JPH07100505B2 - 断熱性を有する紙容器の製造方法 - Google Patents
断熱性を有する紙容器の製造方法Info
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- JPH07100505B2 JPH07100505B2 JP4277995A JP27799592A JPH07100505B2 JP H07100505 B2 JPH07100505 B2 JP H07100505B2 JP 4277995 A JP4277995 A JP 4277995A JP 27799592 A JP27799592 A JP 27799592A JP H07100505 B2 JPH07100505 B2 JP H07100505B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動販売機等に利用さ
れるホット飲料等の充填用のカップ、熱湯を注入するこ
とによって内填物を飲食し得る状態にする所謂即席可食
品用容器、さらには電子レンジによる調理用の容器等に
利用される断熱性を有する紙容器の製造方法に関する。
れるホット飲料等の充填用のカップ、熱湯を注入するこ
とによって内填物を飲食し得る状態にする所謂即席可食
品用容器、さらには電子レンジによる調理用の容器等に
利用される断熱性を有する紙容器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】断熱性を有する容器の製造方法として
は、例えば、熱発泡性物質が塗布されている熱収縮性プ
ラスチックフィルムを既製の容器の表面に被覆した後、
これを加熱処理に付すことにより、熱収縮性プラスチッ
クフィルムを容器の外側表面に密着させると同時に、熱
収縮性プラスチックフィルムに塗布されている熱発泡性
物質を発泡させることからなる方法(特公昭58−52
904号公報)が知られている。
は、例えば、熱発泡性物質が塗布されている熱収縮性プ
ラスチックフィルムを既製の容器の表面に被覆した後、
これを加熱処理に付すことにより、熱収縮性プラスチッ
クフィルムを容器の外側表面に密着させると同時に、熱
収縮性プラスチックフィルムに塗布されている熱発泡性
物質を発泡させることからなる方法(特公昭58−52
904号公報)が知られている。
【0003】また、発泡ポリスチレン樹脂による容器が
断熱性容器として汎用されている。
断熱性容器として汎用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前述の断熱
性を有する容器の製造方法においては、熱発泡性物質が
塗布されている熱収縮性プラスチックフィルムを既製の
容器の表面に被覆する工程が容易でなく、このための手
間が煩雑である。このため、使い捨てを目的とした安価
な容器を得る際の製造方法としては十分に適応し得ない
のが実情である。
性を有する容器の製造方法においては、熱発泡性物質が
塗布されている熱収縮性プラスチックフィルムを既製の
容器の表面に被覆する工程が容易でなく、このための手
間が煩雑である。このため、使い捨てを目的とした安価
な容器を得る際の製造方法としては十分に適応し得ない
のが実情である。
【0005】また、発泡ポリスチレン樹脂による容器
は、断熱性においては優れた作用を奏するものの、プラ
スチック容器であることから、使用後の廃棄処理に際し
ては不燃性の分別ゴミとして処理しなければならないと
いう煩雑性がある。
は、断熱性においては優れた作用を奏するものの、プラ
スチック容器であることから、使用後の廃棄処理に際し
ては不燃性の分別ゴミとして処理しなければならないと
いう煩雑性がある。
【0006】これに対して本発明は、その製造工程が簡
易で安価に供給し得るだけでなく、使用後には可燃ゴミ
として廃棄することができ、しかも、断熱層となる発泡
層の厚さ及び該発泡層の発泡倍率が十分なことから断熱
性能が良好で、かつ、発泡性物質による臭気の問題等の
無い断熱性を有する紙容器の製造方法を提供する。
易で安価に供給し得るだけでなく、使用後には可燃ゴミ
として廃棄することができ、しかも、断熱層となる発泡
層の厚さ及び該発泡層の発泡倍率が十分なことから断熱
性能が良好で、かつ、発泡性物質による臭気の問題等の
無い断熱性を有する紙容器の製造方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本第1の発明の断熱性を
有する紙容器の製造方法は、紙容器用の基材となる紙の
表,裏両面のそれぞれにオレフィン系樹脂層を積層する
工程と、該オレフィン系樹脂層の少なくとも一方の面に
加熱により発泡する物質を含有する塗布層を形成する工
程と、該加熱により発泡する物質を含有する塗布層の上
にオレフィン系樹脂層を積層する工程とによって紙容器
成形用ブランク板を得た後、該紙容器成形用ブランク板
を利用して紙容器の成形を行ない、さらに、得られた紙
容器を加熱し、前記紙容器成形用ブランク板中に存在す
る加熱により発泡する物質を含有する塗布層におけるの
発泡性物質を発泡させることにより、該部分に発泡層か
らなる断熱層を形成することからなる。
有する紙容器の製造方法は、紙容器用の基材となる紙の
表,裏両面のそれぞれにオレフィン系樹脂層を積層する
工程と、該オレフィン系樹脂層の少なくとも一方の面に
加熱により発泡する物質を含有する塗布層を形成する工
程と、該加熱により発泡する物質を含有する塗布層の上
にオレフィン系樹脂層を積層する工程とによって紙容器
成形用ブランク板を得た後、該紙容器成形用ブランク板
を利用して紙容器の成形を行ない、さらに、得られた紙
容器を加熱し、前記紙容器成形用ブランク板中に存在す
る加熱により発泡する物質を含有する塗布層におけるの
発泡性物質を発泡させることにより、該部分に発泡層か
らなる断熱層を形成することからなる。
【0008】本第2の発明は、前記本第1の発明の断熱
性を有する紙容器の製造方法において、紙容器成形用ブ
ランク板を利用して成形した紙容器の加熱を、紙容器に
液体の内填物をホット充填したときの内填物による熱に
よって行なうか、あるいは、外部からの加熱によって行
なうか、さらには、電子線の照射によって行なうことに
より、所定の断熱性紙容器を得ることからなる。
性を有する紙容器の製造方法において、紙容器成形用ブ
ランク板を利用して成形した紙容器の加熱を、紙容器に
液体の内填物をホット充填したときの内填物による熱に
よって行なうか、あるいは、外部からの加熱によって行
なうか、さらには、電子線の照射によって行なうことに
より、所定の断熱性紙容器を得ることからなる。
【0009】前記構成による本発明の断熱性を有する紙
容器の製造方法において、加熱により発泡する物質を含
有する塗布層の形成には、通常の発泡性インキが利用さ
れる。この発泡性インキは、ベヒクル成分と共に加熱に
より発泡する発泡剤、例えば、テトラアルキルシラン,
クロロフルオロカーボン,ブタン等を樹脂製の中空球体
の内部に充填させてなる発泡剤を含有する印刷インキで
ある。
容器の製造方法において、加熱により発泡する物質を含
有する塗布層の形成には、通常の発泡性インキが利用さ
れる。この発泡性インキは、ベヒクル成分と共に加熱に
より発泡する発泡剤、例えば、テトラアルキルシラン,
クロロフルオロカーボン,ブタン等を樹脂製の中空球体
の内部に充填させてなる発泡剤を含有する印刷インキで
ある。
【0010】加熱により発泡する物質を含有する印刷イ
ンキによる塗布層は、紙容器用の基材となる紙の表,裏
両面に対してオレフィン系樹脂層を介して積層されてい
ても、あるいは、表,裏両面にオレフィン系樹脂層が積
層されている紙容器用の基材の一方の面に形成されてい
ても良い。
ンキによる塗布層は、紙容器用の基材となる紙の表,裏
両面に対してオレフィン系樹脂層を介して積層されてい
ても、あるいは、表,裏両面にオレフィン系樹脂層が積
層されている紙容器用の基材の一方の面に形成されてい
ても良い。
【0011】また、この加熱により発泡する物質を含有
する塗布層は、表,裏両面がオレフィン系樹脂層で積層
されている紙容器用の基材の少なくとも一方の面の全面
に形成されていても良く、あるいは、例えば、容器を把
持する際の掌が接当する部分等に部分的に形成されてい
ても良い。
する塗布層は、表,裏両面がオレフィン系樹脂層で積層
されている紙容器用の基材の少なくとも一方の面の全面
に形成されていても良く、あるいは、例えば、容器を把
持する際の掌が接当する部分等に部分的に形成されてい
ても良い。
【0012】加熱により発泡する物質を含有する印刷イ
ンキによる塗布層は、例えば、オフセット印刷,グラビ
ア印刷,シルクスクリーン印刷等の印刷手段により、あ
るいは、ロールコーター,ナイフコーター,カーテンフ
ローコーター,ワイヤーバーコーター,リバースコータ
ー,エアーナイフコーター等の汎用のコーティング法に
より、塗布層の存在する部分での塗布量が1〜3g(d
ry)/m2 程度に形成される。
ンキによる塗布層は、例えば、オフセット印刷,グラビ
ア印刷,シルクスクリーン印刷等の印刷手段により、あ
るいは、ロールコーター,ナイフコーター,カーテンフ
ローコーター,ワイヤーバーコーター,リバースコータ
ー,エアーナイフコーター等の汎用のコーティング法に
より、塗布層の存在する部分での塗布量が1〜3g(d
ry)/m2 程度に形成される。
【0013】紙容器成形用ブランク板において上,下の
最外層をなすオレフィン系樹脂層は、紙容器に必要とさ
れるに十分な耐水作用を果たし、また、加熱により発泡
する物質を含有する塗布層の上に積層されるオレフィン
系樹脂層は、断熱作用を奏する発泡層の保護作用をも同
時に果たす。
最外層をなすオレフィン系樹脂層は、紙容器に必要とさ
れるに十分な耐水作用を果たし、また、加熱により発泡
する物質を含有する塗布層の上に積層されるオレフィン
系樹脂層は、断熱作用を奏する発泡層の保護作用をも同
時に果たす。
【0014】また、加熱により発泡する物質を含有する
塗布層の下地層となるオレフィン系樹脂層は、前記塗布
層を発泡させるための加熱の際に、紙層内のエアーや水
分の気化物が塗布層内に侵入して発泡層の発泡を不安定
にするのを防止する作用を果たすと共に、加熱後の冷却
によって発泡層から発生するブタンガス等が紙層に抜け
て発泡層の厚さが低減するのを防止し、発泡倍率の高い
発泡層からなる断熱層を生成させる作用を果たす。な
お、発泡層から発生するブタンガス等が紙層に抜けるの
を防止することは、ブタンガス等による臭気の発生の問
題をも同時に解消し得る。
塗布層の下地層となるオレフィン系樹脂層は、前記塗布
層を発泡させるための加熱の際に、紙層内のエアーや水
分の気化物が塗布層内に侵入して発泡層の発泡を不安定
にするのを防止する作用を果たすと共に、加熱後の冷却
によって発泡層から発生するブタンガス等が紙層に抜け
て発泡層の厚さが低減するのを防止し、発泡倍率の高い
発泡層からなる断熱層を生成させる作用を果たす。な
お、発泡層から発生するブタンガス等が紙層に抜けるの
を防止することは、ブタンガス等による臭気の発生の問
題をも同時に解消し得る。
【0015】これらのオレフィン系樹脂層は、それぞれ
厚さ15〜40μ程度に、例えば、溶融樹脂の押出しコ
ーティング法により、あるいは、既成のオレフィン系樹
脂フィルムをドライラミネート法にて貼着する等により
形成される。
厚さ15〜40μ程度に、例えば、溶融樹脂の押出しコ
ーティング法により、あるいは、既成のオレフィン系樹
脂フィルムをドライラミネート法にて貼着する等により
形成される。
【0016】さらに、紙容器成形用ブランク板による紙
容器の成形後に、紙容器用の基材に形成されている塗布
層中の加熱により発泡する物質を発泡させるための加熱
手段としては、紙容器に飲料等の内填物をホット充填す
る際の内填物による熱を利用する、あるいは、外部から
の加熱を利用する、さらには、電子線の照射を利用する
等の方法がある。そして、電子線の照射の照射によって
加熱する場合には、例えば、コックロフトワルトン型,
バンデグラフ型,共振変圧器型,絶縁コア変圧器型,直
線型,ダイナミトロン型,高周波型等の各種の電子加速
器による電子線の照射を利用し得る。
容器の成形後に、紙容器用の基材に形成されている塗布
層中の加熱により発泡する物質を発泡させるための加熱
手段としては、紙容器に飲料等の内填物をホット充填す
る際の内填物による熱を利用する、あるいは、外部から
の加熱を利用する、さらには、電子線の照射を利用する
等の方法がある。そして、電子線の照射の照射によって
加熱する場合には、例えば、コックロフトワルトン型,
バンデグラフ型,共振変圧器型,絶縁コア変圧器型,直
線型,ダイナミトロン型,高周波型等の各種の電子加速
器による電子線の照射を利用し得る。
【0017】
【発明の作用】本発明の断熱性を有する紙容器の製造方
法は、紙容器用の基材となる紙の表,裏両面にオレフィ
ン系樹脂層を積層する工程と、該オレフィン系樹脂層の
少なくとも一方の面に加熱により発泡する物質を含有す
る塗布層を形成する工程と、該加熱により発泡する物質
を含有する塗布層の上にオレフィン系樹脂層を積層する
工程とによって紙容器成形用ブランク板を得た後、紙容
器成形用ブランク板による紙容器の成形を行ない、さら
に、得られた紙容器を加熱し、前記紙容器成形用ブラン
ク板中に存在する加熱により発泡する物質を発泡させる
ことにより、該部分に発泡層からなる断熱層を形成する
工程とからなる。
法は、紙容器用の基材となる紙の表,裏両面にオレフィ
ン系樹脂層を積層する工程と、該オレフィン系樹脂層の
少なくとも一方の面に加熱により発泡する物質を含有す
る塗布層を形成する工程と、該加熱により発泡する物質
を含有する塗布層の上にオレフィン系樹脂層を積層する
工程とによって紙容器成形用ブランク板を得た後、紙容
器成形用ブランク板による紙容器の成形を行ない、さら
に、得られた紙容器を加熱し、前記紙容器成形用ブラン
ク板中に存在する加熱により発泡する物質を発泡させる
ことにより、該部分に発泡層からなる断熱層を形成する
工程とからなる。
【0018】したがって、本発明の断熱性を有する紙容
器の製造方法は、その製造工程が極めて容易であり、か
つ、連続生産が可能であることから、使い捨てに利用す
るに好適な安価な断熱性の紙容器が高効率で得られる。
器の製造方法は、その製造工程が極めて容易であり、か
つ、連続生産が可能であることから、使い捨てに利用す
るに好適な安価な断熱性の紙容器が高効率で得られる。
【0019】また、本発明の断熱性を有する紙容器の製
造方法においては、紙容器用の基材となる紙に対してオ
レフィン系樹脂層を介して加熱により発泡する物質を含
有する塗布層を形成した後、該塗布層の上にオレフィン
系樹脂層を形成し、しかる後に、塗布層の発泡を行なう
工程を採るため、すなわち、加熱により発泡する物質を
含有する塗布層の上,下にオレフィン系樹脂層が積層さ
れている状態で塗布層を発泡させるため、塗布層を発泡
させるための加熱の際に、紙層内のエアーや水分の気化
物等が塗布層内に侵入して塗工層によって生成する発泡
層の発泡を不安定にするようなことがなく、また、塗布
層の発泡のための加熱後の冷却によって発泡層から発生
するブタンガス等が紙層に抜けることがないため、発泡
層の厚さが低減するようなことがない。このため、発泡
倍率の高い均質な発泡層からなる断熱層が得られる。
造方法においては、紙容器用の基材となる紙に対してオ
レフィン系樹脂層を介して加熱により発泡する物質を含
有する塗布層を形成した後、該塗布層の上にオレフィン
系樹脂層を形成し、しかる後に、塗布層の発泡を行なう
工程を採るため、すなわち、加熱により発泡する物質を
含有する塗布層の上,下にオレフィン系樹脂層が積層さ
れている状態で塗布層を発泡させるため、塗布層を発泡
させるための加熱の際に、紙層内のエアーや水分の気化
物等が塗布層内に侵入して塗工層によって生成する発泡
層の発泡を不安定にするようなことがなく、また、塗布
層の発泡のための加熱後の冷却によって発泡層から発生
するブタンガス等が紙層に抜けることがないため、発泡
層の厚さが低減するようなことがない。このため、発泡
倍率の高い均質な発泡層からなる断熱層が得られる。
【0020】
【実施例】本発明の断熱性を有する紙容器の製造方法の
具体的な構成を実施例に基づいて説明する。
具体的な構成を実施例に基づいて説明する。
【0021】実施例1 [図3]において、坪量200g/m2 のコーティング
原紙からなる紙容器用の基材2の表面の全面に対して、
溶融樹脂の押出しコーティング法により厚さ20μのポ
リエチレン樹脂層3を積層した後、該ポリエチレン樹脂
層3面に、内部にブタンが充填されている塩化ビニリデ
ン樹脂製の中空球体20重量部とアクリル樹脂30重量
部と水50重量部とからなる加熱により発泡する物質を
含有する印刷インキによる塗布層4を3g(dry)/
m2 の割合に形成し、次いで、前記紙容器用の基材2の
表,裏両面に、すなわち、紙容器用の基材2の裏面と加
熱により発泡する物質を含有する印刷インキの塗布層4
面とのそれぞれの面に対して、厚さ20μのポリエチレ
ン樹脂層5,6を溶融樹脂の押出しコーティング法によ
って積層し、紙容器成形用ブランク板7を得た。
原紙からなる紙容器用の基材2の表面の全面に対して、
溶融樹脂の押出しコーティング法により厚さ20μのポ
リエチレン樹脂層3を積層した後、該ポリエチレン樹脂
層3面に、内部にブタンが充填されている塩化ビニリデ
ン樹脂製の中空球体20重量部とアクリル樹脂30重量
部と水50重量部とからなる加熱により発泡する物質を
含有する印刷インキによる塗布層4を3g(dry)/
m2 の割合に形成し、次いで、前記紙容器用の基材2の
表,裏両面に、すなわち、紙容器用の基材2の裏面と加
熱により発泡する物質を含有する印刷インキの塗布層4
面とのそれぞれの面に対して、厚さ20μのポリエチレ
ン樹脂層5,6を溶融樹脂の押出しコーティング法によ
って積層し、紙容器成形用ブランク板7を得た。
【0022】続いて、[図4]において、前記紙容器成
形用ブランク板7を打ち抜き成形し、これを所定の製函
工程に付すことにより、前記紙容器成形用ブランク板7
によって周壁部が形成され、また、坪量200g/m2
のコーティング原紙からなる紙容器用の基材の表,裏両
面に厚さ20μのポリエチレン樹脂層が溶融樹脂の押出
しコーティング法にて積層されている積層シートによっ
て底部8が形成されている紙容器9を得た。
形用ブランク板7を打ち抜き成形し、これを所定の製函
工程に付すことにより、前記紙容器成形用ブランク板7
によって周壁部が形成され、また、坪量200g/m2
のコーティング原紙からなる紙容器用の基材の表,裏両
面に厚さ20μのポリエチレン樹脂層が溶融樹脂の押出
しコーティング法にて積層されている積層シートによっ
て底部8が形成されている紙容器9を得た。
【0023】しかる後に、前記紙容器9を100℃の乾
燥機内に2分間放置することにより、紙容器9の周壁部
における塗布層4を発泡させ、[図1]及び[図2]に
おいて、紙容器成形用ブランク板7の塗布層4が発泡層
10からなる断熱層に変化した容量470ccの断熱性
を有する紙容器(容器口部の直径:92mm,高さ:1
05mm)1を得た。
燥機内に2分間放置することにより、紙容器9の周壁部
における塗布層4を発泡させ、[図1]及び[図2]に
おいて、紙容器成形用ブランク板7の塗布層4が発泡層
10からなる断熱層に変化した容量470ccの断熱性
を有する紙容器(容器口部の直径:92mm,高さ:1
05mm)1を得た。
【0024】比較例1 実施例1に説明した紙容器成形用ブランク板7の中から
加熱により発泡する物質を含有する塗布層4の構成を欠
如する紙容器成形用ブランク板を得た後、該紙容器成形
用ブランク板を利用し、以下実施例1の対応する工程と
同一工程により比較のための紙容器を得た。
加熱により発泡する物質を含有する塗布層4の構成を欠
如する紙容器成形用ブランク板を得た後、該紙容器成形
用ブランク板を利用し、以下実施例1の対応する工程と
同一工程により比較のための紙容器を得た。
【0025】比較例2 厚さ1.5mmの発泡ポリスチレン樹脂容器(容量47
0cc)を比較のための断熱性を有する容器として準備
した。
0cc)を比較のための断熱性を有する容器として準備
した。
【0026】[実験]実施例1及び比較例1〜2の各容
器を、厚さ5mmの発泡ポリスチレン製の断熱シートの
上に載置した後、容器の内部に80℃の熱水を350c
c注入し、各容器の上,下方向の略中央部の外側面の表
面温度を、表面温度計を利用して一定時間ごとに計測し
た。結果を[表1]に示す。
器を、厚さ5mmの発泡ポリスチレン製の断熱シートの
上に載置した後、容器の内部に80℃の熱水を350c
c注入し、各容器の上,下方向の略中央部の外側面の表
面温度を、表面温度計を利用して一定時間ごとに計測し
た。結果を[表1]に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【効果】本発明方法によって得られた断熱性を有する紙
容器は、その製造に際しての製造工程数が少なく、しか
も、煩雑な工程が必要で無く、安価に供給されるもので
あり、しかも、断熱性に対しても優れた性質を有するも
のであることから、例えば、自動販売機に利用されるホ
ット飲料の充填用のカップ、熱湯を注入することによっ
て内填物を飲食し得る状態にする所謂即席可食品用容
器、さらには電子レンジによる調理用の容器等として利
用され、使い捨て用等に適した安価な断熱性紙容器とし
て高度の利用価値を有する。
容器は、その製造に際しての製造工程数が少なく、しか
も、煩雑な工程が必要で無く、安価に供給されるもので
あり、しかも、断熱性に対しても優れた性質を有するも
のであることから、例えば、自動販売機に利用されるホ
ット飲料の充填用のカップ、熱湯を注入することによっ
て内填物を飲食し得る状態にする所謂即席可食品用容
器、さらには電子レンジによる調理用の容器等として利
用され、使い捨て用等に適した安価な断熱性紙容器とし
て高度の利用価値を有する。
【図1】本発明の断熱性を有する紙容器の製造方法によ
って得られる断熱性紙容器の1例を示す正面図である。
って得られる断熱性紙容器の1例を示す正面図である。
【図2】[図1]に示される断熱性を有する紙容器の模
型横断面図である。
型横断面図である。
【図3】本発明の断熱性を有する紙容器の製造方法に利
用される紙容器成形用ブランク板の模型断面図である。
用される紙容器成形用ブランク板の模型断面図である。
【図4】[図1]及び[図2]に示される断熱性を有す
る紙容器1が加熱処理される前の状態を示す模型横断面
図である。
る紙容器1が加熱処理される前の状態を示す模型横断面
図である。
1 断熱性を有する紙容器 2 紙容器用の基材 3 ポリオレフィン系樹脂層 4 加熱により発泡する物質を含有する塗布層 5 ポリオレフィン系樹脂層 6 ポリオレフィン系樹脂層 7 紙容器成形用ブランク板 8 紙容器の底部 9 加熱処理される前の紙容器 10 加熱によって塗布層4が発泡して得られた発泡層
からなる断熱層
からなる断熱層
Claims (2)
- 【請求項1】 紙容器用の基材となる紙の表,裏両面
のそれぞれにオレフィン系樹脂層を積層する工程と、該
オレフィン系樹脂層の少なくとも一方の面に加熱により
発泡する物質を含有する塗布層を形成する工程と、該加
熱により発泡する物質を含有する塗布層の上にオレフィ
ン系樹脂層を積層する工程とによって紙容器成形用ブラ
ンク板を得た後、該紙容器成形用ブランク板による紙容
器の成形を行ない、さらに、得られた紙容器を加熱し、
前記紙容器成形用ブランク板中に存在する加熱により発
泡する物質を含有する塗布層を発泡させることによって
断熱層を形成することを特徴とする断熱性を有する紙容
器の製造方法。 - 【請求項2】 紙容器成形用ブランク板を利用して成
形した紙容器に対する加熱を、該紙容器内に液体の内填
物をホット充填したときの内填物の熱によって行なう
か、あるいは、外部からの加熱によって行なうか、また
は、電子線の照射によって行なう請求項1記載の断熱性
を有する紙容器の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4277995A JPH07100505B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 断熱性を有する紙容器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4277995A JPH07100505B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 断熱性を有する紙容器の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0699967A JPH0699967A (ja) | 1994-04-12 |
| JPH07100505B2 true JPH07100505B2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=17591165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4277995A Expired - Fee Related JPH07100505B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 断熱性を有する紙容器の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07100505B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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