口1aの形状は、図2に 示すような三角波形状のものや、図3に示すような複数の円弧を組み合わせた形 状としても、同様の効果が得られる。また、波形の数についても必要に応じて増 減することができるが、その数は多いほうが、それだけノズル口1aの周辺長さ が長くなり、より好ましい。
【0018】 また、吸引ノズル1のうち、錐体状となっている部位の母線の長さは等しくす ることが好ましい。母線の長さが異っていると、前記錐体状となっている部位の 壁面に沿って流れてきたガスがノズル口1aに吸引されるとき、ノズル口1aの うち母線の長さが短い部位のほうが、母線の長さが長い部位に比較して、ガスを 吸引しやすくなり、その結果、前記母線の長さが短い部位におけるガスの吸引速 度が大きくなる。そこで、母線の長さを等しくすることにより、ガスはノズル口 1aの全周辺から等速度で安定して吸引されるので、ノズル口1aから吸引され る煤塵の量がより効果的に抑えられる。
【0019】 次に、本考案の含煤塵サンプラの実験例について説明する。
【0020】 本実験は、図1に示した本考案の実施例の含煤塵ガスサンプラ(ノズル口にお ける外接円の径:55mm、内接円の径:25mm、波形の数:8個、ノズル口の周 辺長さ:290mm)と、図4に示した従来の含煤塵ガスサンプラ(ノズル口の周 辺長さ:25mm)とにより、毎分3リットルの吸引量でそれぞれ1時間ずつガス を吸引したときの、煤塵の吸引量を比較したものである。煤塵の吸引量は、フィ ルタに採取される煤塵の量を測定することによって求めた。ここで、フィルタは 、東洋濾紙製のADVANTEC 88Rを使用し、ガス分析計は、堀場製作所 製のNOx /O2 R ENDA−1220を使用した。また、吸引するガスは、 ディーゼルエンジン[ヤンマー製TES150 420ps]の排気ガスであ る。
【0021】 表1に本実験の結果を示す。
【0022】
【表1】 表1より、本考案の実施例の含煤塵ガスサンプラは、従来の含煤塵ガスサンプ ラに比較して、煤塵の吸引量は5分の1程度に抑えられることがわかる。このこ とにより、フィルタの寿命は、従来の含煤塵ガスサンプラに比較して5倍程度延 びる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の含煤塵ガスサンプラは、吸引ノズルの先端部を、 ノズル口に向って広がる錐体状とし、かつ横断面を波形状とすることで、配管の 断面に対するノズル口の占める割合をそれ程大きくすることなくノズル口の周辺 長さを長くすることができるので、配管内の背圧損失を抑えながらも煤塵の吸入 量を減少させることができる。その結果、煤塵除去用フィルタの寿命が長くなり 、ガスの吸引時間を長くすることが可能となる。
【0024】 また、吸引ノズルのうち、錐体状となっている部位の母線の長さを等しくする ことで、ガスの吸引速度が、ノズル口の全周辺で等しくなり、配管中のガスは安 定してノズル口に吸引されるので、ノズル口に吸引される煤塵の量をより効果的 に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の含煤塵ガスサンプラの一実施例の一部
を破断した概略構成図である。
【図2】本考案の含煤塵ガスサンプラの吸引ノズルのノ
ズル口の形状の一例を示す平面図である。
【図3】本考案の含煤塵ガスサンプラの吸引ノズルのノ
ズル口の形状の他の例を示す平面図である。
【図4】従来の含煤塵ガスサンプラの断面図である。
【符号の説明】
1 吸引ノズル 1a ノズル口 2 フィルタ 3 煤塵捕集器 4 吸引器具 5 ゴムホース 6 取付用フランジ 7 ガス分析計 10 配管 10a 取付口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煤塵を含むガスが流れる配管の内部に配
    置され、先端であるノズル口が前記ガスの流れ方向に対
    して下流側に向けられた吸引ノズルと、前記吸引ノズル
    の反ノズル口側に取付けられた、煤塵除去用フィルタを
    備えた煤塵捕集器とを有する含煤塵ガスサンプラにおい
    て、 前記吸引ノズルの尖端部は、前記ノズル口に向って広が
    る錐体状であり、かつ、横断面が波形状であることを特
    徴とする含煤塵ガスサンプラ。
  2. 【請求項2】 吸引ノズルのうち、錐体状となっている
    部位の母線の長さが等しい請求項1に記載の含煤塵ガス
    サンプラ。
JP9926991U 1991-12-02 1991-12-02 含煤塵ガスサンプラ Expired - Lifetime JP2564402Y2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09311097A (ja) * 1996-05-23 1997-12-02 Chugoku Electric Power Co Inc:The ガス採取用プローブ管
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JP2017053686A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 三菱日立パワーシステムズ株式会社 異物検査方法及び異物検査用治具
CN107894355A (zh) * 2017-12-27 2018-04-10 武汉洪兴伟业环境科技有限公司 一种枪管长度可调的烟尘加热采样枪
JP2018124089A (ja) * 2017-01-30 2018-08-09 日本インスツルメンツ株式会社 水銀測定装置

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