JPH0559097B2 - - Google Patents
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- JPH0559097B2 JPH0559097B2 JP58045861A JP4586183A JPH0559097B2 JP H0559097 B2 JPH0559097 B2 JP H0559097B2 JP 58045861 A JP58045861 A JP 58045861A JP 4586183 A JP4586183 A JP 4586183A JP H0559097 B2 JPH0559097 B2 JP H0559097B2
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- eye
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/02—Halogenated hydrocarbons
- A61K31/025—Halogenated hydrocarbons carbocyclic
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/0012—Galenical forms characterised by the site of application
- A61K9/0048—Eye, e.g. artificial tears
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P27/00—Drugs for disorders of the senses
- A61P27/02—Ophthalmic agents
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Description
眼科用製剤はかなり様々な眼障害を治療するた
めに眼に投与される。通常これらの製剤は眼瞼内
側への局所適用または眼球(角膜および眼球結
膜)と眼瞼(眼瞼結膜)の間に位置する方法上盲
嚢への点眼として企図された滅菌生成物である。
眼科用製剤はまた注射の形態で製造することがで
きる。現在は次の方法、眼の液剤、懸濁液剤、軟
膏、ゲル剤およびインサートからなる眼の表面へ
のある種の賦形薬または送達系の機構によつてお
よび眼周囲または全身系注射による方法が眼に治
療物質を送達する最も一般的な方法である。しか
しながら医薬的に治療される眼の内部にいくつか
の疾病がある場合には、治療するとすれば明らか
に安全で最も好適な方法は眼球外局所適用による
ものである。いくつかの眼科障害は量的にまたは
質的に不十分である涙膜層の置換または増強を必
要とする。眼の外面に潤滑および保護を生じる局
所剤はこれらの障害に必要とされる。かかる障害
は乾性角結膜炎、涙異常、涙腺の萎縮、眼天疱
瘡、化学的火傷、慢性角結膜炎、角膜上皮疾患
(角膜潰瘍、再発角膜糜爛および辺縁潰瘍)およ
び角膜損傷、感染または移植による角膜血管化に
よつて生じる乾性眼症候群を包含する。 眼科用局所製剤の安全性および明白な便宜性に
もかかわらず、そのいくつかは効率および効能に
不利に影響を及ぼす重大な欠点をいくつか有す
る。欠点のいくつかは盲嚢での不適当な残存また
は停滞、刺激、燃焼または刺痛感覚、苦痛および
不快であり、それらのすべてが賦形薬、保存剤ま
たは薬剤自体の属性である。これらの欠点のため
に患者はそれらを用いるために医師の忠告に従う
ことすらできない。 現在“点眼剤”として一般に呼ばれるものを包
含するすべての眼科用製剤は眼に点眼する前に無
菌であることが必要である。ほとんどの眼科用製
剤では保存剤を混入することによつて無菌性を達
成または維持する。しかしながらいくつかの保存
剤は角膜上皮の表面構造に不利に影響を及ぼし涙
膜層を保持するために角膜に必要な微細絨毛を破
壊することが知られている。従つて涙膜のムチン
層は角膜および結膜表面の異常微細絨毛に適当に
吸着させることができない。角膜および結膜表面
にムチン層が吸着せずに、涙膜水層によるこれら
の表面の湿潤が妨げられる。従つて刺激および不
快が生じる。 無菌要件のほかに懸濁液剤および液剤からなる
点眼剤は鼻涙排液系によつて盲嚢から速かに除去
される。水性特性および低比重の結果として、点
眼剤は瞬目機構によつてより速い速度の排除に委
ねる眼の分泌液と混和することができる。あいに
く盲嚢中の残存は効率および効能からなるそれに
よつて重要にも制限される。従つて治療成果を得
るために、眼科用点眼剤は頻繁な投与を必要とす
る。懸濁液剤の物理的特性のために、液剤よりも
盲嚢に長く残存する傾向がある。それにもかかわ
らず、角膜および結膜表面に刺激する粒子が懸濁
液剤中に分散しそして頻繁な投与がさらに必要と
される。 眼科用軟膏およびゲル剤もまた眼瞼の内側に適
用する場合に望ましくない結果を生じる。適用時
に視力をぼんやりさせ同時に常に一様な服用量を
送達することができない角膜および結膜表面上に
膜を生じる。さらにその上角膜および結膜表面へ
の付着を妨げる眼前涙膜を妨害してしまう。眼周
囲および全身系注射は薬剤を投与するばかりでな
く監視するために眼科医を必要とする。注射は患
者に相当な痛みおよび不快、不安および不便をか
ける傾向がある。眼インサートは薬剤の低いが均
等なそして一定な送達を維持する送達系を提供す
る。薬剤を当分の間送達するために、点眼剤での
ような頻繁な投与は必要ない。眼のインサートに
伴う主な欠点は眼からのインサートの留意されな
い損失、視力領域へのインサートのずれ、眼の繊
細な構造を過度の投薬、可能な過耐性および薬剤
に一定に露出することから生じる毛様体筋の構造
変化を受けやすいインサート膜の破裂を包含す
る。さらにその上、インサートを治療上および方
法上正しい位置に置くために患者に要求されるあ
る程度の手の器用さがある。 コンタクトレンズの使用では角膜上皮に対する
損傷は角膜表面とコンタクトレンズの並置から直
接の結果として展開してしまう。コンタクトレン
ズが永続性および透明であることが要求されるた
めに、現在その製造に利用できる材料は酸素およ
び二酸化炭素並びに他の小分子に幾分不透過であ
る。これらの材料から製造されるコンタクトレン
ズで観察される問題点は角膜上皮の低酸化に続発
する再発角膜浮腫に関するものである。コンタク
トレンズが角膜をおおつて位置する場合、不十分
な酸素が角膜を通つて拡散し、それによつて角膜
の正常なガス交換を刺激並びに妨げるのである。
ネツト作用は低酸化、浮腫および表在性血管化を
生じる刺激および角膜の可能な不透明化を生じる
ことである。 角膜上皮疾患、例えば角膜潰瘍および辺縁潰瘍
に関して、伝染病および慢性再発衰弱を生じてし
まう潰瘍障壁の破壊がある。これらの障害のため
に角膜は水和および透明性の損失が増進する。従
つて角膜瘢痕または混濁の生成を避けるためにか
かる疾患の迅速なそして適当な治療を促進するこ
とができる適当な眼科用製剤が必要である。角膜
移植または矯正な角膜が不透明になつたり、浸潤
したりまたは病気にかかつた場合に指示される。
上記で述べたような治療方法は角膜混濁および瘢
痕を生じるために、正常な視力が一部または全面
的に阻害される。一般に角膜移植または矯正は水
和を増進し、一方角膜の酸素飽和を減少する。従
つて血管の拡張がしばしば角膜瘢痕組織、水和の
増大および酸素の欠如に反応する矯正または移植
後の角膜内に見られる。不幸なことに角膜上皮障
害を有するような角膜矯正または移植は角膜血管
化が生じる場合に正常な視力を閉塞し得る。 さらに有効な、効能のあるそして有利な眼外眼
科用製剤が生命に必要であることは病理学的方法
における眼に対する種々の眼科用製剤の上記の簡
単な観点および情報のこの事情から明白である。 液体パーフルオロカーボンおよびその置換誘導
体が眼球外眼科用製剤における治療剤または賦形
剤として有用であることを見出した。これらの液
体は潤滑剤、湿潤剤または保護剤として並びに他
の物質または薬剤に対する賦形剤として作用す
る。これらの液体は高比重を有することから長時
間盲嚢内に残存もする。純粋な状態ではこれらは
水性ではないために等張性およびPHは考慮される
必要はない。さらにその上、等張性やPHを調節す
る保存剤および材料を必要とせず、あるいはその
少量をかかる液体に混和する必要がないために、
眼への刺激が極小化される。かかる液体で治療さ
れる場合、角膜および結膜表面にはパーフルオロ
カーボンの高酸素拡散のために多量の酸素が供給
される。 本発明は眼外眼科製剤のパーフルオロカーボン
液体およびその置換誘導体の用途に関するもので
ある。パーフルオロカーボンは眼に点眼する場合
に有益な薬並びに他の薬剤のための賦形薬である
ことを見出した。パーフルオロカーボン液体は潤
滑剤または湿潤溶液として作用するために実験動
物並びにヒトの眼に点眼された。有用な眼科用液
剤であることを判明し、この液体で治療した実験
動物またはヒトの眼は正常な視力を維持し、そし
て不利な効果を示さなかつた。さらにその上、パ
ーフルオロカーボン液体の高比重はさらに長時間
盲嚢内に保持させておく。これらのおよび他の驚
くべき発見は以下に続く詳細でさらに理解され
る。 好適に使用されるパーフルオロカーボン液体は
透明または光透過性であり、安定性であり、不活
性でありそして無限に粘性のままである。本発明
はかかるパーフルオロカーボン液体が眼球外製剤
に理想的であるという発見に一部分基づいてい
る。さらにその上酸素および二酸化炭素に極めて
良好に溶解し、オートクレーブによつて滅菌する
ことができる。従つてこれらの液体は眼球外眼科
用製剤において独特な、予期しないそして有益な
用途を付与する並はずれの化学的および物理的特
性からなつている。本発明に包含される他の重要
な発見はこれらのパーフルオロカーボンが盲嚢に
点眼することができ、高濃度および水性媒質との
不混和性のために長時間そこに残在するというこ
とである。また、瞬目時に角膜および結膜表面に
重要な潤滑および湿潤特性を提供する。眼球の前
面の涙膜内にパーフルオロカーボン液体のミクロ
エマルジヨンが発現することを見出した。驚くべ
きことにこれらのミクロエマルジヨンは実質的な
時間眼の外部面と接したままである。最終的に眼
の外部面は酸素および二酸化炭素に対するパーフ
ルオロカーボンの高拡散特性のために良好に酸素
化する。 本発明の他の特徴において、パーフルオロカー
ボン液体はコンタクトレンズの摩耗、角膜上皮疾
患および角膜移植および矯正に理想的に使用する
ことができる。例えば、この液体は角膜の酸素化
を高めそして上皮表面をなめらかにしてコンタク
トレンズの使用に伴う不利な副作用を低減する。
さらにこの液体は感染および慢性再発上皮衰弱を
予防するために角膜上皮疾患の保護剤として適用
することができる。角膜矯正、移植または疾患に
おいて、この液体は角膜組識の酸素化を高め、水
和を減じ、それによつて表面の血管の血管新生、
瘢痕組織および混濁を低減する。 適当なパーフルオロカーボンおよびそのあらゆ
る誘導体は一般に“液体”と呼ぶことができる。
本明細書で用いられる“液体”なる用語は固体で
も気体でもない。液体、エマルジヨンおよびゲル
の状態にある化合物をまとめる包括的名称であ
る。“パーフルオロカーボン”なる用語は炭素の
“環式”または“非環式”化合物を意味するが、
“その置換誘導体”なる用語はその構造内におい
て酸素、窒素および臭素などのような化学元素で
置換されたパーフルオロカーボンを特徴とする。
また“パーフルオロカーボン”なる用語が炭素原
子鎖または環およびあらゆる炭素側鎖に付いてい
るすべての水素原子をフツ素で置換することを意
味することは注目すべきことである。実質的にフ
ツ素化された誘導体の少量を完全にフツ素化され
た化合物と混合することができることはかかる化
合物の製造に考えられることである。もし全部の
水素の完全な置換の欠如が本発明の液体パーフル
オロカーボンの本質的特徴に影響しないならば、
特に活性水素が化合物の毒性を臨界的に増大する
場合にはこれは差し支えない。使用することがで
きるパーフルオロカーボン化合物にはパーフルオ
ロトリブチルアミン(FC47)、パーフルオロデカ
リン(PP5)、パーフルオロテトラヒドロフラン
(FC80)、パーフルオロエーテル(PID)
〔(CF3)2CFOCF2(CF2)2CF2CF2OCF(CF3)2〕、パ
ーフルオロエーテル(PIID)〔(CF3)2CFOCF2
(CF2)6CF2OCF(CF3)2〕、パーフルオロポリマー
(E3)〔CF3CHF(OCF2CF3 CF )2OCF2CF2CF3〕、パー
フルオロポリマー(E4)〔CF3CHF(OCF2CF3 CF )
3OCF2CF2CF3〕、パーフルオロエーテルポリマー
(ホムブリンY/01)、パーフルオロドデカン、パ
ーフルオロビシクロ〔4.3.0〕ノナン、パーフル
オロトリメチルシクロヘキサン、パーフルオロイ
ソプロピルシクロヘキサン、パーフルオロエンド
テトラヒドロジシクロペンタジエン、パーフルオ
ロアダマンタン、パーフルオロエキソ−テトラヒ
ドロジシクロペンタジエン、パーフルオロビシク
ロ〔5.3.0〕デカン、パーフルオロテトラメチル
シクロヘキサン、パーフルオロ−1−メチル−4
−イソプロピルシクロヘキサン、パーフルオロ−
n−ブチルシクロヘキサン、パーフルオロジメチ
ルビシクロ〔3.3.1〕ノナン、パーフルオロ−1
−メチルアダマンタン、パーフルオロ−1−メチ
ル−4−t−ブチルシクロヘキサン、パーフルオ
ロデカヒドロアセノフテン、パーフルオロトリメ
チルビシクロ〔3.3.1〕ノナン、パーフルオロ−
n−ウンデカン、パーフルオロテトラデカヒドロ
フエナントレン、パーフルオロ−1,3,5,7
−テトラメチルアダマンタン、パーフルオロドデ
カヒドロフルオレン、パーフルオロ−1,3−ジ
メチルアダマンタン、パーフルオロ−n−オクチ
ルシクロヘキサン、パーフルオロ−7−メチルビ
シクロ〔4.3.0〕ノナン、パーフルオロ−p−ジ
イソプロピルシクロヘキサンおよびパーフルオ−
m−ジイソプロピルシクロヘキサンがある。 本発明のパーフルオロカーボン液体が“ニー
ト”パーフルオロカーボン液体、エマルジヨン、
懸濁液またはそれ自体または他の溶媒と混合した
パーフルオロカーボンの溶液で生成することがで
きることは理解される。例えばパーフルオロ−
1,3−ジメチルアダマンタンは通常固体である
がパーフルオロトリメチルビシクロ〔3.3.1〕ノ
ナンと混合して液体即ち、DAWNを生成する。
ニート液体は不活性および非水性であるために好
適である。またパーフルオロカーボン液体を水で
乳化させる場合、本発明に用いるのに適当である
乳白またはまさに幾分澄明なまたは透明な液体、
エマルジヨン、ゲルまたは溶液をしばしば生成す
る。眼球外眼科用製剤において、流体の透明性は
好適であるが、幾分乳白の流体でも用いることが
できる。次いで手短に言えば“液体”状態の性質
は純粋な液体パーフルオロカーボン、他の液体媒
質中パーフルオロカーボン化合物のエマルジヨ
ン、溶液、懸濁液などを包含することができる。
それ故本発明の使用に適当な液体として米国特許
第3911138号および同第4105798号に開示されるパ
ーフルオロカーボンのエマルジヨンまたは懸濁液
は参考文献によつて本明細書中に引用される。 パーフルオロカーボンは公知の化学的または電
気化学的方法によつて合成することができる。化
学的方法は十分に限定された沸点を有する公知の
構造を有するかなり純粋な物質を生成する。電気
化学的方法は異性体の混合物を生成する傾向があ
るが、液体は十分に限定された沸点を有する。ガ
スクロマトグラフイに関して、液体は充填または
毛管カラム操作によつて十分限定することができ
る。ガスクロマトグラフイにおいて各化合物を限
定するためのスタンダードは次の通り製造する。
ニートリキツド2ミクロリツトルを密封したビン
中の空気120mlに添加し、蒸発させて原料スタン
ダードを製造する。蒸発の際に原料スタンダード
からの蒸気120ミクロリツトルを密封したビン中
の他の空気120mlに添加してワーキングスタンダ
ードを製造する。操作によつて測定される試料を
ワーキングスタンダードから回収し、従つて典型
的な試料はスタンダード1ml当りパーフルオロカ
ーボン16.7ピコリツトルを含有する。しかしなが
ら毛管カラム操作では試料を23:1の比に分割
し、それ故試料の1/23のみを実際には測定する。
表に示した通り、保持時間は本発明で用いた液
体が非常に限定的である。さらにその上、毛管操
作は化合物のさらに特徴的なピークを義すること
によつて充填カラム操作よりさらに明確である。
従つて化合物のさらに正確な定義は次の表におい
てパーフルオロ1−メチルデカリンとして例示し
た通り毛管カラム操作で有することができる。
めに眼に投与される。通常これらの製剤は眼瞼内
側への局所適用または眼球(角膜および眼球結
膜)と眼瞼(眼瞼結膜)の間に位置する方法上盲
嚢への点眼として企図された滅菌生成物である。
眼科用製剤はまた注射の形態で製造することがで
きる。現在は次の方法、眼の液剤、懸濁液剤、軟
膏、ゲル剤およびインサートからなる眼の表面へ
のある種の賦形薬または送達系の機構によつてお
よび眼周囲または全身系注射による方法が眼に治
療物質を送達する最も一般的な方法である。しか
しながら医薬的に治療される眼の内部にいくつか
の疾病がある場合には、治療するとすれば明らか
に安全で最も好適な方法は眼球外局所適用による
ものである。いくつかの眼科障害は量的にまたは
質的に不十分である涙膜層の置換または増強を必
要とする。眼の外面に潤滑および保護を生じる局
所剤はこれらの障害に必要とされる。かかる障害
は乾性角結膜炎、涙異常、涙腺の萎縮、眼天疱
瘡、化学的火傷、慢性角結膜炎、角膜上皮疾患
(角膜潰瘍、再発角膜糜爛および辺縁潰瘍)およ
び角膜損傷、感染または移植による角膜血管化に
よつて生じる乾性眼症候群を包含する。 眼科用局所製剤の安全性および明白な便宜性に
もかかわらず、そのいくつかは効率および効能に
不利に影響を及ぼす重大な欠点をいくつか有す
る。欠点のいくつかは盲嚢での不適当な残存また
は停滞、刺激、燃焼または刺痛感覚、苦痛および
不快であり、それらのすべてが賦形薬、保存剤ま
たは薬剤自体の属性である。これらの欠点のため
に患者はそれらを用いるために医師の忠告に従う
ことすらできない。 現在“点眼剤”として一般に呼ばれるものを包
含するすべての眼科用製剤は眼に点眼する前に無
菌であることが必要である。ほとんどの眼科用製
剤では保存剤を混入することによつて無菌性を達
成または維持する。しかしながらいくつかの保存
剤は角膜上皮の表面構造に不利に影響を及ぼし涙
膜層を保持するために角膜に必要な微細絨毛を破
壊することが知られている。従つて涙膜のムチン
層は角膜および結膜表面の異常微細絨毛に適当に
吸着させることができない。角膜および結膜表面
にムチン層が吸着せずに、涙膜水層によるこれら
の表面の湿潤が妨げられる。従つて刺激および不
快が生じる。 無菌要件のほかに懸濁液剤および液剤からなる
点眼剤は鼻涙排液系によつて盲嚢から速かに除去
される。水性特性および低比重の結果として、点
眼剤は瞬目機構によつてより速い速度の排除に委
ねる眼の分泌液と混和することができる。あいに
く盲嚢中の残存は効率および効能からなるそれに
よつて重要にも制限される。従つて治療成果を得
るために、眼科用点眼剤は頻繁な投与を必要とす
る。懸濁液剤の物理的特性のために、液剤よりも
盲嚢に長く残存する傾向がある。それにもかかわ
らず、角膜および結膜表面に刺激する粒子が懸濁
液剤中に分散しそして頻繁な投与がさらに必要と
される。 眼科用軟膏およびゲル剤もまた眼瞼の内側に適
用する場合に望ましくない結果を生じる。適用時
に視力をぼんやりさせ同時に常に一様な服用量を
送達することができない角膜および結膜表面上に
膜を生じる。さらにその上角膜および結膜表面へ
の付着を妨げる眼前涙膜を妨害してしまう。眼周
囲および全身系注射は薬剤を投与するばかりでな
く監視するために眼科医を必要とする。注射は患
者に相当な痛みおよび不快、不安および不便をか
ける傾向がある。眼インサートは薬剤の低いが均
等なそして一定な送達を維持する送達系を提供す
る。薬剤を当分の間送達するために、点眼剤での
ような頻繁な投与は必要ない。眼のインサートに
伴う主な欠点は眼からのインサートの留意されな
い損失、視力領域へのインサートのずれ、眼の繊
細な構造を過度の投薬、可能な過耐性および薬剤
に一定に露出することから生じる毛様体筋の構造
変化を受けやすいインサート膜の破裂を包含す
る。さらにその上、インサートを治療上および方
法上正しい位置に置くために患者に要求されるあ
る程度の手の器用さがある。 コンタクトレンズの使用では角膜上皮に対する
損傷は角膜表面とコンタクトレンズの並置から直
接の結果として展開してしまう。コンタクトレン
ズが永続性および透明であることが要求されるた
めに、現在その製造に利用できる材料は酸素およ
び二酸化炭素並びに他の小分子に幾分不透過であ
る。これらの材料から製造されるコンタクトレン
ズで観察される問題点は角膜上皮の低酸化に続発
する再発角膜浮腫に関するものである。コンタク
トレンズが角膜をおおつて位置する場合、不十分
な酸素が角膜を通つて拡散し、それによつて角膜
の正常なガス交換を刺激並びに妨げるのである。
ネツト作用は低酸化、浮腫および表在性血管化を
生じる刺激および角膜の可能な不透明化を生じる
ことである。 角膜上皮疾患、例えば角膜潰瘍および辺縁潰瘍
に関して、伝染病および慢性再発衰弱を生じてし
まう潰瘍障壁の破壊がある。これらの障害のため
に角膜は水和および透明性の損失が増進する。従
つて角膜瘢痕または混濁の生成を避けるためにか
かる疾患の迅速なそして適当な治療を促進するこ
とができる適当な眼科用製剤が必要である。角膜
移植または矯正な角膜が不透明になつたり、浸潤
したりまたは病気にかかつた場合に指示される。
上記で述べたような治療方法は角膜混濁および瘢
痕を生じるために、正常な視力が一部または全面
的に阻害される。一般に角膜移植または矯正は水
和を増進し、一方角膜の酸素飽和を減少する。従
つて血管の拡張がしばしば角膜瘢痕組織、水和の
増大および酸素の欠如に反応する矯正または移植
後の角膜内に見られる。不幸なことに角膜上皮障
害を有するような角膜矯正または移植は角膜血管
化が生じる場合に正常な視力を閉塞し得る。 さらに有効な、効能のあるそして有利な眼外眼
科用製剤が生命に必要であることは病理学的方法
における眼に対する種々の眼科用製剤の上記の簡
単な観点および情報のこの事情から明白である。 液体パーフルオロカーボンおよびその置換誘導
体が眼球外眼科用製剤における治療剤または賦形
剤として有用であることを見出した。これらの液
体は潤滑剤、湿潤剤または保護剤として並びに他
の物質または薬剤に対する賦形剤として作用す
る。これらの液体は高比重を有することから長時
間盲嚢内に残存もする。純粋な状態ではこれらは
水性ではないために等張性およびPHは考慮される
必要はない。さらにその上、等張性やPHを調節す
る保存剤および材料を必要とせず、あるいはその
少量をかかる液体に混和する必要がないために、
眼への刺激が極小化される。かかる液体で治療さ
れる場合、角膜および結膜表面にはパーフルオロ
カーボンの高酸素拡散のために多量の酸素が供給
される。 本発明は眼外眼科製剤のパーフルオロカーボン
液体およびその置換誘導体の用途に関するもので
ある。パーフルオロカーボンは眼に点眼する場合
に有益な薬並びに他の薬剤のための賦形薬である
ことを見出した。パーフルオロカーボン液体は潤
滑剤または湿潤溶液として作用するために実験動
物並びにヒトの眼に点眼された。有用な眼科用液
剤であることを判明し、この液体で治療した実験
動物またはヒトの眼は正常な視力を維持し、そし
て不利な効果を示さなかつた。さらにその上、パ
ーフルオロカーボン液体の高比重はさらに長時間
盲嚢内に保持させておく。これらのおよび他の驚
くべき発見は以下に続く詳細でさらに理解され
る。 好適に使用されるパーフルオロカーボン液体は
透明または光透過性であり、安定性であり、不活
性でありそして無限に粘性のままである。本発明
はかかるパーフルオロカーボン液体が眼球外製剤
に理想的であるという発見に一部分基づいてい
る。さらにその上酸素および二酸化炭素に極めて
良好に溶解し、オートクレーブによつて滅菌する
ことができる。従つてこれらの液体は眼球外眼科
用製剤において独特な、予期しないそして有益な
用途を付与する並はずれの化学的および物理的特
性からなつている。本発明に包含される他の重要
な発見はこれらのパーフルオロカーボンが盲嚢に
点眼することができ、高濃度および水性媒質との
不混和性のために長時間そこに残在するというこ
とである。また、瞬目時に角膜および結膜表面に
重要な潤滑および湿潤特性を提供する。眼球の前
面の涙膜内にパーフルオロカーボン液体のミクロ
エマルジヨンが発現することを見出した。驚くべ
きことにこれらのミクロエマルジヨンは実質的な
時間眼の外部面と接したままである。最終的に眼
の外部面は酸素および二酸化炭素に対するパーフ
ルオロカーボンの高拡散特性のために良好に酸素
化する。 本発明の他の特徴において、パーフルオロカー
ボン液体はコンタクトレンズの摩耗、角膜上皮疾
患および角膜移植および矯正に理想的に使用する
ことができる。例えば、この液体は角膜の酸素化
を高めそして上皮表面をなめらかにしてコンタク
トレンズの使用に伴う不利な副作用を低減する。
さらにこの液体は感染および慢性再発上皮衰弱を
予防するために角膜上皮疾患の保護剤として適用
することができる。角膜矯正、移植または疾患に
おいて、この液体は角膜組識の酸素化を高め、水
和を減じ、それによつて表面の血管の血管新生、
瘢痕組織および混濁を低減する。 適当なパーフルオロカーボンおよびそのあらゆ
る誘導体は一般に“液体”と呼ぶことができる。
本明細書で用いられる“液体”なる用語は固体で
も気体でもない。液体、エマルジヨンおよびゲル
の状態にある化合物をまとめる包括的名称であ
る。“パーフルオロカーボン”なる用語は炭素の
“環式”または“非環式”化合物を意味するが、
“その置換誘導体”なる用語はその構造内におい
て酸素、窒素および臭素などのような化学元素で
置換されたパーフルオロカーボンを特徴とする。
また“パーフルオロカーボン”なる用語が炭素原
子鎖または環およびあらゆる炭素側鎖に付いてい
るすべての水素原子をフツ素で置換することを意
味することは注目すべきことである。実質的にフ
ツ素化された誘導体の少量を完全にフツ素化され
た化合物と混合することができることはかかる化
合物の製造に考えられることである。もし全部の
水素の完全な置換の欠如が本発明の液体パーフル
オロカーボンの本質的特徴に影響しないならば、
特に活性水素が化合物の毒性を臨界的に増大する
場合にはこれは差し支えない。使用することがで
きるパーフルオロカーボン化合物にはパーフルオ
ロトリブチルアミン(FC47)、パーフルオロデカ
リン(PP5)、パーフルオロテトラヒドロフラン
(FC80)、パーフルオロエーテル(PID)
〔(CF3)2CFOCF2(CF2)2CF2CF2OCF(CF3)2〕、パ
ーフルオロエーテル(PIID)〔(CF3)2CFOCF2
(CF2)6CF2OCF(CF3)2〕、パーフルオロポリマー
(E3)〔CF3CHF(OCF2CF3 CF )2OCF2CF2CF3〕、パー
フルオロポリマー(E4)〔CF3CHF(OCF2CF3 CF )
3OCF2CF2CF3〕、パーフルオロエーテルポリマー
(ホムブリンY/01)、パーフルオロドデカン、パ
ーフルオロビシクロ〔4.3.0〕ノナン、パーフル
オロトリメチルシクロヘキサン、パーフルオロイ
ソプロピルシクロヘキサン、パーフルオロエンド
テトラヒドロジシクロペンタジエン、パーフルオ
ロアダマンタン、パーフルオロエキソ−テトラヒ
ドロジシクロペンタジエン、パーフルオロビシク
ロ〔5.3.0〕デカン、パーフルオロテトラメチル
シクロヘキサン、パーフルオロ−1−メチル−4
−イソプロピルシクロヘキサン、パーフルオロ−
n−ブチルシクロヘキサン、パーフルオロジメチ
ルビシクロ〔3.3.1〕ノナン、パーフルオロ−1
−メチルアダマンタン、パーフルオロ−1−メチ
ル−4−t−ブチルシクロヘキサン、パーフルオ
ロデカヒドロアセノフテン、パーフルオロトリメ
チルビシクロ〔3.3.1〕ノナン、パーフルオロ−
n−ウンデカン、パーフルオロテトラデカヒドロ
フエナントレン、パーフルオロ−1,3,5,7
−テトラメチルアダマンタン、パーフルオロドデ
カヒドロフルオレン、パーフルオロ−1,3−ジ
メチルアダマンタン、パーフルオロ−n−オクチ
ルシクロヘキサン、パーフルオロ−7−メチルビ
シクロ〔4.3.0〕ノナン、パーフルオロ−p−ジ
イソプロピルシクロヘキサンおよびパーフルオ−
m−ジイソプロピルシクロヘキサンがある。 本発明のパーフルオロカーボン液体が“ニー
ト”パーフルオロカーボン液体、エマルジヨン、
懸濁液またはそれ自体または他の溶媒と混合した
パーフルオロカーボンの溶液で生成することがで
きることは理解される。例えばパーフルオロ−
1,3−ジメチルアダマンタンは通常固体である
がパーフルオロトリメチルビシクロ〔3.3.1〕ノ
ナンと混合して液体即ち、DAWNを生成する。
ニート液体は不活性および非水性であるために好
適である。またパーフルオロカーボン液体を水で
乳化させる場合、本発明に用いるのに適当である
乳白またはまさに幾分澄明なまたは透明な液体、
エマルジヨン、ゲルまたは溶液をしばしば生成す
る。眼球外眼科用製剤において、流体の透明性は
好適であるが、幾分乳白の流体でも用いることが
できる。次いで手短に言えば“液体”状態の性質
は純粋な液体パーフルオロカーボン、他の液体媒
質中パーフルオロカーボン化合物のエマルジヨ
ン、溶液、懸濁液などを包含することができる。
それ故本発明の使用に適当な液体として米国特許
第3911138号および同第4105798号に開示されるパ
ーフルオロカーボンのエマルジヨンまたは懸濁液
は参考文献によつて本明細書中に引用される。 パーフルオロカーボンは公知の化学的または電
気化学的方法によつて合成することができる。化
学的方法は十分に限定された沸点を有する公知の
構造を有するかなり純粋な物質を生成する。電気
化学的方法は異性体の混合物を生成する傾向があ
るが、液体は十分に限定された沸点を有する。ガ
スクロマトグラフイに関して、液体は充填または
毛管カラム操作によつて十分限定することができ
る。ガスクロマトグラフイにおいて各化合物を限
定するためのスタンダードは次の通り製造する。
ニートリキツド2ミクロリツトルを密封したビン
中の空気120mlに添加し、蒸発させて原料スタン
ダードを製造する。蒸発の際に原料スタンダード
からの蒸気120ミクロリツトルを密封したビン中
の他の空気120mlに添加してワーキングスタンダ
ードを製造する。操作によつて測定される試料を
ワーキングスタンダードから回収し、従つて典型
的な試料はスタンダード1ml当りパーフルオロカ
ーボン16.7ピコリツトルを含有する。しかしなが
ら毛管カラム操作では試料を23:1の比に分割
し、それ故試料の1/23のみを実際には測定する。
表に示した通り、保持時間は本発明で用いた液
体が非常に限定的である。さらにその上、毛管操
作は化合物のさらに特徴的なピークを義すること
によつて充填カラム操作よりさらに明確である。
従つて化合物のさらに正確な定義は次の表におい
てパーフルオロ1−メチルデカリンとして例示し
た通り毛管カラム操作で有することができる。
【表】
【表】
パーフルオロ−1−メチルデカリンによつて例
示される好適なパーフルオロカーボンはすべて共
通に酸素および二酸化炭素に対する高溶解性、安
定性、不活性、高濃度および透明性を有する。こ
れらは眼外眼科用製剤として眼への点眼にそして
眼科障害の治療に好適である。特定のパーフルオ
ロカーボンまたは上記の誘導体によつて例示され
る液体系に含まれるパーフルオロカーボンの混合
物は本発明の原理に従つて用いることができる。
他のフルオロ含有液体よりも本発明による液体が
好ましいことに対する一般的な一つの主要な特性
は細網内皮系(RES−phobic)にする化学構造
である。これらの化合物は米国特許第3911138号
に“パーフルオロシクロカーボン”、特にパーフ
ルオロ(メチルシクロヘキサン)、パーフルオロ
−1−メチルデカリン〔パーフルオロ(デカヒド
ロ−1−メチルナフタレン)としても知られる〕、
パーフルオロ(1,3−ジメチルシクロヘキサ
ン)、パーフルオロ(デカヒドロナフタレン)お
よびパーフルオロ(デカヒドロジメチルナフタレ
ン)またはその混合物、パーフツ素化ビシクロノ
ナンス、パーフツ素化ビシクロオクタン、パーフ
ツ素化アダマンタンハイドロカーボン、パーフル
オロメチルアダマンタンおよびパーフルオロジメ
チルビシクロ〔3.3.1〕ノナン、パーフルオロジ
メチルアダマンタンおよびパーフルオロトリメチ
ルビシクロ〔3.3.1〕ノナン、パーフルオロテト
ラヒドロジシクロペンタジエンおよびパーフルオ
ロビシクロ〔5.3.0〕デカン、パーフルオロテト
ラヒドロジシクロペンタジエン、パーフツ素化ビ
シクロノナン、パーフツ素化ビシクロオクタン、
パーフツ素化アダマンタンハイドロカーボン、パ
ーフルオロメチルアダマンタンおよびパーフルオ
ロジメチルビシクロ〔3.3.1〕ノナン、パーフル
オロジメチルアダマンタンおよびパーフルオロト
リメチルビシクロ〔3.3.1〕ノナンおよびパーフ
ルオロテトラヒドロジシクロペンタジエンおよび
パーフルオロビシクロ〔5.3.0〕デカンとして定
義されている。細網内皮系パーフツ素化液体は動
物の体に、主に肝蔵での蓄積が一層少なくそして
脾および腎臓でさらに一層少ない程度である傾向
がある。これはかかる液体が臓器の細胞内にばく
然と定着しなくなるために重要である。眼に導入
される場合に優先的に利用されるこの種のパーフ
ルオロカーボンに伴うもう一つの特性がある。約
35℃で約1〜25トールの範囲内に蒸気圧を有する
パーフルオロカーボンまたはその混合物を使用す
るのが好ましい。従つてかかる液体または混合物
は細網内皮系であるのみならず、便宜上細胞が漏
れ出る際に、動物組織に不利なガス収集を起さな
い。 その最も広範囲の適用において、本発明の方法
は眼の障害を治療するために眼球外眼科用製剤と
して眼への液体パーフルオロカーボンの点眼法を
包含する。液体をドロツパービン、分離ドロツパ
ーまたはピペツトのような通常の眼へのドロツパ
ーによつて眼に装填または点眼することができ
る。ゲルまたは軟膏を点眼するのに必要な他の手
段を用いることができる。例えば頭を後に傾け
“V”ポケツトが眼と下眼瞼の間に作られるまで
下眼瞼の結膜を下にやさしく引き下げることによ
つて、ニートリキツドを下の盲嚢、眼球と眼瞼と
の空間に滴下することができる。下の盲嚢の下円
蓋にニートリキツドを点眼することが目的であ
る。パーフルオロカーボンの濃度、粘性および不
混和性のために、かかる液体は下円蓋に沈みそし
て残存する。瞬目機構は次に角膜および結膜表面
を横切つて液体を分散させるように作用する。不
混和性の直接の結果として液体は通常溶液よりも
むしろミクロエマルジヨンとして分散する。ミク
ロエマルジヨンは潤滑のために作用する前眼涙膜
の脂質層内に分散し、連続分散に利用できる重要
な時間の間に盲嚢に残存する実質量で上皮表面を
湿潤する。盲嚢内の液体の重要な保持は不混和
性、濃度および粘性の結果として生じる。 眼は流体を拡散するばかりでなく、かかる流体
を涙点細管によつて排除するために瞬目機構を利
用する。即ち、涙のような流体の排液法は排除に
対して重力に依存しないが、むしろ流体は点に入
り、眼瞼にはめ込まれている筋肉の収縮によつて
生じる吸引によつて助けられる毛細管引力による
涙点細管に沿つて進むのである。瞬目の開始段階
におけるように眼瞼が部分的に閉じられる場合、
筋肉の収縮は点を閉じる。次に細管を圧迫し、一
方では眼瞼がさらに閉じられる時に涙嚢が膨張す
る。従つて流体は嚢に吸引され、鼻への孔の方へ
鼻涙管を押し下げる。パーフルオロカーボン液体
を眼に滴下する場合、瞬目機構は排除には不十分
である。この効果は排除を妨害する、瞬目の吸引
効果に反対に作用するために働くこれらの液体の
濃度、粘性および不混和性のためである。眼外眼
科用製剤のようなパーフルオロカーボン液体は涙
液欠乏のような乾性眼および涙異常、涙膜不安
定、表面の問題および刺激剤の影響を治療するた
めに有益である。角膜および結膜表面を横切つて
パーフルオロカーボン液体を分散させる際に、ミ
クロエマルジヨンは主として効果を示す脂質また
は涙膜の最も外部に分散させる。かかる液体を点
眼する場合、軟膏にみられるようなムチン層に不
利な影響はほとんどない。従つて眼外眼科用製剤
としてパーフルオロカーボン液体の点眼は角膜お
よび結膜表面にムチン吸着を妨害せずに潤滑、湿
潤または保護面を提供する。従つて液体は眼前涙
膜にこれらの有益な効果を与えるばかりでなく、
不混和性、濃度および粘性の結果としてさらに長
時間盲嚢内に残存するのである。これらの有利な
液体パーフルオロカーボンとは著しく違つて、眼
から速かに取り除かれるヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリジン溶解性ポリマー、デキストランの溶
液およびその混合液を包含する現在の眼潤滑剤は
頻繁な投与を必要とする。 ニートパーフルオロカーボンが非水性であるた
め本発明の好適な製剤において無菌を維持するた
めに保存剤は必要ない。従つて角膜の上皮内の微
細絨毛は本発明の眼外眼科用製剤によつて示され
るように不利に影響せず、そして微細絨毛でのム
チンの吸着は完全なままである。液体が非水性で
あるために、PHまたは等張性は点眼時に刺激およ
び刺痛を避けるために考慮される必要はない。コ
ンタクトレンズでは、液体は保護、湿潤、潤滑お
よび酸素化眼外眼科用製剤として使用することが
できる。角膜の刺激および可能な表在性血管化お
よび混濁化もまた低減する。角膜潰瘍、再発角膜
糜欄および辺縁角膜潰瘍において、液体パーフル
オロカーボン製剤はかかる角膜障害で見られるよ
うな角膜血管化、瘢痕および混濁化の出現率を減
少させる。同様に角膜矯正および移植においてか
かる操作中および後のパーフルオロカーボン液体
の適用は角膜血管化、瘢痕および混濁化の都合の
悪い副作用を減少または除去するはずである。か
かる操作を処理するために理想的な液体にするの
が、液体パーフルオロカーボンの酸素担持性並び
に非水性、粘性および濃度特性である。 かなりの時間眼の中にパーフルオロカーボン液
体が保持するために、かかる液体は他の物質に対
して適当な賦形薬として使用することができる。
現在点眼剤、軟膏および眼インサートが眼外的に
薬剤を送達するために利用される。上記で述べた
通り、液剤および懸濁液剤は容易に排泄され、利
用できる製剤は刺激剤を含有し、軟膏は視力がぼ
んやりしそしてムチン吸着を妨害してしまう一
方、眼インサートはここちがよくなく破壊または
消耗を受ける。賦形薬としての液体パーフルオロ
カーボンの使用で、軟膏、懸濁液剤およびインサ
ートの不利な影響を除去しながら投与図数を減ら
すことができる。 上記の説明から考えて、パーフルオロカーボン
液体およびその誘導体が眼球外眼科用製剤に用い
られる場合、独独なそして有利な液体であること
は明白である。本発明の原理および目的はさらに
眼の解剖図解である図面に関して次の実施例を考
慮して理解される。第1図は眼瞼を図解する眼の
縦断図および眼の外部および内部成分を構成す
る。述べた通り、眼の分泌成分は3層からなる前
眼涙膜を分泌する。油層はマイボーム腺7および
ツアイス(Zeis)腺9に由来し、水層は涙腺12
および副涙(ウオルフリングおよびクラウゼ)腺
2によつて産生され、ムチンは眼瞼の結膜3上に
散乱されるギユブレル細胞(図示していない)に
よつて生成される。上方および下方の円蓋11,
19は上方および下方盲嚢4,18内に沈着面を
構成する。中間層、涙流体は水性であり、外部面
に水和、抗菌剤および栄養素を供給する。涙膜の
最も奥の層は結膜および角膜面に覆うムチンから
なる。ムチンは上にある水層を表面に拡散させる
ために作用する。本明細書中眼の“外部面”なる
用語は眼瞼と眼球に導入される液体と直接接触す
ることができる図面に示したおよび本明細書に言
及したかかる表面全てを広く包含することを意味
する。 第2図は流体を除去するために眼によつて使用
される排出器管を図示するものである。点は涙液
細管へ、結局は鼻涙管27へ誘導する孔である。
なお、第1図において、1は排出管、5はヴオル
フリング腺、6はヘレン陰窩、8は瞼板、10は
モル腺(汗腺)、13は眼結膜、14はマンツ腺、
15は角膜、16は水晶体、17は虹彩を示す。
第2図において、20は円蓋、21は下方涙点、
22は下方涙小管、23は涙嚢、24はひだ、2
5はハスナー弁(鼻涙管ひだ)、26は鼻中隔、
28は下方甲介、29は鼻腔を示す。 実施例 パーフルオロ1−メチルデカリン(PP9)を含
有する3ml注射器および25ゲージ針から1滴を滴
下即ち、ウサギの各眼に装填した。ウサギをコツ
ドマン−メンター操作顕微鏡(Codman−
Mentor Operating Microscope)を通して2時
間観察した。特にウサギの角膜の試験は上皮染色
および角膜透明性の欠如によつて明白になるよう
な角膜毒性の証拠は示さなかつた。また眼球また
は眼瞼結膜に観察される炎症または刺激もなかつ
た。さらにウサギは異常な視力応答を示さなかつ
た。 実施例 パーフルオロ−1−メチルデカリン(PP9)を
含有する一滴をヒトの右眼に滴下した。プラスチ
ツク点眼ビンを用いる点眼を右眼の内側の盲嚢に
した。液体を点眼する前と後に視力、角膜感応
性、フルオレスセインを用いるそして用いない前
分節試薬、ローズベンガルおよび涙膜安定性を包
含する種々の試験を比較目的のために行なつた。
パーフルオロ−1−メチルデカリンの点眼前後に
否定的な効果または結果は見られなかつた。従つ
て結果は眼が実験後変化しないままであることを
示した。前後に測定した際、被検者の視力は補正
された20/20であつた。角膜感応性に変化はなか
つた。フルオレスセインを用いるおよび用いない
そしてローズベンガルを用いるおよび用いない細
隙灯顕微鏡は角膜潰瘍、刺激または眼面に乾燥細
胞を検出しなかつた。また前後に測定した被検者
の涙の安定性または分解時間は25秒で同じままで
あつた。さらにその上、被検者な粗粒、刺痛また
は燃焼感覚または点眼した液体から過剰の粘液質
の分泌を経験しなかつた。被検者はその液体が快
適な和らげるものであることを見出し、瞬目また
は視力を妨害されなかつた。液体は点眼した後、
1時間までの間眼に検出された。結局被検者によ
つて体験される眼の鼻のまたは胃腸の副作用はな
かつた。 上記の詳細な説明および実施例から考えても他
の変更は本発明が属している当該技術の当業者に
明白となる。
示される好適なパーフルオロカーボンはすべて共
通に酸素および二酸化炭素に対する高溶解性、安
定性、不活性、高濃度および透明性を有する。こ
れらは眼外眼科用製剤として眼への点眼にそして
眼科障害の治療に好適である。特定のパーフルオ
ロカーボンまたは上記の誘導体によつて例示され
る液体系に含まれるパーフルオロカーボンの混合
物は本発明の原理に従つて用いることができる。
他のフルオロ含有液体よりも本発明による液体が
好ましいことに対する一般的な一つの主要な特性
は細網内皮系(RES−phobic)にする化学構造
である。これらの化合物は米国特許第3911138号
に“パーフルオロシクロカーボン”、特にパーフ
ルオロ(メチルシクロヘキサン)、パーフルオロ
−1−メチルデカリン〔パーフルオロ(デカヒド
ロ−1−メチルナフタレン)としても知られる〕、
パーフルオロ(1,3−ジメチルシクロヘキサ
ン)、パーフルオロ(デカヒドロナフタレン)お
よびパーフルオロ(デカヒドロジメチルナフタレ
ン)またはその混合物、パーフツ素化ビシクロノ
ナンス、パーフツ素化ビシクロオクタン、パーフ
ツ素化アダマンタンハイドロカーボン、パーフル
オロメチルアダマンタンおよびパーフルオロジメ
チルビシクロ〔3.3.1〕ノナン、パーフルオロジ
メチルアダマンタンおよびパーフルオロトリメチ
ルビシクロ〔3.3.1〕ノナン、パーフルオロテト
ラヒドロジシクロペンタジエンおよびパーフルオ
ロビシクロ〔5.3.0〕デカン、パーフルオロテト
ラヒドロジシクロペンタジエン、パーフツ素化ビ
シクロノナン、パーフツ素化ビシクロオクタン、
パーフツ素化アダマンタンハイドロカーボン、パ
ーフルオロメチルアダマンタンおよびパーフルオ
ロジメチルビシクロ〔3.3.1〕ノナン、パーフル
オロジメチルアダマンタンおよびパーフルオロト
リメチルビシクロ〔3.3.1〕ノナンおよびパーフ
ルオロテトラヒドロジシクロペンタジエンおよび
パーフルオロビシクロ〔5.3.0〕デカンとして定
義されている。細網内皮系パーフツ素化液体は動
物の体に、主に肝蔵での蓄積が一層少なくそして
脾および腎臓でさらに一層少ない程度である傾向
がある。これはかかる液体が臓器の細胞内にばく
然と定着しなくなるために重要である。眼に導入
される場合に優先的に利用されるこの種のパーフ
ルオロカーボンに伴うもう一つの特性がある。約
35℃で約1〜25トールの範囲内に蒸気圧を有する
パーフルオロカーボンまたはその混合物を使用す
るのが好ましい。従つてかかる液体または混合物
は細網内皮系であるのみならず、便宜上細胞が漏
れ出る際に、動物組織に不利なガス収集を起さな
い。 その最も広範囲の適用において、本発明の方法
は眼の障害を治療するために眼球外眼科用製剤と
して眼への液体パーフルオロカーボンの点眼法を
包含する。液体をドロツパービン、分離ドロツパ
ーまたはピペツトのような通常の眼へのドロツパ
ーによつて眼に装填または点眼することができ
る。ゲルまたは軟膏を点眼するのに必要な他の手
段を用いることができる。例えば頭を後に傾け
“V”ポケツトが眼と下眼瞼の間に作られるまで
下眼瞼の結膜を下にやさしく引き下げることによ
つて、ニートリキツドを下の盲嚢、眼球と眼瞼と
の空間に滴下することができる。下の盲嚢の下円
蓋にニートリキツドを点眼することが目的であ
る。パーフルオロカーボンの濃度、粘性および不
混和性のために、かかる液体は下円蓋に沈みそし
て残存する。瞬目機構は次に角膜および結膜表面
を横切つて液体を分散させるように作用する。不
混和性の直接の結果として液体は通常溶液よりも
むしろミクロエマルジヨンとして分散する。ミク
ロエマルジヨンは潤滑のために作用する前眼涙膜
の脂質層内に分散し、連続分散に利用できる重要
な時間の間に盲嚢に残存する実質量で上皮表面を
湿潤する。盲嚢内の液体の重要な保持は不混和
性、濃度および粘性の結果として生じる。 眼は流体を拡散するばかりでなく、かかる流体
を涙点細管によつて排除するために瞬目機構を利
用する。即ち、涙のような流体の排液法は排除に
対して重力に依存しないが、むしろ流体は点に入
り、眼瞼にはめ込まれている筋肉の収縮によつて
生じる吸引によつて助けられる毛細管引力による
涙点細管に沿つて進むのである。瞬目の開始段階
におけるように眼瞼が部分的に閉じられる場合、
筋肉の収縮は点を閉じる。次に細管を圧迫し、一
方では眼瞼がさらに閉じられる時に涙嚢が膨張す
る。従つて流体は嚢に吸引され、鼻への孔の方へ
鼻涙管を押し下げる。パーフルオロカーボン液体
を眼に滴下する場合、瞬目機構は排除には不十分
である。この効果は排除を妨害する、瞬目の吸引
効果に反対に作用するために働くこれらの液体の
濃度、粘性および不混和性のためである。眼外眼
科用製剤のようなパーフルオロカーボン液体は涙
液欠乏のような乾性眼および涙異常、涙膜不安
定、表面の問題および刺激剤の影響を治療するた
めに有益である。角膜および結膜表面を横切つて
パーフルオロカーボン液体を分散させる際に、ミ
クロエマルジヨンは主として効果を示す脂質また
は涙膜の最も外部に分散させる。かかる液体を点
眼する場合、軟膏にみられるようなムチン層に不
利な影響はほとんどない。従つて眼外眼科用製剤
としてパーフルオロカーボン液体の点眼は角膜お
よび結膜表面にムチン吸着を妨害せずに潤滑、湿
潤または保護面を提供する。従つて液体は眼前涙
膜にこれらの有益な効果を与えるばかりでなく、
不混和性、濃度および粘性の結果としてさらに長
時間盲嚢内に残存するのである。これらの有利な
液体パーフルオロカーボンとは著しく違つて、眼
から速かに取り除かれるヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリジン溶解性ポリマー、デキストランの溶
液およびその混合液を包含する現在の眼潤滑剤は
頻繁な投与を必要とする。 ニートパーフルオロカーボンが非水性であるた
め本発明の好適な製剤において無菌を維持するた
めに保存剤は必要ない。従つて角膜の上皮内の微
細絨毛は本発明の眼外眼科用製剤によつて示され
るように不利に影響せず、そして微細絨毛でのム
チンの吸着は完全なままである。液体が非水性で
あるために、PHまたは等張性は点眼時に刺激およ
び刺痛を避けるために考慮される必要はない。コ
ンタクトレンズでは、液体は保護、湿潤、潤滑お
よび酸素化眼外眼科用製剤として使用することが
できる。角膜の刺激および可能な表在性血管化お
よび混濁化もまた低減する。角膜潰瘍、再発角膜
糜欄および辺縁角膜潰瘍において、液体パーフル
オロカーボン製剤はかかる角膜障害で見られるよ
うな角膜血管化、瘢痕および混濁化の出現率を減
少させる。同様に角膜矯正および移植においてか
かる操作中および後のパーフルオロカーボン液体
の適用は角膜血管化、瘢痕および混濁化の都合の
悪い副作用を減少または除去するはずである。か
かる操作を処理するために理想的な液体にするの
が、液体パーフルオロカーボンの酸素担持性並び
に非水性、粘性および濃度特性である。 かなりの時間眼の中にパーフルオロカーボン液
体が保持するために、かかる液体は他の物質に対
して適当な賦形薬として使用することができる。
現在点眼剤、軟膏および眼インサートが眼外的に
薬剤を送達するために利用される。上記で述べた
通り、液剤および懸濁液剤は容易に排泄され、利
用できる製剤は刺激剤を含有し、軟膏は視力がぼ
んやりしそしてムチン吸着を妨害してしまう一
方、眼インサートはここちがよくなく破壊または
消耗を受ける。賦形薬としての液体パーフルオロ
カーボンの使用で、軟膏、懸濁液剤およびインサ
ートの不利な影響を除去しながら投与図数を減ら
すことができる。 上記の説明から考えて、パーフルオロカーボン
液体およびその誘導体が眼球外眼科用製剤に用い
られる場合、独独なそして有利な液体であること
は明白である。本発明の原理および目的はさらに
眼の解剖図解である図面に関して次の実施例を考
慮して理解される。第1図は眼瞼を図解する眼の
縦断図および眼の外部および内部成分を構成す
る。述べた通り、眼の分泌成分は3層からなる前
眼涙膜を分泌する。油層はマイボーム腺7および
ツアイス(Zeis)腺9に由来し、水層は涙腺12
および副涙(ウオルフリングおよびクラウゼ)腺
2によつて産生され、ムチンは眼瞼の結膜3上に
散乱されるギユブレル細胞(図示していない)に
よつて生成される。上方および下方の円蓋11,
19は上方および下方盲嚢4,18内に沈着面を
構成する。中間層、涙流体は水性であり、外部面
に水和、抗菌剤および栄養素を供給する。涙膜の
最も奥の層は結膜および角膜面に覆うムチンから
なる。ムチンは上にある水層を表面に拡散させる
ために作用する。本明細書中眼の“外部面”なる
用語は眼瞼と眼球に導入される液体と直接接触す
ることができる図面に示したおよび本明細書に言
及したかかる表面全てを広く包含することを意味
する。 第2図は流体を除去するために眼によつて使用
される排出器管を図示するものである。点は涙液
細管へ、結局は鼻涙管27へ誘導する孔である。
なお、第1図において、1は排出管、5はヴオル
フリング腺、6はヘレン陰窩、8は瞼板、10は
モル腺(汗腺)、13は眼結膜、14はマンツ腺、
15は角膜、16は水晶体、17は虹彩を示す。
第2図において、20は円蓋、21は下方涙点、
22は下方涙小管、23は涙嚢、24はひだ、2
5はハスナー弁(鼻涙管ひだ)、26は鼻中隔、
28は下方甲介、29は鼻腔を示す。 実施例 パーフルオロ1−メチルデカリン(PP9)を含
有する3ml注射器および25ゲージ針から1滴を滴
下即ち、ウサギの各眼に装填した。ウサギをコツ
ドマン−メンター操作顕微鏡(Codman−
Mentor Operating Microscope)を通して2時
間観察した。特にウサギの角膜の試験は上皮染色
および角膜透明性の欠如によつて明白になるよう
な角膜毒性の証拠は示さなかつた。また眼球また
は眼瞼結膜に観察される炎症または刺激もなかつ
た。さらにウサギは異常な視力応答を示さなかつ
た。 実施例 パーフルオロ−1−メチルデカリン(PP9)を
含有する一滴をヒトの右眼に滴下した。プラスチ
ツク点眼ビンを用いる点眼を右眼の内側の盲嚢に
した。液体を点眼する前と後に視力、角膜感応
性、フルオレスセインを用いるそして用いない前
分節試薬、ローズベンガルおよび涙膜安定性を包
含する種々の試験を比較目的のために行なつた。
パーフルオロ−1−メチルデカリンの点眼前後に
否定的な効果または結果は見られなかつた。従つ
て結果は眼が実験後変化しないままであることを
示した。前後に測定した際、被検者の視力は補正
された20/20であつた。角膜感応性に変化はなか
つた。フルオレスセインを用いるおよび用いない
そしてローズベンガルを用いるおよび用いない細
隙灯顕微鏡は角膜潰瘍、刺激または眼面に乾燥細
胞を検出しなかつた。また前後に測定した被検者
の涙の安定性または分解時間は25秒で同じままで
あつた。さらにその上、被検者な粗粒、刺痛また
は燃焼感覚または点眼した液体から過剰の粘液質
の分泌を経験しなかつた。被検者はその液体が快
適な和らげるものであることを見出し、瞬目また
は視力を妨害されなかつた。液体は点眼した後、
1時間までの間眼に検出された。結局被検者によ
つて体験される眼の鼻のまたは胃腸の副作用はな
かつた。 上記の詳細な説明および実施例から考えても他
の変更は本発明が属している当該技術の当業者に
明白となる。
第1図は眼の内部及び外部の縦断面図である。
第2図は眼における排出器官の説明図である。
第2図は眼における排出器官の説明図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 実質的成分として、透明または光透過性で、
かつ安定性、不活性、粘稠性のパーフルオロカー
ボンまたはその置換誘導体と、眼科的に許容し得
る賦形剤または担体とからなることを特徴とす
る、眼の表面に潤滑性を与え、かつ保護するため
の組成物。 2 前記の賦形剤または担体がゲル、軟膏または
水性乳液である特許請求の範囲第1項記載の組成
物。 3 前記パーフルオロカーボンがパーフルオロ
(メチルシクロヘキサン)、パーフルオロ(1.3−
ジメチルシクロヘキサン)、パーフルオロ(デカ
ヒドロナフタレン)、パーフルオロ(デカヒドロ
−1−メチルナフタレン)、パーフルオロ(デカ
ヒドロジメチルナフタレン)、パーフルオロジメ
チルアダマンタン、パーフルオロトリメチルビシ
クロ〔3.3.1〕ノナン、パーフルオロテトラヒド
ロジシクロペンタジエン、パーフルオロビシクロ
〔5.3.0〕デカンおよびパーフルオロジメチルビシ
クロ〔3.3.1〕ノナンまたはそれの混合物からな
る群より選ばれる特許請求の範囲第1項記載の組
成物。 4 前記パーフルオロカーボンがパーフルオロ−
1−メチルデカリンである特許請求の範囲第1項
記載の組成物。 5 透明または光透過性で、かつ安定性、不活
性、粘稠性パーフルオロカーボンまたはその置換
誘導体と、有効量の医薬剤または治療剤とからな
ることを特徴とする眼科用組成物。
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