JPH0553185B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0553185B2 JPH0553185B2 JP63028045A JP2804588A JPH0553185B2 JP H0553185 B2 JPH0553185 B2 JP H0553185B2 JP 63028045 A JP63028045 A JP 63028045A JP 2804588 A JP2804588 A JP 2804588A JP H0553185 B2 JPH0553185 B2 JP H0553185B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- parts
- formula
- weight
- monovalent hydrocarbon
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
(産業上に利用分野)
本発明はフルオロシリコーンゴム組成物、特に
は硬化したときに耐熱性、耐寒性、耐油性、耐溶
剤性さらにはロール作業上、圧縮復元性のすぐれ
たゴム弾性体を与えるので、自動車、航空機など
の輸送機器のダイヤフラム、パツキング、コネク
ター、ガスケツト、ホース材などとして有用とさ
れるフルオロシリコーンゴム組成物に関するもの
である。 (従来の技術) シリコーンゴムは通常これに超微粉状のシリカ
系充填剤を配合して補強することによつて実用化
されているが、この場合はその分散を助けると共
にクリープ硬化を防止するためにジメチルジメト
キシシランやジフエニルシランジオールなどのシ
ラン類や、α,ω−ジメチルシロキサンジオー
ル、ヘキサメチルジシラザンなどのシロキサンオ
リゴマーがウエツターとして添加されている。 しかして、このシリコーンゴムについてはその
ジメチルシロキサン単位を一部トリフルオロプロ
ピル基を有するものとしたフルオロシリコーンゴ
ムも知られており、このフルオロシリコーンゴム
についても超微粉シリカ系充填剤の配合時に上記
ウエツターが添加されているが、この場合にはそ
の添加によつてフルオロシリコーンゴムの本来の
特性である耐油性、耐溶剤性が低下するという不
利があるため、これについてはさらに3,3,3
−トリフルオロプロピル基含有アルコキシシラン
またはその部分加水分解縮合物を添加することが
提案されている(特公昭61−57868号公報参照)。 しかし、このアルコキシシランあるいはその部
分加水分解で得られるシロキサンはそのアルコキ
シシランが加水分解性をもつものであるために安
定性に欠けるものであり、したがつてその添加量
の調節が難しく、加水分解によつてアルコキシ基
が減少しそのウエツター効果が減少するとクリー
プ硬化が起り、またこれを過剰に添加するとコン
パウンドの粘着性が増加するためにロール加工性
が劣るようになるという不利が生じるし、この加
水分解が配合系内で起るとこの加水分解によつて
生成するアルコールがフルオロシリコーンポリマ
ーの重合触媒の助触媒として作動してポリマーの
クラツキングを助長するためにロール作業性が低
下し、得られるゴム弾性体の機械的強度が低下す
るという不利も与えるので、この対策が必要なも
のとされている。 (発明の構成) 本発明はこのような不利を解決したフルオロシ
リコーンゴム組成物に関するもので、これは(イ)一
般式 および/または 〔こゝにR1、R2、R3、R4は炭素数1〜8の非置
換1価炭化水素基、R5は炭素数1〜8の非置換
または置換飽和1価炭化水素基、Xは水素原子、
R5と同じ飽和1価炭化水素基、または式
は硬化したときに耐熱性、耐寒性、耐油性、耐溶
剤性さらにはロール作業上、圧縮復元性のすぐれ
たゴム弾性体を与えるので、自動車、航空機など
の輸送機器のダイヤフラム、パツキング、コネク
ター、ガスケツト、ホース材などとして有用とさ
れるフルオロシリコーンゴム組成物に関するもの
である。 (従来の技術) シリコーンゴムは通常これに超微粉状のシリカ
系充填剤を配合して補強することによつて実用化
されているが、この場合はその分散を助けると共
にクリープ硬化を防止するためにジメチルジメト
キシシランやジフエニルシランジオールなどのシ
ラン類や、α,ω−ジメチルシロキサンジオー
ル、ヘキサメチルジシラザンなどのシロキサンオ
リゴマーがウエツターとして添加されている。 しかして、このシリコーンゴムについてはその
ジメチルシロキサン単位を一部トリフルオロプロ
ピル基を有するものとしたフルオロシリコーンゴ
ムも知られており、このフルオロシリコーンゴム
についても超微粉シリカ系充填剤の配合時に上記
ウエツターが添加されているが、この場合にはそ
の添加によつてフルオロシリコーンゴムの本来の
特性である耐油性、耐溶剤性が低下するという不
利があるため、これについてはさらに3,3,3
−トリフルオロプロピル基含有アルコキシシラン
またはその部分加水分解縮合物を添加することが
提案されている(特公昭61−57868号公報参照)。 しかし、このアルコキシシランあるいはその部
分加水分解で得られるシロキサンはそのアルコキ
シシランが加水分解性をもつものであるために安
定性に欠けるものであり、したがつてその添加量
の調節が難しく、加水分解によつてアルコキシ基
が減少しそのウエツター効果が減少するとクリー
プ硬化が起り、またこれを過剰に添加するとコン
パウンドの粘着性が増加するためにロール加工性
が劣るようになるという不利が生じるし、この加
水分解が配合系内で起るとこの加水分解によつて
生成するアルコールがフルオロシリコーンポリマ
ーの重合触媒の助触媒として作動してポリマーの
クラツキングを助長するためにロール作業性が低
下し、得られるゴム弾性体の機械的強度が低下す
るという不利も与えるので、この対策が必要なも
のとされている。 (発明の構成) 本発明はこのような不利を解決したフルオロシ
リコーンゴム組成物に関するもので、これは(イ)一
般式 および/または 〔こゝにR1、R2、R3、R4は炭素数1〜8の非置
換1価炭化水素基、R5は炭素数1〜8の非置換
または置換飽和1価炭化水素基、Xは水素原子、
R5と同じ飽和1価炭化水素基、または式
【式】
(R6、R7はR5と同じ飽和1価炭化水素基)で示
されるシリル基から選択される原子または基、m
=1〜30、n≧500、p=2〜4の整数〕で示さ
れる少なくとも分子鎖片末端がビニルジオルガノ
シロキシ基で封鎖されたオリガノポリシロキサン
100重量部、(ロ)比表面積が50m2/g以上である補
強性シリカ充填剤10〜100重量部、 (ハ) 構造式
されるシリル基から選択される原子または基、m
=1〜30、n≧500、p=2〜4の整数〕で示さ
れる少なくとも分子鎖片末端がビニルジオルガノ
シロキシ基で封鎖されたオリガノポリシロキサン
100重量部、(ロ)比表面積が50m2/g以上である補
強性シリカ充填剤10〜100重量部、 (ハ) 構造式
【式】(こゝ
にR8は前記R1と同一の1価炭化水素基、nは3
〜6の整数)で示される、25℃における粘度が15
〜50cSであるγ−トリフルオロプロピル基含有
シロキサンオリゴマー0.5〜20重量部、(ニ)有機過
酸化物0.1〜10重量部とからなることを特徴とす
るものである。 すなわち、本発明者らはフルオロシリコーンゴ
ムのウエツター添加による不利を解決する方法に
ついて種々検討した結果、上記した少なくとも一
方の末端部がビニル基で封鎖されたトリフルオロ
プロピル基を含有するフルオロポリシロキサンと
微粉末シリカ充填剤および有機過酸化物からなる
フルオロシリコーンゴム組成物に上記式で示され
るγ−トリフルオロプロピル基含有シロキサンオ
リゴマーをウエツターとして添加すると耐熱性、
耐寒性、耐油性、耐溶剤性のすぐれているフルオ
ロシリコーンゴムの耐油性、耐溶剤性がさらに向
上されると共にこれを硬化して得られるフルオロ
シリコーンゴムが機械的強度、圧縮復元性、ロー
ル作業上の改良されたものになるということし見
出し、こゝに使用する各成分の種類、配合量につ
いての研究を進めて本発明を完成させた。 以下に本発明を詳述する。 本発明の組成物を構成する(イ)成分としてのオル
ガノポリシロキサンは一般式 および/または で示され、R1、R2、R3、R4はメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、ビ
ニル基、アリル基などのアルケニル基、フエニル
基、トリル基などのアリール基よりなる炭素数1
〜8の非置換1価炭化水素基、R5はメチル基、
エチル基、プロピル基などのアルキル基、フエニ
ル基、トリル基などのアリール基またはこれらの
基の炭素原子に結合した水素原子の一部または全
部をハロゲン原子、シアノ基などで置換した炭素
数1〜8の飽和1価炭化水素基、Xは水素原子、
R5と同一の飽和1価炭化水素基、または式
〜6の整数)で示される、25℃における粘度が15
〜50cSであるγ−トリフルオロプロピル基含有
シロキサンオリゴマー0.5〜20重量部、(ニ)有機過
酸化物0.1〜10重量部とからなることを特徴とす
るものである。 すなわち、本発明者らはフルオロシリコーンゴ
ムのウエツター添加による不利を解決する方法に
ついて種々検討した結果、上記した少なくとも一
方の末端部がビニル基で封鎖されたトリフルオロ
プロピル基を含有するフルオロポリシロキサンと
微粉末シリカ充填剤および有機過酸化物からなる
フルオロシリコーンゴム組成物に上記式で示され
るγ−トリフルオロプロピル基含有シロキサンオ
リゴマーをウエツターとして添加すると耐熱性、
耐寒性、耐油性、耐溶剤性のすぐれているフルオ
ロシリコーンゴムの耐油性、耐溶剤性がさらに向
上されると共にこれを硬化して得られるフルオロ
シリコーンゴムが機械的強度、圧縮復元性、ロー
ル作業上の改良されたものになるということし見
出し、こゝに使用する各成分の種類、配合量につ
いての研究を進めて本発明を完成させた。 以下に本発明を詳述する。 本発明の組成物を構成する(イ)成分としてのオル
ガノポリシロキサンは一般式 および/または で示され、R1、R2、R3、R4はメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、ビ
ニル基、アリル基などのアルケニル基、フエニル
基、トリル基などのアリール基よりなる炭素数1
〜8の非置換1価炭化水素基、R5はメチル基、
エチル基、プロピル基などのアルキル基、フエニ
ル基、トリル基などのアリール基またはこれらの
基の炭素原子に結合した水素原子の一部または全
部をハロゲン原子、シアノ基などで置換した炭素
数1〜8の飽和1価炭化水素基、Xは水素原子、
R5と同一の飽和1価炭化水素基、または式
【式】
(R6、R7はR5と同じ飽和1価炭化水素基)で示
されるシリル基から選択される原子または基、m
=1〜30、n≧500、p=2〜4の整数とされる、
少なくとも分子鎖片末端がビニルジオルガノシロ
キシ基で封鎖されたものであり、これは25℃にお
ける粘度が10000cs以上のものとすることが好ま
しい。このようなオルガノポリシロキサンとして
は式 で示されるものが例示される。 また、本発明の組成物を構成する(ロ)成分として
の補強性シリカ充填剤は比表面積が50m2/g以
上、好ましくは100m2/g以上の微粉末シリカと
されるが、これは一般に市販されている煙露質シ
リカ、沈殿シリカ、シリカエアロゲルなど公知の
ものとすればよい。このものはその表面をジメチ
ルジクロロシラン、ヘキサメチルジシラザンなど
の有機けい素化合物で処理したものであつてもよ
いが、ロール作業性、耐油、耐溶剤性からは未処
理のものとすることが好ましい。しかしてこの補
強性シリカ充填剤の添加量は上記したオルガノポ
リシロキサン100重量部に対して10重量部部未満
では得られるシリコーンゴム組成物について所望
の機械的強度が得られず、100重量部を越えると
混練が困難となるし、これを添加したシリコーン
ゴム組成物を硬化して得られるゴム状弾性体が脆
いものとなり、機械的強度の劣るものとなるので
10〜100重量部の範囲とする必要があるが、この
好ましい範囲は15〜70重量部とされる。 つぎに本発明の組成物を構成する(ハ)成分として
のγ−トリフルオロプロピル基含有シロキサンオ
リゴマーは上記したオルガノポリシロキサンに前
記した補強性シリカ充填剤を混練するときのウエ
ツターとして使用されるものであるが、このもの
は式 で示され、R8は上記したR1と同様の非置換また
は置換1価炭化水素基、好ましくは炭化数1〜6
のアルキル基またはフエニル基、さらに好ましく
は合成の容易性、(イ)成分のオルガノポリシロキサ
ンとの相溶性からメチル基とされるものである。
また、このもののn値は3未満ではこのオリゴマ
ーが安定性の欠けたものとなり、6を越えるとそ
の添加量の増加によつて組成物の粘着性が増加
し、ロール作業性に劣るようになり、この多量の
添加はコストアツプにもなるので3〜6の整数と
される。なお、このものの添加量は上記した(イ)成
分としてのオルガノポリシロキサン100重量部に
対し、0.5重量部未満ではウエツター効果が乏し
く、クリープ硬化も防止することができず、20重
量部を越えるとこれを配合した組成物の粘着性が
増加してロール作業性がわるくなるし、コストア
ツプともなるので0.5〜20重量部の範囲とするこ
とが必要とされるが、この好ましい範囲は1〜10
重量部とされる。 また、本発明の組成物を構成する(ニ)成分として
の有機過酸化物はこのシリコーンゴム組成物の硬
化剤とされるものであり、これは通常のシリコー
ンゴムの加硫に用いられる公知のものでよい。し
たがつて、これにはベンゾイルパーオキサイド、
2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、p
−クロロベンゾイルパーオキサイド、1,1−ジ
−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサン、ジクミルパーオキサイド、ジ
−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメチル
−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン
などが例示されるが、この添加量は前記した(イ)成
分としてのオルガノポリシロキサン100重量部に
対し0.1〜10重量部とすればよく、この好ましい
範囲は0.2〜4重量部とされる。 発明の組成物は上記した(イ)〜(ニ)成分の所定量を
二本ロール、ニーダー、バンバリーミキサーなど
シリコーンゴムの配合に一般に使用されている混
練機を用いて均一に混合し、必要に応じ加熱処理
することによつて得ることができるが、これに公
知の耐熱性向上剤や着色剤、あるいはけいそう
土、粉砕シリカなどのような非補強性充填剤、さ
らにはカーボンブラツク、グラフアイトなどの導
電性付与剤、テフロン粉末などの潤滑性向上剤、
ロール作業改善のためジメチルポリシロキサンな
どの添加は任意とされる。 このようにして得られた本発明のフルオロシリ
コーンゴム組成物はウエツターとして上記したγ
−トリフルオロプロピル基含有シロキサンオリゴ
マーが添加されているので耐熱性、耐寒性、耐油
性、耐溶剤性のすぐれたものとなるし、これを加
熱加硫して得られたシリコーンゴムは特に加熱性
と圧縮復元性のすぐれたものになるので、このも
のは自動車、航空機などの輸送機器におけるダイ
ヤフラム、パツキング、コネクター、ガスケツ
ト、ホース材などとして好適とされるという有用
性をもつものになるという有利性が得られる。 つぎに本発明の実施例をあげるが、例中の部は
重量部を、粘度は25℃の測定値を示したものであ
る。 実施例1〜2、比較例1 式 で示される分子鎖両末端がジメチルビニルシリル
基で封鎖され、鎖中に(γ−トリフルオロプロピ
ル)メチルシロキシ基をもつ、重合度が約4000の
オルガノポリシロキサンA100部に、比表面積が
200m2/gである煙露質シリカ32部と、第1表に
示した量の下記3種のα,ω−ジヒドロキシ(γ
−トリフルオロプロピル)メチルシロキサンオリ
ゴマー(以下TFPMと略記する) TFPM−1重合度(n)=3、粘度24cS、 TFPM−2重合度(n)=6、粘度32cS、 TFPM−3重合度(n)=18、粘度120cS、 を添加し、ニーダーで混練し、160℃で2時間熱
処理をしてフルオロシリコーンゴムコンパウンド
3種を作つた。 ついで、このコンパウンド100部に2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘ
キサン0.6部とロール作業性改良のために重合度
5000のメチルビニルシロキシ単位を0.5モル%含
有するメチルビニルポリシロキサン1.0部を添加
し混練したのち、厚さ2mmに分出し、165℃で10
分間30Kg/cm2の加圧下で加硫成型して厚さ2mmの
試験片を作ると共に、厚さ13mmに分出したシート
を165℃で15分間30Kg/cm2の加圧下で加硫成形し
て厚さ12.7mm×直径28.70mmφの圧縮永久歪測定
用試験片を作つた。 つぎにこれらの試験片を200℃で4時間2次加
硫したのち、このものの物性をしらべたところ、
第1表に併記したとおりの結果が得られ、
TFPM−1、−2を用いた実施例のものはTFPM
−3を用いた比較例のものにくらべてすぐれた物
性をもつものであることが確認された。
されるシリル基から選択される原子または基、m
=1〜30、n≧500、p=2〜4の整数とされる、
少なくとも分子鎖片末端がビニルジオルガノシロ
キシ基で封鎖されたものであり、これは25℃にお
ける粘度が10000cs以上のものとすることが好ま
しい。このようなオルガノポリシロキサンとして
は式 で示されるものが例示される。 また、本発明の組成物を構成する(ロ)成分として
の補強性シリカ充填剤は比表面積が50m2/g以
上、好ましくは100m2/g以上の微粉末シリカと
されるが、これは一般に市販されている煙露質シ
リカ、沈殿シリカ、シリカエアロゲルなど公知の
ものとすればよい。このものはその表面をジメチ
ルジクロロシラン、ヘキサメチルジシラザンなど
の有機けい素化合物で処理したものであつてもよ
いが、ロール作業性、耐油、耐溶剤性からは未処
理のものとすることが好ましい。しかしてこの補
強性シリカ充填剤の添加量は上記したオルガノポ
リシロキサン100重量部に対して10重量部部未満
では得られるシリコーンゴム組成物について所望
の機械的強度が得られず、100重量部を越えると
混練が困難となるし、これを添加したシリコーン
ゴム組成物を硬化して得られるゴム状弾性体が脆
いものとなり、機械的強度の劣るものとなるので
10〜100重量部の範囲とする必要があるが、この
好ましい範囲は15〜70重量部とされる。 つぎに本発明の組成物を構成する(ハ)成分として
のγ−トリフルオロプロピル基含有シロキサンオ
リゴマーは上記したオルガノポリシロキサンに前
記した補強性シリカ充填剤を混練するときのウエ
ツターとして使用されるものであるが、このもの
は式 で示され、R8は上記したR1と同様の非置換また
は置換1価炭化水素基、好ましくは炭化数1〜6
のアルキル基またはフエニル基、さらに好ましく
は合成の容易性、(イ)成分のオルガノポリシロキサ
ンとの相溶性からメチル基とされるものである。
また、このもののn値は3未満ではこのオリゴマ
ーが安定性の欠けたものとなり、6を越えるとそ
の添加量の増加によつて組成物の粘着性が増加
し、ロール作業性に劣るようになり、この多量の
添加はコストアツプにもなるので3〜6の整数と
される。なお、このものの添加量は上記した(イ)成
分としてのオルガノポリシロキサン100重量部に
対し、0.5重量部未満ではウエツター効果が乏し
く、クリープ硬化も防止することができず、20重
量部を越えるとこれを配合した組成物の粘着性が
増加してロール作業性がわるくなるし、コストア
ツプともなるので0.5〜20重量部の範囲とするこ
とが必要とされるが、この好ましい範囲は1〜10
重量部とされる。 また、本発明の組成物を構成する(ニ)成分として
の有機過酸化物はこのシリコーンゴム組成物の硬
化剤とされるものであり、これは通常のシリコー
ンゴムの加硫に用いられる公知のものでよい。し
たがつて、これにはベンゾイルパーオキサイド、
2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、p
−クロロベンゾイルパーオキサイド、1,1−ジ
−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサン、ジクミルパーオキサイド、ジ
−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメチル
−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン
などが例示されるが、この添加量は前記した(イ)成
分としてのオルガノポリシロキサン100重量部に
対し0.1〜10重量部とすればよく、この好ましい
範囲は0.2〜4重量部とされる。 発明の組成物は上記した(イ)〜(ニ)成分の所定量を
二本ロール、ニーダー、バンバリーミキサーなど
シリコーンゴムの配合に一般に使用されている混
練機を用いて均一に混合し、必要に応じ加熱処理
することによつて得ることができるが、これに公
知の耐熱性向上剤や着色剤、あるいはけいそう
土、粉砕シリカなどのような非補強性充填剤、さ
らにはカーボンブラツク、グラフアイトなどの導
電性付与剤、テフロン粉末などの潤滑性向上剤、
ロール作業改善のためジメチルポリシロキサンな
どの添加は任意とされる。 このようにして得られた本発明のフルオロシリ
コーンゴム組成物はウエツターとして上記したγ
−トリフルオロプロピル基含有シロキサンオリゴ
マーが添加されているので耐熱性、耐寒性、耐油
性、耐溶剤性のすぐれたものとなるし、これを加
熱加硫して得られたシリコーンゴムは特に加熱性
と圧縮復元性のすぐれたものになるので、このも
のは自動車、航空機などの輸送機器におけるダイ
ヤフラム、パツキング、コネクター、ガスケツ
ト、ホース材などとして好適とされるという有用
性をもつものになるという有利性が得られる。 つぎに本発明の実施例をあげるが、例中の部は
重量部を、粘度は25℃の測定値を示したものであ
る。 実施例1〜2、比較例1 式 で示される分子鎖両末端がジメチルビニルシリル
基で封鎖され、鎖中に(γ−トリフルオロプロピ
ル)メチルシロキシ基をもつ、重合度が約4000の
オルガノポリシロキサンA100部に、比表面積が
200m2/gである煙露質シリカ32部と、第1表に
示した量の下記3種のα,ω−ジヒドロキシ(γ
−トリフルオロプロピル)メチルシロキサンオリ
ゴマー(以下TFPMと略記する) TFPM−1重合度(n)=3、粘度24cS、 TFPM−2重合度(n)=6、粘度32cS、 TFPM−3重合度(n)=18、粘度120cS、 を添加し、ニーダーで混練し、160℃で2時間熱
処理をしてフルオロシリコーンゴムコンパウンド
3種を作つた。 ついで、このコンパウンド100部に2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘ
キサン0.6部とロール作業性改良のために重合度
5000のメチルビニルシロキシ単位を0.5モル%含
有するメチルビニルポリシロキサン1.0部を添加
し混練したのち、厚さ2mmに分出し、165℃で10
分間30Kg/cm2の加圧下で加硫成型して厚さ2mmの
試験片を作ると共に、厚さ13mmに分出したシート
を165℃で15分間30Kg/cm2の加圧下で加硫成形し
て厚さ12.7mm×直径28.70mmφの圧縮永久歪測定
用試験片を作つた。 つぎにこれらの試験片を200℃で4時間2次加
硫したのち、このものの物性をしらべたところ、
第1表に併記したとおりの結果が得られ、
TFPM−1、−2を用いた実施例のものはTFPM
−3を用いた比較例のものにくらべてすぐれた物
性をもつものであることが確認された。
【表】
【表】
【表】
* ロール加工性…◎:優、○:良、△:可
実施例3〜5、比較例2 式 で示される分子鎖片末端がジメチルビニルシリル
基で封鎖され、鎖中に(トリフルオロプロピル)
メチルシロキシ基をもつ、重合度が約3500である
オルガノポリシロキサンB100部に、比表面積が
300m2/gである煙露質シリカ40部、ジフエニル
シランジオール3部と第2表に示した量の前記実
施例1、比較例1で使用したTFPM−1、
TFPM−3を添加したほかは前記実施例1と同
様に処理してフルオロシリコーンゴムコンパウン
ドとした。 ついでこのコンパウンド100部に2,5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキ
サン0.6部とロール作業性改良のために実施例1
で用いたメチルビニルポリシロキサン1.5部、耐
熱向上剤として酸化鉄3部を2本ロールで添加
し、混練りしたのち、実施例1と同様にして試料
を作成し、引続き200℃、4時間の2次加硫のの
ち供試試料とした。その結果を表2に示す。
実施例3〜5、比較例2 式 で示される分子鎖片末端がジメチルビニルシリル
基で封鎖され、鎖中に(トリフルオロプロピル)
メチルシロキシ基をもつ、重合度が約3500である
オルガノポリシロキサンB100部に、比表面積が
300m2/gである煙露質シリカ40部、ジフエニル
シランジオール3部と第2表に示した量の前記実
施例1、比較例1で使用したTFPM−1、
TFPM−3を添加したほかは前記実施例1と同
様に処理してフルオロシリコーンゴムコンパウン
ドとした。 ついでこのコンパウンド100部に2,5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキ
サン0.6部とロール作業性改良のために実施例1
で用いたメチルビニルポリシロキサン1.5部、耐
熱向上剤として酸化鉄3部を2本ロールで添加
し、混練りしたのち、実施例1と同様にして試料
を作成し、引続き200℃、4時間の2次加硫のの
ち供試試料とした。その結果を表2に示す。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (イ) 一般式 および/または [ここにR1、R2、R3、R4は炭素数1〜8の非
置換1価炭化水素基、R5は炭素数1〜8の非
置換または置換飽和1価炭化水素基、Xは水素
原子、R5と同じ飽和1価炭化水素基、または
式 【式】【式】 (R6、R7はR5と同じ飽和1価炭化水素基)で
示されるシリル基から選択される原子または
基、m=1〜30、n≧500、p=2〜4の整数]
で示される少なくとも分子鎖片末端がビニルジ
オルガノシロキシ基で封鎖されたオルガノポリ
シロキサン 100重量部、 (ロ) 比表面積が50m2/g以上である補強性シリカ
充填剤 10〜100重量部、 (ハ) 構造式【式】 (ここにR8は前記R1と同一の1価炭化水素基、
nは3〜6の整数)で示される、25℃における
粘度が15〜50cSであるγ−トリフルオロプロ
ピル基含有シロキサンオリゴマー
0.5〜20重量部、 (ニ) 有機過酸化物 0.1〜10重量部、 とからなることを特徴とするフルオロシリコーン
ゴム組成物。 2 (イ)成分のオルガノポリシロキサンのR1、R2
がメチル基、ビニル基から選択される基であり、
R3、R4がメチル基である特許請求の範囲第1項
記載のフルオロシリコーンゴム組成物。 3 (ハ)成分のR8が炭素数1〜6のアルキル基ま
たはフエニル基である特許請求の範囲第1項記載
のフルオロシリコーンゴム組成物。 4 (ハ)成分のR8がメチル基である特許請求の範
囲第3項記載のフルオロシリコーンゴム組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2804588A JPH01203467A (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | フルオロシリコーンゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2804588A JPH01203467A (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | フルオロシリコーンゴム組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01203467A JPH01203467A (ja) | 1989-08-16 |
| JPH0553185B2 true JPH0553185B2 (ja) | 1993-08-09 |
Family
ID=12237775
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2804588A Granted JPH01203467A (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | フルオロシリコーンゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01203467A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP3378597B2 (ja) * | 1992-09-28 | 2003-02-17 | 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 | 耐油性シリコーンゴム組成物 |
| DE19625654A1 (de) * | 1996-06-26 | 1998-01-02 | Wacker Chemie Gmbh | Vernetzbare Organopolysiloxanmassen |
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| JP4821959B2 (ja) * | 2005-05-30 | 2011-11-24 | 信越化学工業株式会社 | フロロシリコーンゴム組成物及びゴム成型物 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3853932A (en) * | 1973-12-28 | 1974-12-10 | Gen Electric | Process for producing silanol end-stopped polymers of low molecular weight |
| GB1533158A (en) * | 1975-03-11 | 1978-11-22 | Gen Electric | Diorganopolysiloxanes |
| JP2595937B2 (ja) * | 1986-03-18 | 1997-04-02 | 日本電気株式会社 | 光ヘツド装置 |
| CA1334706C (en) * | 1986-05-30 | 1995-03-07 | Edwin Robert Evans | Incorporating silica filler into polysiloxane rubber |
-
1988
- 1988-02-09 JP JP2804588A patent/JPH01203467A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01203467A (ja) | 1989-08-16 |
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