JPH0560331B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0560331B2 JPH0560331B2 JP61260729A JP26072986A JPH0560331B2 JP H0560331 B2 JPH0560331 B2 JP H0560331B2 JP 61260729 A JP61260729 A JP 61260729A JP 26072986 A JP26072986 A JP 26072986A JP H0560331 B2 JPH0560331 B2 JP H0560331B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- linolenic acid
- filamentous fungi
- oils
- heat
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Edible Oils And Fats (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明はγ−リノレン酸を含有する食用組成物
に関する。この食用組成物は健康食品として有用
である。 〔従来の技術、発明が解決しようとする問題点〕 ω6系不飽和脂肪酸の1種であるγ−リノレン
酸、アラキドン酸ならびにγ−リノレン酸から生
体内で合成されるビスホモ−γ−リノレン酸はプ
ロスタグランデインの前駆体であり、生命体、特
に動物にとつて重要な栄養成分である。また、γ
−リノレン酸を含む油脂は健康食品として注目さ
れており、該油脂の供給源として月見草の種子等
から抽出された植物油が用いられている。しか
し、これら植物油は酸化安定性、熱安定性等に問
題があり、これまでは大量に使用される用途は見
出されていない。同様に、或種の糸状菌から抽出
されたγ−リノレン酸含有油脂も空気酸化、熱分
解などにより品質劣化が起こるため、用途が制限
されている。また、γ−リノレン酸等のω6系不
飽和脂肪酸は高価であることも用途拡大を妨げる
一因ともなつていた。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明者はγ−リノレン酸の用途開発
ならびに酸化安定性、熱安定性等の改善された該
脂肪酸を安価に製造する方法についても検討を重
ねた。 その結果、前記γ−リノレン酸を含有する糸状
菌を特定の条件で熱処理したものは、該菌に含ま
れる油脂、脂肪酸が安定化し、しかも従来品より
も安価に供給できることを見出した。さらに、こ
のものは健康食品として利用できることを知見
し、本発明に到達した。 すなわち本発明は、γ−リノレン酸を含有する
糸状菌を50〜100℃で前処理した後、100〜150℃
で本処理して得られる、γ−リノレン酸または該
γ−リノレン酸を含有する油脂を配合してなる食
用組成物に関する。 γ−リノレン酸または該γ−リノレン酸を含有
する油脂の給源としては、前述の如く植物油など
の油脂も用いられるが、安価かつ安定的に入手で
きるという理由でγ−リノレン酸を含有する糸状
菌が好ましい。このような糸状菌としてはモルテ
イエレラ(Mortierella)属、ムコール(Mucor)
属、カニンガメラ(Cunninghamella)属等に属
する糸状菌などがある。 本発明では、上記糸状菌を栄養培地に常法によ
り培養したのち集菌し、加熱処理する。加熱処理
は2段階で行ない、前処理を50〜100℃、好まし
くは60〜90℃で10〜60分間、好ましくは20〜40分
間行ない、次いで本処理を100〜150℃、好ましく
は120〜130℃で加熱して乾燥せしめる。このよう
にして加熱処理したものをそのまま、あるいはn
−ヘキサン、アセトン、エタノール等により抽出
処理して得た抽出液をγ−リノレン酸または該γ
−リノレン酸を含有する油脂として用いる。この
糸状菌(モルテイエレラ・イザベリナ)の成分分
析結果の1例を以下に示す。
に関する。この食用組成物は健康食品として有用
である。 〔従来の技術、発明が解決しようとする問題点〕 ω6系不飽和脂肪酸の1種であるγ−リノレン
酸、アラキドン酸ならびにγ−リノレン酸から生
体内で合成されるビスホモ−γ−リノレン酸はプ
ロスタグランデインの前駆体であり、生命体、特
に動物にとつて重要な栄養成分である。また、γ
−リノレン酸を含む油脂は健康食品として注目さ
れており、該油脂の供給源として月見草の種子等
から抽出された植物油が用いられている。しか
し、これら植物油は酸化安定性、熱安定性等に問
題があり、これまでは大量に使用される用途は見
出されていない。同様に、或種の糸状菌から抽出
されたγ−リノレン酸含有油脂も空気酸化、熱分
解などにより品質劣化が起こるため、用途が制限
されている。また、γ−リノレン酸等のω6系不
飽和脂肪酸は高価であることも用途拡大を妨げる
一因ともなつていた。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明者はγ−リノレン酸の用途開発
ならびに酸化安定性、熱安定性等の改善された該
脂肪酸を安価に製造する方法についても検討を重
ねた。 その結果、前記γ−リノレン酸を含有する糸状
菌を特定の条件で熱処理したものは、該菌に含ま
れる油脂、脂肪酸が安定化し、しかも従来品より
も安価に供給できることを見出した。さらに、こ
のものは健康食品として利用できることを知見
し、本発明に到達した。 すなわち本発明は、γ−リノレン酸を含有する
糸状菌を50〜100℃で前処理した後、100〜150℃
で本処理して得られる、γ−リノレン酸または該
γ−リノレン酸を含有する油脂を配合してなる食
用組成物に関する。 γ−リノレン酸または該γ−リノレン酸を含有
する油脂の給源としては、前述の如く植物油など
の油脂も用いられるが、安価かつ安定的に入手で
きるという理由でγ−リノレン酸を含有する糸状
菌が好ましい。このような糸状菌としてはモルテ
イエレラ(Mortierella)属、ムコール(Mucor)
属、カニンガメラ(Cunninghamella)属等に属
する糸状菌などがある。 本発明では、上記糸状菌を栄養培地に常法によ
り培養したのち集菌し、加熱処理する。加熱処理
は2段階で行ない、前処理を50〜100℃、好まし
くは60〜90℃で10〜60分間、好ましくは20〜40分
間行ない、次いで本処理を100〜150℃、好ましく
は120〜130℃で加熱して乾燥せしめる。このよう
にして加熱処理したものをそのまま、あるいはn
−ヘキサン、アセトン、エタノール等により抽出
処理して得た抽出液をγ−リノレン酸または該γ
−リノレン酸を含有する油脂として用いる。この
糸状菌(モルテイエレラ・イザベリナ)の成分分
析結果の1例を以下に示す。
【表】
【表】
次に、本発明を実験例および実施例により詳し
く説明する。 実験例 糸状菌の熱処理条件について検討した。熱処理
は前処理と本処理の2段階に分けて行なうことが
好ましく、それぞれの処理条件について検討し
た。 (1) 前処理条件(培養終了後30分経過した無処理
糸状菌の酸価は1.6であつた。)
く説明する。 実験例 糸状菌の熱処理条件について検討した。熱処理
は前処理と本処理の2段階に分けて行なうことが
好ましく、それぞれの処理条件について検討し
た。 (1) 前処理条件(培養終了後30分経過した無処理
糸状菌の酸価は1.6であつた。)
【表】
(2) 本処理条件
糸状菌を水洗後、水中に分散させ、100〜150
℃、好ましくは120〜130℃で加熱乾燥させれば
よいことが判明した。このようにして熱処理し
た糸状菌を40℃にて所定期間保存したときの物
性値を以下に示す。保存期間(月) 油脂含量(%) GLA 含量(%)
酸価 0 26.2 9.6 2.4 1 25.8 9.5 2.2 3 26.3 9.5 3.0 5 25.7 9.3 3.2 実施例 1 下記処方によりゼリー状組成物を調製した。
℃、好ましくは120〜130℃で加熱乾燥させれば
よいことが判明した。このようにして熱処理し
た糸状菌を40℃にて所定期間保存したときの物
性値を以下に示す。保存期間(月) 油脂含量(%) GLA 含量(%)
酸価 0 26.2 9.6 2.4 1 25.8 9.5 2.2 3 26.3 9.5 3.0 5 25.7 9.3 3.2 実施例 1 下記処方によりゼリー状組成物を調製した。
【表】
*γ−リノレン酸含有糸状菌の熱処理物、γ−
リノレン酸含有量8.0% 上記製品について成人(男子28人、女子4人)
32人よりなるパネルで2日酔防止効果を比較し
た。すなわち飲酒1時間前に製品8gを服用し、
各人がビール大びん1本、日本酒1合およびウイ
スキー水割り3杯を飲酒し、翌日の体調について
該製品を服用することなく上記の如く飲酒した場
合の体調と比較した。結果を第4表に示す。
リノレン酸含有量8.0% 上記製品について成人(男子28人、女子4人)
32人よりなるパネルで2日酔防止効果を比較し
た。すなわち飲酒1時間前に製品8gを服用し、
各人がビール大びん1本、日本酒1合およびウイ
スキー水割り3杯を飲酒し、翌日の体調について
該製品を服用することなく上記の如く飲酒した場
合の体調と比較した。結果を第4表に示す。
γ−リノレン酸またはこれを含有する油脂は栄
養食品、医薬等として有効であり、特に2日酔防
止;月経前症候群予防;アトピー性皮膚炎等のア
レルギー性疾患の治療、予防;血中コレステロー
ル濃度低下;狭心症、心筋梗塞等の成人病予防な
どに効果がある。特に、γ−リノレン酸に特定の
ビタミン類、ミネラル類を組合せて用いることに
よりプロスタグランジンの1シリーズ、2シリー
ズの生成が促進され、一段と良好な効果が奏され
る。
養食品、医薬等として有効であり、特に2日酔防
止;月経前症候群予防;アトピー性皮膚炎等のア
レルギー性疾患の治療、予防;血中コレステロー
ル濃度低下;狭心症、心筋梗塞等の成人病予防な
どに効果がある。特に、γ−リノレン酸に特定の
ビタミン類、ミネラル類を組合せて用いることに
よりプロスタグランジンの1シリーズ、2シリー
ズの生成が促進され、一段と良好な効果が奏され
る。
Claims (1)
- 1 γ−リノレン酸を含有する糸状菌を50〜100
℃で前処理した後、100〜150℃で本処理して得ら
れる、γ−リノレン酸または該γ−リノレン酸を
含有する油脂を配合してなる食用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61260729A JPS63116643A (ja) | 1986-11-04 | 1986-11-04 | γ―リノレン酸含有食用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61260729A JPS63116643A (ja) | 1986-11-04 | 1986-11-04 | γ―リノレン酸含有食用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63116643A JPS63116643A (ja) | 1988-05-20 |
| JPH0560331B2 true JPH0560331B2 (ja) | 1993-09-02 |
Family
ID=17351941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61260729A Granted JPS63116643A (ja) | 1986-11-04 | 1986-11-04 | γ―リノレン酸含有食用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63116643A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3033334U (ja) * | 1996-07-08 | 1997-01-21 | 有限会社沼尾製作所 | 二重板テーブル |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5591446A (en) * | 1989-04-04 | 1997-01-07 | Beiersdorf, A.G. | Methods and agents for the prophylaxis of atopy |
| JP3792309B2 (ja) | 1996-08-30 | 2006-07-05 | サントリー株式会社 | 不飽和脂肪酸含有油脂の製造方法 |
| JP4633204B2 (ja) * | 1996-10-11 | 2011-02-16 | サントリーホールディングス株式会社 | アラキドン酸含有食用油脂およびそれを含有する食品 |
| JP5730989B2 (ja) * | 2010-05-04 | 2015-06-10 | コリア リサーチ インスティテュート オブ バイオサイエンス アンド バイオテクノロジーKorea Research Institute Of Bioscience And Biotechnology | 超臨界二酸化炭素の抽出を利用した植物からのオメガ脂肪酸含有抽出物の製造方法 |
| JP6603450B2 (ja) * | 2014-08-25 | 2019-11-06 | 出光興産株式会社 | 高脂血症および/または脂肪肝の改善剤 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61130237A (ja) * | 1984-11-30 | 1986-06-18 | Agency Of Ind Science & Technol | γ−リノレン酸含有油脂を含む組成物 |
-
1986
- 1986-11-04 JP JP61260729A patent/JPS63116643A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3033334U (ja) * | 1996-07-08 | 1997-01-21 | 有限会社沼尾製作所 | 二重板テーブル |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63116643A (ja) | 1988-05-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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