JPH0559478A - 淡灰色発色アルミニウム合金板およびその製造方法 - Google Patents
淡灰色発色アルミニウム合金板およびその製造方法Info
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- JPH0559478A JPH0559478A JP24471291A JP24471291A JPH0559478A JP H0559478 A JPH0559478 A JP H0559478A JP 24471291 A JP24471291 A JP 24471291A JP 24471291 A JP24471291 A JP 24471291A JP H0559478 A JPH0559478 A JP H0559478A
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- JP
- Japan
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- aluminum alloy
- alloy sheet
- annealing
- developing
- pale gray
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 建築材料等に用いられるアルミニウム合金板
であって、硫酸浴陽極酸化処理において、皮膜厚さが耐
食性、耐候性、耐摩耗性を損なわない適当な厚さを有
し、かつ美麗な淡灰色に発色するアルミニウム合金板が
得られる。 【構成】 Si0.5〜3.0wt%、Fe0.1〜0.
6wt%、Cu0.05〜0.3wt%を含有し残部がAl
と不純物とからなる淡灰色発色アルミニウム合金板およ
び上記組成のAl合金鋳塊を均質化処理、熱間圧延、冷
間圧延および中間焼鈍または最終焼鈍の工程により所定
の板厚に製造するに際し、前記中間焼鈍または最終焼鈍
の温度を370〜470℃として焼鈍することを特徴と
する淡灰色発色アルミニウム合金板の製造方法。
であって、硫酸浴陽極酸化処理において、皮膜厚さが耐
食性、耐候性、耐摩耗性を損なわない適当な厚さを有
し、かつ美麗な淡灰色に発色するアルミニウム合金板が
得られる。 【構成】 Si0.5〜3.0wt%、Fe0.1〜0.
6wt%、Cu0.05〜0.3wt%を含有し残部がAl
と不純物とからなる淡灰色発色アルミニウム合金板およ
び上記組成のAl合金鋳塊を均質化処理、熱間圧延、冷
間圧延および中間焼鈍または最終焼鈍の工程により所定
の板厚に製造するに際し、前記中間焼鈍または最終焼鈍
の温度を370〜470℃として焼鈍することを特徴と
する淡灰色発色アルミニウム合金板の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築材料等に用いられる
淡灰色(ライトグレー色)を呈する自然発色アルミニウ
ム合金板およびその製造方法に関するものである。
淡灰色(ライトグレー色)を呈する自然発色アルミニウ
ム合金板およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】硫酸浴陽極酸化処理はアルミ
ニウム合金板に耐食性、耐候性を与えるため、建築部材
の表面処理法として広く利用されている。同じ硫酸浴陽
極処理でもSiが微細に析出する加工工程を実施した場
合、その熱処理の度合いにより発色が変化する。建築部
材として用いられる灰色系の自然発色アルミニウム合金
としてはSiを5wt%含有するJIS 4043系合金
がある。従来材の色調は皮膜厚20μmで通常暗い感じ
の灰色−濃灰色で、淡灰色の色調を必要とする場合は、
硫酸浴陽極酸化皮膜を薄く(10μm)形成させるた
め、陽極酸化処理皮膜本来の特性である耐食性、耐候
性、耐摩耗性が損なわれる問題があった。近年建築分野
等においてニーズの多様化に伴い、種々の発色合金が要
求されるようになり、その中でも色調の明るい淡灰色に
発色する合金材の開発が強く望まれていた。
ニウム合金板に耐食性、耐候性を与えるため、建築部材
の表面処理法として広く利用されている。同じ硫酸浴陽
極処理でもSiが微細に析出する加工工程を実施した場
合、その熱処理の度合いにより発色が変化する。建築部
材として用いられる灰色系の自然発色アルミニウム合金
としてはSiを5wt%含有するJIS 4043系合金
がある。従来材の色調は皮膜厚20μmで通常暗い感じ
の灰色−濃灰色で、淡灰色の色調を必要とする場合は、
硫酸浴陽極酸化皮膜を薄く(10μm)形成させるた
め、陽極酸化処理皮膜本来の特性である耐食性、耐候
性、耐摩耗性が損なわれる問題があった。近年建築分野
等においてニーズの多様化に伴い、種々の発色合金が要
求されるようになり、その中でも色調の明るい淡灰色に
発色する合金材の開発が強く望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
ついて検討の結果なされたもので、硫酸浴陽極酸化処理
において皮膜厚さが耐食性、耐候性、耐摩耗性を損なわ
ない適当な厚さを有し、かつ美麗な淡灰色に発色するア
ルミニウム合金板およびその製造方法を開発したもので
ある。
ついて検討の結果なされたもので、硫酸浴陽極酸化処理
において皮膜厚さが耐食性、耐候性、耐摩耗性を損なわ
ない適当な厚さを有し、かつ美麗な淡灰色に発色するア
ルミニウム合金板およびその製造方法を開発したもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、Si0.5〜
3.0wt%、Fe0.1〜0.6wt%、Cu0.05〜
0.3wt%を含有し残部がAlと不純物とからなる淡灰
色発色アルミニウム合金板を請求項1とし、また、Si
0.5〜3.0wt%、Fe0.1〜0.6wt%、Cu
0.05〜0.3wt%を含有し残部がAlと不純物とか
らなるAl合金鋳塊を均質化処理、熱間圧延、冷間圧延
および中間焼鈍または最終焼鈍の工程により所定の板厚
に製造するに際し、前記中間焼鈍または最終焼鈍の温度
を370〜470℃として焼鈍することを特徴とする淡
灰色発色アルミニウム合金板の製造方法を請求項2とす
るものである。すなわち本発明は、Siの含有量を上記
のように調整することにより、硫酸浴陽極皮膜酸化処理
において皮膜厚10〜30μmの範囲で淡灰色に発色す
ること見出したものであり、また上記合金の製造工程に
おける中間焼鈍または最終焼鈍の温度を370〜470
℃とすることにより、特に淡灰色の色調が良好にできる
ものである。
3.0wt%、Fe0.1〜0.6wt%、Cu0.05〜
0.3wt%を含有し残部がAlと不純物とからなる淡灰
色発色アルミニウム合金板を請求項1とし、また、Si
0.5〜3.0wt%、Fe0.1〜0.6wt%、Cu
0.05〜0.3wt%を含有し残部がAlと不純物とか
らなるAl合金鋳塊を均質化処理、熱間圧延、冷間圧延
および中間焼鈍または最終焼鈍の工程により所定の板厚
に製造するに際し、前記中間焼鈍または最終焼鈍の温度
を370〜470℃として焼鈍することを特徴とする淡
灰色発色アルミニウム合金板の製造方法を請求項2とす
るものである。すなわち本発明は、Siの含有量を上記
のように調整することにより、硫酸浴陽極皮膜酸化処理
において皮膜厚10〜30μmの範囲で淡灰色に発色す
ること見出したものであり、また上記合金の製造工程に
おける中間焼鈍または最終焼鈍の温度を370〜470
℃とすることにより、特に淡灰色の色調が良好にできる
ものである。
【0005】
【作用】以下本発明合金板の組成の限定理由について説
明する。(以下wt%を%と略記)。上記合金の成分のう
ちSiは陽極酸化皮膜中に微細粒子として存在し、灰色
の発色に寄与する。Si含有量を0.5〜3.0%に限
定したのは、0.5%未満では十分発色せず、3.0%
を越えると発色が濃くなりすぎるためである。FeとC
uは強度および色調を調整するために添加されるもので
ある。Feの含有量を0.1〜0.6%に限定したの
は、0.1%未満では十分な強度が得られず、0.6%
を越えると色調が黄味を帯びるからであり、Cuの含有
量を0.05%〜0.3%に限定したのは、0.05%
未満では十分な強度が得られず、0.3%を越えると色
調が黄味を帯びるからである。また焼鈍温度を370〜
470℃に限定したのは、370℃未満であると微細な
Si粒子が析出し、黄味を帯びるためであり、470℃
を越えると色調が薄くなるためである。なお、鋳塊組織
微細化のためTiまたはBを0.1%未満添加してもよ
い。
明する。(以下wt%を%と略記)。上記合金の成分のう
ちSiは陽極酸化皮膜中に微細粒子として存在し、灰色
の発色に寄与する。Si含有量を0.5〜3.0%に限
定したのは、0.5%未満では十分発色せず、3.0%
を越えると発色が濃くなりすぎるためである。FeとC
uは強度および色調を調整するために添加されるもので
ある。Feの含有量を0.1〜0.6%に限定したの
は、0.1%未満では十分な強度が得られず、0.6%
を越えると色調が黄味を帯びるからであり、Cuの含有
量を0.05%〜0.3%に限定したのは、0.05%
未満では十分な強度が得られず、0.3%を越えると色
調が黄味を帯びるからである。また焼鈍温度を370〜
470℃に限定したのは、370℃未満であると微細な
Si粒子が析出し、黄味を帯びるためであり、470℃
を越えると色調が薄くなるためである。なお、鋳塊組織
微細化のためTiまたはBを0.1%未満添加してもよ
い。
【0006】
【実施例】以下に本発明の一実施例について説明する。
表1に示す組成の合金を、通常の溶製法により鋳造し、
面削後均質化処理を470℃、3時間の条件で行い、熱
間圧延、冷間圧延をへて、厚さ5mmの板材とした。この
板材を370〜470℃の温度で2時間の中間焼鈍を行
い、しかる後厚さ3mmに仕上冷間圧延して半硬質材とし
た。これらの板について同一条件で陽極酸化処理を施
し、次いで水洗後沸騰水中に10分間浸漬して、封孔処
理を行って自然発色板を製造した。上記の陽極酸化処理
は、濃度5%水酸化ナトリウム水溶液にて液温50℃、
6分間の条件で苛性エッチングを施したのち、濃度15
%の硫酸浴を用い浴温20℃電流密度1.5A/dm2
の直流を通電して行った。合金組成、焼鈍温度と色調、
皮膜厚さを調べた結果を表1に示した。なお本発明にお
いて淡灰色(ライトグレー色)の色調とは、ハンター式
色表示法にてL値(明度)が50〜75、a値(緑〜
赤)が−2〜+2、b値(青〜黄)が−2〜+2の範囲
のものをいうものとする。
表1に示す組成の合金を、通常の溶製法により鋳造し、
面削後均質化処理を470℃、3時間の条件で行い、熱
間圧延、冷間圧延をへて、厚さ5mmの板材とした。この
板材を370〜470℃の温度で2時間の中間焼鈍を行
い、しかる後厚さ3mmに仕上冷間圧延して半硬質材とし
た。これらの板について同一条件で陽極酸化処理を施
し、次いで水洗後沸騰水中に10分間浸漬して、封孔処
理を行って自然発色板を製造した。上記の陽極酸化処理
は、濃度5%水酸化ナトリウム水溶液にて液温50℃、
6分間の条件で苛性エッチングを施したのち、濃度15
%の硫酸浴を用い浴温20℃電流密度1.5A/dm2
の直流を通電して行った。合金組成、焼鈍温度と色調、
皮膜厚さを調べた結果を表1に示した。なお本発明にお
いて淡灰色(ライトグレー色)の色調とは、ハンター式
色表示法にてL値(明度)が50〜75、a値(緑〜
赤)が−2〜+2、b値(青〜黄)が−2〜+2の範囲
のものをいうものとする。
【0007】
【表1】
【0008】表1から明らかなように本発明例(No.1
〜No.6)は本発明の目的とする淡灰色に発色すること
がわかる。これに対し比較例No.7は焼鈍温度が低いた
め、No.8は銅の含有量が多いため黄味を帯びた。No.
9は焼鈍温度が高いため、No.10はケイ素含有量が低
いため色合いが淡くなった。
〜No.6)は本発明の目的とする淡灰色に発色すること
がわかる。これに対し比較例No.7は焼鈍温度が低いた
め、No.8は銅の含有量が多いため黄味を帯びた。No.
9は焼鈍温度が高いため、No.10はケイ素含有量が低
いため色合いが淡くなった。
【0009】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
耐食性、耐候性および耐摩耗性を損なわない皮膜の厚さ
を有し、かつ色調の良好な淡灰色発色アルミニウム合金
板が得られるもので工業上顕著な効果を奏するものであ
る。
耐食性、耐候性および耐摩耗性を損なわない皮膜の厚さ
を有し、かつ色調の良好な淡灰色発色アルミニウム合金
板が得られるもので工業上顕著な効果を奏するものであ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 Si0.5〜3.0wt%、Fe0.1〜
0.6wt%、Cu0.05〜0.3wt%を含有し残部が
Alと不純物とからなる淡灰色発色アルミニウム合金
板。 - 【請求項2】 Si0.5〜3.0wt%、Fe0.1〜
0.6wt%、Cu0.05〜0.3wt%を含有し残部が
Alと不純物とからなるAl合金鋳塊を均質化処理、熱
間圧延、冷間圧延および中間焼鈍または最終焼鈍の工程
により所定の板厚に製造するに際し、前記中間焼鈍また
は最終焼鈍の温度を370〜470℃として焼鈍するこ
とを特徴とする淡灰色発色アルミニウム合金板の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24471291A JPH0559478A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 淡灰色発色アルミニウム合金板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24471291A JPH0559478A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 淡灰色発色アルミニウム合金板およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0559478A true JPH0559478A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=17122798
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24471291A Pending JPH0559478A (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 淡灰色発色アルミニウム合金板およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0559478A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7983609B2 (en) | 2007-10-05 | 2011-07-19 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus having collection box |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP24471291A patent/JPH0559478A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7983609B2 (en) | 2007-10-05 | 2011-07-19 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus having collection box |
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