JPH05555B2 - - Google Patents

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JPH05555B2
JPH05555B2 JP63020027A JP2002788A JPH05555B2 JP H05555 B2 JPH05555 B2 JP H05555B2 JP 63020027 A JP63020027 A JP 63020027A JP 2002788 A JP2002788 A JP 2002788A JP H05555 B2 JPH05555 B2 JP H05555B2
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JP
Japan
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pressure
swash plate
compressor
control valve
spool
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JP63020027A
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JPH01195979A (ja
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Fumihiro Itoigawa
Mitsuo Inagaki
Shigeki Iwanami
Yoshio Kurokawa
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Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01195979A publication Critical patent/JPH01195979A/ja
Publication of JPH05555B2 publication Critical patent/JPH05555B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は斜板型圧縮機の容量制御に関するもの
であり、例えば自動車用空調装置の冷媒圧縮機と
して使用して有効である。
〔発明の背景〕
本発明者らは、先に両頭ピストンを採用した斜
板型圧縮機において、ピストンの両側において一
様にデツドボリユームが増加することを防ぎつ
つ、連続容量制御を行うことができるよう、シヤ
フトにより回転駆動される斜板が、スプールの軸
方向移動に応じてその傾きが減少し、ピストンの
往復ストロークを可変するという斜板型圧縮機を
提案した。
この斜板型圧縮機では、スプールの背面に制御
圧室を形成し、この制御圧室に供給される圧力に
応じてスプールを変位させ、その変位により斜板
の傾斜角及び中心位置を可変制御するものであ
る。
従つて、このような斜板型圧縮機においては、
スプールの変位が確実になされるようにするため
にも、制御圧室に要求される信号圧力の変位幅を
大きくすることが望ましい。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記点に鑑みて案出されたもので、制
御圧室に供給される信号圧力が、圧縮機の低圧側
圧力相当の圧力から、圧縮機の高圧側圧力相当の
圧力まで幅広く制御されるようにすることを目的
する。
〔構成及び作動〕
上記目的達成のため、本発明の斜板型圧縮機で
は、制御圧室に供給される信号圧力を制御する制
御弁として、 圧縮機の吸入側部位と連通し、低圧を導入する
低圧導入通路と、圧縮機の高圧側に連通し、高圧
を導入する高圧通路と、制御圧室に連通する信号
圧通路と、この信号圧通路と低圧導入通路との間
に形成された第1弁座面と、信号圧通路と高圧導
入通路との間で、かつ第1弁座面と対抗する部位
に形成された第2弁座面と、この第2弁座面と第
1弁座面との間に介在した制御弁体とを具備する
ようにする。
そして、制御弁体は、ダイヤフラムの連続的な
変位を伝達部材を介して受け、第1弁座面と第2
弁座面と間で連続的に位置が変わるようにしてい
る。
本発明の斜板型圧縮機によれば、制御弁体は、
第1弁座面に当接することにより、信号圧通路と
低圧導入通路との間の導通を完全に遮断すること
が可能である。従つて、その場合には、高圧導入
通路により導入された圧縮機高圧部位の圧力がそ
のまま信号圧通路を介して制御圧室に導入される
ことになり、制御室内圧力には、圧縮機高圧側部
位の圧力まで上昇する。
逆に、制御弁体が、第2弁座面に着座した状態
では、高圧導入通路と信号圧通路との間の導通を
完全に遮断することができる。この場合には、低
圧導入通路を介して導入される圧縮機低圧側部位
の圧力が、信号圧通路を介して制御圧室に導入さ
れることになる。換言すれば、制御室内圧力は、
すべて圧縮機低圧側部位に逃がされることにな
り、制御圧室内は、圧縮機低圧側部位と同様の低
圧に保持可能となる。
〔効果〕
従つて、本発明の斜板型圧縮機では、制御圧室
に供給される信号圧力の可変電位を最も広くする
ことができ、制御スプールの受圧面積を減少させ
ても、制御スプールの移動制御が確実に行われる
ことになる。
さらに本発明の斜板型圧縮機では、ダイヤフラ
ムの連続的な変位を弁座部材を介して制御弁体に
伝達するようにしているため、制御弁体が第1弁
座面と第2弁座面との間で連続的に位置変化する
ことになる。そのため、信号圧通路を介して制御
圧室に導入される信号圧力を連続的に可変制御す
ることができる。
〔実施例〕
以上本発明の一実施例を図に基づいて述べる。
第1図は可変容量式斜板型圧縮機の縦断面図であ
る。アルミニウム合金製のフロントハウジング
4、フロントサイドプレート8、吸入弁9、フロ
ントシリンダブロツク5、リアシリンダブロツク
6、吸入弁12、リアサイドプレート11及びリ
アハウジング13は図示されないスルーボルトに
よつて一体的に固定された圧縮機の外穀を成して
いる。シリンダブロツク5,6には第2図に示す
ようにシリンダ64(641〜645)が夫々5
ケ所、各シリンダ64が互いに平行になるように
形成されている。図示しない自動車走行用エンジ
ンの駆動力を受けて回転するシヤフト1はベアリ
ング2及びベアリング3を介してそれぞれフロン
トハウジング4及びフロントシリンダブロツク5
に回転自在に軸支されている。また、シヤフト1
に加わるスラスト力(図中左方向へ働く力)はス
ラスト軸受15を介してフロントシリンダブロツ
ク5で受け、止め輪16によりシヤフト1の図中
右方向への動きを規制している。尚、止め輪16
はシヤフト1に形成された環状溝によつて係止さ
れている。
リアシヤフト40はベアリング14を介してス
プール30に回転自在に軸支されている。リアシ
ヤフト40に働くスラスト力(図中右方向へ働く
力)はスラスト軸受116を介してスプール30
で受け、止め輪17によりリアシヤフト40がス
プール30から外れるのを防いでいる。この止め
輪もリアシヤフト40に形成された環状溝に係止
されている。スプール30はリアシリンダブロツ
ク6の円筒部65及びリアハウジング13の円筒
部135内に軸方向摺動可能に配されている。
斜板10の中央部には球面部107が形成さ
れ、この球面部107にはリアシヤフト40の端
部に固定された球支持部405が配され、斜板1
0は摺動可能な状態で球面支持部405に支持さ
れている。
斜板10のシヤフト1側面にはスリツト105
が形成されており、シヤフト1の斜板10側端面
には平板部165が形成されている。そして、平
板部165がスリツト105内壁に面接触するよ
うにして配されることにより、シヤフト1に与え
られた回転駆動力を斜板10に伝えるものであ
る。
また、斜板10両面側にはシユー18及びシユ
ー19が摺動自在に配設されている。一方、フロ
ントシリンダブロツク5のシリンダ64及びリア
シリンダブロツク6のシリンダ64内にはピスト
ン7が摺動可能に配されている。上述のようにシ
ユー18及び19は斜板10に対し、摺動自在に
取り付けられている。またシユー18及び19は
ピストン7の内面に対し、回転可能に係合してい
る。従つて、斜板10の回転を伴う摺動運動は、
このシユー18及び19を介しピストンに往復運
動として伝達される。尚、シユー18,19は斜
板10上に組み付けられた状態で、外面が同一球
面上にくるように形成されている。
前記シヤフト1の平板部165には長溝166
が設けられており、また、斜板10にはピン通し
孔が形成されている。シヤフト1の平板部165
は斜板10のスリツト105に配された後、ピン
80及び止め輪81によりピン通し孔106,1
08とシヤフト1の長溝166とに係止される。
この長溝166内のピン80の位置により斜板の
傾きが変わるのであるが、傾きが変わると共に斜
板中心(球面部107の球面支持部405)の位
置も変わる。すなわち、第1図中右側の第2作動
室60においては、斜板10の傾きが変わつてピ
ストン7のストロークが変化しても、ピストン7
の作動室60側の上死点は殆ど変わらずデツドボ
リユームの増加が実質的に生じないように長溝1
66が設けられている。一方、図中左方向の作動
室50では斜板の傾きが変わると共にピストン7
の上死点は変化するため、デツドボリユームも変
化する。
本例では上述したように斜板10の傾斜角が変
動しても、ピストン7の作動室60側の上死点位
置が変動しないような形状に長溝166が形成さ
れている。従つてこの長溝166は厳密には曲線
状となるが、実際の形成に当たつてはほぼ直線の
長溝で近似できることになる。さらに本例では長
溝166の形成により平板部165の形状が過大
となることがないように、長溝166はシヤフト
1の軸線上に配設されている。このように長溝1
66をシヤフト1の軸線上に形成し、平板部16
5を小型化することは平板部165がピストン7
の内側に配設されるタイプの斜板型圧縮機におい
ては特に有効である。
図中符号21は軸封装置であり、シヤフト1を
伝つて冷媒ガスや潤滑オイルが外部へ洩れるのを
防いでいる。図中符号24は作動室50,60に
開口し、吐出室90,93と連通する吐出口であ
り、この吐出口24は、吐出弁22によつて開閉
される。吐出弁22は弁押さえ23と共に図示し
ないボルトによりフロントサイドプレート8及び
リアサイドプレート11に固定されている。図中
符号25は作動室50,60と吸入室72,74
とを連通する吸入口で、吸入弁9及び吸入弁12
によつて開閉される。
第1図中フロント側の吐出空間90は、シリン
ダブロツク5に形成された吐出通路91により吐
出ポート92に導かれ、又、リア側の吐出空間9
3はシリンダブロツク6に形成された吐出通路9
4により吐出ポート95に導かれている。吐出ポ
ート92及び吐出ポート95は外部配管により連
結されるため、吐出空間90と吐出空間93内圧
力は同一圧力である。またフロント側の吸入空間
72は吸入通路71によりハウジング中央部に形
成された吸入空間70に導かれ、同様にリア側の
吸入空間74も吸入通路73により吸入空間70
に導かれている。尚、図中符号51,52,5
3,54,55,56はOリングである。
図中400は制御圧室200に導入される信号
圧力を、吐出空間93内圧力と、吸入空間74内
圧力との間で連続的に制御する制御弁である。
この制御弁は、第3図のような構造となつてい
る。制御弁ハウジング401は、リアハウジング
13上に固定されている。この制御弁ハウジング
401には、信号圧通路402が形成されてお
り、リアハウジング13に形成された信号圧通路
98を介して制御圧室200に導通している。制
御弁ハウジング401には、また高圧導入通路4
03が形成されており、リアハウジングに形成さ
れた高圧導入通路96を介して吐出空間93に連
通している。同じく制御弁ハウジング401に
は、低圧導入通路404が形成されており、リア
ハウジング13に形成された低圧導入通路97を
介して吸入空間74に連通している。
低圧導入通路404と信号圧通路402との間
には、第1弁座面405が形成されている。ま
た、制御弁ハウジング401には、弁座部材40
6が形成されており、この弁座部材406には、
第1弁座面400と対向する位置に第2弁座面4
07が形成されている。第2弁座面は、信号圧通
路402と、高圧導入通路403との間に形成さ
れる。
弁座部材406の内部には、保持部材408が
摺動自在に配設されており、この保持部材408
の先端は、制御弁体409の当接している。保持
部材408の背面には、保持スプリング410が
形成されており、この保持スプリング410の付
勢力を受けて保持部材408は常時制御弁体40
9当接している。なお、高圧導入通路403は、
弁座部材406に形成された絞り411及び保持
部材に形成された絞り412を介して、第2弁座
面407に連通している。
制御弁ハウジング401には、吸入圧空間42
0が形成される。この吸入圧空間420は、導圧
孔421を介して低圧導入通路404と連通して
いる。従つて、吸入圧空間420には、吸入空間
74内の圧力が導かれることになる。
422のダイヤフラムで、その一面に吸入圧空
間の圧力を受けるようになつている。ダイヤフラ
ム422の他面部は、他は423内の大気圧を受
けるようになつている。ダイヤフラム422の周
辺は、制御弁ハウジング401とカバー423に
より挟持される。また、ダイヤフラム422の中
心部は、スプール424と伝達部材425により
挟持される。
ダイヤフラム422の変位は、伝達部材425
を介して制御弁体409に伝達される。スプール
424の背面には、付勢スプリング426が配設
されており、この付勢スプリング426の付勢力
を受けて伝達部材425は常時制御弁体409に
当接している。付勢スプリング426は、その一
端がスプール424に当接し、その他端はばね受
け427により支持される。ばね受け427の位
置は、アジヤスタスクリユー428により調節さ
れ、これにより付勢スプリング426の設定荷重
が調節される。
上記構成により圧縮機の作動について述べる。
図示しない電磁クラツチが接続され、シヤフト1
にエンジンからの駆動力が伝えられると圧縮機は
起動する。
圧縮機が長期間停止していた状態から始動する
場合には、圧縮機内部に圧力差は生じていない。
従つて、制御圧室200内の圧力も、吸入空間7
4内圧力とさほど差がないことになる。このよう
に、スプール30の前後では、圧力差が生じなく
なつている。すなわち、起動時においては、支持
部107に対して他端10を傾斜させる方向には
荷重が加わつていない。
このような状態でシヤフト1が回転を開始する
と、シヤフト1の回転は斜板10を介してピスト
ン7を往復駆動することになる。このピストン7
の往復移動に伴い作動室50,60内で冷媒の吸
入、圧縮、吐出が行われることになる。
ただこの場合、リア側の作動室60のフロント
側の作動室50との圧力差に基づく力がピストン
7およびシユー18,19を介して斜板10に加
わることになる。特に斜板10は球面支持部40
5によつて揺動自在に支持されており、かつスリ
ツト105と平板部165との嵌合によりシヤフ
ト1の回転力を受けるようになつているため、ピ
ストン7に加わる力が斜板10の傾斜角を減少さ
せる方向にモーメントとして作動することにな
る。
例えば第2図において軸線X上にピン80が位
置している状態では、第1シリンダ空間641に
配設されているピストンからは斜板10に対し傾
斜角を変動させるモーメントは発生しない。しか
しながら第2乃至第5のシリンダ空間642,6
43,644,645に配設されたピストン7か
らは、斜板10の傾斜角を減少させる方向に回転
モーメントが発生する。この回転モーメントFi×
Riは、ピン80周りに生ずるモーメントFpm×
Rによつて受けられることになる(第4図図示)。
またこのピストン7により発生する回転モーメン
トは、球面支持部405に対しFbxの押圧力を加
えることになる。
すなわち、制御弁が制御圧室200に吸入圧を
導入する状態では、球面支持部405およびスプ
ール30が図中右方向に変位する。その結果、斜
板10はその傾斜角を小さくする。ただ、斜板1
0はシヤフト1の長溝166にピン80によつて
規制されているため、斜板10は傾きを減少する
と共に、斜板10の中心にある球部405に対し
図中右方向へ力を与え、球部405を右方向へ移
動させる。球面支持部405を介してリアシヤフ
ト40に働く図中右方向の力はスラスト軸受16
を介してスプール30に伝えられ、スプール30
はリアハウジング13の底部に当たるまで移動す
る。この状態で第6図の状態で圧縮機の吐出容量
が最小となる状態である。
そして、図示されない吸入ポート(冷凍サイク
ルの蒸発器につながる)より吸入される冷媒ガス
は、中央部の吸入空間70へ入り、次いで吸入通
路71,73を通り、フロント・リア側の吸入室
72,74へ入る。その後、ピストン7の吸入工
程において、吸入弁12を介して吸入口25より
作動室50,60内へ吸入される。吸入された冷
媒ガスは圧縮工程で圧縮され、所定圧まで圧縮さ
れれば吐出口24より吐出弁22を押し開いて吐
出室90,93へ吐出される。高圧の冷媒ガスは
吐出通路91,94を通り、吐出ポート92,9
5より冷凍サイクルの図示しない凝縮器に吐出さ
れる。
この際、フロント側の第1の作動室50はデツ
ドボリユームが大きいため、リア側の第2作動室
60よりも圧縮比が小さく、第1作動室50内の
冷媒ガスの圧力は吐出空間90内圧力(リア側第
2作動室60の吐出圧力が導かれている)よりも
低くなる。従つて、フロント側第1作動室50で
の冷媒ガスの吸入、吐出作用は行われない。
圧縮機の起動時には、上述したように圧縮機吐
出容量を最小容量とする。しかし冷凍サイクルよ
り要求される圧縮機の能力が高い場合には、圧縮
機の吐出容量を増大させる必要がある。
ここで、圧縮機に要求される能力、すなわち冷
房負荷は、圧縮機の吸入側圧力と相関関係がある
ことが知られている。すなわち、冷房負荷が高
く、圧縮機に大きな容量が必要とされる場合に
は、蒸発器におけるスーパーヒートに伴い、吸入
側圧力が高くなる。逆に、冷房負荷が小さく、圧
縮機に要求される吐出容量が少なくてよい場合に
は、蒸発器での大きなスーパーヒートがなく、吸
入側圧力は低くなる。
本例の制御弁400では、この吸入側の圧力が
吸入空間74、低圧導入通路97,404及び導
圧孔421を介して吸入圧空間420に導入され
る。従つて、この吸入圧空間420内の圧力の変
動に応じて、ダイヤフラム422が変位すること
になる。冷房負荷が大きく、圧縮機に大きな吐出
容量が必要とされる場合には、吸入圧空間422
内の圧力が増大することになる。従つて、この圧
力増大が付勢スプリング426の設定荷重に打ち
勝ち、ダイヤフラム422を第3図中右方向に変
位させることになる。このダイヤフラム422の
変位は、伝達部材425に伝達される。そのた
め、伝達部材425を介して制御弁体409を第
3図中左方向に付勢する荷重が減少することにな
る。一方、制御弁体409は、保持部材408よ
り図中右方向の付勢力を受けているため、このよ
うに伝達部材425が図中右方向に変位すれば、
制御弁体409は保持部材408の付勢力を受け
て第1弁座面405側に押し付けられることにな
る。
制御弁体409が第1弁座面405に当接する
ことにより、低圧導入通路404と信号圧通路4
02との間の導通が遮断される。この状態では、
制御弁体409は第2弁座面407から離脱して
おり、信号圧通路402は高圧導入通路403と
導通することになる。そのため、制御圧室200
には、吐出空間93内の圧力が導入される。
圧縮機の起動に伴い、吐出空間93内の圧力が
上昇してくると、この圧力上昇を受けて、制御圧
室200内の圧力も上昇することになる。
そのため、スプール30に対し、圧力差により
第1図中左方向へ働く力(制御圧室200と吸入
空間74との圧力差による)は圧縮機の回転に伴
い次第に上昇する。そして、この力が前述した球
面支持部405を図中右方向へ押す力に打ち勝つ
と、スプール30は次第に図中左方向へ移動し始
める。そしてシヤフト1の長溝166とピン80
の作用により斜板10はその回転中心(球面支持
部405)を図中左方向へ移動しつつその傾きを
大きくしてゆく。更に制御圧室200内圧力が上
がつてゆくと、スプール30はその肩部305が
リアサイドプレート11に当たるまで図中左方向
へ移動し、最大容量状態を実現する。これが第1
図の状態である。第1図の状態では、図示されな
い吸入ポートより吸入される冷媒ガスは中央の吸
入空間70に入り、吸入通路71及び73を通つ
てそれぞれ吸入室72及び74へ流入する。そし
て、吸入工程では吸入口25より吸入弁9及び1
2を介して、それぞれ作動室50及び60へ入
り、次いでピストン7の変位と共に圧縮され、吐
出口24より吐出弁22を介して、それぞれ吐出
空間90及び93へ入り、吐出通路91及び94
を通り吐出ポート92及び95より吐出され、外
部配管で合流するものである。この状態では作動
室50及び作動室60共に冷媒ガスの吸入、吐出
作用を行つている。
第5図中実線aは本発明による可変容量式斜板
型圧縮機のピストンストロークと圧縮機容量との
関係を表す図である。本例によると容量制御方式
は斜板10の傾きを変えることにより、ピストン
7のストロークを変えると共に斜板10の中心位
置をも変えるため、リア側第2作動室60ではピ
ストンストロークの減少によるデツドボリユーム
の増加は殆どない。そのため、一点鎖線bに示す
ように、ピストンストロークに応じて吐出容量は
漸減する。逆にフロント側第1作動室50ではピ
ストンストロークの減少につれてデツドボリユー
ムが増大するものであり、デツドボリユームの増
加により圧縮比が低下し、吐出容量は第5図中破
線cで示すように急激に減少する。そして、フロ
ント側作動室50での最高圧力(吐出圧力)が作
動室60での吐出圧力よりも低くなつた時点(第
5図中d点)でフロント側作動室50の吸入、吐
出作用が行われなくなり、リア側作動室60だけ
で冷媒ガスの吸入、圧縮、吐出作用が行われる。
この第1作動室50が冷媒ガスの吸入、吐出作用
を行わなくなるピストンストロークdは最大ピス
トンストロークをL、吸入圧力Ps(Kg/cm2・
abs)、吐出圧力Pd(Kg/cm2・abs)、冷媒ガスの断
熱指数k、ピストン半径R、円周率πとすれば Ps・(πR2L)k=Pd・{πR2・(L−d)}k より d=L・{1−(Ps/Pd)1/k} により表され、この際の容量bは b=1/2・d/L・100(%) となる。
ここでPs=3Kg/cm2・abs、Pb=16Kg/cm2・
abs、K=1.14とすると、 d=0.77L b=38.5(%) となる。
なお、このピストンストロークはスプール30
の移動量に殆ど比例するものであり、第1図中ス
プール30が図中右方向へ行ききつた状態を0、
図中左方向へ行ききつた状態をlとすれば第5図
のようにスプールの移動量と圧縮機容量の関係を
見ることができる(L〓l)。
さて、第5図中実線部aが本実施例による圧縮
機の変量化特性であるが、スプール30の移動量
l〜e区間においては、容量は実線aの如く変化
し、図中細線fのようにスプール移動量に対し、
圧縮機容量がリニアに変化するものに対し勾配が
急なため制御性が劣るが、スプール変位量e〜0
区間においては容量は図中実線a2の如く変化し、
勾配は細線fよりも緩やかとなり、特に低容量時
での制御性に優れるものである。
次に、冷房負荷が減少してきた際には、それに
応じて吸入圧空間420内の圧力も低下してく
る。その結果、ダイヤフラム422の両面間に作
用する圧力差が減少し、ダイヤフラム422は付
勢スプリング426の付勢力を受けて第3図中左
方向に変位する。この変位は、伝達部材425を
介して制御弁体409に伝達される。そのため、
制御弁体409は、保持部材408と共に第3図
中左方向に変位する。ここで、制御弁体409が
変位して第1弁座面405より離脱すれば、信号
圧通路402は低圧導入通路404及び高圧導入
通路403の両方に導通することになる。しか
し、高圧導入通路403途中には、絞り411,
412が形成されているため、吐出空間93内の
圧力が多量に吸入空間74内へ洩れることはな
い。
そして、冷房負荷がさらに減少して、吸入圧空
間420内の圧力がさらに低下すれば、伝達部材
425は第3図中最も左方向に変位し、制御弁体
409が第2弁座面407に当接する。そのた
め、信号圧通路402と高圧導入通路403との
導通が遮断され、信号圧通路402は低圧導入通
路404とのみ連通する。
この場合には、高圧導入通路403は完全に遮
断されることになるため、吐出空間93内の圧力
が吸入空間74側に洩れ出ることは全くない。
第6図は、制御弁400の制御弁体409位置
と制御圧室200内圧力との関係を示す。この第
6図に示されるように、本例の制御弁400で
は、制御弁体409の位置に応じて、制御圧室2
00内の圧力を吐出空間93内の高圧から吸入空
間74内の低圧まで連続的に、かつ幅広く制御す
ることができる。
このように、本例の制御弁400は、信号圧力
の可変レンジを幅広く取ることができる。これ
は、第7図に示すように、信号圧通路402と高
圧導入通路403とを常時連通させておく制御
弁、及び第8図に示すように信号圧通路402と
低圧導入通路404とを常時連通させる制御弁に
比べて、信号圧可変レンジの増加が達成される。
第7図図示制御弁では、信号圧通路402は絞り
500を介して常時高圧導入通路403と連通し
ており、信号圧通路402と低圧導入通路404
との間の導通遮断が制御弁体409によつて制御
される。制御弁体409が弁座面を開いた場合に
あ、制御圧室200内の圧力が吸入空間74側に
逃がされるため、制御圧室200内圧力は、吸入
空間内圧力に向けて低下る。しかしながら、この
場合であつても、吐出空間93から所定の高圧が
導入されるため、制御圧室200内の圧力を吸入
空間74と同じレベルまで下げることはできな
い。この状態を第9図に示す。第9図より明らか
なように、制御弁体409を最大開いた場合で
も、制御圧室200内の圧力は吸入空間74内圧
力よりは高くなつている。
同様に、第8図図示例のものにおいては、信号
圧通路402と低圧導入通路404とが絞り50
1を介して常時連通しているため、第10図に示
すように、制御圧室200内の圧力を、吐出空間
93と同程度まで高くすることができない。
上述の次第であり、本例の制御弁400では、
第7図及び第8図図示制御弁に比べて、制御圧室
200へ出力する信号圧力の可変レンジを大きく
することができる。
なお、本発明の圧縮機としては、第1図図示形
状のものに限定されるものではなく、斜板10の
傾斜角及び回転中心位置をスプール30の変位に
より可変制御できるものであれば広く適用可能で
ある。例えば、第11図図示のような圧縮機とし
ても良い。実施例ではシヤフト1が斜板10を貫
通してリアハウジング6側まで延びており、その
シヤフト1はリア側の軸受14及びフロント側の
軸受3によつて両側から支持されている。従つ
て、この第11図実施例においてはシヤフトが両
持支持となり、円滑に回転支持されるようになつ
ている。さらに、この第11図図示実施例におい
ては、ピン80はベアリング909を介してスリ
ツト105のピン通し孔106,108に支持さ
ている。従つてスプール30の変位を受けて、斜
板10がその斜視角を変化させる際、ピン80周
りにおける摩擦力は極めて小さなものとなつてい
る。その結果、スプール30の変位が斜板10の
傾斜角変化に円滑に伝達され、圧縮機吐出量の連
続的変化がより良好に発揮される。
さらに、第11図図示実施例では、戻しスプリ
ク900を有しており、制御圧室200内に導入
される圧力が低い状態では、スプール30を図中
右方向に変位させることができるようにしてい
る。これにより、圧縮機起動時に吐出容量を最小
とすることがさらに容易に達成できることにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明圧縮機の一実施例を示す断面
図、第2図は第1図の−線に沿う断面図、第
3図は第1図図示制御弁を示す断面図、第4図は
第1図図示圧縮機の圧力関係を示す説明図、第5
図は第1図図示圧縮機のスプール変位量と圧縮機
容量とを示す説明図、第6図は第1図図示圧縮機
制御弁のバルブ開度と制御圧室内圧力との関係を
示す説明図、第7図及び第8図は本例制御弁の比
較例を示す構成図、第9図及び第10図は、それ
ぞれ第7図図示制御弁、第8図図示制御弁のブル
ブ開度と制御圧室内圧力との関係を示す説明図、
第11図は本発明圧縮機の他の例を示す断面図で
ある。 1……シヤフト、10……斜板、30……スプ
ール、200……制御圧室、400……制御弁、
401……制御弁ハウジング、402……信号圧
通路、403……高圧導入通路、404……低圧
導入通路、405……第1弁座面、406……第
2弁座面、408……保持部材、409……制御
弁体、422……ダイヤフラム、426……付勢
スプリング。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内部にシリンダ室を有するシリンダブロツク
    と、 このシリンダブロツク内に回転自在に配設され
    たシヤフトと、 このシヤフトに揺動可能に連結し、シヤフトと
    一体回転する斜板と、 前記シリンダ室内に摺動自在に配設され、前記
    斜板の揺動運動を受けて前記シリンダ室内を往復
    移動するピストンと、 このピストンの両側の端部のそれぞれに前記シ
    リンダ室内面との間で形成され、流体の吸入、圧
    縮、吐出を行う作動室と、 前記シヤフトと同軸上に配設され、前記斜板の
    中心点位置を揺動可能に支持する支持部と、 この支持部を前記シヤフトの軸方向に変位させ
    るスプールと、 このスプールのうち前記支持部と反対側の部位
    に形成され、内部の圧力に応じて前記スプールを
    前記シヤフトの軸方向に変位させる制御圧室と、 この制御圧室に供給される信号圧力を制御する
    制御弁とを備え、 前記制御弁は、前記制御圧室に連通する信号圧
    通路と、圧縮機の低圧部位と連通する低圧導入通
    路と、圧縮機の高圧部位と連通する高圧導入通路
    と、前記信号圧通路と前記低圧通路との間に形成
    された第1弁座面と、前記信号圧通路と前記高圧
    導入通路との間であつて、かつ前記第1弁座面と
    対向する部位に形成された第2弁座面と、この第
    2弁座面と前記第1弁座面との間に配設され、前
    記第1弁座面及び前記第2弁座面に着座可能な制
    御弁体と、圧縮機低圧側圧力を一面に受け、その
    圧力変動に応じて変位するダイヤフラムと、この
    ダイヤフラムの変位を前記制御弁体に伝達する伝
    達部材とを有し、 前記制御圧室に供給される信号圧力に応じて、
    前記スプールが前記斜板の中心点位置を前記シヤ
    フトの軸方向に変位させると共に、前記斜板の傾
    斜角を変位させるべく、駆動するよう構成したこ
    とを特徴とする可変容量式斜板型圧縮機。 2 前記制御弁は、前記制御圧室に供給される信
    号圧力を圧縮機の吸入側圧力と吐出側圧力との間
    で切換制御し、 前記制御弁が圧縮機の吐出側圧力を前記制御圧
    室に導入した時には、前記制御圧室内圧力に基づ
    き前記スプールが前記支持部を前記斜板の傾斜角
    が増大する方向に変位させ、 前記制御弁が圧縮機の吸入側圧力を前記制御圧
    室に導入した時には前記ピストンの圧縮反力によ
    り前記支持部および前記スプールが前記斜板の傾
    斜角の小さくなる方向に変位し、 かつ前記作動室のうち前記ピストンの一端面側
    に形成された作動室においては、前記斜板の傾斜
    角変位にかかわらず、前記ピストンを流体の吸
    入、圧縮、吐出を行う所定位置まで前進可能に
    し、前記作動室のうち前記ピストンの他面側に形
    成された作動室においては、前記斜板の傾斜角に
    応じて作動室にデツドスペースが増加するように
    構成したことを特徴とする請求項1記載の可変容
    量式斜板型圧縮機。 3 前記ダイヤフラムは、その一面に圧縮機低圧
    側圧力を受けると共に、その他面には大気圧を受
    けることを特徴とする請求項1記載の可変容量式
    斜板型圧縮機。 4 前記制御弁体の前記伝達部材と反対側の部位
    に保持部材が配設され、前記制御弁体は、前記伝
    達部材と前記保持部材により挟持されることを特
    徴とする請求項1ないし3いずれか記載の斜板型
    圧縮機。 5 前記制御弁は、前記伝達部材を所定の設定荷
    重で前記制御弁体側に付勢する付勢スプリングを
    有することを特徴とする請求項1ないし4いずれ
    か記載の可変容量式斜板型圧縮機。
JP63020027A 1988-01-29 1988-01-29 可変容量式斜板型圧縮機 Granted JPH01195979A (ja)

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