JPH0562311U - 自動車用ドアトリム - Google Patents

自動車用ドアトリム

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JPH0562311U
JPH0562311U JP003238U JP323892U JPH0562311U JP H0562311 U JPH0562311 U JP H0562311U JP 003238 U JP003238 U JP 003238U JP 323892 U JP323892 U JP 323892U JP H0562311 U JPH0562311 U JP H0562311U
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正文 大志茂
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西川化成株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】既存する部材の有効利用により、エア吹出用開
口55周辺の剛性強度不足を別途部材を用いることなく
効果的に補うことを可能とする。 【構成】ドアトリム本体2の上部に、ウインドガラス1
5へエアを吹出すエア吹出用開口55を有する自動車用
ドアトリム1として、上記エア吹出用開口55に、該エ
ア吹出用開口55の周縁をドアトリム本体2の表面側よ
り覆うフランジ59を有するサイドデフロスタグリル5
7の本体部61を嵌合させる。そして、上記フランジ5
9の外側フランジ59bに、ドアトリム本体2の折返し
部41に代えてウインドガラス15と対向する位置まで
延びる延設部62を設け、該延設部62に、上記ウイン
ドガラス15を摺動自在にシールするウェザーストリッ
プ43を取付固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用ドアトリムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用ドアトリムとしては、例えば、実開平2−225号公報に開示 されるように、ドアトリム本体の上部に、ウインドガラスへエアを吹出すエア吹 出用開口を設けるとともに、ドアトリム本体の上部末端を上記ウインドガラスと 対向するよう下方へ折返した折返し部を設け、該折返し部に、ウインドガラスを 摺動自在にシールするウェザーストリップを取付固定するようにしている。そし て、上記エア吹出用開口にサイドデフロスタグリルを嵌合して取付けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の自動車用ドアトリムでは、ドアトリム本体の折返し部に おける剛性強度が、ドアトリム本体の上部において開口するエア吹出用開口によ り低下することになる。その場合、折返し部には、ウインドガラスが昇降移動す る際の荷重がウェザーストリップを介して作用するため、エア吹出用開口により 低下している折返し部、すなわちエア吹出用開口より外側(ウインドガラス側) のドアトリム本体上端部の剛性強度不足を補う必要がある。
【0004】 そこで、別途部材を用いて、折返し部の剛性強度不足を補うことが考えられる が、部品点数の増加によりコストなどの面で不利なものとなる。
【0005】 本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、別途部 材を用いることなく、既存する部材の有効利用により、エア吹出用開口による該 エア吹出用開口より外側のドアトリム本体上端部の剛性強度不足を効果的に補お うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案では、ウインドガラスが昇降移動する際の荷 重がエア吹出用開口より外側のドアトリム本体上端部に直接作用しないようにし て、エア吹出用開口により低下している上記ドアトリム本体上端部の剛性強度不 足を間接的に補うような構成にしている。
【0007】 すなわち、本考案が講じた具体的な解決手段は、ドアトリム本体の上部に、ウ インドガラスへエアを吹出すエア吹出用開口を有する自動車用ドアトリムを前提 とする。そして、上記エア吹出用開口に、該エア吹出用開口の周縁をドアトリム 本体の表面側より覆うフランジを有するサイドデフロスタグリルを嵌合する。さ らに、上記サイドデフロスタグリルのフランジに、上記ウインドガラスと対向す る位置まで延びる延設部を設け、該延設部に、上記ウインドガラスを摺動自在に シールするウェザーストリップを取付ける構成としたものである。
【0008】
【作用】
上記の構成により、本考案では、サイドデフロスタグリルのフランジをウイン ドガラスと対向する位置まで延ばした延設部にウェザーストリップが取付けられ ているので、ウインドガラス昇降移動時の荷重は、ウェザーストリップを介して サイドデフロスタグリルの延設部に作用することになり、エア吹出用開口より外 側(ウインドガラス側)のドアトリム本体上端部がサイドデフロスタグリルの延 設部により間接的に補強されて、エア吹出用開口により低下している上記ドアト リム本体上端部の剛性強度不足が補われることになる。しかも、既存するサイド デフロスタグリルのフランジの改良により、エア吹出用開口のドアトリム本体上 端部の剛性強度不足が補われることから、別途部材を用いて剛性強度不足を補強 するもののように、部品点数の増加に伴いコストが悪化することはない。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図2および図3は本考案の一実施例に係る自動車用ドアトリムを示し、このド アトリム1は、車体としてのドアインナーパネルDの車室3側に取付けられてい る。上記ドアトリム1は、車室3側へ膨出し上面を略水平面状に形成してなるア ームレスト部5を有するドアトリム本体2が構成されている。さらに、上記ドア トリム本体2は、車室3側に位置する軟質樹脂よりなる表皮材7と、該表皮材7 の裏面に接着された硬質樹脂よりなる芯材9と、上記アームレスト部5付近に対 応する表皮材7の略中央部表面(車室3側)に接着された布材11とによって構 成されており、上記布材11によってドアトリム1の高級感を醸し出している。 また、上記ドアインナーパネルDと、ドアアウタパネル(図示せず)との間の開 口13には、昇降自在に移動するウィンドガラス15が装着されている。
【0011】 また、上記ドアトリム本体2の下端部には、道路マップなどを収納可能とする ポケット部21が構成されている。該ポケット部21は、ドアトリム本体2の下 端部に、斜め上方へ開口する車体前後方向に細長い開口部23を有して車室3側 にアームレスト部5よりも少なく膨出(突出)させて一体成形され、さらにこの ポケット部21のドアインナーパネルD側に開放する背部21aおよび底部21 bが、該背部21aおよび底部21bにそれぞれ対応する背面25aおよび底面 25bを有する断面略L字状の裏板25により閉塞されて、ボックス状のポケッ ト部を構成している。
【0012】 次に、上記ドアトリム本体2の上端部は、図2および3に示すように、上記ウ インドガラス15と対向するよう下方へ折返されており、その折返し部41の外 面には、ウインドガラス15を昇降移動可能つまり摺動自在にシールするウェザ ーストリップ43が取付固定されている。上記ウェザーストリップ43の車室3 側には、ウェザーストリップ43の成形時に予めインサートされた板状のインサ ート部材44が埋設されており、該インサート部材44には、内方(折返し部4 1側)へ突出する複数のクリップ45(図1において1箇所のみ示す)が車体前 後方向所定間隔置きに突設されている。そして、これら複数のクリップ45に対 応する折返し部41には、クリップ45が嵌挿される略四角形状の孔部47,… が設けられており、該各孔部47へのクリップ45の嵌挿後、該クリップ45の 先端を折り曲げて折返し部41に取付ける。
【0013】 そして、図1および図2に示すように、上記ドアトリム本体2の上端部の車体 前方には、車体内外方向に高さを異ならせた段差状の上側面51aおよび下側面 51bがそれぞれ形成されており、このうち車体外側(ウインドガラス15側) に位置する上側面51aには、エアダクト53から送給されるエアを上記ウイン ドガラス15内面側へ吹出すエア吹出用開口55が設けられている。該エア吹出 用開口55は、上記上側面51aを車体前後方向へ細長く延びて開口され、この エア吹出用開口55の直下方に上記エアダクト53の下流端が位置している。そ して、本考案の特徴として、上記エア吹出用開口55にはサイドデフロスタグリ ル57が設けられている。該サイドデフロスタグリル57は、エア吹出用開口5 5の周縁をドアトリム本体2の表面側(表皮材7側)より覆うフランジ59と、 エア吹出用開口55に嵌合されるよう該エア吹出用開口55の開口形状と略一致 する筒状の本体部61とを備えている。また、サイドデフロスタグリル57のフ ランジ59のうち、上記エア吹出用開口55の車室3側に対応する内側フランジ 59aは、車室内方へ略水平に延びたのち先端部を上記ドアトリム本体2の下側 面51bに当接させるように下方へ折曲形成されてなる。一方、上記エア吹出用 開口55の車体外方側(外側)に対応するサイドデフロスタグリル57の外側フ ランジ59b(フランジ)は、上記ドアトリム本体2の上部形状に則しつつ上記 ウインドガラス15と対向する位置まで延設され、その延設部62には、上記ウ ェザーストリップ43のクリップ45を嵌挿させる孔部47が開口され、該孔部 47に嵌挿した上記クリップ45の先端を折り曲げてウェザーストリップ43を 延設部62に取付ける。そして、サイドデフロスタグリル57の延設部62に対 応するドアトリム本体2の上端部には上記折返し部41は切除されていて折返し 部が形成されておらず、該切除された折返し部41に対向してサイドデフロスタ グリル57の延設部62が配設されている。
【0014】 また、上記サイドデフロスタグリル57の内側フランジ59aの下面には、上 記ドアトリム本体2の下側面51bに先端面が当接するように下方へ突出するボ ス部71(図1では1箇所のみ示す)が設けられ、該ボス部71に螺子部材75 を螺合させてサイドデフロスタグリル57をドアトリム2の上端部に締結してい る。そして、上記サイドデフロスタグリル57の外側フランジ59b下方に対応 する本体部61の外面には、サイドデフロスタグリル57の嵌合時にエア吹出用 開口55の周縁下面に係合する係合片73が設けられて、ウインドガラス15の 上昇移動時にウェザーストリップ43がサイドデフロスタグリル57の外側部と 共に上方へ動くのを防止している。
【0015】 尚、図1中、77はサイドデフロスタグリル57の本体部61下端と、この本 体部61下端に外嵌されるエアダクト53の下流端との間をシールするシール材 である。また、図3中、79はドアトリム本体2の上端部を除く周縁部をドアイ ンナーパネルDに対してシールするためのシールラバーである。
【0016】 したがって、上記実施例では、サイドデフロスタグリル57の外側フランジ5 9bをウインドガラス15に対向する位置まで延設した延設部62の孔部47, 47に対して、ウェザーストリップ43が、そのクリップ45の嵌挿により取付 固定されている。このため、ウインドガラス15昇降移動時の荷重は、外側フラ ンジ59bの延設部62に対してウェザーストリップ43を介して作用し、該延 設部62に作用した荷重はサイドデフロスタグリル57のドアトリム本体2との 締結部であるボス部71を介してドアトリム本体2のエア吹出用開口55の周辺 に分散して伝達するので、該エア吹出用開口55の外側のドアトリム本体上端部 に作用する上記荷重は微小となる。したがって、サイドデフロスタグリル57の 上記延設部62にウェザーストリップ43を取付けたことにより、エア吹出用開 口55の外側のドアトリム本体上端部が間接的に補強されたことになる。しかも 、既存するサイドデフロスタグリル57の外側フランジ59bの改良により、上 記補強がなされることから、別途部材を用いて補強するもののように、部品点数 の増加に伴いコストが悪化することがない。
【0017】 尚、上記実施例では、サイドデフロスタグリル57の外側フランジ59bに延 設部62を設けるに当たり、この延設部62に対応するドアトリム本体2の折返 し部41を切除したが、ドアトリム本体の折返し部を切除することなく、この折 返し部を外方からを覆うよう,サイドデフロスタグリルの外側フランジの延設部 が形成されていても良い。
【0018】
【考案の効果】
以上の如く、本考案における自動車用ドアトリムによれば、既存するサイドデ フロスタグリルのフランジをウインドガラスと対向する位置まで延ばした延設部 にウェザーストリップを取付けるための取付固定部を設けたので、ウインドガラ ス昇降移動時の荷重がエア吹出用開口より外側のドアトリム本体上端部に直接作 用しないため、該ドアトリム本体上端部の剛性強度不足を別途部材を用いること なく効果的に補うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のエア吹出用開口付近で切断したドアトリ
ム本体上部の縦断面図である。
【図2】ウェザーストリップを取付ける前のドアトリム
本体を車体外方から視た分解斜視図である。
【図3】図2のポケット部付近で切断したドアトリム本
体の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ドアトリム 2 ドアトリム本体 15 ウインドガラス 41 折返し部 43 ウェザーストリップ 55 エア吹出用開口 57 サイドデフロスタグリル 59 フランジ 59b 外側フランジ 62 延設部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアトリム本体の上部に、ウインドガラ
    スへエアを吹出すエア吹出用開口を有する自動車用ドア
    トリムにおいて、上記エア吹出用開口には、該エア吹出
    用開口の周縁をドアトリム本体の表面側より覆うフラン
    ジを有するサイドデフロスタグリルが嵌合されており、
    上記サイドデフロスタグリルのフランジには、上記ウイ
    ンドガラスと対向する位置まで延びる延設部が設けら
    れ、該延設部には、上記ウインドガラスを摺動自在にシ
    ールするウェザーストリップが取付けられていることを
    特徴とする自動車用ドアトリム。
JP1992003238U 1992-01-31 1992-01-31 自動車用ドアトリム Expired - Fee Related JP2583334Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61117764U (ja) * 1985-01-11 1986-07-25
JPS63109256U (ja) * 1987-01-09 1988-07-14

Patent Citations (2)

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