JPH055827A - 自動焦点制御装置 - Google Patents

自動焦点制御装置

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JPH055827A
JPH055827A JP3157921A JP15792191A JPH055827A JP H055827 A JPH055827 A JP H055827A JP 3157921 A JP3157921 A JP 3157921A JP 15792191 A JP15792191 A JP 15792191A JP H055827 A JPH055827 A JP H055827A
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JP
Japan
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focus
signal
pin
objective lens
servo
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Application number
JP3157921A
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English (en)
Inventor
Atsushi Murakami
敦 村上
Muneki Hamashima
宗樹 浜島
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【目的】デジタル制御による焦点絶対位置の決定処理
を、試料や検査・測定の対象パターンでの必要性に応じ
た必要な精度で行なう。 【構成】対物レンズ3もしくはステージをモーターMで
駆動して被測定面を自動合焦させるもので、前ピン信号
を出力する前ピン検出部13と、後ピン信号を出力する
後ピン検出部14と、合焦ピン信号を出力する合焦ピン
検出部15とをそれぞれ設け、前ピン信号と後ピン信号
との差に相当する差動信号を合焦ピン信号により自動ゲ
イン制御し、サーボ駆動回路31により自動ゲイン制御
された制御信号によりモーターMをサーボ駆動し、合焦
位置と現在位置との差を示すフォーカスオフセットをあ
らわす合焦信号をD/Aコンバータ51から出力してサ
ーボ駆動回路31の入力に重畳させて厳密な自動焦点調
節を行なうものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対物レンズもしくはス
テージをモーターで駆動し、焦点調節のために被測定面
からの反射光を結像する結像光学系を設け、ステージ上
の該被測定面に該対物レンズを自動合焦させる自動焦点
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学顕微鏡、ウェハ等のICパタ
ーンの検査あるいは測定装置等において、操作性や精度
の向上のために種々の方法で自動焦点制御が行なわれて
おり、中でも、スピードと精度とが重要な要素となって
きている。これに対し、本出願人は、特開昭62−90
9号公報で開示されているように、レーザ光を用い、受
光系を高速化のため、アナログ処理を行なう2つのビー
ム(焦点の前側と後側)と、項精度化のためデジタル処
理を行なう1つのビームとに分け、信号を検出する方式
を提案した。かかる方式は、自動焦点のスピードと精度
とを同時に満足できる方式として画期的なものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近来、ICの微細化と
高集積化の要求に伴ない、装置に対する焦点位置のより
厳密な定義が必要とされるようになってきている。前記
従来技術は、処理のうちに高速で合焦した0点位置に追
い込むことができるアナログサーボ制御を含んでいる。
このときの0点位置すなわち焦点の絶対位置は、試料面
と共役な位置でのデジタル信号を検出し、山登り法と呼
ばれる方法で、最大値となる点を探すことによって決め
られている。
【0004】しかしながら、このような絶対値としての
焦点位置を厳密に決定することは、時間がかかるうえ、
制御上も複雑で、試料によって0点位置が異なることが
あるため、どのくらいの頻度で、また、どのくらいの精
度で、この処理を行なうのがよいかという問題が生じて
きた。対象となる試料によっては、焦点の精度が、測定
や検査の精度に無視できない影響を及ぼす場合と、そう
でない場合とがあり、これに対して処理スピードも考慮
した柔軟な制御が要望されている。
【0005】従来例としてあげた特開昭62−909号
公報では、DCモータMをパルス的に駆動することによ
り合焦位置付近での厳密な合焦制御を行なっていた。し
かしながらモータのパルス駆動の為、合焦位置はパルス
を発生するエンコーダ等の分解能で決ってしまい、更に
厳密な合焦位置駆動は不可能であり、また、パルス駆動
のためのデジタル信号は、非常に狭い範囲でのみ信号が
鋭くでる為に、光学的誤差や電気的ノイズの影響を受け
やすく、その為信号の最大点に非常に近い値が1箇所以
上表れたり最大点の箇所が毎回同じにはならない為に再
現性に問題があることがわかった。
【0006】本発明は、このような要望に応えるもの
で、デジタル制御による焦点絶対位置の決定処理を、試
料や検査・測定の対象パターンでの必要性に応じた必要
な精度で行なうことにより上記問題を解決する自動合焦
制御装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、対物レンズ(3)も
しくはステージをモーター(M)で駆動し、焦点調節の
ために被測定面(2)からの反射光を結像する結像光学
系を設け、ステージ上の該被測定面(2)に該対物レン
ズ(3)を自動合焦させる自動焦点制御装置において、
前記対物レンズ(3)および結像光学系に関して前記被
測定面(2)が結像すべき位置より前方で該反射光の結
像位置を検出して前ピン信号を出力する前ピン検出部
(13)と、該結像すべき位置より後方で該反射光の結
像位置を検出して後ピン信号を出力する後ピン検出部
(14)と、該結像すべき位置で該反射光の結像位置を
検出して合焦ピン信号を出力する合焦ピン検出部(1
5)とをそれぞれ設け、前記前ピン信号と前記後ピン信
号との差に相当する差動信号を前記合焦ピン信号により
自動ゲイン制御し、該自動ゲイン制御された制御信号に
より前記モーター(M)をサーボ駆動して合焦制御を行
なうサーボ駆動回路(31)と、該サーボ駆動回路(3
1)の入力に重畳する合焦信号が該サーボ駆動回路(3
1)に入力するよう接続し、合焦位置から遠く外れてい
る場合はレベル0の合焦信号を出力し、厳密な合焦が可
能であるときは合焦位置と現在位置との差を示すフォー
カスオフセットをあらわす合焦信号を出力するD/Aコ
ンバータ(51)と、を設けたことを特徴とする自動焦
点制御装置に存する。
【0008】
【作用】自動焦点制御は、対物レンズ(3)もしくは試
料をセットしたステージはモーター(M)で駆動され、
被測定面(2)からの反射光は結像光学系を介して所定
の位置に結像する。自動焦点制御はこの所定の位置への
結像の具合を検出しながら迅速に結像すべき位置に試料
を結像させるものである。
【0009】前ピン検出部(13)は、対物レンズ
(3)および結像光学系に関して被測定面(2)が結像
すべき位置より前方で反射光の結像位置を検出して前ピ
ン信号を出力し、同様に後ピン検出部(14)は結像す
べき位置より後方で反射光の結像位置を検出して後ピン
信号を出力する サーボ駆動回路(31)では、前ピン信号と後ピン信号
との差に相当する差動信号は制御信号としてモーター
(M)をサーボ駆動して合焦制御を行なう。該制御信号
は合焦ピン信号により自動ゲイン制御され、適切かつ迅
速にモーター(M)をサーボ駆動して合焦状態に追い込
む。
【0010】D/Aコンバータ(51)は、合焦位置か
ら遠く外れている場合はレベル0の合焦信号を出力し、
合焦信号はサーボ駆動回路(31)の入力に重畳するが
レベルが0であるので意味がなく、合焦は実質的に前記
自動ゲイン制御された制御信号で進められる。厳密な合
焦が可能であるときは合焦位置と現在位置との差を示す
フォーカスオフセットをあらわす合焦信号がD/Aコン
バータ(51)から出力し、該合焦信号が前記自動ゲイ
ン制御された制御信号に重畳することにより速やかに厳
密な合焦制御がなされる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の各実施例を説
明する。図1から図5は本発明の第1実施例を示してお
り、図3は自動焦点制御装置の概略的な光学系の配置図
である。
【0012】図3に示す自動焦点制御装置1は、ステー
ジ(図示省略)上の被測定面2(例えばステージ上に配
置された観察されるべき物体の表面)に対物レンズ3を
自動合焦させるもので、レーザ光源4からのレーザ光束
は、ビームエキスパンダー5によりその光束が拡大され
た後、ハーフミラー6で反射され、さらにハーフミラー
7を透過して対物レンズ3に入射し、対物レンズ3によ
り集光されて被測定面2に結像されるように構成されて
いる。
【0013】被測定面2で反射され、かつハーフミラー
7で反射された反射光の光路中には一定の周期で振動す
る振動ミラー8および固定のハーフミラー9が配置され
ている。ハーフミラー9の反射光路中には結像レンズ1
0が、ハーフミラー9の透過光路中にはミラー11を介
して結像レンズ12がそれぞれ設けられている。
【0014】結像レンズ10の後方には、対物レンズ3
および結像レンズ10に関して被測定面2と共役な位置
たる結像すべき位置より前方(物体側)で結像レンズ1
0による結像位置(反射光の結像位置)を検出して前ピ
ン信号を出力する前ピン検出部13と、被測定面2と共
役な位置より後方(像側)で結像レンズ10による結像
位置を検出して後ピン信号を出力する後ピン検出部14
とが配置されている。結像レンズ12の後方には、被測
定面2と共役な位置で結像レンズ10による結像位置を
検出して合焦ピン信号を出力する合焦ピン検出部15が
配置されている。
【0015】前ピン検出部13は、被測定面2と共役な
位置たる結像すべき位置より前方に、光軸に沿って所定
の間隔で配列されたn個の検出部で構成されている。す
なわち、前ピン検出部13は、結像レンズ10の後方に
設けられたハーフミラー16の反射光路中において所定
の間隔で配列されたn個のハーフミラーM11〜M1n
と、各ハーフミラーM11〜M1nの反射光路中に配置
されたn個のアパーチャーA11〜A1nと、各アパー
チャーA11〜A1nの後方に配置されたn個の光電検
出器D11〜D1nとから構成されている。ここでは、
各光電検出器D11〜D1nとしてフォトディテクター
が使用されているが、n個のフォトディテクターを用い
る代りにフォトダイオードアレイのようなリニアセンサ
ーを用いても良い。
【0016】各アパーチャーA11〜A1nのうち、ア
パーチャーA1nが被測定面2と共役な位置に最も近く
なっている。
【0017】後ピン検出部14は、被測定面2と共役な
位置に対して前ピン検出部13のn個の検出部とほぼ等
距離の位置にそれぞれ配列されたn個の検出部で構成さ
れている。すなわち、後ピン検出部14は、ハーフミラ
ー16の透過光路中に設けられたミラー17の反射光路
中において所定の間隔で配列されたn個のハーフミラー
M21〜M2nと、各ハーフミラーM21〜M2nの反
射光路中に配置されたn個のアパーチャーA21〜A2
nと、各アパーチャーA21〜A2nの後方に配置され
た光電検出器D21〜D2nとから構成されている。
【0018】ここで、各光電検出器D21〜D2nとし
てフォトディテクターが使用されているが、前ピン検出
部13の場合と同様にn個のフォトディテクターを用い
る代りにフォトダイオードアレイのようなリニアセンサ
ーを用いても良い。各アパーチャーA21〜A2nのう
ち、アパーチャーA21が被測定面2と共役な位置に最
も近くなっている。
【0019】なお、前ピン検出部13および後ピン検出
部14の各検出部は1個(n=1)ずつでも良い。この
場合のダイナミックレンジ、すなわち1個ずつの前ピン
検出部と後ピン検出部とにより対物レンズ3の結像位置
を検知できるサーボエリアは、図5で示すS1である。
また、前ピン検出部13および後ピン検出部14の各検
出部をそれぞれn個とした場合のサーボエリアは、図5
で示すSnであり、サーボエリアSnはnの値が大きく
なれば広くなる。
【0020】合焦ピン検出部15は、被測定面2と共役
な位置に設けられたアパーチャーAと、その後方に配置
された光電検出器Dとから構成されている。ここで、光
電検出器Dとしてフォトディテクターが使用されてい
る。
【0021】なお、対物レンズ3の焦点距離をf、結像
レンズ10の焦点距離をf1、結像レンズ12の焦点距
離をf2とすると、各焦点距離の関係は、 f2/f1≒2〜3、 f1/f≒10〜20となっている。
【0022】このように各焦点距離の関係を定めたこと
により、前ピン検出部13および後ピン検出部14の位
置調整が容易となり、前ピン検出部13あるいは後ピン
検出部14が本来あるべき位置から若干ズレてしまって
も、このズレが合焦精度に大きな影響を与えないような
構成に成っている。
【0023】図2は、対物レンズ3が合焦した時におけ
る上記各光電検出器からの出力信号波形を示しており、
各出力信号波形は振動ミラー8の振動周期で変調された
信号となっている。
【0024】図2(a)は前ピン検出部13の第1番目
の光電検出器D11からの前ピン信号波形を、図2
(b)は前ピン検出部13の第n番目の光電検出器D1
nからの前ピン信号波形を示しており、中間の前ピン信
号波形は省略されている。図2(c)は光電検出器Dか
らの合焦ピン信号波形を示している。図2(d)は後ピ
ン検出部14の第1番目の光電検出器D21からの後ピ
ン信号波形を、図2(e)は後ピン検出部14の第n番
目の光電検出器D2nからの後ピン信号波形をそれぞれ
示しており、中間の後ピン信号波形は省略されている。
【0025】次に、図2に示す各信号を信号処理し、対
物レンズ3を駆動するDCモータMを制御する制御回路
について図1を参照して説明する。
【0026】図1に示すように、制御回路はサーボ駆動
回路31と合焦ピン制御回路32とから構成されてい
る。サーボ駆動回路31では、作動アンプ48、D/A
コンバータ51および、D/Aコンバータ51とMPU
41との結線、サーボアンプ37からの出力よりA/D
コンバータ43との結線が前記特開昭62−909号公
報の従来技術に付加した主なものである。
【0027】サーボ駆動回路31は、図2(a),
(b)に示すような前ピン信号と図2(d),(e)に
示すような後ピン信号との差に相当する差動信号を求
め、該差動信号とD/Aコンバータ51の出力との加算
信号を発生させ、該作動信号の値がD/Aコンバータ5
1の出力と等しくなるなる個所にDCモータMをサーボ
駆動して図5に示す合焦位置付近50までの粗い合焦制
御を行なう回路である。
【0028】合焦ピン制御回路32は、図2(c)に示
す差動信号をモニターする回路であり、該合焦ピン信号
によりDCモータMをパルス駆動して図5の合焦位置付
近50での合焦制御を行なうことが可能な回路である。
【0029】サーボ駆動回路31の入力部には、前ピン
検出部13の各光電検出器D11〜D1nに対応してn
個設けられ、各光電検出器D11〜D1nからの各前ピ
ン信号を振動ミラー8による変調周波数成分で同調検波
するAC検波器F11〜F1nと、後ピン検出部14の
各光電検出器D21〜D2nに対応してn個設けられ、
各光電検出器D21〜D2nからの各後ピン信号を振動
ミラー8による変調周波数成分で同調検波するAC検波
器F21〜F2nとが設けられている。
【0030】各AC検波器F11〜F1nの出力端子
は、AC検波器F11〜F1nにより同調検波されたn
個の前ピン信号を合計したトータル前ピン信号を出力す
るアナログ加算器33の入力端子に接続されている。
【0031】各AC検波器F21〜F2nの出力端子
は、AC検波器F21〜F2nにより同調検波されたn
個の後ピン信号を合計したトータル後ピン信号を出力す
るアナログ加算器34の入力端子に接続されている。尚
n=1の場合は33、34のアナログ加算器は不要であ
る。
【0032】アナログ加算器33、34には、トータル
前ピン信号、トータル後ピン信号のAC成分の実効値を
出力する自乗検波器35、36がそれぞれ接続されてい
る。自乗検波器35、36は、AC成分の最大値と最小
値の差を検出するピークホールド回路でもよい。
【0033】自乗検波器35及び36の出力端子は差動
アンプ48に接続されており、差動アンプの出力には自
乗検波器35及び36の出力の差が出力される。差動ア
ンプ48の出力は割算器49の分子に接続されており、
かつ割算器49の分母は被測定面2からの反射光強度を
読みとるモニター信号出力回路40の出力に接続されて
いる。
【0034】したがって、割算器49は、合焦精度が被
測定面2のパターン像のコントラストに依存しないよう
に差動アンプ48からの差動信号をモニター信号で割算
し、自動ゲイン制御(AGC)を行なうと同時にA/D
コンバータ43の入力レベルに適合させるべく強度調整
するようになっている。
【0035】割算器49の出力は加算器50の入力端子
の一方に接続され、加算器50のもう一方の入力端子に
はD/Aコンバータ51の出力が接続されている。加算
器50の出力端子にはサーボアンプ37の入力端子が接
続され、かつサーボアンプ37の出力端子はスイッチS
Wを介してDCモータMに接続されており、サーボアン
プ37は、割算器49の出力信号である自乗検波器35
から送られるトータル前ピン信号と自乗検波器36から
送られるトータル後ピン信号との差に相当する差動信号
をモニター信号出力回路40の出力によりAGCを行な
った信号と、D/Aコンバータ51の出力との和の信号
をスイッチSWを介してDCモータMに出力し、その信
号によりDCモータMをサーボ駆動させるように成って
いる。
【0036】また、サーボアンプ37の出力信号は、A
/Dコンバータ43を介してマイクロプロセッサー41
のメモリー部(RAM)44に接続されており、サーボ
アンプ37の出力信号はA/Dコンバータ43によりデ
ジタル化されてメモリー部44にとりこむことが可能に
なっている。
【0037】D/Aコンバータ51の出力が0の場合の
サーボアンプ37からの信号は、図5に示すように、対
物レンズ3による結像位置がサーボエリアS1あるいは
Sn外にあるとき、あるいは合焦位置付近50までの合
焦制御が成されたときにほぼ0となる。また、D/Aコ
ンバータ51よりの出力を0以外とする事により、対物
レンズ3のサーボ位置を変更する事が可能であり、例え
ば合焦ピン信号が最大となる位置におけるD/Aコンバ
ータ51の出力が0の場合のサーボアンプ37からの信
号の値をD/Aコンバータ51より出力することによ
り、厳密な合焦位置に対物レンズ3をサーボ駆動するこ
とが可能である。
【0038】合焦ピン制御回路32の入力部には、合焦
ピン検出部15の光電検出器Dからの合焦ピン信号を振
動ミラー8による変調周波数成分で同調検波するAC検
波器Fが設けられている。AC検波器Fには、AC検波
器Fからの合焦ピン信号のAC成分の実効値を出力する
自乗検波器38が接続されている。自乗検波器38はA
C成分の最大値と最小値の差を検出するピークホールド
回路でもよい。
【0039】この自乗検波器38は割算器39の分子に
接続されており、かつ割算器39の分母は被測定面2か
らの反射光強度を読みとるモニター信号出力回路40の
出力に接続されている。したがって、割算器39は、合
焦精度が被測定面2のパターン像のコントラストに依存
しないように自乗検波器38からの合焦ピン信号をモニ
ター信号で割算し、自動ゲイン制御(AGC)を行なう
と同時にA/Dコンバータ43の入力レベルに適合させ
るべく強度調整するように成っている。
【0040】割算器39の出力は、振動ミラー8の振動
周期に同期したマイクロプロセッサー(MPU)41か
らのタイミング信号によりサンプルホールドするサンプ
ルホールド回路42に接続されている。
【0041】サンプルホールド回路42はA/Dコンバ
ータ43を介してマイクロプロセッサー41のメモリー
部(RAM)44に接続されており、サンプルホールド
回路42からのアナログ信号はA/Dコンバータ43に
よりデジタル化されてメモリー部44にとりこまれるよ
うに成っている。このメモリー部44からは図4に示す
ようなデジタル信号が得られる。
【0042】マイクロプロセッサー41とサーボアンプ
37との間には、サーボ駆動回路31によるサーボ駆動
の終了を検知し(サーボアンプ37からの差動信号がほ
ぼ0になったことを検知し)、検知時に『1』の信号を
マイクロプロセッサー41に送るウィンドウコンパレー
タ45が接続されている。ウィンドウコンパレータ45
は、サーボ駆動が終了してサーボアンプ37からの差動
信号が図5に示すようにウィンドウコンパレータ45の
動作範囲(0V付近の範囲)51内となった時に『1』
の信号をマイクロプロセッサー41に送る。
【0043】マイクロプロセッサー41は、ウィンドウ
コンパレータ45から『1』の信号を受けた際に図4に
示すようなメモリー部44からのデジタル信号により、
サーボ駆動の終了時における現在値P1から合焦位置で
ある最大値P0までの微少駆動量Δを算出し、微少駆動
量ΔによりD/Aコンバータ46を介してDCモータM
をパルス的に駆動し、これにより図5に示す合焦位置付
近50での厳密な合焦制御を行なう機能を有している。
【0044】また、マイクロプロセッサー41がDCモ
ータMをパルス的に駆動するために、DCモータMには
ロータリーエンコーダ47が装着されており、マイクロ
プロセッサー41はロータリーエンコーダ47の出力を
読み取りながらDCモータMを制御するように成ってい
る。
【0045】さらに、マイクロプロセッサー41は、対
物レンズ3による結像位置がサーボエリアS1あるいは
Sn内に入るまで不図示の駆動径路によりDCモータM
を駆動して対物レンズ3を連続的に定速駆動させる信号
サーチ駆動機能を有しており、かつ結像位置がサーボエ
リアS1あるいはSn内に入ったときにスイッチSWを
閉成するようになっている。
【0046】次に、上記構成を有する自動焦点制御装置
1の動作を説明する。
【0047】図3に示すように、レーザ光源4からのレ
ーザ光束は、ビームエキスパンダー5によりその光束が
拡大される。この拡大された光束は、ハーフミラー6で
反射され、さらにハーフミラー7を透過して対物レンズ
3に入射し、対物レンズ3により集光されて被測定面2
に結像される。
【0048】被測定面2からの反射光は、対物レンズ3
を透過した後ハーフミラー7で反射され、さらに反射光
は一定の周期で振動する振動ミラー8で反射される。反
射光の一方はハーフミラー9で反射され、その他方はハ
ーフミラー9を透過する。
【0049】ハーフミラー9からの反射光は結像レンズ
10により結像される。結像レンズ10による結像光束
は、ハーフミラー16を介して前ピン検出部13に導か
れると共にハーフミラー16、ハーフミラー17を介し
て後ピン検出部14に導かれる。
【0050】ハーフミラー16で反射された結像光束
は、各ハーフミラーM11〜M1nで反射されて各アパ
ーチャーA11〜A1nに達する。同様に、ハーフミラ
ー17で反射された結像光束は、各ハーフミラーM21
〜M2nで反射されて各アパーチャーA21〜A2nに
達する。
【0051】被測定面2からの反射光が対物レンズ3お
よび結像レンズ10により、対物レンズ3および結像レ
ンズ10に関して被測定面2と共役な位置の前後に配置
されたアパーチャーA11〜A1nおよびA21〜A2
nのどこに結像されているかにより、その結像位置に応
じた図2(a),(b)に示すような前ピン信号が光電
検出器D11〜1nから、図2(d),(e)に示すよ
うな後ピン信号が光電検出器D21〜2nからそれぞれ
出力される。
【0052】ハーフミラー9の透過光はハーフミラー1
1で反射された後に結像レンズ12により結像される。
結像レンズ12による結像光束は、対物レンズ3および
結像レンズ10に関して被測定面2と共役な位置に配置
された合焦ピン検出部15のアパーチャーAに到達し、
結像レンズ12による結像位置に応じた図2(c)に示
すような合焦ピン信号が光電検出器Dから出力される。
【0053】各光電検出器D11〜1nからの前ピン信
号はAC検波器F11〜F1nに、各光電検出器D21
〜2nからの後ピン信号はAC検波器F21〜F2nに
それぞれ送られる。各AC検波器F11〜F1nおよび
F21〜F2nからは、振動ミラー8による変調周波数
成分で同調検波されたn個の前ピン信号およびn個の後
ピン信号がそれぞれ出力される。
【0054】n個の前ピン信号およびn個の後ピン信号
は、アナログ加算器33および34でそれぞれ合計さ
れ、トータル前ピン信号がアナログ加算器33から、ト
ータル後ピン信号がアナログ加算器34から出力され
る。
【0055】トータル前ピン信号のAC成分の実効値が
自乗検波器35から差動アンプ48の一方の入力端子
に、トータル後ピン信号のAC成分の実行値が自乗検波
器36から差動アンプ48の他方の入力端子にそれぞれ
出力される。差動アンプ48の出力が割算器49の分子
に、被測定面2からの反射光強度を読みとるモニター信
号出力回路40の出力割算器49の分母にそれぞれ入力
される。
【0056】割算器49の出力が加算器50の一方の入
力端子に、D/Aコンバータ51の出力が加算器50の
他方の入力端子にそれぞれ入力される。加算器50の出
力がサーボアンプ37の入力端子に入力され、サーボア
ンプ37からは図5に示すような両実効値の差にAGC
をかけた信号にD/Aコンバータ51の出力を加算した
値に相当する信号が出力される。また、サーボアンプ3
7の出力信号は、A/Dコンバータ43によりデジタル
化されてメモリー部44にとりこむことが可能である。
【0057】D/Aコンバータ51の出力が0の場合、
サーボアンプ37からの出力信号は、図5に示すよう
に、対物レンズ3および結像レンズ10による結像位置
がサアーボエリアS1あるいはSnの外にあるとき、あ
るいは結像位置が合焦位置付近50にあるときにほぼ0
となっている(51で示す範囲内にある)。
【0058】ウィンドウコンパレータ45は、サーボア
ンプ37からの出力信号がほぼ0となっているときには
『1』の信号を、それ以外の場合には『0』の信号をそ
れぞれ出力し、ウィンドウコンパレータ45からの出力
信号をマイクロプロセッサー41が読み取る。
【0059】一方、光電検出器Dからの合焦ピン信号
は、AC検波器Fに送られ、AC検波器Fにより振動ミ
ラー8による変調周波数成分で同調検波され、同調検波
された合焦ピン信号のAC成分の実効値が自乗検波器3
8から出力される。実効値は、反射光強度に応じたモニ
ター信号出力回路40からのモニター信号で割算器39
により割算される。
【0060】割算器39からの出力信号は、振動ミラー
8の振動周期に同期したマイクロプロセッサー(MP
U)41からのタイミング信号によりサンプルホールド
され、サンプルホールド回路42からのアナログ信号は
A/Dコンバータ43によりデジタル化されてメモリー
部44にとりこまれる。このメモリー部44からは図4
に示すような合焦ピン制御のためのデジタル信号が得ら
れる。
【0061】この合焦ピン制御について、さきに従来例
としてあげた特開昭62−909号公報では、前記のよ
うにDCモータMをパルス的に駆動し、これにより図5
に示す合焦位置付近50での厳密な合焦制御を行なって
いた。しかしながらモータのパルス駆動の為、合焦位置
はパルスを発生するエンコーダ等の分解能で決ってしま
い、更に厳密な合焦位置駆動は不可能であった。
【0062】また、図4に示す信号は、非常に狭い範囲
でのみ信号が鋭くでる為に、光学的誤差や電気的ノイズ
の影響を受けやすく、その為信号の最大点に非常に近い
値が1箇所以上表れたり最大点の箇所が毎回同じにはな
らない為に再現性に問題があった。
【0063】そこで、第1の実施例について今回行なっ
た合焦位置決め動作について図6〜図9に示すフローチ
ャートを参照して説明する。
【0064】ステップ1(図面では丸囲数字、以下同
じ)について、 本装置は測定の際の対物レンズ3の位置と図4に示すデ
ジタル信号(合焦ピン信号)が最大となる対物レンズ3
の位置の距離(フォーカスオフセット)を本装置の操作
部で指定を行なった後に合焦位置決め動作及び測定を行
なう。
【0065】本装置の操作部で指定できるフォーカスオ
フセットは−FMAX〜+FMAX であり(+−は対物レン
ズ3を駆動する方向を示す)、設定はFstep毎に行なう
ことができる。
【0066】合焦点位置決め動作が電源投入後2回目以
降の場合で、指定されたフォーカスオフセットFに対す
る図1のD/Aコンバータ51の電圧値SF が既に求め
られている場合はD/Aコンバータ51の電圧値をSF
とする。
【0067】上記以外の場合はD/Aコンバータ51の
電圧値は0とする。
【0068】ステップ2について 差動処理フラグとは、マイクロプロセッサー41がウィ
ンドコンパレータ45の出力を読み取り、結像レンズ1
0による結像位置が図5に示すサーボエリアS1あるい
はSn内にあるか否かを識別するものである。
【0069】ステップ3について 差動処理フラグのステップ2においては、マイクロプロ
セッサー41がウィンドコンパレータ45から『0』の
信号を読み取ったときには、マイクロプロセッサー41
は結像位置がサーボエリアS1あるいはSn内にあると
判断し、スイッチSWをオンにしてサーボ駆動回路31
によるサーボ駆動を可能にし、ステップ4に移る。
【0070】また、マイクロプロセッサー41がウィン
ドコンパレータ45から『1』の信号を読み取ったとき
には、マイクロプロセッサー41は、結像位置がサーボ
エリアS1あるいはSnの外にあたるためにウィンドコ
ンパレータ45が『1』の信号を出力しているのか、あ
るいは結像位置が図5に示す合焦位置付近50にあたる
ためにウィンドコンパレータ45が『1』の信号を出力
しているのかをマイクロプロセッサー41は判断できな
いのでスイッチSWをオフにしてサーボ駆動を禁止した
ままステップ5に移る。
【0071】この状態で、対物レンズ3は合焦ピン信号
が最大となる対物レンズ3の位置のごく近傍に位置決め
されている。
【0072】ステップ4について スイッチSWがオンになっているので、サーボアンプ3
7の出力信号がスイッチSWを介してDCモータMに伝
達され、出力信号によりDCモータMがサーボ駆動され
る。このサーボ駆動は高速度で実行され、図5に示す合
焦位置付近50までの合焦制御が成されたときに該出力
信号はほぼ0となり、サーボ駆動が終了する。このと
き、ウィンドコンパレータ45の出力信号は『0』から
『1』に変化し、該『1』の信号をマイクロプロセッサ
ー41が読み取ることによりステップ3からステップ5
を介してステップ7に移る。
【0073】ステップ5について マイクロプロセッサー41は、メモリー部44から図4
に示すデジタル信号(合焦ピン信号)を読み取り、マイ
クロプロセッサー41は、デジタル信号が小さい場合に
は、結像位置がサーボエリアS1あるいはSnの外にあ
ると判断し、ステップ6に移る。
【0074】デジタル信号が大きい場合には、結像位置
が図5における合焦位置付近50にあると判断する。こ
こで、電源投入後1回目の合焦位置決め動作の場合はス
テップ7に移り、電源投入後2回目以降の合焦位置決め
動作でステップ1で指定されたフォーカスオフセットF
に対する図1のD/Aコンバータ51の電圧値SF が求
められていない場合はステップ10に移り、電源投入後
2回目以降の合焦位置決め動作でステップ1で指定され
たフォーカスオフセットFに対するD/Aコンバータ5
1の電圧値SF が既に求められている場合は合焦位置決
め動作を終了する。
【0075】ステップ6について 前記信号サーチ駆動が行なわれる。すなわち、マイクロ
プロセッサー41は、結像位置がサーボエリアS1ある
いはSn内に入るまで不図示の駆動径路によりDCモー
タMを駆動して対物レンズ3を連続的に低速駆動させな
がらフラグを読み、フラグが立った所で(結像位置がサ
ーボエリアS1あるいはSn内に入った所で)ステップ
3に移り、DCモータMを停止させると共にスイッチS
Wをオンにする。
【0076】ステップ7について 対物レンズ3をモータのパルス駆動により上下どちらか
の方向にFMAX だけ動かす。また、u=0とする。
【0077】ステップ8について 測定をおこない、測定値をLuとする。図5に示すよう
な作動信号の電圧値Suをモニタし、LuとSuをメモ
リに記憶する。その後、uに1を加算する。その後、D
CモータMをパルス駆動し対物レンズ3をステップ7と
反対側にFstep動かす。
【0078】ステップ9について ステップ8の動作をu=vとなるまで繰り返し、図10
に示すグラフをメモリ上に作成する。尚、ステップ8の
動作に因る駆動量の合計は、2FMAX となるようvを設
定する。図10において、各フォーカスオフセット毎の
測定値における接線の傾きを計算し図11の表をメモリ
上に作成する。
【0079】図11の表において、各フォーカスオフセ
ットに対する傾きの大きい場合は測定時の対物レンズ3
の位置合わせ精度に対する測定値の変動が大きい(対物
レンズ3の位置が少しでも変動すると測定値が変化す
る)ことを示し、傾きが小さい場合は測定時の対物レン
ズ3の位置合わせ精度に対する測定値の変動が小さい
(対物レンズ3の位置が多少変動しても測定値の変動が
無い)ことを示す。
【0080】図11において、定数f、c、w、とはフ
ォーカス変動に対する測定値変動の規模対する定数であ
り、その値は傾きの大きさにより例えば図12に示す表
のようにあらかじめきまっており、その表は本装置内部
の固定記憶装置(ハードディスク等)よりメモリ上にロ
ードされる。
【0081】f、c、w、共上記傾きが大きいほど大き
い値である。また、定数Bは定数fにより定まる定数で
ある。その後、図1のD/Aコンバータの出力電圧が0
のまま対物レンズ3のアナログサーボを行なう。
【0082】ステップ10について 指定されたフォーカスオフセットFに対する測定値変動
の規模に対する定数f≠0の場合ステップ11〜15の
動作を行なう。f=0の場合は、対物レンズ3をモータ
のパルス駆動により指定されたフォーカスオフセットF
だけ駆動し、その時の図5に示す作動信号の電圧値をS
F とし、SF を図1のD/Aコンバータ51にセット
し、対物レンズ3のサーボ駆動を行ない合焦位置決め動
作を終了する。
【0083】さらに、f=0の場合は、図10及び図1
1でわかる通り、フォーカス変動に対する測定値変動が
少ないフォーカスオフセットが設定されていることを示
し、合焦ピン信号に因る合焦ピン制御を行なわなくても
正確な測定値が得られる。
【0084】ステップ11について 対物レンズ3をモータのパルス駆動により上下どちらか
の方向に動かす。本装置で可能なパルス駆動に因る最小
駆動量をΔDとすると、対物レンズ3の動かす距離は
(f+c)×ΔDとする。また、m=0とする。
【0085】ステップ12について 図4に示すようなデジタル信号(合焦ピン信号)の電圧
値Fm及び図5に示す作動信号の電圧値Smをモニタ
し、メモリに記憶する。その後、mに1を加算する。次
にDCモータMをパルス駆動し対物レンズ3をステップ
11と反対側にΔD動かす。
【0086】ステップ13について ステップ12の動作をm=nとなるまで繰り返し、図1
3に示す表をメモリ上に作成する。n=2×(f+c)
+1であり、ステップ12による対物レンズ3の総駆動
量は2×(f+c)×ΔDとなる。この様にしてメモリ
上にストアされた合焦ピン信号Fm全てに関して次の平
滑化微分演算を行なう。
【0087】 ここで求めた演算結果Dmと図5に示す作動信号の電圧
値Smの対物レンズ3の位置によるグラフを図14に示
す。ステップ12で示した式に因る平滑化微分を行なう
事により、単調増加又は単調減少のグラフを得る事が出
来る。この事は、ノイズ等の影響がなくなっている事を
示す。このDm=0となる対物レンズ3の位置で合焦ピ
ン信号が最大となる。
【0088】Dm=0となる対物レンズ3の位置におけ
る差動電圧値S(Dm=0)を求め、メモリにストアする。な
お、図10および図11でわかる通りf、c、共フォー
カス変動に対する測定値変動が大きいフォーカスオフセ
ットを設定するほど大きい値であり、広い範囲での平滑
化微分を行ないノイズ等の影響をより低減させている。
【0089】ステップ14について S(Dm=0)を図1のD/Aコンバータ51にセットし、対
物レンズ3のサーボ駆動を行なう。その後対物レンズ3
をモータのパルス駆動により指定されたフォーカスオフ
セットFだけ駆動し、その時の図5に示す作動信号の電
圧値をSF とする。
【0090】ステップ15について ステップ14の動作を図11に示すw回行ない、SF の
平均値を求め新たにSF としてメモリにストアする。な
お、図10及び図11でわかる通りwはフォーカス変動
に対する測定値変動が大きいフォーカスオフセットを設
定するほど大きい値であり、SF を求める際の平均化回
数を多くしてモータのパルス駆動による駆動量のバラツ
キを低減させている。
【0091】その後SF を図1のD/Aコンバータ51
にセットし、対物レンズ3のサーボ駆動を行ない合焦位
置決め動作を終了する。
【0092】2回目以降の合焦位置決め動作検出におい
て、フォーカスオフセットが変らない場合及び以前SF
を求めたフォーカスオフセットが設定されている場合
は、時間短縮の為既に示した通り、既に求められている
フォーカスオフセットにおける電圧値SF の電圧値を図
1のD/Aコンバータ51に加圧し、対物レンズ3をサ
ーボ駆動するだけで合焦位置決め動作は終了する。
【0093】次に、今回行なった合焦ピン制御の第2の
実施例について図15〜18に示すフローチャートを参
照して説明する。本実施例は、第1実施例のうちステッ
プ11〜13以外は同一である。本実施例においては、
第1実施例ステップ11〜13で行なう合焦ピン信号最
大値の箇所を求める際、対物レンズ3をパルス駆動に因
らずアナログサーボを連続して行なうことにより求め
る。この方式はパルス駆動方式に比べ動作時間がかかる
が、パルス駆動方式による最小駆動量未満の駆動が可能
な為により高精度なフォーカス位置決め動作が可能であ
る。
【0094】ステップ1〜10に関しては第1実施例に
記載されている為、ここでは説明を省略する。
【0095】ステップ11について 図1のD/Aコンバータ51より電圧SO を発生させ、
対物レンズ3をサーボ駆動する。SO =(f+c)×Δ
Sとする。電圧−SO をD/Aコンバータ51より発生
させて対物レンズ3をサーボ駆動した時と電圧SO をD
/Aコンバータ51より発生させて対物レンズ3をサー
ボ駆動した時は駆動方向が逆で同じ駆動距離となる。ま
た、m=0とする。
【0096】ステップ12について 図4に示すようなデジタル信号(合焦ピン信号)の電圧
値Fmをモニタし、さらに図1のD/Aコンバータ51
より発生させた電圧Smと共にメモリに記憶する。その
後、mに1を加算する。次にD/Aコンバータ51より
発生する電圧をSm−ΔSとして対物レンズ3をサーボ
駆動する。
【0097】ステップ13について ステップ12の動作をm=nとなるまで繰り返し、図1
9に示す表をメモリ上に作成する。n=2×(f+c)
+1であり、ステップ12によるD/Aコンバータ51
より発生させる電圧の総変化量は2×(f+c)×ΔS
となる。この様にしてメモリ上にストアされた合焦ピン
信号Fm全てに関して次の平滑化微分演算を行なう。
【0098】 ここで求めた演算結果Dmと図1のD/Aコンバータ
51よりの発生電圧値Smの対物レンズ3の位置による
グラフを図20に示す。ステップ12で示した式に因る
平滑化微分を行なう事により、単調増加又は単調減少の
グラフを得る事が出来る。この事は、ノイズ等の影響が
なくなっている事を示す。このDm=0となる対物レン
ズ3の位置で合焦ピン信号が最大となる。
【0099】Dm=0となる対物レンズ3の位置におけ
る差動電圧値S(Dm=0)を求め、メモリにストアする。な
お、図10及び図11でわかる通りf、c、共フォーカ
ス変動に対する測定値変動が大きいフォーカスオフセッ
トを設定するほど大きい値であり、広い範囲での平滑化
微分を行ないノイズ等の影響をより低減させている。
【0100】ステップ14、15に関しては第1実施例
に記憶されている為、ここでは説明を省略する。
【0101】第1実施例と同じく、2回目以降の合焦位
置決め動作検出において、フォーカスオフセットが変ら
ない場合及び以前SF を求めたフォーカスオフセットが
設定されている場合は、時間短縮の為既に示した通り、
既に求められているフォーカスオフセットにおける電圧
値SF の電圧値を図1のD/Aコンバータ51に加圧
し、対物レンズ3をサーボ駆動するだけで合焦位置決め
動作は終了する。
【0102】なお、従来からあるD/Aコンバータ46
の系は、その特徴を生かせる場合、D/Aコンバータ5
1による厳密な焦点調節に併用することができるのはい
うまでもない。
【0103】
【発明の効果】本発明に係る自動焦点制御装置によれ
ば、焦点の制御位置を決定するに当たり、極めて高精度
な制御から、精度より高速成を重視した制御までを行な
うことができるようになるとともに、あらかじめ被検物
の焦点に対する感度曲線を作成しておき、検査時には設
定された焦点位置での感度を求め、その値から最適な焦
点の絶対位置決定を選択するというプロセスを用いる事
により、高精度で時間的にも無駄がない自動焦点制御が
実行でき、ひいては効率的な検査・測定を実行する事が
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る自動焦点制御装置を
示す制御回路のブロック図である。光学系の配置図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例に係る自動焦点制御装置の
各所の波形図であって、(a),(b)は前ピン信号の
波形図、(c)は合焦ピン信号の波形図、(d),
(e)は後ピン信号の波形図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る自動焦点制御装置の
光学系の配置図である。
【図4】本発明の第1実施例におけるデジタル信号の波
形図である。
【図5】本発明の第1実施例における差動信号の波形図
である。
【図6】本発明の第1実施例の動作説明のための部分フ
ローチャートである。
【図7】本発明の第1実施例の動作説明のための部分フ
ローチャートである。
【図8】本発明の第1実施例の動作説明のための部分フ
ローチャートである。
【図9】本発明の第1実施例の動作説明のための部分フ
ローチャートである。
【図10】本発明の第1実施例における対物レンズの位
置の測定値のグラフである。
【図11】本発明の第1実施例における対物レンズの位
置と測定値変化・差動信号・定数を示す説明図である。
【図12】本発明の第1実施例における測定値変化に対
する定数を示す説明図である。
【図13】本発明の第1実施例における対物レンズの位
置と合焦信号・差動信号・平滑化微分値を示す説明図で
ある。
【図14】本発明の第1実施例における対物レンズの位
置と差動信号・平滑化微分値のグラフである。
【図15】本発明の第2実施例を示しており、動作説明
のための部分フローチャートである。
【図16】本発明の第2実施例の動作説明のための部分
フローチャートである。
【図17】本発明の第2実施例の動作説明のための部分
フローチャートである。
【図18】本発明の第2実施例の動作説明のための部分
フローチャートである。
【図19】本発明の第2実施例における対物レンズの位
置と合焦信号・差動信号・平滑化微分値を示す説明図で
ある。
【図20】本発明の第2実施例における対物レンズの位
置と差動信号・平滑化微分値のグラフである。
【符号の説明】
1…自動焦点制御装置 2…被測定面 3…対物レンズ3 M…モーター 10,12…結像レンズ(結像光学系) 13…前ピン検出部 14…後ピン検出部 15…合焦ピン検出部 31…サーボ駆動回路 32…合焦ピン制御回路 D11〜D1n…前ピン検出部の複数の検出部 D21〜D2n…後ピン検出部の複数の検出部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】対物レンズもしくはステージをモーターで
    駆動し、焦点調節のために被測定面からの反射光を結像
    する結像光学系を設け、ステージ上の該被測定面に該対
    物レンズを自動合焦させる自動焦点制御装置において、
    前記対物レンズおよび結像光学系に関して前記被測定面
    が結像すべき位置より前方で該反射光の結像位置を検出
    して前ピン信号を出力する前ピン検出部と、該結像すべ
    き位置より後方で該反射光の結像位置を検出して後ピン
    信号を出力する後ピン検出部と、該結像すべき位置で該
    反射光の結像位置を検出して合焦ピン信号を出力する合
    焦ピン検出部とをそれぞれ設け、前記前ピン信号と前記
    後ピン信号との差に相当する差動信号を前記合焦ピン信
    号により自動ゲイン制御し、該自動ゲイン制御された制
    御信号により前記モーターをサーボ駆動して合焦制御を
    行なうサーボ駆動回路と、該サーボ駆動回路の入力に重
    畳する合焦信号が該サーボ駆動回路に入力するよう接続
    し、合焦位置から遠く外れている場合はレベル0の合焦
    信号を出力し、厳密な合焦が可能であるときは合焦位置
    と現在位置との差を示すフォーカスオフセットをあらわ
    す合焦信号を出力するD/Aコンバータと、を設けたこ
    とを特徴とする自動焦点制御装置。
JP3157921A 1991-06-28 1991-06-28 自動焦点制御装置 Pending JPH055827A (ja)

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