JPH0563004U - 電気機器のコイルボビン - Google Patents
電気機器のコイルボビンInfo
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- JPH0563004U JPH0563004U JP950292U JP950292U JPH0563004U JP H0563004 U JPH0563004 U JP H0563004U JP 950292 U JP950292 U JP 950292U JP 950292 U JP950292 U JP 950292U JP H0563004 U JPH0563004 U JP H0563004U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案はコイルの引出線とコイルボビンの鍔
片に挿入した端子板との接続を最短距離で行うことによ
り、コイルの樹脂モールド時における引出線の断線や端
子板の位置ずれを確実に防ぐようにしたことを目的とす
る。 【構成】 コイルボビンの鍔片22にほぼ直線状の挿入
溝25を設け、この挿入溝25内には端子板31,32
の抜脱を阻止する係止突起27を端子板31,32の挿
入を妨げない範囲で形成し、一方、前記端子板31,3
2には、その長手方向の片側に垂直な端子部fを設け、
反対側の他側には引出線a,bの巻付部c,dを設け、
この端子部31,32を前記鍔片22の挿入溝25に1
動作で挿入して係止突起27により抜脱不能に保持する
ように構成したことを特徴とする。
片に挿入した端子板との接続を最短距離で行うことによ
り、コイルの樹脂モールド時における引出線の断線や端
子板の位置ずれを確実に防ぐようにしたことを目的とす
る。 【構成】 コイルボビンの鍔片22にほぼ直線状の挿入
溝25を設け、この挿入溝25内には端子板31,32
の抜脱を阻止する係止突起27を端子板31,32の挿
入を妨げない範囲で形成し、一方、前記端子板31,3
2には、その長手方向の片側に垂直な端子部fを設け、
反対側の他側には引出線a,bの巻付部c,dを設け、
この端子部31,32を前記鍔片22の挿入溝25に1
動作で挿入して係止突起27により抜脱不能に保持する
ように構成したことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、電磁弁等の駆動源となるソレノイドに使用するコイルボビンの改良 に関する。
【0002】
従来、例えば、電磁弁の駆動源として用いられるソレノイドは、両端に鍔片を 備えたコイルボビンの巻胴に巻回したコイルの腹部に、コイルからの引出し線と リード線とを半田等によって接続し、この接続部分を更に絶縁材料で囲繞してい たので、コイルの胴回りは前記接続部分のふくらみによって大きくなるという欠 点があった。
【0003】 このため、最近ではソレノイドの小形化が叫けばれ、その要求に答える意味か ら、例えば、図8,図9に示すように、鍔片1,2を両端に設けたコイルボビン 3の巻胴4に巻線導体を巻回して巻線部5を形成し、前記ボビン3の上部鍔片1 の延出部1aには、図7,図9で示すように、L形に成形した一対の端子板6, 7を、互いに一定の間隔を保ってその水平部分eを利用して鍔片1に設けた取付 孔部8に圧入、接着等の手段によって止着し、つづいて、前記上部鍔片1の延出 部1aに形成した案内溝9(図7参照)を通して巻線部5の巻始め引出線aを端 子板6の巻付部cに、巻終り引出線bは端子板7の巻付部dに、それぞれ巻付け 半田付等によって接続し、最後に巻線部5全体を図9で示すように、樹脂モール ドを行い、巻線部5の外周に樹脂絶縁層10を有するソレノイド用のコイル11 を形成していた。
【0004】
前記のコイル11は、図示しない外部のリード線を備えたソケット等と嵌合す る端子板6,7がボビン3の上部鍔片1に取付けられて前記リード線を備えたソ ケット等と嵌合するように構成されているので、前記のように、コイル11の胴 回がふくらむという欠点は解決できるものの、次に示すような問題があった。
【0005】 (1)、巻線部5から引出される巻始め及び巻終りの引出線a,bを巻付ける端 子板6,7の巻付部c,dが、図7,図9で示すように、上部鍔片1の延出部1 a前方に位置しているため、即ち、巻線部5から遠く離れた場所に存在する関係 上、前記引出線a,bの一部を上部鍔片1の案内溝9を通して引出したとしても 、鍔片1から巻付部c,dまでは裸のまま弛みをもたせた状態で引出されている ので、コイル11を樹脂モールドする際、樹脂を射出したときの圧力で引出線a ,bが切断されてしまい、ソレノイドとしての信頼性を損なうという大きな問題 があった。
【0006】 (2)、又、引出線a,bを巻付ける端子板6,7の巻付部c,dが、端子板6 ,7の垂直な端子部fに近接してもうけられているので、前記巻付部c,dを図 示しない半田槽に1動作で浸漬させると、前記端子板6,7の端子部は、前記巻 付部c,dに近接して設けられている関係上、巻付部c,dに半田揚げした半田 がそのまま端子部f側に侵入して付着してしまうことが多く、この結果、コイル 11の樹脂モールドに際し、前記端子部fに半田が付着すれば端子部fは半田の 付着分だけ膨むことになり、この状態では端子板6,7を図示しない金型に嵌合 させることが難しく、この結果、端子部fに付着した半田をその都度掻き取って からモールド作業を行わなければならないので、コイル11に樹脂絶縁層10を 形成させるのに手間がかかり、ソレノイドの生産性を阻害する大きな要因となっ ていた。しかも、前記端子板6,7は上部鍔片1に設けた狭隘な取付孔部8に圧 入等の手段で取付けていたので、その取付作業の機械化が難しく、これも生産性 向上の阻害要因となっていた。
【0007】 (3)、更に、巻線部5の引出線a,bがモールド作業時断線するのを防ぐため に、上部鍔片1の延出部1aと端子板6,7の端子部fとの間の水平部分eを利 用して引出線a,bを巻付けることも考えられるが、この部位に引出線a,bを 巻付ける場合、手作業により巻付ける分には非能率であることを除けば何等問題 は生じないが、引出線a,bを機械的手段によって前記巻付部c,dに自動巻き する場合、図示しない自動巻線機の引出線a,bを挟持するリール部材の円運動 に際して、端子板6,7の端子部f,fの間隔が、あらかじめ、JIS規格によ り設定されている関係上、リール部材を円運動させるだけの間隔をとることがで きず、これにより、リール部材が端子部fと接衝して引出線a,bの自動巻きが 円滑に行えず、ソレノイドの生産性を向上させることができないという問題があ った。
【0008】 (4)、又、前記引出線a,bの巻付部c,dを巻線部5から離れた端子板6, 7の前部(図9の左方向)側に設けているため、図9に示すように、巻線部5の 外側に樹脂絶縁層10を形成すると、コイル11が必然的に大形化するとともに 、使用樹脂量が増大しコイル11を使用するソレノイドの製造コストを上昇させ る問題があった。その上、巻付部c,dの半田処理に際しては、端子部fに半田 が付着することにより、端子部fにソケットを円滑に嵌合することができず、ソ レノイド11における端子部fの電気的接続が良好に行えないという問題もあっ た。
【0009】 本考案は、前記の種々の問題点を除去して、巻線部の引出線と端子板との接続 を最短距離で行うことにより、引出線の断線事故等を確実に防ぐとともに、端子 板の取付けを迅速・確実に行い、小形で経済的なソレノイドを得ることを可能と したコイルボビンを提供することを目的とする。
【0010】
本考案のコイルボビンは、該ボビンの巻胴上部に位置する鍔片に、その外周縁 に沿ってほぼ直線状の挿入溝を形成し、この挿入溝にはL形に成形加工した一対 の端子板を、その水平部分を鍔片の両側から互いに平行させて挿入し、前記端子 板の水平部分を挿入保持するための挿入溝内の上縁側には、挿入溝の最深部との 間に、端子板の水平部分の幅寸法に相当する間隔を保って該端子板が、挿入溝か ら抜脱したり、揺動するのを阻止する係止突起を、端子板の挿入を妨げない範囲 で突設し、一方、前記挿入溝に挿入される端子板は、その長手方向の片側に垂直 な端子部を有し、この端子部と反対方向となる端子板の端部には、コイルから引 出される引出線を巻付ける巻付部を備えて形成されており、更に、前記端子板の 巻付部が位置する鍔片側には、コイルから引出される引出線を交錯しないように 引出すための引出孔と、該引出孔と連通する傾斜引出溝とを備えて構成したので 、その作用は次に示すとおりである。
【0011】
前記構成のコイルボビンにおいて、端子板の取付けに際しては、一対の端子板 の水平部分を互いに平行させてコイルボビン上部の鍔片に形成した挿入溝に挿入 し、これら端子板を前記挿入溝内に設けた係止突起にて抜脱不能に保持させ、又 、これら端子板の垂直な端子部の反対側に位置する巻付部には、巻胴に巻回した コイルからの引出線を引出孔及び傾斜引出溝とを通して巻付けてソレノイド用の コイルを組立るようにした。
【0012】 この結果、引出線の端子板への接続距離を極端に短くすることができるため、 コイルの樹脂モールド時、樹脂の射出圧力によって、引出線が切断されるのを極 力抑制することができるとともに、使用樹脂量の低減化をはかることが可能とな るため、信頼性に優れたソレノイド用の電磁コイルを経済的に製造することがで きる。又、端子板の取付けは、鍔片の挿入溝に端子板の水平部分を挿入し、これ を挿入溝内の係止突起にて抜止め及び揺動不能に係止する構造の採用により、端 子板の取付けが一動作で行えるとともに、引出線の端子板への接続を、外部リー ドを備えたソケットと嵌合する端子部の反対側で行う構造となっているので、引 出線の機械巻付けが容易となり、しかも、前記引出線の接続部を端子板の巻付部 において半田付作業を行う場合、前記端子板の端子部に半田が付着するというこ とが全くないため、従来のように、端子部に半田が付着することによって生ずる 弊害を確実に排除し、ソレノイド用の電磁コイルの生産性を飛躍的に向上させる ようにしたことを特徴とする。
【0013】
以下、本考案の実施例を図1ないし図6により、例えば、電磁弁駆動用のソレ ノイドに用いた例について説明する。 図1及び図6において、21は本考案のコイルボビンを示し、上下一対の鍔片 22,23と、これら鍔片22,23とそれぞれ直角をなすように一体的に形成 された中空筒状の巻胴24とによって構成されている。そして、前記鍔片22, 23のうち、上部側の鍔片22は図6のように、前・後部(図6の上下方向側) が、その間に位置する弧状部と一体に連なって偏平角形状に形成されている。2 5は前記上部鍔片22の弧状の周縁部(図6の左右方向側)に、図5で示すよう に、コイルボビン21の巻胴24部付近を凸状に突出させて凸部26を備えた状 態で、ほぼ直線状に形成した一対の挿入溝で、これら挿入溝25,25の間には 、障壁30,30aを介在させて前記一対の挿入溝25,25が互いに連通しな いように形成されている。
【0014】 27は上部鍔片22に設けた一対の挿入溝25内の上縁側に、図1で示すよう に、凸部26の端縁との間で一定の間隔を保って前記挿入溝25を閉じることの ない範囲内で凸部26と平行させて垂設した係止突起である。28は前記コイル ボビン21の上部鍔片22の一方(図5の右側)の偏平角形状部において、障壁 30aの一部を図5で示すよう、巻胴24と連通するよう直線状に切欠いた引出 孔で、この引出孔28には該引出孔28のみを通じて巻胴24に連通する傾斜引 出溝29が一体的に併設されており、これら引出孔28及び傾斜引出溝29は図 6で示すように、巻胴24側に連通するのみで鍔片22の上方側には開放されて いない。
【0015】 31,32はコイルボビン21の挿入溝25に挿入保持される端子板で、これ ら端子板31,32は図6に示すように、リン青銅板をL形にプレス成形して設 けられ、その長手方向の片側には垂直な端子部fを有し、又、この端子部fと反 対側に位置する水平部分eの端部には、巻付部c,dがそれぞれ端子板31,3 2と一体に形成されている。そして、端子板31,32の取付けに際しては、図 5,図6で示すように、端子板31,32の水平部分eに挿入溝25内の凸部2 6と係合可能に設けた凹部33を、前記上部鍔片22の挿入溝25の側方におい て、端子部fを鍔片22の障壁30(図5の左側)側に位置させて前記端子板3 1,32を図6のように互いに平行に配置し、この状態で、端子板31,32の 凹部33部分を外側から挿入溝25内に外力にて強制的に挿入させると、端子板 31,32の水平部分eは、図5で示すように、凹部33が挿入溝25内の係止 突起27を少し上方に押し上げるようにして挿入溝25内に挿入され、そして、 挿入溝25内において、前記係止突起27と挿入溝25内の凸部26との間で、 水平部分eの凹部33が前記凸部26と係合されることとなる。従って、前記端 子板31,32は図5で示すように、挿入溝25に挿入することにより、前記係 止突起27と挿入溝25内の凸部26との間で、抜脱及び揺動不能に係合されて 、互いに平行状態を保った状態で挿入保持させることができる。
【0016】 つづいて、図5に示す34はコイルボビン21の巻胴24に巻線導体を所定回 数巻回してなる巻線部で、この巻線部34から引出される巻線部34の巻始めの 引出線aは、鍔片22の引出孔28から傾斜引出溝29を通って端子板32の巻 付部dに巻付けられ、又、巻終りの引出線bは巻線部34の外側から端子板31 の巻掛片gに一旦掛止めした状態で巻付部cに巻付けられる。前記のように、コ イルボビン21に端子板31,32を止着し、巻胴24には巻線部34を設けた あと、巻線部34の引出線a,bを所定の巻付部c,dに巻付け、この巻付部c ,dを半田揚げしてから巻線部34を含めてコイルボビン21を図示しない金型 に入れ、モールド樹脂を金型内に射出し、コイルボビン21の外側に樹脂絶縁層 35を形成することによって、ソレノイド用の電磁コイル36を製作する。
【0017】 次に、前記電磁コイル36を用いた電磁弁駆動用ソレノイド37の構造につい て説明する。図4において、前記電磁コイル36をコ字形に形成した磁気回路用 のフレーム38に挿入し、このフレーム38下側からコイルボビン21の巻胴2 4内の中空部に、固定鉄心39を上部に挿着したガイド筒40を挿入し、このガ イド筒40の上方端から突出する固定鉄心39の小径な頭部をフレーム38上に 突出させ、この突出端をかしめ、あるいは、溶接等の固定手段により固定鉄心3 9をフレーム38に固定する。そして、前記ガイド筒40内に、固定鉄心39と 対向して可動鉄心41を上下動可能に収納して電磁弁駆動用のソレノイド37を 構成する。
【0018】 つづいて、前記ソレノイド37を使用した電磁弁Aの構造を、更に、図2ない し図4によって説明する。 前記可動鉄心41を収納したガイド筒40のフレーム38下方に突出する部分 は、大径なシールリング部42をガイド筒40と一体に形成し、このシールリン グ部42を、その外周縁上端に前記フレーム38の下面との間において、Oリン グ43を気密に介在させた状態で、ダイヤフラム44により2室に区画した弁本 体45内の上室側に嵌挿し、前記フレーム38の下部に穿孔した孔部を通して締 付ねじ46を弁本体45に締着することにより、ソレノイド37と弁本体45と を一体的に固定して電磁弁Aを構成する。
【0019】 なお、図4において、47は固定鉄心39と可動鉄心41との間に介挿した可 動鉄心押下げ用のばね、48は可動鉄心42の下端に止着した弁棒で、ダイヤフ ラム44のパイロット弁口49を開閉する。50はダイヤフラム44にて2室に 区画された弁本体45内を連通させるための細孔、51は弁本体45の流体入口 52に挿着した流体の給送管、53は流体出口である。
【0020】 次に、本考案のコイルボビン21を用いて電磁コイル36の組立を行う場合に ついて説明する。 電磁コイル36の組立に当っては、最初に、端子板31,32を、図6に示す ように、コイルボビン21を真中に位置させて配置する。この場合、図6に示す ように、端子板31,32はその端子部fを鍔片22の障壁30側に位置させて 水平部分eを鍔片22の挿入溝25と対応させ、この状態で、端子板31,32 の水平部分eをプレス等の外力を利用して前記挿入溝25内に係止突起27を少 し押し上げた状態で挿入する。この結果、前記端子板31,32はその水平部分 eの凹部33が、挿入溝25内において、長手方向に移動することなく凸部26 と係合し、かつ、係止突起27により抜脱及び揺動不能に係止保持させることが できる。
【0021】 つづいて、前記コイルボビン21の巻胴24に巻線導体を巻回して巻線部34 を形成する。そして、巻線導体の巻回に際しては、はじめに、巻始め用の引出線 aをコイルボビン21の引出孔28を通して傾斜引出溝29に引出し、図5で示 すように、端子板32の巻付部dに巻付けてから巻線部34を巻回形成し、巻回 後巻終り用の引出線bは、同じく図5に示すように、端子板31の巻掛片gを介 して巻付部cに巻付けて巻線部34の巻回作業を終える。このあと、前記巻線部 34の外側に図示しない絶縁テープを貼着し、つづいて、端子板31,32の巻 付部c,dに半田揚げを行う。前記半田揚げに当っては、巻付部c,dが端子部 fと反対側に位置する長手方向の端部に設けてあるため、この巻付部c,dを図 示しない半田槽に1動作で侵入させることができるので、この半田処理に当り、 半田が端子板31,32の端子部fに付着することによって生ずる弊害を確実に 排除することができる。前記のようにして、電磁コイル36の樹脂モールドを行 うための素コイルを設ける。
【0022】 次に前記素コイルに樹脂モールドを行って電磁コイル36を形成する訳である が、この場合は、最初に図示しない金型に前記素コイルを収容し、この状態で、 モールド樹脂を図示しない金型に所定の圧力で射出し、コイルボビン21の上, 下部の鍔片22,23及び巻線部34の外周等、端子板31,32の端子部fを 残して前記巻線部34外周等の周囲に樹脂絶縁層35を形成することによって電 磁コイル36を製作するものである。
【0023】 前記の樹脂モールド作業において、巻線部34から引出される引出線a,bは 、図5で示すように、巻線部34に近接して端子板31,32の巻付部c,dに 最短距離で巻付けることができるように構成してあり、しかも、コイルボビン2 4上部の鍔片22に設けた引出孔28,傾斜引出溝29及び、端子板31の巻掛 片gを利用することにより、引出線a,b自体をほとんど弛みを生じさせること なく巻付部c,dを引出すことができ、更に、端子板31,32自体が鍔片22 の挿入溝25内において設けた係止突起27と凸部26との間に介挿されて抜脱 及び揺動不能に保持されており、その上、端子板31,32の端子部fが、引出 線a,b巻付部c,dの反対側に形成されていることにより、前記巻付部c,d の半田処理に際し、半田の付着等による悪影響を全く受けることがないため、端 子板31,32を金型内の所定位置に正確に嵌合することができる。従って、素 コイルを樹脂モールドする場合、引出線a,bが切断されたり、端子板31,3 2が揺動したりすることが全くないので、素コイルの樹脂モールド作業は、素コ イル自体を損傷することなく円滑・良好に行うことができる。
【0024】
本考案のコイルボビンは、以上説明したように構成されているので、次に示す ような効果を有する。 (1)、本考案のコイルボビンは、端子板を取付けるための挿入溝が、鍔片の周 縁にほぼ直線状となって形成されているので、一対の端子板のボビンへの取付け がほぼ1動作で行うことができる。しかも、ボビンに取付けた端子板は、挿入溝 内に設けた係止突起に係止されて抜脱したり、揺動したりすることなく、確実に 取付けることができるので、コイルの樹脂モールド時、端子板が揺動することに よって生ずる端子板のずれにより、外部配線用のリード線を備えたソケットとの 嵌合ができなくなるという問題を解消することができる。
【0025】 (2)、又、本考案のコイルボビンにおいて、これに取付けられる端子板は、外 部のソケットと嵌合する端子部と、コイルの引出線を巻付ける巻付部とが、端子 板の長手方向の両端部に分散して形成してあるため、前記引出線はコイルからの 最短距離で、かつ、弛みを生じることなく巻付部に巻付けることが可能となり、 これにより、コイルの樹脂モールド時に引出線の引出距離が長くなったり、弛み が生じた場合、モールド樹脂の射出圧力によって前記引出線が切断されるといっ た問題も全く発生せず、しかも、半田揚げ時、半田が端子部に付着するというこ ともないので、前記端子板が鍔片の挿入溝に抜脱及び揺動不能に保持されている ことと相挨って、コイルの樹脂モールド作業が円滑・良好に行い得、信頼性の高 いソレノイドの提供が可能となる。
【0026】 (3)、更に、本考案のコイルボビンにおいては、前記のように、一対の端子板 を一動作で挿入する挿入溝を備え、又、端子板自体もその長手方向の端部に端子 部と引出線の巻付部とを互いに相反する方向に位置させて設けることにより、引 出線の引出し長さを短縮することはもとより、樹脂絶縁層を従来に比べて薄く形 成することが可能となり、これにより、電磁コイルの小形化が図れ、しかも、巻 付部を端子部から引き離すことにより、引出線を小さな円運動によって巻付部に 自動巻付けが行える等、本考案のコイルボビンの使用によって、電磁コイルの生 産に伴う機械化が促進でき、かつ、それによって生産性の向上を図り、小形で安 価な電磁コイルの提供が可能となる。
【図1】本考案のコイルボビンを縦断して示す断面図で
ある。
ある。
【図2】本考案のコイルボビンを用いてコイルを巻回し
たソレノイドを電磁弁に使用した例を示す電磁弁の斜視
図である。
たソレノイドを電磁弁に使用した例を示す電磁弁の斜視
図である。
【図3】電磁弁の平面図である。
【図4】電磁弁の縦断面図である。
【図5】本考案のコイルボビンを使用したソレノイドの
要部を横断して示す断面図である。
要部を横断して示す断面図である。
【図6】コイルボビンと端子板とを分解して示す斜視図
である。
である。
【図7】従来のコイルボビンを使用したソレノイドの正
面図である。
面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】図7の要部を縦断して示す断面図である。
21 コイルボビン 22 鍔片 23 鍔片 24 巻胴 25 挿入溝 26 凸部 27 係止突起 31 端子板 32 端子板 33 凹部 34 巻線部 35 樹脂絶縁層 36 電磁コイル a 引出線 b 引出線 c 巻付部 d 巻付部 e 水平部分 f 端子部
Claims (2)
- 【請求項1】 両端に鍔片を備え、かつ、前記鍔片間の
巻胴で巻線導体を巻回するようにした電磁コイル用のコ
イルボビンにおいて、前記鍔片の少なくとも一方の鍔片
の周縁に、前記巻胴を挟むようにしてほぼ直線状の挿入
溝を互いに平行に形成し、この挿入溝内の上縁側には、
該挿入溝の最深部との間で一定の間隔を保って係止突起
を垂設し、前記挿入溝には、該挿入溝の長さ方向の端部
から突出する位置に端子部と巻付部とを互いに相反する
端部側に一体に形成した端子板を、挿入溝の最深部と係
止突起との間に挿入して取付けるようにしたことを特徴
とする電気機器のコイルボビン。 - 【請求項2】 前記端子板の端子部と巻付部との間に位
置する水平部分に凹部を形成し、この凹部と対応する挿
入溝内には、該凹部と係合する凸部を、挿入溝内の係止
突起との間に端子板の水平部分を挿入する空所を備えて
形成したことを特徴とする請求項1記載の電気機器のコ
イルボビン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP950292U JPH0726806Y2 (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 電気機器のコイルボビン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP950292U JPH0726806Y2 (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 電気機器のコイルボビン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0563004U true JPH0563004U (ja) | 1993-08-20 |
| JPH0726806Y2 JPH0726806Y2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=11722021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP950292U Expired - Fee Related JPH0726806Y2 (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 電気機器のコイルボビン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0726806Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019201039A (ja) * | 2018-05-14 | 2019-11-21 | 株式会社鷺宮製作所 | 電磁コイルユニット |
| WO2023193668A1 (zh) * | 2022-04-07 | 2023-10-12 | 浙江盾安人工环境股份有限公司 | 接线端子以及电磁线圈 |
-
1992
- 1992-01-30 JP JP950292U patent/JPH0726806Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019201039A (ja) * | 2018-05-14 | 2019-11-21 | 株式会社鷺宮製作所 | 電磁コイルユニット |
| CN110491653A (zh) * | 2018-05-14 | 2019-11-22 | 株式会社鹭宫制作所 | 电磁线圈单元 |
| CN110491653B (zh) * | 2018-05-14 | 2021-09-14 | 株式会社鹭宫制作所 | 电磁线圈单元 |
| WO2023193668A1 (zh) * | 2022-04-07 | 2023-10-12 | 浙江盾安人工环境股份有限公司 | 接线端子以及电磁线圈 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0726806Y2 (ja) | 1995-06-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |