JPH0550535A - 断熱性を有する紙容器の製造方法 - Google Patents
断熱性を有する紙容器の製造方法Info
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- JPH0550535A JPH0550535A JP3238755A JP23875591A JPH0550535A JP H0550535 A JPH0550535 A JP H0550535A JP 3238755 A JP3238755 A JP 3238755A JP 23875591 A JP23875591 A JP 23875591A JP H0550535 A JPH0550535 A JP H0550535A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造工程が簡易で安価に供給し得るだけで
なく、使用後には可燃ゴミとして廃棄することのできる
断熱性紙容器の製造方法を提供する。 【構成】 紙容器用の基材となる紙の少なくとも片面
に、加熱によりガスを発生する物質の塗布層、または、
加熱により発泡する物質を含有する印刷インキによる印
刷層を形成した後に、前記紙の表,裏両面に対してオレ
フィン系樹脂フィルム層を積層することにより、紙容器
成形用のブランク板を得る工程と、紙容器成形用のブラ
ンク板による紙容器の成形を行なう工程と、得られた紙
容器を加熱することにより、前記紙容器用の基材に塗布
されているガス発生物質のガスを発生させることによ
り、該部分に断熱層を形成する工程とからなる断熱性を
有する紙容器の製造方法。
なく、使用後には可燃ゴミとして廃棄することのできる
断熱性紙容器の製造方法を提供する。 【構成】 紙容器用の基材となる紙の少なくとも片面
に、加熱によりガスを発生する物質の塗布層、または、
加熱により発泡する物質を含有する印刷インキによる印
刷層を形成した後に、前記紙の表,裏両面に対してオレ
フィン系樹脂フィルム層を積層することにより、紙容器
成形用のブランク板を得る工程と、紙容器成形用のブラ
ンク板による紙容器の成形を行なう工程と、得られた紙
容器を加熱することにより、前記紙容器用の基材に塗布
されているガス発生物質のガスを発生させることによ
り、該部分に断熱層を形成する工程とからなる断熱性を
有する紙容器の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動販売機等に利用さ
れるホット充填用のカップ、熱湯を注入することによっ
て内填物を飲食し得る状態にする所謂即席可食品用容
器、さらには電子レンジによる調理用の容器等に利用さ
れる断熱性を有する紙容器の製造方法に関する。
れるホット充填用のカップ、熱湯を注入することによっ
て内填物を飲食し得る状態にする所謂即席可食品用容
器、さらには電子レンジによる調理用の容器等に利用さ
れる断熱性を有する紙容器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】断熱性を有する容器の製造方法として
は、例えば、熱発泡性物質が塗布されている熱収縮性プ
ラスチックフィルムを既製の容器の表面に被覆した後、
これを加熱処理に付すことにより、熱収縮性プラスチッ
クフィルムを容器の外側表面に密着させると同時に、熱
収縮性プラスチックフィルムに塗布されている熱発泡性
物質を発泡させることからなる方法(特公昭58−52
904号公報)が知られている。
は、例えば、熱発泡性物質が塗布されている熱収縮性プ
ラスチックフィルムを既製の容器の表面に被覆した後、
これを加熱処理に付すことにより、熱収縮性プラスチッ
クフィルムを容器の外側表面に密着させると同時に、熱
収縮性プラスチックフィルムに塗布されている熱発泡性
物質を発泡させることからなる方法(特公昭58−52
904号公報)が知られている。
【0003】また、発泡ポリスチレン樹脂による容器が
断熱性容器として汎用されている。
断熱性容器として汎用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前述の断熱
性を有する容器の製造方法においては、熱発泡性物質が
塗布されている熱収縮性プラスチックフィルムを既製の
容器の表面に被覆する工程が容易でなく、このための手
間が煩雑であり、使い捨てを目的とした安価な容器を得
る際の製造方法としては十分に適応し得ないのが実情で
ある。
性を有する容器の製造方法においては、熱発泡性物質が
塗布されている熱収縮性プラスチックフィルムを既製の
容器の表面に被覆する工程が容易でなく、このための手
間が煩雑であり、使い捨てを目的とした安価な容器を得
る際の製造方法としては十分に適応し得ないのが実情で
ある。
【0005】また、発泡ポリスチレン樹脂による容器
は、断熱性においては優れた作用を奏するものの、プラ
スチック容器であることから、使用後の廃棄処理に際し
ては不燃性の分別ゴミとして処理しなければならないと
いう煩雑性がある。
は、断熱性においては優れた作用を奏するものの、プラ
スチック容器であることから、使用後の廃棄処理に際し
ては不燃性の分別ゴミとして処理しなければならないと
いう煩雑性がある。
【0006】これに対して本発明は、その製造工程が簡
易で安価に供給し得るだけでなく、使用後には可燃ゴミ
として廃棄することのできる断熱性紙容器の製造方法を
提供する。
易で安価に供給し得るだけでなく、使用後には可燃ゴミ
として廃棄することのできる断熱性紙容器の製造方法を
提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本第1の発明は、紙容器
用の基材となる紙の少なくとも片面に、加熱によりガス
を発生する物質の塗布層を形成する工程と、前記紙の
表,裏両面に対してオレフィン系樹脂層を積層する工程
とにより、紙容器成形用のブランク板を得る第1工程
と、該紙容器成形用のブランク板による紙容器の成形を
行なう第2工程と、得られた紙容器を加熱することによ
り、前記紙容器用の基材に塗布されているガス発生物質
のガスを発生させて該部分のオレフィン系樹脂層と紙容
器用の基材となる紙層との間に発生ガス層を形成し、該
部分に断熱層を形成する第3工程とにより、断熱性の紙
容器を得ることからなる。
用の基材となる紙の少なくとも片面に、加熱によりガス
を発生する物質の塗布層を形成する工程と、前記紙の
表,裏両面に対してオレフィン系樹脂層を積層する工程
とにより、紙容器成形用のブランク板を得る第1工程
と、該紙容器成形用のブランク板による紙容器の成形を
行なう第2工程と、得られた紙容器を加熱することによ
り、前記紙容器用の基材に塗布されているガス発生物質
のガスを発生させて該部分のオレフィン系樹脂層と紙容
器用の基材となる紙層との間に発生ガス層を形成し、該
部分に断熱層を形成する第3工程とにより、断熱性の紙
容器を得ることからなる。
【0008】なお、本第1の発明におけるガス発生物質
の塗布層の形成は、ガス発生物質を単体で塗布すること
によって、あるいは、ガス発生物質をバインダーと混合
したコーティンブ剤を塗布することによって形成され
る。
の塗布層の形成は、ガス発生物質を単体で塗布すること
によって、あるいは、ガス発生物質をバインダーと混合
したコーティンブ剤を塗布することによって形成され
る。
【0009】本第2の発明は、紙容器用の基材となる紙
の少なくとも片面に、加熱により発泡する物質を含有す
る所謂発泡製印刷インキによる印刷層を形成する工程
と、前記紙の表,裏両面にオレフィン系樹脂層を積層す
る工程とにより、紙容器成形用のブランク板を得る第1
工程と、紙容器成形用のブランク板による紙容器の成形
を行なう第2工程と、得られた紙容器を加熱することに
より、前記紙容器用の基材に印刷されている印刷層中の
発泡性物質を発泡させ、該部分に断熱層を形成する第3
工程とにより、断熱性の紙容器を得ることからなる。
の少なくとも片面に、加熱により発泡する物質を含有す
る所謂発泡製印刷インキによる印刷層を形成する工程
と、前記紙の表,裏両面にオレフィン系樹脂層を積層す
る工程とにより、紙容器成形用のブランク板を得る第1
工程と、紙容器成形用のブランク板による紙容器の成形
を行なう第2工程と、得られた紙容器を加熱することに
より、前記紙容器用の基材に印刷されている印刷層中の
発泡性物質を発泡させ、該部分に断熱層を形成する第3
工程とにより、断熱性の紙容器を得ることからなる。
【0010】本第3の発明は、前記本第1の発明あるい
は第2の発明の断熱性を有する紙容器の製造方法におい
て、紙容器成形用のブランク板による紙容器に対する加
熱を、紙容器に内填物をホット充填する際の内填物によ
る熱によって行なうか、あるいは、外部からの加熱によ
って行なうか、さらには、電子線の照射によって行なう
ことにより、断熱性紙容器を得ることからなる。
は第2の発明の断熱性を有する紙容器の製造方法におい
て、紙容器成形用のブランク板による紙容器に対する加
熱を、紙容器に内填物をホット充填する際の内填物によ
る熱によって行なうか、あるいは、外部からの加熱によ
って行なうか、さらには、電子線の照射によって行なう
ことにより、断熱性紙容器を得ることからなる。
【0011】前記構成による本発明の断熱性を有する紙
容器の製造方法において、加熱によりガスを発生する物
質には、例えば、重炭酸アンモニウム等の無機質系の物
質や、ネオペンタン,ヘキサン,ネオヘキサン,ヘプタ
ン,イソペンタン,ジクルルテトラフルオロエタン,
1,1−ジクロロテトラフルオロエチレン等の低沸点炭
化水素等が利用される。
容器の製造方法において、加熱によりガスを発生する物
質には、例えば、重炭酸アンモニウム等の無機質系の物
質や、ネオペンタン,ヘキサン,ネオヘキサン,ヘプタ
ン,イソペンタン,ジクルルテトラフルオロエタン,
1,1−ジクロロテトラフルオロエチレン等の低沸点炭
化水素等が利用される。
【0012】また、加熱により発泡する物質を含有する
印刷インキには、通常の発泡性インキが利用され、ベヒ
クル成分と共に発泡剤、例えば、テトラアルキルシラ
ン,クロロフルオロカーボン,ブタン等を樹脂製の中空
球体の内部に充填させてなる発泡剤を含有する印刷イン
キが利用される。
印刷インキには、通常の発泡性インキが利用され、ベヒ
クル成分と共に発泡剤、例えば、テトラアルキルシラ
ン,クロロフルオロカーボン,ブタン等を樹脂製の中空
球体の内部に充填させてなる発泡剤を含有する印刷イン
キが利用される。
【0013】加熱によりガスを発生する物質の塗布層
や、加熱により発泡する物質を含有する印刷インキによ
る印刷層は、紙容器用の基材となる紙の少なくとも片面
に対して、その全面に形成されていても良く、あるい
は、例えば、容器を把持する際の掌が接当する部分等に
部分的に形成されていても良い。
や、加熱により発泡する物質を含有する印刷インキによ
る印刷層は、紙容器用の基材となる紙の少なくとも片面
に対して、その全面に形成されていても良く、あるい
は、例えば、容器を把持する際の掌が接当する部分等に
部分的に形成されていても良い。
【0014】加熱によりガスを発生する物質の塗布層
や、加熱により発泡する物質を含有する印刷インキによ
る印刷層は、例えば、オフセット印刷,グラビア印刷,
シルクスクリーン印刷等の印刷手段により、あるいは、
ロールコーター,ナイフコーター,カーテンフローコー
ター,ワイヤーバーコーター,リバースコーター,エア
ーナイフコーター等の汎用のコーティング法によって形
成される。
や、加熱により発泡する物質を含有する印刷インキによ
る印刷層は、例えば、オフセット印刷,グラビア印刷,
シルクスクリーン印刷等の印刷手段により、あるいは、
ロールコーター,ナイフコーター,カーテンフローコー
ター,ワイヤーバーコーター,リバースコーター,エア
ーナイフコーター等の汎用のコーティング法によって形
成される。
【0015】なお、加熱によりガスを発生する物質の塗
布層や、加熱により発泡する物質を含有する印刷インキ
による印刷層は、通常、これらの塗布層や印刷層の存在
する部分において、1〜3g(dry)/m2 程度に形
成される。
布層や、加熱により発泡する物質を含有する印刷インキ
による印刷層は、通常、これらの塗布層や印刷層の存在
する部分において、1〜3g(dry)/m2 程度に形
成される。
【0016】紙容器用の基材となる紙の少なくとも片面
に対して、加熱によりガスを発生する物質の塗布層ある
いは加熱により発泡する物質を含有する印刷インキによ
る印刷層を形成した後に、前記紙の表,裏両面に対して
積層されるオレフィン系樹脂層は、断熱作用を奏するガ
ス発泡層や発泡印刷層の保護作用を果たし、しかも、容
器に必要とされる耐水作用をも果たすものであり、紙容
器用の基材となる紙の表,裏両面に対して、それぞれ、
厚さ15〜40μ程度に、例えば、溶融樹脂の押出しコ
ーティング法により、あるいは、既成のオレフィン系樹
脂フィルムをドライラミネート法にて貼着する等によ
り、積層される。
に対して、加熱によりガスを発生する物質の塗布層ある
いは加熱により発泡する物質を含有する印刷インキによ
る印刷層を形成した後に、前記紙の表,裏両面に対して
積層されるオレフィン系樹脂層は、断熱作用を奏するガ
ス発泡層や発泡印刷層の保護作用を果たし、しかも、容
器に必要とされる耐水作用をも果たすものであり、紙容
器用の基材となる紙の表,裏両面に対して、それぞれ、
厚さ15〜40μ程度に、例えば、溶融樹脂の押出しコ
ーティング法により、あるいは、既成のオレフィン系樹
脂フィルムをドライラミネート法にて貼着する等によ
り、積層される。
【0017】さらに、紙容器成形用のブランク板による
紙容器の成形後に、紙容器用の基材に塗布されているガ
ス発生物質のガスを発生させるために、あるいは、紙容
器用の基材に印刷されている印刷層中の発泡性物質を発
泡させるために、該紙容器を加熱する手段としては、紙
容器に内填物をホット充填する際の内填物による熱を利
用する、あるいは、外部からの加熱を利用する、さらに
は、電子線の照射を利用する等の方法があり、電子線の
照射の照射によって加熱する場合には、例えば、コック
ロフトワルトン型,バンデグラフ型,共振変圧器型,絶
縁コア変圧器型,直線型,ダイナミトロン型,高周波型
等の各種の電子加速器による電子線の照射を行なう。
紙容器の成形後に、紙容器用の基材に塗布されているガ
ス発生物質のガスを発生させるために、あるいは、紙容
器用の基材に印刷されている印刷層中の発泡性物質を発
泡させるために、該紙容器を加熱する手段としては、紙
容器に内填物をホット充填する際の内填物による熱を利
用する、あるいは、外部からの加熱を利用する、さらに
は、電子線の照射を利用する等の方法があり、電子線の
照射の照射によって加熱する場合には、例えば、コック
ロフトワルトン型,バンデグラフ型,共振変圧器型,絶
縁コア変圧器型,直線型,ダイナミトロン型,高周波型
等の各種の電子加速器による電子線の照射を行なう。
【0018】
【発明の作用】本発明の断熱性を有する紙容器の製造方
法は、紙容器用の基材となる紙の少なくとも片面に対し
て、加熱によりガスを発生する物質の塗布層を形成する
か、あるいは、加熱により発泡する物質を含有する印刷
インキによる印刷層を形成した後に、前記紙の表,裏両
面に対してオレフィン系樹脂層を積層することにより、
紙容器成形用のブランク板を得た後、このブランク板に
よって所定の紙容器を成形し、続いて、加熱することに
より、前記紙容器用の基材に塗布されているガス発生物
質のガスを発生させるか、あるいは、前記紙容器用の基
材に印刷されている印刷層中の発泡性物質を発泡させる
ことにより、オレフィン系樹脂層と紙容器用の基材との
間で、しかも、オレフィン系樹脂層に接する部分に無数
の泡を発生させることによって断熱層を形成することか
らなる。
法は、紙容器用の基材となる紙の少なくとも片面に対し
て、加熱によりガスを発生する物質の塗布層を形成する
か、あるいは、加熱により発泡する物質を含有する印刷
インキによる印刷層を形成した後に、前記紙の表,裏両
面に対してオレフィン系樹脂層を積層することにより、
紙容器成形用のブランク板を得た後、このブランク板に
よって所定の紙容器を成形し、続いて、加熱することに
より、前記紙容器用の基材に塗布されているガス発生物
質のガスを発生させるか、あるいは、前記紙容器用の基
材に印刷されている印刷層中の発泡性物質を発泡させる
ことにより、オレフィン系樹脂層と紙容器用の基材との
間で、しかも、オレフィン系樹脂層に接する部分に無数
の泡を発生させることによって断熱層を形成することか
らなる。
【0019】したがって、本発明の断熱性を有する紙容
器の製造方法は、その製造工程が極めて容易であり、か
つ、連続生産が可能であることから、使い捨てに利用す
るに好適な安価な断熱性の紙容器が高効率で得られる。
器の製造方法は、その製造工程が極めて容易であり、か
つ、連続生産が可能であることから、使い捨てに利用す
るに好適な安価な断熱性の紙容器が高効率で得られる。
【0020】
【実施例】本発明の断熱性を有する紙容器の製造方法の
具体的な構成を実施例に基づいて説明する。
具体的な構成を実施例に基づいて説明する。
【0021】実施例1 [図3]において、坪量200g/m2のコート原紙からな
る紙容器用の基材2の表面の全面に対して、重炭酸アン
モニウム5重量部とアクリル系樹脂20重量部と水75
重量部とからなるコーティング剤を、3g(dry)/
m2 の割合に塗工し、符号3で表示される加熱によりガ
スを発生する物質の塗布層を形成した。
る紙容器用の基材2の表面の全面に対して、重炭酸アン
モニウム5重量部とアクリル系樹脂20重量部と水75
重量部とからなるコーティング剤を、3g(dry)/
m2 の割合に塗工し、符号3で表示される加熱によりガ
スを発生する物質の塗布層を形成した。
【0022】次いで、前記紙容器用の基材2の表,裏両
面に対して、厚さ20μのポリエチレン樹脂層4,5
を、溶融樹脂の押出しコート法によって積層し、紙容器
成形用のブランク板6を得た。
面に対して、厚さ20μのポリエチレン樹脂層4,5
を、溶融樹脂の押出しコート法によって積層し、紙容器
成形用のブランク板6を得た。
【0023】続いて、[図4]において、前記紙容器成
形用のブランク板6を打ち抜き成形し、これを所定の製
函工程にて成形し、前記ブランク板6によって周壁部が
形成され、また、坪量200g/m2のコート原紙からなる
紙容器用の基材の表,裏両面に対して厚さ20μのポリ
エチレフィルム層がそれぞれ押出しコート法にて積層さ
れている積層シートによる底部7を具備する紙コップ8
を得た。
形用のブランク板6を打ち抜き成形し、これを所定の製
函工程にて成形し、前記ブランク板6によって周壁部が
形成され、また、坪量200g/m2のコート原紙からなる
紙容器用の基材の表,裏両面に対して厚さ20μのポリ
エチレフィルム層がそれぞれ押出しコート法にて積層さ
れている積層シートによる底部7を具備する紙コップ8
を得た。
【0024】なお、紙コップ8においては、ブランク板
6における加熱によりガスを発生する物質の塗布層側が
紙容器の外側面側になっているが、断熱層側が必ずしも
外側面側に形成されている必要は無く、断熱層側が容器
の内側面側であっても良い。
6における加熱によりガスを発生する物質の塗布層側が
紙容器の外側面側になっているが、断熱層側が必ずしも
外側面側に形成されている必要は無く、断熱層側が容器
の内側面側であっても良い。
【0025】さらに、前述の紙コップ8を100℃の乾
燥機内に2分間放置することにより、塗布層3における
低沸点炭化水素ガスを発生させ、[図1]及び[図2]
において、ポリエチレフィルム層4と塗布層3との界面
に無数の泡が9,9・・・・が生成してなる断熱層10を有
する容量470ccの紙コップ1(容器口部の直径:9
2mm,高さ:105mm)を得た。
燥機内に2分間放置することにより、塗布層3における
低沸点炭化水素ガスを発生させ、[図1]及び[図2]
において、ポリエチレフィルム層4と塗布層3との界面
に無数の泡が9,9・・・・が生成してなる断熱層10を有
する容量470ccの紙コップ1(容器口部の直径:9
2mm,高さ:105mm)を得た。
【0026】比較例1 実施例1の紙コップ1の中から、符号3で表示される加
熱によりガスを発生する物質の塗布層の構成を欠如する
比較のための紙コップを得た。
熱によりガスを発生する物質の塗布層の構成を欠如する
比較のための紙コップを得た。
【0027】実施例2 坪量200g/m2のコート原紙からなる紙容器用の基材2
の表面の全面に対して、内部にブタンが充填されている
塩化ビニリデン樹脂製の中空球体20重量部とアクリル
樹脂30重量部と水50重量部とからなる加熱により発
泡する物質を含有する印刷インキによる印刷層を、3g
(dry)/m2 の割合に形成し、次いで、前記紙容器
用の基材の表,裏両面に対して、厚さ20μのポリエチ
レ樹脂層を、溶融樹脂の押出しコート法によって積層
し、紙容器成形用のブランク板を得た。
の表面の全面に対して、内部にブタンが充填されている
塩化ビニリデン樹脂製の中空球体20重量部とアクリル
樹脂30重量部と水50重量部とからなる加熱により発
泡する物質を含有する印刷インキによる印刷層を、3g
(dry)/m2 の割合に形成し、次いで、前記紙容器
用の基材の表,裏両面に対して、厚さ20μのポリエチ
レ樹脂層を、溶融樹脂の押出しコート法によって積層
し、紙容器成形用のブランク板を得た。
【0028】続いて、実施例1の対応する工程と同一の
工程により、本発明の実施例品である紙コップを得た。
工程により、本発明の実施例品である紙コップを得た。
【0029】比較例2 肉厚1.5mmの発泡ポリスチレン樹脂容器(容量470
cc)を比較のための断熱性容器として準備した。
cc)を比較のための断熱性容器として準備した。
【0030】[実験]実施例1〜2及び比較例1〜2の
各容器を、厚さ5mmの発泡ポリスチレン製の断熱シート
の上に載置した後、容器の内部に80℃の熱水を350
cc注入し、各容器の上,下方向の略中央部の外側面の
表面温度を表面温度計を利用して一定時間ごとに計測し
た。結果を[表1]に示す。
各容器を、厚さ5mmの発泡ポリスチレン製の断熱シート
の上に載置した後、容器の内部に80℃の熱水を350
cc注入し、各容器の上,下方向の略中央部の外側面の
表面温度を表面温度計を利用して一定時間ごとに計測し
た。結果を[表1]に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【効果】本発明方法によって得られた断熱性を有する紙
容器は、その製造に際しての製造工程数が少なく、しか
も、煩雑な工程が必要で無く、安価に供給されるもので
あり、しかも、断熱性に対しても優れた性質を有するも
のであることから、例えば、自動販売機に利用されるホ
ット充填用のカップ、熱湯を注入することによって内填
物を飲食し得る状態にする所謂即席可食品用容器、さら
には電子レンジによる調理用の容器等として、例えば使
い捨て用等に利用される安価な断熱性紙容器として高度
の利用価値を有する。
容器は、その製造に際しての製造工程数が少なく、しか
も、煩雑な工程が必要で無く、安価に供給されるもので
あり、しかも、断熱性に対しても優れた性質を有するも
のであることから、例えば、自動販売機に利用されるホ
ット充填用のカップ、熱湯を注入することによって内填
物を飲食し得る状態にする所謂即席可食品用容器、さら
には電子レンジによる調理用の容器等として、例えば使
い捨て用等に利用される安価な断熱性紙容器として高度
の利用価値を有する。
【図1】本発明の断熱性を有する紙容器の製造方法によ
って得られる断熱性紙容器の1例を示す正面図である。
って得られる断熱性紙容器の1例を示す正面図である。
【図2】[図1]に示される断熱性を有する紙容器の模
型横断面図である。
型横断面図である。
【図3】本発明の断熱性を有する紙容器の製造方法に利
用される紙容器成形用のブランク板の模型断面図であ
る。
用される紙容器成形用のブランク板の模型断面図であ
る。
【図4】[図1]及び[図2]に示される断熱性を有す
る紙容器1が加熱処理される前の状態を示す模型横断面
図である。
る紙容器1が加熱処理される前の状態を示す模型横断面
図である。
1 断熱性を有する紙容器 2 紙容器用の基材 3 加熱によりガスを発生する物質の塗布層 4 ポリオレフィン系樹脂層 5 ポリオレフィン系樹脂層 6 紙容器成形用のブランク板 8 加熱処理される前の紙容器 9 加熱によって塗布層3に発生した無数の泡 10 断熱層
Claims (3)
- 【請求項1】 紙容器用の基材となる紙の少なくとも
片面に、加熱によりガスを発生する物質の塗布層を形成
した後に、前記紙の表,裏両面に対してオレフィン系樹
脂層を積層することにより、紙容器成形用のブランク板
を得る工程と、紙容器成形用のブランク板による紙容器
の成形を行なう工程と、得られた紙容器を加熱し、前記
紙容器用の基材に塗布されているガス発生物質のガスを
発生させることにより、該部分に断熱層を形成する工程
とからなることを特徴とする断熱性を有する紙容器の製
造方法。 - 【請求項2】 紙容器用の基材となる紙の少なくとも
片面に、加熱により発泡する物質を含有する印刷インキ
による印刷層を形成した後に、前記紙の表,裏両面に対
してオレフィン系樹脂層を積層することにより、紙容器
成形用のブランク板を得る工程と、紙容器成形用のブラ
ンク板による紙容器の成形を行なう工程と、得られた紙
容器を加熱し、前記紙容器用の基材に印刷されている印
刷層中の発泡性物質を発泡させることにより、該部分に
断熱層を形成する工程とからなることを特徴とする断熱
性を有する紙容器の製造方法。 - 【請求項3】 紙容器成形用のブランク板による紙容
器に対する加熱を、該紙容器に内填物をホット充填する
際の内填物の熱によって行なうか、あるいは、外部から
の加熱によって行なうか、または、電子線の照射によっ
て行なう請求項1または請求項2記載の断熱性を有する
紙容器の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3238755A JPH0550535A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 断熱性を有する紙容器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3238755A JPH0550535A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 断熱性を有する紙容器の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0550535A true JPH0550535A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=17034785
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3238755A Pending JPH0550535A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 断熱性を有する紙容器の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0550535A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1034690A (ja) * | 1996-02-23 | 1998-02-10 | James River Corp Of Virginia | 断熱原材料及び断熱容器とその製造方法 |
| JP2004530602A (ja) * | 2001-06-18 | 2004-10-07 | アップルトン ペーパーズ インコーポレイテッド | 飲料又は食料用断熱性容器 |
| JP2005145482A (ja) * | 2003-11-12 | 2005-06-09 | Fuji Seal International Inc | スパウト付きパウチ容器 |
| CN108749129A (zh) * | 2018-05-23 | 2018-11-06 | 浙江庞度环保科技有限公司 | 瓦楞纸杯机的印刷压纹装置 |
-
1991
- 1991-08-26 JP JP3238755A patent/JPH0550535A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1034690A (ja) * | 1996-02-23 | 1998-02-10 | James River Corp Of Virginia | 断熱原材料及び断熱容器とその製造方法 |
| JP2004530602A (ja) * | 2001-06-18 | 2004-10-07 | アップルトン ペーパーズ インコーポレイテッド | 飲料又は食料用断熱性容器 |
| JP2005145482A (ja) * | 2003-11-12 | 2005-06-09 | Fuji Seal International Inc | スパウト付きパウチ容器 |
| CN108749129A (zh) * | 2018-05-23 | 2018-11-06 | 浙江庞度环保科技有限公司 | 瓦楞纸杯机的印刷压纹装置 |
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