JPH055696A - 摩擦係数測定装置 - Google Patents

摩擦係数測定装置

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JPH055696A
JPH055696A JP18325891A JP18325891A JPH055696A JP H055696 A JPH055696 A JP H055696A JP 18325891 A JP18325891 A JP 18325891A JP 18325891 A JP18325891 A JP 18325891A JP H055696 A JPH055696 A JP H055696A
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JP
Japan
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measured
friction
measuring
coefficient
paper
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Application number
JP18325891A
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English (en)
Inventor
Yutaka Nogami
豊 野上
Hitoshi Itani
均 井谷
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被測定物に押圧する駆動ロール部材を駆動し
ながら、被測定物と駆動ロール部材等との間の摩擦係数
を測定する際に、摩擦力が付与される方向にロードセル
を配置して、測定値を正確に得ることができるようにす
る。 【構成】 測定装置10は、測定部30を構成する固定
ロール31と駆動ロール部材33および、該測定部を支
持するための支持台20により構成される。前記支持台
20と測定部30とを支持するために、支持フレーム1
1と後側支持部材15とを介して支持台20を支持し、
該支持台20と支持フレーム11の上部との間にロード
セル35を配置している。そして、前記支持台20に対
して下から所定の値の押圧力を設定し、駆動ロール部材
33を駆動することにより得られる摩擦力を、ロードセ
ル35により検知し、電気信号として制御装置に入力
し、表示装置のディスプレーやプリンタ等を用いて表示
出来るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2つの部材の間の摩擦
係数を測定する装置に関し、特に、複写機等に用いられ
るロール状部材、および、用紙や分離用のパッド等の部
材において、用紙と各部材間で、または、各部材の相互
の摩擦係数の測定を行うための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機の給紙装置等のように、多数
枚の用紙を給紙トレイに重ねて収容しているものから、
給紙ローラにより用紙を1枚ずつ送り出すように構成し
てなる装置では、前記給紙ローラを駆動して、用紙を1
枚ずつさばいた状態で、画像記録部に向けて給紙するこ
とが必要である。そして、その給紙を行う際には、給紙
ローラと用紙との摩擦係数と、重ねた用紙の間の摩擦係
数との関係、および、給紙ローラの用紙に対する押圧力
等を設定して、用紙に重送が生じないような状態で給紙
することが要求される。そのために、従来より、ロール
部材と用紙との摩擦係数や、用紙相互の摩擦係数等を正
確に把握しておき、該ロール部材を用紙に押圧する力の
設定等を行うことが必要とされる。
【0003】前述したような目的のために、従来より図
15に示されるような摩擦係数の測定手段が用いられて
いる。前記図15に示される測定装置1では、用紙Pを
支持する支持台2に対してロール部材5を配置し、該ロ
ール部材5をアーム部材6により支持した状態で、その
ロール部材5にウエイト部材7により荷重を付与するよ
うに構成している。そして、前記ロール部材5を固定状
態に保持しながら支持台2を移動させることにより、ロ
ール部材5と用紙Pとの間の摩擦係数を、測定部8によ
り測定することができる。
【0004】前述したような測定装置1を用いることに
より、例えば、給紙ローラと用紙との間の摩擦係数を容
易に測定することができ、前記ロール部材に対する荷重
の調整を行う等の手段を用いて、用紙とロール部材の間
に付与する押圧力を設定することができる。そして、前
述したような摩擦係数測定手段は、一般のシート状の部
材に対する送り装置において、ロール状部材の表面の状
態等を決定するため、および、ロール部材に対する駆動
力の基礎データを得るために用いられている。さらに、
電子複写機における給紙装置での用紙さばき性能を決定
する際にも、用紙相互の摩擦係数と、ロール部材による
押圧力の関係等のデータを求める手段としても使用され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記図15
に示されるような測定装置では、測定部による摩擦力の
測定部分と、ロール部材の摩擦部分とが異なる位置に配
置されているために、その測定値を正確に得ることがで
きないという問題がある。一般に、摩擦係数Fの値は、
F=μWの式より、μ=F/Wである。ところが、従来
の測定装置では、被測定物を支持する支持台2を矢印方
向に移動させながら測定を行う場合に、測定部3と摩擦
部との角度θが影響し、F=μ(W−Fatan θ)とな
り、μ=F/(W−Fatan θ)となる。したがって、
Fatan θの力成分が考慮されないために、実際の摩擦
係数に比較して、小さな摩擦係数が測定結果として得ら
れることになる。また、前記支持台2を逆方向に移動さ
せながら摩擦係数の測定を行う場合には、F=μ(W+
Fatan θ)となり、μ=F/(W+Fatan θ)の値
が得られる。しかし、前記式により得られる摩擦係数μ
は、実際よりも大きな摩擦係数となるという不都合があ
る。
【0006】前記従来例に示される測定装置では、被測
定物を支持する支持台2を直線方向に移動させる状態
で、両部材の間の摩擦係数を測定しているために、その
支持台の移動距離に制限があり、被測定物の移動速度を
高速にすることができない。また、荷重の設定をウエイ
ト部材により行うために、慣性質量が大きくなり静摩擦
係数を正確に得ることが出来ない等の問題がある。さら
に、被測定物の移動方向以外の力成分が測定値に影響を
与えるために、被測定物の形状によっては摩擦係数に誤
差が発生する場合があり、その他に、ロール状部材を駆
動した状態で、摩擦係数の測定が出来ない等の問題もあ
る。
【0007】一般に、用紙等の被測定物とロール部材等
の部材の間での摩擦係数を測定する際に、ロール部材を
固定した状態で摩擦係数を得る場合と、ロール部材を回
転させながら摩擦係数を得た場合との相関関係は、図1
6のグラフに示されるようになる。つまり、前記図16
のグラフに示されるように、ロール部材を回転させる状
態で摩擦係数を測定する場合には、ミスフィードの発生
しない摩擦係数は、比較的容易に得られる。これに対し
て、ロール部材を固定状態にして被測定物を移動させな
がら摩擦係数を測定する場合には、ミスフィードが生じ
ない状態を正確に設定することが困難であるという問題
がある。
【0008】ところが、従来の摩擦係数測定手段を用い
る場合には、ロール部材を固定した状態で、被測定物を
移動させながら摩擦係数の測定を行っていたために、前
述したような測定誤差が発生するとともに、測定値の信
頼性が低下するという問題があった。したがって、複写
機の給紙装置の設計資料として、従来装置により得られ
た摩擦係数を用いる場合には、設計者の経験による補正
値を付加して、ロール部材の性質と、ロール部材と用紙
との接触圧力を設定することが必要であり、その給紙装
置の設計が面倒であるという問題があった。
【0009】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来の測定装
置の欠点を解消するもので、回転部材と用紙や分離パッ
ドのような部材の間の摩擦係数、および、用紙相互の摩
擦係数、用紙と分離パッドのような部材の間の摩擦係数
等、多くの部材の摩擦係数を正確に測定出来、その測定
値を正確に得ることができる装置を提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の摩擦
係数測定装置は、被測定物であるロール状部材または摩
擦発生部材であるロール状部材を回転可能に支持する手
段と、前記ロール状部材と対向して配置する被測定物支
持台、前記ロール状部材と被測定物支持台との間に圧接
力を付与する手段と、被測定物支持台を移動可能に支持
する手段、および、被測定物支持台が受ける力を測定す
る手段とにより構成される。また、本発明の測定装置に
おいては、被測定物を支持する支持台を支軸を中心にし
て揺動可能に設け、前記駆動ロール部材の軸と支持台の
支軸とを結ぶ線上で、前記被測定物と駆動ロール部材と
を接触させ、支持台が駆動ロール部材により受ける力を
測定することにより、両部材の間の摩擦係数を測定する
ことができ、前記測定手段として、ロードセルを用いる
ことができる。前記構成に加えて、シート部材に対し
て、給紙装置のような連続的に送る手段を付加して設け
ることが出来、被測定物を測定部に自動的に供給するこ
とも出来る。
【0011】さらに、本発明においては、測定部を2つ
の部材の接線の延長線上に配置し、摩擦係数の測定値に
誤差が生じないような手段を用いることができる。ま
た、本発明の測定装置では、2つの被測定物(例えば、
用紙と駆動ロール部材)の一方を駆動し、他方を固定し
た状態で、両被測定物の間に押圧力を付与し、固定部材
が受ける力を測定することが出来、電子複写機の給紙装
置における給紙ローラと用紙、または分離パッドとの摩
擦係数を測定する装置を構成することができる。そし
て、前記測定装置の測定部をパソコン等のデータ処理手
段と接続することにより、測定装置により得られる測定
値を任意に加工して、要求する摩擦係数のデータを得る
ことができる。
【0012】前述したように構成することにより、本発
明においては、摩擦係数の測定部と測定部とを一直線状
に配置することができるので、測定結果に誤差が生じる
ことがなく、2つの被測定物の間の動摩擦係数と、静摩
擦係数とを任意に測定することができる。また、本発明
の測定装置は、任意の物品と送り部材等に対して摩擦係
数を測定することができ、その測定装置の構成を簡素化
することが出来る。
【0013】さらに、本発明においては、駆動ロール部
材と分離パッドのような回転体と非回転体との間の摩擦
係数や、給紙ローラと用紙のような、回転体とシート部
材の間の摩擦係数等を容易に測定することができる。ま
た、用紙と分離パッドのような非回転体とシート部材の
間の摩擦係数や、シート部材相互の間の摩擦係数等を正
確に測定することができる。前記構成に加えて、自動供
給手段を設けてシート等を自動的に供給する場合には、
駆動ロール部材等の部材の摩擦係数の変化を効率良く測
定することが可能であり、駆動ロール部材等の耐久性の
試験する装置としても用いることができる。
【0014】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の摩擦係
数測定装置を説明する。図1および図2に示され本発明
の測定装置10は、測定部30を構成する固定ロール3
1と駆動ロール部材33および、該測定部を支持するた
めの支持台20により構成される。前記支持台20と測
定部30とを支持するために、本実施例においては、支
持フレーム11と後側支持部材15とを介して、支持台
20を支持する手段を用いており、該支持フレーム11
の上部に配置する支持部材36と、支持台20との間に
ロードセル35を配置している。
【0015】前記支持フレーム11には、その後側に設
けた案内部材を介してスライドフレーム12を配置し、
該スライドフレーム12の下部に高さ調節部材13を介
して、支持台20を支持する支持ブロック17を配置す
る。前記支持台20を支持する支持ブロック17は、後
側支持部材15に対して案内部材16を介して上下動可
能に案内される。また、前記スライドフレーム12と支
持ブロック17との間に、ロードセル14とスプリング
18とを設け、支持台20の上部に支持されるロール部
材に付与する圧力を調整するとともに、その被測定物に
加える押圧力を、高さ調節部材13により調整可能に設
けている。前記支持台20は、支軸21を介して支持ブ
ロック17に支持され、該支持台20の上部に支持部材
22を介して固定ロール31を設けている。
【0016】前記固定ロール31は、その上部に配置さ
れる駆動ロール部材33とにより、測定部30を構成し
ている。前記図示される例では、2つのロール部材の間
に支持する被測定物に対して、駆動ロール部材33を駆
動する際に、被測定物を介して支持台20が揺動される
力を、ロードセル35により検知する機構を構成してい
る。そして、測定部30により摩擦係数を測定する際
に、上下の2つのロール部材の間に加えられる鉛直方向
の圧力をロードセル14により測定し、その圧力を調整
しながら、摩擦係数の検知作業を行い得るようにする。
また、本発明の測定部においては、支持台20を支軸2
1を介して揺動可能に設け、その支持台が押圧される前
側にロードセル35を配置するとともに、前記ロードセ
ル35が押圧力を受ける方向と、2つのロール部材によ
る摩擦力が生じる方向とが同一方向に設定される状態に
配置している。さらに、本発明においては、ロール部材
に対して押圧力を付与する方向を、支持台20の支軸2
1と接触部とを結ぶ線上に設定するように構成してい
る。従って、前述したように構成することによって、駆
動ロール部材により用紙に加えられる摩擦力を、正確に
水平方向に向けて設定することができ、測定値に誤差が
発生することを防止出来る。
【0017】前記測定部30を、用紙等のようなシート
部材を対象にして、摩擦係数を測定する装置として構成
する場合には、給紙装置40を配置して、該給紙装置4
0のトレイ41から順次給紙可能な手段を設けることが
できる。前記給紙装置40のトレイ41には、一般の電
子複写機に用いられる給紙カセット等と同様に、駆動軸
44により駆動される給紙ローラ43と、スナバー42
による用紙さばき手段とを配置している。そして、前記
給紙装置40から用紙を1枚ずつ測定部30に向けて送
り出し、摩擦係数の測定作業を自動的に行い得るように
構成することができる。また、駆動ロール部材の耐久性
や、経時的な摩擦係数の変化の状態を測定する場合で
も、前記給紙装置のトレイに大量の用紙を収容させてお
き、それらの用紙を順次送り出しながら、摩擦係数の測
定作業を連続して行うようにすることも出来る。
【0018】(回転する駆動ロール部材と、固定保持さ
れる被測定物との間の摩擦係数の測定手段)前述したよ
うに構成される本発明の測定装置において、図3に示さ
れるように、支持台20の上部に用紙P等の被測定物を
固定して配置し、該用紙Pに駆動ロール部材33を押圧
して駆動することにより、用紙と駆動ロール部材との間
の摩擦係数を測定することができる。前記実施例におい
ては、前記用紙Pに押圧される駆動ロール部材33の摩
擦力により、支持台20が支軸21を介して、図の反時
計方向に揺動される力を、ロードセル35により受ける
ことにより、その押圧力をロードセル35から電気信号
として出力させるようにする。そして、前記ロードセル
35から出力される電気信号を、測定装置の制御装置に
入力して、信号の処理を行うことにより、摩擦係数の測
定を容易に行うことができる。
【0019】また、前記図3の例とは別に、本発明にお
いては、図4に示されるように、用紙Pを支持する支持
台25を長いものとして構成し、用紙の長さ方向に摩擦
係数の測定作業を行うことも出来る。前記図4に示され
る例において、支持台25を支持するスライドフレーム
27をかぎ状の部材として構成し、該スライドフレーム
27の前側の部分を支持フレーム11に対して上下動可
能に案内させ、該スライドフレーム27の上部で、案内
部材26を介して支持台25を摺動させるようにする。
そして、前記支持台25が受ける圧力をロードセル35
により受けて、摩擦係数を測定する。したがって、前述
したように、支持台25を長いものとして構成すること
により、該支持台25に支持される被測定物が長いもの
であっても、その任意の部分に駆動ロール部材を押圧す
ることにより、摩擦係数を測定することができ、その測
定値のバラツキ等が発生することがない。また、前記支
持台25に支持される被測定物の位置を変化させたりす
ることなしに、摩擦係数の測定作用を連続して行うこと
も出来る。
【0020】前述したように構成される本発明の装置
は、例えば、停止状態にある用紙Pと、駆動される駆動
ロール部材33との間での摩擦係数を検知するために用
いられるもので、両部材の間の押圧力をある一定の値に
設定した状態で、摩擦係数を検知することができる。ま
た、前記摩擦係数の測定手段は、支持台20、25に対
して支持される被測定物を、例えば、複写機の分離パッ
ドとして構成することが出来る。したがって、前記方法
を用いると、複写機の給紙装置における給紙ローラと、
分離パッドとの間の摩擦係数を測定することも可能であ
り、それらの2つの被測定物の間での摩擦係数を容易に
測定することができる。
【0021】前記摩擦係数測定手段を用いる場合に、従
来の装置では、支持台の上面に用紙等の被測定物を固定
保持させるようにしていたために、測定作業の都度、用
紙を交換する必要があり、その被測定物の固定保持の作
業が面倒であった。そこで、本発明においては、図5に
示されるように、支持台20の上部に分離パッド28を
固定して配置し、駆動ロール部材33と分離パッド28
との間に、用紙Pのような被測定物を介在させて、摩擦
係数の測定を行うことができる。そして、前述したよう
にして、摩擦係数の測定を行う場合には、分離パッドと
用紙との間での摩擦係数を容易に測定することができ
る。なお、前述したようにして摩擦係数の測定する際に
は、駆動ロール部材と用紙の間の摩擦係数に比較して、
分離パッドと用紙の間の摩擦係数を小さくすることが必
要である。しかし、複写機の給紙装置等において、実際
に給紙を行う場合には、前述したように、駆動ロール部
材と用紙との間の摩擦係数を大きくすることが必要があ
る。
【0022】また、前記実施例で、例えば、図7に示さ
れるように、2つの部材の接触部に押圧力Wが加えられ
る方向に対して、前記接触部と支軸21とを結ぶ位置
が、角度θだけズレを生じている場合には、前記図15
で説明したように、正確な検知値が得られないという問
題がある。そこで、本発明においては、図6に示される
ように、押圧力Wを付与する方向を、支軸21と接触部
とを結ぶ線上に設定するように構成している。従って、
前述したように構成することによって、駆動ロール部材
により用紙に加えられる力の方向に、ロードセルによる
押圧力を検知する方向を設定することができ、測定値に
誤差が発生することを防止出来る。
【0023】前記構成に加えて、例えば、前記図1に示
されたように支持台に作用する摩擦力の位置と、支持台
に対するロードセルの検知位置との高さが異なるという
問題が発生する。そして、その場合には、図9に示され
るように、支持台20に支持される用紙等に対して摩擦
力が付与される位置と、ロードセル35により押圧力を
検知する位置とに、高さa、bのような差が発生する。
したがって、前記ロードセル35により得られる値を、
作動アームの長さに応じて補正することが必要となる。
前述したような補正を行うことに代えて、本発明におい
ては、例えば、図8に示されるように、支持台20の前
側に補助部材29を配置し、該補助部材29を介してロ
ードセル35を配置することができる。そして、前記図
9の場合には、摩擦力の方向と同一の高さの部分に対し
て、ロードセル35に対する作動部材を配置し、摩擦係
数の測定値を補正せずに、測定値をそのまま使用出来る
ようにすることが可能である。
【0024】(本発明の他の実施例)また、前記図15
に示されるような従来の測定装置では、ウエイト部材に
よる加圧方式を用いているために、摩擦部と力の測定部
との間の慣性が大きくなり、静摩擦係数が精度良く測定
出来ないという問題があった。そして、図10のグラフ
に示されるように、支持台を移動させる初期の動摩擦係
数が大きく出現すること、および、支持台が微小移動す
ることを阻害する要因があり、摩擦係数の測定値が常に
変動するという問題がある。したがって、前記図10の
グラフに示されるような値が得られた場合には、ロード
セルから出力された値を補正することが必要であり、そ
の補正値を設定するために余分な計算を行うことが要求
されていた。
【0025】そこで、本発明の測定装置においては、支
持台の慣性力を減少させるために、該支持台をアルミ合
金等の質量の小さい材料で構成し、支軸やスライド部分
等を、負荷の小さなボールベアリングやボールスライダ
ーを用いることが出来る。そして、前記ベアリングやス
ライダーを用いることにより、図11に示されるよう
に、駆動ロール部材を駆動する初期の段階での慣性力を
小さく設定し、測定の途中でも、動摩擦係数の変動が大
きく出現しないようにして、その摩擦係数の測定作業を
行うことができる。
【0026】前述したようにして、駆動ロール部材と用
紙等のように、2種類の被測定物の間の摩擦係数を測定
した値は、ロードセルにより電気信号として出力され
る。前記ロードセルから得られる摩擦係数の測定値は、
本発明においては、図12に示されるように構成した制
御装置50により処理することができる。前記図12に
示される制御装置50の構成を示すブロック図において
は、圧力測定用のロードセル14と、摩擦係数測定用の
ロードセル35からの信号を、アンプ51、52に向け
てそれぞれ入力し、その値をA/D変換装置53を介し
てパソコン54に入力して、その信号の処理を行うよう
にする。そして、前記パソコン54において、あらかじ
め設定している換算式を用いて計算し、得られた値をパ
ソコンのディスプレーに表示すること、または、プリン
タ55からハードコピーとして出力させることができ
る。
【0027】さらに、本発明の測定装置においては、支
持台が揺動される際の押圧力を受けるロードセル35で
得られる値を、随時補正することが必要である。そこ
で、前記ロードセル35からの出力値を補正するため
に、例えば、図13に示されるような補正手段を用いる
ことができる。前記図13に示される例においては、ワ
イヤ55を用いて分銅57を取り付け、その分銅57に
よる垂直方向の力を、プーリ56を介して水平方向の力
に変換し、該ワイヤ55の端部を支持台20に接続する
ことにより、分銅の重量に対応するロードセル35から
の出力値の補正を行うことができる。そして、前記分銅
の重量を変化させてロードセルからの出力値の検知を行
うことにより、図12に示された制御装置で、補正値を
計算する際の係数を、容易に設定することができる。
【0028】また、本発明の測定装置においては、図1
4に示されるように、支持台の上部に高摩擦部材60を
配置し、該部材60と駆動ロール部材33との間に2枚
の用紙P、P1を配置し、用紙の間の摩擦係数を測定す
ることも出来る。前記図14に示される例では、例え
ば、下の用紙P1と摩擦部材60との間の摩擦係数と、
駆動ロール部材33と用紙Pとの間の摩擦係数は、用紙
の間の摩擦係数よりも大きな値に設定し、ある値の押圧
力が付与された状態で、用紙の分離のために要する力を
測定することができるものとなる。そして、前述したよ
うなテストを行うことにより、電子複写機の給紙装置に
おいて、用紙のさばき作用に必要とされる条件を設定す
ることができる。さらに、前述したような構成を有する
測定装置は、複写機における用紙の送り出しと、さばき
作用とを行うための給紙ローラのゴムの特性や、さばき
部材の性質、用紙に加える押圧力等の条件を設定する資
料として用いることができる。
【0029】なお、前述したように構成される本発明の
測定装置は、用紙を送るための機構を構成する部材の設
計資料として用いることの他に、フィルムや布地のよう
なシート状部材の送り装置に対して用いること、また
は、板金等のような固いものに対する送り装置の設計資
料としての摩擦係数の求めることができる。さらに、前
述したようにして得られる摩擦係数は、例えば、駆動ロ
ール部材による送りに際しての駆動力の設定のための資
料としても用いることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の測定装置は、前述したような構
成を有するものであるから、摩擦係数の測定部と測定部
とを一直線状に配置することができるので、測定結果に
誤差が生じることがなく、2つの被測定物の間の動摩擦
係数と、静摩擦係数とを任意に測定することができる。
また、本発明の測定装置は、任意の物品と送り部材等に
対して摩擦係数を測定することができ、その測定装置の
構成を簡素化することが出来る。
【0031】さらに、本発明においては、駆動ロール部
材と分離パッドのような回転体と非回転体との間の摩擦
係数や、給紙ローラと用紙の場合のように、回転体とシ
ート部材の間の摩擦係数等を容易に測定することができ
る。また、用紙と分離パッドのような非回転体とシート
部材の間の摩擦係数や、シート部材相互の間の摩擦係数
等を正確に測定することができる。前記構成に加えて、
自動供給手段を設けてシート等を自動的に供給する場合
には、駆動ロール部材等の部材の摩擦係数の変化を、効
率良く測定することが可能であり、駆動ロール部材等の
耐久性を試験する装置としても用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の測定装置の構成を示す側面図であ
る。
【図2】 図1に示される測定装置の平面図である。
【図3】 本発明の摩擦係数測定部の構成を示す説明図
である。
【図4】 測定部の他の実施例の構成を示す説明図であ
る。
【図5】 測定部の別の構成を示す説明図である。
【図6】 ロードセルによる摩擦係数の測定作用の説明
図である。
【図7】 支持台の支点を押圧力の作用方向に一致させ
ない場合の説明図である。
【図8】 摩擦力が作用する高さにロードセルの測定点
を設ける場合の説明図である。
【図9】 ロードセルの位置と摩擦力の作用位置が異な
る場合の状態の説明図である。
【図10】 従来の測定装置における測定結果を示すグ
ラフである。
【図11】 本発明の測定装置における測定結果を示す
グラフである。
【図12】 本発明の測定装置における制御装置の構成
を示すブロック図である。
【図13】 ロードセルにより得られる値の補正手段の
構成を示す説明図である。
【図14】 用紙間の摩擦係数を測定する手段の説明図
である。
【図15】 従来の測定装置の構成と該装置における摩
擦係数の方向を示す説明図である。
【図16】 駆動ロール部材を固定した場合と、駆動ロ
ール部材を回転させた場合との摩擦係数の相関関係を示
すグラフである。
【符号の説明】
1・10 測定装置、 12 スライドフレーム、
14・35 ロードセル、 17 支持ブロック、
20・25 支持台、 21 支軸、 30測定
部、31 固定ロール、 33 駆動ロール部材、
40 給紙装置、43 給紙ローラ、 50
制御装置、 60 高摩擦部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 被測定物であるロール状部材または摩擦
    発生部材であるロール状部材を回転可能に支持する手段
    と、前記ロール状部材と対向して配置する被測定物支持
    台と、前記ロール状部材と被測定物支持台との間に圧接
    力を付与する手段と、被測定物支持台を移動可能に支持
    する手段と、被測定物支持台が受ける力を測定する手段
    とを設けたことを特徴とする摩擦係数測定装置。
JP18325891A 1991-06-27 1991-06-27 摩擦係数測定装置 Pending JPH055696A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003014616A (ja) * 2001-06-28 2003-01-15 Toshiba Corp 摩擦力測定装置及び測定方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6373134A (ja) * 1986-09-17 1988-04-02 Nkk Corp 摩擦潤滑試験方法

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