JPH0564796A - ジメチルアミンの除去方法 - Google Patents
ジメチルアミンの除去方法Info
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- JPH0564796A JPH0564796A JP3191192A JP19119291A JPH0564796A JP H0564796 A JPH0564796 A JP H0564796A JP 3191192 A JP3191192 A JP 3191192A JP 19119291 A JP19119291 A JP 19119291A JP H0564796 A JPH0564796 A JP H0564796A
- Authority
- JP
- Japan
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- dimethylamine
- liquid
- cells
- treated
- bacterium
- Prior art date
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
- Removal Of Specific Substances (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】キサントバクター属に属し、ジメチルアミンを
資化、分解し得る細菌の菌体および/または該細菌の菌
体処理物と、ジメチルアミンを含む工場廃液とを接触さ
せてジメチルアミンを分解、除去する方法。 【効果】 ジメチルアミンを含有する有害な廃液を効率
よく無害化することができる。
資化、分解し得る細菌の菌体および/または該細菌の菌
体処理物と、ジメチルアミンを含む工場廃液とを接触さ
せてジメチルアミンを分解、除去する方法。 【効果】 ジメチルアミンを含有する有害な廃液を効率
よく無害化することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジメチルアミンを含有
する液中のジメチルアミンを分解、除去する方法に関
し、さらに詳細には、ジメチルアミンを含有する液中の
ジメチルアミンを細菌を利用して分解、除去する方法に
係わる。
する液中のジメチルアミンを分解、除去する方法に関
し、さらに詳細には、ジメチルアミンを含有する液中の
ジメチルアミンを細菌を利用して分解、除去する方法に
係わる。
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】ジメチル
アミンはジメチルアミン製造工場の廃液に含まれてい
る。またジメチルアミンはジメチルホルムアミドの分解
産物でもあるので、ジメチルホルムアミドを扱う工場の
廃液中にもジメチルホルムアミドは含まれている。これ
らのジメチルアミンを含有する廃液は有害であり、環境
衛生上、無害化処理を施してから放流しなければならな
い。ジメチルアミンを含有する廃液中のジメチルアミン
を分解、除去する方法として、例えば、特公昭54−1
792号公報に記載されている方法がある。この方法
は、ミクロコッカス属に属する微生物の菌体中の酵素を
用いて分解する方法であるが、その処理能力は、実用に
供するには不十分である。この、安定で、分解され難い
ジメチルアミンを効率よく資化し、分解する微生物を見
いだすことができれば、この微生物を用いてジメチルア
ミンを含有する廃液を効率よく無害化することが可能と
なる。
アミンはジメチルアミン製造工場の廃液に含まれてい
る。またジメチルアミンはジメチルホルムアミドの分解
産物でもあるので、ジメチルホルムアミドを扱う工場の
廃液中にもジメチルホルムアミドは含まれている。これ
らのジメチルアミンを含有する廃液は有害であり、環境
衛生上、無害化処理を施してから放流しなければならな
い。ジメチルアミンを含有する廃液中のジメチルアミン
を分解、除去する方法として、例えば、特公昭54−1
792号公報に記載されている方法がある。この方法
は、ミクロコッカス属に属する微生物の菌体中の酵素を
用いて分解する方法であるが、その処理能力は、実用に
供するには不十分である。この、安定で、分解され難い
ジメチルアミンを効率よく資化し、分解する微生物を見
いだすことができれば、この微生物を用いてジメチルア
ミンを含有する廃液を効率よく無害化することが可能と
なる。
【0002】
【課題を解決するための手段、作用】本発明者らは、自
然界を広く探索した結果、ジメチルアミンを旺盛に資化
し、強力に分解する微生物を見いだすことにより本発明
を完成した。すなわち、本発明は、ジメチルアミンを含
有する液と、キサントバクター属に属しジメチルアミン
を資化、分解し得る細菌の菌体および/または該細菌の
菌体処理物とを接触させて、該液中のジメチルアミンを
分解、除去することを特徴とするジメチルアミンの除去
方法である。本発明に用いられる細菌は、キサントバク
ター属に属し、ジメチルアミンを効率よく資化、分解す
る能力を有する菌株であればよく、特に制限はない。こ
れらの菌株の代表例としては、キサントバクター オー
トトロフィカス(Xanthobacter autotrophicus) DSM
432およびキサントバクター フラバス(Xanthobac
ter flavus) DSM 338(=NCIB 1007
1)がある。これらの菌株は公知であり、DSM ( Deu
tsche Samnlung Von Mikroorganismen)等の保存機関よ
り入手可能である。キサントバクター属細菌、キサント
バクター オートトロフィカスおよびキサントバクター
フラバスについては「バージーズ マニュアル オブ
システマチック バクテリオロジー(Bergey, s Manu
al of Systematic Bacteriology)第1巻、編集者 クリ
ーグ (Krieg)およびホルト(Holt)、Williams and Wilki
ns社、1984」に記載がある。
然界を広く探索した結果、ジメチルアミンを旺盛に資化
し、強力に分解する微生物を見いだすことにより本発明
を完成した。すなわち、本発明は、ジメチルアミンを含
有する液と、キサントバクター属に属しジメチルアミン
を資化、分解し得る細菌の菌体および/または該細菌の
菌体処理物とを接触させて、該液中のジメチルアミンを
分解、除去することを特徴とするジメチルアミンの除去
方法である。本発明に用いられる細菌は、キサントバク
ター属に属し、ジメチルアミンを効率よく資化、分解す
る能力を有する菌株であればよく、特に制限はない。こ
れらの菌株の代表例としては、キサントバクター オー
トトロフィカス(Xanthobacter autotrophicus) DSM
432およびキサントバクター フラバス(Xanthobac
ter flavus) DSM 338(=NCIB 1007
1)がある。これらの菌株は公知であり、DSM ( Deu
tsche Samnlung Von Mikroorganismen)等の保存機関よ
り入手可能である。キサントバクター属細菌、キサント
バクター オートトロフィカスおよびキサントバクター
フラバスについては「バージーズ マニュアル オブ
システマチック バクテリオロジー(Bergey, s Manu
al of Systematic Bacteriology)第1巻、編集者 クリ
ーグ (Krieg)およびホルト(Holt)、Williams and Wilki
ns社、1984」に記載がある。
【0003】該菌株を生育させるためのジメチルアミン
含有寒天平板培地およびジメチルアミン含有寒天斜面培
地はつぎのようににして調製された。すなわち、(NH
4 )2 SO4 3g、KH2 PO4 1.4g、Na2
HPO4 2.1g、MgSO4 ・7H2 O 0.2
g、CaCl2 ・2H2 O 30mg、FeC6 H5 O
7 ・xH2 O 30mg、MnCl2 ・4H2 O 5m
g、ZnSO4 ・7H2 O 5mg、CuSO4 ・5H
2 O 0.5mgおよび酵母エキス 0.2gを添加
し、pH 7.1 に調整した後、さらに寒天 15 g/lを添
加し、これを加温溶解した後、次いで、1Kg/cm2
Gで20分間殺菌した。ジメチルアミン含有液体培地と
しては、前記の組成において、寒天添加しない培地を用
いた。ジメチルアミンを含有する液(以下処理液を記す
ることもある)を無害化するためには、被処理液に各種
の栄養成分を添加して、これを培地として、キサントバ
クター属に属し、ジメチルアミンを資化、分解し得る細
菌(以下 本細菌と記す)を培養するとの方法がある。
すなわち、被処理液に添加される栄養分は、使用される
本細菌が資化し得る物質であればよく、特に制限はな
く、炭素源、無機成分およびその他の成分がある。
含有寒天平板培地およびジメチルアミン含有寒天斜面培
地はつぎのようににして調製された。すなわち、(NH
4 )2 SO4 3g、KH2 PO4 1.4g、Na2
HPO4 2.1g、MgSO4 ・7H2 O 0.2
g、CaCl2 ・2H2 O 30mg、FeC6 H5 O
7 ・xH2 O 30mg、MnCl2 ・4H2 O 5m
g、ZnSO4 ・7H2 O 5mg、CuSO4 ・5H
2 O 0.5mgおよび酵母エキス 0.2gを添加
し、pH 7.1 に調整した後、さらに寒天 15 g/lを添
加し、これを加温溶解した後、次いで、1Kg/cm2
Gで20分間殺菌した。ジメチルアミン含有液体培地と
しては、前記の組成において、寒天添加しない培地を用
いた。ジメチルアミンを含有する液(以下処理液を記す
ることもある)を無害化するためには、被処理液に各種
の栄養成分を添加して、これを培地として、キサントバ
クター属に属し、ジメチルアミンを資化、分解し得る細
菌(以下 本細菌と記す)を培養するとの方法がある。
すなわち、被処理液に添加される栄養分は、使用される
本細菌が資化し得る物質であればよく、特に制限はな
く、炭素源、無機成分およびその他の成分がある。
【0004】炭素源としては、被処理液中のジメチルア
ミンのみでもよいが、使用される本細菌が資化し得る他
の炭素源、たとえばL−アラビノース、D−グルコース
および、D−ガラクトース等の糖類、グリセロール等の
糖アルコール類、酢酸等の有機酸類ならびにモノメチル
アミンおよびトリメチルアミン等のアミン類を併用する
こともできる。窒素源としては、たとえば、アンモニウ
ム塩等の無機窒素化合物、アルキルアミン類、コーンス
チープリカー、カゼイン、ペプトンおよび肉エキス等の
有機窒素含有物が用いられる。なお、ジメチルアミン
は、窒素化合物であるので、他の窒素源を特に添加しな
くても、本細菌はいずれも充分に生育、増殖し、ジメチ
ルアミンを資化、分解することができる。また、無機分
としては、たとえば、カルシウム塩、カリウム塩、マグ
ネシウム塩、燐酸塩、マンガン塩、亜鉛塩、鉄塩、銅
塩、モリブデン塩、コバルト塩、硼素化合物および沃素
化合物等が用いられる。さらにビタミン等の栄養物質を
要求する菌株を使用する場合には、その菌株が要求する
栄養物質を添加する。
ミンのみでもよいが、使用される本細菌が資化し得る他
の炭素源、たとえばL−アラビノース、D−グルコース
および、D−ガラクトース等の糖類、グリセロール等の
糖アルコール類、酢酸等の有機酸類ならびにモノメチル
アミンおよびトリメチルアミン等のアミン類を併用する
こともできる。窒素源としては、たとえば、アンモニウ
ム塩等の無機窒素化合物、アルキルアミン類、コーンス
チープリカー、カゼイン、ペプトンおよび肉エキス等の
有機窒素含有物が用いられる。なお、ジメチルアミン
は、窒素化合物であるので、他の窒素源を特に添加しな
くても、本細菌はいずれも充分に生育、増殖し、ジメチ
ルアミンを資化、分解することができる。また、無機分
としては、たとえば、カルシウム塩、カリウム塩、マグ
ネシウム塩、燐酸塩、マンガン塩、亜鉛塩、鉄塩、銅
塩、モリブデン塩、コバルト塩、硼素化合物および沃素
化合物等が用いられる。さらにビタミン等の栄養物質を
要求する菌株を使用する場合には、その菌株が要求する
栄養物質を添加する。
【0005】処理液中のジメチルアミンの濃度は、使用
された本菌株が資化、分解できるような濃度であればよ
く、特に制限はないが通常は1.5wt%以下が好ましく
1wt%以下が特に好ましい。培養条件は、使用される細
菌が生育、増殖できる条件であればよいが、一般には、
たとえば、温度は10〜37℃、好ましくは15〜37
℃とされ、pHは6〜9、好ましくは、6.5〜8.0
とされる。このような条件で本細菌を好気的に培養する
ことにより、ジメチルアミンは分解され、被処理液中の
ジメチルアミンは減少乃至消失するとともに本細菌は順
調に増殖する。培養による分解処理時の被処理液の菌体
濃度は一概に特定し得ないが菌体濃度が高い程、ジメチ
ルアミン分解速度は大きくなり、実用上は、被処理液中
ジメチルアミンの含有量(重量)の1/5 以上(乾燥菌体
換算)とすることが好ましい。また、培養による分解処
理時の溶存酸素濃度であればよく、特に制限はなく、通
常の細菌類の培養における溶存酸素濃度と同様である。
所望の溶存酸素濃度とするためには、通気ガス量を調節
したり、攪拌したり、通気ガスとして酸素ガスまたは酸
素と空気との混合ガスを使用したり、また培養槽内の圧
力を高める等の通常の手段が採用される。また、処理方
法は、回分、連続または半連続おいずれもよい。
された本菌株が資化、分解できるような濃度であればよ
く、特に制限はないが通常は1.5wt%以下が好ましく
1wt%以下が特に好ましい。培養条件は、使用される細
菌が生育、増殖できる条件であればよいが、一般には、
たとえば、温度は10〜37℃、好ましくは15〜37
℃とされ、pHは6〜9、好ましくは、6.5〜8.0
とされる。このような条件で本細菌を好気的に培養する
ことにより、ジメチルアミンは分解され、被処理液中の
ジメチルアミンは減少乃至消失するとともに本細菌は順
調に増殖する。培養による分解処理時の被処理液の菌体
濃度は一概に特定し得ないが菌体濃度が高い程、ジメチ
ルアミン分解速度は大きくなり、実用上は、被処理液中
ジメチルアミンの含有量(重量)の1/5 以上(乾燥菌体
換算)とすることが好ましい。また、培養による分解処
理時の溶存酸素濃度であればよく、特に制限はなく、通
常の細菌類の培養における溶存酸素濃度と同様である。
所望の溶存酸素濃度とするためには、通気ガス量を調節
したり、攪拌したり、通気ガスとして酸素ガスまたは酸
素と空気との混合ガスを使用したり、また培養槽内の圧
力を高める等の通常の手段が採用される。また、処理方
法は、回分、連続または半連続おいずれもよい。
【0006】前記のような被処理液を培地として本細菌
を培養することにより、被処理液中のジメチルアミンを
無害化するとの方法の他に、予め培養された本細菌の菌
体および本細菌の菌体処理物−たとえば本細菌の菌体の
破砕物および本細菌の菌体を合成樹脂などで固定化した
固定化菌体−(これらを総称して、以下菌体類と記する
こともある)などを被処理液に接触させることもでき
る。たとえば、(イ)菌体類を被処理液に添加する
(ロ)前記の菌体、培養液および菌体の破砕物などが混
入された活性汚泥と被処理液とを接触させる および
(ハ)固定化菌体が充填されたカラム中に被処理液を通
過させるなどの方法がある。(イ)、(ロ)の方法にお
いて、使用する菌体量に特に制限はないが、処理を短時
間で行うためには、実用上、通常は、被処理液1lに対
し、0.1g以上(乾燥菌体換算以下同様)、好ましく
は0.1〜10g程度とされる。(ハ)の方法におい
て、酵素あるいは菌体の固定化は、担体結合法、架橋法
および包括法などの通常の方法で行われる。処理をより
効率よく行うためには、固定化菌体を用いるのがより好
ましく、この場合コラーゲン、カラギーナンおよびポリ
ウレタンなどの高分子ゲル、コロジオンおよびリン脂質
等のマイクロカプセルあるいは限外濾過膜内へ菌体を閉
じ込める方法が行われる。(イ)、(ロ)、および
(ハ)のいずれの場合にも被処理液中のジメチルアミン
濃度ならびに温度およびpH等は、培養による分解処理
の場合と同様とされる。
を培養することにより、被処理液中のジメチルアミンを
無害化するとの方法の他に、予め培養された本細菌の菌
体および本細菌の菌体処理物−たとえば本細菌の菌体の
破砕物および本細菌の菌体を合成樹脂などで固定化した
固定化菌体−(これらを総称して、以下菌体類と記する
こともある)などを被処理液に接触させることもでき
る。たとえば、(イ)菌体類を被処理液に添加する
(ロ)前記の菌体、培養液および菌体の破砕物などが混
入された活性汚泥と被処理液とを接触させる および
(ハ)固定化菌体が充填されたカラム中に被処理液を通
過させるなどの方法がある。(イ)、(ロ)の方法にお
いて、使用する菌体量に特に制限はないが、処理を短時
間で行うためには、実用上、通常は、被処理液1lに対
し、0.1g以上(乾燥菌体換算以下同様)、好ましく
は0.1〜10g程度とされる。(ハ)の方法におい
て、酵素あるいは菌体の固定化は、担体結合法、架橋法
および包括法などの通常の方法で行われる。処理をより
効率よく行うためには、固定化菌体を用いるのがより好
ましく、この場合コラーゲン、カラギーナンおよびポリ
ウレタンなどの高分子ゲル、コロジオンおよびリン脂質
等のマイクロカプセルあるいは限外濾過膜内へ菌体を閉
じ込める方法が行われる。(イ)、(ロ)、および
(ハ)のいずれの場合にも被処理液中のジメチルアミン
濃度ならびに温度およびpH等は、培養による分解処理
の場合と同様とされる。
【0007】なお、ジメチルアミンを含有している廃液
には、他の物質も含有している場合が多いので、このよ
うな廃液の処理には、他の物質を分解し得る微生物を本
細菌とともに併用することができ、かつ、好ましい。分
解処理後、被処理液中のジメチルアミンの濃度が許容濃
度以下にまで減少せしめられた処理液は、そのまま、ま
たは、必要に応じて菌体および/または菌体処理物を除
去した後、放流される。
には、他の物質も含有している場合が多いので、このよ
うな廃液の処理には、他の物質を分解し得る微生物を本
細菌とともに併用することができ、かつ、好ましい。分
解処理後、被処理液中のジメチルアミンの濃度が許容濃
度以下にまで減少せしめられた処理液は、そのまま、ま
たは、必要に応じて菌体および/または菌体処理物を除
去した後、放流される。
【0008】
【実施例】実施例によって、本発明をさらに具体的に説
明する。なお、本発明は、これらの実施例に限定される
ものではない。 実施例 1 純水1Lあたり、(NH4 )2 SO4 3g、KH2 P
O4 1.4g、Na2 HPO4 2.1g、MgSO
4 ・7H2 O 0.2g、CaCl2 ・2H2 O 30
mg、FeC6 H5 O7 ・xH2 O 30mg、MnC
l2・4H2 O5mg、ZnSO4 ・7H2 O5mg、
CuSO4 ・5H2 O 0.5mgおよび酵母エキス
0.2gを添加し、pH7.1に調整した培地を基礎培
地とし、この基礎培地に、所定量ジメチルアミンを添加
して、培地を作成した。これらの培地のそれぞれに、キ
サントバクター オートトロフィカス(Xanthobacteraut
otrophicus) DSM 432およびキサントバクター
フラバス(Xanthobacter flavus) DSM 338を
接種し、30℃で7日間培養して、ジメチルアミンの資
化、分解性を調べた。表1から、ジメチルアミンの濃度
が高い処理液でも、本発明によって効率よく無害化でき
ることが判る。
明する。なお、本発明は、これらの実施例に限定される
ものではない。 実施例 1 純水1Lあたり、(NH4 )2 SO4 3g、KH2 P
O4 1.4g、Na2 HPO4 2.1g、MgSO
4 ・7H2 O 0.2g、CaCl2 ・2H2 O 30
mg、FeC6 H5 O7 ・xH2 O 30mg、MnC
l2・4H2 O5mg、ZnSO4 ・7H2 O5mg、
CuSO4 ・5H2 O 0.5mgおよび酵母エキス
0.2gを添加し、pH7.1に調整した培地を基礎培
地とし、この基礎培地に、所定量ジメチルアミンを添加
して、培地を作成した。これらの培地のそれぞれに、キ
サントバクター オートトロフィカス(Xanthobacteraut
otrophicus) DSM 432およびキサントバクター
フラバス(Xanthobacter flavus) DSM 338を
接種し、30℃で7日間培養して、ジメチルアミンの資
化、分解性を調べた。表1から、ジメチルアミンの濃度
が高い処理液でも、本発明によって効率よく無害化でき
ることが判る。
【表1】 表1 ジメチルアミンの資化性 菌株 ジメチルアミン濃度(wt%) 0.2 0.3 0.5 0.7 0.8 1.0 1.5 DSM 432 ++ ++ ++ ++ ++ + - DSM 338 ++ ++ ++ ++ ++ + - ++ : 旺盛に資化する。 + : 資化する。 - : 資化しない。
【0009】実施例2 純水1Lあたり、(NH4 )2 SO4 3g、KH2 P
O4 1.4g、Na2 HPO4 2.1g、MgSO
4 ・7H2 O 0.2g、CaCl2 ・2H2 O 30
mg、FeC6 H5 O7 ・xH2 O 30mg、MnC
l2 ・4H2 O5mg、ZnSO4 ・7H2 O 5m
g、CuSO4 ・5H2 O 0.5mg、酵母エキス
0.2gおよびジメチルアミン 5gを添加し、pH7.
0 に調整された培地200mLを1L容三角フラスコに
入れ、120℃で20分間殺菌した。この培地に、これ
と同様な培地で予め培養して得られたキサントバクター
オートトロフィカス DSM 432の前培養液(菌体
濃度 O.D.610 1.4)を1 vol%となるように接
種して、30℃で30時間培養した。得られた培養液
は、そのpHが8.0であり、本細菌の菌体を培養液1
L当り約1.2g含有していた。また、培養上澄液から
ジメチルアミンは検出されなかった。なお、世代時間
は、約3.4時間であった。
O4 1.4g、Na2 HPO4 2.1g、MgSO
4 ・7H2 O 0.2g、CaCl2 ・2H2 O 30
mg、FeC6 H5 O7 ・xH2 O 30mg、MnC
l2 ・4H2 O5mg、ZnSO4 ・7H2 O 5m
g、CuSO4 ・5H2 O 0.5mg、酵母エキス
0.2gおよびジメチルアミン 5gを添加し、pH7.
0 に調整された培地200mLを1L容三角フラスコに
入れ、120℃で20分間殺菌した。この培地に、これ
と同様な培地で予め培養して得られたキサントバクター
オートトロフィカス DSM 432の前培養液(菌体
濃度 O.D.610 1.4)を1 vol%となるように接
種して、30℃で30時間培養した。得られた培養液
は、そのpHが8.0であり、本細菌の菌体を培養液1
L当り約1.2g含有していた。また、培養上澄液から
ジメチルアミンは検出されなかった。なお、世代時間
は、約3.4時間であった。
【0010】実施例3 純水1Lあたり、(NH4 )2 SO4 3g、KH2 P
O4 1.4g、Na2 HPO4 2.1g、MgSO
4 ・7H2 O 0.2g、CaCl2 ・2H2 O 30
mg、FeC6 H5 O7 ・xH2 O 30mg、MnC
l2・4H2 O5mg、ZnSO4 ・7H2 O5mg、
CuSO4 ・5H2 O 0.5mg、酵母エキス0.2
gおよびジメチルアミン 5gを添加し、pH7.0 に調
整された培地200mLを1L容三角フラスコに入れ、
120℃で20分間殺菌した。この培地に、これと同様
な培地で予め培養して得られたキサントバクターフラバ
ス DSM 338の前培養液(菌体濃度 O.D.
610 1.2)を1 vol%となるように接種して、30
℃で30時間培養した。得られた培養液は、そのpHが
7.5であり、本細菌の菌体を培養液1L当り約1.1
g含有していた。また、培養上澄液からジメチルアミン
は検出されなかった。なお、世代時間は、約5.2時間
であった。
O4 1.4g、Na2 HPO4 2.1g、MgSO
4 ・7H2 O 0.2g、CaCl2 ・2H2 O 30
mg、FeC6 H5 O7 ・xH2 O 30mg、MnC
l2・4H2 O5mg、ZnSO4 ・7H2 O5mg、
CuSO4 ・5H2 O 0.5mg、酵母エキス0.2
gおよびジメチルアミン 5gを添加し、pH7.0 に調
整された培地200mLを1L容三角フラスコに入れ、
120℃で20分間殺菌した。この培地に、これと同様
な培地で予め培養して得られたキサントバクターフラバ
ス DSM 338の前培養液(菌体濃度 O.D.
610 1.2)を1 vol%となるように接種して、30
℃で30時間培養した。得られた培養液は、そのpHが
7.5であり、本細菌の菌体を培養液1L当り約1.1
g含有していた。また、培養上澄液からジメチルアミン
は検出されなかった。なお、世代時間は、約5.2時間
であった。
【0011】実施例4 実施例2と同様にして、キサントバクター オートトロ
フィカス DSM 432を培養して、ジメチルアミン
分解した。得られた培養液は、そのpHが8.0であ
り、本細菌の菌体を培養液1L当たり約1.1g含有し
ていた。また、培養上澄液からジメチルアミンは検出さ
れなかった。なお、世代時間は、約4.5時間であっ
た。
フィカス DSM 432を培養して、ジメチルアミン
分解した。得られた培養液は、そのpHが8.0であ
り、本細菌の菌体を培養液1L当たり約1.1g含有し
ていた。また、培養上澄液からジメチルアミンは検出さ
れなかった。なお、世代時間は、約4.5時間であっ
た。
【0012】実施例5 実施例1の基礎培地1.5Lを3Lジャーファメンター
に入れ、120℃で20分間殺菌した後、ジメチルアミ
ン15gを無菌的に添加し、これを培地とした。この培
地に、これと同様な培地で予め培養して得られたキサン
トバクター オートトロフィカス DSM 432の前
培養液(菌体濃度 O.D.610 1.2)を1 vol%
となるように接種して、30℃で24時間培養した。培
養液の菌体濃度が、O.D.610 で、5.0〜6.0に
なった時点で、ジメチルアミンを0.6wt%含む水溶液
の連続処理を開始した。連続処理は平均滞留時間が12
時間となるよう被処理液を処理槽に供給し、かつこれと
等量の処理液を処理槽より抜き出しつつ行った。連続処
理中のpH調整は、2N塩酸水溶液を用いた。その結
果、処理液からはジメチルアミンは検出されなかった。
また、処理液に含有されていた本細菌の菌体量は処理液
1L当たり約1.4gであり、処理液から菌体を除去し
た上澄液のCOD値は200ppm、TOC値は200
ppmであった。なお、この分解処理において、処理液
の溶存酸素濃度は約2〜4ppmに保たれた。
に入れ、120℃で20分間殺菌した後、ジメチルアミ
ン15gを無菌的に添加し、これを培地とした。この培
地に、これと同様な培地で予め培養して得られたキサン
トバクター オートトロフィカス DSM 432の前
培養液(菌体濃度 O.D.610 1.2)を1 vol%
となるように接種して、30℃で24時間培養した。培
養液の菌体濃度が、O.D.610 で、5.0〜6.0に
なった時点で、ジメチルアミンを0.6wt%含む水溶液
の連続処理を開始した。連続処理は平均滞留時間が12
時間となるよう被処理液を処理槽に供給し、かつこれと
等量の処理液を処理槽より抜き出しつつ行った。連続処
理中のpH調整は、2N塩酸水溶液を用いた。その結
果、処理液からはジメチルアミンは検出されなかった。
また、処理液に含有されていた本細菌の菌体量は処理液
1L当たり約1.4gであり、処理液から菌体を除去し
た上澄液のCOD値は200ppm、TOC値は200
ppmであった。なお、この分解処理において、処理液
の溶存酸素濃度は約2〜4ppmに保たれた。
【0013】実施例6 実施例1の基礎培地1.5Lを3Lジャーファメンター
に入れ、120℃で20分間殺菌した後、ジメチルアミ
ン15gを無菌的に添加し、これを培地とした。この培
地に、これと同様な培地で予め培養して得られたキサン
トバクター フラバス DSM 432の前培養液(菌
体濃度 O.D.610 1.2)を1 vol%となるよう
に接種して、30℃で24時間培養した。培養液の菌体
濃度が、O.D.610 で、5.0〜6.0になった時点
で、ジメチルアミンを0.6wt%含む水溶液の連続処理
を開始した。連続処理は平均滞留時間が12時間となる
よう被処理液を処理槽に供給し、かつこれと等量の処理
液を処理槽より抜き出しつつ行った。連続処理中のpH
調整は、2N塩酸水溶液を用いた。その結果、処理液か
らはジメチルアミンは検出されなかった。また、処理液
に含有されていた本細菌の菌体量は処理液1L当たり約
1.1gであり、処理液から菌体を除去した上澄液のC
OD値は190ppm、TOC値は200ppmであっ
た。なお、この分解処理において、処理液の溶存酸素濃
度は約2〜4ppmに保たれた。
に入れ、120℃で20分間殺菌した後、ジメチルアミ
ン15gを無菌的に添加し、これを培地とした。この培
地に、これと同様な培地で予め培養して得られたキサン
トバクター フラバス DSM 432の前培養液(菌
体濃度 O.D.610 1.2)を1 vol%となるよう
に接種して、30℃で24時間培養した。培養液の菌体
濃度が、O.D.610 で、5.0〜6.0になった時点
で、ジメチルアミンを0.6wt%含む水溶液の連続処理
を開始した。連続処理は平均滞留時間が12時間となる
よう被処理液を処理槽に供給し、かつこれと等量の処理
液を処理槽より抜き出しつつ行った。連続処理中のpH
調整は、2N塩酸水溶液を用いた。その結果、処理液か
らはジメチルアミンは検出されなかった。また、処理液
に含有されていた本細菌の菌体量は処理液1L当たり約
1.1gであり、処理液から菌体を除去した上澄液のC
OD値は190ppm、TOC値は200ppmであっ
た。なお、この分解処理において、処理液の溶存酸素濃
度は約2〜4ppmに保たれた。
【0014】実施例7 実施例5と同様にして、平均滞留時間10時間で、ジメ
チルアミン水溶液の連続処理を行った。この処理液を遠
心分離して回収した分離菌体を−20℃で凍結保存し
た。ジメチルアミンを0.6wt%になるように添加して
得られた被処理液1Lに、前記の凍結菌体を乾燥重量と
して0.2g入れ、30℃でジメチルアミンの分解処理
を行った。被処理液中のジメチルアミンは時間の経過に
伴ってほぼ直線的に減少し、反応開始8時間後には、検
出されなくなった。菌体1g当たりのジメチルアミンの
処理速度は、約7g/hrであった。
チルアミン水溶液の連続処理を行った。この処理液を遠
心分離して回収した分離菌体を−20℃で凍結保存し
た。ジメチルアミンを0.6wt%になるように添加して
得られた被処理液1Lに、前記の凍結菌体を乾燥重量と
して0.2g入れ、30℃でジメチルアミンの分解処理
を行った。被処理液中のジメチルアミンは時間の経過に
伴ってほぼ直線的に減少し、反応開始8時間後には、検
出されなくなった。菌体1g当たりのジメチルアミンの
処理速度は、約7g/hrであった。
【0015】実施例8 ジメチルアミンを0.6wt%含有する工場廃液1Lのp
Hを7.0に調整し、これを実施例5と同様にして得ら
れた凍結菌体を乾燥菌体重量として0.5g添加し、3
0℃でジメチルアミンの分解処理を行った。反応開始8
時間後には、ジメチルアミンは全く検出されなかった。
なお、前記の各実施例において、液中ジメチルアミンの
量は、イオンクロマトグラフィーにより分析した。 機種 : Toyo Soda CM−800 カラム : TSKgel IC−Cation
4.6mm×5cm キャリアー: 2mM HNO3 流速 : 1mL/min
Hを7.0に調整し、これを実施例5と同様にして得ら
れた凍結菌体を乾燥菌体重量として0.5g添加し、3
0℃でジメチルアミンの分解処理を行った。反応開始8
時間後には、ジメチルアミンは全く検出されなかった。
なお、前記の各実施例において、液中ジメチルアミンの
量は、イオンクロマトグラフィーにより分析した。 機種 : Toyo Soda CM−800 カラム : TSKgel IC−Cation
4.6mm×5cm キャリアー: 2mM HNO3 流速 : 1mL/min
【0016】
【発明の効果】本発明により、安定で分解され難く、有
害な物質であるジメチルアミンを効率よく分解、除去す
ることが可能となり、以て、ジメチルアミンを含有する
有害な廃液を効率よく無害化することができ、環境衛生
保全上の価値は極めて高い。
害な物質であるジメチルアミンを効率よく分解、除去す
ることが可能となり、以て、ジメチルアミンを含有する
有害な廃液を効率よく無害化することができ、環境衛生
保全上の価値は極めて高い。
Claims (1)
- 【請求項1】ジメチルアミンを含有する液とキサントバ
クター属に属しジメチルアミンを資化、分解し得る細菌
の菌体および/または該細菌の菌体処理物とを接触させ
て、該液中ジメチルアミンを分解、除去することを特徴
とするジメチルアミンの除去方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3191192A JPH0564796A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | ジメチルアミンの除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3191192A JPH0564796A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | ジメチルアミンの除去方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0564796A true JPH0564796A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=16270438
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3191192A Pending JPH0564796A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | ジメチルアミンの除去方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0564796A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6824684B2 (en) | 2001-11-06 | 2004-11-30 | Sharp Kabushiki Kaisha | Wastewater treatment method and apparatus |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP3191192A patent/JPH0564796A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6824684B2 (en) | 2001-11-06 | 2004-11-30 | Sharp Kabushiki Kaisha | Wastewater treatment method and apparatus |
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