JPH0564150B2 - - Google Patents
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- JPH0564150B2 JPH0564150B2 JP12449484A JP12449484A JPH0564150B2 JP H0564150 B2 JPH0564150 B2 JP H0564150B2 JP 12449484 A JP12449484 A JP 12449484A JP 12449484 A JP12449484 A JP 12449484A JP H0564150 B2 JPH0564150 B2 JP H0564150B2
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- ethyl
- dihydropyridine
- acid
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- Pyridine Compounds (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
本発明は、一般式
「式中、R1およびR5は、同一または異なつて
低級アルキル基を;R2は、ピリジル、イミダゾ
リル、イミダゾピリジルまたはテトラヒドロイミ
ダゾピリジル基を;R3は、ニトロ基で置換され
たフエニル基を;R4は、エステル化されたカル
ボキシル基を;Aは、アルキレンまたはアルキレ
ンオキシアルキレン基を;Xは、酸素または硫黄
原子を;およびnは、4から10の整数を、それぞ
れ示す。」 で表わされる新規な1,4−ジヒドロピリジン誘
導体およびその塩に関する。 〔発明の目的〕 そして、その目的とするところは、血管拡張作
用のみならず血小板凝集抑制作用を有し、血管拡
張剤、降圧剤、抗血栓剤並びに脳および心臓循環
障害治療剤として有用な新規な化合物を提供する
ことにある。 〔従来技術〕 従来、2,6−ジメチル−4−(2−ニトロフ
エニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−
ジカルボン酸−ジメチルエステル(一般名:ニフ
エジピン、米国特許第3644627号)および2,6
−ジメチル−4−(3−ニトロフエニル)−1,4
−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボン酸−3
−〔2−(N−ベンジル−N−メチルアミノ)エチ
ル〕エステル−5−メチルエステル・塩酸塩(一
般名:ニカルジピン、特公昭55−45075号)など
の1,4−ジヒドロピリジン誘導体が脳循環障害
や心臓循環障害の治療剤として有用であることが
知られていた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、これらはいずれも強い血管拡張作用を
有するが、脳および心臓循環障害の一因である血
栓に対する作用は十分なものとはいえなかつた。 〔問題点を解決するための手段〕 かかる状況下において、本発明者らは、従来知
られている1,4−ジヒドロピリジン誘導体のカ
ルボキシル基に、一般式 −A−X−(CH2)o−R2 〔式中、R2,A,Xおよびnは前記した意味
を有する。〕 で表わされる基を導入した化合物、すなわち、一
般式()で表わされる新規な1,4−ジヒドロ
ピリジン誘導体およびその塩が、血管拡張作用の
みならず、優れた血小板凝集抑制作用をも有し、
所期の目的を達成し得ることを見出し、本発明を
完成するに至つた。 以下、本発明化合物について説明する。 なお、本明細書中で、低級アルキル基とは、た
とえば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプ
ロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、
tert−ブチルなどのC1〜4アルキル基を;アリール
基とは、たとえば、フエニル、ナフチルなどの基
を;アルキレン基とは、たとえば、メチレン、エ
チレン、プロピレン、トリメチレン、テトラメチ
レン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、1−メ
チルトリメチレンなどのC1〜6アルキレン基を;ア
ルキレンオキシアルキレン基とは、たとえば、メ
チレンオキシエチレン、エチレンオキシエチレ
ン、プロピレンオキシエチレンなどの鎖中に酸素
原子を有するC1〜6アルキレンオキシC1〜6アルキレ
ン基を;ハロゲン原子とは、たとえば、フツ素原
子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などを意味
する。 R4のエステル化されたカルボキシル基におけ
るエステル形成基としては、当該分野で通常知ら
れているエステル形成基が挙げられ、該エステル
形成基としては、たとえば、低級アルキル基;メ
トキシエチル、メトキシプロピル、エトキシエチ
ル、プロポキシエチル、ブトキシエチルなどの低
級アルコキシ−低級アルキル基;メチルチオエチ
ル、エチルチオエチル、プロピルチオエチル、ブ
チルチオエチルなどの低級アルキルチオ−低級ア
ルキル基;N,N−ジメチルアミノエチル、N,
N−ジエチルアミノエチル、N,N−ジプロピル
アミノエチルなどのN,N−ジ(低級アルキル)
アミノ−低級アルキル基;N−ベンジル−N−メ
チルアミノエチル、N−(4−クロロベンジル)−
N−メチルアミノエチル、N−ベンジル−N−メ
チルアミノプロピルなどのN−アルアルキル−N
−低級アルキルアミノ−低級アルキル基;N−フ
エニル−N−メチルアミノエチルなどのN−アリ
ール−N−低級アルキルアミノ−低級アルキル
基;N,N−ジベンジルアミノエチルなどのN,
N−ジアルアルキルアミノ−低級アルキル基など
の基が挙げられる。 一般式()の1,4−ジヒドロピリジン誘導
体の塩としては、医薬として許容される塩であれ
ばよく、たとえば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リ
ン酸などの鉱酸との塩、ギ酸、酢酸、フマル酸、
マレイン酸、リンゴ酸、酒石酸、アスパラギン酸
などの有機カルボン酸との塩、メタンスルホン
酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、
ヒドロキシベンゼンスルホン酸、ジヒドロキシベ
ンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸などの
スルホン酸との塩などの無機酸および有機酸との
塩が挙げられる。 本発明化合物は光学異性体、幾何異性体および
互変異性体を包含するものであり、さらにすべて
の水和物および結晶形を包含するものである。 本発明の一般式()の1,4−ジヒドロピリ
ジン誘導体またはその塩は、自体公知の方法によ
つて製造することができ、たとえば、つぎに示す
方法によつて製造することができる。 〔式中、R1,R2,R3,R4,R5,A,Xおよび
nは前記した意味を有する。〕 本方法によれば、一般式()、()および
()の化合物を、通常、反応に悪影響を及ぼさ
ない有機溶媒もしくは水の存在下または不存在下
に反応させることにより一般式()の化合物ま
たはその塩が得られる。ここで用いられる有機溶
媒としては、たとえば、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、ブタノール、エチレング
リコール、メチルセロソルブなどのアルコール
類;ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素
類;1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭
化水素類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、
1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類;ア
セトニトリルなどのニトリル類;N,N−ジメチ
ルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド
などのアミド類などが挙げられ、これらの有機溶
媒または水を2種以上混合して使用してもよい。 本反応において、一般式()および()の
化合物の使用量は、一般式()の化合物に対し
それぞれ0.5〜2.0倍モルが好ましい。また、反応
温度は30〜150℃、反応時間は1〜24時間が好ま
しい。 本発明方法の出発物質は、たとえば、つぎに示
す方法または自体公知の方法を組合わせることに
よつて製造される。 (i) 一般式()の化合物の製法 一般式()の化合物は、一般式R5COCH2R4 〔式中、R4およびR5は前記した意味を有する〕
の化合物にアンモニアを、たとえば、ジヤーナ
ル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサエテイー
(J.Am.Chem.Soc.)、第67巻、第1019頁(1945
年)などに記載の条件で反応させることにより得
られる。 (ii) 一般式()の化合物の製法 一般式()の化合物は、たとえば、つぎに示
す方法によつて得られる。 〔式中、R6はハロゲン原子またはアルキルス
ルホニルオキシもしくはアリールスルホニルオキ
シ基を示し、R1,R2,A,Xおよびnは前記し
た意味を有する。〕 一般式()の化合物は、一般式()の化合
物またはその塩と一般式()の化合物を、たと
えば、シンセテイツク・オーガニツク・ケミスト
リー(Synthetic Organic Chemistry)、ジヨ
ン・ウイリー・アンド・サンズ(John Wiley
& Sons)第6章、第226〜229頁(1961年)に
記載された条件で反応させることにより得られ
る。 一般式()の化合物の塩としては、一般式
()の塩として挙げられた塩と同様の塩が挙げ
られ、この塩は、自体公知の方法によつて製造す
ることができる。 かくして得られた一般式()の化合物にジケ
テンを、たとえば、ジヤーナル・オブ・ケミカ
ル・ソサエテイー(J.Chem.Soc.)、第97巻、第
1987頁(1910年)などに記載された条件で反応さ
せることにより一般式()の化合物は製造され
る。 かくして得られた一般式()の化合物は、抽
出、晶出、カラムクロマトグラフイーなどの通常
の方法によつて単離精製することができ、また一
般式()の化合物の塩は、自体公知の方法によ
つて得られる。 〔発明の効果〕 つぎに、本発明の代表的化合物の薬理作用につ
いて述べる。 被検物質 1 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔4−(イミダゾール−
1−イル)ブチルオキシ〕エチル〕エステル−
5−エチルエステル 2 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔7−(イミダゾール−
1−イル)ヘプチルオキシ〕エチル〕エステル
−5−エチルエステル 3 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔9−(イミダゾール−
1−イル)ノニルオキシ〕エチル〕エステル−
5−エチルエステル 4 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔9−(イミダゾール−
1−イル)ノニルチオ〕エチル〕エステル−5
−エチルエステル 5 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔6−(イミダゾ〔1,
5−a〕ピリジン−5−イル)ヘキシルオキ
シ〕エチル〕エステル−5−エチルエステル 6 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔6−(5,6,7,8
−テトラヒドロイミダゾ〔1,5−a〕ピリジ
ン−5−イル)ヘキシルオキシ〕エチル〕エス
テル−5−エチルエステル 7 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔2−〔4−(イミダゾー
ル−1−イル)ブチルオキシ〕エチルオキシ〕
エチル〕エステル−5−エチルエステル 8 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔2−〔5−(ピリジン−
3−イル)ペンチルオキシ〕エチルオキシ〕エ
チル〕エステル−5−エチルエステル 9 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔9−(ピリジン−3−
イル)ノニルオキシ〕エチル〕エステル−5−
エチルエステル ニカルジピン:2,6−ジメチル−4−(3−
ニトロフエニル)−1,4−ジヒドロピリジン
−3,5−ジカルボン酸−3−〔2−(N−ベン
ジル−N−メチルアミノ)エチル〕エステル−
5−メチルエステル・塩酸塩 OKY−1581:(E)−3−〔4−(ピリジン−3
−イルメチル)フエニル〕−2−メチルプロペ
ン酸ナトリウム 1 冠血管拡張作用 モツモツト〔ハートレー(Hartley)系、雄、
500〜700g、一群3匹〕の心臓を摘出して、ラン
ゲンドルフ(Langendorff)の灌流装置に取り付
けた。約0.5%脱フイブリン血を添加し、95%O2
および5%CO2から成る混合ガスを通気したクレ
ブス・ビカーボネート(Krebs bicarbonate)液
を灌流させ、被検物質をジメチルスルホキシドお
よびポリオキシエチル脂肪酸グリセライド〔商品
名:クレモフオール・イーエル(Cremophor・
EL)、シグマ社製〕の各10%(容量)含有水溶液
で1mg/ml濃度に調製し、生理食塩水で目的濃度
に稀釈して、大動脈に逆行性に挿入したカニユー
レ直前のゴム管より0.1ml容量で投与した。拡張
作用は、大動脈から冠血管を灌流して流出する液
量を滴数計(万能滴数計:夏目製作所製)で測定
し、被検物質を添加する前に比して流量が50%増
加する用量をED50値として求めた。その結果を
表−1に示す。
低級アルキル基を;R2は、ピリジル、イミダゾ
リル、イミダゾピリジルまたはテトラヒドロイミ
ダゾピリジル基を;R3は、ニトロ基で置換され
たフエニル基を;R4は、エステル化されたカル
ボキシル基を;Aは、アルキレンまたはアルキレ
ンオキシアルキレン基を;Xは、酸素または硫黄
原子を;およびnは、4から10の整数を、それぞ
れ示す。」 で表わされる新規な1,4−ジヒドロピリジン誘
導体およびその塩に関する。 〔発明の目的〕 そして、その目的とするところは、血管拡張作
用のみならず血小板凝集抑制作用を有し、血管拡
張剤、降圧剤、抗血栓剤並びに脳および心臓循環
障害治療剤として有用な新規な化合物を提供する
ことにある。 〔従来技術〕 従来、2,6−ジメチル−4−(2−ニトロフ
エニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−
ジカルボン酸−ジメチルエステル(一般名:ニフ
エジピン、米国特許第3644627号)および2,6
−ジメチル−4−(3−ニトロフエニル)−1,4
−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボン酸−3
−〔2−(N−ベンジル−N−メチルアミノ)エチ
ル〕エステル−5−メチルエステル・塩酸塩(一
般名:ニカルジピン、特公昭55−45075号)など
の1,4−ジヒドロピリジン誘導体が脳循環障害
や心臓循環障害の治療剤として有用であることが
知られていた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、これらはいずれも強い血管拡張作用を
有するが、脳および心臓循環障害の一因である血
栓に対する作用は十分なものとはいえなかつた。 〔問題点を解決するための手段〕 かかる状況下において、本発明者らは、従来知
られている1,4−ジヒドロピリジン誘導体のカ
ルボキシル基に、一般式 −A−X−(CH2)o−R2 〔式中、R2,A,Xおよびnは前記した意味
を有する。〕 で表わされる基を導入した化合物、すなわち、一
般式()で表わされる新規な1,4−ジヒドロ
ピリジン誘導体およびその塩が、血管拡張作用の
みならず、優れた血小板凝集抑制作用をも有し、
所期の目的を達成し得ることを見出し、本発明を
完成するに至つた。 以下、本発明化合物について説明する。 なお、本明細書中で、低級アルキル基とは、た
とえば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプ
ロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、
tert−ブチルなどのC1〜4アルキル基を;アリール
基とは、たとえば、フエニル、ナフチルなどの基
を;アルキレン基とは、たとえば、メチレン、エ
チレン、プロピレン、トリメチレン、テトラメチ
レン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、1−メ
チルトリメチレンなどのC1〜6アルキレン基を;ア
ルキレンオキシアルキレン基とは、たとえば、メ
チレンオキシエチレン、エチレンオキシエチレ
ン、プロピレンオキシエチレンなどの鎖中に酸素
原子を有するC1〜6アルキレンオキシC1〜6アルキレ
ン基を;ハロゲン原子とは、たとえば、フツ素原
子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などを意味
する。 R4のエステル化されたカルボキシル基におけ
るエステル形成基としては、当該分野で通常知ら
れているエステル形成基が挙げられ、該エステル
形成基としては、たとえば、低級アルキル基;メ
トキシエチル、メトキシプロピル、エトキシエチ
ル、プロポキシエチル、ブトキシエチルなどの低
級アルコキシ−低級アルキル基;メチルチオエチ
ル、エチルチオエチル、プロピルチオエチル、ブ
チルチオエチルなどの低級アルキルチオ−低級ア
ルキル基;N,N−ジメチルアミノエチル、N,
N−ジエチルアミノエチル、N,N−ジプロピル
アミノエチルなどのN,N−ジ(低級アルキル)
アミノ−低級アルキル基;N−ベンジル−N−メ
チルアミノエチル、N−(4−クロロベンジル)−
N−メチルアミノエチル、N−ベンジル−N−メ
チルアミノプロピルなどのN−アルアルキル−N
−低級アルキルアミノ−低級アルキル基;N−フ
エニル−N−メチルアミノエチルなどのN−アリ
ール−N−低級アルキルアミノ−低級アルキル
基;N,N−ジベンジルアミノエチルなどのN,
N−ジアルアルキルアミノ−低級アルキル基など
の基が挙げられる。 一般式()の1,4−ジヒドロピリジン誘導
体の塩としては、医薬として許容される塩であれ
ばよく、たとえば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リ
ン酸などの鉱酸との塩、ギ酸、酢酸、フマル酸、
マレイン酸、リンゴ酸、酒石酸、アスパラギン酸
などの有機カルボン酸との塩、メタンスルホン
酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、
ヒドロキシベンゼンスルホン酸、ジヒドロキシベ
ンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸などの
スルホン酸との塩などの無機酸および有機酸との
塩が挙げられる。 本発明化合物は光学異性体、幾何異性体および
互変異性体を包含するものであり、さらにすべて
の水和物および結晶形を包含するものである。 本発明の一般式()の1,4−ジヒドロピリ
ジン誘導体またはその塩は、自体公知の方法によ
つて製造することができ、たとえば、つぎに示す
方法によつて製造することができる。 〔式中、R1,R2,R3,R4,R5,A,Xおよび
nは前記した意味を有する。〕 本方法によれば、一般式()、()および
()の化合物を、通常、反応に悪影響を及ぼさ
ない有機溶媒もしくは水の存在下または不存在下
に反応させることにより一般式()の化合物ま
たはその塩が得られる。ここで用いられる有機溶
媒としては、たとえば、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、ブタノール、エチレング
リコール、メチルセロソルブなどのアルコール
類;ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素
類;1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭
化水素類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、
1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類;ア
セトニトリルなどのニトリル類;N,N−ジメチ
ルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド
などのアミド類などが挙げられ、これらの有機溶
媒または水を2種以上混合して使用してもよい。 本反応において、一般式()および()の
化合物の使用量は、一般式()の化合物に対し
それぞれ0.5〜2.0倍モルが好ましい。また、反応
温度は30〜150℃、反応時間は1〜24時間が好ま
しい。 本発明方法の出発物質は、たとえば、つぎに示
す方法または自体公知の方法を組合わせることに
よつて製造される。 (i) 一般式()の化合物の製法 一般式()の化合物は、一般式R5COCH2R4 〔式中、R4およびR5は前記した意味を有する〕
の化合物にアンモニアを、たとえば、ジヤーナ
ル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサエテイー
(J.Am.Chem.Soc.)、第67巻、第1019頁(1945
年)などに記載の条件で反応させることにより得
られる。 (ii) 一般式()の化合物の製法 一般式()の化合物は、たとえば、つぎに示
す方法によつて得られる。 〔式中、R6はハロゲン原子またはアルキルス
ルホニルオキシもしくはアリールスルホニルオキ
シ基を示し、R1,R2,A,Xおよびnは前記し
た意味を有する。〕 一般式()の化合物は、一般式()の化合
物またはその塩と一般式()の化合物を、たと
えば、シンセテイツク・オーガニツク・ケミスト
リー(Synthetic Organic Chemistry)、ジヨ
ン・ウイリー・アンド・サンズ(John Wiley
& Sons)第6章、第226〜229頁(1961年)に
記載された条件で反応させることにより得られ
る。 一般式()の化合物の塩としては、一般式
()の塩として挙げられた塩と同様の塩が挙げ
られ、この塩は、自体公知の方法によつて製造す
ることができる。 かくして得られた一般式()の化合物にジケ
テンを、たとえば、ジヤーナル・オブ・ケミカ
ル・ソサエテイー(J.Chem.Soc.)、第97巻、第
1987頁(1910年)などに記載された条件で反応さ
せることにより一般式()の化合物は製造され
る。 かくして得られた一般式()の化合物は、抽
出、晶出、カラムクロマトグラフイーなどの通常
の方法によつて単離精製することができ、また一
般式()の化合物の塩は、自体公知の方法によ
つて得られる。 〔発明の効果〕 つぎに、本発明の代表的化合物の薬理作用につ
いて述べる。 被検物質 1 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔4−(イミダゾール−
1−イル)ブチルオキシ〕エチル〕エステル−
5−エチルエステル 2 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔7−(イミダゾール−
1−イル)ヘプチルオキシ〕エチル〕エステル
−5−エチルエステル 3 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔9−(イミダゾール−
1−イル)ノニルオキシ〕エチル〕エステル−
5−エチルエステル 4 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔9−(イミダゾール−
1−イル)ノニルチオ〕エチル〕エステル−5
−エチルエステル 5 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔6−(イミダゾ〔1,
5−a〕ピリジン−5−イル)ヘキシルオキ
シ〕エチル〕エステル−5−エチルエステル 6 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔6−(5,6,7,8
−テトラヒドロイミダゾ〔1,5−a〕ピリジ
ン−5−イル)ヘキシルオキシ〕エチル〕エス
テル−5−エチルエステル 7 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔2−〔4−(イミダゾー
ル−1−イル)ブチルオキシ〕エチルオキシ〕
エチル〕エステル−5−エチルエステル 8 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔2−〔5−(ピリジン−
3−イル)ペンチルオキシ〕エチルオキシ〕エ
チル〕エステル−5−エチルエステル 9 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔9−(ピリジン−3−
イル)ノニルオキシ〕エチル〕エステル−5−
エチルエステル ニカルジピン:2,6−ジメチル−4−(3−
ニトロフエニル)−1,4−ジヒドロピリジン
−3,5−ジカルボン酸−3−〔2−(N−ベン
ジル−N−メチルアミノ)エチル〕エステル−
5−メチルエステル・塩酸塩 OKY−1581:(E)−3−〔4−(ピリジン−3
−イルメチル)フエニル〕−2−メチルプロペ
ン酸ナトリウム 1 冠血管拡張作用 モツモツト〔ハートレー(Hartley)系、雄、
500〜700g、一群3匹〕の心臓を摘出して、ラン
ゲンドルフ(Langendorff)の灌流装置に取り付
けた。約0.5%脱フイブリン血を添加し、95%O2
および5%CO2から成る混合ガスを通気したクレ
ブス・ビカーボネート(Krebs bicarbonate)液
を灌流させ、被検物質をジメチルスルホキシドお
よびポリオキシエチル脂肪酸グリセライド〔商品
名:クレモフオール・イーエル(Cremophor・
EL)、シグマ社製〕の各10%(容量)含有水溶液
で1mg/ml濃度に調製し、生理食塩水で目的濃度
に稀釈して、大動脈に逆行性に挿入したカニユー
レ直前のゴム管より0.1ml容量で投与した。拡張
作用は、大動脈から冠血管を灌流して流出する液
量を滴数計(万能滴数計:夏目製作所製)で測定
し、被検物質を添加する前に比して流量が50%増
加する用量をED50値として求めた。その結果を
表−1に示す。
【表】
2 椎骨動脈血流量増加作用
ペントバルビタールナトリウム(30mg/Kg,i.
v.)で麻酔したイヌ(雑種、12〜20Kg、一群2〜
3頭)の椎骨動脈血流量を電磁血流計(日本光電
工業、MFV−2100)で測定した。被検物質を1
と同様に調製し、静脈より投与した。塩酸パパベ
リン1mg/Kg(i.v.)と同じ活性を示す被検物質
の用量を求め、塩酸パパベリンの用量(1mg/
Kg)との比を算出し、効力比として表わした。 その結果を表−2に示す。
v.)で麻酔したイヌ(雑種、12〜20Kg、一群2〜
3頭)の椎骨動脈血流量を電磁血流計(日本光電
工業、MFV−2100)で測定した。被検物質を1
と同様に調製し、静脈より投与した。塩酸パパベ
リン1mg/Kg(i.v.)と同じ活性を示す被検物質
の用量を求め、塩酸パパベリンの用量(1mg/
Kg)との比を算出し、効力比として表わした。 その結果を表−2に示す。
【表】
3 トロンボキサン合成酵素阻害作用
一夜絶食させたラツト(ウイスター系、雄、
300〜350g、一群4匹)に被検物質溶液〔ジメチ
ルスルホキシドおよびクレモフオール・イーエル
(Cremophor・EL)の各10%(容量)含有水溶
液で5mg/ml濃度に調製し、ついで、水で目的濃
度に稀釈したもの〕を経口投与し、1時間後に腹
部大動脈からクエン酸採血する。1×109/mlの
多血小板血漿(PRP)2mlを37℃で2分間プレ
インキユベーシヨンする。ついで、10mMアラキ
ドン酸ナトリウム0.1mlを加え、6分間反応させ
た後、インドメタシンを加えて反応を停止させ
る。反応液を除蛋白処理し、TBA(チオバルビツ
ール酸)試薬と反応させた後、n−ブタノール3
mlで抽出する。この抽出液を比色定量(λ=
532nm)してマロンジアルデヒド(MDA)産生
量を測定する。同一個体から得た乏血小板血漿
(PPP)についても同様に操作してMDA産生量
を測定し、その差をMDA値とする。コントロー
ル群のMDA値と比較し、被検物質によるMDA
産生抑制率(%)を求めた。 その結果を表−3に示す。
300〜350g、一群4匹)に被検物質溶液〔ジメチ
ルスルホキシドおよびクレモフオール・イーエル
(Cremophor・EL)の各10%(容量)含有水溶
液で5mg/ml濃度に調製し、ついで、水で目的濃
度に稀釈したもの〕を経口投与し、1時間後に腹
部大動脈からクエン酸採血する。1×109/mlの
多血小板血漿(PRP)2mlを37℃で2分間プレ
インキユベーシヨンする。ついで、10mMアラキ
ドン酸ナトリウム0.1mlを加え、6分間反応させ
た後、インドメタシンを加えて反応を停止させ
る。反応液を除蛋白処理し、TBA(チオバルビツ
ール酸)試薬と反応させた後、n−ブタノール3
mlで抽出する。この抽出液を比色定量(λ=
532nm)してマロンジアルデヒド(MDA)産生
量を測定する。同一個体から得た乏血小板血漿
(PPP)についても同様に操作してMDA産生量
を測定し、その差をMDA値とする。コントロー
ル群のMDA値と比較し、被検物質によるMDA
産生抑制率(%)を求めた。 その結果を表−3に示す。
【表】
4 抗血栓作用(マウス肺梗塞モデルに対する作
用) ジー・デイミン(G.Diminno)およびエム・ジ
エイ・シルバー(M.J.Silver)の方法[ジヤーナ
ル・オブ・フアーマコロジー・エクスペリメンタ
ル・セラピー(J.Pharmacol.Exp.Therap.)、第
225巻(第1号)第57〜60頁(1983年)]に準じて
行つた。すなわち、マウス(ICR系、雄、4週
令)に3と同様に調製した被検物質溶液を経口投
与し、1時間後にコラーゲン(150μg/ml)、エ
ピネフリン(100μM)の混液0.1mlを静脈内投与
し、死亡および10分以上の麻痺例の出現予防効果
を調べた。 その結果を表−4に示す。
用) ジー・デイミン(G.Diminno)およびエム・ジ
エイ・シルバー(M.J.Silver)の方法[ジヤーナ
ル・オブ・フアーマコロジー・エクスペリメンタ
ル・セラピー(J.Pharmacol.Exp.Therap.)、第
225巻(第1号)第57〜60頁(1983年)]に準じて
行つた。すなわち、マウス(ICR系、雄、4週
令)に3と同様に調製した被検物質溶液を経口投
与し、1時間後にコラーゲン(150μg/ml)、エ
ピネフリン(100μM)の混液0.1mlを静脈内投与
し、死亡および10分以上の麻痺例の出現予防効果
を調べた。 その結果を表−4に示す。
【表】
【表】
5 急性毒性
マウス(ICR系、雄、4週令、一群5匹)にお
ける被検物質3,4,5および9の静脈内投与に
よるLD50値は30mg/Kg以上であつた。 以上の結果から、本発明化合物は優れた血管拡
張作用およびトロンボキサン合成酵素阻害作用に
もとずく血小板凝集抑制作用すなわち抗血栓作用
を有し、しかも低毒性であることが容易に理解で
きる。 従つて本発明化合物は、血管拡張剤、降圧剤、
抗血栓剤、脳および心臓循環障害治療剤などとし
て有用な化合物である。 本発明化合物を医薬として用いる場合、それ自
体または医薬上許容され得る賦形剤、担体、稀釈
剤などの添加剤を適宜混合し、錠剤、カプセル
剤、顆粒剤、粉末または注射剤などの形態で経口
的または非経口的に投与できる。投与量は経口投
与の場合、通常成人1日当り10〜600mg程度で、
これを1回または数回に分けて投与されるが、年
令、体重および症状に応じて適宜選択される。 以下本発明をさらに詳細に説明するために、参
考例、実施例および製剤例を挙げるが、本発明は
これらに限定されるものではない。 参考例 1 9−(イミダゾール−1−イル)ノニルアルコ
ール0.50gを塩化メチレン5mlに溶解させ、氷冷
下で塩化チオニル0.52mlを加えて加熱還流下で1
時間反応させる。減圧下に溶媒および過剰の塩化
チオニルを留去し、得られた残留物を酢酸エチル
20mlおよび水20mlの混合溶媒に溶解させ、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液でPH7.5に調製する。有
機層を分取し、水20mlおよび飽和食塩水10mlで順
次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、
減圧下に溶媒を留去すれば、粗9−(イミダゾー
ル−1−イル)ノニルクロリド・塩酸塩を得る。
この化合物と2−メルカプトエタノール0.31mlお
よび水酸化ナトリウム0.18gをエタノール4mlに
溶解させ、室温で30分、ついで50℃で1時間反応
させる。ついで、減圧下に溶媒を留去し、得られ
た残留物を酢酸エチル20mlおよび水20mlの混合溶
媒に溶解させる。有機層を分取し、水20mlおよび
飽和食塩水10mlで順次洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得られ
た残留物をエタノールおよびジエチルエーテルの
混合溶媒で結晶化させれば、融点48〜50℃を示す
無色針状晶の2−〔9−(イミダゾール−1−イ
ル)ノニルチオ〕エタノール0.42g(収率、70.0
%)を得る。 IR(KBr)cm-1:3150 NMR(CDCl3)δ値: 1.05〜2.00(14H,m)、 2.55(2H,t,J=7Hz)、 2.74(2H,t,J=6.5Hz)、 3.78(2H,t,J=6.5Hz)、 3.97(2H,t,J=6.5Hz)、 4.20(1H,s)、 7.00(1H,bs)、 7.12(1H,bs)、 7.57(1H,bs) 参考例 2 (1) 金属ナトリウム0.28gをエチレングリコール
5.0mlに溶解させ、室温で9−(ピリジン−3−
イル)ノニルクロリド・塩酸塩0.69gおよびジ
メチルスルホキシド2.2mlの混合液を滴下し、
110℃で1時間反応させる。ついで、氷冷下で
水50mlを加え、2N−塩酸でPH7に調整した後、
トルエン20mlで抽出する。抽出液を水30mlおよ
び飽和食塩水20mlで順次洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去
し、得られた残留物をカラムクロマトグラフイ
ー〔和光シリカゲルC−200、溶出溶媒;トル
エン:酢酸エチル(容量比5:1)〕で精製す
れば、無色油状の2−〔9−ピリジン−3−イ
ル)ノニルオキシ〕エタノール0.46g(収率
60.5%)を得る。 IR(フイルム)cm-1:3350 NMR(CDCl3)δ値: 1.05〜1.82(14H,m)、 2.60(2H,t,J=7Hz)、 3.35〜3.86(7H,m)、 7.03〜7.62(2H,m)、 8.26〜8.63(2H,m) 同様にして、つぎの化合物を得た。 Γ 2−〔9−(イミダゾール−1−イル)ノニル
オキシ〕エタノール(無色油状) IR(フイルム)cm-1:3420〜3200 NMR(CDCl3)δ値: 0.75〜2.10(14H,m)、 3.25〜4.13(8H,m)、 4.22(1H,s)、 6.98(1H,bs)、 7.09(1H,bs)、 7.53(1H,s) Γ 2−〔7−(イミダゾール−1−イル)ヘブチ
ルオキシ〕エタノール(無色油状) IR(フイルム)cm-1:3375 Γ 2−〔4−(イミダゾール−1−イル)ブチル
オキシ〕エタノール(無色油状) IR(フイルム)cm-1:3400〜3300 Γ 2−〔6−(イミダゾー〔1,5−a〕ピリジ
ン−5−イル)ヘキシルオキシ〕エタノール
(淡褐色結晶) 融点:67℃ IR(KBr)cm-1:3150 NMR(CDCl3)δ値: 1.02〜2.15(8H,m)、 2.55〜3.05(2H,m)、 3.15〜3.85(7H,m)、 6.15〜6.85(2H,m)、 7.15〜7.45(2H,m)、 8.05(1H,s) (2) エチレングリコールの代りにトリメチレング
リコールまたはジエチレングリコールを用いて
(1)と同様に反応させ、つぎの化合物を得た。 Γ 3−〔9−(イミダゾール−1−イル)ノニル
オキシ〕プロパノール(無色油状) IR(フイルム)cm-1:3400〜3290 Γ 2−〔2−〔4−(イミダゾール−1−イル)
ブチルオキシ〕エチルオキシ〕エタノール(無
色油状) IR(フイルム)cm-1:3375 NMR(CDCl3)δ値: 1.23〜2.22(4H,m)、 3.18〜4.25(12H,m)、 4.53(1H,s)、 7.07(1H,bs)、 7.15(1H,bs)、 7.68(1H,s) Γ 2−〔2−〔5−(ピリジン−3−イル)ペン
チルオキシ〕エチルオキシ〕エタノール(無色
油状) IR(フイルム)cm-1:3350 参考例 3 2−〔6−(インダゾ〔1,5−a〕ピリジン−
5−イル)ヘキシルオキシ〕エタノール0.44gを
エタノール20mlおよび濃塩酸5mlの混合液に溶解
させ、これに10%パラジウム炭素0.70gを加えて
水素雰囲気下(5気圧)に室温で8時間攪拌させ
る。反応液を過し、減圧下に液を濃縮すれ
ば、2−〔6−(5,6,7,8−テトラヒドロイ
ミダゾ〔1,5−a〕ピリジン−5−イル)ヘキ
シルオキシ〕エタノール・塩酸塩〔無色油状、
IR(フイルム)cm-1:3400〕を得る。この化合物
をクロロホルム10mlに溶解させ、室温でアンモニ
アガスを20分間導入する。析出した塩化アンモニ
アを去し、減圧下に溶媒を留去する。残留物を
無水テトラヒドロフラン5mlに溶解させ、これに
トリエチルアミン1滴を加えた後、ジケテン0.11
mlおよび無水テトラヒドロフラン1mlの混合液を
加熱還流下で滴下し、同温度で1時間反応させ
る。ついで、減圧下に溶媒を留去し、得られた残
留物をカラムクロマトグラフイー〔和光シリカゲ
ルC−200、溶出溶媒;クロロホルム:エタノー
ル(容量比30:1)〕で精製すれば、無色油状の
アセト酢酸−2−〔6−(5,6,7,8−テトラ
ヒドロイミダゾ〔1,5−a〕ピリジン−5−イ
ル)ヘキシルオキシ〕エチルエステル0.39g(収
率66.5%)を得る。 IR(フイルム)cm-1:1740,1720 NMR(CDCl3)δ値: 1.15〜2.15(14H,m)、 2.24(3H,s)、 2.55〜2.90(2H,m)、 3.25〜3.75(6H,m)、 3.84〜4.40(3H,m)、 6.62(1H,s)、 7.38(1H,s) 実施例 1 (1) 2−〔9−(ピリジン−3−イル)ノニルオキ
シ〕エタノール0.56gを無水テトラヒドロフラ
ン8mlに溶解させ、トリエチルアミン1滴を加
える。この溶液にジケテン0.20mlおよび無水テ
トラヒドロフラン2mlの混合液を加熱還流下で
1時間を要して滴下し、同温度で1時間反応さ
せる。ついで、減圧下に溶媒を留去し、残留物
をカラムクロマトグラフイー〔和光シリカゲル
C−200、溶出溶媒;トルエン:酢酸エチル
(容量比5:1)〕で精製すれば、無色油状のア
セト酢酸−2−〔9−(ピリジン−3−イル)ノ
ニルオキシ〕エチルエステル0.71g(収率95.9
%)を得る。 IR(フイルム)cm-1:1745,1720 NMR(CCl4)δ値: 1.05〜1.85(14H,m)、 2.22(3H,s)、 2.62(2H,t,J=7Hz)、 3.20〜3.70(6H,m)、 4.10〜4.35(2H,m)、 7.06〜7.58(2H,m)、 8.25〜8.53(2H,m) (2) アセト酢酸−2−〔9−(ピリジン−3−イ
ル)ノニルオキシ〕エチルエステル0.71g、3
−アミノクロトン酸エチルエステル0.34gおよ
び3−ニトロベンズアルデヒド0.29gをエタノ
ール8mlに溶解させ、加熱還流下で10時間反応
させる。ついで、減圧下に溶媒を留去し、得ら
れた残留物をカラムクロマトグラフイー〔和光
シリカゲルC−200、溶出溶媒;トルエン:酢
酸エチル(容量比5:1)〕で精製すれば、黄
色油状の2,6−ジメチル−4−(3−ニトロ
フエニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,
5−ジカルボン酸−3−〔2−〔9−(ピリジン
−3−イル)ノニルオキシ〕エチル〕エステル
−5−エチルエステル0.91g(収率75.8%)を
得る。 IR(KBr)cm-1:3330,1700,1530,1345 NMR(CDCl3)δ値: 1.05〜1.85(17H,m)、 2.39(6H,s)、 2.65(2H,t,J=7.5Hz)、 3.28〜3.73(4H,m)、 3.85〜4.37(4H,m)、 5.18(1H,s)、 7.10〜8.30(7H,m)、 8.35〜8.61(2H,m) 同様にして、つぎの化合物を得る。 Γ 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔9−(イミダゾール−
1−イル)ノニルオキシ〕エチル〕エステル−
5−エチルエステル(黄色油状) IR(フイルム)cm-1:1710,1675,1535,1350 NMR(CDCl3)δ値: 0.83〜2.03(17H,m)、 2.37(6H,s)、 3.20〜3.70(4H,m)、 3.78〜4.34(6H,m)、 5.13(1H,s)、 6.92(1H,bs)、 7.05(1H,bs)、 7.14〜8.28(6H,m) 塩酸塩:黄色結晶(再結晶溶媒;エタノールお
よび酢酸エチルの混合溶媒) 融点 143〜144℃ Γ 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔3−〔9−(イミダゾール−
1−イル)ノニルオキシ〕プロピル〕エステル
−5−エチルエステル(黄色油状) IR(フイルム)cm-1:1690,1525,1350 NMR(CDCl3)δ値: 0.70〜2.15(19H,m)、 2.45(6H,s)、 3.08〜3.59(4H,m)、 3.70〜4.60(6H,m)、 5.10(1H,s)、 7.20〜8.40(8H,m) 塩酸塩:黄色結晶(再結晶溶媒;エタノールお
よび酢酸エチルの混合溶媒) 融点 114〜115℃ Γ 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔7−(イミダゾール−
1−イル)ヘブチルオキシ〕エチル〕エステル
−5−エチルエステル(黄色油状) IR(フイルム)cm-1:1705,1675,1615,
1530,1350 NMR(CDCl3)δ値: 0.96〜2.04(13H,m)、 2.29(3H,s)、 2.39(3H,s)、 3.26〜3.70(4H,m)、 3.77〜4.34(6H,m)、 5.15(1H,s)、 6.98(1H,bs)、 7.11(1H,bs)、 7.24〜8.29(6H,m) 塩酸塩:黄色結晶(再結晶溶媒;エタノールお
よび酢酸エチルの混合溶媒) 融点 140〜145℃ Γ 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔4−(イミダゾール−
1−イル)ブチルオキシ〕エチル〕エステル−
5−エチルエステル 黄色結晶(再結晶溶媒;アセトニトリル) 融点 152〜153℃ IR(KBr)cm-1:1690,1630,1350 NMR(CDCl3)δ値: 1.26(3H,t,J=7Hz)、 1.44〜2.10(4H,m)、 2.42(6H,s)、 3.39〜3.80(4H,m)、 3.90〜4.40(6H,m)、 5.22(1H,s)、 6.99〜8.34(8H,m) Γ 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔2−〔5−(ピリジン−
3−イル)ベンチルオキシ〕エチルオキシ〕エ
チル〕エステル−5−エチルエステル(黄色油
状) IR(フイルム)cm-1:3310,1690,1520,1345 NMR(CDCl3)δ値: 1.05〜1.85(9H,m)、 2.35(6H,s)、 2.68(3H,t,J=7Hz)、 3.30〜3.82(8H,m)、 3.88〜4.37(4H,m)、 5.16(1H,s)、 7.07〜8.57(9H,m) Γ 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔2−〔4−(イミダゾー
ル−1−イル)ブチルオキシ〕エチルオキシ〕
エチル〕エステル−5−エチルエステル(黄色
油状) IR(フイルム)cm-1:1690,1525,1350 NMR(CDCl3)δ値: 1.23(t,J=7Hz) 0.93〜2.10(m)(7H)、 2.33(3H,s)、 2.42(3H,s)、 3.35〜3.85(8H,m)、 3.90〜4.39(6H,m)、 5.18(1H,s)、 6.97〜8.32(8H,m) Γ 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔9−(イミダゾール−
1−イル)ノニルチオ〕エチル〕エステル−5
−エチルエステル(黄色粉末) IR(KBr)cm-1:3320,1690,1525,1345 NMR(CDCl3)δ値: 1.00〜1.98(17H,m)、 2.39(s) 2.15〜2.96(m)(10H)、 3.80〜4.40(6H,m)、 5.16(1H,s)、 6.90〜8.30(8H,m) 塩酸塩:黄色結晶(再結晶溶媒;エタノールお
よびジエチルエーテルの混合溶媒) 融点 118〜120℃ Γ 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔6−(イミダゾ〔1,
5−a〕ピリジン−5−イル)ヘキシルオキ
シ〕エチル〕エステル−5−エチルエステル
(黄色油状) IR(フイルム)cm-1:1690,1640,1620,
1520,1350 NMR(CDCl3)δ値: 1.20(3H,t,J=7Hz)、 1.2〜2.05(8H,m)、 2.36(6H,s)、 2.65〜3.05(2H,m)、 3.16〜3.70(4H,m)、 3.80〜4.32(4H,m)、 5.10(1H,s)、 6.36(1H,d,J=6Hz)、 6.70(1H,q,J=9Hz,6Hz)、 7.0〜8.15(8H,m) Γ 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔6−(5,6,7,8
−テトラヒドロイミダゾ〔1,5−a〕ピリジ
ン−5−イル)ヘキシルオキシ〕エチル〕エス
テル−5−エチルエステル(黄色油状) IR(フイルム)cm-1:1740,1690,1630,
1525,1350 NMR(CDCl3)δ値: 1.08〜2.28(17H,m)、 2.38(3H,s)、 2.42(3H,s)、 2.60〜3.0(2H,m)、 3.28〜3.78(4H,m)、 3.80〜4.40(5H,m)、 5.16(1H,s)、 6.75(1H,s)、 7.10〜8.30(6H,m) 製剤例 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニル)
−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボ
ン酸−3−〔2−〔9−(イミダゾール−1−イル)
ノニルオキシ〕エチル〕エステル−5−エチルエ
ステル25mgを含有する錠剤を、下記添加剤を用い
て、自体公知の方法で調製する。 1000錠について: 上記化合物 25g セルロース 70g ラクトース 78g トウモロコシ澱粉 70g ステアリン酸マグネシウム 2g 水 適量
ける被検物質3,4,5および9の静脈内投与に
よるLD50値は30mg/Kg以上であつた。 以上の結果から、本発明化合物は優れた血管拡
張作用およびトロンボキサン合成酵素阻害作用に
もとずく血小板凝集抑制作用すなわち抗血栓作用
を有し、しかも低毒性であることが容易に理解で
きる。 従つて本発明化合物は、血管拡張剤、降圧剤、
抗血栓剤、脳および心臓循環障害治療剤などとし
て有用な化合物である。 本発明化合物を医薬として用いる場合、それ自
体または医薬上許容され得る賦形剤、担体、稀釈
剤などの添加剤を適宜混合し、錠剤、カプセル
剤、顆粒剤、粉末または注射剤などの形態で経口
的または非経口的に投与できる。投与量は経口投
与の場合、通常成人1日当り10〜600mg程度で、
これを1回または数回に分けて投与されるが、年
令、体重および症状に応じて適宜選択される。 以下本発明をさらに詳細に説明するために、参
考例、実施例および製剤例を挙げるが、本発明は
これらに限定されるものではない。 参考例 1 9−(イミダゾール−1−イル)ノニルアルコ
ール0.50gを塩化メチレン5mlに溶解させ、氷冷
下で塩化チオニル0.52mlを加えて加熱還流下で1
時間反応させる。減圧下に溶媒および過剰の塩化
チオニルを留去し、得られた残留物を酢酸エチル
20mlおよび水20mlの混合溶媒に溶解させ、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液でPH7.5に調製する。有
機層を分取し、水20mlおよび飽和食塩水10mlで順
次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、
減圧下に溶媒を留去すれば、粗9−(イミダゾー
ル−1−イル)ノニルクロリド・塩酸塩を得る。
この化合物と2−メルカプトエタノール0.31mlお
よび水酸化ナトリウム0.18gをエタノール4mlに
溶解させ、室温で30分、ついで50℃で1時間反応
させる。ついで、減圧下に溶媒を留去し、得られ
た残留物を酢酸エチル20mlおよび水20mlの混合溶
媒に溶解させる。有機層を分取し、水20mlおよび
飽和食塩水10mlで順次洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得られ
た残留物をエタノールおよびジエチルエーテルの
混合溶媒で結晶化させれば、融点48〜50℃を示す
無色針状晶の2−〔9−(イミダゾール−1−イ
ル)ノニルチオ〕エタノール0.42g(収率、70.0
%)を得る。 IR(KBr)cm-1:3150 NMR(CDCl3)δ値: 1.05〜2.00(14H,m)、 2.55(2H,t,J=7Hz)、 2.74(2H,t,J=6.5Hz)、 3.78(2H,t,J=6.5Hz)、 3.97(2H,t,J=6.5Hz)、 4.20(1H,s)、 7.00(1H,bs)、 7.12(1H,bs)、 7.57(1H,bs) 参考例 2 (1) 金属ナトリウム0.28gをエチレングリコール
5.0mlに溶解させ、室温で9−(ピリジン−3−
イル)ノニルクロリド・塩酸塩0.69gおよびジ
メチルスルホキシド2.2mlの混合液を滴下し、
110℃で1時間反応させる。ついで、氷冷下で
水50mlを加え、2N−塩酸でPH7に調整した後、
トルエン20mlで抽出する。抽出液を水30mlおよ
び飽和食塩水20mlで順次洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去
し、得られた残留物をカラムクロマトグラフイ
ー〔和光シリカゲルC−200、溶出溶媒;トル
エン:酢酸エチル(容量比5:1)〕で精製す
れば、無色油状の2−〔9−ピリジン−3−イ
ル)ノニルオキシ〕エタノール0.46g(収率
60.5%)を得る。 IR(フイルム)cm-1:3350 NMR(CDCl3)δ値: 1.05〜1.82(14H,m)、 2.60(2H,t,J=7Hz)、 3.35〜3.86(7H,m)、 7.03〜7.62(2H,m)、 8.26〜8.63(2H,m) 同様にして、つぎの化合物を得た。 Γ 2−〔9−(イミダゾール−1−イル)ノニル
オキシ〕エタノール(無色油状) IR(フイルム)cm-1:3420〜3200 NMR(CDCl3)δ値: 0.75〜2.10(14H,m)、 3.25〜4.13(8H,m)、 4.22(1H,s)、 6.98(1H,bs)、 7.09(1H,bs)、 7.53(1H,s) Γ 2−〔7−(イミダゾール−1−イル)ヘブチ
ルオキシ〕エタノール(無色油状) IR(フイルム)cm-1:3375 Γ 2−〔4−(イミダゾール−1−イル)ブチル
オキシ〕エタノール(無色油状) IR(フイルム)cm-1:3400〜3300 Γ 2−〔6−(イミダゾー〔1,5−a〕ピリジ
ン−5−イル)ヘキシルオキシ〕エタノール
(淡褐色結晶) 融点:67℃ IR(KBr)cm-1:3150 NMR(CDCl3)δ値: 1.02〜2.15(8H,m)、 2.55〜3.05(2H,m)、 3.15〜3.85(7H,m)、 6.15〜6.85(2H,m)、 7.15〜7.45(2H,m)、 8.05(1H,s) (2) エチレングリコールの代りにトリメチレング
リコールまたはジエチレングリコールを用いて
(1)と同様に反応させ、つぎの化合物を得た。 Γ 3−〔9−(イミダゾール−1−イル)ノニル
オキシ〕プロパノール(無色油状) IR(フイルム)cm-1:3400〜3290 Γ 2−〔2−〔4−(イミダゾール−1−イル)
ブチルオキシ〕エチルオキシ〕エタノール(無
色油状) IR(フイルム)cm-1:3375 NMR(CDCl3)δ値: 1.23〜2.22(4H,m)、 3.18〜4.25(12H,m)、 4.53(1H,s)、 7.07(1H,bs)、 7.15(1H,bs)、 7.68(1H,s) Γ 2−〔2−〔5−(ピリジン−3−イル)ペン
チルオキシ〕エチルオキシ〕エタノール(無色
油状) IR(フイルム)cm-1:3350 参考例 3 2−〔6−(インダゾ〔1,5−a〕ピリジン−
5−イル)ヘキシルオキシ〕エタノール0.44gを
エタノール20mlおよび濃塩酸5mlの混合液に溶解
させ、これに10%パラジウム炭素0.70gを加えて
水素雰囲気下(5気圧)に室温で8時間攪拌させ
る。反応液を過し、減圧下に液を濃縮すれ
ば、2−〔6−(5,6,7,8−テトラヒドロイ
ミダゾ〔1,5−a〕ピリジン−5−イル)ヘキ
シルオキシ〕エタノール・塩酸塩〔無色油状、
IR(フイルム)cm-1:3400〕を得る。この化合物
をクロロホルム10mlに溶解させ、室温でアンモニ
アガスを20分間導入する。析出した塩化アンモニ
アを去し、減圧下に溶媒を留去する。残留物を
無水テトラヒドロフラン5mlに溶解させ、これに
トリエチルアミン1滴を加えた後、ジケテン0.11
mlおよび無水テトラヒドロフラン1mlの混合液を
加熱還流下で滴下し、同温度で1時間反応させ
る。ついで、減圧下に溶媒を留去し、得られた残
留物をカラムクロマトグラフイー〔和光シリカゲ
ルC−200、溶出溶媒;クロロホルム:エタノー
ル(容量比30:1)〕で精製すれば、無色油状の
アセト酢酸−2−〔6−(5,6,7,8−テトラ
ヒドロイミダゾ〔1,5−a〕ピリジン−5−イ
ル)ヘキシルオキシ〕エチルエステル0.39g(収
率66.5%)を得る。 IR(フイルム)cm-1:1740,1720 NMR(CDCl3)δ値: 1.15〜2.15(14H,m)、 2.24(3H,s)、 2.55〜2.90(2H,m)、 3.25〜3.75(6H,m)、 3.84〜4.40(3H,m)、 6.62(1H,s)、 7.38(1H,s) 実施例 1 (1) 2−〔9−(ピリジン−3−イル)ノニルオキ
シ〕エタノール0.56gを無水テトラヒドロフラ
ン8mlに溶解させ、トリエチルアミン1滴を加
える。この溶液にジケテン0.20mlおよび無水テ
トラヒドロフラン2mlの混合液を加熱還流下で
1時間を要して滴下し、同温度で1時間反応さ
せる。ついで、減圧下に溶媒を留去し、残留物
をカラムクロマトグラフイー〔和光シリカゲル
C−200、溶出溶媒;トルエン:酢酸エチル
(容量比5:1)〕で精製すれば、無色油状のア
セト酢酸−2−〔9−(ピリジン−3−イル)ノ
ニルオキシ〕エチルエステル0.71g(収率95.9
%)を得る。 IR(フイルム)cm-1:1745,1720 NMR(CCl4)δ値: 1.05〜1.85(14H,m)、 2.22(3H,s)、 2.62(2H,t,J=7Hz)、 3.20〜3.70(6H,m)、 4.10〜4.35(2H,m)、 7.06〜7.58(2H,m)、 8.25〜8.53(2H,m) (2) アセト酢酸−2−〔9−(ピリジン−3−イ
ル)ノニルオキシ〕エチルエステル0.71g、3
−アミノクロトン酸エチルエステル0.34gおよ
び3−ニトロベンズアルデヒド0.29gをエタノ
ール8mlに溶解させ、加熱還流下で10時間反応
させる。ついで、減圧下に溶媒を留去し、得ら
れた残留物をカラムクロマトグラフイー〔和光
シリカゲルC−200、溶出溶媒;トルエン:酢
酸エチル(容量比5:1)〕で精製すれば、黄
色油状の2,6−ジメチル−4−(3−ニトロ
フエニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,
5−ジカルボン酸−3−〔2−〔9−(ピリジン
−3−イル)ノニルオキシ〕エチル〕エステル
−5−エチルエステル0.91g(収率75.8%)を
得る。 IR(KBr)cm-1:3330,1700,1530,1345 NMR(CDCl3)δ値: 1.05〜1.85(17H,m)、 2.39(6H,s)、 2.65(2H,t,J=7.5Hz)、 3.28〜3.73(4H,m)、 3.85〜4.37(4H,m)、 5.18(1H,s)、 7.10〜8.30(7H,m)、 8.35〜8.61(2H,m) 同様にして、つぎの化合物を得る。 Γ 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔9−(イミダゾール−
1−イル)ノニルオキシ〕エチル〕エステル−
5−エチルエステル(黄色油状) IR(フイルム)cm-1:1710,1675,1535,1350 NMR(CDCl3)δ値: 0.83〜2.03(17H,m)、 2.37(6H,s)、 3.20〜3.70(4H,m)、 3.78〜4.34(6H,m)、 5.13(1H,s)、 6.92(1H,bs)、 7.05(1H,bs)、 7.14〜8.28(6H,m) 塩酸塩:黄色結晶(再結晶溶媒;エタノールお
よび酢酸エチルの混合溶媒) 融点 143〜144℃ Γ 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔3−〔9−(イミダゾール−
1−イル)ノニルオキシ〕プロピル〕エステル
−5−エチルエステル(黄色油状) IR(フイルム)cm-1:1690,1525,1350 NMR(CDCl3)δ値: 0.70〜2.15(19H,m)、 2.45(6H,s)、 3.08〜3.59(4H,m)、 3.70〜4.60(6H,m)、 5.10(1H,s)、 7.20〜8.40(8H,m) 塩酸塩:黄色結晶(再結晶溶媒;エタノールお
よび酢酸エチルの混合溶媒) 融点 114〜115℃ Γ 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔7−(イミダゾール−
1−イル)ヘブチルオキシ〕エチル〕エステル
−5−エチルエステル(黄色油状) IR(フイルム)cm-1:1705,1675,1615,
1530,1350 NMR(CDCl3)δ値: 0.96〜2.04(13H,m)、 2.29(3H,s)、 2.39(3H,s)、 3.26〜3.70(4H,m)、 3.77〜4.34(6H,m)、 5.15(1H,s)、 6.98(1H,bs)、 7.11(1H,bs)、 7.24〜8.29(6H,m) 塩酸塩:黄色結晶(再結晶溶媒;エタノールお
よび酢酸エチルの混合溶媒) 融点 140〜145℃ Γ 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔4−(イミダゾール−
1−イル)ブチルオキシ〕エチル〕エステル−
5−エチルエステル 黄色結晶(再結晶溶媒;アセトニトリル) 融点 152〜153℃ IR(KBr)cm-1:1690,1630,1350 NMR(CDCl3)δ値: 1.26(3H,t,J=7Hz)、 1.44〜2.10(4H,m)、 2.42(6H,s)、 3.39〜3.80(4H,m)、 3.90〜4.40(6H,m)、 5.22(1H,s)、 6.99〜8.34(8H,m) Γ 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔2−〔5−(ピリジン−
3−イル)ベンチルオキシ〕エチルオキシ〕エ
チル〕エステル−5−エチルエステル(黄色油
状) IR(フイルム)cm-1:3310,1690,1520,1345 NMR(CDCl3)δ値: 1.05〜1.85(9H,m)、 2.35(6H,s)、 2.68(3H,t,J=7Hz)、 3.30〜3.82(8H,m)、 3.88〜4.37(4H,m)、 5.16(1H,s)、 7.07〜8.57(9H,m) Γ 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔2−〔4−(イミダゾー
ル−1−イル)ブチルオキシ〕エチルオキシ〕
エチル〕エステル−5−エチルエステル(黄色
油状) IR(フイルム)cm-1:1690,1525,1350 NMR(CDCl3)δ値: 1.23(t,J=7Hz) 0.93〜2.10(m)(7H)、 2.33(3H,s)、 2.42(3H,s)、 3.35〜3.85(8H,m)、 3.90〜4.39(6H,m)、 5.18(1H,s)、 6.97〜8.32(8H,m) Γ 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔9−(イミダゾール−
1−イル)ノニルチオ〕エチル〕エステル−5
−エチルエステル(黄色粉末) IR(KBr)cm-1:3320,1690,1525,1345 NMR(CDCl3)δ値: 1.00〜1.98(17H,m)、 2.39(s) 2.15〜2.96(m)(10H)、 3.80〜4.40(6H,m)、 5.16(1H,s)、 6.90〜8.30(8H,m) 塩酸塩:黄色結晶(再結晶溶媒;エタノールお
よびジエチルエーテルの混合溶媒) 融点 118〜120℃ Γ 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔6−(イミダゾ〔1,
5−a〕ピリジン−5−イル)ヘキシルオキ
シ〕エチル〕エステル−5−エチルエステル
(黄色油状) IR(フイルム)cm-1:1690,1640,1620,
1520,1350 NMR(CDCl3)δ値: 1.20(3H,t,J=7Hz)、 1.2〜2.05(8H,m)、 2.36(6H,s)、 2.65〜3.05(2H,m)、 3.16〜3.70(4H,m)、 3.80〜4.32(4H,m)、 5.10(1H,s)、 6.36(1H,d,J=6Hz)、 6.70(1H,q,J=9Hz,6Hz)、 7.0〜8.15(8H,m) Γ 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−〔6−(5,6,7,8
−テトラヒドロイミダゾ〔1,5−a〕ピリジ
ン−5−イル)ヘキシルオキシ〕エチル〕エス
テル−5−エチルエステル(黄色油状) IR(フイルム)cm-1:1740,1690,1630,
1525,1350 NMR(CDCl3)δ値: 1.08〜2.28(17H,m)、 2.38(3H,s)、 2.42(3H,s)、 2.60〜3.0(2H,m)、 3.28〜3.78(4H,m)、 3.80〜4.40(5H,m)、 5.16(1H,s)、 6.75(1H,s)、 7.10〜8.30(6H,m) 製剤例 2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフエニル)
−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボ
ン酸−3−〔2−〔9−(イミダゾール−1−イル)
ノニルオキシ〕エチル〕エステル−5−エチルエ
ステル25mgを含有する錠剤を、下記添加剤を用い
て、自体公知の方法で調製する。 1000錠について: 上記化合物 25g セルロース 70g ラクトース 78g トウモロコシ澱粉 70g ステアリン酸マグネシウム 2g 水 適量
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 「式中、R1およびR5は、同一または異なつて
低級アルキル基を;R2は、ピリジル、イミダゾ
リル、イミダゾピリジルまたはテトラヒドロイミ
ダゾピリジル基を;R3は、ニトロ基で置換され
たフエニル基を;R4は、エステル化されたカル
ボキシル基を;Aは、アルキレンまたはアルキレ
ンオキシアルキレン基を;Xは、酸素または硫黄
原子を;およびnは、4から10の整数を、それぞ
れ示す。」 で表わされる1,4−ジヒドロピリジン誘導体お
よびその塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12449484A JPS615076A (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | 新規な1,4−ジヒドロピリジン誘導体およびその塩 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12449484A JPS615076A (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | 新規な1,4−ジヒドロピリジン誘導体およびその塩 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS615076A JPS615076A (ja) | 1986-01-10 |
| JPH0564150B2 true JPH0564150B2 (ja) | 1993-09-14 |
Family
ID=14886882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12449484A Granted JPS615076A (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | 新規な1,4−ジヒドロピリジン誘導体およびその塩 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS615076A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0411394U (ja) * | 1990-05-22 | 1992-01-30 | ||
| CN100447142C (zh) * | 2002-11-18 | 2008-12-31 | 诺瓦提斯公司 | 咪唑并[1,5a]吡啶衍生物及治疗醛固酮所介导疾病的方法 |
-
1984
- 1984-06-19 JP JP12449484A patent/JPS615076A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS615076A (ja) | 1986-01-10 |
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